※この映画は、ネタバレを知らないで観た方が間違いなく面白いので、M・ナイト・シャマラン監督のファンならこんな感想文は読まないで劇場に行った方が良いです。
※ただ、M・ナイト・シャマラン監督の作品を未見orそれほど好きじゃない人は、全然観なくて良い気がします。
※もし興味のある方は、過去の監督作のオマージュなどがあるので、全部を観る必要はありませんが(苦笑)、初期の3作品(「シックス・センス」、「アンブレイカブル」
、「サイン」
)あたりをチェックしてから足を運ぶと、より楽しめると思いますYO!m9`Д´) ビシッ
スプリット
原題:Split
2017/アメリカ 上映時間117分
監督・製作・脚本:M・ナイト・シャマラン
製作:ジェイソン・ブラム
出演:ジェームズ・マカボイ、アニヤ・テイラー=ジョイ、ベティ・バックリー、ジェシカ・スーラ、ヘイリー・ルー・リチャードソン、ブルース・ウィリス
パンフレット:★★★(720円/コラム2本と解説1本。デザインも良い感じ)
(あらすじ)
見知らぬ男に拉致され、密室に閉じ込められた女子高校生3人組は、監禁場所で神経質な雰囲気を漂わせた男を目にする。男が部屋から立ち去り、必死に脱出方法を思案している最中、ドアの外から男と女が会話する声を耳にした3人は助けを求めて声を上げるが、そこに現れたのは、女性の服に身を包み、女性のような口調で話す先ほどの男だった。男には23もの人格があり、9歳の少年やエレガントな女性など、ひとりの体の中で人格が激しく入れ替わっていく。そして、そんな男に24番目の人格が現れ……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この映画の感想に関しては、カゲヒナタさんのブログがいろいろと充実しているので、チェックすると良いんじゃないかしらん。
※今回の感想は、「グラップラー刃牙」や「フィルス」
のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけて!
二重人格の元祖は「ジキル博士とハイド氏」なんでしょうけど、あれは「人間には裏表がある」的な話じゃないですか、確か。今みたいな多重人格(解離性同一性障害)設定が流行るようになったのは、やっぱり「24人のビリー・ミリガン」の影響でしょうか。昔、月9のドラマ「あなただけ見えない」で三上博史さんが3つの人格を持つキャラを演じて話題になりましたけど、検索してみたら、「24人のビリー・ミリガン」
とちょうど同じぐらいの時期だったんだなぁ…ってのはどうでも良いですかね。僕的には、解離性同一性障害の人がいるというのを信じないワケじゃないし、フィクションの題材になったりするのは好きだけど、さすがにガイアみたいな人は実在しないんじゃないかと思ってる…ってのもどうでも良いですかね。
衛生兵のノムラが泣き始めたかと思ったら…(「グラップラー刃牙」より)。
コイツがなんとガイアだったからビックリ! 最近はすっかり人格が統合されたみたいですな。
なんとなく板垣恵介先生が描いたビリー・ミリガンも貼っておきますね。
で、本作の話ですよ。劇場でボンヤリと予告編を眺めた時は、「あら、今度のシャマラン監督作は多重人格モノなのね」と。僕はいわゆる「シャマラー」「シャマラニアン」「シャマラニスト」「おシャマさん」などと呼ばれるほどのファンではないけれど、監督の前作「ヴィジット」が超ストライクだったし、ジェームズ・マカヴォイ×多重人格で連想されるクズ刑事映画の名作「フィルス」
も大好物だったので、結構観たくなりまして。ちょうど愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(略称:タマフル)の映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったこともあって、火曜日の会員サービスデーを利用して、TOHOシネマズ新宿で鑑賞しようとしたところ! 仕事のせいでチケットをムダにしましてね…(遠い目)。木曜日、悔し涙を流しながらポイントを使って、同劇場で無料鑑賞してきました。「あまり良い映画じゃないな… (´・ω・`)」って思ったり。
11番スクリーン、ほぼ満席でしたよ。
話を身も蓋もなく書いておくと、幼いころに虐待されたせいで23人の人格を宿すケヴィンの人格の1つ“デニス”が24番目の最強の人格“ビースト”を誕生させるために、3人の女子高生(a.k.a.穢れた魂)をモリモリ食べようと拉致! デニスを止めようとする他の人格からメールをもらった主治医のフレッチャー先生が怪しんだり、女子高生たちもそれぞれ逃げようと努力してみたりするものの、結局、フレッチャー先生&女子高生2人は死んじゃいまして。最後に残った1人は被虐待児だったので、「お前はセーフ!m9`Д´) ビシッ」と許されるも、「超人ビースト」と化したケヴィンは逃げてしまい、そのニュースをハゲのオッサン(「アンブレイカブル」の主人公ダン!)が意味深に眺めてエンドクレジットに突入。最後に「『アンブレイカブル』
のダンvs『スプリット』のケヴィンを描く続編『グラス』が2019年に公開されます」的なテロップが出て、映画は終わってましたよ。
いろいろあって、ケヴィンは鉄格子を曲げられるほどの身体能力を発揮できる超人“ビースト”になりまして。
ラストは、「アンブレイカブル」の主人公ダンを演じたブルース・ウィリスが出てくるのです。
ちなみに「グラス」とは「アンブレイカブル」に登場したサミュエル・L・ジャクソンのことでございます。
まぁ、「アンブレイカブル」を観ていた人なら誰もが気付いたと思うんですが、「アンブレイカブル」
が「スーパーヒーローの誕生譚」だったように、本作は「スーパーヴィランの誕生譚」だったんですよね。予告編で壁を登るシーンを観てたから、“ビースト”になるんだろうとは思っていたけど、まさか本作と「アンブレイカブル」
がクロスオーバーするなんてまったく予想していなかっただけに(カゲヒナタさんのブログによると「アンブレイカブル」
の要素がいろいろと組み込まれていたそうな)、スゲー驚いたし、「自分&自分が作った世界観が本当に好きなんだなぁ (´∀`) ヤレヤレ」と笑っちゃいました。まぁ、基本的に好きな映画ではあるのです。
ケヴィンがビーストとなって、壁を登るシーン…。
シコルスキーを思い出したバキ読者は多いのではないでしょうか(「バキ」より)。
ただ、「アンブレイカブル」とのクロスオーバーを抜きで考えると、ごめんなさい、映画としてそんなに面白くなければ意外性もなかったというか。ここ数年の誘拐・監禁モノで先が読めなかったなぁと思い出すのは「アリス・クリードの失踪」
あたりですけど(小説では乙一先生の「SEVEN ROOMS」
が好き)、本作は登場人物たちの行動や話の展開が結構想定内どころか、グダグダに見える部分が多かったんですよね…。ラストで「救出された女子高生が黒人の女性警官を見つめる→今回の事件を機に、叔父に虐待されていたことを告発しようとする」みたいなムードは好きだし、とにかくブルース・ウィリスにはビックリしたけどさ、よくよく考えるとクロスオーバーのためだけの映画というか。
この子だけ「虐待されてた→穢れてない!」って助かってたけど、それもなんだかなー。
確かにジェームズ・マカヴォイの多重人格演技(9人分)や精神科医とのやり取りとかは良かったけどさ、映画全体を振り返ると、ミスリードするための要素みたいなのがあざとい気もするし、演出も冗長に感じるところが多かったし、「ヴィジット」に続いて“病気の人”の扱い方が乱暴に感じるし…。最後、「監禁されていたのは動物園の地下でした!(o^-')b ドウ?」なんてドヤ顔で見せてたのも、彼女たちの行方を探す側のシーンがないから結構どうでも良かったなぁと(動物ネタを話してたのが伏線(?)なんですかね)。あと、そもそも「15年以上前に公開された映画
を観てない人には何が何やら」という部分がスゲー酷いと思うところもあって。さっきは好意的に書いたものの、ハッキリ言って、「自分&自分が作った世界観が本当に好きなんだな ( ゚д゚)、ペッ」って感じたりもする…という複雑な男心。
「内緒だよ」なんて言いながら、まだ未公開の国があるのに自らネタバレツイートを投下したシャマラン監督。
「何者」の二階堂ふみさんならこんな言葉を投げかけそうな気がします(勝手なコラージュ)。
そんなワケで、スゲー笑ったし、クロスオーバーに関しては「シャマランだからできたスゴいこと」だと感心しましたが(超楽しみではあるし)、これを知らないで観て「つまんね (゚⊿゚)」って罵る人を1ミリも責められない映画だなぁとも思いました。ちなみに、尊敬する映画評論家の町山智浩さんのツイートがネタバレだなんだと物議を醸したみたいですが(僕は「ネタバレだとは思うけど仕方ないから自分で護身しようよ」派)、今夜の「ムービーウォッチメン」で宇多丸師匠がどこまで踏み込んで話すのか、非常に楽しみでございます。おしまい。
デジタル盤のサントラがありました。
M・ナイト・シャマラン監督作で一番好きなのはこれです。僕の感想はこんな感じ。
本作の前編にあたるM・ナイト・シャマラン監督作。彼の監督作の中では2番目に好きなのです。
ジェームズ・マカヴォイ×多重人格で連想したクズ刑事映画。僕の感想はこんな感じ。
有名なダニエル・キイスのノンフィクション。「グラップラー刃牙」のおかげですっかり読んだ気分になってました。
スプリット(ネタバレ)
ノー・エスケープ 自由への国境(ネタバレ)
※今回の感想は、映画とは関係ない文章がダラッと書かれているので、気をつけて!
※本作については、すでに宇多丸師匠の超タメになる時評がアップされているので、そちらを読むべし!m9`Д´) ビシッ
<ザ・どうでも良い前置き>
4月末から仕事が非常に忙しくなりまして。ゴールデンウィークも4日以外はすべて休日出勤状態で頑張ったものの、それでも納期に間に合いそうになくて、必死に作業しているエブリデイ。そんな中、本作が愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(略称:タマフル)の映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったと知った時は、正直なところ、「今回は見送るかな (´∀`;)」と思ったんですよね。
4月某日、シネマート新宿へ2回目の「お嬢さん」を観に行った時、本作の予告編を観たんですが、結構どうでも良いというか(苦笑)。右傾化が進むアメリカの移民へのヘイトがあーだこーだそーだってあたりをジャンル映画に落とし込むのは良いとして。スゴ腕スナイパーに素人どもが襲われる話なんて、それなりには面白いのかもしれないけど、ごめんなさい、わざわざ観に行く気はナッシングー(唐突なエド・はるみさんオマージュ)。
つーか、「ドント・ブリーズ」の時は「『何の落ち度もない盲目のスティーブン・ラングをヒャッハー系の強盗10人ぐらいが襲撃して、次々と無惨に死んでいく』ような映画が観たかった」なんて書いちゃいましたが、今回だって「移民ヘイトなクソ野郎集団がメキシコ国境沿いで人間狩りを始めるも、その中にはジャン=クロード・ヴァン・ダム演じる外人部隊所属だった男が混ざっていてーー?」といった「ハード・ターゲット」
ライクな作品の方が観たくないですかね? いや、別に主演がヴァン・ダムじゃなくてもさ、要は「舐めてたメキシコ移民、実は殺人マシン」映画(by ギンティ小林)が観たかった強い気持ち、強い愛。そんなワケで、こんなツイートを投下して、課題作品を観ないまま5月13日(土)を迎えたんですが…。
何かね、宇多丸師匠を裏切るような気になってきちゃって (´・ω・`) いや、このままだと翌日曜日開催の「人間交差点 2017」に行けるかどうかも危ういのに、仕事を途中で抜けて映画を観るなんて絶対ダメだろと思いながらも、シネマハスラーのころからずっと付き合いで課題作品を観てきた分、なんか「悪いかなぁ」って。つーか、宇多丸師匠だって「人間交差点」の準備で忙しい中、頑張ってるんだから、僕もここで頑張らないでどうするのか。まぁ、アカデミー賞外国語映画賞メキシコ代表に選ばれるぐらいには面白いんだろうし、逆に良い気分転換になるかもしれない。そう思った僕は、2日連続で徹夜した状態で、いそいそとシネマート新宿に足を運んできたのでした。
上映されていたのは狭めの2番スクリーン。8割ぐらい埋まってました。
ノー・エスケープ 自由への国境
原題:Desierto
2015/メキシコ、フランス 上映時間88分
監督・製作・脚本・編集:ホナス・キュアロン
製作:アルフォンソ・キュアロン、カルロス・キュアロン、アレックス・ガルシア、シャルル・ジリベール
製作総指揮:デビッド・リンド、ガエル・ガルシア・ベルナル、ニコラス・セリス、サンティアゴ・ガルシア・ガルバン
脚本:マテオ・ガルシア
撮影:ダミアン・ガルシア
美術:アレハンドロ・ガルシア
音楽:ウッドキッド
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ジェフリー・ディーン・モーガン、アロンドラ・イダルゴ
パンフレット:★★★☆(720円/高橋ヨシキさんのコラムも良いけど、西山隆行さんの社会的なコラムや関野吉晴さんのサバイバル目線のコラムも好き)
(あらすじ)
メキシコとアメリカの間に広がる砂漠の国境地帯を、モイセス(ガエル・ガルシア・ベルナル)ら15人の不法移民たちが越えようとしていた。そこへ突如として銃弾が撃ち込まれ、仲間の1人が犠牲になってしまう。摂氏50度という過酷な状況の中、水分も武器も通信手段も持たない彼らは、生き残りをかけて壮絶な逃走劇を繰り広げる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
予想以上に面白かったです (o^-')b イイネ! な〜んて書いた時点で下書保存したつもりが、間違えて5月17日の早朝に予約投稿しちゃってまして。急いで下書状態に戻すまでの数時間、「中途半端な記事を数十人に読まれる」という羞恥プレイを自ら実施したことは、備忘録的に書き残しておこうと思うし、もし当ブログに対して「いつも中途半端な内容じゃん!(`∀´) ケケッ」なんてことを思ったとしても、その気持ちは心の奥にそっとしまって置いていただけるとありがたいです… (´Д`;) ハズカシイ
朝7時ごろ、予約投稿に気づいた時の気持ちを代弁する烈海王を貼っておきますね。
お話を雑に書いておくと、メキシコの不法移民たちが車の故障によりアメリカとの国境(a.k.a.砂漠地帯)を徒歩で越えようとしたところ、不法移民を激しく憎む元軍人の男サム(ジェフリー・ディーン・モーガン)が狙撃してきましてね。被弾したり犬に襲われたりと、次々と移民たちが殺されていく中、「アメリカにいる息子に会うまでは死ねん!ヽ(`Д´)ノ」という強固な意志を持つ主人公モイセス(ガエル・ガルシア・ベルナル)ったらK.U.F.Uを凝らして、車を奪ってみたり、信号弾で犬を殺害したりした挙げ句、岩場での「隠れん坊風味の追いかけっこ」の末に必殺暗黒流れ星で勝利! 足が開放骨折して歩けなくなったサムを放置して立ち去ると、サムに撃たれて瀕死状態の少女アデラ(アロンドラ・イダルゴ/好ミノタイプダ)を背負って、ひたすら歩いて行く…ってな調子で終わってましたよ、たぶん。
ポスターなどを見ればわかるように、この人が主人公。
車が故障→徒歩で国境を越えることになるんですが…。
移民狩りが趣味っぽいサムが狙撃しまくってくるから、さぁ大変!(°д°;) タイヘーン!
いろいろあって、モイセスはサムに必殺暗黒流れ星を炸裂させて勝利するんですけれども。
銃撃で負傷した少女を背負って砂漠を必死に渡るところで終わるので、ハッピーエンドとも言いづらいというね (´・ω・`) ウーン
もうね、宇多丸師匠の超タメになる時評がアップ済みなので、そっちを読めば十分なんですが、一応、僕的にも書き残しておくならば、「ザラッとしたテイストの小品」という印象。様々に異なる地形や状況を活かしたアイデアが盛り込まれたチェイスシーンやサスペンスシーンがよくできているし、とにかく綿密なロケハンと、その場所の地形や、それこそ岩の形までも計算に入れたシーン構築が素晴らしいなぁ…って、ここまでほぼコピペでしたすみません (ノω・、) ゴメンナサイ
まぁ、でも、実際に宇多丸師匠が言う通りの映画なんですよ(開き直った文章)。やっぱり「予想外に良くできたアクションスリラー」&「孤独な狂人と犬」繋がり(人間には見放されるような男でも犬は最後まで見捨てない…ってことなんでしょうな)で「ドント・ブリーズ」を連想しちゃう感じ。砂漠と岩場しかないシチュエーションで、意外とバリエーション豊かな見せ場が用意されているから、感心しながら観てました。僕的には「サボテン密集地帯に逃げ込んで侵入経路を限定させることで、追ってくる犬を撃ちやすくする」という展開が楽しかったですね。それにしても、「ドント・ブリーズ」
に「グリーンルーム」、「サバイバルファミリー」に本作と、最近、犬が恐怖の対象として描かれるケースが増えている気がするんですが、猫派の陰謀…というのは考えすぎですかニャ (ФωФ) ナンダコレ
犬を狭い場所に誘導して射殺! そりゃあ予測はできたけど、ナイスアイディアじゃないでしょうか。
不満を書いておくと、時折挿入される「※イメージです (o^-')b」みたいなロングショットがあまり好きじゃないのと、本音を書けば、やっぱり「舐めてたメキシコ移民、実は殺人マシン」みたいな映画の方が好みなんだよなぁ…という「ドント・ブリーズ」の時と同じオチ (ノ∀`) テヘ 何はともあれ、感想は当日アップできなかったし、その後の仕事も大変だったけど、頑張って観に行って良かったし(睡眠不足だったのに、まったく眠くならなかった!)、結構オススメできる作品だと思いました。おしまい。
サントラがあったので、貼っておきますね。
ホナス・キュアロンが脚本で参加したお父さんの監督作。僕の感想はこんな感じ。
「メキシコとの国境沿いで警備をしている人」繋がりで。僕の感想はこんな感じ。
やたらと引き合いに出しちゃったスリラー映画。僕の感想はこんな感じ。
ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演×ジョン・ウー監督による人間狩り映画。結構好きよ (^ε^) ウッフン
先週の備忘録(2017/5/16~5/22)
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓
火曜日、みやーんさんと飲みました
水曜日、大切な接待がありました
木曜日、仕事の後に映画を観ました
金曜日、映画を観た後、area48さんと午前3時ぐらいまで飲みました
土曜日、娘と過ごしました
日曜日、家族で横浜の実家に行きました
月曜日、仕事をしました
先週は楽しさと苦しさの狭間にいる感じでした。プライベートは超充実してたというか、みやーんさんと「か和もっち」でガッツリ飲んで話せたのは愉快だったし、木曜日に観た「スプリット」はスゲー笑ったし、金曜日に前売り券を消費すべく観た「バーニング・オーシャン」は意外とグッときたし、そこから僕のツイートを見て来てくれたarea48さんと「か和もっち」で午前3時まで飲んだのも楽しかった。土曜日、娘のマナ子(仮名/5歳)と遊ぶのは最高だったし、奥さんとは少しケンカしたものの、彼女が作る夕飯は最高だった(夜に仲直り)。日曜日、家族で横浜の実家に行って、母親と姉に娘を会わせられたのも良かったし、月曜日は仕事に忙殺されたけれども、プライベート的には文句ナシの1週間だったと思います。
火曜日の「か和もっち」での飲食はこんな感じ(最後のつけ麺だけは別の店)。
金曜日は久しぶりのUS豊島園だったので、ついアーモンドキャラメルMIXセット+ポテトを食べちゃったりしてね。
その後の「か和もっち」での飲食はこんな感じ(最後のラーメンだけは別の店)。
午前3時すぎ、タクシー代がもったいないと歩いて帰宅したのは正解だったのか、それとも…(無駄に意味深な文章)。
日曜日、伊野尾書店で買ったこの本を母親にあげました。中身は「あぁ〜」って感じ(僕は読まない)。
ただ、仕事がなぁ… (´・ω・`) ウーン 具体的なことは書けませんが(苦笑)、結構厳しい状況であり、正直、いろいろ限界が来ているというか。水曜日に仲が良い取引先の社長さん(良い人)と飲んで、そこそこ大きな仕事をやらせてもらえることになったんですけど、まだ確定事項ではないし、恐ろしいことに勉強しなくちゃいけないんですよ…(遠い目)。もうね、低偏差値の高校なのに、通信簿には国語と体育以外はボクシングで最初に習うコンビネーションが並んでいたような男ですよ(オッサンが使いがちな表現)。とにかく勉強するのが苦手だから、スゲー気が重い上に、現在進めている仕事もパツパツ状態になっている中、4月公開作の前売り券がまだ消化しきれていなかったりもしてね。
つーか、もう全然働きたくない。好きなことだけやって、奥さん&娘とノホホンと暮らしていたいよぅ…なんて文章を中年男が泣きながら書いても詮無きこと。もうね、前売り券が無駄になるなら、それはそれで結構!ヽ(`Д´)ノ 映画の感想が大量に溜まっているこのブログもキリがないので、最高でも1日2時間以上は書かないことにして(実は先週から実施してる)、今週からは己の時間を仕事&そのための勉強に費やすつもりでございます。とは言え、ちくしょう、「T2 トレインスポッティング」の新宿での公開は今週一杯だし、ムービーウォッチメンの課題映画も観ておきたいし、せっかく買った前売り券が無駄になるのは忍びない…(元の木阿弥)。
ここまで読んだ人の気持ちを代弁する加藤清澄を貼っておきますね。
まぁ、一番気分をふさぐのは、やはり未だに自分が「何の役にも立っていない人間」のように感じてしまうところ。とは言え、そんなことを考えても仕方ないので、今週の予定を垂れ流すと、基本的にはずっと仕事に打ち込みつつ、土曜日は家族の行事があり、日曜日は接待ゴルフ…ってな調子。本当は今週のタマフルが「初夏の推薦図書特集」ということで、僕も推薦図書についてブログを書きたいんだけど、時間が作れないよなぁ…。ええい、ここでサクッと書きますと、三宅隆太監督の「これ、なんで劇場公開しなかったんですか?:スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方」は非常にタメになる映画ガイド本なのでぜひ読んでほしいし、禍々しいムードの警察マンガが好きな人は梶本レイカ先生の「悪魔を憐れむ歌」第1巻
がオススメですYO!m9`Д´) ビシッ
ということで今月の推薦曲はRHYMESTERの「人間交差点」だったんですけど、新曲に変えてみました↓
以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。
2017年4月に観たDVD等の覚え書き
※今回の記事は、「ヒットマン:ザ・バトルフィールド」、「マカブル 永遠の血族」
、「将軍様、あなたのために映画を撮ります」
、「キスキス,バンバン -L.A.的殺人事件」
、「ガール・ライク・ハー」、「ラモーナのおきて」
のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけて!
毎月の恒例として、「4月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓
<1本目>
ヒットマン:ザ・バトルフィールド
(あらすじ)
豪華リゾートホテルにやってきた殺し屋。彼は依頼人である謎の大富豪から、ホテル内にいる連続殺人鬼カップルを殺せと依頼を受ける。しかも殺す時の様子を、ビデオカメラ内蔵眼鏡で録画せよとの条件があった。殺し屋は女の方をなんなく殺害するが、女は自分と同じビデオカメラ内蔵眼鏡を持っていた。しかもシャワー室にいた男はすでに致命傷を負っていて「お前もやられるぞ! 」と言い出したので、殺し屋は困惑する。どうやら彼はハメられたのだ。焦りと怒りにかられた殺し屋は、即刻ホテルを飛び出そうとするが、フリーク化した大富豪の部下が、ゾンビの如く次から次へと襲いかかって来る…。殺し屋は、この地獄と化したホテルから生きて脱出する事ができるのか?! (以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
40点
ゴアな作風で知られるNECROSTORM社の「アダム・チャップリン」が大好きなので、同社が製作した“全編FPS映画”の本作にも期待していたんですが、なかなか観る機会が作れなくて。で、全編FPS映画の「ハードコア」が公開された&観たということで、やっとレンタル視聴したんですが、微妙でした… ('A`) なんて言うんですかね、“全編FPS映画”だから面白いってワケではないんだなぁと実感したというか。
お話を雑に書くと、「殺し屋が殺しの依頼を実行したら、それは”彼女”と呼ばれる存在(邪神のようなもの)の手先にされるための罠であり、ホテルを舞台に狂信者どもとの殺し合いが繰り広げられる(原題は「Hotel Inferno」)」ってな感じで、最後は主人公が”彼女”に殺されて終わってた気がします。ゴア描写は結構頑張ってるし、あまり文句は言いたくないんですが、主人公の独白がうるさい上にアクションのバリエーションもないので、ごめんなさい、かなり退屈でした。本作を観ることで「『ハードコア』がいかに工夫されて作られたか」がよーくわかった…ってのは、NECROSTORM社が可哀相ですかね。まぁ、まったくオススメしません。
<2本目>
マカブル 永遠の血族
(あらすじ)
空港へ向かう途中、アジェたちは路上を彷徨っていた娘・マヤを家まで届ける。お礼に夕食をと招待されたアジェたちは、料理に薬を盛られ自由を奪われてしまい…。(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
70点
前に映画秘宝の何かの記事で、“信用できる映画ライター”の岡本敦史さんが本作を褒めていて気にはなっていたんですが、近所のレンタル屋には置いてなかったりしてね…(遠い目)。で、今年3月に公開された「ヘッド・ショット」が実に僕好みだったということで、なんとなく同じモー・ブラザーズ監督作であり、”ハンマー・ガール”として知られるジュリー・エステルが出演している本作がどうしても観たくなって、amazonで購入。いそいそと観てみたんですけど、面白かったですヨ (・∀・) デスヨ
ジュリー・エステル、「ヘッド・ショット」ではナイフ使いとして登場してました。
いわゆる“食人ファミリームービー”であり、人間が食用に解体されたりと、ゴア描写がテンコ盛りなのは、さすがモー・ブラザーズ。食人一家の設定が「人間より少し強い程度」で「攻撃されると死ぬ」ので(たぶん食人の儀式によって長命と剛力を得た元人間なのでは?)、囚われた人たちも反撃のしがいがあるのも僕好みでしたよ。途中に出てくる警察のいい加減さもインドネシアっぽくて笑っちゃいました。ジュリー・エステルはヒロイン役で最後まで生き残る頑張りを見せますが、本作の白眉は“邪悪な母親”ダラ役のシャリーファ・ダーニッシュで、すごく…怖かったです… (´Д`;) イヤーン 一応、オチを書いておくと、何とか生き残ったヒロインが赤子と車で脱出するものの、倒されたダラの体が少し動く…なんてホラー映画で5億回ぐらい観たような描写が流れて、終わってた気がします。
人食い一族の長・ダラは目がスゲー怖いのです…。
最後はこんなバトルでしたよ (´∀`) キャー
<3本目>
将軍様、あなたのために映画を撮ります
(解説)
1978年に起こった韓国の国民的女優チェ・ウニと映画監督シン・サンオクの北朝鮮拉致事件を追ったドキュメンタリー。映画マニアであった北朝鮮の最高指導者・金正日が映画を製作するために2人は拉致され、シン・サンオクは金正日から与えられる潤沢な資金と、自由に撮影が出来る環境下で映画製作に熱中。北朝鮮で17本の映画を手がけた。日本人スタッフも多数参加し、のちに日本でも公開された北朝鮮初の怪獣映画「プルガサリ 伝説の大怪獣」もシン監督の手によって製作された。本作ではチェ・ウニ自身や当時事件を調査した元CIA職員などの関係者へのインタビュー、さらにシン監督が秘密裏に記録した金正日とのやりとりの録音テープなどから、78年の拉致から86年の亡命までの顛末が描かれていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」で紹介されていたし、確か映画秘宝で江頭2:50さんも本作を扱っていたので(その後、ベスト号では3位に選んでる)、「絶対観たい」と思いながらも、いろいろと余裕がなくてスルーしてしまって。で、気がついたらNetflixにあった→「タダで観られるじゃん!Σ(゚д゚)」(実際は毎月払ってるけど)と思って急いで鑑賞しました。「大変でしたな (・ε・)」と思ったり。
「プルガサリ 伝説の大怪獣」で知られるチョン・ゴンジョ監督&奥さんの「北朝鮮に拉致られる→映画を撮りまくる→アメリカに亡命する」という数奇な運命を描いたドキュメンタリーで、確かに興味深く観たんですけれども。ごめんなさい、町山智浩さんの紹介の方が面白かった…という超ありがちなパターンでございます。まぁ、北朝鮮にも言い分はあるんでしょうが、クソみたいな国だなとあらためて思ったりもしました。以上。
<4本目>
キスキス,バンバン -L.A.的殺人事件
(あらすじ)
しがない泥棒のハリー・ロックハート(ロバート・ダウニー・Jr.)が警察に追われて飛び込んだのは、ハリウッドの探偵映画のオーディション会場。オーディションにパスして“探偵役”のスクリーンテストを受けることになったハリーは、ハリウッドの有力者であるハーラン・デクスターの紹介で、役作りのため本物の探偵とコンビを組むことになる。現われたのは、“見た目はタフでこわもて”、いかにもハリウッド・セレブ御用達のイケメンながら、通称“ゲイ・ペリー”ことペリー・バン・シュライク(ヴァル・キルマー)。ペリーは足手まといになりそうなハリーに苛立ちを覚えるが、ハリーは探偵らしい所作を身に着けようと、必死に彼についてまわる。ハリーは一方で、ずっと憧れていた幼なじみのハーモニー・フェイレーン(ミシェル・モナハン)と再会を果たす。彼女は女優を目指してハリウッドにやって来たものの、開花する時期を逃して焦る日々を送っていた。励ますハリーにハーモニーはキュートな微笑を返すが、ハリウッドの人種には裏がある。彼女は天使なのか、はてまた悪魔なのか……。ペリーと共に尾行していた美女が目の前で死体となって発見されたのを皮切りに、ハリーの周囲が騒がしくなり始める。3時間で3つの死体が発見され、前後して、ハーモニーの妹も不可解な自殺を遂げた。やがて、彼らが追う奇怪な事件の数々とハーモニーの妹の死が、一つの線で結ばれ始める。(以上、MovieWalkerより)
予告編はこんな感じ↓
80点
「アイアンマン3」や「ナイスガイズ!」を観る限り、僕はシェーン・ブラック監督作との相性が良さそうなので、監督デビュー作である本作もずっと気になってまして。先日、相互フォローしているヴァンダムさんと練馬の「か和もっち」で飲んだ時、本作のことを褒めていたのもあって、amazonプライムビデオでレンタル視聴しました。非常に楽しかったです (´∀`) ウフフ
バル・キルマーとロバート・ダウニー・Jr.のバディモノなのです。
なんかモロに「ナイスガイズ!」というか。「タフガイと軽薄なバカ(でも正義の心は持ってる)」のコンビ構成や利発な女性キャラ、ドタバタな展開、終盤の「落下アクション」、「2人で探偵事務所を続ける」というオチなどなど、共通するところがスゲー多い。本作を観てから「ナイスガイズ!」
を観た人は「これ、モロに『キスキス,バンバン』
じゃん!Σ(゚д゚;)」と思ったのではないでしょうか。マイナス要因は「先に観ている分、『ナイスガイズ!』
の方が好き」ということと、ロバート・ダウニー・Jrがアイアンマンスーツを着ないことぐらいで(混同した文章)、ついDVDを買ってオーディオコメンタリーを聴いちゃうぐらい好きな作品になりました (^ε^) ウッフン
本作のミシェル・モナハンは超魅力的ながらも、あのブドウは酸っぱいに違いない!(唐突なイソップ寓話)
<5本目>
ガール・ライク・ハー
(あらすじ)
突然いじめの標的にされ、絶望の日々を過ごす女子高生。だが、校内で執拗に繰り返される陰湿な嫌がらせの一部始終を密かに撮影したことで、状況は変わり始める。(以上、Netflixより)
予告編はこんな感じ↓
80点
スクリプトドクターやブルボニストとして知られる三宅隆太監督のネット連載が、「これ、なんで劇場公開しなかったんですか?:スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方」という本になりましてね。映画好きならぜひ手にとってほしい一冊…ということは置いとくとして。その中で本作が取り上げられていて、「いじめを扱ったフェイクドキュメンタリー」という時点で興味を惹く上に、Netflix限定作品→「タダで観られるじゃん!Σ(゚д゚)」(実際は毎月払ってるけど)と思って鑑賞いたしました…というTE-N-DO-N!m9`Д´) ビシッ 本作の感想を書くと、「残念だなぁ… (´・ω・`)」と心から思ったり。
僕の気持ちを代弁する徳川光成を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。
いや、作品としては非常に面白くて。まず、主観視点でイジメを疑似体験できるところが凄まじくキツい(褒め言葉)。しかも「いじめっ子を懲らしめてイェー!ヘ(゚∀゚*)ノ ザマァ」みたいな内容ではなく、いじめっ子側の事情や原因を描いて、観客のストレスを安易に発散させないところもしっかりしているなぁと。被害者に同情する以上に「いじめの構造」について考えさせられるんですよね…って、三宅監督の受け売りですがー (ノ∀`) テヘ つーか、本作はネットでネガティブな活動をしちゃう人にも通じるというか、結局は「日々の鬱憤をぶつけているだけ」であって、その根本の原因を解決しない限り、本人も止められないんでしょうな…(僕も一歩間違えば即そうなりそう)。
備忘録的にオチを書いておくと、いじめをしていた女の子は自分のいじめ映像を見て海より深く反省して、その瞬間、いじめられたせいで自殺を図って昏睡状態になっていた女の子が息を吹き返して終わってました。なんて言うんですかね、中学生ぐらいの子どもに見せると良いかも…というのは、あくまで「大人の目線であり考え方」なんでしょうか。そんなワケで、僕的にはマジで観て良かった作品なんですけど、エンドクレジットで「その後が知りたい人はこちらのサイトまで」なんてテロップが出たから、そのサイトまでドキドキして行ってみれば、用意されていた動画には日本語字幕がないから全然わからなくて、とても残念だった…とても残念だったの… (ノω・、) ザンネン
「その後」が知りたかったものの、英語を字幕なしで聞き取る能力はなし。ファック!
<6本目>
ラモーナのおきて
(あらすじ)
温かい家庭と飼い猫に囲まれ、楽しく暮らす少女ラモーナ。いつも活発で想像力が豊かな彼女は奇抜な言動が多く、しっかり者の姉ビーザスや学校の先生にたびたび怒られてばかり。そんなある日、父親が失業する憂き目に遭ってしまう。そこで、ラモーナは家族のために自ら稼ぐことを思いつく。だがやはり、その突飛な行動の数々が周囲の誤解を招き、厄介者扱いされていると思ったラモーナはある決断をするのだが…。(以上、allcinemaより)
予告編はこんな感じ↓
65点
取引先に猫が大好きな担当者(女性)がいて、その方が「良かった猫映画」として、本作を薦めてきた&DVDを貸してくれまして。「面倒くせー ( ゚д゚)」としか言いようがない状況ながらも、これも仕事だとアンニュイ気分で観てみれば、意外と…良かったです… (〃∇〃) ウフフ 原作は「ビーザスといたずらラモーナ」という児童向け小説で、このタイトルはDVDリリース当時に「マルモのおきて」というドラマが流行っていたからでございます。
なんとなく貼っておきますね↓ か…可愛い… (´Д`;) ハァハァ
ごめんなさい、すでにどんな映画だったか記憶がおぼろげでして(汗)。まぁ、話は結構地味ながらも、ラモーナを演じるジョーイ・キングがほとばしるほどキュートでしてね…。父親が職を失ったのをカバーすべく、金を稼ごうとする姿には微笑みながらも涙を禁じ得ませんでしたよ。本当にね、僕も娘のマナ子(仮名/5歳)にそんな心配をかけぬよう、仕事を頑張ろうって思いました(小並感)。なんかね、2011年に「大好きな気持ち、モリモリだよ!」というジャケットのキャッチを見た時は「えげつねぇ… (°д°;)」とドン引きしましたけど、子どもが育った今なら全然許せるというか、僕も、僕も、大好きな気持ち、モリモリだYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!
みんなも大好きな気持ち、モリモリだよな!(なんだこれ)
4月に関しては、「夜は短し歩けよ乙女」のせいでNetflixにて「四畳半神話大系」を一気に観てしまった割には、合計6本も観られたのは超良い感じ (o^-')b オススメは「キスキス,バンバン -L.A.的殺人事件」
と「ガール・ライク・ハー」ですかね。ホラー好きな人なら「マカブル 永遠の血族」
はチェックしておくと良いんじゃないかしらん。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。
ひるなかの流星(ネタバレ)
ひるなかの流星

2017/日本 上映時間119分
監督:新城毅彦
原作:やまもり三香
脚本:安達奈緒子
製作:小川晋一、市川南、木下暢起
プロデューサー:小原一隆、上原寿一、八尾香澄
アソシエイトプロデューサー:西原恵
ラインプロデューサー:毛利達也
撮影:小宮山充
照明:保坂温
録音:鶴巻仁
美術:金勝浩一
装飾:松下利秀
編集:穂垣順之助
音楽:羽毛田丈史
音響効果:松浦大樹
選曲:藤村義孝
主題歌:Dream Ami
スタイリスト:新崎みのり
ヘアメイク:千葉友子
VFXスーパーバイザー:小坂一順
スクリプター:藤島理恵
助監督:中西正茂
制作担当:山崎朝之
出演:永野芽郁、三浦翔平、白濱亜嵐、山本舞香、小野寺晃良、室井響、小山莉奈、大幡しえり、西田尚美、佐藤隆太
パンフレット:★★★(720円/「あなたは獅子尾派?馬村派?診断」のコーナーが好き)
(あらすじ)
両親の海外転勤をきっかけに、田舎暮らしから一転し、東京で暮らすこととなった高校1年生の与謝野すずめ(永野芽郁)。すずめが生まれて初めて恋をしたのは、困った時にいつもすずめを助けてくれる担任の獅子尾(三浦翔平)だった。そんな獅子尾も、すずめの純真な姿に惹かれながらも、教師という立場から自分の気持ちに素直になれないでいた。クラスメイトの馬村(白濱亜嵐)は、すずめの獅子尾への思いを知りながらも、次第にすずめへ思いを募らせる。徐々にクラスになじんでいくすずめだったが、クラス一の美女・ゆゆか(山本舞香)が馬村を慕う気持ちに気がついてしまい……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は、「暗黒女子」や「17歳の肖像」
今年の4月8日、“劇場と一体化する試練”バルト9を実施しましてね。「新作映画を劇場で9本連続鑑賞すること」が目的だったので、まったく興味がない上にどんな映画なのかも知らない状態で、バルト9の4本目にチョイスしてみました。なかなかエキサイティングでしたヨ (´∀`) ウフフ
キャラメルポップコーンを食べながら観たんですが、客席は8割ぐらい埋まってたような。

鑑賞後に予告編を観てみたんですが、本来なら絶対観ないタイプの映画なのは間違いなくて。ごめんなさい、乱暴に書くと、夢見る女子が「先生と同級生、両方に好かれちゃって、アタシったら大変♪(〃∇〃し ヤダー」なんてウフフ気分に浸るためのポルノじゃないですか。「スマートで頼りがいのある年上」と「ぶっきらぼうだけど可愛いところもある同い年」なんてキャラ分けもキッチリされていて、「どっちにしようか迷っちゃう… (´Д`;し アァン」ってな調子を堪能する映画なんて、中年男性である僕はまず楽しめないだろうと思うのが普通じゃありませんか。
「絶対、恋したくなる! No.1初恋ムービー」なんてキャッチコピーを見た日には…。

僕は「ブリッツ」

実際、娘を持つ親の立場からすれば、序盤は三浦翔平さん演じる教師・獅子尾に超ムカつきました。主人公のすずめがいくら知人の娘&転校したばかりで親しい人が周囲にいない状況だとしても、「チュンチュン」なんてあだ名を勝手に付けるわ、話す時の距離が近いわ、やたらと接触するわ…。ハッキリ言って、この無造作ヘアの軽薄教師がやる気まんまん
序盤、獅子尾がすずめに近づくたび、僕はこの範馬勇次郎ライクに激怒しまくりでして。

こんな近い距離で話した時は…。

脳内で人中を一撃! 娘に話しかける時は1.5メートルの距離を保て!m9`Д´) ビシッ

馴れ馴れしく頭を撫でてきたのも超ムカついたので…。

アラミド繊維のワイヤーで手を切断だッ! コラのクオリティが低いのは勘弁してください (ノω・、) ユルシテ

ただ、よくよく考えれば、COMPLEX時代の吉川晃司さんが「恋を止めないで♪ヘ(゚∀゚*)ノ アホホウ!」なんて歌っているように、いわゆる「大人のお付き合い」や「割り切った関係」、「SEXしても友達。それが二人のハッピールール?」
このメインビジュアルは、歯が痛いのでもムンクの「叫び」でもなく、2人の間で迷う気持ちの表れでして。

いっそ全員喰っちまえばいいのに…なんて爛れたコラを貼ってしまうのは、僕が汚れた大人だからなのかな… (゚⊿゚) ナンダソリャ

一応、ウソを交えながらあらすじを雑に書いておくと、ぶっきらぼうな馬村がすずめを好きになったせいで馬村に片想い中のゆゆか(山本舞香)が意地悪してきたのでアマレスの練習をしたら親友になったり、叔父の諭吉(佐藤隆太)の「てめぇ、オレの姪っ子に手出そうとしてんじゃねーぞ!( ゚д゚) コロスゾ」という脅しに屈した獅子尾がすずめを一度は諦めたりと、あーだこーだあった挙げ句、すずめが選んだのは馬村!川`Д´)人(`Д´)ノ ウォォォォッ! 2人がイチャイチャする中、スピードワゴンはクールに去って行ったのでしたーー。
叔父の諭吉が獅子尾に「待った」をかけたりと、一応、“アウトでしょ的な視点”もあるのです。

最後はこんな感じのハッピーエンド。

そして、クールに去るスピードワゴンを貼っておきますね(ジョジョ第一部

なんて言うんですかね、新城毅彦監督の映画って1本も観たことがないし、原作漫画も未読ですが、手堅くまとめた感があって。2人の男がリレーのアンカーで対決するくだりはバカバカしくて乗れなかったけど、全体を振り返ってみれば、ちゃんとエンタメした青春恋愛映画なんじゃないかなぁと(結構ヒットしたっぽいものね)。僕的にグッときたのが、山本舞香さん演じる猫田ゆゆかで、ベビーターンしてからはあまりに「いいやつ」すぎて少しだけ“都合の良い親友”に見えたりもしたけれども(汗)、すずめとの友情描写がとにかく微笑ましくて、娘のマナ子にも彼女のような友達ができてほしいし、彼女のように友達に優しい子に育ってほしいと思ったりしましたよ。
リレー対決は、ちょっとやりすぎな気がしましたが、十代の少女向けと考えれば飲み込めるような。

最初は意地悪だったこの子が親友になる展開は、ベタだけど大好物でした。

とは言え、だ(急に不穏な空気を漂わせながら)。そりゃあ、「真剣なお付き合い」だったら許すし、好きになったら仕方ないものの、やはり教師が生徒に手を出すのは違うと思うところもあって。「想い」を伝えるのは百歩譲るとしても、交際&肉体的な接触は卒業してからじゃないですかね。もちろんそうやって結婚して幸せになった人たちもいるでしょうが、「17歳の肖像」
例えば、自分の娘と担任の教師がこんな風に手を繋いで歩いていたら…。

問答無用で顔面パンチすると思います(「グラップラー刃牙」

おしまい m9`Д´) シケイ!
やまもり三香先生による原作漫画。良い漫画なんでしょうな。
映画のノベライズがありましたよ。ってことは、原作漫画と内容が違うんですかね。
サントラを貼っておきますね。主題歌
昨年公開された新城毅彦監督作。たぶん一生観ないと思います。
昼中に剣流星が活躍するドラマ…って、どうでもいいですね (´Д`;) スミマセン
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2D・字幕版)(ネタバレ)
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2D・字幕版)
原題:Guardians of the Galaxy Vol. 2
2017/アメリカ 上映時間136分
監督・脚本:ジェームズ・ガン
製作:ケビン・ファイギ
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、ジョナサン・シュワルツ、ニコラス・コルダ、スタン・リー
共同製作:デビッド・J・グラント
撮影:ヘンリー・ブラハム
美術:スコット・チャンブリス
衣装:ジュディアナ・マコフスキー
編集:フレッド・ラスキン、クレイグ・ウッド
音楽:タイラー・ベイツ
音楽監修:デイブ・ジョーダン
視覚効果監修:クリストファー・タウンゼント
ビジュアル開発監修:アンディ・パーク
出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デビッド・バウティスタ、ビン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、マイケル・ルーカー、カレン・ギラン、ポム・クレメンティエフ、エリザベス・デビッキ、クリス・サリバン、ショーン・ガン、シルベスター・スタローン、カート・ラッセル
パンフレット:★★★☆(950円/820円の通常版ではなく、特別版を購入。グラビアとアートページが増えている様子)
(あらすじ)
スター・ロードを自称するいい加減なリーダー、ピーター・クイル(クリス・プラット)を筆頭に、美しき暗殺者のガモーラ(ゾーイ・サルダナ)、毒舌なアライグマのロケット、樹木型ヒューマノイドで25センチまで再生したグルート(ビン・ディーゼル)、マッチョな破壊王ドラックス(デビッド・バウティスタ)のガーディアンズの面々が、新たな危機に直面し、再び強大な敵と立ち向かうことになる様を描く。高慢な指導者アイーシャが率いる黄金の惑星で、小遣い稼ぎの仕事をこなしたガーディアンズ。しかし、ひょんなことからアイーシャを怒らせてしまい、追われる身に。危機に陥った彼らの前に、ピーターの父親だという謎の男エゴが現れるが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
90点
※この映画の小ネタについては、このサイトを読むと良いザンス。
最初に「リミックス」という邦題を耳にした時は、「前作の再編集版が公開されるの?(゚⊿゚) ドウナノ?」と思った…なんてイヤミは置いとくとして(まぁ、洋画の宣伝も大変なんでしょうし)。前作が最高だったので、そりゃあ観る気マンマンだったものの、とにかく仕事が忙しい。さらに、まだ4月公開作の前売り券を使い切っていないのもあって、なかなか足を運べなかったんですが、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(略称:タマフル)の映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったということで! 水曜日、新宿ピカデリーで観て来ました。とても楽しかったです (´∀`) ヨカッター ちくしょう、本当は前作を見直してからIMAX3Dやら4DXやらで観たかったし、せめてもう1回観てから感想を書きたいぐらいなんですけど、時間もお金もないのでね(苦笑)、短めの駄文を垂れ流しておきますね。
3番スクリーン、4割ぐらいの入りだったような。
お話を適当かつ雑に書いておくと、ピーター・クイルの父親が“神にも等しい力を持つ天人/セレスティアル”のエゴ(演じたのはカート・ラッセル!)だったことがわかって、恥ずかしながらもウキウキ通りを行ったり来たりしてみたものの、実は“役に立たない自分の子ども”を大量に殺戮していた上に、全宇宙を自分色に染めようとしていたので、みんなの力で倒しまして(「そりゃそうだ」感溢れる文章)。最後は、育ての親のヨンドゥが自らを犠牲にしてクイルを助けたことで、「お前は掟を破った!m9`Д´) ビシッ」とヨンドゥをなじっていたスタカー(演じたのはシルベスター・スタローン!)たちが宇宙海賊なりに悼んだりしつつも「オレたちも暴れるぜ!ヽ(`Д´)ノ」的なことを言いだしたり、グルートが思春期に突入して面倒くさいムードになったり、ヨンドゥの側近だったクラグリンが遺品の“矢”を操作したらドラックスに刺さったり、スタン・リーがウォッチャーたちに見放されたりして、終わってた気がします。
GOGの5人は、惑星ソヴリンのアニュラクス電池を宇宙怪獣アビリスクから守るべく戦うんですが…。
ロケットが電池を盗んだことで、ソブリンの指導者アイーシャは激怒→追われてしまうのです。
そんな時、助けに来たのがエゴ。クイルの父だと名乗って、自分の本体である惑星エゴに招待するというね。
で、あーだこーだあって、ロケットがヨンドゥに“ずっと孤独だったがゆえの試し行動”を諭されたり…。
愛憎入り交じる妹ネビュラの気持ちを姉のガモーラが理解してあげたりしましてね。
クライマックスは、その名の通り、エゴ丸出しのクズ野郎だったエゴをみんなで倒すのでした。
非常に面白かったです。僕が一番感心したのは脚本で、前作同様、疑似家族がメインテーマながらも、「クイルとエゴとヨンドゥの父親問題」「友達以上恋人未満なクイルとガモーラ」「ガモーラとネビュラの確執」「ロケットの試し行動」「ドラックスとマンティスの交流」「ヨンドゥとクイルの関係に嫉妬していたクラグリン」「ヨンドゥとスタカーの因縁」などなど、136分の中にさまざまな人間関係のドラマが盛り込まれていて、“ほとんどが”良い感じに描かれていましてね。特にジェームズ・ガン監督に愛されているマイケル・ルーカーが演じたヨンドゥの「『隣る人』の物語」には、スゲー泣かされました。
マイケル・ルーカー演じるヨンドゥ、超カッコ良かったですな。
ヨンドゥは「子どもが殺されることを知りながら金のためにエゴの元へ運んでいた」という、スタカーが激怒するのも納得のゲス野郎だったんですが、クイルを保護したことで“人の情”を知った…という部分にグッときたというか。そりゃあ、アメリカ人じゃあるまいし、体験しないと“人の情”がわからないってのはおかしな話なんですけど、やっぱり僕のようなアホは子どもが生まれた&育ったことによって大きな影響を日々与えられていて。で、ちょうど前日に「T2 トレインスポッティング」を観たのも相乗効果となって、本作を観た後は「保護者としての自分」が娘に何をしてあげられるのかを考えたりもしましたよ。その他、ヨンドゥは宇宙船内での大殺戮シーンなどの見せ場も素晴らしくて、「監督ったら、本当にマイケル・ルーカーが好きなんだなー (´∀`) アラアラ」なんて微笑ましい気持ちになった次第。
ヨンドゥの“矢”による殺戮シーン、殺される奴らの極悪振りを散々見せられていただけに、超すっきりすでした (o^-')b スッキリ!
もちろんそれ以外のキャラクターたちも魅力的でしてね…(しみじみ)。GOGのメンバーでは、すっかり「愛されマッチョ」と化したドラックスが可愛かったし、クリス・プラットも安定感があったし(「エゴが母親の脳に腫瘍を埋め込んだ」と聞いた時の顔が好き)、ベビー・グルートもそりゃあ可愛かった! 新キャラでは、カート・ラッセルの尊大なクズ役は味わい深かったし、何と言ってもシルベスター・スタローンが最高だったなぁと(チョイ役ではありますがー)。なんか「いつものスタローン」がSF世界に溶け込んだムードであり、そのままドルフ・ラングレンやテリー・クルーズが仲間として合流してもおかしくなかった印象。
エンドクレジットで少し触れていましたけど、もうね、スタローン主演の「ラヴェンジャーズ」がスゲー観たいというか(メンバーにミシェル・ヨーやヴィング・レイムスがいたのもイイ!)、むしろ「エクスペンダブルズ4」は宇宙が舞台でも良い気がしてきた…というのは暴論でしょうか(暴論)。あと、パンフを読んだら、本作の敵の中でもトップクラスにムカつくテザーフェイスを演じたクリス・サリヴァンが「自分はおっかなそうな大男」「大柄だから大声を出す役目を任されることが多くてね」「スポーツドリンクをたくさん飲んで、低くて荒っぽくて響く声を保つようにしてるんだ」なんて話していて、役柄とのギャップに萌えました… (´Д`;) ハァハァ
なんとなく「ジャッジ・ドレッド」の時のスタローンを思い出したりしましたよ。
ティザーフェイス役のクリス・サリヴァン、普段はこんなナイスガイなのです。
だがしかし! 前作よりもハッキリとした不満点がありまして。「宇宙服&ブースターは手のひらサイズに小型化されている→複数個持てる→ヨンドゥの自己犠牲が取って付けたように見える」という点には目をつむるとしても。ドラックスがマンティスの容姿を醜いだなんだと言うのがノイズだったんですよね…。いや、ドラックスの性格を表すギャグであり、悪意がないのはわかるんですが、何回も言うからなかなか居心地が悪かったというか。本作では前作の10倍ぐらい泣いたんですけど(当ブログ比)、この部分だけ微妙な気持ちになった…って、伝わるでしょうか。
マンティスの容姿に関するギャグは、せめて2回ぐらいだったら飲み込めたかなぁ。
何はともあれ、「母親が残したミックステープの『vol.2』」という体で流れるサントラは最高だったし、エンドクレジット中もいろいろと工夫して観客を楽しませようとするサービス精神も好感が持てるし、とても愉快な映画なのは間違いないのでね、興味がある方はぜひ観てくださいな。僕も仕事が落ち着いたら、今度は4DX版を観に行く予定でございます。そして、たぶん作られるであろう3作目に、マイケル・ルーカーと共演したことがあって、カート・ラッセルやシルベスター・スタローンと同じようなジャンル映画で活躍している“あの人”が起用されたりしないかなぁ…なんて思ったりしているのでした。
「レプリカント」のジャン=クロード・ヴァン・ダムとマイケル・ルーカーを貼っておきますね。
おしまい。
最高すぎる前作。僕の感想はこんな感じ。
良さげなサントラ。なんとカセット版も発売される様子。
GOGの歴史がわかる一冊。これは…ほしい… (´Д`;) オカネガ...
マーベルの宇宙ガイド。これも…ほしい… (`Δ´;) ヌゥ
僕的にジェームズ・ガン監督の最高傑作はこれ。僕の感想はこんな感じ。
マイケル・ルーカーが活躍するジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作。それなりに愉快でございます。
インナー・ワーキング(ネタバレ)
インナー・ワーキング
原題:Inner Workings
2016/アメリカ 上映時間6分
監督・脚本:レオナルド・マツダ
製作:ショーン・ルーリー
製作総指揮:ジョン・ラセター
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
出演:レイモンド・S・パーシー
パンフレット:「モアナと伝説の海」と同じ。
(あらすじ)
内勤の仕事に就いているポールは、毎日同じ時間に出社して情報をパソコンに入力する単調な仕事をこなす生活に嫌気が差していた。彼の体内ではポールの安全再優先でいつも彼をコントロールしようとする“脳”と、常に本能の赴くままに行動しようとする“心臓”がバトルを繰り広げていた。ポールは、日々葛藤していたが……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
30点
※今回の感想は、本作が好きな人は確実に不愉快になると思うので、読まない方が良いです。
今年の4月8日、“劇場と一体化する試練”バルト9を実施しまして。その6本目として「モアナと伝説の海」を観たんですが、「ディズニーのアニメ作品は本編前に短編が流れるのがお約束」ということで、まず本作を鑑賞いたしました。己の心の狭さを実感しましたよ… (ノω・、) グスン
観客の入りに関しては、もうまったく覚えてないです。
話を雑に書いておくと、超つまんねーデスクワークをこなしている男の“心臓”が“脳”に「遊びに行こうぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ」と提案するも、“脳”は仕事命な上に冒険することには反対なので、まったく耳を貸さなかったんですが、しかし。“心臓”がションボリしちゃったので、彼の意見を受け入れる→心のままに遊んでみれば、スゲー楽しくてリフレッシュできた上に、仕事もK.U.F.Uして楽しくできるようになって、サングラスを売ってた女性と幸せな家庭を築いてウハウハ…ってな調子。
まぁ、乱暴に書くと、感情を擬人化した「インサイド・ヘッド」の臓器バージョンといった趣であり、素直な人なら「そうだよな、たまにはリフレッシュも必要だよな!(´∀`=) イイコトイウナー」ってスムースかつポジティブに受け入れられる素敵な短編だと思うんですが、しかし。「心の狭さ」では全人類の中でもトップ100にランクインする可能性があると囁かれている僕からすると(苦笑)、「みんなが憧れるディズニーでクリエイティブな仕事をしているオレらから見れば、退屈な仕事をこなすしか生きる術のないお前らって本当に哀れだから、たまには休暇をとって遊べよ!(`∀´)」なんて“上から目線”の声が脳内に響いてくるから、死ねば良いのカナー。
別にさ、好きじゃない仕事をやっている人だって余暇は普通に楽しんでいたりするし(むしろそのために頑張ってたりする)、そもそもあの“単調な仕事”の描き方がイヤミったらしいし、マジで「余計なお世話だバカヤロウ」なんてことを書いちゃうアタシってほんとバカ (ノω・、) グスン 町田雪さんの紹介記事にあるインタビューとか読むと、監督ったら普通にいい人そうだし、出社拒否の人とか現実にいるんだから、辛い思いを抱えている人たちへのエールぐらいに受け取ればいいのにね。どうしてこんなことになっちゃったんだろう…。ううむ、「ついカッとなって書いた。今は反省している」なんて文章を残して、この感想はおしまいでございます。
ということで、ディズニーの短編集を貼っておきますね。
大好きな映画ですけど、この時も相当面倒くさい感想文を書いた記憶。
モアナと伝説の海(字幕版)(ネタバレ)

原題:Moana
2016/アメリカ 上映時間107分
監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
製作:オスナット・シューラー
製作総指揮:ジョン・ラセター
脚本:ジャレッド・ブッシュ
音楽:マーク・マンシーナ
オリジナルソング:リン=マニュエル・ミランダ、マーク・マンシーナ、オペタイア・フォアイ
アニメーションスーパーバイザー:エリック・ゴールドバーグ
日本版エンドソング:加藤ミリヤ
声の出演:アウリー・クラバーリョ、ドウェイン・ジョンソン、レイチェル・ハウス、テムエラ・モリソン、ニコール・シャージンガー、ジェマイン・クレメント、アラン・テュディック
声の出演(吹替版):屋比久知奈、夏木マリ、尾上松也、ROLLY
パンフレット:★★★☆(720円/コラムの人選が良いし、歌詞が載ってたりするのもいいね)
(あらすじ)
かつて世界を生んだ命の女神テ・フィティの心が、伝説の英雄と言われたマウイ(ドウェイン・ジョンソン)によって盗まれ、世界に闇が生まれた。それから1000年にわたり、モアナの生まれ育った島モトゥヌイでは、外洋に出ることが禁じられていた。そんなある時、島で作物や魚たちに異変が発生。海の不思議な力に選ばれた少女モアナ(アウリー・クラバーリョ)は、いまもどこかで生きているマウイを探し出し、テ・フィティの心を元あった場所に戻すことができれば世界を救えると知り、父親の反対を押し切り大海原に旅立つ。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※この映画のトリビアやらポリネシア描写云々については、このまとめやこちらのブログを読むと良いザンス。
最近のディズニーのCGアニメはクオリティの高さに定評があり、観れば絶対「それなりには楽しめる」ワケですけど、今年こそ「新作映画は年間120本まで」という掟を遵守したいのもあって、「観たい映画の覚え書き」では「△」を付けつつも高確率で観ないだろうと思っていたんですが、しかし。主人公を助ける相棒の声優がドゥエイン・ジョンソン(a.k.a.ロック様)というのを知って興味が湧いたので、“劇場と一体化する試練”バルト9を実施する際、6本目に選びまして。新宿三丁目プレスサンドのとろけるチーズとバジルチキンを食べてから、同時上映の短編とともに鑑賞したんですけど、「娘と観たいナー (´∀`)(´∀`し ウフフ」と思ったり。
主題歌「How Far I’ll Go」
お話的には「コミュニティで問題発生→主人公が旅立つ→旅先で知り合った仲間と四苦八苦しながらも友情を築く→問題の原因に立ち向かう→勝利!川`Д´)人(`Д´)ノカッタ!」ってな調子の「王道の冒険譚」でしてね。主人公のモアナもマウイもとにかく魅力的で、2人がぶつかり合いながらも仲良くなっていくくだりは、普通に楽しくて。船を操る方法をモアナが学んで行く展開も、スポ根モノの修行シーン的な面白さがあって、スゲー好みのタイプでした。あと、「溶岩の悪魔テ・カァが、心を失った女神テ・フィティだった」ってオチは、モロに「もののけ姫」のデイダラボッチっぽかった…というより、そもそも何か元ネタがあった気がするんだけど、全然思い出せない。人はこうしていろいろなモノを失っていくのでしょうな…(しんみり)。何はともあれ、「マッドマックス」オマージュの海賊カカモラには笑ったし、マウイが「神の釣り針」を失うことを怖れずに戦うシーンは涙が出たし、「島の人々が冒険する心を取り戻して航海に出るようになる」というラストの展開も爽やかで良かったし、基本的には文句ナシの素敵なエンタメ映画じゃないでしょうか。一応、エンドクレジット後のオチを書いておくと、身動きがとれないタマトアが映って終わってましたよ。
海賊カカモラの襲来シーン、物語的には不要だった気がしないでもありませんが、愉快でした。
まぁ、それでも不満点を挙げるなら(結局、書く文句)、個人的にはマウイ役のロック様だけ実写だったら良かったのに…という誰の共感も呼ばない提案。その他、「海が超キレイで驚いたというか、『アビス』
ロック様だけは実写の方が良かったと思うのは僕だけじゃないと思うんだけどなぁ…ダメかなぁ… (´・ω・`)

おしまい。
英語版のサントラ。日本語盤
ジョン・マスカー&ロン・クレメンツ監督タッグによるディズニーアニメ。僕の感想はこんな感じ。
2017年6月公開で観たいと思っている映画の覚え書き
※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。
6/3
LOGAN/ローガン ①
ブラッド・ファーザー ②
武曲 MUKOKU ③
ラプチャー 破裂 △
ローマ法王になる日まで △
ゴールド/金塊の行方 △
女流闘牌伝 aki-アキ- △
20センチュリー・ウーマン △
海辺のリア △
光と血 △
ザ・ダンサー △
6/10
22年目の告白-私が殺人犯です- ④
パトリオット・デイ ⑤
コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝 ⑥
マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白 ○
アイム・ノット・シリアルキラー ○
ある決闘 セントヘレナの掟 ○
怪物はささやく ○
コールド・ウォー 香港警察 堕ちた正義 ○
きらめく拍手の音 ○
残像 △
セールスマン △
6/17
レイルロード・タイガー ⑦
リベンジ・リスト ⑧
スペース・スクワッド ギャバン VS デカレンジャー ⑨
ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド EPISODE ZERO ⑩
ドッグ・イート・ドッグ ○
キング・アーサー ○
こどもつかい ○
ハーフネルソン ○
映画 山田孝之3D ○
おとなの恋の測り方 ○
TAP -THE LAST SHOW- △
6/24
ハクソー・リッジ ⑪
マローダーズ/襲撃者 ○
ウィンター・ウォー 厳寒の攻防戦 オリジナル完全版 △
ジーサンズ はじめての強盗 △
ありがとう、トニ・エルドマン △
まぁ、読者のみなさま的には「またかよ (゚⊿゚) シネヨ」って感じだと思うんですけど(苦笑)、本当に仕事が忙しくて、まだ4月公開作の前売り券が4枚残っているありさま…。ううむ、この「ありさま」の部分を「early summer」と言い換えてみたら、どうだろう。そうか、6月は確かに夏というには早いかもしれないが、でも、暦の上では夏ではないか。とは言え、初代しまおまほさんは確か、「6月は『夏』ではなく『梅雨』」とおっしゃっていたような…なんてどうでも良いのだ。本当なら6月1日公開の「LOGAN/ローガン」は“映画の日”を利用して当日に安く観たかったものの、それは無理。でも、とても楽しみなのでね、4月公開作の前売り券4枚を使い切って、さらに5月公開作の前売り券をすべて消化した時! 僕は絶対「LOGAN/ローガン」を観に行くし、その時のブログの書き出しはもうずっとずっと前に決めてある。初めて文章を書く楽しさに目覚めた時のような興奮を抑えながら、丁寧にこう記すのです、「最近、めっきり近くのものが見づらくなってねぇ… (´・ω・`)」ってねーー(多くの人がこのブログから立ち去った気がする文章)。
「LOGAN/ローガン」の予告編↓ “娘要素”があるのがまたズルイんだよなぁ。
つーか、早く7月にならないかなぁ…って思ってて。だって、この瞬間、7月になってしまえば今の地獄のような仕事はどうにか終わっているハズだし(ダメ人間の発想)、何よりも7月は娘のマナ子(仮名/5歳)の生まれた月→彼女が生まれてきた喜びに包まれるように祝わなくてはいけない月間なワケで。いや、もうね、現時点では奥さん&娘への愛情で胸がはちきれんばかりであり、いっそ映画鑑賞もブログもやめて、すべてのベクトルを妻子のために向けて生きていきたい…なんて思うほどなんですが、しかし。それはそれで確実に面倒くさくなるというか、わずか数週間後に「お前らのためにブログを止めたのにぃ!ヽ(`Д´)ノキィィィィッ!」なんてDV夫&毒親にフォームチェンジして彼女たちをなじる未来が…見えた!? Σ(゚д゚;) ナンデスト! だが、そんな未来が見えたとしても、僕らは前に進まなければならない、だって生きるってそういうことじゃないか…なんて、自分でも何が何やらな文章を書いてみたのは疲れているからであり、4月公開作の前売り券4枚を使い切って、さらに5月公開作の前売り券をすべて消化した時! 僕は「ブラッド・ファーザー」と「リベンジ・リスト」を“勝手な2本立て”として観ることでしょう。
「リベンジ・リスト」の予告編↓ 「復讐して、何が悪い」は100点のキャッチコピー。
邦画で期待しているのは、まずは「武曲 MUKOKU」ですよ。よくよく考えると熊切和嘉監督作って「鬼畜大宴会」
「武曲 MUKOKU」の予告編↓ 僕は剣道家ってかなり強いと思っております。
その他、ジャッキー・チェン主演作の「レイルロード・タイガー」は義務教育&前売り券を購入済みだから観るし、サモ・ハン・キンポー絡みの「コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝」も前売り券を買っちゃってるから観ますがな。って、前売り券繋がりでは、areaさんから「海辺のリア」をプレゼントされたんですが、1ミリも観る気が起きない… ('A`) 予告編すら見てないけど、スゲー守備範囲外なムードだし、そもそも「リア王」自体が好きな話じゃないし…。もし観たら、間違いなくリア・ディゾンと絡めた感想を書くでしょうけど(僕の性格上、「ポイしないで」のフレーズは絶対書いてしまいそう…)、とりあえずは4月公開作の前売り券4枚と5月公開作の前売り券を使ってからの話ですな。
ということで、リア・ディゾンの「恋しよう♪」を貼っておきますね↓
ちくしょう、まったく観に行けない名画座系で気になるのは、目黒シネマで6/03(土)~6/16(金)の「シン・ゴジラ」
光をくれた人(ネタバレ)
光をくれた人
原題:The Light Between Oceans
2016/アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド 上映時間133分
監督・脚本:デレク・シアンフランス
製作:デビッド・ハイマン、ジェフリー・クリフォード
製作総指揮:トム・カーノウスキー、ロージー・アリソン、ジェフ・スコール、ジョナサン・キング
原作:M・L・ステッドマン
撮影:アダム・アーカポー
美術:カレン・マーフィ
衣装:エリン・ベナッチ
編集:ロン・パテイン、ジム・ヘルトン
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:マイケル・ファスベンダー、アリシア・ビカンダー、レイチェル・ワイズ、ブライアン・ブラウン、ジャック・トンプソン
パンフレット:★★★(750円/なかなかしっかりした作りじゃないですかね)
(あらすじ)
第1次世界大戦後のオーストラリア。孤島ヤヌス・ロックに灯台守として赴任した帰還兵トム(マイケル・ファスベンダー)は、明るく美しい妻イザベル(アリシア・ビカンダー)と幸せな日々を送りはじめる。やがてイザベルはトムの子を身ごもるが、立て続けに流産と死産に見舞われてしまう。そんな矢先、男性の死体と生後間もない赤ん坊を乗せたボートが島に流れ着く。赤ん坊に心を奪われたイザベルは本土に報告しようとするトムを説得し、赤ん坊にルーシーと名付けて我が子として育てはじめるが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※今回の感想は、本作が好きな人は不快になる怖れがあるので、気をつけて!
「アリシア・ビカンダー」という名前を見ると、「メカンダーロボ」を思い出すので、「アリシア・ヴィキャンダル」という表記を推したい…なんて主張はどうでも良いとして。一応、地獄映画「ブルーバレンタイン」のデレク・シアンフランス監督作であり、キャスト情報にマイケル・ファスベンダーの名前があったから、「観たい映画の覚え書き」では「△」を付けたものの、正直なところを書けば、スゲーどうでも良さそうというか。絶対観ないと思っていたら、なんと愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(略称:タマフル)の映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になっちゃったから、「マジか… (`Δ´;) ヌゥ」と。今週は仕事が地獄のようだったから、絶対観ないと思ったんですが、しかし! 6月1日=映画の日、ちょうど仕事で日比谷に→上映時間のタイミングが合う事態になったので、「運命なのね (´∀`)」とTOHOシネマズシャンテにて1100円で観てみれば、「どうでもいいや (・∀・)」という感想でした。ちくしょう、超寝不足なので、超アッサリ気味に文章を残しておきますね。
1番スクリーン、2割ぐらいの入りで、観客の老人率が凄まじく高かった記憶。
もうね、事前情報をまったく入れてなかったから、「ボートで流れ着いた赤子を自分たちの子どもとして勝手に育ててみたら、実の母親が子どもを失って悲しんでいることを知って超気まずいです… (´Д`;)(´Д`;し イヤーン」なんて話でビックリしたし、観ている間は胃がスゲー痛かったし、スゲー泣いたのは事実なんですが、観終わってみれば釈然としなかったというのも、また事実。
なんて言うんですかね、善人だらけの「八日目の蝉」というか。「奥さんLOVEゆえに彼女の暴走を許してしまったものの、やはりウソはつけないので、実の母親に子どもを返しつつ、奥さんの罪を背負って死ぬ覚悟の夫トム ( ´_ゝ`) シカタナシ」に「灯台がある孤島で夫との2人暮らしの中、2回も流産して心神耗弱状態だった時に赤子が流れ着いたから、つい自分の娘として育てちゃった妻イザベル (´Д`;しドウシヨウ」、「自分の娘が生きていて大喜びだけど、娘は自分を母親だと認識してくれないからゲンナリな未亡人ハナ ('A`し ゲンナリ」と、主要登場人物3人とも気持ちがわかるからなかなか辛かったし、どういう着地になるんだろうとドキドキしていたら! 最終的には、トムとイザベルは夫婦の絆が強まって、ハナは娘がそれなりに懐いてくれるようになり、ウン十年後に成長した娘がトムの元に訪れてくれて(イザベルはすでに死亡)、「育ててくれてありがとう (´∀`し」なんて感じで終わってたんじゃないかな、確か。
娘の名前+オーストラリア繋がりで「南の虹のルーシー」のOPを貼っておきますね↓
いや、良い映画だとは思うのですよ。撮影はとにかくきれいだったし、吹きすさぶ風が画面にぶつかってくる感じも面白かったし、トムの仕事振りを見て、「灯台守の人って大変なんだな… (´・ω・`)」なんて思えたのも良かった。トムの灯台守という職業が「光を守る」的な意味合いで云々的な脚本も良いなぁと感じたし…。それと、本来ならイザベルみたいなキャラは「てめぇがルールを破るからこんなことになったんだろうが!( ゚д゚) シネヨ」と断罪しそうな僕ですけど、やっぱり2回流産ってのはキツイだろうなぁと。あんな孤島で2人っきりだしさぁ。最後、夫の元に走って行って和解→自分が夫をそそのかしたことを告白するくだりは感動的でさ、超良い話だと思ったんですけれども!
ごめんなさい、すっかり心の汚い生き物である僕的には、登場人物たちがあまりに良い人過ぎて、現実味が全然感じられなくなってきて、徐々に心がクールダウンしてきたから面倒くさい話。なんて言うんですかね、人によって「フィクションを受け入れるライン」って違うと思うんですけど、僕はみんなが本当に良い人すぎるのがノイズになってきちゃって、最終的には「まぁ、フィクションだしな ┐(´ー`)┌」というヤレヤレ気分になった瞬間、「そういうことか!Σ(゚д゚;)」と気づいたのです。
最近、やたら「実話映画」が公開されるじゃないですか。僕が観た「実話映画」は面白い作品が多いんですけど、大抵はエンドクレジット前に本人の映像が流れたりしてさ、「まぁ、実話だしな… (`Δ´;)」と微妙に文句が言えないムードもあって。「実話原作がもてはやされる風潮も好きになれないな」なんて思っていたんですが…。例えば今回、最後に本人たちが出てきたら、たぶん「まぁ、実話だしな… (`Δ´;)」と80点ぐらいの評価をする僕がいたのではないだろうか。となると、やたらと実話を原作にする風潮も責められない…って、ここまで書いてみて、スゲー眠くて何を言いたかったのかわからなくなったので、もう止めます (o^-')b ヤメマス
ということで、唐突に始まる「実話映画」クイズ。何の映画の予告かわかるかな?
この映画、最近、やっと観ました。
この作品も酷い実話でしたな…。
最後は今月公開予定の映画。君はいくつわかったかな…って、どうでもいいね。
何はともあれ、ごめんなさい、目がもげるほど泣いた割には「でも、作り話だしな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」って身もフタもないことを思っちゃったので、60点という着地。仕事がひと段落したら、妻子を大事にしようと思います。おしまい。
デレク・シアンフランス監督といえば、この地獄映画ですよね。僕の感想はこんな感じ。
M・L・ステッドマンによる原作小説。下巻もあります。
サントラでございます。なんとアナログ盤もあります。
そりゃあ連想した映画。僕の感想はこんな感じ。
ひるね姫 知らないワタシの物語(ネタバレ)
ひるね姫 知らないワタシの物語

2017/日本 上映時間110分
監督・原作・脚本:神山健治
製作:中山良夫、石川光久、高橋雅美、桜井徹哉、堀義貴、長澤一史、垰義孝、井上伸一郎、沢桂一、薮下維也、高橋誠、坂本健
エグゼクティブプロデューサー:門屋大輔、高橋望、森下勝司
プロデューサー:岩佐直樹、櫻井圭記
アソシエイトプロデューサー:櫛山慶、佐藤圭介
ラインプロデューサー:山下賢治、小川拓也
キャラクター原案:森川聡子
作画監督:佐々木敦子、黄瀬和哉
演出:堀元宣、河野利幸
ハーツデザイン原案:コヤマシゲト
クリーチャーデザイン:クリストフ・フェレラ
エフェクト作画監督:竹内敦志
原画:井上俊之、西尾鉄也、エロール・セドリック
色彩設計:片山由美子
色彩設計補佐;菅原美佳
美術監督:鮫島潔、日野香諸里
美監補佐:本田敏恵、大森崇、芳野満雄
3D監督:塚本倫基
3Dレイアウト:佐藤千織
撮影監督:田中宏侍
音響監督:はたしょう二
音楽:下村陽子
主題歌:森川ココネ
制作スタジオ:Signal-MD
出演:高畑充希、満島真之介、古田新太、釘宮理恵、高木渉、前野朋哉、清水理沙、高橋英樹、江口洋介
パンフレット:★★★(800円/世界観の説明云々的なページがちゃんとあるので、映画が好きな人は買っても良いんじゃないかな)
(あらすじ)
東京オリンピックの開幕が目前に迫った夏。岡山県倉敷市・児島で、車の改造ばかりしている父親(江口洋介)と2人で暮らす女子高生のココネ(高畑充希)。最近は常に眠気に襲われ、家や学校でも居眠りばかり。さらに、寝ると決まって同じ夢をばかり見ていた。そんなある日、父親が突然、警察に逮捕され、東京へ連行されてしまう。ココネは父がなぜ逮捕されたのか、その謎を解くため、幼なじみの大学生モリオ(満島真之介)を連れて東京へ向かう。そして、その過程でいつも見る自分の夢の中に、まだ知らない両親の秘密があることを知る。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
20点
※この映画に関しては、はちごろうさんの感想とか読むと良いですよ。
今年の4月8日、“劇場と一体化する試練”バルト9を実施する際の7本目に選びまして。それなりの期待を抱いて鑑賞したんですが、すごく…退屈でした… ('A`) ガッカリ 現時点で今年のワーストであり、上映中、舌打ちをガマンするのが大変だったというね。
チョイス・ザ・ドック チーズペッパーを食べながらの鑑賞。観客は10人ぐらいだったような。

正直、油断してました。普段は積極的にアニメ作品を観ない僕ですけど、昨年観た「君の名は。」と「この世界の片隅に」が良かった→劇場用長編アニメに対する好感度が上がっていて。さらに、神山健治監督の「009 RE:CYBORG」もアクション部分は大好きだったから、話が面倒くさくなければ普通に面白い映画を作れる人だと思ってたし。僕は昼寝が好きなのでタイトルだってロマンを感じるし、主題歌の「デイ・ドリーム・ビリーバー」を耳にしてグラッチェ女を思い出しても「あの娘は元気かしら… ( ´_ゝ`)」と好意的に思いを馳せる程度には大人になったし、3月半ば、新宿マルイ アネックスに行った時、1階で期間限定イベントをやっていたのも「地方自治体と手を組んだりとか、いろいろと力を入れてるんだな〜 (´∀`)」なんて微笑ましく感じたりして。合う合わないはあるとしても、それなりの面白さは約束されていると信じていたのです。
3月半ばの新宿マルイ アネックス1階はこんなイベントが開催されてまして。

こういうのに乗れたりしたのです。僕は体が入りそうになかったので、断念いたしました (´・ω・`)

ところが、実際に観てみれば、とにもかくにも脚本が嫌い。まず、「2020年の東京オリンピックで自動車の完全自動運転プログラムを発表する予定だったのに完成しなくて、開催3日前になって大騒ぎしている“日本を代表する大企業”」とか「自動運転プログラムが入ったタブレットを直々に奪いにくる大企業の重役」(2020年にもなって「タブレットの奪い合い」ってさぁ…)とか「まんまと騙されて、主人公ココネの父親モモタローを拘束する警察(しかもスマホは見落とす)」とか、子ども向けなのかなぁと。こういう文章を書くのは大人げないのかもしれませんが、そもそもモモタローが警察に事情を話せば済んだんじゃないの?(まぁ、こういう事件もありますがー)
大体さ、あの“悪の重役”渡辺が「アイツがタブレットを盗んだ!m9`Д´) ビシッ」って言い張ったことでモモタローが逮捕されたとしても、証拠品なんだし、真偽もわからないんだから、タブレットを即ゲットするのは相当難しいと思うんですけど(しかも、渡辺たちは住居侵入してるし)。つーか、この映画って「現実パート」と「昼寝中に見る夢パート」があって、後半はそれがゴッチャになったりするんですが、「現実パート」に現実感がない上に、現実と夢が混ざる理由もよくわからないから、話に全然乗れなかったんですよね…。
僕の気持ちを代弁する愚地独歩を貼っておきますね。

その他、「タブレットに書いたことが現実になる」展開の種明かしがまたバカバカしいし(大企業の「良い人たち」が他の人に頼んで切符や弁当を渡したりしてたんだけど、それはそれで実行のハードルがスゲー高い)、そもそも夢の世界の“魔法”=現実世界の”自動運転”とか、「桃太郎」のメタファーとかも気が利いてるわけでもないし(友人がサルとかキジとか「だからなんだよ ( ゚д゚)、ペッ」って感じ)。上映中、ずっと上手くない例え話を聞かされている気分であり、スゲー退屈だった次第。
鑑賞中の僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「刃牙道」

一応、オチを書いておくと、あーだこーだあって、渡辺は逮捕。モモタローと一心は和解して、オリンピックも無事成功。ココネが東京の大学へ進学することを伝えて、エンドクレジットに入ると、母イクミがモモタローと自動運転プログラムを開発する→実際の道路で実験するくだり(MajiでjiKoshiする5秒前)が流れて終わるんですが…。ごめんなさい、かなり間抜けな死にざまだし(ドン引きするほど安全管理がなってなさすぎ)、当時は相当なニュースになったろうなって、意地悪いことを思ったりしましたよ。
何はともあれ、高畑充希さんが歌う「デイ・ドリーム・ビリーバー」を貼っておきますね↓
いや、パンフとか読むと、神山監督なりにいろいろと考えて頑張ったみたいだし(例えば「『デイ・ドリーム・ビリーバー』を主題歌にしたのは、忌野清志郎さんと母親のエピソードが重なるから」とか)、高畑充希さん演じるココネは可愛かったし、本作を見たことで映画駄話会のサイモンさんの今年のワースト候補が「キックボクサー リジェネレーション」
サントラ。ちゃんと主題歌
公式ガイドブック。この絵は可愛いんだけどなぁ… (`Δ´;) ウーン
唯一観ている神山健治監督作。僕の感想はこんな感じ。
先々週と先週の備忘録(2017/5/23~6/5)
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日なんですが、先週はアップできなかったので、今回は先々週と先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓
23日、上の方とお話をする
24日、「GOG2」を観に行ってアメリカンドッグを2本喰う
25日、仕事に忙殺されつつ、コラ作りで寝られない
26日、ゴミ箱でゾウのオモチャを発見
27日、「GOG2」の感想のせいで徹夜→家族イベント→仕事
28日、休日出勤ながらも夜は「メッセージ」鑑賞→仕事
29〜31日、仕事
1日、仕事の合間に「光をくれた人」鑑賞→ブログのために徹夜
2日、急遽、「作家、本当のJ.T.リロイ」を鑑賞→映画駄話会に参加→会社に戻って仕事
3日、夜中まで仕事をして、やっと一段落→朝までブログを書く
4日、休日出勤→娘がクッキーを…
5日、朝イチで「破裏拳ポリマー」→仕事の合間に「ぼくと魔法の言葉たち」を鑑賞
23日(火)、上の立場の方と話す機会があり、いろいろと厳しい話をされましてね。あと、元上司が食道ガンで余命1カ月というのを聞いて、超げんなり。その方とはいろいろあって、若いころの僕が上の事情も知らずに結構噛みついたりもしたので、いつか謝ろうと思っていたのに、こんなことになってしまうと、会いに行こうかとか、手紙を書こうかとか思いながらも、そんなのは自分が納得したいだけの自己満足であって、僕なんぞが彼の貴重な時間を1秒も奪う資格はないことに気づいて止めたりもしました。夜は前売り券を消化すべく、「T2 トレインスポッティング」を観に行っちゃったぜ、ファック!ヽ(`Д´)ノ
前作より好きでした。
24日(水)、そりゃあ1日中仕事。ただ、夜は「GOG2」を観ておこうと思って、仕事を抜けて、この日初めての食事として、「腹に溜まるだろう」とファミマでアメリカンドッグを買ってみれば、なんと「もう1本」当たったからビックリ!Σ(゚д゚;) この突然の豪運に、世界の覇者になる日も近い気がしたのだけれど、それは考えすぎかな?(唐突な問い掛け) なお、この日の夜は「ひるなかの流星」の感想を書いてみたものの、コラ作りに熱中してしまい、全然寝られなかったのでした… (ノω・、) バカバカ
「T2」に続いて「GOG2」も「父親」について考えさせられる映画でしたな…。
25日(木)、仕事の忙しさが吐きそうなほどに加速して、先週の「時間を無駄にした行動の数々」を悔いたりしそうになりつつも、退かぬ!媚びぬ!省みぬ!ヽ(`Д´)ノ ナニコレ つーか、帰宅後はスゲー寝たかったのに、どうしてもコラ作りが止められなくて、「ひるなかの流星」の感想を書き終わったのは、すっかり朝ーー。しかも、12時間もかかった苦労が微塵も感じられないクオリティなのでね(苦笑)、ちくしょう、珍しくツイッターでアピールしちゃったし、備忘録としてここにも貼っておきますよ。
この頭ポンポンシーンが気に食わなかったので、手を斬り飛ばすコラを作ることを決意。
ベースは「ドリアンに手を切断された愚地独歩」でございます。
最初はこんな感じで作ってみたものの、表情が驚いていないし、手の向きが違うことに気づきまして。
向きを変えて、少し驚いた風の三浦翔平さんの顔を貼り付けてみるも、今度は髪型が違って違和感が。
そこで、同じ場面の顔を切り抜いて、別の顔から口だけを貼り付けて、驚いた風の顔を作ってみました。
ただ、ワイシャツが白じゃないのが気になってしまって、初めてフリーペイントソフトを手探りで使用。
そして、完成形がこれだッ! 「だからなに? (゚⊿゚)」と言われたら、返す言葉はありません。
こっちも何気に切り抜きにスゲー時間がかかっているけど、アタシ、なんでこんなことに時間をかけたんだろう…。
寝ずに迎えた26日(金)の朝、洗面所のゴミ箱にゾウのオモチャが捨てられているのに気づきまして。「お風呂用→中にカビが生えてしまっている」ので仕方ないとは思いながらも、本当にウチの奥さん&娘のマナ子(仮名/5歳)は物を捨てることに抵抗がないなぁと。このゾウのオモチャは、お風呂で「ぞうのババール」ごっこをするためのマストアイテムであり、彼女も気に入っていたハズだったのに、今は何の未練もない様子。娘よ、「トイ・ストーリー3」
を観た時に思うところはなかったのかい? なんかね、これは捨てざるを得ないのだけれども、“男らしくいさぎよく”とゴミ箱抱える僕は、他の誰から観ても一番、センチメンタルだろうーーって、なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ
物はアッサリ捨てられる方が良いとは思うのですが、少し寂しかったり… (´・ω・`)
金曜日から土曜日にかけては「GOG2」の感想のせいでほぼ徹夜のまま、“某家族イベント”に参加せざるを得なくて、昼間は「父」としての仕事をまっとうして、夜はまた仕事。日曜日も休日出勤でいそいそと働いたわけですけど、夜は「メッセージ」を観ましてね。6月1日(木)のタマフル&トップ5&生活は踊るオフ会への参加が厳しくても、2日(金)開催の映画駄話会には何とか行きたいと思ってて(開催場所が新宿で近いし)。絶対ネタバレを食らいたくなかったので、鑑賞しておいたんですが、いろいろと考えさせられて面白かったです (・∀・) ヨカッタ!
念のため、「ばかうけ」を食べてから鑑賞した…というどうでも良い告白。
で、29〜31日は、仕事以外は何もできない感じ。1日、ちょうど日比谷方面に行かなくてはならなかったので、これ幸いと「ムービーウォッチメン」の課題映画「光をくれた人」を観たりして。2日は忙しさのピークになる予定だったものの、ちょうど時間が空いたので、わざわざ横浜まで行って「作家、本当のJ.T.リロイ」を観てみれば! 鑑賞後に仕事でいろいろと問題が発生して、肝心の映画駄話会には大幅な遅刻をしてしまったというね (´・ω・`) スミマセン ただ、「メッセージ」の話やジャン=クロード・ヴァン・ダムの話ができたのは、とても楽しかったです。で、会社に戻って土曜の夜まで働いて、やっと一段落。某家系ラーメン屋で「奮発だぜ!」と生ビールを飲みながらチャーシュー麺大盛を食べてみれば、胃が弱っていたのか、すっかり吐いてしまったのでした… ('A`) オロロロロ
「光をくれた人」は…まぁまぁ…かなぁ… (´∀`;) エヘヘ
横浜での公開最終日、やっと前売り券が使えたのです。
土曜夜、せっかくチャーシュー麺大盛を摂取したのに…。
このジャック・ハンマーのような状態に陥ったというね (ノω・、) モッタイナイ...
4日(日)は、軽めの休日出勤。夕飯を家族で一緒に食べるべく帰宅してみれば、なんとマナ子が奥さんと協力してクッキーを焼いてくれてましてね…(しみじみ)。しかも、僕にくれるクッキーをガマンできずに半分食べてしまっているあたりも超キュート。この日は夕食後、1時間ほどおままごとをして、マナ子も満足げでしたよ。5日(月)は、某行事のために奥さんがマナ子を保育園へ送ることになっていたので、朝イチ上映になっていた「破裏拳ポリマー」を鑑賞。夕方は仕事を抜けて「ぼくと魔法の言葉たち」を観て、この日は前売り券を2枚消化できたのでした。
僕のために残されたクッキー。1枚どころか半分というシビアさにグッとくる。
「ポリマー」はサイモンさんの酷評を聞いていた分、結構許せました。
この映画も前売り券が使えて良かったよぅ… (´Д`;)
最後に今週の予定を書くと、仕事が来週の月曜までスゲー忙しいんですが(汗)、「夜明け告げるルーのうた」と「美しい星」だけは時間を作って観にいきたいところ。この週さえ乗り切ればずいぶんラクになるハズなので、頑張りますよ、たぶん、きっと。いや、いくら頑張っても意味なんかないような気がするんだよなぁ…どうなんだろうなぁ…。もうね、これだけ寝不足で口の中は口内炎まみれだから、いっそ病気になって倒れたいなんて思ったりするも、この前の健康診断はすべてA評価の上にコレステロール値の善玉菌まで増えているありさまだったので、ちくしょう、無駄に丈夫なんだよなぁ…。いや、指のささくれが剥けただけで泣き叫ぶような僕ですよ、実際に病になったら「健康だったころが懐かしいよぅ… (ノω・、) メソメソ」なんて間違いなくメソメソするのでね、縁起でもないことは書かないようにします。あー眠い。
ということで今月の推薦曲、RHYMESTERの「マイクの細道」を貼っておきますね↓
以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。
仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦(ネタバレ)
仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦
2017/日本 上映時間94分
監督:金田治
原作:石ノ森章太郎、八手三郎
主題歌:MONKEY MAJIK
出演:飯島寛騎、岐洲匠、瀬戸利樹、立石晴香、丸山敦史、松田るか、山崎大輝、大西利空、松本岳、松本寛也、小田井涼平、岸洋佑、大久保桜子、榊原徹士、松本享恭、小野塚勇人、甲斐翔真
声の出演:岩永徹也、谷口賢志、中尾暢樹、柳美稀、南羽翔平、渡邉剣、國島直希、関俊彦、遊佐浩二、てらそままさき、中井和哉、小野友樹、大塚明夫、M・A・O、神谷浩史
パンフレット:★★★(1550円/DVD付きを購入。ミニメイキングとか対談とか良かった!)
(あらすじ)
ある時、巨大浮遊要塞が地球に襲来し、総攻撃を開始。世界の大都市が壊滅状態に陥る。エグゼイドとキュウレンジャーは必死に応戦するが、圧倒的な敵戦力を前に歯が立たない。そんな彼らの前に、死んだはずの九条貴利矢と、見たこともないヒーローが姿を現す。そして、かつてない敵に打ち勝つ新たな力を手にするため、ヒーローたちは異空間でレベルアップを繰り返していく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
50点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
もうすっかり6月なのに、やっと「最後の“3月公開作の感想”」を垂れ流しておきますよ。取引先に特撮オタクの方がいましてね。「ライダーorウルトラ映画を一緒に観てから飲む」という接待を実施するようになって、もう何年も経つのですけれども。本作は、僕の仕事が忙しくて公開から2週間ほど観に行けなかったら、なんと新宿バルト9では夕方からの上映回がなくなっていて。4月10日に渋谷TOEIで観ることになったものの、せっかく買っていた前売り券はバルト9でしか使えない仕様だったから、超ガッカリですよ。ただ、その前の4月8日、“劇場と一体化する試練”バルト9を実施することにしたので、「予習しておくか (´∀`)」ってな気持ちでこの日の9本目として鑑賞いたしました。淡々とつまらなかったです…。
1回目はバルト9でホットドッグを食べながら観ましてね。
その2日後、渋谷TOEIで18時35分からの回を観たのです。
初見時はなかなか退屈に感じたんですが、9本連続鑑賞の9本目ということで、「疲れてたからかなぁ」と思うところもあって。2回目はかなり冷静な目で観たんですけど、ごめんなさい、この映画は結構キツかったです。いや、息子さんがいるきんたま画伯さんが「子どもが楽しめればいいんだよ!(`Δ´)」とおっしゃるのはわかるんですよ。あと、パンフの監督インタビューを読むと現場は本当に大変そうだし…。だから、別に「アマゾンやストロンガーの怪人的な扱い」とか「復活した九条貴利矢を目の当たりにした時の宝生永夢の反応の薄さ」とか「ナーガとポッピーが金縛り状態になる場面のダラダラ感」とか「アマゾンズの3人の雑な扱い」とか「大蜘蛛大首領にアッサリやられるゴライダー」とか「ジューランドが滅ぼされたままなのにハッピーエンド(「そもそも人間界と融合したのでは?」ってツッコミは無粋なんでしょうな)」とか、そこら辺は目をつむれるし、もう東映にMCU的な作品を期待しても仕方ないのは十分承知しているつもりなんですけれども。せめてアクションぐらいはもう少し面白く見せてほしいというか。基本的にどんなヒーローでもガヤガヤ戦うだけ→大差なくて見飽きちゃったんですよね…。例えば、ゴライダーとして出てきた人たちあたりはファイナルベント的な派手な技を見せても良かったんじゃないでしょうか(予算の都合なんでしょうけど)。
ちなみに渋谷TOEIには夏映画に向けてのスタンディングポップがありましたよ。
一応、雑なオチを書いておくと、終盤に取って付けた感じで出てきたショッカー首領三世を協力して倒して、孤独な少年の心もボンヤリ救って、ジューランドは壊滅したまま映画は終了(しつこい文章)。最後に夏映画の告知が出て終わってましたよ、確か。なんかね、怒るというよりは淡々とつまらない印象だったんですが、しかし。僕はゴライダーのメンバーに選ばれたアオニンジャーとビートバスターとゾルダが大好き→演じた俳優たちが出てきたのは超テンションが上がったし、渋谷で観終わった後にトイレへ行ったら、小学生ぐらいの男子2人が「スゲー面白かったな!(*゚∀゚)(*゚∀゚)=3」って楽しげに語っていてホッコリしたので、甘めの50点という着地。ううむ、あまりに今さらすぎてアクビが出ることを書けば、この手の映画は大人が積極的に観るもんじゃないんでしょうな…。
昨年の春の東映ヒーロー映画。僕の感想はこんな感じ。
映画のスピンオフ。本作に出てきたメンバーとは違う人たちが活躍する様子。
先週の備忘録(2017/6/6~6/12)
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓
仕事が忙しかった… ('A`)
でも映画は2本観た… ('A`)
勉強しなくちゃ… ('A`)
今回の記事は愚痴まみれであり、他人のダウナーな文章を読むと心がネガティブ方面に引きずられたりすることがあるので、僕以外の方が読むのはあまりオススメしない…ということだけ書いて、行くぜ、ひぃ、ふぅ、みぃ、YO!m9`Д´) ビシッ ということでね、愚痴を書くと、仕事がとてもキツい。それは「キ・ツ・イ〜♪(^ε^し ウッフン」なんて気軽にコーラスできるレベルを越えていて、当然ながらブログを書く時間なんて全然作れなくて。それで大金が稼げているならまだしも、収入は減る一方なのに、なぜか責任は増える一方。なんだろうね、このハードな経験は何かに生きるのかね? 来年は娘のマナ子(仮名/5歳)の進学とともに引っ越しを考えていて、そのためのお金を貯めなくてはならない云々は置いとくとして。妻子がいて良かったな〜と思うのは、たぶん1人だったら逃げてますよ、もう。マジでやりきれないエヴリデイ。
先週は、映画を2本観てしまったのも失敗だった。ムービーウォッチメンの課題映画になった「美しい星」は面白かったけど、どうせブログを書けないなら後回しにしても良かった。「夜明け告げるルーのうた」は「先週木曜で上映終了&前売り券を買っていた」ので、何とか滑り込みで観ましたが、仕事が気になってしまって、全然没入できなかった。実際、映画2本分のツケを今も支払中であり、作品にはまったく罪はないものの、少しだけ、ごめんなさい、「前売り券、買わなければ良かったナー (・ε・)」なんて思っちゃったのでした。
簡単な感想は、土曜日に裏垢でさえずってみました。
鑑賞中も仕事のことばかり考えてたというね… (´・ω・`) ウーン
で、先月の営業の成果で、一応、大きめの仕事が決まりそうなのはありがたいけど、それをやるにはかなり勉強しなくてはならないのもあって、それがまたプレッシャー。ハッキリ言って、頭が悪いからこんなブログを書いているワケでさ(苦笑)、いざ勉強を始めてみれば、己の「物事を理解する能力の低さ」に愕然とする。つーか、世の中には「難しい言葉を当たり前の顔でホイホイ投げつけてくる本」があって、そういうのにもチャレンジしないと「リーディング・マッスル(読書するための筋肉)」(※勝手な造語です)が育たないのはわかるんですけれども! だがしかし! 以前、ジェーン・スーさんがラジオでオススメしてた→購入して以来、非常に役立っている「世界一やさしい問題解決の授業」のように、僕的にはできるだけわかりやすく簡単に書いてほしい。簡単に書いてほしいのです… (ノω・、) グスン
あと、現在、非常に迷っていることを書いておくと、7月9日(日)の13時から秋山依里ちゃんの撮影会イベントが開催される件ですよ。正直なところ、僕は「歌い踊ったり、演技をしたりする彼女」に萌えるのであって、すみません、近年のコスプレ路線はそれほど興味がもてないし(元ネタもよくわからないし…)、撮影するという行為にも情熱が湧かないので、微妙ではあるものの。やはり彼女を応援したい気持ちは強いので、行くべきではないかと。日曜日でも昼間なら参加しやすいし…。とは言え、土日は家族優先なので、やっぱり諦めようかなぁ…。
「光と影のパレット」と「ティーンエイジ・ベスト」
は今も聴いているのです (´・ω・`) ナナチャン...
秋山奈々 同じ星 投稿者 akue
最後に今週の予定を書くと、土日は久しぶりに家族と過ごすつもりでございます。それと、仕事もだいぶ落ち着くので、まだ残っている4月公開作&5月公開作の前売り券の消化を進めるとともに、木曜日は「ブログで宣伝する代わりに銀座で接待&ブルガリの時計をくれたりしないものか」と常々思っている練馬の「か和もっち」で1人飲み予定。ちなみにこの日はとても大事な営業があって、成功していたらホクホク顔で、失敗していたら涙に濡れながら飲んでいると思います。もしこのブログを読んでくれている人が来たら、1杯ぐらいは奢りますよ〜。
うどんが主食さんのニュースにはいろいろと考えさせられましたが(「ブルガリの時計がほしい」とか)、プロデュースしたカップ麺は美味でした。
相互フォローしている方から指摘されて気づいたのですが、「か和もっち」の看板はヘプタポッドの文字だったーー?(どうでも良い文章)
最後に今月の推薦曲、RHYMESTERの「マイクの細道」を貼っておきますね↓
以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。
レゴⓇバットマン ザ・ムービー(字幕版)(ネタバレ)

原題:The LEGO Batman Movie
2017/アメリカ 上映時間105分
監督:クリス・マッケイ
製作:ダン・リン、フィル・ロード、クリストファー・ミラー、ロイ・リー
製作総指揮:ジル・ウィルフェルト、マシュー・アシュトン、ウィル・アレグラ、ブラッド・ルイス
スーパーマン考案:ジェリー・シーゲル、ジョー・シャスター
バットマン考案:ボブ・ケイン、ビル・フィンガー
原案:セス・グラハム=スミス
脚本:セス・グラハム=スミス、クリス・マッケーナ、エリック・ソマーズ、ジャレッド・スターン、ジョン・ウィッティントン
美術:グラント・フレックルトン
編集:デビッド・バロウズ、マット・ビラ、ジョン・ベンゾン
音楽:ローン・バルフェ
日本語吹き替え版主題歌:Kis-My-Ft2
出演:ウィル・アーネット、マイケル・セラ、レイフ・ファインズ、ロザリオ・ドーソン、ザック・ガリフィアナキス、ジェニー・スレイト、マライア・キャリー、ゾーイ・クラビッツ、ジェイソン・マンツォーカス、ダグ・ベンソン、ビリー・ディー・ウィリアムズ、エディ・イザード、セス・グリーン、ジェマイン・クレメント、チャニング・テイタム、ジョナ・ヒル、アダム・ディバイン、ヘクター・エリゾンド
日本語吹替版:山寺宏一、子安武人、小島よしお、沢城みゆき、オカリナ、ゆいP
パンフレット:★★★(720円/石川裕人さんのコラムがわかりやすかった)
(あらすじ)
寂しがり屋のくせに強がる面倒くさいヒーロー、バットマン(ウィル・アーネット)。そんな彼のもとに、バットマンに憧れるロビンこと少年ディック(マイケル・セラ)がやってくる。ロビンのせいでペースを乱されるバットマンだったが、さらにそこへ、宿敵ジョーカー(ザック・ガリフィアナキス)が宇宙に閉じ込められていた悪者たちを脱走させ、ゴッサムシティを混乱に陥れる事態が発生。街のピンチを救うため、凸凹コンビのバットマン&ロビンは立ち上がるのだが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は、「LEGOⓇ ムービー」
※今回の記事は、この映画が好きな人はイヤな気持ちになるかもしれないので、カゲヒナタさんのブログとか読むと良いんじゃないかしらん。
2014年に公開された「LEGOⓇ ムービー」
シアター1、8割ぐらい入ってましたよ、確か。

「LEGOⓇ ムービー」
僕の心を代弁する愚地克巳を貼っておきますね。

なんて言うんですかね、やっぱりバットマンは乳首があろうとも実写の方が好みだなぁと。劇中で繰り広げられるレゴ特有のアクション描写もユニークに感じながらも、せわしなくて疲れる部分もあったりしてね。前作の続編っぽいムードも「前作に出てきた人間たちの“ごっこ遊び”かもしれない→バットマンたちの“意志”は紛い物?」なんて考えて、ノイズになったし。正直なところ、「良い話だなぁ」と涙を流しながらも、「でも、レゴだしな ( ´_ゝ`)」なんて身もフタもないことを思ったのでした。ここら辺は本当に好みの問題というか、人間とは十人十色、ですな。一応、オチを書いておくと、万人橋ライクにみんなで協力して街を救って、家族を手に入れたバットマンは少し大人になって終わってた気がします、確か。いや、僕がたぶん“実写好き”なだけで、基本的にはスゲー良くできたCGアニメなので、興味がある方はソフト
2枚組のサントラ。デジタル盤
絶賛する人が多いレゴムービー第1弾。僕の感想はこんな感じ。
美しい星(ネタバレ)
美しい星
2017/日本 上映時間127分
監督・脚本:吉田大八
原作:三島由紀夫
脚本:甲斐聖太郎
製作:依田巽、藤島ジュリーK.、市村友一、吉川英作、中川雅也
エグゼクティブプロデューサー:小竹里美
Co.エグゼクティブプロデューサー:松下剛
プロデューサー:朴木浩美、鈴木ゆたか
撮影:近藤龍人
照明:藤井勇
録音:矢野正人
美術:安宅紀史
装飾:京極友良
ヘアメイク:酒井夢月
編集:岡田久美
音楽:渡邊琢磨
劇中曲(作詞・作曲):平沢進
助監督:甲斐聖太郎
スクリプター:増子さおり
キャスティング:細川久美子
制作担当:早川徹、中島正志
ラインプロデューサー:新野安行
出演:リリー・フランキー、亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子、佐々木蔵之介、羽場裕一、春田純一、友利恵、若葉竜也、坂口辰平、藤原季節、赤間麻里子、武藤心平、川島潤哉、板橋駿谷、水間ロン、今村美乃、岩谷健司、樋井明日香、滝沢涼子、阿部朋子、小林美紀、小山田みずき
パンフレット:★★★★(720円/しっかりした作り。筒井康隆先生のコラム、ポーズの解説が好き)
(あらすじ)
予報が当たらないことで有名なお天気キャスター・大杉重一郎(リリー・フランキー)は、妻や2人の子どもたちとそれなりの暮らしを送っていた。そんなある日、重一郎は空飛ぶ円盤に遭遇したことをきっかけに、自分は地球を救うためにやって来た火星人であることを確信。さらに息子の一雄(亀梨和也)が水星人、娘の暁子(橋本愛)が金星人として次々と覚醒し、それぞれの方法で世界を救うべく奔走するが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※もうすでに宇多丸師匠の素敵な時評がアップされているので、こんな駄文よりそっちを読んで!m9`Д´) ビシッ
三島由紀夫先生の人となりは好きですけど、著作に関しては高校時代に「三島でも読んでみるか ( ´_ゝ`)」と「金閣寺」や「仮面の告白」
に手を出して、どちらも気がつけば途中で読むのを止めていた程度の男ですよ。「美しい星」と聞いて連想するのは「ウインダリア」
であり、「あの時、なぜ『ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン』の方を買ってしまったのか… (`Δ´;) ヌゥ」と悔しさが甦ってくる…って、どうでも良いですな。何はともあれ、吉田大八監督作はどれも高水準で面白いし、内容はまったく知らないものの、「三島由紀夫原作のSF小説
の実写化」というだけで興味深かったので、観る気マンマンではあったのです。
で、ちょうど愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(略称:タマフル)の映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったということで、仕事の合間を縫って、TOHOシネマズ新宿にてシネマイレージデイを利用して鑑賞してきました。「なんとファンタスティックな… (´∀`) ハハ」と思ったり。結局、仕事が忙しすぎて放送前にアップできなくて(簡単な感想はさえずりましたが)、すでに宇多丸師匠が「『客観的にはどれだけ非合理に見えても、人はある種の“夢”を見ながらじゃないと生きられない。そうじゃないとこの世は救いがなさすぎる』という根本テーマ」云々と凄まじくタメになる批評をされているんですけど、僕なりに適当かつアッサリ気味な感想を垂れ流しておきますね。
1番スクリーンは8割ぐらいの入りでしたが、座席数&上映回数が少ないもんなぁ。
僕の気持ちを代弁するドリアン海王の画像を貼っておきますね。
大まかに話を書いておくと、絶賛不倫中の“当たらない”天気予報士の父、ボンヤリとプロ野球選手を目指すフリーターの長男、美人だけど臆病に生きる長女、自己主張が弱い母の4人家族が、「オレは地球を救いにきた火星人だッ!ヽ(`Д´)ノ アブナーイ」「どうやらオレって、水星人らしいぜ?( ̄ー ̄) ニヤッ」「アタシは“美の基準”を正しにきた金星人なの 川`∀´) ウフフ」「マルチ商法にハマッて怪しい水を販売してるけど、私は地球人よ (▽∀▽し オホホホ」ってな調子で順調におかしくなりながらも、長男と長女と母親は「辛い現実から逃避してみただけ」ってニュアンスだったりしてね。ところが、実は末期ガンだった父が「最後の願い」として家族に福島県の山の上まで連れて行ってもらってみれば、UFOに乗って火星に向かうことになりまして。最後は、UFOの中から自分を含めた家族を父親が見つめて、映画は終わってましたよ、確か。
最後は、父の死を前にして、家族が団結→山の上にUFOが飛来するのでした。
まぁ、好きなタイプの“変な映画”でしたよ。リリー・フランキーさん演じる父親と佐々木蔵之介さん演じる黒木が「本当に宇宙人だったのかどうか」は、一応、どちらにも解釈できるわけですけど(長男と長女は「辛い現実から逃避するために異星人と信じ込んでいた」的な着地ですが)、僕は「宇宙人同士の静かなバトルムービー」として結構好きというか。いきなり自分のことを水星人だなんだとか言いだす人がいたら、「何を言ってるんだろう… (・ω・;) ウーン」と距離を置くのが普通ですけど、正直なところ、もしかすると「“何らかの存在”からメッセージを受信する人」というのは現実社会でもあんな感じなのかも…なんて思ってしまう僕がいたりして。クライマックスの「父親vs長男&黒木の討論シーン」は、「見た目は現実的だけど、中身は現実離れした戦い」であって、シュールながらもかなりハラハラいたしました。
いくらイケメンだって「水星人」だなんて言いだしたら…。
普通はミルコ・クロコップみたいな反応をしちゃうわけですけれども。
もしかするとエリナ松岡のような“コンタクトマン”の可能性はある…という電波な文章(「恐怖新聞」より)。
なんて言うんですかね、僕は、白石晃士監督が撮った“特殊な電波を受け取った迷惑な人が出てくる映画”「オカルト」の「渋谷で大量殺人を実行しようとする江野を止めようとする男」のシーンがスゲー好きなんですが、本作の父親と黒木のバトルも電波受信者同士の争いに見えて、結構グッと来た…って、伝わりますかね(世代間闘争的な話が出てきたのも興味深かった)。ラストに宇宙船が来るくだりも、単なる「死出の旅路の幻」なのかもしれないけど、僕は「本当に火星人だったのか!」と思ってね、なんか「よかったねー (ノω・、)」と涙が止まらなかったのです(宇多丸師匠も指摘されていましたが、「かぐや姫の物語」
を連想しました)。
「オカルト」の好きなシーンを貼っておきますね。
とは言え、少し不満もあって。長女を昏睡レイプしたクズが「市中引き回しの上、磔獄門」に処せられていない…というのは仕方ないとしても。原作未読の僕でも「地球温暖化&エネルギー問題」という争点はインパクトが弱く感じました。原作では「核戦争」だったそうですが、それを知ると腑に落ちるんですよね。冷戦時代末期に子どもだった僕は「核戦争が起きたら… (°д°;) ヒィィ」と本当に怯えていて、あのころは「指先1つでダウンさ」「ボタン1つで世界が破滅」というのがとにかく恐ろしかったわけで。それを「地球温暖化&エネルギー問題」に改変した場合、そりゃあ決して怖くないわけじゃないんですが(ちなみに僕は原発反対です)、いくら黒木が「これを押したら人類が破滅しますスイッチ」を手にしていても、「一気に全てがゼロになる」みたいな感覚が、ちょっとあまり納得しづらいのもあって……という宇多丸師匠のPA-KU-RI!m9`Д´) ビシッ
唐突ですけど、本作の劇中曲である平沢進さんの「金星」を貼っておきますね↓
そんなワケで、なんとなくファンタスティックで面白かったです (´∀`) ハハ よくこんな変な作品をこの規模で公開したなぁと感心しましたよ。吉田大八監督、次はどんな映画を撮るのか、楽しみでございます。万人にはオススメできませんが、興味がある人は足を運んでおいた方が良いと思いますぞ。おしまい。
三島由紀夫先生による原作小説。僕的には「薔薇刑」の方が興味あるなぁ(アウトな文章)。
サントラを貼っておきますね。
吉田大八監督の前作。僕の感想はこんな感じ。
なんとなく連想した白石晃士監督作。僕の感想はこんな感じ。
宇多丸師匠が引き合いに出されていた映画。恥ずかしながら、全然気付かなかったです (o^-')b イワレテミレバ!
LOGAN/ローガン(字幕版)(ネタバレ)
LOGAN/ローガン(字幕版)
原題:Logan
2017/アメリカ 上映時間138分
監督・製作総指揮・原案・脚本:ジェームズ・マンゴールド
製作:ハッチ・パーカー、サイモン・キンバーグ、ローレン・シュラー・ドナー
製作総指揮:スタン・リー、ジョー・カラッシオ・Jr.、ジョシュ・マクラグレン
脚本:スコット・フランク、マイケル・グリーン
撮影:ジョン・マシソン
美術:フランソワ・オデュイ
衣装:ダニエル・オーランディ
編集:マイケル・マカスカー、ダーク・ウェスターベルト
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、ボイド・ホルブルック、スティーブン・マーチャント、ダフネ・キーン、リチャード・E・グラント、エリック・ラ・サール、エリゼ・ニール、エリザベス・ロドリゲス、クインシー・フォース
パンフレット:★★★★☆(820円/わかりやすいコラムに過去作の記事など、充実してる良いパンフ)
(あらすじ)
ミュータントの大半が死滅した2029年。長年の激闘で疲弊し、生きる目的も失ったローガンは、アメリカとメキシコの国境付近で雇われリムジン運転手として働き、老衰したプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアを匿いながら、ひっそりと暮らしていた。そんなある日、ローガンの前にガブリエラと名乗る女性が現れ、ローラという謎めいた少女をノースダコタまで連れて行ってほしいと頼む。組織に追われているローラを図らずも保護することになったローガンは、チャールズを伴い3人で逃避行を繰り広げることになるのだが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
95点
※本作に関しては、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの解説(200円)が実にわかりやすいので、ぜひ聴いて!m9`Д´) ビシッ
昨年、この予告編を観て以来、そりゃあ楽しみにしていたものの、僕的に今までの「X−メン」系映画でウルヴァリンが主役で満足したものは皆無だったので、「2017年に絶対観たい新作映画10本」に選ぶほどではなかったりしてね(苦笑)。とは言え、試写会の評判も良かったりして、観に行きたい気持ちはガンガンズンズングイグイ上昇! ちょうど仕事が落ち着いた&愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(略称:タマフル)の映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったということで、14日=TOHOシネマズデイを利用して、TOHOシネマズ新宿にて観てきました。「やったぁ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」と狂喜乱舞しましたよ。
11番スクリーン、ほぼ満席だったような。
鑑賞後の僕の気持ちを代弁する寂海王を貼っておきますね(「バキ」より)。
最初にお話を雑かつウソを交えながら書いておくと、部隊となるのは、ミュータントがほとんど存在しなくなったっぽい未来。体内に埋め込まれたアダマンチウムの毒素により、すっかり年老いて戦闘力も衰えたウルヴァリンことローガンは、ボケ老人と化したプロフェッサーXことチャールズをキャリバンと一緒に世話しながら、リムジン運転手として働いていたんですけれども。ガブリエラと名乗る女性からローラという女の子を成り行きで預かってみれば、なんと彼女は自分のDNAから生まれた戦闘マシーンX-23であり、彼女を回収して廃棄処分しようとする悪の組織「トランシジェン研究所」との血で血を洗う抗争がスタートするのです。
世界最強のテレパスのくせにボケてしまって大変なチャールズ。
そんな彼をローガンとキャリバンが面倒を看てましてね。
ちなみにキャリバンは「アポカリプス」にこんな感じで出てました(演じてるのは別の人)。
さらにローラという少女を押しつけられたら、怪しい傭兵たちが登場(中央はボイド・ホルブルック演じるドナルド・ピアース)。
どうしようかと思いきや、ローラったら超凶暴で恐ろしく強かったのでした。
カジノホテルでチャールズが発作を起こして周囲の人々に迷惑をかけたり、親切な黒人家族を抗争に巻き込んで全員死亡させたり、X-24(a.k.a.こうなっていたかもしれない自分)にチャールズを殺されたりしながら、「X-MEN」のコミックに載っていた”約束の地”エデンまで行ってみれば、そこには少年少女のミュータントたちが集まっていて。カナダに向かうために国境を越えようとする彼らを「トランシジェン研究所」の傭兵たち&X-24が襲ってくるんですが、ローガンは「元気&凶暴になる薬」を一気に投与して、大量殺戮!ヽ(`Д´)ノ Kill em all! 最後はX-24にやられるも、ローラが「ローガンが自殺用に取って置いたアダマンチウム製の弾丸」でX-24を射殺してくれまして。ローラが「ダディ… (iДiし」と涙を流す中、「生き方は自分で決めるんだよ」「そうか、こんな感じだったんだ… (;´∀`)・:; ゲハッ」って感じで”念願の死”と“家族愛”を噛み締めながらローガンは死亡。子どもたちでローガンを埋葬すると、ローラが「シェーン」に出てくる台詞「人を殺して捨て台詞とか言ってたら、ロクな死に方しないよ!(o^-')b キヲツケテ!」(超意訳)を悼辞代わりに述べると、墓標の十字架を抜いて「X」にして、映画は終わってました。
クライマックスは、悪の組織に追われる子どもたちを…。
ローガンが命を賭して守ってましたよ… (ノω・、) ローガン...
もうね、本当に素晴らしかった。基本的に「X-MEN」ではサイクロップス派の僕的には、これまでの映画版でヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンがデカい顔をするのがあまり好きではなかったんですが、しかし。最後の最後にこんな見事なウルヴァリン版「そして父になる」を見せられたら、もうグウの音も出ないし、「なんで是枝監督は『そして父になる』
で福山雅治さんをミュータントにしなかったのカナー (・ε・)」なんて無闇な疑問が湧いてしまったりしてね(バカの文章)。まぁ、映画のあそこがあーだこーだそーだってあたりは、尊敬する映画評論家の町山智浩さんが映画ムダ話(200円)で、「トゥモロー・ワールド」
や「ザ・ロード」
、「シェーン」
、「許されざる者」
、「リトル・ミス・サンシャイン」
に「ボディ・ターゲット」
など、さまざまな作品を引き合いに出してわかりやすく語っているので(1つウソ)、それを聴いてもらうとして。現在、5歳の娘を持つ僕的に父娘要素がストライクだったのは言うまでもないんですが、本作でもっともハートを掴まれたのはゴアアクション描写だったというね。
こんなゴア描写、序の口なのです。
本作は昨年公開の「デッドプール」に続く“R指定のアメコミ映画”なんですが、オープニングの「チンピラとのバトル」から手が斬り飛ばされるなどゴア全開で、観ているこっちもエンジンブルブル絶好調であり、危うく足をあげて陰茎を出しそうになるレベル(通報されそうな文章)。そうですよ、あんなトラみたいな爪なんだから、攻撃を受けたら手足が欠損するのは当たり前なんですよネ (・∀・) ダヨネー 「アダマンチウム製の爪は当たれば致命傷」という性質上、「雑魚相手だとカッコイイものの、タイマンでは不死身設定の敵じゃないと攻撃を避けられるシーンが多い→マヌケに見える」というのもあって、今までのウルヴァリンのアクション描写に関しては、スゲー不満だったんですよ。ところが、本作は雑魚との戦闘が多めな上に、首チョンパや「身動き取れない敵を一方的に殺す」などの残酷描写をドンドン盛り込んでくれるから、「これを観たかったのだッ!Σ(°д°;)」と超感動。同じ能力を持つローラの容赦のなさも最高で(「キック・アス」
のヒットガールを連想しました)、もう夢のよう (´∀`) ホッコリ あと10歳若かったら、菜箸を3本ずつ左右の手に持って白タンクトップ姿で街を疾走するところでしたよ…(何が何やらな例え)。
クライマックス、雑魚相手に殺戮の限りを尽くすウェポンXな父娘。
僕の気持ちを代弁する警視総監の画像を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。
その他、「『最近、めっきり近くのものが見づらくなってねぇ… (´・ω・`)』なんてボケから感想を始めようと思ったら、劇中のローガンが実際に老眼だったので、興をそがれました」とか「ローガンの雑な指示のせいで捕まったキャリバンがスゲー可哀想」とか「チャールズのせいで何百人も死んでたり、3人を招待した黒人家族が皆殺しされたりと、ミュータントの迷惑ぶりも描いていてフェアな印象」とか「本作のディストピア観は“移民を排斥した後のアメリカ”なのかしら?」とか「傭兵たち、もっと対策たてろよ」とか「役者さんは全員良い仕事したねぇ…(しみじみ)」とか思うところはあるんですが、長くなるので割愛! 正直なところ、ローガンとチャールズとローラのロードムービー感が最高すぎて、むしろ上映時間が短いのが唯一の不満であり、「良い映画を観たなぁ (´∀`=) ホッコリ」って心底思いました。少なくとももう1回は観るでしょうし、これからもっとR指定のアメコミ映画が作られてほしいし、できれば今度は「ビームで容赦なく人体を損壊させるサイクロップス」とかが観られたらいいなって思っております。おしまい。
ジェームズ・マンゴールド監督によるウルヴァリン映画。僕の感想はこんな感じ。
ジャケがカッコよすぎる輸入盤サントラ。デジタル盤もあります。
原作ではないけれど、年老いたローガンが活躍するお話。買わなくては…。
劇中でチャールズとローラが観て、最後に引用される映画。町山さんの解説(200円)もオススメ!
一応、貼っておきたいジャン=クロード・ヴァン・ダム版「シェーン」。それなりの期待値で観てね!
暗黒女子(ネタバレ)
暗黒女子
2017/日本 上映時間105分
監督:耶雲哉治
原作:秋吉理香子
脚本:岡田麿里
企画・プロデュース:松本整、明石直弓
エグゼクティブプロデューサー:柳迫成彦
プロデューサー:大畑利久
アソシエイトプロデューサー:小松重之、宮城希
ラインプロデューサー:佐藤幹也
撮影:中山光一
照明:松本憲人
録音・整音:竹内久史
美術:松塚隆史
装飾:有村謙志
スタイリスト:櫻井まさえ
ヘアメイク:酒井夢月
編集:日下部元孝
音楽:山下宏明
主題歌:Charisma.com
助監督:北川博康
制作担当:和氣俊之
VFXプロデューサー:赤羽智史
音楽プロデューサー:緑川徹、濱野睦美
出演:清水富美加、飯豊まりえ、清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈、升毅、千葉雄大
パンフレット:★★★☆(540円/コンパクトで値段も安くて、悪くないです)
(あらすじ)
聖母マリア女子高等学院で、経営者の娘にして全校生徒の憧れの存在である白石いつみ(飯豊まりえ)が、校舎の屋上から謎の転落死を遂げた。彼女の手には、なぜかすずらんの花が握られていた。真相が謎に包まれる中、いつみが主宰していた文学サークルの誰かが彼女を殺したという噂が流れる。いつみから文学サークルの会長を引き継いだ親友の澄川小百合(清水富美加)は、「白石いつみの死」をテーマに部員たちが書いた物語を朗読する定例会を開催。部員たちはそれぞれ「犯人」を告発する作品を発表していくが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この映画は「ミステリー」ということで、ネタバレを知らないで観た方が面白いので、未見の人は読まないで!
「観たい映画の覚え書き」では「△」を付けていたものの、特に観るつもりはなかったんですが、しかし。今年の4月8日、“劇場と一体化する試練”バルト9を実施する際にタイミングが合ったので、新宿三丁目プレスサンドのツナフレークとオリーブマリネを食べてから、3本目として鑑賞いたしました。楽しかったです (´∀`=) イヤーン
シアター7、ほぼ満席でしたよ。
原作小説は「イヤミス」として人気だったそうで、まぁ、確かにそんな話でしたよ(微笑)。あらすじを雑に書くと、舞台はミッション系の女子高、聖母女子高等学院。全校生徒の憧れの的だったいつみが校舎の屋上から転落死しましてね。自殺なのか事故死なのか他殺なのか怪しまれる中、彼女が主催していた文学サークルでは、会長の座を引き継いだ小百合が朗読会を開催。闇鍋を食べながら、苦学生の美礼は「先輩を殺したのは、いつみの父親とイチャイチャしていた志夜!m9▽Д▽し ビシッ」、お菓子作りが上手なあかねは「いつみの家から金目の物を盗んでいた美礼が原因だわ ( ̄ー ̄し ニヤッ」、ブルガリアからの留学生のディアナは「お菓子に毒を盛っていたあかねが犯人では… (`Δ´;し ヌゥ」、高校生作家の志夜は「いつみはディアナの呪いで死んだのよ… (°д°;し ヒィィ」ってな内容の短編小説を各々朗読するのです。
最初に小説を読むのは美礼で、志夜を告発。
2番目のあかねは、美礼を犯人だと指摘。
3番目のディアナは、あかねが殺したと示唆。
で、4番目の志夜は、ディアナの仕業だと言いだすのでした。
ところが、いつみの遺した小説を小百合が読んでみれば、美礼は老人相手の援助交際、あかねは実家の料理屋への放火、ディアナは双子の姉エマへの暴行、志夜は小説のパクリと、4人が脅迫されて服従していたことが判明。しかも、校舎から飛び降りた時点でいつみは死んでいなくて、恋愛関係にあった北条先生との子どもを妊娠→4人が告げ口したせいで出産を父親に反対されたので、死を偽装して駆け落ちしようとしていたんですけれども。ラストは、いつみの親友だった小百合が、「普通の幸せ」に満足げな彼女に失望して殺害したことを告白。その遺体を闇鍋で4人食べさせることで屈服させて、うふふあははと学生生活をエンジョイして、終わってた気がします、確か。
すべてはいつみの手のひらで踊らされていた…と思いきや!
結局、小百合が勝利するというね。
なんて言うんですかね、キャスティングと舞台設定の時点でオチまで読めた…というのは、偉そうですかね(苦笑)。でも、そりゃあ誰が見ても清水富美加さん(a.k.a.千眼美子さん)が一番美味しいところを持っていくと考えるのが普通だし、「みんなで闇鍋を食べる」という時点で「人肉とか食わされるんだろうな」なんて、かなりの人が予想済みだったのではないでしょうか。とは言え、僕的にはラスト、「弱みを握られた後の4人は出家させられるのでは? (´Д`;) ハラハラ」なんてハラハラしていたので、そういう方面の予想は外れているのですが…(無闇な深読み)。あと本作では、
「戦う君は美しい」「私たちは美しい」なんてナレーションが流れたり、登場人物が「女子高生は一番大事な時期」みたいな台詞を言ったりと、「女子高生」を「女性が人生で一番輝く時期」みたいに扱うんですけど、スムースに頷けないというか。ごめんなさい、今の僕は30〜40代の女性が好みでございます(心底どうでも良い文章)。
どう考えたって、この人が犯人っぽいキャスティングだし…。
闇鍋が出てくれば、何かタブーなものを食わせると思うのが人情じゃないですか。
鑑賞中の僕の気持ちを代弁するシコルスキーを貼っておきますね(「バキ」より)。
ただ、実写版「マリア様がみてる」に90点をつけるようなブログ主ですよ、「ごきげんよう!川`∀´) オホホホホホ」なんて挨拶がデフォルトなお嬢様学校で、女子高生たちが(上辺だけであれ)キャッキャするシーンを見られただけでお腹いっぱい。千葉雄大さん演じる北条先生がいつみに手を出した時は「てめぇ、教師のくせに!(`Δ´) ブッコロス!」と憎悪をボーボー燃やしましたが、彼女のために仕事を辞める→真剣な交際だったので、許すことにしましてね…(しみじみ)。女優さんたちは全員頑張ってたし、「この子、出家しちゃったんだよなぁ… (´・ω・`)」なんてセンチな気持ちになったりもして。なんだかんだ文句を書きながらも、とても楽しかったのでした (´∀`=) イヤーン
この教師ったら生徒に手を出すわけですが、その後に観た「ひるなかの流星」でも似た展開があって少しビックリ。
こんな光景が観られただけでも素晴らしかったですよ (〃∇〃) エヘヘ
そんなワケで、ソフトのレンタルが始まったらもう一度観たい程度には好きなんですが、娘を持つ父親の立場としては「お父さん、友だちを殺して、遺体を人に食べさせるような子には育ってほしくないぞ!( ゚д゚) コラッ」と諫めたい気持ちにもなったので、70点という着地(なんだこれ)。女優さんたちの「お嬢様高校の女子高生振り」とか、映画のムードとか、なかなか味わい深いので、この手の作品を好む方は要チェックじゃないでしょうか。
秋吉理香子先生による原作小説。映画は登場人物を1人削ってるんですよね。
サントラです。デジタル盤もあります。
耶雲哉治監督作。未見ですが、乙一先生の原作は好きよ。
なんとなく思い出した映画。僕はこういう平和な女子校ファンタジーの方が好き…という身もフタもない文章。
先週の備忘録(2017/6/13~6/19)
火曜日、2回目の「ワイルド・スピード ICE BREAK(吹替版)」
水曜日、TOHOシネマズデイを利用して「LOGAN/ローガン」
木曜日、大事な営業→「帝一の國」→「か和もっち」
金曜日、元上司のお通夜に行きました
土曜日、元上司の告別式に行きました
日曜日、久しぶりにゆっくりしました
月曜日、「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」
※今回の記事は、SMAPや「らいおんハート」が好きな人は不快になる可能性があるので、気をつけて!
先週は、すべてが一段落したのは金曜日なんですけど、忙しさが軽減されたので、映画を4本も観られましてね(微笑)。やっと4月公開作の前売り券を使い切って、5月公開作の前売り券も順調に消化している感じ。しかも、先週観た4本はどれも僕好みだったのもありがたかったです(って、そのうち1本はすでに観た「ワイルド・スピード ICE BREAK」の吹替版ですがー)。今週は仕事が落ち着いてかなり時間に余裕があるので、暇を見つけていろいろと観に行きたいと思っております (´∀`=) ウフフ
やっと使える6月公開作の前売り券を貼っておきますよ。

月曜日、「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」を観る前にジャンボフランクを食べたら、1本当たったことも書き残しておきましょう。

仕事のことを書くと、木曜日にとても大事な営業があったにも関わらず、会社を出てから結構バタバタしてしまって、ノートPC(私物)を持ち歩いていて本当に良かった…と心から思ったりしたんですが、肝心の営業は大成功!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ! 来月から大変になるものの、これで首の皮1枚繋がったというか。ささっと映画を観てから、久しぶりの「か和もっち」で美味しい日本酒&料理を食らって、Yoshikiさんのドラム並に舌鼓を連打ですよ。しかも、タマフルリスナーのやこさんとその先輩が来店してくれたので、偉そうに一杯ずつ奢ったのでした (`∀´) フハハハハハハ ちなみに、うどんが主食さんの知人とお会いしたのも面白かったです。この日、唯一の失敗は、「か和もっち」を出てからラーメン屋をハシゴしてしまったことであり、今後は気をつけよう…って、いつも書いている気がするザンス。
最後のラーメン2杯は別のお店です…。

帰宅したら、RHYMESTERのニューシングル

一応、書いておくと、水曜日に元上司が亡くなって、金曜日はお通夜、土曜日は告別式に行きましてね。正直、彼の直属の部下だったころは、申し訳ないぐらいに反発してしまって。その後、僕も少し成長して、元上司の気持ちがわかるようになってからは、そのころのことを謝りたいと思っていたんですけど、こうなってはどうしようもないし、そんなものは自分の胸の中に抱えてろよクソ野郎って話ですわな。だから、僕も部下に楯突かれても、仕方ないのです (´・ω・`) シカタナシ 元上司にはまだ成人していないお子さんがいてさ、さぞ無念だったろうなって考えるとね、愛する家族との時間を大事にしなければと、あらためて思った…って、これもいつも書いてるんだよなぁ。
で、今週の土日は仕事を休んだので(というか、本来は土日休み)、妻子とそれなりの時間を一緒に過ごしました。特に、娘のマナ子(仮名/5歳)とは、お人形でおままごとしたり、「ダーウィンが来た!」を一緒に観たりと、なかなか充実してたんじゃないかしらん。で、最近のマナ子はいろいろと話す能力が上がってきて、彼女との会話が加速度的に楽しくなっているんですが、日曜の夜、なんと「パパは誰が一番好きなの?(´∀`=し」なんて聞いてきたから、「きたか ( ̄ー ̄) ニヤッ」と。
要は、暗に「私とママのどっちが好き?」と聞いてきたということで、回答次第では彼女のハートを傷つけることにもなりかねない事態。僕はSMAPの「らいおんハート」という歌があまり好きじゃないんですが、それは2番に「いつかもし子どもが生まれたら 世界で2番目に好きだと話そう」という歌詞があるからでして。そりゃあ言いたいことはわかるけどさ、作詞した野島伸司先生は幼い子どもに対してわざわざ「お前は2番目だッ!m9`Д´) ビシッ」と「快傑ズバット」みたいなことを言うのかよ(わかりにくい例え)。ハッキリ言って、僕からすればありえない話なんですけれども。とは言え、愛する奥さんのことだって2番にするワケにはいかない。この問い、どう答えるか…と悩んだのは、わずか0.05秒。僕は自分を抱きしめながらこう答えたのです、「パパは…パパが一番好き… (´Д`;) ハァハァ」と。
( ´∀`)
いつか もし子どもが生まれたら
パパは自分のことが 好きだと話そう
君の瞳に映る オレに乾杯
RHYMESTERも昔 ラップしてました
父というか 人として どうかしてるかな
そもそもこの歌 タイトルが気に食わないんだ
「らいおん」がひらがな あざとくてイラッとするよ
みんなに観てほしい ヴァン・ダム主演作 ライオンハート
多くの読者がこのブログをそっ閉じしたことからは積極的に目を逸らすとして。娘を1番にするわけでもなく、妻を1番にするわけでもなく、あえて自分を1番にすることで場をノーサイドにするという荒技! 当然ながら奥さんは「コイツ…なに…? (`Δ´;し」とキモい生物を見るような視線を浴びせてきたし、よくよく考えると、僕自身も何でこんなことを主張しているのかよくわからなくなってきたものの、マナ子には「もう〜、パパったら〜 (´∀`=し ヘンナノー」と意外とウケていたので、これは正解だったのでしょう、たぶん。ううむ、心底どうでも良い文章を書いた気がします。
なんとなく松任谷由実さんの「ノーサイド」を貼っておきますね↓ 何をゴールに決めて、何を犠牲にしたの…。
最後に今週の予定を書くと、火曜日は某所で接待、水曜日は「か和もっち」で1人飲み予定で、土日は家族サービスに徹するつもり。その合間に仕事の勉強をして、ブログもそこそこ更新できたらいいなぁ。そういえば最近、やっと「SR サイタマノラッパー~マイクの細道~」を見始めて、第1話は相変わらずダメ人間なIKKUにイラッとしたりもしたんですが、第2話の再結成で号泣して、スゲー楽しく観ているのでした (´∀`=) サイコー
てなワケで、今月の推薦曲、RHYMESTERの「マイクの細道」
以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。
作家、本当のJ.T.リロイ(ネタバレ)
作家、本当のJ.T.リロイ
原題:Author: The JT LeRoy Story
2016/アメリカ 上映時間111分
監督・製作・脚本:ジェフ・フォイヤージーク
製作:ダニー・ガバイ、ジム・ザーネッキ、モリー・トンプソン、ブレット・ラトナー
製作総指揮:エディ・モレッティ、シェーン・スミス、ジェームズ・パッカー、ヘンリー・S・ローゼンタール、ロバート・デビテット
撮影:リチャード・ヘンケルズ
編集:ミシェル・ウィッテン
音楽:ウォルター・ワーゾワ
出演:ローラ・アルバート、ブルース・ベンダーソン、デニス・クーパー、ウィノナ・ライダー、アイラ・シルバーバーグ
パンフレット:★★★★☆(700円/インタビューやコラムだけでなく、人物相関図とか半生の年表とか、大好きな作り)
(あらすじ)
作家として時代の寵児となったJ・T ・リロイの才能にほれ込んだガス・バン・サントはコロンバイン高校銃乱射事件をテーマにした映画「エレファント」の脚本を依頼し、2作目の著書「サラ、いつわりの祈り」はアーシア・アルジェントによって映画化されるなど、J・T・リロイは文壇だけでなく映画界などをも巻き込むカルチャースターとなった。しかし、2006年のニューヨーク・タイムスによる「J・T・リロイという人物は実在せず、その正体はローラ・アルバートという40歳の女性である」という記事によって事態は一変する。一連の騒動を、アルバート自身の言葉、ガス・バン・サント、トム・ウェイツらとの通話音声や留守電メッセージなどによって解剖していく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は、この映画やJ.T.リロイ、ローラ・アルバートが好きな方は不快になる怖れがあるので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、文章が攻撃的なので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。
J.T.リロイについてはまったく知らなかったものの、予告編を観て面白そうだと思ったので、ついトートバッグ付き前売り券を購入したんですけれども。仕事に追われて、なかなか観に行けなくて…という、いつものパターン。気が付けば都内の上映がすっかり終わってしまった6月2日、仕事を抜けて、横浜のシネマ・ジャック&ベティの最終上映を鑑賞してきました。「その手があったかァ〜 (°∀° ) ナルホド」と思ったり。
劇場に入ろうとした途端、仕事でトラブルが発覚するというタイミングの悪さ
でも、無視して映画を観たのは、前売り券をどうしても使いたかったから…という社会人失格なアタシ。
映画を観た僕の気持ちを代弁する本部以蔵を貼っておきますね。
まず内容を適当に書いておくと、ローラ・アルバートという女性が「J.T.リロイ」というキャラクターを生み出し、作家&セレブの”彼”として成功を掴みつつも、最終的にウソだとバレて転落するまでが描かれてましてね。ローラ・アルバート本人が身振り手振りを加えながら当時の状況を語るだけでなく、ちょっとしたアニメーションが入ったり、当時の録音テープが流れたりと、結構飽きない作りになってて。彼女自身が魅力的なのもあって、僕も観ているうちにすっかり感情移入しちゃって、「バレなければいいのに… (´Д`;)」って思ったりもしたけど、当然ながらそんなことにはならず。最後はバレてバッシングされて、再起する様子が描かれつつ、「彼女は幼いころ、本当に虐待されていた」ことが明かされて終わってましたよ。
冒頭で「J.T.リロイについてはまったく知らなかった」なんて書きながらも、実は映画を観ている間に「これ、何かで聞いたことがあるな…?」と思い出して、鑑賞後に検索してみれば、尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「コラムの花道」や自分のブログ、著作などで紹介されていた→すべてチェックしてた→その存在を耳にはしていたんだなぁと。本当に記憶の容量が少ない己にガッカリしながら、もう一度、それらに触れてみれば、町山さんったら容赦なく詐欺師呼ばわりしていて、なかなか愉快。しかも「すべてを映画にしちゃおうという企画が進んでます」なんて、本作のことに触れていたのも面白かったりしてね(あと、「日本に来ている→映画関係者はパスポートでわかったのでは?」という指摘も良かった)。
正直、イヤだなぁと思ったのが、終盤、ローラが「本にはフィクションだって書いてあるでしょ?┐(´ー`し┌ ヤレヤレ」みたいなことを言うくだり。そんなの「テメエが誤解させるような宣伝をしたんじゃねーかよ ( ゚д゚) クソガ!」としか思えないじゃないですか。「小説」として売りつつも「ある程度は事実を元にしてるんです」みたいなムードをアンタ自身がムンムン臭わせたから売れたわけで。「チンコを母親に切除されたゲイの男娼でHIV患者(まだ十代)」なんてドラマチックかつ悲劇的な設定を散々周囲に信じさせようとしたくせに、いざとなったらフィクション云々と自己弁護するなんてダセェのひと言ですわな。
バレそうになった時、「私がJ.T.リロイでしたら〜ん♪ ヘ(゚∀゚*し ホエホエ!」って自ら発表するわけでもなく、必死に生活を守ろうとしてズルズルと事実が発覚するあたりもガッカリしました。クールだなんだと気取りながらも、結局、矮小な人間というか。で、最終的には「私にとってJ.Tは完全にリアルだった」ってな調子で開き直っていて、なんて言うんですかね、どことなく「アート無罪」感が漂う感じ? だったら最初から「私は女性ですが、自分の中にJ.T,という人格がいて〜」って言えば良かったじゃんよ。そこを誤魔化して、あたかも「本当の話」のような売り方をしたから怒る人が多いんじゃないの? 最低な文章を書きますが、僕は心が狭く弱い人間なので、「制服泥棒で捕まった芸人さんは、本当は痴漢もしてたんじゃないの?」なんて思っちゃうし、いくら「実は虐待されてました」とか言われても「お前、今もウソついてんじゃねーの?」って。
普通は「相手がウソをついている」なんて前提で他の人と接しないし、だからこそ大変な状況や過去を聞いたら同情するし、それを乗り越えたというならスゲェって尊敬するだけに、それをウソだと知ったら腹立つのが当たり前でしょうに。別に謝罪しろなんて思わないけどさ(僕はまったく被害に遭ってないし)、ただ、いくら「自分の心を守るため」とは言え、「自分ルールでは無罪」みたいなツラをさらされるのは、なかなか不快だなぁと。僕は彼女が「“主義”として謝罪しない」のではなく、単に「謝罪したくないので言い訳してるだけ」にしか見えなかったです。
だがしかし! こんなにバッシングする文章を書きながらも70点なのは、良い映画だと思ったから。ドキュメンタリーとして面白かったし、確かに終盤はムカつきながらも、その他の場面はローラに共感しちゃうことが多くてね…(しみじみ)。鑑賞後は、昨年の「DOGLEGS」や「何者」を観た時の気分に近くて、「彼女はそうしないと“立っていられなかった”んだろうな」ってね。僕だってこんな匿名ブログを書くような面倒くさい人間ですよ(苦笑)、若いころは一歩間違えば邪気眼みたいなことをする可能性があったし、今だって現実社会で付き合いのある人にバレたら舌を噛んで死ぬレベルの文章を日々垂れ流していたりする。本当は、僕は彼女に石を投げられない。彼女の中にマジでJ.T.が存在するのかはわからないけど、それによって救われたことはわかる。映画終盤は腹立ったけど、僕だってダサイし矮小な人間なので、彼女には頑張って生きてほしいなって思う。
な〜んて長々と文章を書きつつも、一番考えたのは「その手があったかァ〜 (°∀° ) ナルホド」ということ。2009年の秋、ボンヤリと備忘録的に始めてしまい、「素の自分+少しウソ」的な雰囲気で適当にブログを更新してきたものの、僕も“設定”を作れば良かったなぁと。例えば「18歳のボクっ娘でジャン=クロード・ヴァン・ダムのファン」といったキャラだったら、もっとアクセスが伸びたのではないか。いや、今からでも遅くない。むしろ今後は「そもそも“元警官”という設定はウソなのかも?」とか「実はタマフルに出た男は別人で…?」とか「本当は妻子なんていない?」という風に、読む人が今までの記述を疑うような運営を心掛けてみるのはどうだろう? そんな「『どうだろう』って言われても… (´Д`;) ナニコノヒト」と読者が戸惑うような志の低い文章を残しつつ、ブログの説明文に「※このブログはフィクションです」の注意書きを追加して、この記事を終えたいと思います。
J.T.リロイの処女小説。商品の説明には「自伝的青春小説」って書いてあるのでした。
劇中にも出てくるアーシア・アルジェント監督作を貼っておきますね。
ローラがJ.T.リロイとして脚本協力したガス・ヴァン・サント監督作。これは観ておくと良いです。
ジェフ・フォイヤージーク監督によるダニエル・ジョンストンのドキュメンタリー。評判は良さげ。
なんとなく連想した森達也監督作。僕の感想はこんな感じ。