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ヘドローバ(ネタバレ)

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ヘドローバ

ヘドローバ

2017/日本 上映時間79分
監督・脚本・撮影・編集:小林勇貴
プロデューサー:西村喜廣
演出・制作:大石淳也
制作・演出助手:小峰克彦
制作応援・演出応援:真山俊作
出演:木ノ本嶺浩、ウメモトジンギ、一ノ瀬ワタル、洪潤梨、竜のり子、望月卓哉、住川龍珠、品川ヒロシ、板尾創路
パンフレット:なし
(あらすじ)
不良しか住んでいない団地。不良たちのボスはおばあちゃんだった。おばあちゃんファミリーはカルティックな宗教団体を運営しながら、犯罪に手を染め、しこたま金を稼いでいた。ギャングとの抗争。強盗。暴走。追い込み。薬中。詐欺。自殺。危険な団地の危険な日常。そしてある日、団地をモンスターが襲う…(以上、公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




72点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。

「全員死刑」が最高だった小林勇貴監督が「団地を舞台にしたホラー」を撮ったと聞いたら、そりゃあ好奇心が湧くのが人情ということで。12月中旬某日、アップリンク渋谷にて、サービスデーを利用して観て来ました。「なんだい……あれ……?? Σ(°д°;)」と驚愕しましたよ。ちなみに劇場は満員だったり。


冊子をもらいました。本作は「VICE+」「〈ケータイで撮る〉映画シリーズ」第一弾なのです。
VICE+をもらいました

鑑賞中の僕の気持ちを代弁するジャック・ハンマーを貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。
なんだい…あれ!?


超簡単にあらすじを書いておくと、不良だらけの団地に住む極悪兄弟がカルト宗教を布教する祖母と一緒に住民から金を巻き上げていたところ、祖母が入浴中に死亡→コトコトと煮込まれてヘドロのモンスター「ヘドローバ」になりまして(「反吐が出そうなほど邪悪な老婆」という意味もありそう)。最後は、木ノ本嶺浩さん(a.k.a.仮面ライダーアクセル)演じる“清掃業の兄”が相打ちになって倒すと、彼の“障害を持つ妹”(洪潤梨)は極悪兄弟の兄(ウメモトジンギ)とバイクで2ケツして、ハッピーエンド…って感じでしたよ。もうね、かなりメチャクチャというか。ウメモトジンギさんと一ノ瀬ワタルさんの兄弟は狂人レベルにやることがムチャクチャだし(驚くほどバカっぽいし、モラルはゼロに近い)、とは言え、木ノ本嶺浩さんと洪潤梨さんの姉妹とか、他の登場人物たちも軒並みおかしいので、観ていて「何が何やら!Σ(゚д゚;)」とドン引きする場面がスゲー多いんですけれども。なんて言うんですかね、プロデューサーの西村喜廣監督の影響もあるのかもしれませんが、作品の力強さによって勢いよく引っ張り回されたという印象。僕的に感動したのは「銭湯でのノーモザイク・フルチンバトル」であり(「イースタン・プロミス」「サウナでのフルチンバトル」級に好き)、映画史に残るような気がしないでもなかったです。


この場面、ノーモザイクだったのはビックリしましたが、映画でチンコが見えたっていいんだよ!
銭湯バトル!


その他、「すっかりウメモトジンギさんと一ノ瀬ワタルさんのファンになっちゃった♪ (*ノ▽ノ) キャッ」とか「品川ヒロシさんと板尾創路さんのシーンは面白かったけど、浮いてたような」とか「『健康を通り越して不死身になりましょう!』の台詞が最高」とか「これらすべてをiPhoneで撮影したんだから『映画が作れない』ことを機材のせいにはできない時代ですな…」とか思うところはあるんですが、割愛! この日の上映後は「小林勇貴監督の歌を聴かされる」という、よくわからない舞台挨拶があったりして、その体験も含めて「何だか良い映画鑑賞だったなぁ (´∀`=) ヨカッタワー」と。つーか、今も「VICE+」で観られるみたいなので、興味がある人はチェックしてみて!




かなりタメになるだろう小林勇貴監督の著作。いつか読もうと思っております。



今のところ一番好きな小林勇貴監督作。僕の感想はこんな感じ









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