Quantcast
Channel: 三角絞めでつかまえて2
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2570

コウノトリ大作戦!(吹替版)(ネタバレ)

$
0
0

コウノトリ大作戦!(吹替版)

コウノトリ大作戦

原題:Storks
2016/アメリカ 上映時間87分
監督:ニコラス・ストーラー、ダグ・スウィートランド
製作:ブラッド・ルイス、ニコラス・ストーラー
製作総指揮:フィル・ロード、クリストファー・ミラー、グレン・フィカーラ、ジョン・レクア、ジャレッド・スターン
脚本:ニコラス・ストーラー
音楽:ジェフ・ダナ、マイケル・ダナ
日本語吹き替え版主題歌:AI
声の出演:アンディ・サムバーグ、ケルシー・グラマー、ジェニファー・アニストン、タイ・バレル、アントン・スタークマン、スティーブン・クレイマー・グリックマン、ケイティ・クラウン、キーガン=マイケル・キー、ジョーダン・ピール、ダニー・トレホ
声の出演(吹替版):渡部建、児嶋一哉
パンフレット:★★(720円/普通。長谷川町蔵さんのコラムはタメになった)
(あらすじ)
ひとりっ子で、まだ見ぬ弟と忍者遊びをすることを夢見るネイトは、物置で古びた「赤ちゃん申込書」を見つける。ネイトが大喜びで書いた申込書の到着先はコウノトリ宅配便社だった。コウノトリ宅配便社では、かつて起こったある事件をきっかけに、赤ちゃんのお届けを禁止していたが、手違いにより赤ちゃんが誕生。その人間の赤ちゃんにメロメロになったコウノトリのジュニアは、会社に内緒で赤ちゃんを人間界に届けることを決心する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




55点


※今回の記事は実に適当なので、ちゃんとした批評が読みたい方は宇多丸師匠の「ムービーウォッチメン」での時評がオススメだし、小ネタ等も知りたい方はカゲヒナタさんのブログをチェックすると良いんじゃないかしらん。
※今回の記事は、日本語で女性器を表す4文字(一部伏せ字)が書かれている画像を貼っているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。


本当なら、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(略称:タマフル)の放送前にアップする予定だったんですが、映画を観たのが金曜→そこから練馬の「か和もっち」で会ったタマフルリスナー仲間のKKOさん&きんたま画伯さんと朝まで飲んでしまって、ブログを書く時間が作れなかったので、今さらながらアップしておきますよ。まったく観る予定はなかったものの、タマフルの週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったので、昨日、新宿ピカデリー8番スクリーンで観て来ました。「面白かったけど… (・ω・;) ウーン」って感じですかね。


突然ですが、「コウノトリが赤子を運ぶ伝承」で思い出すのは、吉田戦車先生の「甘えんじゃねえよ!」
コウノトリが運んでくるの?

なにこのダイレクトすぎる返答!Σ(゚д゚;) まぁ、この発言の背景を知りたい方は漫画を読んでくださいな。
血まみれで生まれてきたのよ


もうね、基本的には宇多丸師匠の時評を読めば済むと思うのですよ。「『ルーニー・テューンズ』などのワーナーアニメの伝統」とか、元ネタだろう「赤ちゃん配達便(原題:Baby Bottleneck)」への言及とかだけでなく、僕が本作で一番乗れなかった「この世界で赤ちゃんはどうやって生まれてるの?」問題にもちゃんと触れているし、ほとばしるほど“かゆいところに手が届く”感じ。さらに補完としてカゲヒナタさんのブログをチェックすれば、この映画については十分じゃないでしょうか。


ネットにあった「赤ちゃん配達便」を貼っておきますね↓



宇多丸師匠が言及していたダグ・スウィートランド監督作「マジシャン・プレスト」「ウォーリー」
と同時上映だったやつね。




とは言え、一応、僕自身の感想を書いておくと、楽しいながらも「なにこの話 ( ゚д゚)」感が強かったというか。いや、ギャグは面白くて、スゲー笑いながら観てたんですよ。ばいきんまん級の瞬間発明力”を有する女・チューリップのアホな行動の数々は微笑ましかったし、オオカミの組み体操はバカバカしくて愉快だったし(橋を作るだけでなく、潜水艦にもなる!)、ペンギン軍団とのサイレント対決は爆笑したし…。あと、これはカゲヒナタさんのブログを読んで気付かされたんですが、「孤独なチューリップが1人で複数のキャラを演じる遊びをする→最後に自分にそっくりなたくさんの家族に会える」という対比はよく考えられているし、ラストにコウノトリが届ける家族にゲイのカップルがいたりするのも素晴らしいなぁと。決してダメな作品ではないとは思うのですけれども。


コウノトリの世界で“役立たずの人間”として18年間生きてきたチューリップ。結構ハードな人生ですな。
チューリップ

ペンギン軍団と「寝ている赤ちゃんを起こさないために音を立てずに戦う場面」は最高のひと言。
ペンギン軍団

鑑賞時の僕の気持ちを代弁する範馬刃牙の画像を貼っておきますね(「バキ」より)。
どういう闘いだ...!!?


ただ、前述の通り、世界観に全然乗れなくて。実は宇多丸師匠と同じ上映回を観ていて、帰り道ではいろいろとお話をさせていただいたんですが、僕は「コウノトリが赤ちゃんを運ぶのを止めた→その後、この世界の子どもはどういう風に生まれていたの?」といった“根本的な疑問”がずっと頭を離れなくて(「確かに『トゥモロー・ワールド』みたいにならないと変ではありますよね (▼∀▼)」とかおっしゃってました)。こういうのって世界観をキッチリと作ってもらえた方が好みなだけに結構残念。「コウノトリのジュニアとチューリップが赤子を届けようとするパート」の方は楽しかったものの、それと並行して描かれる「弟を欲しがるネイトの家庭のパート」は、なんか微妙な気持ちで観てましたよ。「今まで作られなかった赤ちゃんが大量生産されるラスト」もハッピーエンドというよりは、ちょっと気持ち悪かったです。あと、エンドクレジットで流れるAIさんによる日本版主題歌「HEIWA」はメロディも歌声も素敵なんですけど、サビの「へいわぁぁぁぁぁぁ!ヽ川`Д´)ノ ヘイワー!」があまりにもストレートすぎて、パチンコメーカーのCMっぽいと思ったりした…というのはどうでも良いですな。


こっちの疑似家族パートは良かったんですが、しかし。
チューリップとジュニア

この3人家族に関しては「この子はどうやって生まれたのか?(`Δ´;) ヌゥ」が気になって仕方なかったというね。
ネイトと両親


その他、「途中でニワトリのトーディが歌うシーンは、元の英語で聴きたかった」とか思ったりもしましたけど、全体的には楽しかったし、鑑賞後に宇多丸師匠にも会えたので、素敵な映画体験でした (´∀`) ウフフ 文句は書きましたが、劇中で繰り広げられるギャグは本当に面白かったので、気になる人は観に行くと良いし、子どもに「赤ちゃんはどうやって生まれるの?(゚⊿゚) ネェネェ」と聞かれて返答に困っている親御さんは、これを見せて回答とするのもアリかもしれませんな…(雑な提案)。




ニコラス・ストーラー監督作。評判良いから観たいんですけどね。



サントラ。輸入盤デジタル盤もあります。



時評の中で宇多丸師匠が触れていた映画。これは観たい!










Viewing all articles
Browse latest Browse all 2570

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>