Quantcast
Channel: 三角絞めでつかまえて2
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2570

2017年9月に観たDVD等の覚え書き

$
0
0

※今回の記事は、「人生はローリングストーン」「メディアが沈黙する日」「デス・レース 2050」「サヴェッジ・ドッグ -闘犬-」のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけて!
※今回の記事は、赤裸々な下ネタが書かれているので、そういうのが苦手な人は読まないで!


もうすっかり10月末ですが(汗)、毎月の恒例として「9月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓


<1本目>
人生はローリングストーン




(あらすじ)
ローリング・ストーン誌の若手記者デヴィッド・リプスキー(ジェシー・アイゼンバーグ)は、米人気作家のデヴィッド・フォスター・ウォレス(ジェイソン・シーゲル)に取材を申し込み、彼のブックツアーに同行することに。当初は意気投合するものの、徐々にウォレスの内に秘めた闇が明るみになり、次第に2人の間は気まずくなってゆく。(以上、allcinemaより)

予告編はこんな感じ↓




90点


ここ最近は、三宅隆太監督の著作「これ、なんで劇場公開しなかったんですか?:スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方」から毎月1本チョイスして鑑賞しているんですが、正直、本で紹介されている映画の中で“僕好みの作品”はほぼ観てしまった感があって。もう止めようかなぁと思ったんですけど、これも付き合いだと思って、本の「最終回」に選ばれていた本作をamazonプライムビデオでレンタル視聴いたしました。切なくて涙が止まらなかったです… (ノДT) グスン 会話劇中心の地味なロードムービーなんですが、まさかこんなにグッとくるとは思わなんだ。

お話は実話ベースで、作家としては成功していないけど「ローリングストーン」誌の記者をしているデヴィッド・リプスキーが、若くして成功したものの社会性に欠ける作家デヴィッド・フォスター・ウォレスに同行取材した5日間を描いてましてね(2人のデヴィッドの物語)。映画冒頭の2008年、リプスキーがウォレスの自殺を知ると、1996年の同行取材の回想モードに突入しまして。同行取材中は「あーだ!ヽ(`Д´)ノ」「こーだ!m9`Д´) ビシッ」と揉めたりしつつも、最終的にはボンヤリ仲直りして別れると、最後は2010年に戻って、リプスキーがウォレスと過ごした日々を回想録として出版して終わってましたよ、たぶん。

主人公2人は、仲良くなりそうで、ちょっとマウントを取り合うようなところもあって。残念ながら上手く文章にできないんですけど(汗)、2人の会話や関係性や距離感が身に染みたというか。どうしてこんなにも面倒くさいのかと、どちらの登場人物にも自分を重ねて泣きながら観てました(特に「自分が役立たずに感じる」ってのはスゲーわかる)。三宅監督は「自己開示が苦手な男性性を描いた作品」と書かれていて、なるほどなぁと。確かに男は自己開示をしない生き物じゃないですか。いや、一見すると、このブログは自己開示しまくっているように見えるかもしれませんが(苦笑)、例えば「誰でもいいからセックスしたいな… (´・ω・`)」なんて赤裸々な本音は書かないようにしている…って、スゲーどうでもいいですな(多くの読者を失った気がする文章)。何はともあれ、三宅監督が年間ベストワンに選んだほどなのでね、ちょっとでも興味が湧いた人は観ると良いザンス。

Wデートで「ブロークン・アロー」を観るシーン、結構好きでしたよ(映画自体は微妙だと思いますがー)。





<2本目>
メディアが沈黙する日


メディアが沈黙する日

(あらすじ)
プロレスラーのハルク・ホーガンがプライバシーの侵害を理由に、米ゴーカー・メディア社を相手に起こした訴訟問題。報道の自由を守る闘いへと発展したこの一件は、お金に物を言わせてメディアを封じ、報道の自由を奪った裁判として歴史に名を残しました。ブライアン・ナッペンバーガー監督作品「メディアが沈黙する日」は、不平等社会で脅かされる報道の自由と責任について検証します。(以上、Netflixより)

予告編はこんな感じ↓




70点


現在、Netflixに加入しているんですが、僕にやたらと本作をオススメしてきましてね(たぶん前に「ジェイク・ザ・スネークの復活」を観たからだと思う)。まぁ、僕が好きなハルク・ホーガン(a.k.a.ホソナガおじさん)が出演しているみたいなので、ちょっと観てみれば、「そりゃそうだけど… (´∀`;) ウーン」って気持ちになりましたよ。ザッと内容を書いておくと、ゴーカー・メディア社が「ホーガンが友人の奥さんとセックスしたテープ(旦那は了承済み)」をネットにアップしたので、怒ったホーガンが訴えたんですが、しかし。実はホーガンの背後にはメディアを潰したい金持ちクソ野郎がいた…ってな感じでございます。まぁ、「ホーガンの残念な現状」については、こちらの記事を読んでみてくださいな。

要は、最近のアメリカや日本で見られる「メディア叩き」についての映画でしてね。報道で叩かれた金持ちや偉い人たちが金や権力にモノを言わせてメディアを潰そうとするなんて、恐ろしい話だよなぁと。そりゃあ、マスコミには頑張ってほしいじゃないですか。金持ちにはかなわないし、国家権力が暴走したら一般市民はどうしようもないんだから、微妙な報道や誤報にイラッとすることはあっても、基本的には「マスゴミ」なんて揶揄せずに大事にすべきだと思うんですよ。とは言え、いくら消費者サイドが過激なニュースを求めるからって、有名人のセックスビデオを流出させるとかクソだし、“社会正義を背負った人”から漂ってくる“上から目線”も好きになれない…という愚民なアタシ。ハッキリ言って、この映画の主張はまったく正しいと思うけど、終盤の「マスコミって大事だよね (o^-')b」的なムードが妙に美化されている上に押し付けがましくて、どうにも好きになれなかったのでした… (´・ω・`) スミマセン

ハルク・ホーガンの動画を貼っておきますね↓ 好きだったのになぁ…。





<3本目>
デス・レース 2050




(あらすじ)
人口が増え続けている近未来。そこには恐ろしいルールの凄まじいレースがあった。そのルールとは歩行者をひき殺せばポイントになるというもの。老若男女関係なく容赦なしに歩行者を引いていくレーサー達。そんな中、人気レーサーのサイボーグ、フランケンシュタイン(マヌー・ベネット)だけはまわりのレーサーとはどこか違っていた。(以上、amazonより)

予告編はこんな感じ↓




70点


僕は「通行人を轢いたら得点になる!」という酷すぎる近未来レースを描いた「デス・レース2000年」を心から愛しているのですが(当ブログを読むような人はみんな好きだよネ)、なんと「ロジャー・コーマン御大自らリブートした」ということでね、9月になってやっと近所のレンタル屋で借りてきました。とても微笑ましかったです (´∀`) ンモウ! 一応、話を雑に書いておくと、2050年のアメリカでデス・レースが開催されて、様々なライバルたちが殺し合ったり、脱落したりする中、主人公のフランケンシュタインはゴールで主催者を轢き殺しましてね。最後はVRでレースを観戦していた観客たちに「戦わなきゃ、現実と (´・ω・)ノ('A`)」といったメッセージを伝えて終わってたような気がします。

この説教を聞いた観客たちは「イェーッ!ヽ(`Д´)ノ」って感じで暴動を起こしてました。
現実に戻って立ち上がれ!

なんて言うんですかね、いろいろと安っぽいのは確かだし、編集が雑なところもあったりするんですけれども。「観客がVRによってレースを疑似体験できる」という新しい設定はユニークだと思ったし、革命に繋がるラストも良いし、「新興宗教の教祖」などのキャラクターたちも狂ってて愉快だったし、何よりも人が無惨に死んでいくのがとても楽しかったです (´∀`) タノシー 僕は2008年のジェイソン・ステイサム版も決して嫌いじゃなかったけど、やっぱり通行人を轢き殺してこそ「デス・レース」だよなぁと。胴体が千切れ飛んだりするので、グロがダメな人は厳しいかもしれませんが、気になる人はどうぞ〜。

ロジャー・コーマン御大のインタビュー動画を貼っておきますね↓





<4本目>
サヴェッジ・ドッグ -闘犬-


サヴェッジ・ドッグ -闘犬-

(あらすじ)
かつてプロのボクサーだった男が過酷な強制労働キャンプに収容された。肉体的能力の限界に挑みながら、自由をつかむため、終わりのない暴力に立ち向かう。(以上、Netflixより)

予告編はこんな感じ↓




70点


スコット・アドキンス主演の「絶対王者ボイカ」を観た影響で、Netflixがプッシュしてきまして。なかなか好みっぽいムードが漂っていたので観てみたら、確かに好みでした (o^-')b ストライク! まぁ、そんなにズバ抜けて面白いワケではないし、話としても何が何やらなところはあるんですけど、前半は現地の賭けバトルモノとして格闘アクションが、後半は殴り込み復讐モノとしてゴアな戦闘が楽しめる、なかなかオトクな仕様でございます。監督は僕が大好きな「マキシマム・ブロウ」を撮ったジェシー・V・ジョンソン

スコット・アドキンス演じる主人公マーティンは「元プロボクサーでIRAの兵士」という盛り気味な設定なので、「いつもの主演作」ほど蹴り技を多用しないものの、「いつもの主演作」のように銃器やナイフの扱いに長けていましてね。なかなか無惨に敵を殺しまくって、カン・リーやマルコ・サロールといった信用できる男たちとタイマンを張ったりしてましたよ(サロールとは「デッドロック3」でも闘っているのね)。で、特筆しておきたいのが、殺し方の容赦なさ。小悪党っぽい奴の腕をショットガンで吹き飛ばしてから殺したのはかなり留飲が下がって良かったんですが、ラストにサロールの肝臓を切り取って食った時はさすがにドン引きいたしました… (`Δ´;) ヌゥ

コイツが腕を吹き飛ばされるシーンは気分爽快だったんですが…。
腕を吹き飛ばされた小悪党



そんなワケで、9月も結構バタバタしたものの、単独で記事をアップしたジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作「ファイナル・ブラッド」も合わせると、鑑賞した作品は合計5本。個人的なイチオシは「人生はローリングストーン」ですけど、他の映画も悪くなかったので、好みに合いそうなのをどうぞ〜。ただ、もし「ファイナル・ブラッド」を観るなら、根雪をとかす大地のような優しさで観て!m9`Д´) ビシッ 以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。











Viewing all articles
Browse latest Browse all 2570

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>