※今回の記事は、「手紙は憶えている」
、「チャット 罠に堕ちた美少女」
、「ブライト」、「エンゼル・ハート」
のネタバレに触れているんですが、「手紙は憶えている」
はネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、未見の人は読んじゃダメ絶対!m9`Д´) ビシッ
ううむ、今月もまたすっかり月末になっちゃいましたが(汗)、毎月の恒例として「2月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓
<1本目>
手紙は憶えている![]()
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(あらすじ)
最愛の妻の死も覚えていられないほど、もの忘れがひどくなった90歳のゼブ。ある日、ゼブは友人のマックスから1通の手紙を託される。2人はナチスの兵士に大切な家族を殺された、アウシュビッツ収容所の生存者だった。手紙にはナチスの兵士に関する情報が記されていた。兵士の名前はルディ・コランダー。身分を偽り、今も生きているという。容疑者は4人にまで絞り込まれていた。体が不自由なマックスの思いも背負い、ゼブは復讐を決意し、1通の手紙とおぼろげな記憶だけを頼りに単身旅に出る。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
90点
2016年10月の公開時は「絶対観る」つもりだったものの、忙しくてスルーしちゃいまして。今年2月半ば、「殺人者の記憶法」を急遽観ることにした際、なんとなく似た感じの本作もチェックしたくなって、近所のレンタル屋で借りたんですが、「面白い!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と超感心いたしました。話を乱暴かつストレートに書いておくと、「探していたナチスの戦犯は自分だったぁー!Σ(°д°;) ナンダッテー」という「エンゼル・ハート」
っぽいオチでしてね。クリストファー・プラマーのボケ老人演技がキュートすぎてすっかり感情移入していたので(ネオナチ信奉者の家でのサスペンスは超ハラハラした!)、この苦いにもほどがあるラストには心底驚いたし、良い感じで騙されて楽しかったです (´∀`=) ウフフ アトム・エゴヤン監督、「スウィート ヒアアフター」
ぐらいしか観たことなかったんですが、お見事でした…と思いきや。「おじいちゃん映画」
をこよなく愛するナイトウミノワさんはオチをすぐに見抜いたそうだから、僕が鈍感なのカナー。
クリストファー・プラマー、任務を忘れてアニメを観て爆笑するシーンとか、萌えましたよ… (´Д`;) ハァハァ
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<2本目>
チャット 罠に堕ちた美少女![]()
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(あらすじ)
優しい両親のもとで何不自由ない生活を送る少女アニーは、14歳の誕生日に父親からパソコンをプレゼントしてもらう。その日からインターネットに夢中になったアニーは、チャットルームで知り合った16歳だという男の子チャーリーと親交を深めていく。そしてついに、実際に彼と会うことになるが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
昨年3月に発売された三宅隆太監督の著作「これ、なんで劇場公開しなかったんですか?:スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方」
は素晴らしい本でして。趣味の合わない映画でも、三宅監督の解説を読むと面白さがバイバインだったので、紹介されている作品を毎月1本選んで観てましてね。2月は本作をNetflixで観てみたんですが、観ておいて良かったです… (ノω・、) グスン ちなみに監督は俳優としても活躍するデヴィッド・シュワイマーでございます。
三宅監督が本の中で書かれているように、タイトル&ジャケットを見ると「エロサスペンス」っぽいんですが、実際は「性犯罪に巻き込まれた家族の崩壊と再生の物語」でして。クライヴ・オーウェンが“娘をレイプされた父親役”ということで、僕的には「悪・即・斬!m9`Д´) ビシッ」的な報復展開を期待したものの、そんな内容でもなく。レイプされた現実を直視できない娘と、娘を守れなかった無力感に苛まされる父親の心の動きが丁寧に描かれていて、恐ろしいことではありますが、「自分の娘が犯罪被害者になったら… (`Δ´;) ヌゥ」なんてことを考えさせられましたよ。最後は、ロリコンクズ野郎が捕まって終わるワケではなく。怒りに囚われて“傷ついた娘”を思いやらなかったことを父親が反省して、娘と和解して終わってましたが、劇中でヴィオラ・デイヴィス演じるカウンセラーが語るように「転んだ時は互いに助け起こすしかない」んでしょうな。
ヴィオラ・デイヴィスの言葉、身に染みましたね… (´・ω・`)
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何はともあれ、本作は「真摯に人間ドラマを描いた秀作」といった感じで、三宅監督の解説を合わせて読むと、なお面白くて(娘役の子へのピントの合わせ方やカメラワークの分析が素晴らしい!)。エンドクレジットで流れる「ロリコンクズ野郎の正体=生徒に人気がある妻子持ちの教師」もおぞましくて、見終わった直後は「この映画、100点!m9TДT) ビシッ」と思ったんですが、しかし。やはりロリコンクズ野郎は「チンコを切断されてから、性犯罪者しかいない隔離施設で生涯を過ごす」といったハードな目に遭ってほしい派なのでマイナス20点…という台無しな着地なのでした。
ロリコンクズ野郎(実は教師)を演じたのはクリス・ヘンリー・コフィ。無惨に死ぬ姿が観たかったなぁ。
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<3本目>
ブライト
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(あらすじ)
警官のダリル(ウィル・スミス)はロサンゼルス市警察初のオーク警官として偏見に曝されるニック(ジョエル・エドガートン)を相棒とし、パトロール中に銃撃され負傷したのちに復帰したばかりである。警察の内務調査部は、ニックが同族のオークの犯人を見逃したと疑う。FBIは、魔法のワンドを持ち"ダーク・ロード"の復活を謀るグループ"インファーニ"を追う。パトロール中のダリルとニックは、魔法が使われ多くが死んだ現場でエルフの少女ティッカ(ルーシー・フライ)と魔法のワンドを見つける。上司と同僚の警官たちは、ダリルとニックを殺してワンドを奪おうとし、ダリルに殺される。人間のギャングとインファーニにも追われ、ダリル、ニック、ティッカはワンドを持って逃げる。三人はワンドを求めるオークのギャングにつかまり、ニックは殺されるが、ティッカが"ブライト"の能力でワンドを使い蘇らせる。ティッカは、インファーニのレイラ(ノオミ・ラパス)からワンドを盗んで逃げたことを明かす。レイラが三人に追いつき、ティッカを妹と呼ぶ。ダリルはワンドを使ってレイラを倒し、自身もブライトであることが分かる。雑種のオークであるニックは純血のオークとして同族に認められる。FBI魔法捜査官(エドガー・ラミレス)はワンドを没収し、ダリルが警官を殺したことをもみ消して二人の警官は表彰される。(以上、Wikipediaより)
予告編はこんな感じ↓
60点
「デヴィッド・エアー監督がNetflix限定で人間×オークのファンタジー版『エンド・オブ・ウォッチ』
を撮った!」なんてウワサを聞いたら、そりゃあ観たくなるのが人情ということで。お金を毎月徴収されているNetflixで観たんですが、「惜しいなぁ… (・ω・;) ウーン」って感じでしたよ。
いや、「人間とエルフ、オーク、フェアリーなどが共生する現代のロサンゼルス」という世界観はとにかく最高だし、「ブライト」という魔法使いの呼称も良いし、ウィル・スミスが悪徳警官4人を射殺するシーンはグッときたし、FBI捜査官がエルフだったりするのもカッコ良かったし、“インファーニ”3人衆がギャングを皆殺しにするシーンは恐ろしくて素晴らしかったんですが…。全体的に暗くて見づらいし、登場時は敵いそうにない戦闘力を発揮していた“インファーニ”3人衆が主人公2人組を相手にすると弱体化したのは好きじゃないし、何よりも最後に敵を倒すロジックが「実はウィル・スミスにはブライトの素質があって、魔法のワンドを使えました」というのは拍子抜け。それなりには楽しかったものの、あと少しで傑作アクションシリーズになったと思うので、結構残念な気持ちになった次第。
そんなワケで、2月に観た映画は合計3本。イチオシは「手紙は憶えている」
ですが、子どもがいる人は「チャット 罠に堕ちた美少女」
を観ておくと良い気がするし、Netflixに加入していて暇を持て余している人は「ブライト」をチェックするのもアリかもしれませんな。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。
ううむ、今月もまたすっかり月末になっちゃいましたが(汗)、毎月の恒例として「2月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓
<1本目>
手紙は憶えている
(あらすじ)
最愛の妻の死も覚えていられないほど、もの忘れがひどくなった90歳のゼブ。ある日、ゼブは友人のマックスから1通の手紙を託される。2人はナチスの兵士に大切な家族を殺された、アウシュビッツ収容所の生存者だった。手紙にはナチスの兵士に関する情報が記されていた。兵士の名前はルディ・コランダー。身分を偽り、今も生きているという。容疑者は4人にまで絞り込まれていた。体が不自由なマックスの思いも背負い、ゼブは復讐を決意し、1通の手紙とおぼろげな記憶だけを頼りに単身旅に出る。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
90点
2016年10月の公開時は「絶対観る」つもりだったものの、忙しくてスルーしちゃいまして。今年2月半ば、「殺人者の記憶法」を急遽観ることにした際、なんとなく似た感じの本作もチェックしたくなって、近所のレンタル屋で借りたんですが、「面白い!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と超感心いたしました。話を乱暴かつストレートに書いておくと、「探していたナチスの戦犯は自分だったぁー!Σ(°д°;) ナンダッテー」という「エンゼル・ハート」
クリストファー・プラマー、任務を忘れてアニメを観て爆笑するシーンとか、萌えましたよ… (´Д`;) ハァハァ

<2本目>
チャット 罠に堕ちた美少女
(あらすじ)
優しい両親のもとで何不自由ない生活を送る少女アニーは、14歳の誕生日に父親からパソコンをプレゼントしてもらう。その日からインターネットに夢中になったアニーは、チャットルームで知り合った16歳だという男の子チャーリーと親交を深めていく。そしてついに、実際に彼と会うことになるが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
昨年3月に発売された三宅隆太監督の著作「これ、なんで劇場公開しなかったんですか?:スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方」
三宅監督が本の中で書かれているように、タイトル&ジャケットを見ると「エロサスペンス」っぽいんですが、実際は「性犯罪に巻き込まれた家族の崩壊と再生の物語」でして。クライヴ・オーウェンが“娘をレイプされた父親役”ということで、僕的には「悪・即・斬!m9`Д´) ビシッ」的な報復展開を期待したものの、そんな内容でもなく。レイプされた現実を直視できない娘と、娘を守れなかった無力感に苛まされる父親の心の動きが丁寧に描かれていて、恐ろしいことではありますが、「自分の娘が犯罪被害者になったら… (`Δ´;) ヌゥ」なんてことを考えさせられましたよ。最後は、ロリコンクズ野郎が捕まって終わるワケではなく。怒りに囚われて“傷ついた娘”を思いやらなかったことを父親が反省して、娘と和解して終わってましたが、劇中でヴィオラ・デイヴィス演じるカウンセラーが語るように「転んだ時は互いに助け起こすしかない」んでしょうな。
ヴィオラ・デイヴィスの言葉、身に染みましたね… (´・ω・`)

何はともあれ、本作は「真摯に人間ドラマを描いた秀作」といった感じで、三宅監督の解説を合わせて読むと、なお面白くて(娘役の子へのピントの合わせ方やカメラワークの分析が素晴らしい!)。エンドクレジットで流れる「ロリコンクズ野郎の正体=生徒に人気がある妻子持ちの教師」もおぞましくて、見終わった直後は「この映画、100点!m9TДT) ビシッ」と思ったんですが、しかし。やはりロリコンクズ野郎は「チンコを切断されてから、性犯罪者しかいない隔離施設で生涯を過ごす」といったハードな目に遭ってほしい派なのでマイナス20点…という台無しな着地なのでした。
ロリコンクズ野郎(実は教師)を演じたのはクリス・ヘンリー・コフィ。無惨に死ぬ姿が観たかったなぁ。

<3本目>
ブライト

(あらすじ)
警官のダリル(ウィル・スミス)はロサンゼルス市警察初のオーク警官として偏見に曝されるニック(ジョエル・エドガートン)を相棒とし、パトロール中に銃撃され負傷したのちに復帰したばかりである。警察の内務調査部は、ニックが同族のオークの犯人を見逃したと疑う。FBIは、魔法のワンドを持ち"ダーク・ロード"の復活を謀るグループ"インファーニ"を追う。パトロール中のダリルとニックは、魔法が使われ多くが死んだ現場でエルフの少女ティッカ(ルーシー・フライ)と魔法のワンドを見つける。上司と同僚の警官たちは、ダリルとニックを殺してワンドを奪おうとし、ダリルに殺される。人間のギャングとインファーニにも追われ、ダリル、ニック、ティッカはワンドを持って逃げる。三人はワンドを求めるオークのギャングにつかまり、ニックは殺されるが、ティッカが"ブライト"の能力でワンドを使い蘇らせる。ティッカは、インファーニのレイラ(ノオミ・ラパス)からワンドを盗んで逃げたことを明かす。レイラが三人に追いつき、ティッカを妹と呼ぶ。ダリルはワンドを使ってレイラを倒し、自身もブライトであることが分かる。雑種のオークであるニックは純血のオークとして同族に認められる。FBI魔法捜査官(エドガー・ラミレス)はワンドを没収し、ダリルが警官を殺したことをもみ消して二人の警官は表彰される。(以上、Wikipediaより)
予告編はこんな感じ↓
60点
「デヴィッド・エアー監督がNetflix限定で人間×オークのファンタジー版『エンド・オブ・ウォッチ』
いや、「人間とエルフ、オーク、フェアリーなどが共生する現代のロサンゼルス」という世界観はとにかく最高だし、「ブライト」という魔法使いの呼称も良いし、ウィル・スミスが悪徳警官4人を射殺するシーンはグッときたし、FBI捜査官がエルフだったりするのもカッコ良かったし、“インファーニ”3人衆がギャングを皆殺しにするシーンは恐ろしくて素晴らしかったんですが…。全体的に暗くて見づらいし、登場時は敵いそうにない戦闘力を発揮していた“インファーニ”3人衆が主人公2人組を相手にすると弱体化したのは好きじゃないし、何よりも最後に敵を倒すロジックが「実はウィル・スミスにはブライトの素質があって、魔法のワンドを使えました」というのは拍子抜け。それなりには楽しかったものの、あと少しで傑作アクションシリーズになったと思うので、結構残念な気持ちになった次第。
そんなワケで、2月に観た映画は合計3本。イチオシは「手紙は憶えている」