Quantcast
Channel: 三角絞めでつかまえて2
Viewing all 2544 articles
Browse latest View live

そこのみにて光輝く(ネタバレ)

$
0
0
そこのみにて光輝く

そこのみにて光輝く

2013/日本 上映時間120分
監督:呉美保
原作:佐藤泰志
脚本:高田亮
音楽:田中拓人
製作:永田守
企画・製作:菅原和博
エグゼクティブプロデューサー:前田紘孝
プロデューサー:星野秀樹
アソシエイトプロデューサー:吉岡宏城、佐治幸宏
キャスティングディレクター:元川益暢
ラインプロデューサー:野村邦彦
撮影:近藤龍人
照明:藤井勇
録音:吉田憲義
美術:井上心平
編集:木村悦子
助監督:山口隆治
出演:綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉、高橋和也、火野正平、伊佐山ひろ子、田村泰二郎
パンフレット:★★★★★(800円/インタビューに評論、シナリオまで載ってて、超素敵)
(あらすじ)
仕事を辞めて何もせずに生活していた達夫(綾野剛)は、パチンコ屋で気が荒いもののフレンドリーな青年、拓児(菅田将暉)と出会う。拓児の住むバラックには、寝たきりの父親、かいがいしく世話をする母親、そして姉の千夏(池脇千鶴)がいた。達夫と千夏は互いに思い合うようになり、ついに二人は結ばれる。ところがある日、達夫は千夏の衝撃的な事実を知り……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




93点


※今回の記事は、映画とは関係のない文章や偏差値の低い下ネタが多く書いてあるので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。

「① 宇多丸師匠が絶賛していた」「② 世間の評判も良いみたい」「③ ムービーウォッチメンの監視対象になった」ということで、テアトル新宿で観てきました。ヘビーだけど良い映画でしたな… (ノДT) ウゥ...


テアトル新宿の看板でございます。
テアトル新宿

入口には記事の切り抜きがありまして。
入口に記事の切り抜き

改装されてから来たのは初めて。階段にはパネルが飾ってありましたよ。
リニューアルされた階段にはパネルが

TCGメンバーズカードを更新した時にもらった1000円券を使ってみたりして。
1000円券を使いました

監督&出演者たちのサイン入りポスターも展示中。
サイン入りポスター

テアトル系烈ではお馴染みのオリジナルドリンクも売ってましたが、懐に余裕がないので断念… (´・ω・`) ザンネン
オリジナルドリンク


正直、ちょっと舐めてたというか。まさかこれほどまでにスゴい映画だったとは!Σ(゚д゚;) とりあえず場面写真や予告編の画像を使って、あらすじを「スーパー適当!ヽ(`Д´)ノ スーパー!」(串田アキラさんの声で)に書いておきますね↓


酒とパチンコ三昧のエヴリデイを送る達夫は、性格もダウナー気味で辛気くさい感じ。
酒&パチンコ三昧の達夫

でも、それは山の現場で自分の部下が死んでしまったから。達夫のせいではないんですけど、超苦しんでいたのです。
部下が事故で死亡

そんなある日、パチンコ屋で拓児と知り合って。粗野だけど可愛い彼と仲良くなって、家に行くと…。
パチンコ屋で知り合った拓児

その貧乏振りに驚くワケですが、そこに姉の千夏が登場だッ! この時、達夫はすでに美味しい宮城のお米一目惚れしていたのですが…。
姉の千夏に一目惚れ

実は千夏ったら、造園会社社長・中島(高橋和也)の愛人であり、さらにちょんの間ライクな風俗店に絶賛勤務中だったのです (´・ω・`) ウーン
実は愛人でした

偶然そのことを知った達夫は失笑してビンタされるも、翌日には謝罪。それがキッカケとなり、2人のハートはバーニング!川`∀´)人(゚∀゚*)ノ ヤッチャオーゼ!
すぐに仲良し

達夫ったら、妻子持ちの中島に千夏と別れることを要求しに行って揉めたりしてね(一応、非暴力)。
造園会社社長・中島とのバトル

さらに、酔った拓児を家に送った際、千夏が脳梗塞で倒れた父親の性処理(手コキ)をしているという地獄絵図を目撃するものの!
父親の性処理!

逆に家庭を持つ欲求が高まるという不思議。拓児を連れて山の現場に戻ることも決まり、ハッピーエンドを迎える…なんてことにはならなくて (ノω・、) ザンネン
3人の未来が見えたかと思いきや!

なんと中島に“拓児の仮釈放の取り消し”をネタに脅されて、千夏がレイプされてしまうのです!ヽ(TДT)ノ スーパーヒドイ!
最悪のレイプシーン

それを知った拓児は、さらに姉を侮辱されたことで中島を急襲! たこ焼に使うピックで刺しまくるのでした~ ヘ(゚∀゚*)ノ スーパーザマァ!
中島を襲う拓児

中島は死ななかったものの、刑務所に逆戻り確定な拓児。思いっきりションボリした後、さわやかに交番に出頭ですよ(自首扱いにはならないので注意!(o^-')b キヲツケテ!)。
ションボリする2人

それと同時刻。超絶望した千夏は、父親を絞め殺そうとするんですが、ギリギリのタイミングで達夫が阻止。千夏は夜明けの海に向かいまして。
もうダメです

もうすっかり人生ウンザリ状態だけれども! だがしかし! この朝焼けの時間、オレたちは、そこのみにて光輝くのだッ!ヽ(`Д´)人(`Д´し ウォォォォォ!
だがしかし、そこのみにて光輝く!


もうね、偏差値が低いことで知られる当ブログですよ、「この映画の撮影テクが~」とか具体的な指摘は全然出来ないんですけれども(苦笑)、地獄青春映画として非常に素晴らしかったのは確かでして。時にジメ~ッと、時に不穏なムードが画面に漂いまくっていてね…。先日、三宿webで宇多丸師匠とお会いした時にこの映画の話になって、「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」を引き合いに出されていたんですが、確かにあの山に車で入って行くシーンとか、“血と場所”の話だったりとか、僕も思い出したんデスヨ本当デスヨ (・∀・;) ビンジョウ


「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」はこんな感じの映画です↓ タイトルが覚えられないよぅ… (ノω・、)




最高だったのがラストシーン。「再就職が決まったかと思った弟が刑務所へ逆戻り確定&姉は父親を殺人未遂」という「もうどうしようもありませんな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」というドン底にも程がある状況なのに、朝焼けに包まれて見つめ合う2人の神々しさと言ったら! あの場面だけで観客に「でも、愛する人がいるなら、生きていく価値があるのかもしれない」と希望を感じさせるんだから、大したモンだ(突然、偉そうに)。ルーク・ゴス主演作を積極的に借りるような僕が熱心に追うタイプの作風ではありませんが、呉美保監督、本当にスゴいと思いましたよ。


まったく関係ないんですけど、「朝焼けの光」とか書くと、絶対この歌を思い出すのです↓ 目だ!




それと、役者さんたちも全員100点のクオリティ。褒めるのが面倒くさくなるほどに褒めるところだらけなんですけれども、やはり一番先に書いておきたいのが、池脇千鶴さん! 「指輪をはめたい」から「凶悪」を経て、何かが完成したような印象というか。ただでさえ「アタシなんて… (´・ω・`し」という風俗嬢キャラが大好物なのに、それをあの佇まい、あの肉体で演じられたら、もうね、8000円どころか5万円までなら払いたい強い気持ち、強い愛(リアルにゲスな文章)。


僕的にはこんな印象でしたよ。
完成したんだよ、池脇千鶴が


後半のセックスシーンも生々しくて素敵でした…(しみじみ)。最初、中島との即物的なセックスの時は乳首がよく見えなくて、「まぁ、半乳を見せてくれただけでも感謝の気持ちを忘れないでおきましょう (´∀`) アリガタヤ」と思ったワケですが、終盤は惜しげもなく披露。やたらと乳首をガードする女優が多い日本の中で、そういう姿勢だけでも褒めてあげたいです。というか、最近、日本の有名な女優さんが映画で脱ぐ場合って、「ヘルタースケルター」とか「ふがいない僕は空を見た」とか、女性監督作が目に付く気がするんですけど…どうなんでしょうか(男性監督作でも脱いでるけど、割合として)。


最初のこの場面、“サラッと未確認乳首”かと思ったんですが…。
サラッと乳首かと思ったら

クライマックスではガッツリ!(確認は劇場で♪ (o^-')b) 綾野剛さんも頑張ってました。
濃厚ラブシーン


造園会社社長・中島を演じた高橋和也さんも凄まじかったですな! 僕には土建屋の社長をやっている叔父がいるんですけど(超不仲)、あの“人に接する態度”の緩急のつけ方とか、モロあんな感じ。手にツバを付けて無理矢理セックスする場面も極悪でしたが、祭りの席で拓児に「嗅ぐか? 姉ちゃんの臭いするど?」と指を差し出すシーンのゲスさがハンパじゃなくて。高橋和也さん、本当に見直しましたね。刺された後の弱々しさに関しては、観客の留飲を下げるためのサービス描写な気がしますけど、まぁ、美味しくいただきましたよ (・∀・) ウマイ!


中島は僕の叔父を観ているよう。“体に当てないようにモノを投げまくる場面”もグッときました。
造園会社社長・中島


もちろん綾野剛さんと菅田将暉さんの“ライダー出身組”も最高のひと言で、彼らの自然な演技を観ているだけで「よくぞここまで… (ノДT)」と目頭が熱くなりました。脇を固める火野正平さん、伊佐山ひろ子さん、田村泰二郎さんもコクがあって、スゲー良いキャスティングだなぁと。本当にね、この映画って褒めるところまみれなのです。


菅田将暉さんといえばファングメモリのCMでやたらとゾクゾクしていた印象でしたが、良い役者になりましたな…。




ちなみに、この作品、“地方都市の底辺で暮らす人の絶望的な抜け出せない感”と“そこはかとなく漂う希望”が素晴らしいんですが、僕的には「不倫、ダメ絶対!ヽ(`Д´)ノ」映画としても身が引き締まるところがあって。とにかく中島の“リアルなクズっぷり”が見事すぎて、男なら誰もが「ああはなりたくないなぁ… (´Д`;) イヤーン」と思うのではないでしょうか。まぁ、犬山紙子先生の相談の記事にもあるように、不倫男なんて「相手のことなんて1ミリも考えていない」ワケで。僕自身、そういうクズ野郎にならないために、“セックスしなくても満足できるような自慰の手段”を探す、果てしない旅に出る時が来たのかもしれません…(なにこの文章)。


この不倫場面、最悪でしたね~(誉め言葉)。
最悪の不倫セックスシーン


というか、奧さんとのセックスレスが3年半になるワケですけれども(苦笑)、それを解消するための“ヒント”があったとも思っていて。それはクライマックス、「落ち込んだ状態で抱きつく→キス→セックス」というコンビネーション。よく見るパターンではありますが、あれは試す価値があるのではないか? いや、一緒のベッドに寝ていたころ、警察時代の夢を見てさめざめと泣いていたら、「うるさいんだけど!? 川`Δ´) サッサトネロ!」と冷たく突き放されたことがあるだけに、予断を許しませんが…。


この雰囲気を作ることができれば、あるいは…? 僕にもかすかな希望が見えてきた気がします。
ここからセックス!


閑話休DiE!ヽ(`Д´)ノ とにかく重いけど染みる映画でしたよ…(しみじみ)。こんなに褒めまくっているのに93点なのは、決して作品のせいではなくて。本当に粗野でゲスな叔父を思い出して、超イヤ~な気分になったからだったりします。あと、たぶん若いころにこれを観たら、自分の性格&知能上、全然しっくりこなかった気がしないでもなかったり。何はともあれ、今、娯楽作を観るのなら、個人的には「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」がオススメなんですが、良い邦画が観たい方は絶対チェックした方が良いですぞ。




佐藤泰志先生による原作本。kindle版もあります。



サントラ。MP3版もあります。



呉美保監督作。評価は高いみたいだけど、そんなに観る気はおきないかなぁ。



佐藤泰志先生の原作を元にした熊切和嘉監督作。評判は良さげ。



ちょっと連想した映画。僕の感想はこんな感じ



タナダユキ監督作。貧乏から脱出しようと苦しむ良太のエピソードが重ならなくもない。




ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(ネタバレ)

$
0
0
※今回の記事は、驚くほど映画とは関係のない文章や画像ばかりというか、むしろ備忘録としての要素が大きく、映画についての感想はマジで大したことが書かれていないので、他のブログの感想を読んだ方が良いです。
※今回の記事には、41歳の家庭を持つ社会人とは思えないような愚行が書かれています。そういう文章が苦手な人は絶対読まない方が良いし、もし読んだとしても真似しちゃダメ絶対!ヽ(`Д´)ノ


とりあえず「コルネ三部作」の最後である「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」のために、4回ほど劇場へ足を運びました。今回は、非常に読みにくくて申し訳ないのですけれども、観た時の状況とともに感想を残しておきますね。

<2014年4月10日(木)>

この日、「ワールズ・エンド」の公開直前イベントである「酔っぱらいナイト」に行ったのはこちらの備忘録に書いたんですけれども。その時に初めてパブクロール企画があることを知りまして。超感動いたしました。

映画公開記念の“酔っぱらいスタンプラリー”。左上の部分に12軒分のスタンプが押せるというね。
酔っ払いスタンプラリーオモテ

中面は地図&お店紹介という親切設計。ちくしょう、スゲー気が利いてやがる!
酔っ払いスタンプラリーウラ

「一晩で12軒のパブをハシゴする」という内容の映画だから、同じように12軒のパブを回るスタンプラリーキャンペーンを実施する…。若者の洋画離れが叫ばれて久しい昨今、こういう手間を掛けて話題を作るのって本当に偉いじゃないですか。で、ふとロフトプラスワンの端の方を見たら、見覚えのある“僕好みの女性”がいたりして…。そうか、あのアンプラグドが仕掛けたのか!∑(゚Д゚) 「『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』公開記念中国大秘宝映画ツッコミ試写会! 」の時はどうかと思ったけど、「ボス その男シヴァージ」の“本気のマサラシステム上映会”は良かったし「スタンリーのお弁当箱」の前売り特典は素晴らしかったし、この手の企画を考えるのはさすがだなぁと。

イベント終了後は1人で新宿二丁目で飲んだんですけど、なんかスゲーうれしくなって。上機嫌で飲んでいるうちに思いついたのです。「12軒ハシゴしてから劇場に行くことこそが、真に『ワールズ・エンド』を観たことになるのではないか!?」と。このブログとしてもそれこそが最も相応しい鑑賞方法に思えた僕は、初日の混雑を見越して、公開前日に20時00分からの回の座席を予約。土曜日のパブクローリング鑑賞に備えたのです。



<2014年4月12日(土)>

この日は休日出勤。早めに切り上げて、お昼すぎぐらいからチャレンジしようかと思ったら、全然終わらなくて、気が付けば18時近い時間に。20時まで2時間もないし、どうしようと迷ったものの、「ええい、何とかなるだろ!ヽ(`Д´)ノ」と渋谷に向かって、18時07分からいざ決行! 渋谷駅からの行きやすさを考慮して、82エールハウス 渋谷宮益坂店タップ・ボロウカタラタスホブゴブリン 渋谷店フォルチェアボットチョイス 渋谷店ダブリナーズ カフェ&パブ渋谷店インデブルゴンディセ・ヘイメルグッドビア・フォーセッツジ・オールゲイトクラフトヘッズHUB 渋谷店の順に回ったのだッ!

エドガー・ライト作品の編集っぽくしてみました。1軒、スタンプ押した画像を撮り忘れたんだよなぁ…。
パブクロール2014/4/12

内訳はこんな感じでございます↓

① バスペール エール(1パイント/720円※930円から割引
② キルケニー(1パイント/1000円)
③ ビボック(400ml/1300円)
④ クラフトビール(1パイント/1000円)
⑤ ギネス(1パイント/950円)
⑥ ベルビュー・クリーク(400ml/800円)
⑦ ブラック&ゴールド(1パイント/1000円)
⑧ 大山G 八郷(450ml/880円)
⑨ ニードビール クリームエール(1パイント/800円)
⑩ 伊勢角屋 春一番(1パイント/1000円)
⑪ アーバンノワール(300ml/1200円)
⑫ ブラック&タン(1パイント/930円)

合計:約5,334ml/11,580円
※米パイント(473ml)で計算しました。


結論を書くと、大失敗でした… ('A`) 一応、機動隊にいたころは一晩あれば生ビール中ジョッキ12杯ぐらいは全然飲めたんですけれども、それは16年前のお話。大体、2時間はさすがに短いし、ツマミを食べずに空腹状態だったのも悪かった。そして、何よりもアウトだったのが、短時間で店を探す必要もあったため、移動がダッシュだったこと。飲んでる間は「全然イケるじゃん!(o^-')b」とノリノリだったんですけど、12軒回ってからシネクイントのエレベーターに乗りこんだ瞬間! 足がフラついてヒザをついてしまうほど体調が著しく悪化したのです。

なんとなく「刃牙のハイキックを食らってヒザをついた花山薫」の画像を貼っておきますね。
ナックダウン

予約してすでに入手済みのチケットを係員に渡して劇場に入ると、映画はすでにスタートしてたんですが、視界がぼやけて字幕が読めなくて。しかもハードな吐き気に襲われてしまい、トイレで嘔吐…。なんとか吐き終わったと思って座席に戻ると、またもや猛烈に気持ち悪くなって、トイレで嘔吐…。見かねた劇場の人に「お客さん、今日は帰った方が良いですよ!(`Δ´) カエレ!」とエレベーターに乗せられたものの、建物を出たら足下がおぼつかなくなって、路上に座り込むありさまでして。23時ごろ、やっとタクシーに乗り込んで帰宅して、即ベッドに倒れ込んで、そのまま翌朝を迎えたというね…。

なんとなく「マックシングで嘔吐するジャック・ハンマー」の画像を貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-大量嘔吐



<2014年4月24日(木)>

渋谷のアシパン「タマフル・トップ5オフ会」が行われた日、その前にシネクイントへ立ち寄りまして。スタンプを押したチラシを賞品に替えてもらっただけでなく、迷惑をかけたお詫びにと菓子折を渡したのです (´・ω・`) スミマセンデシタ ただ、心は折れていないというか、むしろお金を無駄にした悔しさで闘志はボーボーと燃えている状態。仕事が忙しくてなかなかトライできなかったけど、「次こそは… (`Δ´;)」とリベンジを誓っていたのでした。

お詫びの菓子折(1080円)。申し訳なかったです…。
お詫びの菓子折

だがしかし! 無料チケットをゲットしたということで、この勝負、終わってないぜ!
無料チケットをゲット



<2014年4月29日(火)>

この日も休日出勤だったんですが、夕方までに仕事を終わらせて、一路渋谷へ。結局、またもや17時半を回っていましたけど、前回よりは時間があるし、店の場所もわかってる。あの失敗を踏まえて、飲む前にヘパリーゼと牛乳を摂取して、さらに1軒目のHUB 渋谷店ではブラック&タン(1パイント/930円)とともにフィッシュ&チップス(600円)を注文することで「空腹での悪酔い」対策もバッチリ。サクッと飲んで、2軒目のクラフトヘッズに向かったのですが…。

必勝を期して、ストンコのロングスリーブを着用。今日は負けないぜ!
ストンコのロングスリーブ

肝臓対策としてヘパリーゼと牛乳も事前に飲みまして。
牛乳&ヘパリーゼ

1杯目のブラック&タンとともに…。
ブラック&タン

フィッシュ&チップスも注文。これが大人の飲み方、ですな(知った風な口調で)。
フィッシュ&チップス

ところが、残念なことに2軒目がお休みだったというね… (´・ω・`) ガッカリ
2軒目が休業中!

理由は不明ですが、2軒目がお休みということで、パブクローリングを断念ですよ。これは非常にガッカリしたんですが、同時に素に戻る感じもあって。なんて言うんですかね、よくよく考えれば、映画を観る前に12軒パブを回ったからってなんだと(恐ろしく今さらな文章)。景気づけの1~2杯ぐらいならともかく、12杯も飲んで観るなんて、ベロベロにならなかったとしても映画に集中できなくて意味がないですよね、間違いなく。

百歩譲ってメリットがあるとするなら、この“おもしろブログ”とやらの“おもしろ記事”とやらが1つ増えて、多少はアクセスが増えるかもしれない程度のお話。ただでさえ1万以上使っているのに、まだ無駄な金と体力を使うの? そう考えると「なんでパブクローリングなんてやろうと思ったんだろ? (`∀´) アホカ」と、途端にバカらしくなりまして。渋谷で適当にヒマを潰してから、ほぼシラフの状態で、シネクイントで2回目を観てきたんですが…。

エレベータを降りると、ロビーはこんな感じ。
劇場ロビーはこんな感じ

記事の切り抜きや関連作のサイン入りポスターなどが飾ってあったりして。
記事の切り抜きなど

シネクイントはパンフが読めるだけでなく、サントラが聴けるのが素敵すぎ。
サントラやパンフも

イギリスのビールとスナックなども販売中。
劇場ではビール&スナックも販売中

さらに5人組割引やリピータープレゼントもあったりして。こういうの好きさ! (^ε^) ウッフン
いろいろなキャンペーンも実施中








ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!

ワールド・エンド

原題:The World's End
2013/アメリカ 上映時間108分
監督・脚本・製作総指揮:エドガー・ライト
製作:ニラ・パーク、ティム・ビーバン、エリック・フェルナー
製作総指揮:ジェームズ・ビドル、ニック・フロスト、ライザ・チェイシン
脚本・製作総指揮:サイモン・ペッグ
撮影:ビル・ポープ
美術:マーカス・ローランド
編集:ポール・マクリス
音楽:スティーブン・プライス
アクション演出:ブラッドリー・ジェームス・アラン
出演:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、パディ・コンシダイン、マーティン・フリーマン、エディ・マーサン、ロザムンド・パイク、ピアース・ブロスナン、デビッド・ブラッドリー、ビル・ナイ
パンフレット:★★★★(720円/読み物が多くて、映画の補完にピッタリ!)
(あらすじ)
20年前、一晩で12軒のパブをめぐる「ゴールデン・マイル」に失敗したことが忘れられないゲイリー(サイモン・ペッグ)は、再挑戦するために当時の仲間アンディ(ニック・フロスト)ら4人を集め、故郷ニュートンヘイブンに舞い戻る。やがて5人は、町の人々の様子がおかしいことに気づくが、戸惑いながらもひたすら12軒目のパブ「ワールズ・エンド」を目指して飲み続ける。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




88点


非常に面白かったです!ヽ(`Д´)ノ いや、面白いだけでなく、スゲー考えさせられたところもあって。ハッキリ言って、かなり好きな作品になったのですが、その理由を3つ書いておきますね↓


① コメディとして面白かった!

この映画の主人公ゲイリー・キング(サイモン・ペッグ)が“なかなかのダメ人間”であり、この人のデタラメな行動にはとにかく笑わされました。地元は異星人に支配されていて、街の人たちはほとんどが複製人間=ブランクになってしまっているんですが(「SF/ボディ・スナッチャー」とか「未知空間の恐怖 光る眼」っぽい)、そんなハードな状況にも関わらず、酔っ払っていく主人公たちがまたスゲー面白くてね…。エドガー・ライト監督、さすがでしたよ。

ゲイリー役のサイモン・ペッグ、この映画では意外とタフに見えてビックリしました。
ゲイリー


② アクションが良かった!

あまり期待していなかったんですけど、予想以上にアクションシーンが多くて、しかも面白かったです。特にパブで大乱闘になって、ゲイリーが邪魔をされてビールを飲めないくだりとか、スゲー香港チックだなぁと思ってたら、アクション演出はジャッキー・チェンのスタントチーム出身のブラッドリー・ジェームス・アランだそうで(エドガー・ライト監督作の「スコット・ピルグリム」の他、「キック・アス」などでも有名)。どの場面もちゃんと練られていたと思います。

それと、僕は格闘技のバックボーンがないキャラが変に強かったり、それっぽい技を使ったりするのはあまり好きじゃないんですけど…。この映画に関しては「ブランクは強い必要がない=程良い弱さ→主人公たちでも勝てる!」ということもあって、スムースに許せたというか。彼らの大暴れを気楽に観られた次第。

ブラッドリー・ジェームス・アラン、「ゴージャス」でジャッキーと戦ってた人だったのね!




③ 物語に考えさせられた!

このお話を雑に書くと、高校の卒業式に人生の頂点を迎えたゲイリーは、40歳になってみれば社会的地位も何もないアル中でしかなくて(最初のグループカウンセリングの場面で、何か問題を抱えていることがわかるようになってる)。友人たちに見せまいとしていた“手首の包帯と病院のバンド”から想像するに、自殺をしようとしたものの死にきれず、無理矢理入院させられていた男が、「人生の最後にやり残していた『ゴールデン・マイル』を完遂したい!」と、高校時代の友人たちを誘った…ってことですよね、たぶん。

で、最後は異星人との対話になるんですが、酔っぱらい特有のタチの悪さを発揮。「自由にやりたいんだ!」「酔っぱらいたい!」と叫びまくって、異星人を呆れさせて、立ち去らせることに成功しまして。そのせいで地球の文明は破壊されて、世界は「北斗の拳」のような世界になってしまうんですけど、ゲイリーったら超元気。“高校生時代の姿の友人たちのブランク”を従えて、剣を構えながら「オレはゲイリー・キングだッ!ヽ(`Д´)ノ」って感じで映画は終わるワケです(ちなみに終了間際のアンディのシーンで、緑のコルネの包み紙が出てきてました)。

映画冒頭で流れるプライマル・スクリームの「ローデッド」↓ 冒頭の台詞は…。



「ワイルド・エンジェル」からの引用で、ラスト、ゲイリーが異星人に言い放つ台詞でもあるのです (゚⊿゚) ヘー




この映画の「異星人vs人間」は「秩序vs混沌」とか「グローバルvsローカル」とかの構図に置きかえることができて、それも実に興味深いんですが…。僕的に一番考えさせられたのが、「40歳になって人生が残念だったらどうすりゃいいのよ」という問題。非常にイヤ~な文章を書きますけど、モロに中学の友人のことを思い出したのです。

4月上旬の備忘録に書いたんですが、“友人の出産祝い飲み会”で中学の友人たち8人が集まった時、地獄のような飲み会になったんですよ。なんて言うんですかね、「自分が社会的に不遇だからって、めでたい席で愚痴ることじゃねーだろ」的な。で、本当にイヤになってしまって、もう彼らと飲むのは止めようと思うほどだったんですが、しかし。

ニック・フロスト演じるアンディの“絶望的な状況でパブクローリングを1人でも続けようとするゲイリーを決して見捨てない献身的な姿”を観て、反省したのです。確かに40歳オーバーのオッサンが祝いの席を台無しにするってバカ丸出しのクズ野郎だけれども、半年に1回ぐらいの友人同士の飲み会でハメを外すぐらい、もう少し優しくしてあげても良かったのではないかと…(怒るとしても、言葉を選べば良かった)。

クライマックス、アンディがゲイリーへ「憧れていたのに!」と本音をぶつけるシーンとか、ちょっと泣いちゃったり。
アンディ

それと、もう1つ思ったのが、12軒のパブクローリングのこと。ハッキリ言って、何の役にも立たない愚行かもしれないけど、自分が“何か”に納得するためなら愚行だってアリじゃないですか。最終的に世界が変わることで新しい人生を手に入れたから、ゲイリーは最後の1杯が飲めなくても満足してましたが、僕は全然納得してなかった。

「12軒のパブクローリングをしてから映画を観る」という行為を自分で提唱しておきながら、1度失敗したからって、「まだ無駄な金と体力を使うの?」なんて言い出して止めるなんて、それこそイモ引いてんじゃねーよって話。大体、なんでやろうかと思ったのかって、この企画に乗ることで“考えた人たち”への感謝の意を示そうとしたワケでさ、吐いたまま終わるなんて最低すぎる。別に無料チケットやビールがほしいんじゃない。“僕が僕である証し”を手に入れるためにも、もう一度やらなくてはならない。エンドロールを眺めながら、あらためてパブクローリングへの挑戦を決意したのでした。 



<2014年5月2日(金)>

非常にうれしいことに仕事がそんなに忙しくなかったのでね、16時ごろに牛乳&ランチパック&ヘパリーゼを摂取。16時すぎに会社を出て、HUB 渋谷店に向かいました(1回目は時間がなかったから82エールハウス 渋谷宮益坂店から行っちゃいましたけど、映画のように設定された順路を守った方が良いと思いまして)。

胃に何か入れといた方が良いということで、会社で軽食。
牛乳&ランチパック

もちろんヘパリーゼも投下。
ヘパリーゼ

16時半にスタートしたのは、2軒目のクラフトヘッズのオープンが17時だから。今回はBGMとして「ヤバ歌謡」を聴きながら、序盤にツマミを頼みつつ、HUB 渋谷店クラフトヘッズ82エールハウス 渋谷宮益坂店タップ・ボロウカタラタスホブゴブリン 渋谷店フォルチェアボットチョイス 渋谷店ダブリナーズ カフェ&パブ渋谷店インデブルゴンディセ・ヘイメルグッドビア・フォーセッツジ・オールゲイトの順に回ったのだッ!

再度、エドガー・ライト監督作の編集っぽい仕様に。で、また1軒、スタンプ押した画像を撮り忘れたというね…。
パブクロール2014/5/2

内訳はこんな感じでございます↓

① ギネス(1パイント/930円)
  枝豆(390円)
② スカルピンIPA&グレープフルーツ(350ml/1620円)
③ バスペール エール(1パイント/720円※930円から割引
④ レッドローズ アンバーエール(1パイント/1250円)
  燻製おつまみ2種盛り(980円)
⑤ ホッピーデイズ ベルジャンIPA(1パイント/1500円)
  鳥の肉のトマト煮込み(?)(900円)
⑥ ホブゴブリン ダークエール(1パイント/1000円)
⑦ ロンドン・プライド(1パイント/1000円)
⑧ キルケニー(1パイント/900円)
⑨ 白穂乃香 (1パイント/1000円)
⑩ スワンレイク こしひかり仕込み(450ml/860円)
⑪ ニードビール クリームエール(1パイント/800円)
⑫ オールゲイト エール(1パイント/950円)

合計:約5,530ml/14,800円
※米パイント(473ml)で計算しました。


今度はね、全然大丈夫 ( ̄ー ̄) ニヤリ 確かに酔ってはいるけど、3時間半という時間は大きくて。「そりゃあ、2時間でダッシュして回れば、悪酔いしますわな ┐(´ー`)┌ アホウガ」とすっかり上機嫌で劇場に到着。スタンプラリーの台紙を渡すと、もう賞品はビールしかないみたいなので、それをもらいまして。3回目ということで、ついでにポストカードもゲットしました。

ビールセットはこんな感じ。
ビールセットをもらいました

ポストカードセットはこんな感じ。
ポストカードセット

映画館に入ると、ちょうど本編がスタートするところでして。実に良い気分で一番後ろの席に座ったんですが、少し目を閉じてからスクリーンを観てみたら、サイモン・ペッグが剣を構えて「オレはゲイリー・キングだッ!ヽ(`Д´)ノ」的な台詞を吐いてエンドクレジットに突入するから超ビックリ! なんと上映中、ずっと座席で寝ていたのでした… ('A`) ガッカリ

なんとなく「スヤスヤと眠るグレート巽」を貼っておきますね。
グッスリ眠るグレート巽

しかも翌朝はハードな二日酔い。結局、自宅のトイレで超吐いたという残念なオチですよ。今さらですが、40歳を越えたオッサンが5リットル超のビールを飲むのは、やっぱり良くないんでしょうな。もうね、あたしって、ほんとバカ (ノω・、) グスン さすがに再チャレンジする気力はゼロなのでした~ (ノ∀`) スミマセン

なんとなく「マックシングで嘔吐するジャック・ハンマー」を貼っておきますね。
ジャック・ハンマーの嘔吐



<2014年5月7日(水)>

4回目、シネクイントで夕方の回を観てきました。実質2回目なんですが(苦笑)、1回目よりも伏線がバシバシ張られているのがわかってスゲー面白い!ヘ(゚∀゚*)ノ 例えば、里帰りした直後のゲイリーの「今夜、赤く染めてやる」なんて台詞が実際に炎上する街を暗示してたりして、そういうのがあちこちに散りばめられているんですよ。卒業式の日に起きたことをパワーアップして追体験しているのも愉快で、仲間がいなくなったり、アンディがキレたりするタイミングが一緒だったりするのも「なるほどなぁ」と。これ、マジで2回観るのを推奨いたします。というか、3回目が観たいぐらい気に入ったんですけど、さすがにお金を使いすぎたので、止めておきますよ…。



ということで! アーサー王伝説の要素云々は、そんなに気が利いているとは思いませんでしたが、とにかく映画は大好きでしたヨ (´∀`) ウフフ なんかね、友だちに対する愛情が戻って来たというか。夏ぐらいにまた飲むことになったら、優しく接しようと思ったり。

それとパブクローリングですけど、結局、27000円近いお金を使ってしまい、奧さんにプレゼントするMP3プレイヤーはカードで買うハメになったりしたんですが、しかし! 全然後悔してないのです。というのは、パブクローリングという企画をキッカケに、いろいろなパブに行くのは本当に楽しくて。

例えば、82エールハウス 渋谷宮益坂店では大学生くらいの可愛らしい女性店員さんに「頑張ってくださいね (´∀`し ウフフ」なんて励まされたのが超うれしかった。タップ・ボロウではビールLOVEな男性の店員さんと話して楽しかったし、燻製も驚くほど美味しかった。カタラタスでは“本日の料理”として出してくれた鳥肉のトマト煮込みが旨かったし、店長(?)のお兄さんとの映画トークが最高だった(思わず長居した)。後半の店は、駆け足になっちゃいましたけど、こんなにいろいろな体験ができたのは、このスタンプラリー企画があったからこそなんですよね。


こういうコースターを協力してくれたパブにちゃんと用意する姿勢も素晴らしいと思います。
コースターもワールドエンド


確かに大人とは思えない飲み方をしたし、劇場の方にも迷惑をかけましたが(汗)、今まであまり足を運ばなかったパブを堪能できて、スゲー良かった!ヽ(`Д´)ノ 企画してくれたアンプラグドにはあらためて感謝したいところです。とは言え、こんな飲み方をしていたら、間違いなく体を壊すということで、今後は「酒は飲んでも飲まれるな」という言葉を胸に、アルコールは“ほどほどの摂取”を心掛けようと思います。ちなみにスタンプラリーは本日5/11(日)までなので、興味がある人はどうぞ~ (・∀・) オシマイ




サントラでございます。ほしいけど、飲みすぎてお金が… (ノω・、) グスン



「コルネ三部作」の1本目。コルネはジャイアントコーンみたいなアイスなんですが、赤いコルネが出て来ます。



「コルネ三部作」の2本目。青のコルネが出て来ます。



若干、パンフと被っているけど、「ワールド・エンド」の特集記事が読み応えアリ。





先週の備忘録(2014/5/7~5/12)

$
0
0

さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


水曜日、仕事終了→「ワールズ・エンド」ジャック・タチ映画祭
木曜日、占い師に鑑定してもらう→「そこのみにて光輝く」
金曜日、「『ヤバ歌謡』のヤバレコトーク!!!」
土曜日、「アシパン9周年記念 超人オリンピック@渋谷AMATE-RAXI」
日曜日、「ファイ 悪魔に育てられた少年」
月曜日、「タワレコ渋谷洋楽第二企画室」



本来はもっとシンプルな文章のブログを書きたいというか。例えるなら、伊藤聡さんとか、ナイトウミノワさんとか、タマフルリスナー繋がりではくららがたったさんとか、憧れちゃう。ちょっと長いとしても、わかりやすくて読みやすい小覇王さんとか、憧れるぅ、憧れるぅ!ヽ(`Д´)ノ ネタっぽい文章にしても、破壊屋さんの面白さにはかなわないし(真面目な文章が書けるのも憎い!)、アガサさんの突き抜け具合には足元にも及ばない印象。

なんかね、我ながら中途半端なブログだなぁと思う反面、趣味でやっていることなので、「まぁ、いいや」って感じでもあるんですが、しかし。先週日曜日にやっと「ワールズ・エンド」の記事をアップしたんですけど、画像を貼りすぎたせいで久しぶりに字数制限に引っ掛かってしまって(半角で4万字が限界)。正直、いろいろ書けなかったことや貼れなかった画像があるのが超悔しい! とは言え、読んでくれる人のことを考えると十分長いし、そもそも書くのもスゲー時間が掛かってしまっただけに、やっぱりもう少し短めにしたいところですな (・ε・) ウーン


「ワールズ・エンド」の感想の時に断念したサカキバラ・ゴウの画像を貼っておきますね(「逆境ナイン」より)。
酒を飲んでも飲まれるな


イベント関連では、まず金曜日の「『ヤバ歌謡』のヤバレコトーク!!!」。予想以上にタマフルのサタデーナイトラボっぽくて楽しかったです(たわわちゃんとか、サンスケさんとかそーす太郎さんとか、タマフルリスナーもかなり来てた)。DJフクタケさんと高橋芳朗師匠のタメになる音楽トークと、古川耕さんの愉快な進行…。邦楽と洋楽が影響し合っているというのは、本当に面白いなぁと。2回目をやることになったら、絶対に行こうと思っております。


つい暴飲暴食しちゃった… (´・ω・`) もうこんなに食べないようにしないと。
飲食!


ミュンヘン・ディスコについてのトークの時にかかった、超印象に残った曲を貼っておきますね↓




土曜日の「アシパン9周年記念 超人オリンピック@渋谷AMATE-RAXI」も最高でしたよ~。トークフロアとDJ&LIVEフロアがあって、僕はずっとトークフロアにいて、それはそれで楽しかったんですけど、ちょっと下のフロアにも行けば良かったなぁと。でも、やっぱりトークも聞き逃せないし…。そういう意味では、非常に悩ましいイベントだったり。家族と夕飯を食べるため、18時50分ごろに離脱したのは超残念でしたが、仕方なし。来年は10周年ということで、さらにスゴいことになるんでしょうな (´∀`) ウフフ


イベントが開催されたのはアマテラグジイ。かなり広いのに、満員でしたよ。
アシパン9周年

記念に可愛いシールをもらっちゃいました。
シールをもらっちゃった


月曜日は、高橋芳朗師匠とバニラビーンズのリサさんのタッグによる定期イベント「タワレコ渋谷洋楽第二企画室」に。2回目にしてすでに完成系というか、「星影JUKEBOX」を聴いてるようで、スゲー良かったです。今回の特集だった「自分のお葬式で流したい曲」に関しては、いろいろ考えさせられましたよ。ちなみにアルバムは、磯野カツオさんが推薦したウィンストン・マカナフ&フィクシーの「You and I」が収録されている「A New Day」を購入しようと思ったんですけど…。結局、「ワールズ・エンド」のサントラを買っちゃいました (´∀`) カンケーネージャン


毎月第2・第4月曜日の20時から1時間半ほど配信されております。
タワレコ渋谷洋楽第二企画室

イベントとは関係ないけど、欲しかったのです…(この本も)。
買ったのはワールズエンドと本


ウィンストン・マカナフ&フィクシーの「You and I」はこんな曲↓ カッコ良いんですけどネー。




ちなみに僕の葬式ではこの曲を流してほしいし、お墓の前では積極的に泣いてほしいです。




最後に書いておきたいのは、占いの話。この件でジェーン・スーさんからいただいたアドバイスの通り、某占い師に占ってもらったところ、なんと元婚約者の佐藤さん(仮名)は、現在、60年に一度の大変な年なんだそうで。引き合いに出されたのが小保方晴子さんで、なんと彼女より酷い状況に陥っており、ワラにもすがる思いで僕にメールをしてきた可能性が高く、最悪、自殺することもあるため、連絡した方が良いと言われたのです。

さらに、この件に対する私の社会的立場は非常に微妙な運命にあるらしく、彼女に連絡することで危うくなる可能性があり、とは言え、対応しなくても危うくなる可能性がある…って、なにこの八方塞がり!Σ(゚д゚;) これね、あんまりな内容に笑いつつも、スゲー胸が痛かった。あの小保方さんより酷い状況ってのが想像つかないし、そもそも愛した人が「最悪、自殺する」とかシャレにならないじゃないですか。

ただ、実際のところ、本当に心配ではあるけれども、間違いなく僕がグラグラすることになるので連絡する気はないし、そもそもメールを消しちゃって連絡先がわからないからどうしようもないというね。まぁ、今後もこのブログでは「佐藤さんが~ ヽ(´Д`;)ノ」なんて文章を書くとは思いますが、自分の中で一区切りついたというか。彼女からメールが来たこと自体、積極的に忘れようと思います。

というか、今後はもう少し映画やイベントに行くのを控える予定。もっと家族で出掛けようと思って。朝、会うたびに「また動物園行く~ ヽ(´Д`;し」とせがんでくる娘のマナ子(仮名・2歳)が愛おしくて仕方ないのです。仕事も趣味も大事だけど、やっぱり一番は家族…という当たり前すぎる着地。つい暴飲暴食にお金を消費しがちな僕ですが、今後はもう少し家族のためにお小遣いを使おうと。今、とにかくマナ子を肩車することに夢中であり、とりあえず足腰増強のためにジム通いの再開を検討しております(って、自分のためじゃね!? ∑(゚Д゚;) )。


肩車をする時は、すっかりジム・マジンガ気分だったり(「バイオレンスジャック 完全版」第8巻より)。
理想の肩車


その他、「エルム街の悪夢」シリーズを一気に観たりしたんですが、それはまた別のお話。大きめの仕事が立て続けに入って、たぶん来週から8月末ぐらいまで超忙しくなりそうなので、適当に頑張りますよ。以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。


プレイタイム(ネタバレ)

$
0
0
<前置き>

先日、「アクト・オブ・キリング」を観に行ったら、宇多丸師匠とお会いしまして。いろいろとお話させていただいたんですが、ちょうどイメージフォーラムジャック・タチ映画祭がやっていたこともあって、「ジャック・タチ監督作って、ご覧になってます? (▼∀▼)」なんて言われたんですよ。


ジャック・タチ映画祭の予告編はこんな感じ↓




基本的に僕は、今、一番レンタルしようと思っている作品が、ドルフ・ラングレン×スコット・アドキンスの「レイク・モンスター 超巨大UMA出現!」だったりする男。ジャック・タチ監督はさぞスゴい人なんでしょうし、オマージュを捧げた「イリュージョニスト」も好きだけど、結構どうでも良いというか。宇多丸師匠の問いに「1本も観たことないんですけど、別に興味ないんですよね~ (;`∀´) ヘラヘラ」なんて答えたところ! 師匠ったら少し考えた後、「『プレイタイム』がオススメですよ! (▼∀▼)」と教えてくれたのです。

曰く、「面白いというか、変わった映画なんですけど、絶対観といた方が良いですよ (▼∀▼)」と。宇多丸師匠にそこまで言われたら、やっぱり観たくなるのが人情ということで、他の単館系映画館でジャック・タチ映画祭の前売り券を購入。5月3日、観に行こうと思ったら、満席で入れなかったりしましてね (・ε・) プー 日をあらためた5月7日、「ワールズ・エンド」の後に再度イメージフォーラムへ行ってきました。何とか座れましたが、やっぱり劇場は立ち見が出るほどの満員状態だったり。


単館系の作品は、公開中でも他の映画館で前売り券が売っていたりする…という小ネタ。
ジャック・タチ映画祭の前売り券

今、イメージフォーラム「アクト・オブ・キリング」効果もあって大盛況!
イメージフォーラム

展示されているのはポストカード…というか、これがパンフレットでして。
ポストカードが展示

内訳はこんな感じ。オサレなポストカードセットとして買うのもアリなのです。
パンフレットの内訳













プレイタイム



原題:Playtime
1967/フランス 上映時間124分
監督・脚本:ジャック・タチ
撮影:ジャン・バダル、アンドレア・ウィンディング
音楽:フランシス・ルマルク
出演:ジャック・タチ、バーバラ・デネック、ジャクリーヌ・ル・コンテ、ジョルジュ・モンタン
パンフレット:★★★★(500円/ポストカードセットを兼ねているのがイイネ!)
(解説)
「ぼくの伯父さん」のジャック・タチが膨大な時間と製作費をかけて挑んだ野心作で、全編を高画質の70ミリフィルムで撮りあげたフランス映画史上屈指の大作コメディ。半年以上もの時間を費やしてパリ東部に建設した巨大セット「タチ・ビル」の近未来的な都市を舞台に、就職の面接を受けるためにやって来たユロ氏とアメリカ人観光客バーバラのすれ違いや出会いをユーモラスに描く。公開当時、一部の批評家や映画ファンからは熱烈な支持を得たものの興行的には大失敗し、タチを破産に追い込んだ。タチの没後20年となる2002年にはカンヌ国際映画祭で「新世紀修復版」が上映され、再評価が進んでいる。14年、タチの監督作や出演作をデジタル復元版で上映する「ジャック・タチ映画祭」でリバイバル。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




90点


「なんだい……あれ……?? Σ(゚д゚;)」と驚きましたよ。


「ピクルの超高速移動の事実を知ったジャック・ハンマー」の画像を貼っておきますね(「範馬刃牙」第18巻より)。
なんだい…あれ!?


映画の内容に関係なく観ることを決めていた→事前情報をまったく入れてなかっただけに、予想以上に奇妙な作品でビックリしました。フランス映画であり、「プレイ」なんてタイトルが付いていることから、「可愛いキミに声をかけて、こんにちは僕と行きましょう!(`∀´)人(゚∀゚*し ヤッチャオーゼ!なんてシャンゼリゼライクな内容かと(いろいろとアウトな文章)。ジャック・タチなんて名前も下ネタを想起させるということで、ナンパで、気取ってて、ちょっとエッチなムードが漂う感じかと思いきや! 超実験的かつオサレなコメディ映画だったというね。

基本的にはショートコントみたいな展開が延々と続くだけなんですけど、細部まで計算された画面構成&カメラワーク、すべてがセットだとは思えない完璧な美術、そして細かいギャグの数々…。ハッキリ言って、僕程度の人間でもこの映画がスゴいことぐらいはわかるというか。芸術性が高い上に面白くてスマートで、「洒脱」という言葉が浮かびましたよ。ジャック・タチ監督、まさかこれほどの怪物だとは思わなかったです… (`Δ´;) ヌゥ


なんとなく鎬紅葉を見て驚く徳川光成の画像を貼っておきますね。
これほどの怪物だったとは!


一応、備忘録的に話を雑に書いておくと「仕事でパリに来たユロ(ジャック・タチ)が担当者とスレ違いまくる前半」と、「この日オープンしたばかりのナイトクラブで、ユロがアメリカ人観光客のバーバラ(バーバラ・デネック)と出会って、少し良いムードになる後半」って感じで、それと同時に、いろいろな人のいろいろな出来事も描かれまして(1つの場所を舞台にしたショートコントが連続&同時進行するような感じ)。最後、2人とも別れて、バーバラが観光バスに乗って空港に向かって、終わってました。
 

映画終盤のワンシーン。こういう温度の“笑い”が展開されるのです↓




ハッキリ言って、好みとして合わないところはあって。面白かったけど、とにかく画面内の情報量が多すぎて(さりげなく伏線が散りばめられていたりする!)、2時間は疲れちゃったカナー (´∀`;) エヘヘ ただ、面白さ云々以上に、こんな変な作品をこれほどの完成度で作ったことに驚嘆させられるというか。パンフやwikipediaなどを読むと、当時の金額にして約1093億円も使って、実際にビル群を作り上げたというんだから、何とも凄まじい話じゃないですか。

つーか、宇多丸師匠が何かの時に「映画史的なマップ」みたいな話をされていましたが、なるほどなぁと。ううむ、上手く書けないんですけど、“1967年の時点でこんな変でスゴい映画が撮られていたこと”を知っているのと、知らないのとでは、作品を見る目が違ってくるのではないでしょうか。本当にね、観といてスゲー良かった!ヽ(`Д´)ノ もしまた偶然、宇多丸師匠にお会いすることがあったら、心からお礼を言おうと思っております。

ちなみにイメージフォーラムでのジャック・タチ映画祭は先週で終わっちゃったんですが、これからあちこちで上映されるみたい&イメージフォーラムでも6月に再上映されることが決まったそうでして。DVDも出てますけど、大画面で観た方が絶対良いタイプの作品なので、映画を結構観るような方はぜひチェックしてみてくださいな。 (o^-')b オススメ!

※僕なんぞの感想より、いとうせいこうさんのインタビューや、こちらのブログの方が、よっぽどその魅力を伝えているので、ぜひ読んで!




ジャック・タチ監督の超有名な作品。6月のジャック・タチ映画祭で観ようかなぁ。



ジャック・タチ監督が生前に執筆した脚本を、シルヴァン・ショメ監督が脚色したアニメ。ちょっと寂しい気持ちになります (´・ω・`)



なんとなく同名の映画を貼っておきますね。こういうイメージでした。



なんとなくタイトルが似てる映画を貼っておきますね。こういうイメージでした。







ファイ 悪魔に育てられた少年(ネタバレ)

$
0
0
ファイ 悪魔に育てられた少年

ファイ 悪魔に育てられた少年

原題:Hwayi:A Monster Boy
2013/韓国 上映時間125分
監督:チャン・ジュナン
撮影:キム・ジヨン
美術:チェ・ギョンソン
音楽:モグ
アクション監督:チョン・ドゥホン
出演:ヨ・ジング、キム・ユンソク、チョ・ジヌン、チャン・ヒョンソン、パク・へジュン、キム・ソンギュン、イ・ギョンヨン、パク・ヨンウ、ユ・ヨンソク、キム・ヨンミン、イム・ジウン
パンフレット:★★★(600円/この値段にしては頑張ってると思う)
(あらすじ)
凶悪強盗団のリーダーであるソクテ(キム・ユンソク)ら、自らを誘拐した5人の犯罪者に育てられた17歳のファイ(ヨ・ジング)。学校へ通う代わりに犯罪スキルを教えられ、犯罪者としての人生を強いられてきた彼は、ある日連れて行かれた犯行現場で恐ろしい過去の真実を突きつけられる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※今回の記事には、ウィットに富まない下ネタが書かれているので、苦手な人は気を付けて!

最初、タイトルとチラシを見た時は「犯罪者に育てられた少年が自分探しをして、えげつない展開になるタイプの韓国映画なんでしょうな ( ´_ゝ`) ププッ」と適当に思っていたんですが、予告編を見たら「これ、僕の好物かも!? (*゚∀゚)=3 ムッハー」と期待が高まりまして。先週日曜日、すっかり家族と過ごす気分でいたら、「アタシとマナ子は、ママ友と遊ぶから! 川 ゚д゚) スキニシロ」と奧さんに言われて急遽ヒマになったので、シネマート新宿でポイントを使って観てきました。「どうしてこうなった!?ヽ(´Д`;)ノナゼ?と悔しい気持ちになりましたよ…。


シネマート新宿の6階には大きめのポスターが飾られてて。
大きめのポスターがありまして。

7階にはキャンペーンやら記事の切り抜きやらもあったりしてね。
キャンペーン&記事の切り抜き


たぶんこのブログを読むような人は「殺人マシーンとして育てられた人が正義に目覚めて、そのスキルをフル活用して戦う話」が大好物なハズですが(勝手な決めつけ)、実際にそんな映画ではあって。僕もね、開始直後から「なにこの僕好みのお母さん味ごのみ!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー」と大興奮(なんだこれ)。展開が進むほどにテンションはガンガンズンズングイグイ上昇しまくりであり、なんていうか……その…下品なんですが…フフ………… 勃起……しちゃいましてね…………(心が)。

残念な例えをするならば、座席ではすっかりズボンとパンツを脱いで、ドキドキしながら“何か”先走っている状態まで到達していたというか(※イメージです (o^-')b)。この映画の魅力を伝えるために、予告編の画像&場面写真を使って、雑にあらすじを書いてみると、こんな感じなのです↓


ヘラヘラ歩いている僕は普通の男の子。強いて違うところをあげるとすれば、実は“なんちゃって高校生”で戸籍もないってとこかナ―。名前はファイ。
なんちゃって高校生

僕を育ててくれたのは5人のお父さん。韓流犯罪グループ“白昼鬼”として活動中で、僕も手伝ってるんだ。
オレたち「白昼鬼」

この人は、僕の将来を案じて海外留学を薦めてくれているインテリ野郎ジンソン(チャン・ヒョンソン)。
インテリ担当ジンソン(チャン・ヒョンソン)

一番の仲良しはギテ(チョ・ジヌン)。ホッペの赤さがマヌケに見えるけど、運転はスゴ腕なんだぜ。
運転担当ギテ(チョ・ジヌン)

銃器担当のボムス(パク・ヘジュン)はお兄さん的な存在。連れションしたりしてね。
銃器担当ボムス(パク・ヘジュン)

ナイフ担当ドンボム(キム・ソンギュン)はアブない感じだけど、気前よくお金をくれるから好きさ!
ナイフ担当ドンボム(キム・ソンギュン)

そしてリーダーのソクテ(キム・ユンソク)。アンニュイな顔をしてるくせに一番怖いのです… (´Д`;) ドキドキ
アンニュイ担当ソクテ(キム・ユンソク)

お母さん担当ヨンジュ(イム・ジウン)も大好きだけど、なぜか足の親指がないんだよね (・ε・) ナ-ゼ-?
お母さん担当ヨンジュ(イム・ジウン)

最近は近所の女子高生が気になってて、意味深にアメリカンドッグを食べてみたりして(考えすぎ)。青春を謳歌しようと思ってた…のだけれども!
女子高生にときめくファイ

地上げ関係の汚れ仕事で、ソクテに「お前、殺してみろ」「男は度胸! なんでもためしてみるのさ」と命令されて、泣く泣く人を殺しちゃって…。
殺してみろ

しかも、それが僕の実の父親だったから超ビックリ! んもう、お父さんたちなんか大キライ!ヽ(`Д´)ノ バカァ!
この写真の子は誰?

生き残った実母を守るべく、病院で襲撃者をスムースに撃退。今、僕の戦闘スキルが開花する!
病院での襲撃を阻止!

そして、汚れ仕事を依頼してきた建設会社一味とお父さんたちの同士討ちを画策。てめぇら、皆殺しだッ!m9`Д´) ビシッ
同士討ちを画策


どうです? スゲー観たくなりませんか? 書いている自分ですら「あれ? なんでこの映画が100点じゃないんだろ? (・ε・) ナゼ?」と不思議になるほど好きな要素しかないのです。しかも、アクションがすべて素晴らしくて… (ノД`) ステキ 序盤の身代金受け渡し、病院での死闘、ファイvsボムスのタイマン、カーチェイス、そして廃工場での同士討ちと、どれも名場面であり、あとでアクション監督があのチョン・ドゥホンだと知って、超納得した感じ。とりあえずアクション映画が好きな人にはオススメしときたいところですな。


序盤の身代金受け渡しシーンから胸を掴まれましたよ。
序盤の事件

ファイ役のヨ・ジング、超頑張ってた! 松坂桃李さんっぽくて好みのタイプ(アウトな表現)。
ナイスなアクション!

このカーチェイスも迫力がありましたな~。
素敵なカーチェイス


ドラマ部分も非常に考えられているというか。ファイが一番最初にインテリ担当を殺すのは、偶発的な事故でもあると思いますけど、「理解者ヅラして“普通の子ども”として育てようとしていたくせに、ファイが実の父親を殺させられるのを止めなかった→育ての親の中でお前が一番タチが悪い!」ってことでもあるんだろうなと。スゲー好きだったのが、ファイにLOVEずっきゅんなギテが自ら手を離して死ぬ場面で、ベタだけどマジ号泣したし、ああいう死に方が理想だなぁと思ったり。


こういう仲良しシーンがあっただけに…。
仲良しシーン

ここは死ぬほど号泣! ギテ役のチョ・ジヌン、「悪いやつら」でのイヤなヤクザ役とは大違いなのです。
号泣したシーン


韓国映画ならではの残酷さも良かった。ハッキリ言って、僕的には「ファイは実母を守りきって~」的な展開になると思ってたんですけど、唯一同士討ちを生き残ったソクテに無惨に殺されちゃうとはなぁ… (・ω・;) ウーン そもそも母親代わりのヨンジュが逃げられないように足の親指を切断されていたりとか、ソクテとの馴れ初めがレイプだったりとか、ソクテとファイの父親が知人だったりとか、話が進むに連れて予想以上に地獄だったのは驚かされましたね。


実母が殺されて慟哭するファイ。つーか、ファイの両親の人生って、あんまりすぎ。
母を守りきれなかった


って、褒めまくりつつも、僕的には終盤の展開が乗れなくて…。これはあくまで僕の好みでしかないんですけど、この手のフィクション性が強い“殺人マシーンモノ”のクライマックスって、やっぱりタイマンが観たいじゃないですか。「怪物(悪の心のメタファー)が見える」「見えない」云々の親子問答とか、それはそれで嫌いじゃありませんが、スゲー長いし…。結局、ファイがソクテを涙ながらに射殺しちゃうんですけど、ごめんなさい、僕は積極的なバトルが観たかったし、チャン・ジュナン監督がどうしてそうしてくれなかったのか、今も考えてしまうのです… (ノω・、) ナゼ...

それと、ラスト、好きだった女子高生に自分が描いた絵とカメラをプレゼントしたり、黒幕の建設会社会長(イ・ギョンヨン)を狙撃する展開はグッときたし、エンドクレジットで“ファイが描いた育ての父親5人&母親のイラスト”が流れて、最後にそのスケッチブックをヨンジュが閉じて終わるってのは、そりゃあワンワンと泣きましたよ。ただ、やっぱりあの父親たちはクズな犯罪者集団でしかないだけに(ファイを誘拐された両親なんて1ミリも救いがないのに!)、いくら育てられたファイにはそういう風に見えていたとしても、あの美化されたウェットな雰囲気に居心地の悪さも感じた…って、面倒くさいですかね (・∀・;) エヘヘ 

その他、凄まじくもったいなかったのが、鬼刑事ジョンミン(キム・ヨンミン)と汚職刑事チャンホ(パク・ヨンウ)。非常にキャラが立っていた割には、意外と雑にフェードアウトしちゃうのがスゲー残念でした。まぁ、濃い登場人物が多いだけに、仕方ないのかもしれませんが。


この鬼刑事、結構カッコ良かっただけに、終盤のダメダメ振りが悲しかったです。
鬼刑事ジョンミン(キム・ヨンミン)

汚職刑事は韓国警察の華。非常に良いキャラだったんですが、女子高生をさらう必要はなかったような…?
汚職刑事チャンホ(パク・ヨンウ)


ということでね、中盤まで恐ろしく盛り上がってたんですけど、終盤、勝手にテンションが下がっちゃった次第 (´・ω・`) ウーン とは言え、あくまでそれは僕が一方的に「そうだったらいいのにな」と思って、そうじゃなかっただけのことであり、面白かったのは確かであって。たぶん、リュック・ベッソン製作程度の“軽さ”でリメイクしたら僕にはジャストフィットな気がするけど、それはそれでコク不足になるかしらん。

何はともあれ、役者さんたちも全員素晴らしかったのでね(個人的には「悪いやつら」宮史郎さんみたいな髪型をしていたキム・ソンギュンがうれしかった!)、韓国映画が好きな人はぜひチェックしてくださいな。ちなみに文中にチョロチョロと「なぜ?」という言葉を入れて、「なぜ?」の嵐状態にしてみたのは、「主人公の『ファイ』という名前は英語の『Why?』に掛かっている」と監督がパンフで言ってたから、ムシャクシャしてやった…って、どうでも良いでガース!(゚∀゚し あと、劇中に出て来た“ファイの木”って実在しないみたいだから気を付けて!(o^-')b オシマイ




チャン・ジュヌアン監督作。評判が良さげなので、少し興味あります。



素敵な韓国産バイオレンス映画。キム・ユンソクのターミネーター振りが素晴らしいのです。



終盤、この映画みたいなタイマンが用意されていたらなぁ…。








アメイジング・スパイダーマン2(4DX3D・吹替版、他)(ネタバレ)

$
0
0

アメイジング・スパイダーマン2(4DX3D・吹替版、他)

アメイジング・スパイダーマン2

原題:The Amazing Spider-Man 2
2014/アメリカ 上映時間143分
監督マーク・ウェブ
製作:アビ・アラド、マット・トルマック
製作総指揮:E・ベネット・ウォルシュ、スタン・リー、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
原作:スタン・リー、スティーブ・ディッコ
原案:アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、ジェフ・ピンクナー、ジェームズ・バンダービルト
脚本:アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、ジェフ・ピンクナー
撮影:ダン・ミンデル
美術:マーク・フリードバーグ
衣装:デボラ・L・スコット
編集:ピエトロ・スカリア
音楽:ハンス・ジマー
出演:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、ジェイミー・フォックス、デイン・デハーン、キャンベル・スコット、エンベス・デイビッツ、コルム・フィオール、ポール・ジアマッティ、サリー・フィールド、フェリシティ・ジョーンズ、クリス・クーパー、マートン・ソーカス、B・J・ノバク
パンフレット:★★★(720円/コラムが充実してて、良いパンフ)
(あらすじ)
スパイダーマンとしてニューヨークの人々を守り、ひとりの男性として恋人グウェン(エマ・ストーン)を愛する日々を送るピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)。しかし、街を離れていた旧友のハリー・オズボーン(デイン・デハーン)が戻ってきたことから、その生活に少しずつ変化が現れる。そんな中、高圧電流を武器とするエレクトロ(ジェイミー・フォックス)、強力なサイ型パワードスーツの超人ライノ(ポール・ジアマッティ)、高速グライダーで全てを切り裂く冷酷なグリーン・ゴブリンなど、スパイダーマンのいない世界を作ろうと目論む強敵が次々と出現する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※今回の映画の感想については、小覇王さんの記事が充実しているので、そっちを読んだ方が良いですぞ。
※今回の記事は、韓国映画「渇き」のネタバレにも触れているので、気を付けて!


シネマサンシャイン平和島で4DX3D・吹替版を、新宿バルト9で2D・字幕版を観てきました。「差し引きしてプラス!ヽ(`Д´)ノ」って感想でしたよ。


1回目を観たのは5月3日。二日酔いに耐えながら、スパイダーマンTシャツ&ヴェノムパーカーを着用して出掛けまして。
スパイダーマンTシャツ

親友夫婦と一緒に4DX鑑賞したのです。
アメスパ2を4DXで!

2回目は先週、「深夜も稼働のバルトなんかどう?」ってな調子で2D・字幕版。観客は僕を合わせて7人だったり。
深夜のバルトなんかどう?


まず、勝手な脚色を交えてあらすじを書くと、前作で死の間際のグウェンの父親に「もう娘と会わないでくれ… (´Д`;) ヤクソクダヨ」と頼まれたピーターは、一旦は彼女と別れたものの、結局はグダグダ&イチャイチャ。その間、電気怪人エレクトロに逆恨みされたり、親友のハリーに逆恨みされたりしながらも、やっぱり復縁して「ヤッチャオーゼ!(`∀´)人(゚∀゚*し ガブリンチョ!」と盛り上がってたところ! エレクトロが街を停電させたので退治したら、グリーン・ゴブリン化したハリーにグウェンを拉致されちゃうのです。


電気化してスパイダーマンを襲うエレクトロ。このシーンはカッコ良かった!
vsエレクトロ!

エレクトロを倒したと思いきや、変わり果てた姿のハリーが登場! グウェンをさらうのでした。
グリーン・ゴブリン急襲!


戦闘の末、グリーン・ゴブリンは倒すものの、グウェンは死亡しましてね… (ノω・、) グスン 1年近く落ち込んだ後、メイおばさんの「心に棚を作れ!m9`Д´し ビシッ」というアドバイスに励まされて復帰を決意。ライノが暴れている現場にやってくると、母親がボンヤリしていたせいで、最悪、流れ弾が当たって死ぬところだったガキを帰らせてから、「オレがスパイダーマンだッ!ヽ(`Д´)ノ ブッコロス」と敵にマンホールをぶつけるところでエンドクレジットに突入してました。


予告編でも流れてたこのシーンで終わるとは思わなんだ。
ライノにマンホールアタック!

一応、「炎の転校生」における伊吹三郎の名言を貼っておきますね。
$三角絞めでつかまえて-心に棚をつくれ!


なんて言うんですかね、1回目の時はワクワクしたり、激怒したり、興奮したり…。座席が動きまくって水までかけられる4DXは非常に楽しかったものの(3000円は高いけど、一度経験する価値アリ)、映画の内容に関しては好きなんだけど嫌いというか、非常に複雑な心境に陥ったのです。で、「4DXはネットで予約した→せっかく買っておいた前売り券が使えなかった」のと、個人的には字幕版の方がやっぱり面白い気がしたので(戦闘中の軽口は英語の方が合うと思う)、あらためて2Dの字幕版を観たんですが、また微妙な気持ちになったというね…。

最初に好きなところを書くと、マーク・ウェブ監督の「スパイダーマン」はアクション描写が結構良い印象。最近はスローを多用する映画が多いですけど、ちゃんと使いどころがわかっていて、非常に観やすくてカッコ良い。アクション面だけだったら、サム・ライミ版より全然好きです。特に今作は、“事件に巻き込まれた人の救助描写”がスゲー良く出来てたなぁと(最初のエレクトロ戦での救助する場面は音楽の使い方もグッときた)。


ちゃんと人助けが描かれるのはナイス!(o^-')b イイネ!
救助描写がナイス!


敵キャラクターもスゲー良くて。観る前は、今回の目玉はハリー役のデイン・デハーンだと思ってたのですが、僕のハートを盗んだのはジェイミー・フォックス演じるマックスことエレクトロ。コミュ障で独りぼっちだけど、スパイダーマンに助けられて「友だち」と言われたのが心の支え…って、この設定だけで感情移入しまくりでして。すきっ歯のジェイミー・フォックスがまた元ジャンゴとは思えないほど残念なビジュアル&オーラを出していて、自分用のケーキを用意してたり、1人で作業をしながら「ハッピーバースデートゥーミー」なんて歌った日には涙が出ちゃうほどでしたよ… (ノω・、) カワイソウ 


ジェイミー・フォックスが演じた役の中で、一番好きなキャラになりました。
スパイダーマンが友だち認定


マックスのためにこの曲をかけたいと思います。尾崎豊さんで「きっと忘れない」




いや、僕は素敵な奧さん&娘がいて、定職もあって、こんな“おもしろブログ”を運営している男ですから(苦笑)、「非リアを気取るんじゃねーYO!ヽ(`Д´)ノ」と腹を立てる方もいるかもしれませんが…。なんて言うんですかね、若かりしころ、部屋中にジャン=クロード・ヴァン・ダムのポスターを貼っていたのに、「ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン」に失望して全部処分したこととか思い出したりして、非常に胸が痛かったのです… (ノω・、) グスン というか、ネットではよくファンからアンチにトランスフォームする人を見かけますけど、憎悪で暴走するのは百害あって一利なし。最悪、「黒子のバスケ」脅迫事件の人みたいになっちゃうのでね、ちょっと距離を置いてみるなり、別の“好きなモノ”を探した方が建設的ですよ…って、偉そうな口を叩いちゃってスミマセンネー (´∀`;) エヘヘ


この部屋には爆笑しつつも泣けました。僕も宇多丸師匠バージョンを作るかな…(アウトな文章)。
スパイダーマンLOVE


で、怪人化してからのビジュアルがまたカッコ良かったし、さらに電気化できるようになってからが超素敵!ヘ(゚∀゚*)ノ イヤッホゥ クソな重役ドナルド(コルム・フィオール)を殺す時のアッサリ塩味具合とか最高で、観ている間はドキドキしまくりでしたよ。ただ、「んもう、こんなのどうやって倒すの? (*゚∀゚)=3 ムッハー」とスゲー期待してたから、「容量オーバーさせられて爆死」したのは結構残念でしたが…(自分の体を電気化できるのにね (。・ω・)(・ω・。) ネー)。


エレクトロといえば、僕は池上版のイメージが強かったので…。
池上版エレクトロ

今回の完全に電気化できるエレクトロには感心しました。「ウォッチメン」Dr.マンハッタンっぽいよね。
Dr.マンハッタンっぽい


ハリー役のデイン・デハーンも良かった! 「クロニクル」(a.k.a.100点の映画)で“ナイーブな超能力少年アンドリュー”を演じた彼を観た人なら、今回の「調子に乗る→転落→暴走」のパターン、「待ってましたぁ!ヘ(゚∀゚*)ノ」と思ったのではないでしょうか。というか、もうアンドリューのイメージが強すぎて、いくら「モデルって面倒くさいよな ┐(´ー`)┌ マッタク」なんてうそぶいても、エロ孔明のたわごとに聞こえちゃうあたりが微笑ましい。ピーターとの仲良し描写とか、エレクトロに訴える場面とか、とにかく良くて、マジで「過去に遡って前作から出せ!ヽ(`Д´)ノ」という気持ち。できれば、もう少し彼の出番を多めにしてほしかったかなぁ。その他、好きなところを挙げると、音楽が結構良くて。例えば、ピーターが自分探しをスタートさせる場面に流れたフィリップ・フィリップス「Gone, Gone, Gone」とかジーンとしちゃって、サントラの購入を検討するも収録されていないことを知って諦めるほどでしたよ(なんだそりゃ)。


デイン・デハーン、良いですな~。ちなみにこのシーン、映画になかったけど、そういうのは止めてほしい。
映画にはなかった展開


フィリップ・フィリップス「Gone, Gone, Gone」を貼っておきますね↓ 恥ずかしながら全然知らなかったです (ノ∀`) テヘ




って、褒めていますけれども、不満も多くて。とにかく「ピーターとグウェンの恋の行方」「ピーターの自分探しと父親の秘密」「マックスがエレクトロになるまで」「ハリーとピーターの友情」「ハリーがグリーン・ゴブリンになるまで」と描く要素が多い→盛り込みすぎてどれも中途半端になった印象。グウェンがマックスの名前を知るくだりは無駄な気がしたし、ルーズベルト駅で父親の秘密基地を発見しても大したことなかったし(「開発したクモの毒はパーカー家の人間じゃないと効果なし」って事実が発覚する程度。重要な情報ではあるけどさぁ…)、ハリーの暴走も「ピーター、ちゃんと親身になって説得しろ」としか思えなかったし…。1つ1つの要素はどれも悪くないだけに、惜しいなぁと。

そして、それ以上に<好きになれないポイント>が4つあって。個条書きにすると、こんな感じだったのです↓



<① 卒業式の壇上でキスする奴は信用できない>

この映画のピーターを「リア充め!(`Δ´)」と憎む方がいそうな気がしますが(サム・ライミ版のピーターと比べると、確かにイケてるだけに)、5歳の時に両親が失踪して、親戚に引き取られて貧乏ながらも頑張ってきて。現在は身を粉にして街を守ってくれている見上げた青年ですよ。彼女がいるぐらい全然OKじゃないですか。

というか、2人が「そのキュートな目で私を見つめて『ステキだ』なんて言わないこと!川o^-')b」とか、他人から見ればアホらしいにもほどがある問答の場面とか、恋愛経験者なら大なり小なり“あの手の甘酸っぱいジャレ合い”を通過しているだけに! 41歳のオッサン的にピーターとグウェンとのイチャイチャ振りは、むしろ微笑ましいくらいだったのです。

この2人のイチャイチャ振り自体は好き。マーク・ウェブ監督、さすがですな。
それでもイチャイチャだッ!

ただ、卒業式の壇上でグウェンにキスをするとか、ああいうところに“人種の違い”を感じてしまう。そこには“決して埋まらない溝”があって、例えばピーターに「キミとは友だちだ!」「今度、飲みに行こうぜ? 連絡するよ」とか言われても、たぶんそれは社交辞令な気がしませんか? 翌日になれば、向こうはすっかり忘れているけど、こっちは半年後も「どれだけ待てば良いのですか… (ノДT)」と「万里の河」が脳内で流れるありさま。フン、そもそも僕の下の名前なんて彼は覚えてもいないんだろうなもちろん僕は彼のフルネームを知ってますけどね的な? って、なんか我ながらネガティブすぎる文章を書いて、軽い吐き気がしてきました… ('A`) ウヘェ



<② 自分の娘が危惧していた通りに死んだ時の絶望>

最近、娘のマナ子(仮名・2歳10ヵ月)を肩車するようなって、娘への愛情が「ガンガンズンズングイグイ上昇→スカイトリプルダンシング!(`∀´)人(゚∀゚*し ホエホエ!」状態の僕ですけれども(なんだこれ)、まだ3年未満でこのレベルと考えるならば、成人した時の思い入れは想像もできないというか。だから、前作の話ですが、危険な自警活動に精を出す男に愛娘のグウェンを近づけたくないという父親ジョージ(デニス・リアリー)の気持ちは痛いほどわかります。よくよく考えれば死に際に約束を迫るなんて、ちょっとズルい気がするけど、でも、やっぱりそう思うのが親心じゃないですか。

本当にグウェンを好きなら、ピーターは断るべきだったと思う(「いえ、僕が絶対守ります」とか)。
もうグエンに近づくな

ところが、ピーターったら、その舌の根も乾かぬうちに「守れない約束もあるぅ~ (`∀´) ヘラヘラ」なんてやる気まんまん状態に突入。スゲー信用できない男だなと思って。今回、開始早々、ピーターがやたらと死んだジョージの幻影を見るのも「超ざまぁ!ヘ(゚∀゚*)ノ」と。もし今後、2人が“より深い仲”になろうとも、“韓国映画の「渇き」で主人公たちが殺した夫の亡霊に取り憑かれる展開”のように、セックス中にもジョージがしゃしゃり出るような呪いがかかったらいいのにな、そうだったらいいのになと思ったりもしたのです。

アッサリ約束を破るピーター。これが若さか…。
早速、破ります

とは言え、罪悪感のせいで、父親の幻影を見るように。いいぞ、ジョージ!
父親の幻影を見るようになりました

「渇き」のワンシーン。真ん中でうれしそうに寝てるのが殺された夫だったり。
渇きの幻影

とは言え、僕も鬼じゃありませんよ(偉そうに)。2人が仲良く付き合う様子を見ていたら、「これも仕方ないかな」とほだされてきて…。恋する若者たちは止められないし、むしろ恋を止めないで。この青年ならグウェンを任せても大丈夫なんじゃないか。原作コミックでは死ぬキャラだからイヤな予感はしなくもないけど、グウェンも意外と死なないんじゃないかーーと思ってたら、キッチリ落下して死ぬから、それ見たことか!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!

彼女を救おうとする糸が手の形になるんですよね…。
落ちていくグウェン

いや、ピーターは彼なりに彼女を現場に来させないようにしてたし、グウェンが行かなかったら大惨事になっていたワケだし。そもそもいくらヒーローとは言え、まだ若者なんだから、こういう悲劇が起こるのも仕方ない。この事件を機に成長をして、さらなる続編に繋がっていくんだろうなぁと。それはそれで良いんですけれども! だがしかし! なんかグウェンが「スパイダーマンを成長させるためだけの運命だった」って考えると、やっぱりスゲー不憫だし、自分の娘に置きかえると死にたくなる。一応、劇中ではちゃんと時間が経過してるけどさ、同じ作品の中で堂々と立ち直られるのも納得できなかったです(とは言え、ションボリされたまま終わっても後味が悪いと思いますが-)。

こういう措置をしていただけに、ピーターを責めるのも可哀相ではあるんですけどね…。
ピーターなりの措置



<③ 野次馬どもはちゃんと避難しろ>

この映画の野次馬どもにはスゲー腹立ちました。雑に例えると、ロック様とヴィン・ディーゼルが殴り合うのを遠巻きに見るぐらいは愉快だとしても、電気をバシバシ放出できる怪人が暴れていたら、速攻で逃げませんか? あの場面、脚本的には群衆に「怪物!」とか言わせて、エレクトロの憎悪を煽るために逃げさせなかったんでしょうけど、「コイツら、バカじゃないの? (゚Д゚) ハァ?」と。この時の僕はすっかりエレクトロ寄りの気分であり、全員、感電死させられれば良いのにぐらいに思いましたね。

ラストの展開も、スパイダーマンにイジメから助けてもらった少年がライノに立ち向かう画ヅラ自体は好きでしたよ。ただ、親はなにボケッと見てたの? ガキの足でそそくさと近寄れるレベルの距離で銃撃戦が発生してるんだから、さっさと逃げろって話じゃないですか。心の狭い話で申し訳ありませんが、このシーンはマジで保護者目線で不快だったというか、アレがやりたくてあの少年の親をバカとして描いたマーク・ウェブにもムカつきましたよ。

素敵なシーンではあるんですが、「ライノ、撃っちゃえよ」と思う邪悪な僕もいたりして。
少年とスパイダーマン



<④ 関係ない映画の予告編を入れるんじゃない!>

エンドクレジット、日本語吹替版の時に日本版主題歌が流れたのは、まだ吹替版だし、気にしないようにしますよ(心底不要だと思うけど)。ただ、それよりも何よりも「X-MEN:フューチャー&パスト」の予告編を入れないでほしかった(4DXでも2Dでも流れた)。最初に観た時は「おおっ、スパイダーマンとX-MENがクロスオーバーするのか!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と超興奮して、帰宅してすぐに検索したら、こういった事情だったことを知って、ゆっくりゆっくり下っていく夏色なテンション。

「時代的にはかなり昔っぽいけど、オズコープが絡んできたりするのかしら?(´∀`) ウフフ」なんてドキドキした気持ちを返せというか、「期待させんな、バカ! ( ゚д゚)、ペッ」という心境。2回目に観た時は心底不快であり、ごめんなさい、「X-MEN:フューチャー&パスト」の印象まで悪くなったほどでしたよ、マジで。

これがエンドクレジット中に流れたのです↓ スパイダーマンと関係ないとはなぁ…。





てな調子で、ダラダラと書いて来たワケですが…。正直、最初はとにかくグウェンの死がつらくて不快指数が強かったんですけれども、Youtubeで「Gone, Gone, Gone」を聴きながら、ふとピーター自身のことを考えてみれば、「いろいろとツラい目に遭いながらも頑張ってる好青年じゃないか… (iДi) イイセイネンダナー」とスゲー泣けてきて。プラスとマイナスをトータルすると、「差し引きしてプラス!ヽ(`Д´)ノ」という着地。今回の「X-MEN:フューチャー&パスト」の予告編とか日本版主題歌に限らず、「アメイジング・スパイダーマン」のレンタルがTSUTAYA限定だったりと、この映画に関するソニーのやり方は全然好きじゃないんですが、作品自体は今後も続いていくみたいなのでね、応援しようと思っております (・∀・) オシマイ




マーク・ウェブ監督による前作。見直してみたら、結構面白かったです。



サントラ。輸入盤がオススメな様子。「Gone, Gone, Gone」は収録されてないのね…。



「Gone, Gone, Gone」が収録されたフィリップ・フィリップスのアルバム。今度、タワレコのイベントに行った時に買おうかな。



スパイダーマンってあまり読んでないんですが、これは買っておこうかしらん。



言わずと知れたサム・ライミ版三部作。「アメスパ」が同梱されたオトクなセットもあったり。



日本が誇る東映版。愛してる (´∀`)



池上版も念のため。かなりダウナーな内容になっております。



こんな本があったので貼っておきますよ。ちょっと興味アリ。








キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(IMAX3D・字幕版、他)(ネタバレ)

$
0
0

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

キャプテン・アメリカ2

原題:Captain America: The Winter Soldier
2013/アメリカ 上映時間136分
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
製作:ケビン・フェイグ
製作総指揮:ビクトリア・アロンソ、マイケル・グリロ、スタン・リー、アラン・ファイン、ルイス・デスポジート
脚本:クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー
撮影:トレント・オパロック
美術:ピーター・ウェンハム
編集:ジェフリー・フォード
衣装:ジュディアナ・マコフスキー
音楽:ヘンリー・ジャックマン
音楽監修:デイブ・ジョーダン
出演:クリス・エバンス、スカーレット・ヨハンソン、セバスチャン・スタン、アンソニー・マッキー、コビー・スマルダース、フランク・グリロ、エミリー・バンキャンプ、ヘイリー・アトウェル、ロバート・レッドフォード、サミュエル・L・ジャクソン、トビー・ジョーンズ、ジェニー・アガター、バーナード・ホワイト、デイル・コフマン、チン・ハン、ギャリー・シャンドリング、マシミリアノ・ヘルナンデス
パンフレット:★★★★(720円/超良いパンフなのに、ロバート・レッドフォードの写真が全然ないのは事情があるんでしょうな…)
(あらすじ)
ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)やニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)らとともに、国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」の一員として任務の数々にあたっていたキャプテン・アメリカ(クリス・エバンス)は、仲間であるはずのシールドから襲撃され、誰が本当の敵なのかわからないまま逃亡者となる。そんなキャプテン・アメリカを最強の暗殺者ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)が追いつめるが、その姿は70年前に死んだはずの親友バッキー・バーンズのものだった。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




96点


※今回の記事は、キャプテン・アメリカが好きな人や、童貞の人は不快に思う可能性があるので、読まない方が良いかもしれません。
※今回の記事は、映画とは無関係のどうでも良い文章が多く書かれているので、読まない方が良いかもしれません。
※今回の記事は、原作のキャプテン・アメリカの展開にも触れているので、知りたくない人は気を付けて!


ユナイテッド・シネマとしまえんでIMAX3D・字幕版と2D・字幕版を観てきました。超カッコ良かったYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!


6日間限定のIMAX上映、最高でした。
IMAX3D

再度観に行ったのは先週ですが、劇場はかなり混んでてビックリ。
シアター9


尊敬している映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」で語っていたんですが、「大統領の陰謀」「コンドル」といった70年代ポリティカルサスペンスを意識した内容だったりしつつ(だからロバート・レッドフォードを起用したそうな)、現実のアメリカの情勢とやらが反映されてるみたいですぜ、旦那(急に馴れ馴れしく)。というか、諸々の詳細については小覇王さんのブログが非常にタメになるので、そちらを読んでいただくとして(人任せ)。この偏差値の低いブログ的には、最近、なるべく感想を短めに書きたいということもあって、スゲー良かったところを2つだけ書いておきたいと思います↓



<① キャプテン・アメリカが超カッコ良かった!ヽ(`Д´)ノ>

ハッキリ言って、今回の映画で一番褒めたいのは盾アクション。ニック・フューリーのカーアクションやら、中盤の高速道路で始まる銃撃戦も素晴らしかったけれども! キャプテン・アメリカ(愛称:キャップ)の盾を利用した戦闘振りが最高なのです。もうね、今回の盾を使った戦闘の工夫されてることと言ったら、筆舌に尽くしたいレベルじゃないですか。「投げて、ぶつけて、キャッチして」「食べて、祈って、恋をして」風に)なんて使い方はベーシックとして、近距離の肉弾戦でも見事に有効活用するわ、盾をかざして突進→壁をぶち抜いたりするわ、落下時には下に敷いて衝撃を吸収させるわ、ガラス蓋を閉めれば蒸し料理も手軽に作れるわと、レミパン並みの高機能(1つデマ)。特にウィンター・ソルジャー(正体:バッキー)との肉弾戦は、涙すら流れるカッコ良さでしたね… (ノДT) ステキ

今作での盾の使い方は多種多様。銃弾を防御するなんて当たり前ザンス。
銃弾から防御

投げれば戦闘機にもダメージを与えられるし…。
盾を投げて戦闘機も撃墜!

盾越しに殴るなんて使い方もできたりして。画像が見にくくてスミマセンネー。
盾越しに殴れ!

盾を下にすれば、高いビルから落ちても大丈夫っぽいのです。
飛び降りても盾で大丈夫

もちろんウィンター・ソルジャーのワイルドパンチもキッチリ防げるのでした。イカス!ヘ(゚∀゚*)ノ
ワイルドパンチを盾で防御!


そして、その上で精神的にも超男前。実は僕、予告編でバッキーに投げた盾をキャッチされるシーンを観た時、「負けちゃうじゃん… (´・ω・`)」とかなり不安になりまして。だって、アベンジャーズ関連のヒーローでのキャップの売りと言えば、“決して壊れなくて丈夫な盾”ぐらいなのに、それを奪われちゃったら、“人間の中では丈夫で強い”程度のマッチョが残るだけ。実際の場面では、すぐに投げ返してくれたからホッとしたものの、「あんな機械の腕を持つ奴に盾まで取られたらかないませんな… (`Δ´;) ヌゥ」とドキドキしていたら! 案の定、中盤の高速道路付近での肉弾戦の真っ最中、またバッキーに盾を取られちゃうんですよ…。

高速で迫る盾を余裕でキャッチ! この時は投げ返してくれて助かったんですがー。
キャッチされた!

僕がキャップの立場だったら、「あ~あ、もう負けだ~ ('A`)」と、やる気ゲージが一気に減少。“桃鉄で勝ち目がなくなって、ふて腐れて不機嫌オーラを漂わせまくる少年”に例えるならば、「お前、何度も目的地に連続で止まって、ぶっちぎりで勝てるのに、まだ容赦なく止まるんだ。じゃあ、もう好きにすればいいじゃん!(;`Δ´) フンと捨て台詞を吐きながら帰宅して布団に直行。貧乏神のモデルである榎本一夫氏を憎みながらも、「どうしてたかがゲームにあんなムキになっちゃったんだろ… (ノω・、) シニタイと涙を流すかのように! 「お前、片腕が機械ってだけでもカッコ良くてズルいのに、さらに盾までほしいんだ。じゃあ、お前にやるから好きに使えばいいじゃん!(;`Δ´) フンと捨て台詞を吐きながら帰宅してベッドに直行。盾なんて“誰にでも使えるアイテム”を主武器にしたジャック・カービージョー・サイモンを恨みながらも、「でも、僕があの場から離れちゃって、大丈夫だったのカナ… (´・ω・`)と不安な気持ちになることは間違いないワケですが、しかし。実際のキャップったら盾を奪われても全然気にしないのです!Σ(゚д゚;) ナンデスト!

いや、相手に盾を構えられると一瞬だけ怯むものの、すぐ果敢に殴りかかるんですよ。というか、全体的に「盾のことは、大切にしつつもあまり気にしていない」という印象(最後なんて、バッキーに戦わないことを伝えるため、自ら捨てちゃうし)。確かに、彼にとって大事なのはあくまで敵を倒すことであって、盾はその一手段にすぎないんでしょうが、あんな貴重な逸品ですよ? 己の財布のごとく、落としたら即拾いに行きたくなるのが人情なのに…。その男らしさには、あらためて感銘を受けました。

この場面、後にバッキーがキャプテン・アメリカになることを示唆しているっぽかったりもして。
後のキャプテン・アメリカである

その他、相変わらずの童貞感も素晴らしくて。キャップがヴラック・ウィドウ(本名:ナターシャ)と“カップルと偽装するためのキス”をした後、彼女に「1945年以来のキス? 川・∀・) ニヤニヤ」と聞かれて、「まさか!(`∀´;)」と答えた時の微妙な強がりムードとか最高じゃないですか。あの後、ナターシャが「じゃあ、いつキスしたの? ねぇねぇ、いつしたの?川・∀・) ニヤニヤ」なんて問いつめなかったのは、見て見ぬふりをする情が 虎眼流剣士たちにも存在したということなんでしょうな…(不要なリンク)。

約70年振りのキス。間違いなくキャップはギンギンだったと思いますよ(ゲスな文章)。
約70年振りのキス

序盤、ジョルジュ・サンピエール演じる“サバット使い”ジョルジュ・バトロックとの戦闘で、「盾が頼りか (`∀´)」と言われて背中にしまうフェア精神&負けん気もスゲー愛らしくて(それはそれで背中の防御は完璧なんだから、まだズルい気がしなくもありませんが)。今回のキャップは、前作で唯一の不満だった盾アクションが格段にレベルアップしているだけでなく、精神性は相変わらず信用できるということでね、まさに100点の男だったのです。

ジョルジュ・バトロックは、足技主体の戦闘が愉快な男だったり。
vs GSP!

ちなみにGSPはこんな格闘家でございます↓ これからはアクション映画でも頑張って!ヘ(゚∀゚*)ノ スキヨ





<② ウィンター・ソルジャーが超カッコ良かった!ヽ(`Д´)ノ>

正直、「ウィンター・ソルジャー」なんて名前、全然怖くも何ともないというか(苦笑)、日本人なら多くの人が冬将軍を連想しそうじゃありませんか。テロリストとか言われてもピンと来なくて、BGMは「冬がはじまるよ」とか「北風」とか、百歩譲って「ブリザード」あたり。「やれやれ、どうせ冬物語を部屋に流しながら、冬物語を読みつつ、冬物語でも飲むんでしょうなぁ (`∀´) ケケッ」なんてバカにしていたら! これが超カッコ良かったのです… (´Д`;) アアン

コイツがウィンター・ソルジャーだッ!
ウィンター・ソルジャー登場!

いや、なんだかんだ書きながらも、予告編の時点で予感はしていたんですが、やっぱり“片腕が機械な男”にはどうしても惹かれてしまうライダーマン世代(って、「V3」はリアルタイムで見てないけど (ノ∀`) テヘ)。しかも、前作の単なるバッキーだったころのボンヤリ善人ヅラとは打って変わって、“洗脳された最強テロリスト”という設定がピッタリの“物憂げイケメン”なビジュアルは超タイプだし、それに加えて冷酷で躊躇がなくて戦闘力も高めとなれば、これは好きにならざるを得ない!ヽ(`Д´)ノ 出てくるシーンはどれもヨダレを垂れ流しまくりであり、特に「高速道路での襲撃→キャップとの肉弾戦」の流れは、Blu-rayを買って何度も確認したいほど素晴らしかったです。

マスクの下は、暗いムードのイイ男! ちくしょう、羨ましい!
物憂げなイイ男め!

空中でナイフを持ち替えたりとか、攻撃っぷりもワンダフルだわ、素敵だわ♪ヘ(゚∀゚*)ノ
ナイフ戦闘がカッコイイ!



というころでね、上記の2つの要素で僕は大満足でした (´∀`) タノシー 一応、簡単にあらすじを書いておくと、ウィンター・ソルジャーによるニック・フューリー暗殺事件はS.H.I.E.L.D.内に長年潜んでいたヒドラの仕業でして。このままだと3台の新型ヘリキャリアが(彼らにとっての)危険分子の虐殺を始めちゃうので、追われていたキャップとナターシャと新しい友人のサム(ウィングスーツ「ファルコン」の装着者)と“実は生きていた”ニック・フューリーたちが反撃を開始。あーだこーだあって、ヒドラの一員だった理事アレクサンダー・ピアース(ロバート・レッドフォード)は死亡&ヘリキャリアも見事に破壊するんですね。


今回、大活躍のニック・フューリー。実は本気で死んだと思ってました (〃∇〃) ダマサレチャッタ
ニック・フューリー

なかなかの貫禄だったロバート・レッドフォードですが、もう一波乱ほしかった気も。
ロバート・レッドフォード

終盤、中央のオバサン(ジェニー・アガター)が大暴れするんですが、実はブラック・ウィドウだった時は驚きました (〃∇〃) ダマサレチャッタ
中央のオバサンが強い!


で、S.H.I.E.L.D.は解散して。キャップは姿を消したバッキーを追うことにして、サムもそれに付き合う気マンマンでエンドクレジットに突入。途中、バロン・フォン・ストラッカークイック・シルバースカーレット・ウィッチが出て来たりして、一番最後はバッキーがキャプテン・アメリカ記念館に訪れまして。自分のプロフィールを見て、「僕ってこんな人だったんだ… (・ω・;) ウーン」と神妙な顔をして、終わってました。

もうね、本当に好きなところだらけでして。強いて文句を書くならば、「一つの首を切断しても、そこから二つ生えてくる」というヒドラのキャッチフレーズ、ネズミ講みたいな無茶な理屈にしか聞こえないなぁ…って、どうでも良いですな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ その他、エレベータ内の乱闘シーンもハラハラして楽しかったし(キャップにスタンガンは効かないのね)、「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」でチンコが小さいボディビルダーを演じてたアンソニー・マッキーのファルコンが自在に空を飛ぶシーンも面白かったですよ。


エレベータの場面、襲う側のマッチョ感も好きでした。
イイ男揃い

ジュディ・オングの真似をするサム…って、ボケが古くてすみません。
ファルコン

ファルコンが自在に飛ぶ空中戦は非常に爽快でしたね~。
ファルコンvs戦闘機


ううむ、結局、ダラダラと駄文を書き連ねちゃいましたが、もうキャップとバッキーが好きすぎて、時間軸的に続きとなる「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」よりも「キャプテン・アメリカ3」が超観たい!ヽ(`Д´)ノ ハヤクヤレ! 今作を撮ったルッソ兄弟はマジでスゴいし、そういう新しい才能を起用するマーベル・スタジオズも本当に偉いと思います。まぁ、アメリカはともかく、日本ではそんなにヒットしてなさそうというか、もうそろそろ上映が終了しそうな雰囲気ですけど、アクション映画が好きなら絶対に観るべし! m9`Д´) ビシッ




ジョー・ジョンストン監督による前作。僕の感想はこんな感じ



時間軸的に続くのは、こちらの映画。僕の感想はこんな感じ



MP3版のサントラを貼っておきますよ。トラブルマンも入っております。



一応、原作はこれになると思うけど、内容は結構違うんですよね。



アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ監督作。未見でございます。



昔、テレビで観たけど、どんな内容かサッパリ覚えていないでガース!(゚∀゚し



同じく「観たけど覚えてない映画」。「コンドールマン」なら覚えているのに… (ノω・、) グスン







先週の備忘録(2014/5/13~5/19)

$
0
0

さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


また仕事が忙しくなってきました… (・ω・;) ウーン
接待帰りの深夜、2回目の「アメスパ2」鑑賞
娘のオモチャを直して、父としての株が上昇!(`∀´)人(゚∀゚*し ワッショイ!
土曜日は出勤→深夜に「WOOD JOB!」鑑賞→走って帰宅
日曜日は横浜の実家で母の日を祝っていたら、黒歴史を発掘!Σ(゚д゚;) ヒィ!
「ジェーン・スー 相談は踊る」の週替わり代行MCシステムは天才的な発明だと思う
月曜日はボケてしまって、ダッシュで渋谷のタワレコに… (ノД`) ムダアシ



僕としたことがすっかり忘れていましたが(苦笑)、「刃牙道」の第1巻が発売されてまして、もちろん購入いたしましたよ。いや、今回から雑誌もスキャンするようにしているんですけど、やっぱり単行本を買うのはファンの義務。ただ、最近はすっかりKindleのトリコであり、kindle版にしようかと思ったんですが…。あえて紙の本をチョイスしたのは、「板垣恵介先生による似顔絵入りサイン色紙が抽選で1名に当たるキャンペーン」が実施されているから。もちろんこの1名に選ばれるのは至難の業ですけれども、できれば我が娘マナ子を先生に描いてほしい…。今週、応募しようと思っております。


「刃牙道」の第1巻、買いましたよ~。
刃牙道1巻

永年読者権はいらないぜ。なぜならコミックスを買うことで先生を支えたいからさ!(面倒くさいアピール)
永年読者券はいらない!

1名にのみ与えられる似顔絵プレゼント…。まぁ、無理だとは思ってますけどね (ノ∀`) エヘヘ
似顔絵プレゼントだッ!


娘のマナ子といえば、前にジグソーパズルがボロボロになったのをノリとセロハンテープで補強したら、非常に喜んでくれたことがあったんですが…。先週、奧さんのお義母さんの親族からもらったてあそびオモチャの音が出なくなりまして。今度はそれを僕に直すよう訴えかけてきたのです。ハッキリ言って、機械には超疎い僕ですけれども、「そして父になる」を鑑賞済み→こういう時こそ父親の真価が問われることは十分わかっているだけに、「任せとけ!ヽ(`Д´)ノ」と安請け合い。電池を交換したり、接触部分の金属のサビを落としたりしても、音が鳴らないので、開けて中身を見てみたものの、何が何やらでしてね…。


一応、開けてみたものの、サッパリなのでした。
オモチャを開けてみました


ところが、とりあえずエアダスターで内部のホコリを掃除してもう一度電池を入れてみたら…直った!?Σ(゚д゚;) ソレダケデ? もうね、おかげさまでマナ子は大喜びであり、父の株がまたもやガンガンズンズングイグイ上昇!(`∀´)人(゚∀゚*し スカイトリプルダンシング! ガチで壊れていたら100パーセント直せなかったとは思いますが、「男は度胸 ! 何でもためしてみるのさ ( ´_ゝ`)」なんて言葉が身に染みたのでした。


父としての株が上がって、ラスカルに会えたスターリング少年並みに神へ感謝いたしました。




日曜日は、1週間遅れですが、母の日を祝うために横浜の実家へ。母に「セレステ&ジェシー」「マッチポイント」「警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官」をプレゼントし、さらに1万円のお小遣いを渡すという孝行息子振りを発揮しましてね ( ̄ー ̄) ニヤッ 母がニシンのパイを出してきても「あたし、このパイ嫌いなのよね! (`Δ´) ババァシネ!」なんて文句も言わずに黙々と食べて(ちょっとウソ)、非常に楽しく過ごしてたところ…。母が「アンタ、そう言えばこんなのあったわよ (゚Д゚し」と一冊のノートを持ってきたのです。


「映画小冊子」…だと!?
映画小冊子!


そういえば、昔、観た映画の感想をノートに記録するようになった時期がありましてね。たぶん20冊ぐらいは書いたと思うんですが、東京で独り暮らしを始める際に全部処分したハズだったのに、まさか一冊、生き残っていたとは… (`Δ´;) ヌゥ パラパラッと中を開いてみれば、当ブログの“痛さ”が2000だとすると53万はありそうな破壊力。ハードな痛みに耐えながら読んだ後、キッチリ処分いたしました。これ、長姉とかに読まれていたら、一生強請られていたでしょうな…。ただ、ビデオで観たと思っていた「コップランド」を劇場で鑑賞してたとか、「ガイアシンフォニー」を観に行ってたとか、「ザ・キャッチャー」を高評価してたとか、自分の記憶から消えてたことを思い出せたのは良かったです。


当時、ユニバGのCMにジャン=クロード・ヴァン・ダムが出るのがイヤだったこととか、懐かしいなぁ…。
頼むからやめてくれ!ユニバG


その他、書いておきたいのは、今年の夏は海へ家族旅行に行くつもりでして。となると、お金を貯めなくちゃならないし、ちゃんと休めるように仕事も片付けておくということで、イベントに足を運ぶのは極力控えようと。あと、ダイエットもやらないといけないんですが、「ペヤング 超大盛やきそば」が主食だからなぁ… (´・ω・`) ウーン まぁ、何はともあれ、頑張りますよ。以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。





いつか「いつかティファニーで朝食を」の朝食を!ヽ(`Д´)ノ<bills 七里ヶ浜>

$
0
0

※一応、このシリーズは、「いつかティファニーで朝食を」で紹介されたお店に行って、「① 朝食として食べに行く」「② 作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する」という自分ルールに従って行動しております。
※今回の本文中に出てくる()内のカロリー数値は、ブログ主が勝手かつ多めに算出したものです。
※今回の記事は、かなり気持ち悪い“自分語り要素”が多いので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです


最近はすっかり月イチペースになっている不定期連載「いつか『いつかティファニーで朝食を』の朝食を!ヽ(`Д´)ノ」。もう2014年になって5カ月も経つというのに、今さら2013年12月29日の記事をアップしておきますね。昨年12月26日、奧さん&娘が青森に帰省。1人になった僕は、仕事をしたり、ブログを書いたりしてまして。28日は横浜に住む親友夫婦と上大岡で「ゼロ・グラビティ」を鑑賞→2人の家で「21ジャンプストリート」を観て、寝たのは深夜2時ごろだったんですが…。第1巻の第4話に出て来た鎌倉の「『bills』七里ヶ浜」へ行くため、まだ周囲も暗い朝5時半に3人で出掛けたのです ( ̄ー ̄) ニヤッ


港南中央駅に着いたのは5時40分。戸塚まで行ってからJR線に乗り換えて鎌倉に行きまして。
早朝の港南中央駅

鎌倉からは江ノ電で七里ヶ浜に。
江ノ電・鎌倉駅

到着したのは6時40分。オープンの20分前というね (`∀´) フハハハハハ
七里ヶ浜駅に到着!


実はこのお店、昨年7月14日(日)にも親友夫婦と来てるんですけど、「季節が夏真っ盛り&オープンから1時間後に行った」ということもあって、超満席状態→席が空くのが3時間後だったため、あきらめたんですよね…。まぁ、プランBとして行った「謝甜記 貮号店」が最高だったからそれはそれで良いんですが(苦笑)、要は「リベンジに来た!ヽ(`Д´)ノ」という側面もあったことを書き残しておきますよ(偉そうに)。開店15分前ということで、目の前の砂浜でヒマを潰し、オープンと同時に入店いたしました。


海岸方面に3分ほど歩くと…。
朝焼けがキレイですな~

海岸沿いに打放しコンクリートの建物があって、「『bills』七里ヶ浜」はその2階。画像は砂浜から撮りました。
ビルズ七里ヶ浜

開店まで時間があったので、親友夫婦と写真を撮って暇つぶし。
親友夫婦

江ノ島と富士山の2ショット。鎌倉に来たって感じだなぁ。
江ノ島と富士山

時間が経つにつれて、富士山が朝日のせいでピンクに染まったりして。
朝焼けの富士山

そして、上がれ太陽!ヽ(`Д´)ノ オレらから夏は奪えないぜ! …って真冬だけどね。
ライジングサンです!

入口。この画像、構図が良くないね。
ビルズ入口


お店に入ると、ちくしょう、落ち着いた雰囲気ですよ。劇中では麻里子と創太郎はテラス席に陣取っていましたが、この日は恐ろしく寒かったので、仕方なく店内に座ることに。ただ、中からでもロケーションが良いのはわかるというか、こりゃあ、カップルで来たらスムースに良いムードになるだろうなぁと。創太郎が麻里子と復縁するためにこの店をチョイスした気持ち、なんとなくわかりました。


テラス席はさすがに寒すぎて断念。
テラス席

でも、店内からもサーフィンする光景が見られたりするのです。
朝焼けのサーファー

メニューはシンプルでオサレなデザインなのさ。
シンプルなメニュー

ちなみに友人が頼んだラテには当然ながらラテ・アートが…。ああん、隙がない!(`Δ´;) オノレ...
ラテ・アートめ!


で、肝心の注文ですけれども、麻里子が頼んだリコッタパンケーキ(1400円/490kcal)とパイナップル、キウイフルーツ、ミントのスムージー(550円/160kcal)、創太郎が頼んだフルオージーブレックファスト(1800円/1320kcal)とコーヒー(ロングブラック)(500円/10kcal)の4品を注文。フン、この店、あの「ニューヨークタイムズ」“世界一の朝食”なんて絶賛したことで知られてるみたいだけどよぉ…(突然、ガラの悪い口調で)。それがどれほどのものなのか、堪能させてもらうぜッ!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォ!


スムージー、サッパリして美味しいけど、この季節には冷たくて寒い! 体の中から寒い!
パイナップル、キウイフルーツ、ミントのスムージー

リコッタパンケーキ、もうビジュアルがすでに美味というか、目から犯される感じ(なんだこれ)。
リコッタパンケーキ

食べてみたらフワフワかつシットリでウットリ。フォークが止まらないよぅ… (´Д`;) ハシタナイ
やわらかくて最高~

フルオージーブレックファスト、味付けはシンプルながらも、素材が良い印象。
フルオージーブレックファスト

全部旨いんだけど、特にスクランブルエッグのトロフワ感が素晴らしいのです。
スクランブルエッグ

トーストも単体で十分美味しいんですが…。
トースト

ついつい具を搭載したくなるのが乙女心。やべぇ、最高すぎるぅ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!
トーストにオン!

空腹だったこともあって、ドリフのスイカコント並みのスピードで完食しちゃいました(少しウソ)。
完食!

食後にコーヒー。落ち着きますな~ (´∀`) ウフフ
コーヒー


スゲー美味かったぜッ!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォ! なんて言うんですかね、値段はちょっと高めですが、良い素材を上手に調理している感があって、食べている間、非常に贅沢な気分が味わえましたよ(一気に食べちゃったけど)。確かに“世界一の朝食”と評価されるだけはあるなぁと心底感心した次第。一応、恒例として順位を付けるなら、① リコッタパンケーキ ② フルオージーブレックファスト ③ コーヒー ④ スムージーって感じですかね。「bills」は鎌倉以外にもあるので、興味がある方はぜひ一度は食べてみると良いですぞ (o^-')b オススメ!


なんとなくシュトロハイムの画像を貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-ビルズの朝食は世界一!


さて、最後に書いておきたいのが、第1巻の第4話「憧れのbills」の感想。「麻里子とヨリを戻したい創太郎がこの店に連れてくるものの、恐ろしいほど空回りする」という激痛な話なんですが、スゲー好きでして。僕自身もそういうことをした過去があるだけに、目論見が無惨に破れて婚姻届を破く創太郎の姿が他人とは思えなかったんですよね…(しみじみ)。


このアホみたいな脳内スケジュール、残念なことに経験があるのです (´・ω・`)
残念な脳内スケジュール


しかも、この第4話、第2巻の第8話「新しいオレ」と併せて読むと(このエピソードも大好き)、「食事の後に創太郎が見る麻里子の幻は、最後に一緒に食事した時の笑顔を脳内で美化したものだったのかなぁ」なんて思えて、スゲー泣けてくる。なんだかんだ言って、真剣に愛した人であり、自分から嫌いになったワケじゃないだけに、そりゃあ、美化もしちゃいますよね…。まぁ、「ゴーゴーバンチ」で連載中のスピンオフではやっと吹っ切れたみたいでホッとしたんですが、そうなると逆に「もう麻里ちゃんを忘れちゃうのかYO!ヽ(`Д´)ノ」と思ったりもするという面倒くさい読者 (ノ∀`) スミマセン


この第4話の美味しそうに食べる麻里ちゃんが…。
美味しそうに食べる麻里ちゃん

創太郎の記憶にはこんな風に残っていたのでは…という深読み。
妄想の麻里ちゃん


何はともあれ、この不定期連載「いつか『いつかティファニーで朝食を』の朝食を!ヽ(`Д´)ノ」の“昨年のストック”がやっと尽きたのでね、次回からは「5ヵ月前の出来事です (o^-')b」なんてことはなくなる予定でございます。実はこれから先は僕的にハードルが高めのお店が多いんですが、無理をせずに回ろうと思っております。


なんとなく大江千里さんの「ずっと海をみてた」を貼っておきますね↓ 楽に終われなかったんだよなぁ…。




おしまい (`∀´) フフフ





2014年4月に観たDVDの覚え書き

$
0
0

※今回の記事は、「マダガスカル」「ヴァイキングダム」の“ネタバレ全開の感想”を書いているので、気をつけて!

今年から毎月第1水曜日は「先月に観たDVDの覚え書き」をアップすることにしてたんですけど…。いろいろあって遅くなりましたが、とりあえず第4木曜日の今日、感想をアッサリめに残しておきますね↓


<1本目>
マダガスカル




(あらすじ)
ニューヨークのセントラル・パーク動物園の人気スターである、ライオンのアレックス(声=ベン・スティラー)、シマウマのマーティ(声=クリス・ロック)、キリンのメルマン(声=デイヴィッド・シュウィンマー)、カバのグロリア(声=ジェイダ・ピンケット・スミス)は仲良し4頭組。マーティは自分の知らない外の大自然に思いを馳せていたが、そんなある日、10歳の誕生日を迎えた彼は、偶然、4匹のテロリストのペンギンたち(声=トム・マクグラスほか)が動物園からの脱走を試みていることを知る。それに刺激されたマーティは軽い気持ちで脱走するが、彼がいないことに気づいた3頭の仲間たちは心配して都会に向かう。だがグランド・セントラル駅で、4頭は人間に捕らえられてアフリカ行きの船に乗せられてしまった。そしてペンギンたちがその船を乗っ取って壊したため、4頭は漂流し、マダガスカル島の砂浜に漂着。彼らはキツネザルのキング・ジュリアン(声=サシャ・バロン・コーエン)、モーリス(声=セドリック・ジ・エンターテイナー)たちの歓迎を受ける。マーティは野生を満喫し、メルマンとグロリアも次第に自然に馴染み出すが、ステーキ肉しか食べたことのないアレックスだけは空腹が治まらない。やがて親友たちまでステーキ肉に見えてきてしまうアレックス。共存の危機が迫るが、そこに助けの船が現われる。4頭は都会へ帰る結論を出し、アレックスはペンギンの調理した寿司を気に入るのだが、なぜか乗り込んだ船が動かないのだった。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




50点


3月、娘のマナ子(仮名・2歳)にプレゼントしまして。先月、2人で留守番している時、一緒に観ました(娘は何度も繰り返し観てる)。感想は「面白いけど… (・ε・)」って感じかなぁ。いや、非常に良く出来ていて、特にアレックスが肉食獣の本性を剥き出しにした直後の“弱肉強食の厳しさを教える展開”には笑いましたが、その肉食問題の着地が「魚を食べればいい」ってのは、「なに言ってんの? (゚Д゚) ハァ?」っていうか。「ふしぎの海のナディア」の「卵は卵よ、生き物じゃないわ」を思い出しました。まぁ、マナ子が喜んでるから別に良いんですけどネ ( ´∀`)(´∀`し スキスキ!



<2本目>
ヴァイキングダム




(あらすじ)
ある日、ヴァイキングの神・雷神(コナン・スティーヴンス)は、北欧の国ヨムズボルグを攻撃する。人類征服をたくらむ彼は、闇の力を解き放つために必要な聖なる遺物を追っていた。雷神の悪行を止めるため、北欧神族のフレイ(ジェシー・モス)は、かつて殺りく王として名をはせたエイリーク(ドミニク・パーセル)に全てを託す。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




50点


在りし日の銀座シネパトスで上映されそうな印象の本作。昨年劇場公開された時、観に行きたかったんですが、タイミングが合わなくて。先日、レンタルが始まっているのに気付いたので、借りて来ました。ちょっと微妙カナー (・∀・) このカッコ良い邦題、てっきり日本の配給会社が勝手に命名したんだと思ってましたけど、原題も「Vikingdom」だったりします(アメリカとマレーシアの合作なんだそうで)。

非常にタメになるこちらのブログによると、監督は「アレキサンダー・ソード -幻の勇者-」なんて映画を撮った方でして。今作を雑に例えるなら、「タイタンの戦い」とか「インモータルズ -神々の戦い-」のヴァイキング版というか。アクション面では、ところどころ「300/スリーハンドレッド」を意識している気もしましたよ。とりあえずあらすじを簡単に書くと、こんな感じ↓

北欧の神トールがキリスト教を信じる人間どもにイラッとして、人間の姿を借りて世界征服を開始! クマ臭いことで知られる“伝説の殺戮王”エイリークは、同じく北欧の神フレイから「角笛を使ってトールを倒すこと」を依頼されたため、昔からの片腕スヴェン、すばしこくて体術に優れる元奴隷ヤン、雪が降ってても上半身裸のマッチョ兄弟オラフとグレゴル、弓で戦う狩人ヨマール、策士っぽいヘンリック、なんとなく粗暴なウォリック(後に賢くなる)、女や子どもも容赦なく殺す男ベルナール、風を読む紅一点ブリアナたちと旅に出発。途中、ガンダルフっぽい魔法使いアルクィンを助けたり、ヘルヘイムに角笛をゲットするために金粉まみれの全裸美女たちでできた“魂の門”を通ったり、ゾンビ化した父親が体を張って守ってくれたり、王位を譲った弟に裏切られたり、ブリアナと良いムードになってオッパイが観られたりするーー。

どうです? このブログにわざわざ来る人からすると、上記の要素だけ見ると超面白そうじゃないですか? ただ、実際はどうにも中途半端な作品なんですよ…。例えばアクション。さりげない残虐描写とか、ヤン役のジョン・フーの見事な体技とか(「TEKKEN-鉄拳-」「リベンジャー」の主演!)、トール役のコナン・スティーヴンスの巨人振りとか、マッチョ同士の肉弾戦とか、見どころがなくはないんですが、全体的に見せ方に工夫がなくて、何かピリッとしないのです (´・ω・`) ウーン

ドラマも盛り上がらなくて。「位置関係&勝利条件がわかりにくい=燃えない」のは仕方ないとしても、せっかくのチームモノなんだから、「ここはオレに任せて先に行け」とか「どうやらオレはここまでだが一泡吹かせてやるぜ」的な要素を入れてほしかったなぁ。弓が得意なキャラを登場させた割に他の人も弓を上手に射ってたりとか、ひと癖ありそうなベルナールが何の役にも立たないまま死んだりとか、「なんだそりゃ (゚Д゚) ハァ?」と拍子抜けするところもスゲー多かったですよ。素手で戦っていたオラフとグレゴルの兄弟とか、タッグならではの合体技みたいなのを出しても良かったんじゃないかしらん(壁にぶつけたりはしてた)。あと、弟に捕まる展開を2回もやるのはダメな脚本だと思いました。

一応、オチを書いておくと、トールとフレイはグルで、ともに人間界を滅ぼそうとしていたものの、魔法使いが全部見抜いていて、ニセの角笛を渡していたため、神様たちは死亡。実はトールの息子だったエイリークが「人は信仰する神を選べるようになりました」みたいなことを言って、終わってましたよ。ちなみに、鑑賞後に出演者を調べてたら、あのロン・スムーレンバーグが出てたみたいでビックリしました (・∀・) ヘー



てなワケで、先月観たDVDは計2本。僕的にはどっちもどうでも良かったです。いや、先月は過去に観た映画を見直したりとか(「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」とか)、さらに「GALACTICA/ギャラクティカ」にドップリだったので、未見の作品をなかなか観られなかったんですよね…。まぁ、今月はもっと大量にDVDを鑑賞する予定でございます(というか、現時点で結構観てる)。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。







WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~(ネタバレ)

$
0
0

WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~

WOOD JOB!

2014/日本 上映時間99分
監督・脚本:矢口史靖
製作:岩原貞雄、小林昭夫、由里敬三、市川南、平野健一、本田正男、加藤直次、森越隆文、宮田謙一、国貞泰生、草苅裕之、小澤誠、原森勝成
エグゼクティブプロデューサー:濱名一哉、藤巻直哉
プロデューサー:東信弘、細谷まどか、有重陽一、深津智男
原作:三浦しをん
脚本協力:矢口純子
撮影:芦澤明子
美術:花谷秀文
編集:宮島竜治
キャスティング:南谷夢
音響効果:岡瀬晶彦
音楽:野村卓史
音楽プロデューサー:和田亨
主題歌:マイア・ヒラサワ
スタイリスト:新崎みのり
スタントコーディネーター:辻井啓伺
ヘアメイク:加藤由紀
照明:永田英則
装飾:佐藤康裕
録音:石貝洋
助監督:井上雄介
出演:染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明、優香、西田尚美、マキタスポーツ、有福正志、田中要次、山中敦史、小野敦子、升水柚希、佐藤和太、清野菜名、古川雄輝、菅原大吉、広岡由里子、内村遥、坂本充広、青木健、永沼伊久也、工藤トシキ、柳喬之、真凛、風間亜季、川籠石駿平、森輝弥、村川裕樹、谷澤恵里香、安東弘樹、大吉洋平、石井亮次、服部義夫、石崎輝明、菅生翔平、小嶋健太、石橋真、近藤芳正、光石研、柄本明
パンフレット:★★★(620円/内容はスゲー良いし、デザインも好きだけど、縦開きは読みにくい…)
(あらすじ)
大学受験に失敗し高校卒業後の進路も決まっていない勇気(染谷将太)は、軽い気持ちで1年間の林業研修プログラムに参加することに。向かった先は、携帯電話が圏外になるほどの山奥のド田舎。粗野な先輩ヨキ(伊藤英明)のしごき、虫やヘビの出現、過酷な林業の現場に耐え切れず、逃げようとする勇気だったが……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※今回の記事には、ウィットに富まない下ネタが書かれているので、苦手な人は気を付けて!

このブログを定期的に読んでくれている方ならわかると思うんですが、僕は基本的に“半裸のマッチョが「オッス!ヽ(`Д´)ノ」「オッス!ヽ(`Д´)ノ」と殴り合うアクション映画”を好む男。矢口史靖監督作自体は嫌いじゃないんですけど、失礼ながら「地上波でやった時に観ればいいかな」感がスゲーあって。以前、シネマハスラーの課題映画になった時、初めて劇場に「ハッピーフライト」を観に行って、それなりに楽しんだものの、やっぱり僕も「スネーク・フライト」(比較対象がおかしい文章)。「矢口監督作を劇場で観ることは、もうないかな~」ぐらいに思っていたんですね。


ただ、「スウィングガールズ」でX-ray バイオレンスを導入して“女子高生による猪殺し”を描いたのは好感を持っております。
スウィングガールズでのX-ray バイオレンス


ところが先日、「アクト・オブ・キリング」を観に行った時のこと(最近、よく出てくるエピソード)。偶然、宇多丸師匠とお会いしたんですが、なんと「『WOOD JOB!』、面白かったですよ! (▼∀▼)」とスゲー褒めてたんです。ちょうどその日の夜から始まった「アカデミーナイト」での“TBSの妥協なきプッシュ振り”を観ていると、「やれやれ、宇多丸の野郎ったら番宣に協力ですか ┐(´ー`)┌ マッタク」と思いそうですけれども(苦笑)、あの日、あの時、あの場所で僕に薦めてくれた時の“熱”は本物だっただけに、「これは観に行かざるを得ませんな… (`Δ´;) ヌゥ」と。先週土曜日、ムービーウォッチメンの監視対象になったのもあって、ユナイテッド・シネマとしまえんのレイトショーを観てきました。一瞬だけ、「田舎暮らしも良いかもネ (´∀`) カーモネホッコリしましたよ。最近、ブログを短めに書くことを心掛けているので、アッサリ気味の感想を残しておきますね。


深夜のユナイテッド・シネマとしまえんですが、劇場は結構混んでました。
ユナイテッド・シネマとしまえん

グッズはなかなか充実してて、入浴剤が超ほしい。ノートの表紙が「緑の研修生」になってるのも好き。
グッズが充実

ちなみに「リベンジ・マッチ」を観た時、新宿ピカデリーにはこんな展示がありまして。
新宿ピカデリー

伊藤英明さんが実際に切った木だそうで。触ったけど、何か御利益あったのかしらん (´・ω・`) ウーン
触ると御利益が!?


ハッキリ言って、予告編から想像した内容の通りではあって。いわゆる「異文化に飛び込んだ少年の成長物語」ですよ。話を超雑に書けば、「今まで夢も持たずにダラダラと生きてきたので、最初は不安だったケド…。思い切って林業を始めてみたら、今では毎日が超充実。村の人たちも受け入れてくれて、長澤まさみ似の彼女もゲットしちゃいました(笑)。1年間の研修期間が終わっても続けちゃうくらいハマって、今じゃ『緑の研修生』のカバー、村中で幅利かすNA-A-NA-A♪ ヘ(゚∀゚*)ノ ナァナァ」てな調子…って、替え歌部分が上手くないことぐらい、ちゃんと自覚してるから大丈夫ダヨ! (o^-')b キニシナイデ! 何はともあれ、ストーリー自体はすべて予想通りではあるのです。


なんとなく自信満々なシコルスキーの画像を貼っておきますね(「バキ」17巻より)。
三角絞めでつかまえて-予想通りだ


一応、こちらも貼っておきますね↓ (´∀`) イイウタダナー



だがしかし! そんなの「キャプテン・アメリカの主演映画でキャプテン・アメリカが最後に勝つ」程度のことであって。ポイントは「その“誰もがグッと来る定番ストーリー”をどう魅力的に描くか」だと思うんですが、かなりチャレンジングな要素が多くて、スゲー感心いたしました。

例えば、役者さんたちに結構ノースタントで演じさせているところ。特に映画中盤で勇気とヨキが種取りをする場面とか、「これ、本当に登ってるの…? (((゚д゚;))) ガクブル」とビックリですよ(だって、20~30メートルあるのよ?)。木も普通に伐採させてるし、長澤まさみさんもバイクを運転してるし…。「スタントを使わない=偉い」とは一概に言えないけど、やっぱりそれで伝わるモノってのもあるワケで。そういうシーンを見るたび、グッときましたね~。


このシーン、画面もキレイだし、いろいろな意味で感動しましたよ。
本当に登ってる!


あと、最後の祭り描写、まさかチンコ型にした大木を女性器を模した的にぶつけるとは!Σ(゚д゚;) エロをオブラートに包んで漂白しがちな昨今、ああいう風に女性器をモロに表現する姿勢、清々しさすら感じました。つーか、この映画があちこちに“性の臭い”を散りばめているのは、「自然とともに生きる=動物としての人間らしさ」ってことなんでしょうか。パンフレットを読んだら、監督ったら「主人公の足に犬がマウンティングする」のにもこだわっていたそうです。


染谷将太さんが跨がっているチンコが向かう先は、沖縄本島を流れる国場川と饒波川の合流部に位置する干潟なのです。
奇祭!


役者さんたちも良かったです。染谷将太さん、ああいうチャラチャラした役を観るのは始めてだったので、「あ、こういう演技も出来るんだ」と驚いたりして。最初は「死ねばいい」ぐらいに思ってましたが(失礼な文章)、最後はちゃんと「良い青年だなぁ (ノ∀T)」って微笑ましい気持ちになれましたよ。いつものクセ者感を消していて、彼は非常に素晴らしかったですね。


最初は世間を舐めまくったクソガキだったのに…。
ボンクラが

経験を積んでいくと、どんどん好青年になっていくのです (ノω・、) ヨカッタネ-
成長していく主人公

なんとなく範馬勇次郎の画像を貼っておきますね。
蚊トンボが獅子に変わる


ある意味、もう1人の主人公とも言えるヨキ役の伊藤英明さんは100点で、良くも悪くも“男らしい”こと、この上なし。ワンカットでトラックに乗り込むシーンや手鼻をかむシーンが見事だったのはもちろんながら、僕が一番感心したのはあの肉体でして。「BRAVE HEARTS 海猿」でのケトルベルトレーニング振りを見る限り、シックスパックなんて作るのは簡単だろうに、あえて腹部に脂肪を残すリアルな体作り。以前は彼を観るたび、「あっ、『修羅雪姫』でメソメソしてた野郎だ!(`Δ´) カエレ」とイライラしてましたけど、いつの間にやら日本映画界の肉体派を代表する男になってましたな…(知った風な口調で)。


この肉体、この役柄にピッタリなのです。
ナイスバディ!

最初は怖くて厳しい男だったけど、別れ際は涙目でハグ! こういうキャラ造形も最高でした。
最後はハグ!


他の役者さんたちも全員良い仕事をされてて。オッサン連中は「林業をやっている人たちを集めました (o^-')b」級の存在感がありましたよ。女優さんたちはちょっと美人過ぎるとは思ったけど、まぁ、良いザンス(偉そうに)。スナック「ニューヨーク」の女を演じた谷澤恵里香ちゃんはチョイ役でしたが、妙にエロくて好きでした (〃∇〃) ウフフ それと子どもたちの演技が実にリアルでしたよ。


リアルだったオッサン俳優たち。光石研さん、「ヒミズ」でのクズ親父振りがウソのよう…。
他の人たちも良かった!

祭りの時、アンディたちも混ざっていたのは気付かなかったです。うん、なかなかの体じゃないか(偉そうに)。
TBSのアナウンサーたちも


その他、好きなところを書くと、「鹿の肉が旨そう」とか「肉体作業感や田舎の家の美術がリアル」とか「なんてことないと思ってた愛羅武勇の手ぬぐいが、ラストでヒロインがメッセージを託すアイテムになる」とか「子どもたちの『別れの挨拶をしつこく繰り返す』という習性が、最後、主人公とヒロインの別れに引用される」とか、「実家から三重に向かう場面で地に足が付いていないのは、新しい場所に向かう主人公が浮ついているから→三重から実家に帰る時も地に足が付いてない→自分が居場所だと思うところが変わっているという演出」とか。主人公の地元が川崎だったのも親近感が湧いたりして。「なぁなぁ」の意味を誰も説明しない→あとの場面で主人公が普通に使うようになっていたりするのも良かったなぁ。


この別れのシーン、「『さよならー』って言葉、いいな」って思ったり。
さよならー


決して田舎&林業を美化するだけじゃなくて。不便だってことは見せているし、ヒルに血を吸われるわ、家にヤモリは入って来るわ、マムシはいるわ…。柄本明さんが演じた村の長老のように、歓迎してくれる人ばかりじゃないことや、若者が全然いなかったりとか、未婚女性が生きづらいこととかも描いていて。主人公の同期で林業を続けているのは元自衛隊員とヤンキーだけっぽいし、こういう映画にしては結構フェアな印象。ただ、それでいてちゃんと魅力的に見えるようになっていて、生粋の都会育ちで根っからのインドア派であるこの僕を一瞬だけでも「こういう生活も悪くないカモネ (´∀`) カーモネと思わせたのはマジで大したもんだと思います。


まぁ、このイヤなジジイも主人公に孫を助けられて、アッサリと善人にフォームチェンジするんですがー。
イヤなジジィ!


ううむ、なんて言うんですかね、これは最近の僕の好みなんですけど、ダメっぽい人が夢を目指す映画で、その目標がミュージシャンだったり芸人だったり漫画家だったり小説家だったりすると、そりゃあ憧れて当たり前というか。「結局、才能じゃねーかよ ( ゚д゚)、 ペッ」って思うところもあって(でも、格闘技関係の場合はアクションが展開されるので全然OK!(o^-')b モットツクレ!)。だから、この作品みたいに林業とか、「銀の匙」みたいに酪農とか(映画的にはそんなに乗れなかったけど)、普通の人が憧れなさそうな地味な業界を面白く魅力的に描いているのがスゴいなぁと。


なんとなく「銀の匙」の予告編を貼っておきますね↓ こっちもTBS絡みだったりする。




もちろん、気になるところはあって。スローライフ大学生たちが襲来するシーン、さすがに「あんな失礼な人たち、いるの?(゚д゚;)」と。大体、主人公はある程度の空気が読めるようにはなってるんだからさ、「あそこまでエスカレートする前にそれとなく注意してやれよ」としか思えなかったです。それと、もやい結びを元自衛隊員がすぐに出来る場面では、機動隊時代に僕も習ったのを思い出して、少しイヤな気分になったりした次第(映画の出来とは関係のない文章)。


こういう若者たちって本当にいるの? 僕が知らないだけ?
イヤな大学生


ということで、矢口史靖監督作の中では一番好きではあるんですが、これだけ褒めても75点なのは、やっぱり自然が苦手だから… (ノД`) ナンダソリャ 機動隊にいたころは山岳警備訓練をやらされたし、ボーリングで山の現場に行ったこともありますけど、もう山で働くのはノーサンキュー。田舎暮らしに関しても、ウォシュレットは付ければ良いとしても、深夜に新宿バルト9とかユナイテッド・シネマとしまえんに映画を観に行けなくなるのもイヤだしね ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ とは言いつつも、もし長澤まさみさんが1つ屋根の下で暮らしてくれるのならばこの限りではないし、それが優香さんや谷澤恵里香ちゃんでも構わない。そんな“奧さんに読まれたらセックスレス解消が遠のくような文章”を書いたところで、この感想を終わらせていただきます。


長澤まさみさんと暮らせるのなら、どこにだって住みますよ。別れた奴、バカだな(映画の話ですが)。
長澤まさみがいるならば


おしまい!(o^-')b




始めて劇場に観に行った矢口史靖監督作。まぁ、面白いです。



三浦しをん先生の原作小説。未読ですが、面白そうではある(偉そう)。



サントラを貼っておきますね。



映画のロマンアルバム。さぞロマン溢れる作りなんでしょうな。



林業男子なんて言葉があるのね。リンボーダンスみたい…って、面白いと思った?(・∀・) ネェネェ



三浦しをん先生原作の映画化作品で、一番好きなのはこれかな。





レイク・モンスター 超巨大UMA出現!(ネタバレ)

$
0
0

レイク・モンスター 超巨大UMA出現!



原題:Legendary: Tomb of the Dragon
2013/イギリス、中国 上映時間92分
監督:エリック・スタイルズ
製作総指揮:モシュ・ディアマント、ハン・サンピン、アンディ・ブリッグス、ロバート・ジョーンズ、チャオ・ハイチェン、フランチェスコ・ジュイランド、ピーター・ミルバーン
脚本:アンディ・ブリッグス
撮影:ヤン・シュウ
音楽:ポール・レナード=モーガン
出演:ドルフ・ラングレン、スコット・アドキンス、ホアン・イー、ジェームズ・ランス、リディア・レオナルド
(あらすじ)
動物学者のトラヴィス(スコット・アドキンス)の元に、大手建設企業からある調査依頼が舞い込んだ。湖近くの建設現場で、大きな生き物に食いちぎられたような遺体が発見され、次々と作業員が犠牲になっているというのだ。偶然撮影された映像には、全長6メートルを優に超える謎の未確認生物が映っていた。早速、現地へと向かったトラヴィスだったが…。(以上、amazonより)

予告編はこんな感じ↓




30点


※基本的にBlu-rayやDVDで鑑賞した映画は感想をまとめて書いているんですが、この「レイク・モンスター 超巨大UMA出現!」はドルフ・ラングレン出演作なので、単独の記事として残しておきますね。

先日、レンタルが始まったこの映画、「映画秘宝2014年06月号」で“信用できる映画ライター”のギンティ小林さんが超微妙な評価を下してたんですよ。ただ、僕はアメリカ人じゃありませんが、体験主義者ではあるのでね(苦笑)、「スコット・アドキンスとドルフ・ラングレンが共演してて、さらには巨大モンスターまで絡んでくるのに、つまらないワケがあるかよ!(`∀´) アホウガ」と思って、即借りて観ました。つまらなかったです… ('A`) ガッカリ


関係ありませんが、アメリカ人=体験主義者のイメージはビスケット・オリバに植え付けられました(「バキ」第24巻より)。
体験主義者なオリバ


ジャケットに大きく映っているドルフ・ラングレンが敵役(出番はそこそこ)なのはわかってて、そこに不満はないんです。ただ、スコット・アドキンスには“超絶な体技”、ドルフ・ラングレンには“体格を活かした大味アクション”UMAには“大暴れ”を期待してたけど、そのどれもなかったというね… (´・ω・`) ウーン 一応、アドキンスとラングレンのタイマンがクライマックスに用意されてるものの、両者とも「格闘技の達人設定ではない」ので、微妙な揉み合いが続くだけだったりするのです。


「ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録」でのアドキンスvsラングレンは素敵だったのに…(グロ注意)。




UMAもさ、一応、人が乗ったボートを襲ったりとかするけど、僕らはもう「グエムル」を通過済みなワケじゃないですか。せっかく建設現場が舞台だったりするんだから、もっと“大量の人間を躍り食い”みたいなシーンが観たかったです。まぁ、そうなると、ラストの生け捕りエンディングに納得できなさそうですがー。


「グエムル」の有名な襲撃シーン↓ こういうのが観たかったなぁ。




それと、アクションスターがモンスター映画に出るなら、素手…とは言わずとも、ナイフやマチェーテなどの近接武器で戦うシーンが観たいのが人情じゃないですか。冒頭、クマっぽいUMAが出て来た時、「おっ、アドキンスったら、どう戦うのかな? (*゚∀゚)=3 ムッハー!」なんてワクワクしてたら、「麻酔銃を撃ちます (・∀・)」なんてノーマルな対応。クライマックスも「トカゲっぽいレイクモンスターから逃げ回りつつも、工夫して捕獲」って感じなので、超物足りない。例えるなら、夜、繁華街を歩いてたら、アジア系の女性が「まっさーじイカガデスカー (´∀`し オニイサーン」なんて誘ってくるから、ドキドキしてお金を払ってみたら、本当にマッサージだけだった時の失望感…って、そういうことって僕はよく知りませんけどネー (´∀`;) エヘヘ


ジャック・ハンマーのように素手で戦えとまでは言いませんが…(「グラップラー刃牙完全版」第22巻より)。
ホッキョクグマvsジャック・ハンマー

夜叉猿に立ち向かった安藤玲一ぐらいには頑張ってほしかったです(「グラップラー刃牙完全版」第6巻より)。
夜叉猿vs安藤玲一


一応、話のオチを書いておくと、正義の科学者のアドキンスはUMAの捕獲に成功。仲間とともに次のUMA探索に向けて盛り上がりまして。悪のハンターであるラングレンの消息がわからぬまま(この要素、上手く行ったら続編製作を狙ってそうでイラッとする!)、エンドクレジットに突入するんですけど…。本当にね、心底ガッカリしたのです (´・ω・`) ザンネン

ただ、正直なところ、ドラマの組み立て方や映像、UMAのCG、他の役者さんたちの演技とか、意外と頑張っていて。これ、主演がアドキンスとラングレンじゃなかったら、そこそこ楽しめたような気がしないでもなかったりするんですよね…。そういう意味では、非常に惜しい映画なのかもしれません。とは言え、ラングレンはまだしも、アドキンスはまだまだアクションに励むべきだと思うのでね、こういう“弱い役”は二度とやらないでほしいと強く思いました (・∀・) オシマイ




エリック・スタイルズ監督作。未見ですが、面白いんでしょうか。



アドキンスvsラングレンが堪能できるユニソルシリーズ最終作。僕の感想はこんな感じ



なんとなく似た邦題の作品を貼っておきますね。実は70年代に作られた映画みたい。







「エルム街の悪夢」シリーズを全部観てみた感想(ネタバレ)

$
0
0

※今回の記事は、「エルム街の悪夢」シリーズのネタバレに触れているんですが、ハッキリ言って、「エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア」ネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、興味がある方はこんな残念なブログを読むのはやめて、買うなりレンタルするなりして、観てみてくださいな。時間がない人は「1」「3」「エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア」だけでも良いかもしれませぬ。
※今回の記事は、「キャビン」のネタバレに若干触れていて、「キャビン」ネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、興味がある人は買うなり借りるなりして、観てみて!
※今回の記事は、「エルム街の悪夢」シリーズのネタバレに触れてはいるものの、超雑&適当に書いているので、同シリーズの詳しい内容を知りたい方はアガサさんの「エルム街祭り」この方の読みやすい記事をチェックしてみてくださいな。
こちらのブログにチラシ画像があるんですが、これも結構面白いので、興味がある方はチェックしてみてくださいな。


みなさん、ネタバレって好きですか? 正直、僕は好きじゃなくて…。それゆえ、基本的にはその映画を観るまでは他の人のブログを読まないようにしているし、自分がイヤだからこそ、このブログでも感想文には「ネタバレ」を付けるようにしているワケですよ。

そんな僕をスゲー悩ませるのが、尊敬する映画評論家の町山智浩さんが毎週やっている「たまむすび」の映画紹介例えば「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」とかは映画紹介を聞くことで先にオチがわかっちゃって、劇場で観た時の驚きが非常に減少してしまったのです…。だから、「今週は聞かない方が良いかなぁ… (・ω・;) ウーン」などと悩みつつも、それでも町山さんのトーク自体は超面白いだけに(たまに紹介した映画よりも面白かったりするからタチが悪い)、結局、毎週聴いてたりする…って、どうでも良いですかね。


「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」の回を貼っておきますね↓ 気を付けて!




さて、今回の話。僕がこよなく愛しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」(略称:タマフル)の5月3日の放送は「ぶっちゃけ6も好き、なんなら7も好き特集 by 三宅隆太」という特集をやってまして。三宅隆太監督のトークの面白さは折り紙付きなので、凄まじく楽しみにしていて、親友夫婦と「アメイジング・スパイダーマン2」を観て別れた後、帰宅しながらradikoで聴いてたんですが…。第三部で「エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア」のタイトルが出た瞬間、「これは自分の目で確かめてから聴いた方が良いのでは!? Σ(゚д゚;)」と思い、途中で聴くのをやめたのです。


一応、貼っておきますね↓




大好きなタマフルの聴取を中断するーー。これは苦行なワケですけれども、三宅隆太監督が特集の最後に持ってきた「エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア」が面白くないワケがないと確信しているだけに、「ネタバレを知らない方が楽しめる」派の僕的には絶対内容を知りたくない!ヽ(`Д´)ノ ただ、「エルム街の悪夢」シリーズ「4」まで観ているものの、すっかりウロ覚え→全部見直さなければならないとなれば、5月4日から6日までは予定がスニッカーズ内のナッツのようにギッシリだったため(不要な例え)、始めるのは6日の夜からか… (´・ω・`) シカタナシ

って、よくよく考えれば、「ぶっちゃけ6も好き、なんなら7も好き特集」にあやかって6日と7日で全部観るなんて、気が利いてるぅ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! こうなると、むしろタマフルのスタッフたちが僕の予定を見越して5月3日にこの特集を組んだ気すらしてくるというか…(考えすぎ)。すっかり「運命なのね (´∀`)」と上機嫌になった次第。


一応、「ベートーベンだねRock'n'Roll」を貼っておきますね↓




ということで! 前置きが長くなりましたが(苦笑)、そんなバカな思いつきから睡眠時間を削りまくって、「エルム街の悪夢」シリーズを全部観てみました。最近はいろいろあって、文章をなるべく短く書こうと心掛けているので、多くても10行未満で感想を残していきますね。


近所のレンタル屋で借りて来ましたよ。
全部借りて来ました



<1本目:エルム街の悪夢:80点>

監督はあのウェス・クレイブンで、シリーズ化するのも納得の見事なホラー。ジョニー・デップが出てたんですけど、スゲー普通。父親役がジョン・サクソンでうれしい。お風呂に引きずり込まれた時のナンシーのオッパイは、ヘザー・ランゲンカンプ本人の乳なのか? 「死霊のはらわた」が流れてた。最後、ナンシーが背中を向けてフレディを倒すシーンは、マッハ突きを受けきった花山薫を連想しました。夢オチも怖くて好きよ (^ε^) ウッフン

「グラップラー刃牙」の中でも屈指の名シーンを貼っておきますね。
マッハ突きを受けきる花山薫



<2本目:エルム街の悪夢2 フレディの復讐:60点>

「悪魔の棲む家」っぽい話。舞台は前作の5年後で、ナンシーの家に引っ越してきた少年ジェシーがフレディに体を乗っ取られていく。「ナンシーが自殺した」なんて話があったり。インコが凶暴化して焼死とか、なんだこれ。フレディが実体化して大暴れしたりして、ちょっとやりたい放題な印象。パーティで流れたBobby Orlando「Whisper to a scream」って曲が時代を感じられて好き。愛の力でフレディを倒したと思いきや、ラスト、女学生の腹から手が出てきた時は、「ひぃ!Σ(゚д゚;)」って超ビビッちゃいました…。後から振り返ると、シリーズの中では異色作な気がします。監督はジャック・ショルダーで、「ヒドゥン」が良かったね。

こんな風に実体化して多人数を前に大暴れするのは、この作品だけでしたな。
フレディが大暴れ



<3本目:エルム街の悪夢3 惨劇の館:70点>

1作目の6年後…ということは、時系列的には2作目のすぐ後ぐらい。この映画をよく覚えているのは、シリーズで初めて映画館で観た作品だから。その理由は「夢の中ならコッチも対抗できるんじゃないの?」的な疑問に答えてくれたのと、ウィルという少年がテーブルトークRPGGMという設定だったため、同好の士を応援しようと思ったのです。ところが、魔術師になるもアッサリ倒されたので、当時はマジでションボリしたというね… (ノω・、) グスン クリステン役のパトリシア・アークエットが可愛い。チョイ役でモーフィアスが出てきて、さらにナース(not 宇宙竜)のオッパイも拝めます。1作目のナンシーと父親が登場するんですが(前作の「ナンシーが自殺した話」は都市伝説)、両者とも死亡。フレディの遺骨を埋葬→成仏して終わるものの、ナンシーの家の模型に灯りが点くという意味ありげエンド。監督のチャック・ラッセルは「マスク」が大好きだったり。

確か何かの週刊少年漫画誌の紹介記事でテーブルトークRPGGMということを知って、観に行くのを決めたのです…。
テーブルトークRPGの光景



<4本目:エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター 最後の反撃:40点>

これも劇場に足を運びました。舞台は前作の2年後なんですが、「犬のジェイソンが遺骨を掘ろうとしたおかげで復活する」って理屈がスゲー曖昧でイライラ。クリステン役の女優がパトリシア・アークエットから変わったのが超残念だし、前作の生き残りが全員アッサリ殺されるのも腹が立つ。主人公の兄が東洋武術かぶれだったりとか、ウォーターベッドから全裸美女が出てくるのは良かったけど(ナイスオッパイ!(o^-')b ステキ)、フレディの殺人の動機が復讐から単なる快楽殺人になっちゃうのも「うーん」って感じ。当時、女性がゴキブリにされるシーンで心底ゲンナリしたのを思い出したり ('A`) なんか「鏡を見せて勝利」ってオチもなぁ…(体内で被害者たちが暴れるSFXは好きだけど)。噴水の水面にフレディが映ったのもどうでも良くて、この後、シリーズを追わなくなった自分の気持ちが蘇ってきましたよ。監督はレニー・ハーリンで、一番好きなのは「クリフハンガー」かしらん。

この人には親近感が湧きました。
親近感が湧く男



<5本目:エルム街の悪夢5 ザ・ドリームチャイルド:35点>

ここから初見で、舞台は前作の2年後ぐらい(1作目から数えると10年後?)。前作の主人公アリスが身ごもって、その胎児の夢を利用してフレディが悪さをしまくるんですが、シリーズを一気に観ているせいもあって、かなり面倒くさくなってきました (ノ∀`) エヘヘ というか、毎回、それまでの登場人物たちの頑張りが“無”になるのが気の毒になってきちゃって、「復活するにせよ、退治するにせよ、お前らの案配じゃねーか ( ゚д゚)、ペッ」と製作者たちを憎む感じ(こういうことを言い出すとキリがありませんが…)。僕的には、アメコミのヒーローになって立ち向かう青年が好きでしたよ。最後はフレディが母親アマンダ・クルーガーの胎内に戻る→母子ともに地獄に堕ちて終了してました。監督はスティーヴン・ホプキンスで「プレデター2」が好みです。ちなみに6日はここまで観て、朝の5時ごろに寝ました (o^-')b オヤスミナサイ

ヒーローになって戦うもアッサリやられる…って、「3」で魔術師になったウィルと同じパターンですな。
アメコミ好きの青年



<6本目:エルム街の悪夢 ザ・ファイナルナイトメア:30点>

7日、会社から帰宅した後、睡眠不足でイライラしつつもすぐに鑑賞。つまらない… ('A`) もう復活する理由とかどうでも良くて(夢魔が絡んでいて、とにかく蘇るっぽい)、「実は娘がいた」なんて後付けにもゲッソリ。シリーズ初の3D映画だからなのか、お祭り感というか悪ノリ感も強くて(劇中の登場人物が3Dメガネをかけたりする)、それにも乗れない感じ。というか、「『現実に引きずり出して倒す』って『1』でやったじゃん… (´・ω・`)」って誰もが思うんじゃないかしらん。最後、「フレディは死んだわ 川 ̄ー ̄) ニヤッ」と主人公が言って終わるんですが、続編を匂わすムードはゼロでしたよ。「1」から今までの総集編的な映像が流れるエンドクレジットを眺めていると、「人気シリーズの最後」って感慨がなくはない…かなぁ。最終作ということでほだされたのか、カメオ出演したジョニー・デップが可哀相な出来。監督はレイチェル・タラレイで、後に撮った「タンク・ガール」劇場へ足を運んだのに内容を全然覚えてないものの、サントラを買う程度には好きだった印象です。

このシーンは好きでしたよ。
トレーニングをするトレイシー



<7本目:エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア:80点>

とにかく「4」から「6」までのダメージがデカくて。フレディのチート振りにイラッとするし、若者たちの無惨な死にザマを観るのもいい加減飽きてきた。「テメェ、絶対面白いんだろうな?( ゚д゚) アアン?」と三宅監督に若干の敵意を抱きながら観たんですけど(迷惑なリスナー)、確かにスゲー面白かった!ヽ(`Д´)ノ 「1」と「3」でナンシー役を演じたヘザー・ランゲンカンプや、フレディ役のロバート・イングランド、さらにはウェス・クレイヴン監督まで本人役で出てくるというメタ構造の作品であり、タクシー運転手とヘザーの会話とか、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作の「その男 ヴァン・ダム」を思い出す方も多いのではないかな?(そんなことはなさそうな文章) ホラー映画だけでなく、「人間はなぜ太古から“怖い話”を語り継いできたのか?」ということに踏み込んでいるあたり、思いっきり「キャビン」を連想いたしました(「リアルナイトメア」の方が先だけど)。父親役のジョン・サクソンが出てたのも超うれしいし、彼がヘザーをナンシーと呼ぶくだりとかゾクッとして。ウェス・クレイヴン、さすがだなぁと。1作目のオマージュシーンもいくつかありましたな~。一応、オチを書くと、フレディは夢の中の神殿の焼却炉で爆死。へザーが息子に“できたてホヤホヤの「リアルナイトメア」の脚本”を読んであげるところで終わってました。

フレディの舌の先が裂かれてヘビっぽくなるのも悪魔の暗示っぽかったりして。いろいろと気が利いているのです。
舌の先が割れてヘビっぽい



<8本目:フレディVSジェイソン:75点>

なんとなく流れで借りてみました。この作品は劇場で観ているんですが、実に愉快でしたな~ (´∀`) ウフフ 7作目から約10年後に製作されたワケですけど、特撮技術が格段に進歩してるし、ゴア描写の見せ方も工夫されていて、なんかね、前に観た時より好きになっちゃいました。ジェイソンの暴力振りが爽快で、出演作を見直したくなるほどであり、そんな強敵を前に活き活きするフレディも魅力的でしたね。ちゃんと女性のオッパイを出す姿勢も高評価。オチを書いておくと、主人公たちはフレディを現実世界に引きずり出して、ジェイソンと同士討ちをさせまして。ジェイソンが勝ったと思いきや、首だけになったフレディがウィンクして、終わってましたよ。ロニー・ユー監督は「スピリット」が素晴らしかったです。

若者がちゃんと調子に乗ってるのがグー。彼はこの直後に無惨な死を迎えるんですが、爆笑しました。
生意気な若者



<9本目:エルム街の悪夢(2010年版):55点>

なんとなく流れで借りてみました(2回目)。これは未見だったんですけど、「案の定、普通 (・ε・)」という感想。フレディ役を「ウォッチメン」のロールシャッハ役が素敵なジャッキー・アール・ヘイリーにしたのは、“変質者ムードを出すには最適なキャストだと思うけど…。身も蓋もない意見で申し訳ないんですが、やっぱりロバート・イングランドのイメージが強いというか。体格も小さいから、あまり怖くないんですよね…。ただ、ヒロインのナンシー役を演じたルーニー・マーラちゃんは可愛くて好きだったし、あの有名すぎるバスルームのシーンの再現はドキドキしたりしてネ (〃∇〃) エヘヘ 「冤罪で私刑にしたのかも…」的なオリジナル要素は結構良くて、もっと掘り下げたら面白くなったような気がします。最後は、現実世界に引きずり出して、倒したかと思いきや、鏡の中から出て来てナンシーの母親を連れ去って終了(後頭部から突き刺すのがナイス!(o^-')b イイネ!)。サミュエル・ベイヤー監督はこれがデビュー作で、これ以降は何も撮ってないみたいですな…。ちなみに製作はマイケル・ベイ。

フレディの焼き討ち私刑シーンはイヤな雰囲気で良かっただけに、非常に惜しい作品だと思ったり…。
私刑シーンはいいね



ということで、「エルム街の悪夢」シリーズ+2本を一気に観たんですが、非常に楽しかったです (´∀`) ウフフ 「リアルナイトメア」が面白かっただけでなく、当時観た時の気持ちや状況を思い出して懐かしかったし、「フレディ VS ジェイソン」は前に観た時よりも楽しかったし、良くも悪くも2010年版を観るキッカケになったし…。寝不足にはなりましたけど、そんな機会を与えてくれた三宅監督とタマフル関係者には本当に感謝しております(特集も最高だった!)。興味がある方は、7作品がまとまったBlu-rayボックスが手ごろな値段だったりするのでね、ぜひ一気に観てみてくださいな。ということで、なんとなく最後に“あの有名なバスルームのシーン”を貼って、終わりたいと思います。


元祖ヘザー・ランゲンカンプの名場面。セックスレス4年目の今の私なら、余裕でオカズにできる!(ゲスな文章)
元祖ナンシーのバスシーン

「ナイトメア」でのオマージュシーン。相手が野郎ってのが超つまらない ( ゚д゚) カエレ!
リアルナイトメアは男...

2010年にはルーニー・マーラちゃんが再現だッ! 今の私なら(ry
ルーニー・マーラーちゃん

「ピラニア リターンズ」でのパロディシーン。というか、志村けんさんのコントでも見たような気がします。
ピラニアリターンズ


ちなみにこんなフィギュアもあったみたい。ちょっとほしい。
ナンシー・トンプソンのフィギュア


おしまい!(`∀´) フハハハハハハ






先週の備忘録(2014/5/20~5/26)

$
0
0

さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


高校の親友と高い寿司屋で飲み→終電を逃して朝帰り
土曜日は休日出勤→徹夜明け、家族で井の頭公園に!
夏の家族旅行を計画→邪な企みを断念ッ!
月曜日、接待で「タワレコ渋谷洋楽第二企画室」に行けなかった… (ノω・、)



「親友」という言葉がどういう意味を持つのかはさておいて。高校の時の同級生で半年に一度のペースで会う親友がいて、彼とは“そこそこ高いお店”で食事するのが恒例行事となってまして。お互いの近況や「刃牙道」の今後この世に生きる喜び、そして悲しみのことなどを語り合いながら(少しウソ)、高級寿司に舌鼓を打った次第。で、珍しく2軒目に行くことになってスナックに立ち寄ったんですけど、そこで3時まで飲んでしまって…。まぁ、楽しかったものの、スゲー疲れたというか。翌日の仕事は非常にハードでした ('A`)

土曜日は休日出勤で徹夜したんですが、日曜日は奧さん&娘のマナ子(仮名・2歳10ヵ月)とともに井の頭公園に行く予定だったので、仕事終了後、「元気を出さねば!ヽ(`Д´)ノ」と、単身、「いつかティファニーで朝食を」に出てくる「アイランドベジー×サンバゾン・アサイーカフェ」へ直行。こんな“誰かと食べてる風”のツイートをしつつ、1人でモリモリ食事をして帰宅すると、シャワーを浴びてから家族で井の頭公園へ向かいまして。途中、少しだけ眠くなったりもしましたが、マナ子を肩車しまくって、非常に充実した1日を過ごせましたよ~ (´∀`) サイコー


園内にあったサイドマシーンに乗り込んだマナ子。リブート版が公開中の「キカイダー」に対するオマージュか…?(考えすぎ)
サイドカー・マナ子


さて、その日の夜の話。食事をしながら奧さんと話していたのは、夏の旅行のこと。「マナ子も3歳になるし、そろそろ思い出に残るようなところにドンドン連れて行ってあげようよ!(o^-')b」と、仕事が落ち着くであろう8月の後半に行くことを提案したら、奧さんったら「にいにい(奧さんからはそう呼ばれております…というNOROKE! m9・∀・) ビシッ)からそんなことを言い出すなんて!ヘ(゚∀゚*し エライ!」と大喜び。さらに「孫と遊びたいだろうし、お義父さんとお義母さんも呼んでいいよ (´∀`)」なんて言った日には、「なんて素敵な旦那様… (ノω・、し」と感謝カンゲキ雨嵐状態に陥っていたワケですが、しかし! これは4年目に突入したセックスレス解消のための秘策だったのです (`∀´) オホホホホホ

夜、マナ子をお義父さんとお義母さんに預かってもらって、ホテルの部屋に2人きり…。そんな男女がすることと言えば、答えはただ1つ!m9`Д´) ビシッ 永かった、永い戦いだった…。だが、とうとう2014年8月下旬、「アメイジング・スパイダーマン2」の冒頭シーンでの字幕「レマン湖」や、「マンデラ 自由への長い道」なんて映画のタイトルにすら敏感に反応してしまうほど猛り狂っている己の中の暴れ馬を解き放つ時が来た!ヽ(`Д´)ノ


なんとなく故・橋本真也選手の入場曲「爆勝宣言」を貼っておきますね↓




と思いきや、奧さんったら、「マナ子ちゃんはアタシと一緒じゃないと寝ないヨ (・ε・し ナニイッテンノ?」初めて会ったような不思議顔をするから、ゆっくりゆっくり下っていく夏色なテンション。しかも、ふとマナ子を見たら、ションボリしてうっすらと涙を浮かべていたのです。


その瞬間、なんとなく「うっすらと涙を浮かべる柴千春の仲間」を連想したので、貼っておきますね。
柴千春の仲間


なんかね、「ママとパパがずっと話している→全然構ってくれない… (´・ω・`し ションボリ」ということだけでなく、「話の内容はよくわからないけど、なんか自分が邪魔みたい…(ノω・、し グスン」ってことらしく。己の性処理プランにかまけて、娘の心をないがしろにするなんて、あたしってほんとバカ ('A`) シノウ 瞬時に猛省してマナ子に謝って、その日は娘のご機嫌取りマシーン状態でしたよ。というか、幼い娘に隠れてそういうことを画策する性根自体が卑しく、申し訳ない気がしたのでね、セックスレスの解消は10年スパンで考えることにいたしました…って、なにこのどうでも良い話 ( ゚д゚)、 ペッ


なんとなく「間違っていた天内悠」を貼っておきますね。
僕が間違ってました


その他、今週…というか、6月半ばぐらいまで仕事が超忙しいんですけど、木曜日は何とか渋谷のアシパンで開催されるタマフル・トップ5オフ会に足を運びたいところ。僕的には「『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』がなぜステキだったのか」とか「『キカイダー REBOOT』の何がいけなかったのか」などについて話せたらいいなぁと思っております。


まったく関係ありませんが、トッキュウジャー feat.マイッキーのgifを貼っておきますね。
焼売大好きマイッキー


以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。






2014年6月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

$
0
0

毎月最後の水曜日は、来月公開の「観たい映画」を書いておくということなんですが、しかし。なんとなく火曜日の今日、僕が2014年6月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※◎は「絶対観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

6/7
ポリス・ストーリー/レジェンド ◎
ニード・フォー・スピード ◎
ハミングバード ◎
トカレフ ◎
グランド・ブダペスト・ホテル ○
ポンペイ ○
ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版 ○
あの娘、早くババアになればいいのに △


6/14
ホドロフスキーのDUNE ◎
ハイキック・エンジェルス ◎
ノア 約束の舟 ○
オープン・グレイヴ 感染 ○
SEA OF THE DEAD シー・オブ・ザ・デッド ○
ザ・ホスト 美しき侵略者 ○
春を背負って ○
二度目の初恋!? が、やってきた △


6/21
Death Match -デスマッチ- ◎
300〈スリーハンドレッド〉~帝国の進撃~ ◎
ラストミッション ◎
沈黙の処刑軍団 ○
聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY ○
人生はマラソンだ! △
サード・パーソン △
インフェルノ 大火災救出  △


6/28
渇き。 ◎
トランセンデンス ◎
観相師-かんそうし- ◎
オールド・ボーイ ○
収容病棟 ○
her/世界でひとつの彼女 ○
パークランド―ケネディ暗殺、真実の4日間 △
マダム・イン・ニューヨーク △
ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂 △




今月は、非常に僕好みの作品がワッショイ状態。まず、ジャッキー・チェン主演の「ポリス・ストーリー/レジェンド」は当然ながら前売り券を購入済みでございます。「なんだよ、『ライジング・ドラゴン』が“最後のアクション大作”じゃなかったのかよ? (・ε・) プー」なんてことを言う人がいるのもわからなくないですが、みなさん! このインタビューを読めば、ジャッキーの真意はわかるハズ。「ジャッキーのアクションはいつまでも観られるワケやないんねんで!ヽ(`Д´)ノ」とエセ関西弁で訴えつつ、いそいそと足を運ぶ予定です。


「ポリス・ストーリー/レジェンド」の予告編↓ 僕自身はまだ見ておりませぬ。




そして、さらに絶対観なくてはならないのが、「Death Match -デスマッチ-」「“超合筋”武田幸三さんの初主演作」「舞台がフィリピン」「『DV夫から人妻を救おうとして、誤って殺してしまった元傭兵』という主人公の設定」「『夫の借金で苦しむ人妻のためにストリートファイトで死闘を繰り広げる』というストーリー」などの要素に加えて、「防弾腹筋」を思わせるポスターデザインの素晴らしさにすっかりヤラレてしまって… (´Д`;) ハァハァ 予告編は見ていませんが、僕が今の日本映画に求めているモノがギュッと凝縮されていることは疑いようもないのでね、心はすでにビンビンに勃起している状態であり、いっそパンツを下ろしながら観に行こうかと思ったり(映画館まで辿り着けなさそうな試み)。


予告編を貼っておきますよ↓ 




「300〈スリーハンドレッド〉~帝国の進撃~」に関しては、「1作目と違って、別に300人で戦うワケじゃないんでしょ?┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」って思っちゃうし、そもそもジェラルド・バトラーが出ないのが乗れなくて。そんなに観たいワケじゃなかったんですが…。予告編を観たら結構面白そうだし、ユナイテッド・シネマとしまえんの展示物を眺めていたら、気になる“ケレン味担当キャラ”がいたので、好感度がガンガンズンズングイグイ上昇!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! すっかり「Sky Triple Dancing」状態ということで、「よーし、お父さん、奮発してIMAXで観ちゃうぞ!」って気分なのです (´∀`) ナンダソリャ


ユナイテッド・シネマとしまえんの展示物を眺めていたら…。
300続編の展示

右端にワイルドな人を発見! これは気になっちゃいますな!(*゚∀゚)=3 ムッハー
気になるキャラ


予告編を貼っておきますね↓




その他にも、僕好みのアクションで言えば、安定感抜群のジェイソン・ステイサム主演「ハミングバード」に、ニコラス・ケイジのリベンジモノ「トカレフ」、マックG監督×ケビン・コスナー主演作「ラストミッション」あたりはマストで押さえたいところ。車には興味がないけど、予告編の“勢い”にはグッときたので「ニード・フォー・スピード」も前売り券を買おうかしらん。時間と懐に余裕があったら、スティーブン・セガール主演の「沈黙の処刑軍団」や、西冬彦さん案件の「ハイキック・エンジェルス」もチェックしたいですな。それ以外で、娘を持つ父親として気になってるのが「渇き。」でして。一応、前売り券を購入済みだったりします。


なんとなく鎬昂昇の画像を貼っておきますね。
飢き!


名画座系では、6/14(土)からのシネマヴェーラ渋谷《チバちゃん祭り -Sonny Chiba A Go Go!-》は気になるところ。あと、新文芸座のオールナイト企画で、6/06(金)の《「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編・後編・新編」三本立て一挙上映オールナイト》、6/14(土)の《第3回極端映画祭 極端映画祭の逆襲》、6/21(土)の《スーパーSF日本特撮映画大会 変身人間まつり》はスゲー行きたいけど、家庭のことを考えると無理かなぁ…。以上、2014年6月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。







8月の家族たち(ネタバレ)

$
0
0

※今回の記事は、映画とはまったく関係のない文章が多く書かれているので、しっかりした感想が読みたい方はナイトウミノワさんのブログに行った方が良いです。

映画の内容とは関係ないんですが、このブログは僕の備忘録なので、ダラダラと書き残しておきますよ。2014年5月28日の話。現在、新宿武蔵野館でレイトショー公開中の映画「肉」に関しては、タイトルとポスターデザインを見て、「これは面白そうだな… ( ̄ー ̄;) フッ」と思って前売り券を購入しまして。この日の夜、予定が空いたので、「作品にあやかって、肉でも食うか」と適当に焼き鳥を摂取。20時50分ごろ、いそいそと映画館に行ったら、なんと映画ファンサービスデーだったのです!


前売り券を貼っておきますね。
肉の前売り券

焼き鳥は30本程度、食べちゃいました。
焼き鳥、食べました


1500円もした前売り券を“1000円で観られる日”に使っちゃったら、悔しすぎて毎晩眠れなくなるのは間違いないということで、「肉」の鑑賞は断念。ただ、せっかく来たのだから、「8月の家族たち」「とらわれて夏」のどちらかを観ておこうと思って、悩んだ挙げ句、「8月の家族たち」をチョイスいたしました。


劇場には記事の切り抜きが貼ってありましたよ。
記事の切り抜き


というのは、ジュリア・ロバーツに関しては、「食べて、祈って、恋をして」予告編を観るだけで吐きそうになるほど苦手な主演作ですけれども(未見ですが)、僕が大好きなエリック・ロバーツの妹ということで、親近感は持っていまして。しかも、たまたま何かの機会に予告編を観た時、“良い感じのハートフル・コメディ”っぽく見えて、「そこそこ面白そうだな~ (・∀・)」と思ってたんですよ。そんなワケで、映画を観てみたんですが…。








8月の家族たち

8月の家族たち

原題:August: Osage County
2013/アメリカ 上映時間121分
監督:ジョン・ウェルズ
製作:ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロフ、ジーン・ドゥーマニアン、スティーブ・トラクスラー
製作総指揮:ボブ・ワインスタイン、ハーベイ・ワインスタイン、ロン・バークル、クレア・ラドニック・ポルスタイン、セリア・コスタス、ジェフリー・リチャーズ、ジェリー・フランケル
原作・脚本:トレイシー・レッツ
撮影:アドリアーノ・ゴールドマン
美術:デビッド・グロップマン
衣装:シンディ・エバンス
編集:スティーブン・ミリオン
音楽:カーター・バーウェル
音楽監修:デイナ・サノ
出演:メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガー、クリス・クーパー、アビゲイル・ブレスリン、ベネディクト・カンバーバッチ、ジュリエット・ルイス、マーゴ・マーティンデイル、ダーモット・マローニー、ジュリアンヌ・ニコルソン、サム・シェパード、ミスティ・アップハム
パンフレット:★★★(720円/なかなか良い出来)
(あらすじ)
オクラホマの片田舎。父親が突然失踪したことをきっかけに、病気のため毎日薬漬けの日々を送る毒舌家の母ヴァイオレット(メリル・ストリープ)の下に、娘たちが久しぶりに集まる。長女バーバラ(ジュリア・ロバーツ)は浮気した夫と別居中で、反抗期の娘にも手を焼いている。一方、三女カレン(ジュリエット・ルイス)は婚約者を連れてきて、次女アイヴィー(ジュリアンヌ・ニコルソン)も恋に夢中。自分勝手な母親とそれぞれの人生を歩む娘たち、そして彼女らを取り巻く男たちの本音が次第に明らかとなり、家族の秘密が暴かれていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




85点


「えっ、こんな話!? Σ(゚д゚;) マジ!?」とビックリしました。あまりにも予想と違いすぎたというか。なんて言うんですかね、予告編で流れているジュリア・ロバーツvsメリル・ストリープのケンカがクライマックスに用意されていて、「疎遠だった家族がケンカしつつも再生しました 川 ´∀`)(´∀`し ナカヨシ」的な話なんだろうと思っていたんですが、しかし! 「おとなのけんか」っぽい「レボリューショナリー・ロード」風味の家族崩壊映画だったというね… ('A`) ちなみに原作・脚本担当のトレイシー・レッツは「BUG/バグ」「キラー・スナイパー」の原作戯曲&脚本を書いてたという超信用できる男だったり。


「おとなのけんか」と同じくベースはお芝居だそうな。




基本的にコメディではあるものの、ハッキリ言って、なかなか居心地が悪い映画でして。主人公はメリル・ストリープ演じる母親バイオレットで、ガン治療の苦しみを和らげるためにクスリ漬けになっているんですが、そのせいでもともと苛烈な性格がさらにぱわわっぷ!ヽ(`Д´)ノ シャキーン! 良い歳の大人なら「正論や真実を言うことが正しいとは限らない」なんてことは知っているハズなのに、「アタシは真実を言ってるのYO!m9`Д´) ビシッ」と、“真実を利用したイヤミ”を言いまくって、これがマジでキツイんですね。正直、僕も自分の“意地悪な長姉”を思い出して、スゲー具合が悪くなりました… ('A`) ゲッソリ 映画を見ている間、観客が2人ほど席を立ったし、デートムービーとして観に来たっぽいカップルがゲンナリ顔をして帰ってたのも頷けるクオリティでしたよ。

観客的には、高確率で“もう1人の主人公”である長姉のバーバラに感情移入すると思うんです。真面目な性格でそれなりに家族のことを想っているのに、すべてが裏目に転がっていく様子は悪夢のようで。ちょっと劇中の彼女の立場&彼女に起きた出来事を個条書きにするので、公式サイトの人物相関図を見ながら読んでいただければ幸いです↓


夫のビルが10代の女と浮気をして、未だに彼を許せなくて別居中です… ('A`し
14歳の娘ジーンは反抗期で全然言うことを聞きません… ('A`し
父親ベバリーが自殺しました… ('A`し
母親がヤク中で、せっかく久しぶりに家族が集まったのに、イヤミばかり言います… ('A`し
葬式後の会食の席で、母親が遺産相続のリアルな話を始めました… ('A`し
母親からクスリを没収すべく、ハードな揉み合いになりました… ('A`し
久しぶりに三姉妹で飲んでても、雰囲気がスゴく悪いです… ('A`し
地味な次女アイビーは従兄弟のリトル・チャールズと駆け落ち予定でした… ('A`し
母親が思い出話を始めるからドキドキしてたら、超鬱な話で心底ゲンナリしました… ('A`し
自由奔放な三女カレンの婚約者スティーブが下心全開で娘ジーンに大麻を吸引させました… ('A`し
娘を叱ったら、夫の浮気を引き合いに出したので、思わずビンタしちゃいました… ('A`し
カレンには「あなたの娘にも責任はあるんだから!」と逆ギレされました… ('A`し
夫と娘に見放されました… ('A`し
叔母のマティが父親と浮気していたことを知らされました… ('A`し
マティから「アイビーとリトル・チャールズは異母姉弟だから交際を止めろ!」と押し付けられました… ('A`し
異母姉弟の事実を伝えずに交際を止めさせようとしたら、実はすべてを知っていた母親が暴露しちゃいました… ('A`し
アイビーに超嫌われました… ('A`し
しかも母親から「自殺間際の父親を止めるよりもお金の確保を優先した」ことを知らされちゃいました… ('A`し
さらに母親から「父親が自殺したのはお前のせいでもある!」なんて罵られました… ('A`し



もうね、あんまりすぎるというか、すっかりエシディシ気分。予告編を観て「クライマックスにあるのだろう (´∀`)」なんて思ってた気まずい食卓&乱闘シーンは映画中盤であり、そこからも良さげな雰囲気になっては即ぶち壊される展開がつるべ打ちでして…。特に、母親バイオレットが話す「幼いころのクリスマス、母親にブーツをオネダリするの巻」の着地は極悪で(「箱を開けたらボロボロでクソまみれの男性向けブーツが入ってた→超ションボリするバイオレットを見て、母親が大爆笑!」)、劇中の三姉妹同様、「なにその話!Σ(゚д゚;)」「漂流教室」 のミニヴァ先生ライクに口がアングリでしたよ。


葬式の後の食事会、叔父チャールズ(クリス・クーパー)の祈りはグダグダながらも、穏やかに進むかと思いきや…。
葬式の後の食事会

この母親バイオレットが暴走しまくって、男性陣のフォローも空しく、恐ろしく居心地が悪くなるのです。
この女が暴走だッ!

超気まずい会食はバーバラが母親からクスリを取り上げることで終わるんですが、映画はまだ中盤。
ジュリアvsメリル

久しぶりの三姉妹の会話も上手く行かないし…(誰も母親の面倒を看ないっぽいムードに)。
三姉妹の夜の会話

その直後の母親の思い出話も「アンタ、なんでそんな話をするの!? Σ(゚д゚;)」って内容だったりして。
母親のゆるせない話

しかもアイビーは交際中の従兄弟が「実は弟」だと知らされて、驚愕&激昂!
衝撃の事実を知るアイビー

さらに母親から罵られたバーバラは「もうどうにでもな~れ♪ ヘ(゚∀゚*)ノ」って感じになるのでした。
どうにでもなーれ


ラスト、バーバラは車に乗って家を出て。孤独になったバイオレットは、散々バカにしていたネイティブ・アメリカンの家政婦ジョナ(ミスティ・アップハム)にすがって。平原に車を止めたバーバラは何とも言えない表情を浮かべてから、さらに車を走らせて、映画は終わるんですが…。「どうしても変えられない“サガ”問題」とか「家族であることや家族を作ることの意味」とか、非常に考えさせられる作品でしたな~。

この映画が良いと思うのは、残酷に見えるバイオレットにも彼女なりの事情があることを描いているところ。最後、カレンに異母姉弟の事実を暴露するのは彼女なりの愛からだし、彼女が歪んだのも親の教育とか夫の浮気とかいろいろな理由が見え隠れするし、やたら攻撃的だったのは「夫を見捨ててしまった罪悪感」に苛まれていたからだし(自殺をちらつかせて愛を確かめる夫もどうかと)、そもそもガンだし…。無茶苦茶な人ですけど、一応、同情も出来なくはないんですよね(とは言え、ここまで罵ってくるような人なら100パーセント見捨てますがー)。


関係ありませんが、「マンマ・ミーア!」の“ムンムンと迫ってくるメリル・ストリープ with 熟女軍団”を張っておきますね。
熟女の群れ


逆にバーバラにも母親譲りの独善的なムードがあるというか、やや自業自得感が漂っているのも上手いなぁと。ユアン・マクレガー演じる浮気夫ビルが「キミが大好きだけど大キライだッ!ヾ(。`Д´。)ノ プンプン」みたいな台詞を言うシーン、僕も奧さんにやりこめられた時のことを思い出したりして、ちょっと共感しなくもない気がした晩春の夜なのでしたーー(なんだこれ)。


まぁ、浮気をしたこの夫が悪いんですが、その気持ち、わからないでもないのです。
クソ夫ビル


親戚同士の空気感とか良く出来てて。あの葬儀の後の会食シーン、ジーンの青い“菜食主義発言”を延々とネタにするイヤな感じとか、気を遣って何度も話題を変えようとするくだりとか、家庭の事情を暴露された時の気まずさとか、「あるある!(o^-')b」って感じ。僕のことを書くと、昔、祖父が死んだ時に母と叔母と2人の叔父が揉めた→祖母が死んだ時にさらに揉めて、親戚付き合いがなくなったんですが、「あの時、奧さんに親戚の醜態を見られるのがスゲー恥ずかしかったなぁ… (´・ω・`)」とか思い出して、非常に切ない気持ちになりましたよ。あと、いろいろな事情が暴かれていくんですけど、まさかマーゴ・マーティンデイル演じる叔母のマティまでウラがあるとは思わなかったですね~。121分、まったく飽きなかったです。


“気の良いデブおばさん”のマティの唐突な浮気告白には「アンタまで!? Σ(゚д゚;)」と。
叔母マティ


役者さんたちは、そりゃあ、全員素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ アカデミー賞にメリル・ストリープとジュリア・ロバーツがWノミネートされたのは頷けるし、それ以外の人たちもスゲー良くて。個人的には次女役のジュリアンヌ・ニコルソンの地味なムードとか最高だったし、ジュリエット・ルイスの残念な三女振りも大好物。さっきも書きましたが、マーゴ・マーティンデイルが“気の良いデブおばさん”の仮面を捨てる場面も良かったし、アビゲイル・ブレスリンの“反抗期のティーン”振りには「将来、僕も自分の娘にあんな態度をとられるのだろう… (´・ω・`)」とセンチな気持ちになったりしてね。

ミスティ・アップハム演じる家政婦も実に良い感じで(「フローズン・リバー」の人だったとは!)、スコップで婚約者スティーブを殴打する場面は留飲が下がりました。それと、今をときめくベネディクト・カンバーバッチが“頭の弱いボンクラ”役だったのは驚いて、「今のコイツなら勝てる!(`∀´) ケケッ」と思いきや、しっかりと“素敵すぎるオルガン弾き語り”シーンが用意されていて。ちくしょう、図らずもグッときちゃいました (ノ∀`) ワタシマケマシタワ


「お葬式に寝坊しちゃったよぅ!ヽ(´Д`;)ノ アアン」と慌てまくる残念な成人男性。これでカンバーバッチ人気も凋落すると思いきや…。
ダメ人間リトル・チャールズ

なんと映画後半、素敵すぎるオルガン演奏&歌声を炸裂させるのでした (`Δ´;) オノレ...
オルガンシーンがステキ!

僕はすっかり刃牙に母親の話を聞かされた梢江ちゃんのような心境に…って、なにこの文章。
三角絞めでつかまえて-かなわない...


ううむ、例によって、ワケのわからぬことをダラダラと書いてしまいましたが、気まずいながらも非常に面白かったです (・∀・) ジョン・ウェルズ監督の「カンパニー・メン」とか観たくなったし、何よりもジュリア・ロバーツを超見直したというか、反省を込めて「食べて、祈って、恋をして」を観ようかと思うほどだったり。何はともあれ、ナイトウミノワさんの二番煎じ感が強くて恥ずかしいんですけど「おとなのけんか」とかが好きな人なら楽しめるんじゃないかしらん (*ノ▽ノ) キャッ




ジョン・ウェルズ監督作。町山智浩さんが紹介されていて、気になってはいるのです。



MP3版のサントラを貼っておきますよ。ジャケット、この場面なんですね。



連想した映画その1。非常に面白かったです。僕の感想はこんな感じ



連想した映画その2。地獄のような話でしたな… ('A`)



なんとなく気になった本を張っておきますね。



ジェームズ・ガン監督のトロマ作品。“血の繋がった肉親の恋愛問題”に終止符を打っています。



なんとなくジュリア・ロバーツの兄の主演作を貼っておきますね。僕の感想はこんな感じ







野のなななのか(ネタバレ)

$
0
0

※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になる怖れがあるので、気を付けて!

<どうでも良い前置き>

この映画、今週のムービーウォッチメンの監視対象になったんですが、もともと観る予定ではあって。というのは2年前、大林宣彦監督の前作である「この空の花 ー長岡花火物語」に凄まじく感動させられたから。時間がなくて前売り券を買えなかったのは残念でしたが、「たまには1800円払うか ┐(´ー`)┌ シカタナシ」と、偉そうな顔で有楽町スバル座に足を運んだのです。


有楽町スバル座って、劇場係員が必要以上に多い印象 (゚Д゚) ナーゼー?
スバル座に来たぜッ!


ただ、問題は映画のタイトル。偏差値が低い&記憶力が悪いことに定評のある僕ですよ、「野のなななのか」なのか「野のななななのか」なのか「野ののななのか」なのか「野ののなのか」なのか「野のななななか」なのか「ななか6/17」なのか、混乱してきちゃって…(1つウソ)。1階の劇場窓口のお姉さん(好みのタイプ)にどう伝えるか迷ったんですが、しかし! 同劇場で公開されているのが1作品だけということに素早く着目した僕は、「14時30分からの回を1枚!m9・∀・) ビシッ」と鮮やかにオーダー。「やべぇ、今日の僕ったらキレッキレじゃな~い (´∀`) ウフフ」と上機嫌になったこともあって、チョコモナカアイスなんて買っちゃったりしてね(41歳の中年男性の文章)。超上機嫌で映画に臨んだんですけど、鑑賞後は“兄の敗北を目の当たりにした李海王”みたいな顔になっていたのでしたーー。


スバル座にはキネ旬関連の書籍が売られてまして。
キネ旬関連の本棚

チャップリンのポストカードとかも販売中なのです。ううむ、なんか上品ですな… (`Δ´;) ヌゥ
チャップリンのポストカード等

暑い日だったし、ついアイスモナカを買っちゃったりしてね。冷たくて甘い!(ヒネリなし)
チョコモナカアイス

そして、見終わった後は、こんな顔になってましたよ(「バキ」第26巻より)。
汗ダラダラの李海王


















野のなななのか

野のなななのか

2014/日本 上映時間171分
監督・脚本・編集:大林宣彦
エグゼクティブプロデューサー:大林恭子
プロデューサー:山崎輝道
原作:長谷川孝治
脚本:内藤忠司
撮影:三本木久城
美術:竹内公一
録音:内田誠
整音:山本逸美
編集:三本木久城
音楽:山下康介
音響効果:佐々木英世
主題曲:パスカルズ
主題歌コーディネーター:大林千茱萸
助監督:松本動
衣装:岩崎文男
ヘアメイクアップ:和栗千江子
装飾:相田敏春
小道具:中村聡宏
出演:品川徹、常盤貴子、村田雄浩、松重豊、柴山智加、山崎紘菜、窪塚俊介、寺島咲、内田周作、細山田隆人、小笠原真理子、イ・ヨンスク、大久保運、小磯勝弥、斉藤とも子、原田夏希、猪股南、相澤一成、根岸季衣、パスカルズ、安達祐実、左時枝、伊藤孝雄
パンフレット:★★★★(1000円/高いけど、非常に充実した内容。大林宣彦監督と高畑勲監督の対談が面白いし、森泉丘土先生のマンガも素敵。)
(あらすじ)
芦別市で古物商を営む元病院長・鈴木光男が92歳でこの世を去り、離れ離れに暮らしていた鈴木家の人々が葬式のため帰郷する。そこへ現われた謎の女・清水信子により、次第に光男の過去が明らかになっていく。1945年の太平洋戦争終結直前、光男は樺太でソ連軍の侵攻を体験しており……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


率直に思ったことを書くと、「ワケわかんねェ…… ('A`)」って感じ。「『その日のまえに』にグッときた→『この空の花 -長岡花火物語』でさらに感動→『野のなななのか』は何が何やら」というのは、昔、デヴィッド・リンチ監督の「ロスト・ハイウェイ」「マルホランド・ドライブ」からの流れで「インランド・エンパイア」を観た時の心の動きにスゲー似てて。「たぶんスゴい映画なんだろうけど、僕にはまだ早いのカナー (´∀`;) エヘヘ」的な? いや、ところどころ胸を掴まれたし、終盤あたりは泣いたりもしたんですけどね。


なんとなく李海王の兄である範海王の画像を貼っておきますね(「バキ」第26巻より)。
ワケがわからない範海王


一応、ザックリと書いておくと、「鈴木光男(品川徹)が危篤状態に陥る→死亡→霊となった光男と家族たちが四十九日(七×七日=なな・なのか)を迎えるまで」のお話でして。そこに「光男の青春→1945年の太平洋戦争集結直前のソ連軍の侵攻といった過去の話」やら(「樺太 1945年夏 氷雪の門」で詳しく描かれております)、「2011年の原発事故などが絡んでくる現在の話」やらが語られて。最後は、昔、光男たちと暮らしていた信子(常盤貴子)が、実は「ロシア兵に犯されて絶望し、頼まれるままに光男が殺した山中綾野(安達祐実)」の蘇りだったことが発覚して、光男と一緒にあの世に旅立ちましてね。みんな適当に生きていくムードで、終わってましたよ(乱暴な文章)。


ちなみに「樺太 1945年夏 氷雪の門」がYouTubeにアップされていたので、気になる方はどうぞ↓




なんでしょうね、「この空の花」よりも劇映画っぽくなってはいるものの(とりあえずテロップは少なめになってた)、情報量が凄まじく多い上に、登場人物たちの台詞や行動原理とか、そもそもの世界観とかが結構カオスなんです。例えば、信子が綾野の蘇りだとすると「信子が16歳の時に駅で死んだ」ってエピソードが意味不明なんですが、そこは「気にすんな ( ´_ゝ`)」ってムードだったりして。

普通の会話シーンだって、その内容が全然噛み合ってなかったりするし、台詞の途中で「痛い」とか唐突に言い出したりするし。僕の理解度が低いのかもしれませんが、意味不明な点だらけなのに、登場人物たちだけで納得してドンドン話が進んで行くから、すみません、マジで何が何やらだったというね… (´・ω・`) ウーン


なんとなく『この空の花』の「この雨、痛いな!」のシーンを貼っておきますね↓




しかも、劇映画っぽくなった反面、「この空の花」ほどの“暴力的な勢い”や“スパーク感”はないから、171分が非常に長く感じてしまって…。特にクライマックスの「野のなななのか」の場面(要は野原で四十九日をやる)、なんか〆っぽいことを言い出すし、そんな雰囲気だからここで映画が終わるのかと思いきや! また他の人が適当なことを話し出したりとか、“野の楽隊”の演奏シーンが入ったりとか、さらに場面が変わったりとか、とにかく長い。あと、「この空の花」と比較すると、反原発のメッセージがまたストレートで、そうまでして伝えたいってことなんでしょうけど、その説教臭さには辟易しました。大体、本当に後世に伝えようと思うなら、もう少し時間を短くして観やすい映画にした方が良いんじゃないかしらん。

とは言え、細部まで考えて作られている映画であることは間違いなくて(「鈴木光男の息子夫婦が2組とも亡くなっているのは、戦争体験などが伝わっていない継承の断絶を表しているんじゃないか」とか「鈴木家の人間で“夏”の名前だけいない」とか、深読みできる要素が結構ある)。大林宣彦監督が命名した「シネマ・ゲルニカ」として考えるならスゲー腑に落ちるというか。もうこれはこれで大林流にメッセージを込めた迷いのない芸術作品なんだから、文句を書いても仕方ない気がするのです。数年後に見たら違った風に見えるのかもしれないし、やっぱり僕には合わないのかもしれないけど、何にせよ完成品なんだろうなぁと思ったりした次第。

最後に好きなところを書いておくと、綾野役の安達祐実さんがファンタジックな美人に撮られていて、ビックリしました。ガタタンがスゲー旨そうだったし、芦別の自然は超キレイだったし(行ってみたくなった)、1945年のパートの見せ方も面白かったです。それと、ワケがわからないなりに「とんでもないモノを見せられた」という衝撃はあって、そういう意味ではやっぱり観て良かったし、「苦いけど好きになりそう (´∀`) ウフフ」と思わなくもない感じ(なんだこれ)。鑑賞中、席を立って戻らなかった人がいただけに、無闇にオススメはしませんが、面白い映画体験ではあるのでね、興味がある方は劇場に行ってみて!(o^-')b オシマイ




大林宣彦監督の前作。DVDのプレミアBOXを買うか、Blu-rayの通常盤を買うか、迷うところですな… (・ω・;) ウーン



「この空の花」の続編である「So Long ! THE MOVIE」が収録されたDVDが付いております。





プリズナーズ(ネタバレ)

$
0
0

※なんて言うんですかね、僕としては「衝撃の展開が!Σ(゚д゚;) ナンデスト!」ってほど驚いたりはしなかったんですけど(苦笑)、基本的にネタバレを読まないで観た方が絶対面白いとは思うので、未見の方はこの感想文を読まない方が良いですぞ。









プリズナーズ

プリズナーズ

原題:Prisoners
2013/アメリカ 上映時間153分
監督:ドゥニ・ビルヌーブ
製作:ブロデリック・ジョンソン、キーラ・デイビス、アンドリュー・A・コソーブ、アダム・コルブレナー
製作総指揮:エドワード・L・マクドネル、ジョン・H・スターク、ロビン・マイシンガー、マーク・ウォールバーグ、スティーブン・レビンソン
脚本:アーロン・グジコウスキ
撮影:ロジャー・A・ディーキンス
美術:パトリス・バーメット
衣装:レネー・エイプリル
編集:ジョエル・コックス、ゲイリー・D・ローチ
音楽:ヨハン・ヨハンソン
出演:ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール、ビオラ・デイビス、マリア・ベロ、テレンス・ハワード、メリッサ・レオ、ポール・ダノ、ディラン・ミネット、ゾーイ・ソウル、エリン・ゲラシモビッチ、カイラ・ドリュー・シモンズ、ウェイン・デュバル、レン・キャリオー、デビッド・ダストマルチャン
パンフレット:★★★★(720円/一見、薄いけど、キャストだけでなく、撮影や編集などに関するコラムまであるのはスゴい! 唯一残念だったのは、メリッサ・レオのインタビューがネタバレしてない前提だったこと)
(あらすじ)
家族で幸せなひと時を過ごすはずの感謝祭の日、平穏な田舎町でひとりの少女が失踪する。手がかりは少なく、警察の捜査も進展しないなか、少女の父親は証拠不十分で釈放された第一容疑者の証言から、彼が誘拐犯だと確信。自らの手で娘を助け出すため、一線を超える決意をする。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※今回は「スウィート ヒアアフター」「トールマン」のネタバレに少し触れているんですが、特に「トールマン」はネタバレを知っちゃうと面白くない作品なので、注意して!
※今回の記事は、非常にくだらない文章が書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。


渋谷シネパレス木曜メンズデーを利用して観てきました。「えっ、こんな映画!? Σ(゚д゚;)」とビックリしましたよ。


渋谷シネパレス木曜日は男性なら1000円で観られるのです (`∀´) オホホホホホ
渋谷シネパレスは木曜がメンズデー


僕的に予告編を観て思ったのが、「『犯人はお前だ!m9▽∀▽) ビシッ』的な“謎解き映画”ではないな」と。要は「娘を助け出したいあまり、暴走して鬼になってしまう父親の心の動き」がメインの物語であって。勝手な妄想を書くと、ポール・ダノったら、例によって“ヘラヘラしてムカつく怪しい男”を好演しちゃって、鑑賞中の観客はすっかり父親気分で「犯人は絶対コイツだから、拷問OK!(o^-')b」って思うんだけど、本当のところは“ちょっと調子に乗っただけの愉快犯”だったりしてさ。


ポール・ダノは「それでも夜は明ける」でも“納得のクズ演技”を見せてくれただけに、超期待してました。
ティビッツ(ポール・ダノ)


クライマックスは真犯人が捕まって(適当な人)、娘は無事助かるものの、父親の方は犯人だと疑ったポール・ダノを拷問の末に殺してしまって、「オレはなんてことを… ('A`) ゲンナリ」的な? ラスト、憎悪に囚われてしまった自分を恥じた父親が自殺して、刑事が何とも言えない顔で佇むーー。内容は全然違うけど、「スウィート ヒアアフター」のような救われない余韻が漂う映画…かと思いきや! “父親の心の動き”も重視されていましたが、『犯人はお前だ!m9▽∀▽) ビシッ』的な“謎解き映画”的要素も強かったからスゲー驚いたというね。


そんなワケで聴いてください、小松未歩さんで「謎」↓(ラジオパーソナリティ気取りで)




何が面白かったかって、先の展開が全然読めなくて。ヒュー・ジャックマン演じる父親ケラーが暴走するのは折り込み済みでしたけど、現場付近で発見されたアレックス(ポール・ダノ)はてっきり冤罪だと思っていたら、ケラーに「子どもに会った」みたいなことを伝えたり、子どもたちが歌ってたバットマンの替え歌を知ってたりと、確実に子どもと接触してるっぽかったりするから、「どういうこと!? Σ(゚д゚;)」と。

刑事ロキ(ジェイク・ギレンホール)が「ケラーはアレックスを拉致したのでは?」と疑い始めるのは予想してましたが、さらに怪しい男ボブ(デヴィッド・ダストマルチャン)が出て来て、そいつの部屋で子どもたちの血まみれの服が見つかったと思ったら豚の血だったりするわ…。よくよく思い出せば、序盤にロキが“過去に性犯罪歴がある神父”を捜査しに行ったら、謎の死体が見つかったりしてたけど意味がわからないし(告解にきて「子どもを16人殺したし、今後も続けるッス (`∀´) ケケッ」なんて物騒な話をしたので、神父が殺害)、とにかく振り回されたというか。話の着地がまったく予想できなかったのです。


捜査開始直後に謎の死体が見つかってたり…。
この死体が悪の旦那

不審な男ボブの家には大量のボックスにヘビと血まみれの子ども服が入ってたりしたのでした (・ε・) ナーゼー?
ヘビが入ってました


ちなみに、身も蓋もなくオチを書き残しておくと、犯人はメリッサ・レオ演じるホリー。もともとは熱心なキリスト教徒だったものの、息子が死んでしまったことで、夫と一緒に神への反逆を決意して、子どもをさらいまくってまして。5年前に夫が失踪した後も(神父に殺された)、地道に1人で活動を継続中であり、今回は甥っ子のアレックスと一緒に拉致してみた…ってな調子。ちなみにアレックスは本当の甥ではなく“幼いころにさらわれた被害者”であり、“ゴクゴク飲むとやる気がなくなって言うことを聞くようになる特製ドリンク”のせいか、知能が10歳程度になっていた&ホリーを超恐れていたため、警察に事実を伝えられなかったのでした (´∀`) ナァンダ 真犯人ホリーの“揺るがない精神性”は、犯行動機は全然違いますが、同じ“子ども誘拐モノ”の「トールマン」の犯人を連想したりしてね。


犯人はアレックスの叔母(という設定の)ホリーでしたよ。
犯人はこの人


閑話休DiE!ヽ(`Д´)ノ 話を戻しますけど、ヒュー・ジャックマン演じる父親ケラーには、案の定、スゲー感情移入しました。彼は「備えあれば憂いなし」がモットーの男であり、家には常に食料がいっぱい。サバイバルに迫られた時のために狩りのスキルも身に付けており、常に「もしクマと戦うことになったら、こうやって…」武井壮さんライクに脳内シミュレーションを欠かさないエブリデイ(少しウソ)。同じ父親としてその危機管理意識は見習いたいほどであり、さらに今、2歳10ヵ月の娘マナ子と一緒にジム・マジンガ気分に浸るのが何よりも楽しいだけに、冒頭、ケラーが娘のアナを肩車するシーンには超グッときちゃったりして。


今、最も熱い娯楽といえば肩車。「俺たちの旅」ライクに奧さん&マナ子と3人でやっても良い覚悟だったり。
肩車最高!


だからこそ、娘のアナがいなくなった時は恐ろしくて仕方がなかったし、奧さんから「守ってくれると信じてたのに…」なんて言われたら、舌を噛み切って死にたい気分 ('A`) ゲンナリ そんな状況下、アッサリ釈放されたアレックスの「僕がいる間、泣かなかった」発言を聞いた日には、そりゃあ、拉致して問い質したくなるのが父親マインドじゃないですか。もうね、ケラーとシンクロ率120パーセントで観てたんですが、唯一違うところを挙げるなら、彼はアレックスを散々殴った後に、工務店経営のスキルを活かして拷問シャワーボックスを作ってましたけど(苦笑)、僕がやるなら間違いなく水責めを選びましたね(アウトな文章)。


もし娘がいなくなって、重要参考人にこんなことを言われたら…。
僕がいる間、泣かなかった

そりゃあ、こう思うのは自然の摂理。
奴は何か知っている

監禁する気持ちもスゲーわかります。この後、殴られて顔がボッコリ腫れるのがリアルで良かった!
監禁しちゃった

ただ、僕が拷問するなら水責め一択。逮捕されたら「ムシャクシャしてやった。映画を見て真似しようと思った」などと供述予定(アウトな文章)。
三角絞めでつかまえて-顔に水


僕的に「うーん」と唸らされたのは、この話って、警察がさらわれた娘たちを家宅捜索で発見できなかった時点で、ケラーがアレックスを拉致しなかったら事件は解決してないんですよね、たぶん。だから、アレックスなんて超可哀相な人なんだけど、幼子の命を天秤に掛けて考えると、やっぱりああいう手段に訴えざるを得なかったワケで…。どことなく自力救済を肯定するムードがアメリカっぽいなぁと。

なんかフリーメイソンがどーたらとか信仰心云々とか「誰もが何かの囚われ人なのヨ 川´∀`)(・ε・) フーン」みたいな要素に関しては、面倒くさいので深読みしませんが、普通に「アナタならどうする!? m9・∀・) ビシッ」って考えさせられるのが好みのタイプ。例えば一緒に娘をさらわれたフランクリン(テレンス・ハワード)が「アレックスの拷問に加担はしないけど、止めもしない」なんてズルい態度を見せるのもリアルだなぁと。あと、役者さんたちも非常に良くて、ウルヴァリンはもちろんのこと、ロキを演じたジェイク・ギレンホールは「エンド・オブ・ウォッチ」に続いて最高で、ますます好きになりましたよ。メリッサ・レオも本性が見せてからがスゲー怖くて素敵でした。


ジェイク・ギレンホールの刑事役、良かったですな~。
ジェイク・ギレンホール


一応、備忘録として、終盤の展開を書いておきますよ。ケラーもロキも八方塞がり状況に陥っていたら、フランクリン&ナンシー(ヴィオラ・デイビス)の娘ジョイが、犯人の家から逃げ出したところを保護されまして。病室に行くと、ジョイは「あなたもあそこにいたじゃない!」なんてケラーを責めてきたので何のことかと思ったら、「そうか、オレがホリーの家に行った時か!Σ(゚д゚;)」と気付いて、現場に急行。ところが一枚上手なホリーに銃を突き付けられて、特製ドリンクをゴクゴク飲まされた挙げ句、片足を撃たれて穴蔵に転落→「出血多量で余命1日!川`∀´) ザマァ!」なんて宣告をされるんです。

その一方、刑事ロキは監禁されていたアレックスを発見。その報告をしにホリーの家に行ったら、「飾ってあった写真の男の首に掛かっているのが、神父が殺した遺体のペンダントと一致→ホリーが超怪しい!Σ(゚д゚;)」と気付きまして。まんまと正体を現した彼女を射殺すると、毒物を注入されたアナを抱えて、猛スピードで運転!(ちょっと「トゥルー・グリット」のラストっぽくてイイ!) なんとか病院に辿り着いて、アナは助かるワケですよ。

そして、夜。ホリーの家では本格的な現場検証がおこなわれていたものの、暗くなってきたので終了。みんな帰ったので、ロキも帰ろうとしたところ! なんか笛のような音が聞こえてきた。空耳かな…と思っても、遠く耳を澄ませば聞こえるあの笛の音そう、確かケラーは穴蔵に落とされた時、娘のアナの赤いホイッスルを見つけていた→それを使って助けを求めているのでは!? 「これは、もしや!? Σ(゚д゚ )」とロキが音の出所を探して辿り着いてみれば、なんと笛の音の正体は洞窟を吹き抜ける風の音。さすがはあらゆる状況に備えていた男、ケラーったら一切の道具を用いることなく己の拳足だけで掘り抜いて、すでに脱出していたのでしたーー(途中からウソ)。


ロキが穴蔵に辿り着いた時、ケラーの姿はなく、そこには大きな隧道(トンネル)が…。
隧道(トンネル)...

負傷した足も何のその! ケラーは素手で脱出していた…って、何だか本当にすみません…(「バキ」第8巻より)。
己の拳足だけで!


ううむ、ダラダラ書いてて、自分でもよくわからなくなってきました…。まぁ、観ている間は、スパスパと伏線がハマっていくのが結構気持ち良かったんですけど、見終わってから冷静に考えると、なかなか雑な話にも感じてきて。「なんでホリーはRV車に乗ったアレックスを放置したのか」とか「アレックスとボブの『実は誘拐された人たちでした』組の精神疾患具合が都合良すぎ」とか「一回目の家宅捜査時にあの穴蔵を見落とすかなぁ(あの車は絶対調べるしね)」とか「釈放したものの、重要な容疑者であるアレックスに監視を付けない警察組織なんてある?」とか「ボブの思わせぶりな行動の数々(なんで自主的にあんなことしたの?)」とか「ボブに拳銃を奪われて自殺されちゃうくだりなんて現実にあり得ないだろ」とか「言うことを聞くようになる特製ドリンク」とか「ジョイがホリーの家から逃げ出せた&すぐ保護されたくだり」とか、いろいろと気になったりもした次第。


アレックスみたいなボンクラがいて物的証拠がゼロってのも飲み込みづらかったり。
物的証拠は何もなし!


そんなワケで、何はともあれ、展開が二転三転して面白かったです (・∀・) イイネ! 見終わってから「灼熱の魂」の監督の作品だって知ったんですが、なんか頷けましたよ。撮影もキレイでしたな~。オチを知った状態でもう一回観たらスゲー印象が変わるような気がしますけど、時間もお金もないので、DVDレンタルが始まったら、また観ようかと思っております (´∀`) オシマイ




ドゥニ・ビルヌーブ監督作。非常にエグい映画でしたな… ('A`)



作者名が脚本家になっているので、映画のノベライズ…なのかな? 不明点の補完に良さそう。



なんとなく連想した映画、その1。見終わった後はモヤモヤしました。



なんとなく連想した映画、その2。雑な部分もありますが、考えさせられましたね…。



なんとなく連想した映画、その3。「テロリストをどこまで拷問するか?」というお話です。



タイトルが似ているので…貼っておきますね!(*ノ▽ノ) キャッ





先週の備忘録(2014/5/20~5/26)

$
0
0

さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


仕事が忙しくて地獄のようなのに打ち合わせが多い… ('A`)
木曜日、タマフル・トップ5オフ会、楽しかったです~ (´∀`)
土曜日は、休日出勤しつつもダイエットスタート!ヽ(`Д´)ノ
日曜日は、接待ゴルフで超疲れた体を引きずって出勤→徹夜
「藁の楯」効果でアメブロのデイリーランキングが13位に!Σ(゚д゚;)



ちょっとね、仕事が忙しすぎて、ブログすらロクに書けない状況だったりします…。でも、そういう時に限って、変な行動をしてしまうというか、例えば木曜日、非常に楽しかったタマフル・トップ5オフ会の帰り道。はちごろうさんに新宿のTSUTAYAまで送ってもらって、借りてたDVDを返却した後、「1時間ぐらい飲むかな?」と新宿2丁目のバーに行ったら、1人で朝の4時まで飲んでしまったというね… ('A`) ただでさえ睡眠不足なのに、自分で自分がわからないザンス。


いつもすみませんが、一応、貼っておきますね↓



というか、記録として残しておきたいのが、日曜日。「藁の楯」の感想のアクセスがスゴいことになっていて、アメブロのデイリーランキングで13位になってたのです。まぁ、ハッキリ言って、最近はどうでも良くなってましたけど、20以内に入ることなんてあり得ないと思ってただけに、かなりビックリ。で、久しぶりにリンクを調べたら、こんなブログのリンクを貼ってくれてる人がいたりして、非常にありがたいなぁと思ったり… (ノД`)


土曜日のアクセス数。数字の信憑性自体は低いものの、このぐらいで13位になるってことですな。
土曜日のアクセス数

ちなみに翌日曜日はこんな感じでした。
日曜日のアクセス数


あと、本当は今日、「本格的にダイエットを再開します!(o^-')b」的な記事を用意してたんですけど、ちょっと時間がないので、ここにサラッと残しておきますね。実は昨年のダイエットの成果は、半年かけてすっかり元通りになってまして… (´・ω・`) ザンネン でも、今年の9月上旬、奧さん&娘とプール付きのホテルに泊まりに行くことが決まったので、それまでに“素敵な旦那様&お父様”として腹部にシックスパックを刻む予定でございます。手法的には、レコーディング・ダイエットにランニング&自重トレ、月1回のジム通い…といったところ。土曜日、ササッと月一契約(2100円)しているジムに行って、測定してきたので、一応、記録として貼っておきますよ↓


8月31日には体脂肪を8パーセント台にするつもりなのです (`∀´) フハハハハハハ
測ってみました


以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。








俺たち賞金稼ぎ団(ネタバレ)

$
0
0

俺たち賞金稼ぎ団

俺たち賞金稼ぎ団

2014/日本 上映時間99分
監督・アクション監督:坂本浩一
脚本:酒井善史
脚本監修:上田誠
音楽:三澤康広
出演:竜星涼、斉藤秀翼、金城大和、塩野瑛久、今野鮎莉、丸山敦史、杉本有美、山田裕貴、斉藤レイ、榊英雄、平田裕香、山本康平、相馬圭祐、小宮有紗、海老澤健次、山崎真実、伊藤陽佑、諸田敏、島津健太郎、清家利一、下園愛弓、山下真司
パンフレット:★★★★(530円/コンパクトに作ってて、良い感じ!)
(あらすじ)
2014年1月、地球滅亡をたくらむデーボス軍に対し、キョウリュウジャーと呼ばれるヒーローたちが戦いを繰り広げていた頃、警察官の青木巡査は、同級生で「劇団バズーカ」を主宰する金原寿朗を呼び出し、放火殺人容疑で指名手配されている安藤リコという女性を探してほしいと依頼する。リコにかけられた報奨金ほしさに依頼を引き受けた金原は、劇団員たちを動員し、さまざまな人物を演じながら事件関係者に聞き込む作戦を開始するが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




30点


※今回の記事は、この映画が好きな人は確実に不快になるので、読まない方が良いです…。

最近はすっかり「烈車戦隊トッキュウジャー」に夢中な僕ですけど、昨年の「獣電戦隊キョウリュウジャー」だって愛してまして。今回のこの「俺たち賞金稼ぎ団」は、<TOEI HERO NEXT>という「東映特撮モノに出演した若手俳優たちの卒業企画」として、「キョウリュウジャー」のメインキャストたちが主演しており、しかもあの坂本浩一監督作ということで! 「観に行ってみるか (´∀`)」と公開1週目に仕事の合間を縫って、新宿バルト9シネマチネ割引を利用して観てきました。ガッカリしましたよ… (´・ω・`) ザンネン


劇場は8割ぐらい埋まってた記憶。
バルト9


ハッキリ言って、予想通りの“ファン向け”の映画でしてね。「キョウリュウジャーのみんながキャッキャしている姿を観られるだけで幸福なのです (´∀`) ウフフ」という慎ましい気持ちで足を運ぶのなら、まったく文句が出ないクオリティなのではないかと。「ぴあ映画生活」の評価が93点(2014/6/4現在)なのもスゲー頷けますよ。これを観に行って文句をつけるという行為は、ある意味、お門違いな気がしてならないのです…がしかし! 世の中には「こち亀」の189巻を買って、今さらな不満を書く人が相当数存在するように、“ファン向け”の映画と知りながら観に行きつつも、ごめんなさい、どうしても納得がいかない人間もいるのです、ここに。

いや、好きなところは結構あるんです。“キョウリュウジャーが現実に存在する”という世界観は面白かったし、特撮関連の役者さんたちが出まくってるのもうれしかった(特に相馬圭祐さんのへルズフェイス役は良かった!)。アクションシーンも少なめながら面白くて、特に序盤、エスカレーターを転がり落ちた人はスゲー偉いと思った。缶コーヒーが「ブレイブファイヤー」だったりとか、いろいろと小ネタを入れる姿勢も嫌いじゃなかったです。なんて言うんですかね、僕だってね、優しさ最大限状態で観てはいたんですよ。

ただ、話があまりにも酷い。まぁ、「『キョウリュウジャー』を観ていた人→子ども向けってことなんでしょうけど…。「小劇団が警官に依頼されて懸賞金を掛けられた指名手配犯を捕まえようとする」から「賞金稼ぎ団」という設定の時点で、リアリティを求めるのが間違っているのは十分承知していますので(要はスーパー戦隊の世界観だから)、「演技で人を騙す描写が子ども騙しすぎ」とか、そういうのは目をつむりますよ。「母親を殺したのは誰か?」って謎が「警察がちゃんと捜査したら即わかりそうなレベル」だったのも良いですよ。

でも、最後のオチ、母親の死因が「娘が詐欺師にBLIND LOVE状態なので、その詐欺師に罪を着せるべく殺人を偽装して焼身自殺した」(しかも生命保険に入って)ってことなんですが、テメエが死ぬのは勝手だけどさ、アパート放火しちゃダメだろ。なんで現住建造物等放火罪の刑罰が「死刑又は無期若しくは5年以上の懲役」と重いかといえば、火事はマジでシャレにならないから。そんな迷惑な死に方をした奴を美談仕立てにするって、バカなんじゃないの? その事実を知った娘が、自分の子どもへの思い入れを散々語ってたくせに即自殺しようとするのも不快でしたね…。

というかさ、ごめんなさい、正直なところ、僕は“ファン向け”の映画だと予想しつつも、もう少し“ちゃんとした映画”を期待してた。予算の都合とかもあるんだろうけど、もっと「NEXT」を感じさせるクオリティになっていると思ってましたよ。他の作品を観てないのにこういうことを書くのは申し訳ありませんが、<TOEI HERO NEXT>に関しては今後二度と観ないと思います。

あと、書いておきたいのが、斉藤秀翼さんと塩野瑛久さんが半裸でイチャつくという腐女子向けサービス描写について。もうね、スゲー居心地悪かったです… ('A`) 己にそういう素養がないことをあらためて自覚しましたよ。ただ、これが女性同士だったら1ミリも文句を言わないだけに、こういうシーンが入ること自体は受け入れざるを得ないんでしょうな…(なにこの文章)。


なんか殺伐としちゃったので、マイッキーのgifを貼っておきますね。先週の自己犠牲には号泣した!
焼売大好きマイッキー


ということでね、非常にガッカリしました (´・ω・`) ザンネン 7月にはDVDが出るみたいだし、これは劇場で観なくて良かったなぁ…。まぁ、もう劇場公開は終わってるのでね、気になる人はDVDのレンタルが始まったら、優しい気持ちで観てみてくださいな。




DVD、7月に発売されるそうです。



オフィシャルムックが出てるなんて、人気あるんだなぁ。



こっちの方が面白そうです。







Viewing all 2544 articles
Browse latest View live




Latest Images