時間回廊の殺人
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原題:시간위의 집 House of the Disappeared
2017/韓国 上映時間100分
監督:イム・デウン
脚本:チャン・ジェヒョン
撮影:パク・ジェホン
音楽:キム・ウグン
出演:キム・ユンジン、オク・テギョン、チョ・ジェユン
パンフレット:★★☆(700円/コラムが2本あるのは良いけど、ネタ部レ全開の図解記事とかほしかった)
(あらすじ)
1992年11月11日、閑静な住宅街で起こった殺人事件で、夫(チョ・ジェユン)と息子を殺害したとして被害者の妻で母のミヒ(キム・ユンジン)が逮捕される。しかし、息子の遺体は見つかっておらずミヒは無罪を訴えるが、懲役30年が求刑される。25年後、仮釈放されたミヒは、息子を捜す手がかりを求めて事件現場となった家に戻り、そこで何者かの気配を感じ取る。一方、受刑者のケアを担当しているチェ神父(オク・テギョン)は、頑なに心を閉ざしているミヒの過去を調べていく中で、事件現場となった家にまつわる驚くべき過去を突き止める。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
75点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※本作は、間違いなくネタバレを知らない方が楽しいので、興味がある方は読まないで!
何かの時にたまたま予告編を観て、なんとなく面白そうだったので、前売り券を購入。4月中旬、「他の作品を優先しているうちになかなか足を運べなかった→上映最終週に滑り込む」という最近の定番パターンで、シネマート新宿にて鑑賞いたしました。「微妙に納得できないけど、母さーん!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!」って感想だったり。
小さい方のスクリーン、8割ぐらい埋まってましたな。
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前売り特典はメッセージDVD。予告編とメインキャスト2人のメッセージが収録されてましたよ。
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映画は、1992年11月11日からスタート。昏倒した状態から目を覚ましたミヒ(キム・ユンジン)が地下に降りると、何者かに夫チョルジュン(チョ・ジェユン)が刺殺されていて、さらに息子のヒョジェが“行き止まりのドア”の中に吸い込まれて消えちゃいましてね。夫と息子を殺した罪で服役→25年後に仮釈放されて家に戻ってくると、「息子が消えたのはこの家のせいだ!川`Д´)ノ」とミヒがチェ神父と真相を探る現代パートと、1992年の“事件の前”を描く過去パートが交互に描かれていくのです。で、映画の構成などを一切無視して身もフタもなくネタバレを書くと、ミヒたちが住んでいた屋敷は、過去に日本軍のお偉いさんが住んでいて。陰陽師を使って“時の中に脱出する道”を作っていて、そのせいで25年ごとにさまざまな時間軸の人たちが邂逅するようになった…って感じ。25年前、チョルジュンを刺殺したのは“現在のミヒ”であり(血が繋がった息子ジウォンを亡くして錯乱→ミヒの連れ子のヒョジェを殺そうとした)、ヒョジョをさらったのも彼女でして(1992年の医学では治療できない持病があったから2017年に連れて来た)。結局、ミヒは「未来で犯した罪で服役した」ということでなんとなく納得して、実はヒョジョの幼なじみだったチェ神父が彼の保護者となるムードが流れて、映画は終わってた気がします、確か。
ヒョジョを連れ去ったのは“未来のミヒ”だったというね (・ω・;) ナルホド...
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まぁ、タイトルから予想される通り、「韓国産のタイムパラドックスミステリー」だったワケですけど、話の展開が結構読めないし(ところどころ強引ではある)、途中の霊媒シーンはホラーチックで不気味&愉快だったし、「日本軍が陰陽師を使って…」という設定にも萌えたし、何よりも「子を想う母親ムービー」だったのが超ストライクでしてね…(しみじみ)。もうね、過酷な運命を覚悟しつつ息子を守るために夫を刺殺するミヒの姿には「母さーん!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!」とワンワン泣いたんですが、しかし。いくら「時空を越えたばかりで状況を把握していなかった」としてもさ、25年前に戻ったら、まず夫が暴走する原因となる“ジウォンの死”の方を止めようとするんじゃないかなぁって、スゲー気になっちゃったので75点という着地。とは言え、もし僕が劇中の“何か”を見落としてただけだったら、ごめんなさいね。人間は一度観たくらいですべてを理解できるほど賢くないのですーー(勝手に自分以外の人々も巻き込んだ文章)。
イム・デウン監督作。バイオレンススリラーだそうな。
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キム・ユンジン主演×ウォン・シニョン監督作。昔、劇場で観たハズなのに全然憶えてないよぅ… (´・ω・`) ションボリ
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原題:시간위의 집 House of the Disappeared
2017/韓国 上映時間100分
監督:イム・デウン
脚本:チャン・ジェヒョン
撮影:パク・ジェホン
音楽:キム・ウグン
出演:キム・ユンジン、オク・テギョン、チョ・ジェユン
パンフレット:★★☆(700円/コラムが2本あるのは良いけど、ネタ部レ全開の図解記事とかほしかった)
(あらすじ)
1992年11月11日、閑静な住宅街で起こった殺人事件で、夫(チョ・ジェユン)と息子を殺害したとして被害者の妻で母のミヒ(キム・ユンジン)が逮捕される。しかし、息子の遺体は見つかっておらずミヒは無罪を訴えるが、懲役30年が求刑される。25年後、仮釈放されたミヒは、息子を捜す手がかりを求めて事件現場となった家に戻り、そこで何者かの気配を感じ取る。一方、受刑者のケアを担当しているチェ神父(オク・テギョン)は、頑なに心を閉ざしているミヒの過去を調べていく中で、事件現場となった家にまつわる驚くべき過去を突き止める。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
75点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※本作は、間違いなくネタバレを知らない方が楽しいので、興味がある方は読まないで!
何かの時にたまたま予告編を観て、なんとなく面白そうだったので、前売り券を購入。4月中旬、「他の作品を優先しているうちになかなか足を運べなかった→上映最終週に滑り込む」という最近の定番パターンで、シネマート新宿にて鑑賞いたしました。「微妙に納得できないけど、母さーん!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!」って感想だったり。
小さい方のスクリーン、8割ぐらい埋まってましたな。

前売り特典はメッセージDVD。予告編とメインキャスト2人のメッセージが収録されてましたよ。

映画は、1992年11月11日からスタート。昏倒した状態から目を覚ましたミヒ(キム・ユンジン)が地下に降りると、何者かに夫チョルジュン(チョ・ジェユン)が刺殺されていて、さらに息子のヒョジェが“行き止まりのドア”の中に吸い込まれて消えちゃいましてね。夫と息子を殺した罪で服役→25年後に仮釈放されて家に戻ってくると、「息子が消えたのはこの家のせいだ!川`Д´)ノ」とミヒがチェ神父と真相を探る現代パートと、1992年の“事件の前”を描く過去パートが交互に描かれていくのです。で、映画の構成などを一切無視して身もフタもなくネタバレを書くと、ミヒたちが住んでいた屋敷は、過去に日本軍のお偉いさんが住んでいて。陰陽師を使って“時の中に脱出する道”を作っていて、そのせいで25年ごとにさまざまな時間軸の人たちが邂逅するようになった…って感じ。25年前、チョルジュンを刺殺したのは“現在のミヒ”であり(血が繋がった息子ジウォンを亡くして錯乱→ミヒの連れ子のヒョジェを殺そうとした)、ヒョジョをさらったのも彼女でして(1992年の医学では治療できない持病があったから2017年に連れて来た)。結局、ミヒは「未来で犯した罪で服役した」ということでなんとなく納得して、実はヒョジョの幼なじみだったチェ神父が彼の保護者となるムードが流れて、映画は終わってた気がします、確か。
ヒョジョを連れ去ったのは“未来のミヒ”だったというね (・ω・;) ナルホド...

まぁ、タイトルから予想される通り、「韓国産のタイムパラドックスミステリー」だったワケですけど、話の展開が結構読めないし(ところどころ強引ではある)、途中の霊媒シーンはホラーチックで不気味&愉快だったし、「日本軍が陰陽師を使って…」という設定にも萌えたし、何よりも「子を想う母親ムービー」だったのが超ストライクでしてね…(しみじみ)。もうね、過酷な運命を覚悟しつつ息子を守るために夫を刺殺するミヒの姿には「母さーん!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!」とワンワン泣いたんですが、しかし。いくら「時空を越えたばかりで状況を把握していなかった」としてもさ、25年前に戻ったら、まず夫が暴走する原因となる“ジウォンの死”の方を止めようとするんじゃないかなぁって、スゲー気になっちゃったので75点という着地。とは言え、もし僕が劇中の“何か”を見落としてただけだったら、ごめんなさいね。人間は一度観たくらいですべてを理解できるほど賢くないのですーー(勝手に自分以外の人々も巻き込んだ文章)。
イム・デウン監督作。バイオレンススリラーだそうな。
キム・ユンジン主演×ウォン・シニョン監督作。昔、劇場で観たハズなのに全然憶えてないよぅ… (´・ω・`) ションボリ