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Channel: 三角絞めでつかまえて2
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ヘイル、シーザー!(ネタバレ)

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※この映画についてちゃんと知りたい人は、映画評論家の町山智浩さんの映画その他ムダ話が超オススメ。有料(200円)だけど、十分その価値があるというか、非常にタメになるのでぜひ聴くべし!m9`Д´) ビシッ

<ザ・どうでも良い前置き>

当ブログは「エクスペンダブルズ2」に100点を付けたり「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」に95点を付けたりする“偏った好みの映画ファン”が日々更新してましてね(苦笑)。そんな僕にとってですら、いつだってコーエン兄弟の作品は“普通にクオリティが高くて良い感じ”であり、観ればそれなりに面白いんですが…。例えば彼らの監督作とドルフ・ラングレン主演作のどちらを選ぶかと聞かれたら、僕は迷わず後者を選ぶタイプ…というのは、このブログによく来る方ほどわかってくれていると思います。だから、今作に関しても「それなりに楽しいんだろうけど、他に観たい映画が多いからスルーしよう」と思っていたところ! 6月下旬に飲んだ時、スタ・エレさんが「ヘイル、シーザー!」をスムースに褒めていて、なんか気になっちゃったんですよね。

ちなみに「シーザー」と聞くとJOJO第二部のこのシーンを思い出すのです… (ノω・、) シーザー...
シィィザーァァァッ

で、ちょっとネットを検索してみたら、「ドルフ・ラングレンがカメオ出演しているのに、どこに出てたのかわからない (・ε・) プー」みたいな文章を目にしたりして。「そうか、ラングレンが出ているなら!」と観る気ゲージがさらに上昇したものの、都内の上映はほぼ終了状態だしなぁ…なんて諦めてたんですけれども。7月某日、たまたま千葉方面に行く用事があった→近くにあったUSシネマ千葉ニュータウン「ヘイル、シーザー!」が上映されていた上に、メンズデー1100円で観られるということで、「運命なのね (´∀`)」と足を運んでみた次第。

印西牧の原駅から徒歩15分ぐらいかかったイメージ。飲食物も買ってみました (o^-')b オイシイYO!
USシネマ千葉ニュータウンへの旅










ヘイル、シーザー!

ヘイル、シーザー!

原題:Hail, Caesar!
2016/アメリカ 上映時間106分
監督・製作・脚本・編集:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
製作:ティム・ビーバン、エリック・フェルナー
製作総指揮:ロバート・グラフ
撮影:ロジャー・ディーキンス
美術:ジェス・ゴンコール
衣装:メアリー・ゾフレス
音楽:カーター・バーウェル
出演:ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、オールデン・エアエンライク、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタム、クリストファー・ランバート、ドルフ・ラングレン
パンフレット:★★★(720円/元ネタになった人物の注釈があったのは良かったけど、各キャラの相関図とかほしかったかな)
(あらすじ)
1950年代のハリウッド。あるメジャースタジオの命運を賭けた超大作映画「ヘイル、シーザー!」の撮影中、主演俳優で世界的大スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)が何者かに誘拐されてしまう。撮影スタジオは混乱し、事態の収拾を任された何でも屋(ジョシュ・ブローリン)が、セクシー若手女優(スカーレット・ヨハンソン)やミュージカルスター(チャニング・テイタム)、演技がヘタなアクション俳優(オールデン・エアエンライク)ら個性あふれる俳優たちを巻き込み、事件解決に向けて動いていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


それなりに楽しかったです (・∀・) マァマァ


なんとなく村上幸子さんの「それなりに青い鳥」を貼っておきますね↓ 歌詞が怖い!(°д°;) ヒィィ




「コーエン兄弟は本作で何が言いたかったのか?」については、ハッキリ言ってサッパリでして(苦笑)。彼らの意図に関しては、尊敬する映画評論家の町山智浩さんによる「たまむすび」での紹介映画その他ムダ話での解説を聴いてやっとわかったレベルの読解力ですよ(雑にまとめると「『神についての映画』であり、主人公のマニックスはキリスト的な役割を果たしてて、終盤にウィットロックにかます説教は『十戒』だったりして、コーエン兄弟が信じているのは“映画”なのだ!m9▽Д▽) ビシッ」ってな感じ)。ただ、映画全体の雰囲気が「L.A.ノワール」っぽくて好きだったし、昔の映画を再現したっぽいシーンの数々はそれなりに見応えがあったし、実在の人物を当てはめて生み出されたキャラクターの数々はそれなりに魅力的だったし、”真の意味”はわからずとも「映画愛に溢れる“ちょっとした探偵モノ”」として、それなりには楽しめたという印象。


ジョシュ・ブローリンが演じたエディ・マニックスは実在の人物で(物語はフィクション)、他のキャラにもモデルがいるそうな。
エディ・マニックス

スカーレット・ヨハンソンのシーン「百万弗の人魚」が元ネタなんだって (゚⊿゚) ヘー




その他、好きなところを挙げると、ジョシュ・ブローリン演じる“何でも屋”マニックスのハードボイルドなトラブルバスター振りはツボに入ったし、オールデン・エアエンライクが演じたカウボーイ役者が見せる馬上のスタントは素晴らしかったし、スカーレット・ヨハンソンを妊娠させる監督をあのクリストファー・ランバートが演じてたのはうれしかったです。それとチャニング・テイタムの芸達者なゲイ風味の水兵ミュージカルシーンは「さすがはマジック・マイク!(`Δ´;) ヌゥ」と感心いたました。一応、乱暴にオチを書いておくと、妊娠した女優は公証人と結婚することとなり、名優を誘拐した共産主義の脚本家たちはミュージカル役者をロシアに旅立たせて満足し、カウボーイ役者に助けられた名優は共産主義に染まりながらもマニックスにビンタ&説教されて改心し、マニックスは転職を断念→今の仕事を続けることにして、映画は終わってましたよ、たぶん。


「ハイランダー/悪魔の戦士」で名を馳せたクリストファー・ランバートをコーエン兄弟の作品で観ることになるとは…。
クリストファー・ランバート

水兵のミュージカルシーンはさすがのクオリティなんですが、妙にゲイっぽいというね。
ゲイっぽいダンス


さて、肝心のラングレンですよ。万が一、見落としたら困るということで、鑑賞前にインターネットムービーデータベースをチェックしてみれば、役柄は「Submarine Commander=潜水艦司令官」とのこと。正直、途中までは劇中劇に出てくるのかと思っていたんですが…。映画終盤、チャニング・テイタム演じるミュージカル役者がロシアに亡命するくだりで潜水艦が登場。それっぽい人が出てくるも、顔はまったく見えなかったのでした (´・ω・`) ガッカリ


IMDBにはこんな感じで記載されてまして。
Submarine Commander

実際の出番はこんな感じ。もう少しアップのシーンもあるんですが、顔は全然見えませんでしたよ。
このシーンに出てた


まぁ、何はともあれ、50年代の映画事情に疎い上に思い入れもない僕的にはそれほどストライクな作品ではなかったんですけど、それなりには面白かったです (・∀・) ヨカッタ! つーか、B級映画畑で活躍してたイメージのドルフ・ラングレンやクリストファー・ランバートがコーエン兄弟に起用されたのがかなり不思議というか、もしかすると彼らがジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作を撮る日が来るのかもしれない…。そんな電波気味な文章を書いて、この適当な感想文を終えたいと思います (o^-')b オシマイ




町山さん曰く、「『ヨブ記』についての映画」というコーエン兄弟監督作。僕の感想はこんな感じ



輸入盤のサントラがありました。



実は「エクスペンダブルズ」でのテリー・クルーズの役名は「ヘイル・シーザー」だった…という、どうでも良い情報。









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