ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q（ネタバレ）

ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q

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2012／日本　上映時間95分
総監督・原作・脚本：庵野秀明
監督：摩砂雪、前田真宏、鶴巻和哉
主・キャラクターデザイン：貞本義行
主・メカニックデザイン：山下いくと
総作画監督：本田雄
作画監督：林明美、井上俊之
特技監督：増尾昭一
副監督：中山勝一、小松田大全
総演出：鈴木清崇
色彩設定：菊地和子
美術監督：加藤浩、串田達也
CGI監督：鬼塚大輔、小林浩康
撮影監督：福士享
編集：李英美
音楽：鷺巣詩郎
声の出演：緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、三石琴乃、山口由里子、石田彰、立木文彦、清川元夢、長沢美樹、子安武人、優希比呂、麦人、大塚明夫、沢城みゆき、大原さやか、伊瀬茉莉也、勝杏里、山崎和佳奈、野田順子、儀武ゆう子、斉藤佑圭、真理子、小野塚貴志、宮崎寛務、合田慎二郎、手塚ヒロミチ、岩崎洋介
（あらすじ）
前作『破』終盤で描かれた「ニアサードインパクト」から14年後。葛城ミサトをはじめ旧ネルフ職員らは、反ネルフ組織「ヴィレ」を結成し、ネルフのエヴァを殲滅すべく活動していた。ヴィレはエヴァ改2号機（搭乗者：式波・アスカ・ラングレー）と8号機（搭乗者：真希波・マリ・イラストリアス）によって、衛星軌道上にネルフが封印していた初号機を強奪する「US作戦」を実行する。改2号機は自動防衛システム「コード4A」の妨害を受けるが、8号機の援護射撃でそれを突破。さらに初号機とともに格納されていた「コード4B」の迎撃により窮地に陥るも、一時的に覚醒した初号機によって助けられ、2号機は初号機とともに地球へと帰還する。（以上、wikipediaより）

予告編はこんな感じ↓




45点


※今回の記事は、「新世紀エヴァンゲリオン」＆「新劇場版」が好きな人は、不快になるかもしれないので、読まない方が良いかもしれません…。

新宿ミラノ１で観て来ました。あまり乗れなかったです… ('A`) 　短めに感想を書いておきますね。


公開翌日に観ました。そこそこ混んでたけど、余裕で座れる感じ。
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僕が警官時代、交番に勤務してたころの話。何度か、管内のスーパーから「万引きした子どもを捕まえた」という通報を受けて行った時、ほとんどの子どもが同じアニメのグッズを盗んでいて。あまりアニメを観ない僕は、その時に初めて「新世紀エヴァンゲリオン」を知りましてね。友人から録画したビデオを借りたら、これがなかなか面白くて、「流行るのもわかるなぁ (´∀｀)」と感心したんですよ。

ただ、一応、書いておくと、最終２話とその後の劇場版２作はあまり好きじゃなかったです。最終２話に関しては、「あれだけ風呂敷を広げたくせに畳まないのかよ！Σ(ﾟдﾟ;)」という点と、よく言われることですが、自己啓発セミナーっぽいムードが苦手でして…。劇場版２作に関しては、途中までは楽しかったんですけど、これもよく言われることですが、人類補完計画が、結局、モロに諸星大二郎先生の「生物都市」っぽかったのが、何か萎えたんですよね…。


わかりやすいエヴァの解説動画があったので、貼っておきますね↓




で、今回の新劇場版の話をすると、「序」Image may be NSFW.
Clik here to view.に関しては「わざわざ作り直す必要はなかったのでは？」という感想だったんですが…。「破」Image may be NSFW.
Clik here to view.で、「あ、違う展開にするんだ！∑(ﾟДﾟ)」と驚きつつもグッときて。この時点で賛否両論ありましたけど、ウジウジした展開だったら前に散々やってるワケだし、映画が終わった後の予告編にもドキドキしたし、その試みがどう着地するのか、結構期待を膨らませてたんですよ。


「破」Image may be NSFW.
Clik here to view.の後に流れた予告編を貼っておきますね↓




だから、今回、「シンジはサードインパクトで世界を崩壊させてた＆綾波も救えてなかった」という、さらなる鬱展開になっちゃったのは、ごめんなさい、スゲー乗れなくて。信用できる漫画家の古泉智浩先生がつぶやいていたように、もう少しキッチリしたものが観られると思ってただけに、既視感の強いグダグダにはゲンナリしました。しかも、序盤は長い眠りから覚めたシンジの戸惑う気持ちを観客にも味わわせるために、作劇上、わざと何があったのかを伝えなかったんだろうけど、さすがに不自然すぎるにもほどがあるじゃないですか。あの世界の大人は軒並みクズ揃いというか、14歳の少年に対してあり得ないほど酷くて。イライラしすぎて作品世界に全然入れなかったです。

つーか、僕的には、すっかり人間の日常が破綻してるわ、いる人間たちもクソ揃いだわ、守る必要がある世界に見えないから、フォースインパクトが起ころうが、本当にどうでも良くて（発生した理屈自体もよくわからないし）。意味ありげなやり取りとか、謎めいたキーワードとか、今までは深読みするのもキライじゃなかったけど、結局、今回もすべてを畳む気がないように見えて、乗れなくなった次第。

アニメ的にカッコ良いと思ったりしたものの、何をしてるのかわかりにくいところも多くて、ちょっと年を感じたりもしましたよ…。雑にオチを書いておくと、あーだこーだとフォースインパクトが終わって、アスカと綾波とシンジが荒廃した土地を歩き出したところで、映画は終わりまして。エンドクレジットで流れた曲の中で「残念そうに見ていたあなた」と歌われた時は、ちょっとドキッとしたりしましたね。


このシーン、勢いは伝わってくるんですが、何が起きてるのかわかりにくかったです…。




宇多田ヒカルさんの「桜流し」を貼っておきますね↓




ただ、尊敬する映画評論家の柳下毅一郎さんがこんなツイートをされていましたけど、僕もちょっと“ソノ気”があるというかね。主要キャラとかはやっぱりキライになれないから、「最終作を観たら、意外と納得できるのでは…？ (ﾟдﾟ;) ｺﾞｸﾘ」と期待しちゃったりする自分もいて。そりゃあ、「どうせまた何年もかかるんだから、とりあえず『Ｑ』だけで満足できるように作れよ、この野郎！」とは思うんですが、一応、次回作も楽しみにしております。おしまい！ヽ(`Д´)ノ ｷｨｨｨ!




新劇場版第１作。
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [Blu-ray]Image may be NSFW.
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新劇場版第２作。
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破　EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.【通常版】 [Blu-ray]Image may be NSFW.
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