スリープレス・ナイト
原題:Sleepless
2017/アメリカ 上映時間95分
監督:バラン・ボー・オダー
製作:ロイ・リー、アダム・ストーン
製作総指揮:トム・オーテンバーグ、ピーター・ローソン、マルコ・チェルキ、ローランヌ・ブーラショ、ディーパック・ネイヤー、ニック・バウアー、アレックス・フォスター、ジョン・パワーズ・ミドルトン、ジャド・ペイン、ジェレマイア・サミュエルズ
脚本:アンドレア・バーロフ
オリジナル脚本:フレデリック・ジャルダン、ニコラ・サーダ、オリビエ・ドゥイエール
撮影:ミハイ・マライメア・Jr.
美術:ティム・グリムス
衣装:キャサリン・ジョージ
編集:ロバート・ジェサチュ
音楽:ミヒャエル・カム
出演:ジェイミー・フォックス、ミシェル・モナハン、ダーモット・マローニー、デビッド・ハーバー、ティップ・“T.I.”・ハリス、ガブリエル・ユニオン、オクタヴィウス・J・ジョンソン、スクート・マクネイリー
パンフレット:★★(500円/出してくれたことに感謝したいけど、薄い!)
(あらすじ)
ラスベガス警察のヴィンセントは相棒と共謀し、マフィアでカジノ王のルビーノから25キロものコカイン強奪。しかし、内定捜査を進めていた内部調査官のブライアント、さらにルビーノとの取引を予定していた麻薬組織の冷酷なボス、ノヴァクからもヴィンセントはマークされてしまう。ノヴァクから麻薬の行方を問い詰められたルビーノによって息子を誘拐されてしまったヴィンセントは、マフィア、麻薬組織、警察内部調査官たちに包囲される中、息子を取り返すために単身カジノへ乗り込んでいく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
85点
前売り特典が付かないにもかかわらず、本作の前売り券を購入したのは、昨年観た「ベイビー・ドライバー」 でのジェイミー・フォックスの凶悪犯罪者振りが素敵だったし、汚職刑事なんだか潜入捜査なんだか的な話も面白そうだったから。ところが、2月は引っ越しだなんだとバタバタした上に、他の作品の鑑賞を優先してしまったことにより、気がつけば都内の上映が終わっていたから、残念な話ですよ (´・ω・`) ザンネン 劇場情報をチェックしてみれば、これから公開が始まる地域もあるものの、最近は金欠気味だし、そもそもたかが1400円の前売り券を使うために大枚をはたいて地方まで行くなんてバカらしくもあって。すっかり観る気をなくしていたんですが、しかし。
「ベイビー・ドライバー」のバッツ役は凶悪だったなぁ…って、やだ、エレクトロを貼っちゃった!(*ノ▽ノ) ワザトラシイ
3月中旬某日、突然、手伝うハメになった仕事が体調を崩すほどに忙しすぎて、頭に来て。よくわからないんですけど、無性に「スリープレス・ナイト」の前売り券をムダにするのが悔しくなって、急遽、公開が始まる長野の千石劇場まで行くことに決定。ついでに冗談として当ブログ初のオフ会を企画してみたら、岩谷さん、齊藤さん、なかさんの3人のブログ読者(全員、同世代のオッサン)が参加してくれることになりましてね。3月20日(火)、あらゆる人にウソをついて仕事をサボって長野に行きまして。15時に駅近くの「油や」で合流すると、4人(全員オッサン)で昼間から日本酒を飲みまくってから、映画館に移動。貸し切り状態で鑑賞いたしました。素敵な思い出になりましたヨ (´∀`=) ホッコリ
この前売り券を使う、時はきた!(BGMは「爆勝宣言」)
散々飲んでからやってきた千石劇場。実は「Mr.タスク」の時も来ております。
念願の「スリープレス・ナイト」が上映されているワケですが…。
なんと火曜日はメンズデイ=1100円! 前売り券が1400円だったことを考えると、損をした感は否めない (`Δ´;) ヌゥ
1番スクリーン、僕ら4人の貸し切り状態でしたよ。せっかくのメンズデイなのに… (´・ω・`) カワイソウ
ポップコーンとブラックコーヒーを摂取しながら、鑑賞いたしました。
最初にお話を適当に書いておくと、殺人課の刑事ヴィンセント(ジェイミー・フォックス)が相棒ショーン(ティップ・“T.I.”・ハリス)とともに運び屋を襲撃して大量のコカインを強奪してみたら、カジノ王ルビーノ(ダーモット・マローニー)の逆鱗に触れて、腹部を刺された上に息子トーマス(オクタヴィウス・J・ジョンソン)をさらわれちゃいまして。ヴィンセントは即返却しようとするも、ヴィンセントを疑っていた内務調査官ジェニファー(ミシェル・モナハン)にコカインを盗られちゃったから、さぁ大変! さらにルビーノからコカインを受け取るハズだったギャング・ノヴァク(スクート・マクネイリー)が絡んできたり、元妻のディナ(ガブリエル・ユニオン)から「息子はどうなったのYO!川`Д´)ノ キィィィィッ!」と詰められたりと、ルビーノのホテルを舞台に「吸った!(`3´) チュー」「揉んだ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ」がありましてね。最終的には、実はヴィンセントも内務調査官であり、ジェニファーの相棒ハドソン(デビッド・ハーバー)が汚職デカだと判明。暴走したノヴァクを家族パワーによってヴィンセントが倒す中、ルビーノとハドソンも逮捕されてめでたしめでたし…と思いきや。大物ギャング(ノヴァクの父親)の手がFBIにも及んでいるようなムードで、映画は終わってましたよ、たぶん。
ヴィンセントったら、カジノ王のコカインを奪ったせいで、息子をさらわれたんですが…。
返そうとしたコカインを内務調査官ジェニファーに奪われちゃうからてんてこ舞いなのです。
しかも、ヴィンセントの正体も内務調査官だったりするから、話がややこしいよぅ… (´Д`;) ホントナノ?
結局、いかにも怪しそうだったハドソンが汚職刑事だった次第 (゚⊿゚) ヤッパリー
率直な感想を書くと、面白かったです!(・∀・) イイ! 正直、「ラスベガスのホテルの中だけで完結する物語」はかなり強引な印象で、おかしなところはムゲンバインなんですけど、「口からでまかせを連発して、トラブルを場当たり的に乗り切ろうとする焦った顔のジェイミー・フォックス」を観ているだけで愉快だったというか。なんて言うんですかね、「フライト・ゲーム」で無茶振りされて暴走するリーアム・ニーソン御大を観ているような楽しさがあったんですよね。例えば、危機的状況なのに、いちいち奥さんからの電話に出てウソを重ねていくくだりとか、「バカだなー (´∀`) アラアラ」と思いながらも微笑ましかった…って、伝わるでしょうか。なんか「奥さんにウソをつきまくった割にはハッピーエンド」という着地も“ウソをついて長野に来ちゃった自分”を肯定してもらえたようで、うれしかったなぁ(電波な文章)。
息子のためにウソをつきまくるヴィンセント。その必死さ、他人事に思えなかったです (´・ω・`) ウーン
一応、「フライト・ゲーム」のヤケになったリーアム・ニーソンを貼っておきますね。
サスペンス中心かと思ったら、意外とアクションシーンが多かったのも好みでした。そりゃあ「ジョン・ウィック:チャプター2」や「アトミック・ブロンド」
などと比べちゃうと“そこそこ普通”ながらも、リアルから少し逸脱した感のあるテイストで、銃撃戦やら徒手格闘やらカーアクションやらと、盛りだくさんでしてね。僕的には、正体がバレたハドソンが車内の人間を皆殺しにしようとする(そして失敗する)クライマックスが好きでしたよ。まぁ、「暴走したノヴァクを主人公の元妻が射殺する」というラストは意表を突かれましたが、「通常は足手まとい要因の妻子がむしろ主人公を助ける」という展開は、なかなか新しくて嫌いじゃなかったです。
徒手で戦うジェイミー・フォックス、カッコ良かったですな。
ホテル内を車で暴走するアクションシーンなんてのもありましたよ。
ただ、ハッキリ言って、“映画自体の評価”は70点だったりしましてね。わざわざ長野まで来てくれた人たちと貸し切り状態で観て、「あの場面があーだ!ヽ(`Д´)ノ」「あの展開がこーだ!m9`Д´) ビシッ」と、“いろいろと話した体験”も込みで85点という着地。「みんなで映画を観るのって楽しかったっけ…」なんて学生時代を思い出したりもして、ちくしょう、トータルで2万円近く使っちゃったけど(汗)、素敵な思い出になりましたヨ (´∀`=) ホッコリ ちなみに、本作は2011年に公開されたフランス映画「スリープレス・ナイト」のリメイクでして。先日、Amazonビデオ
で鑑賞したんですが、アクションは全体的に派手になっているし、ハドソンの正体をジェニファーが知るシーンがスマートになっていたりと、改変ポイントに感心させられたので、本作が好きな人はチェックすると良いですぞ。
例えば、この誘拐シーンはオリジナル版にはなかったりするというね。
おしまい。
フレデリック・ジャルダン監督によるオリジナル。中古DVDは高騰しているので、デジタル版
でどうぞ。
国内盤のサントラが出ててビックリ。デジタル盤や輸入盤
もあります。
なかなか評判が良いバラン・ボー・オダー監督作。近日、鑑賞予定。
ジェイミー・フォックスの凶悪振りが愉快だったエドガー・ライト監督作。僕の感想はこんな感じ。
未見だったジェイミー・フォックス主演作。Netflixにあるし、観ようかなぁ。
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スリープレス・ナイト(ネタバレ)
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