ロンドン、人生はじめます
![]()
原題:Hampstead
2017/イギリス 上映時間102分
監督:ジョエル・ホプキンス
製作:ロバート・バーンスタイン、ダグラス・レイ
製作総指揮:レオン・クラランス、マーク・ウーリー、ロール・ベッセ、ジョー・モンク、アリソン・トンプソン、マーク・グーダー、クローディア・ブリュームフーバー、イアン・ハッチソン、ボブ・ワインスタイン、ハーベイ・ワインスタイン、デビッド・グラッサー
脚本:ロバート・フェスティンガー
撮影:フェリックス・ビーデマン
美術:サラ・ケイン
衣装:ライザ・ブレイシー
編集:ロビン・セイルズ
音楽:スティーブン・ウォーベック
音楽監修:マーク・ロー
出演:ダイアン・キートン、ブレンダン・グリーソン、レスリー・マンビル、ジェイソン・ワトキンス、ジェームズ・ノートン、アリスター・ペトリ、フィル・デイビス、サイモン・キャロウ
パンフレット:★★★☆(600円/井形慶子先生のコラムはタメになるし、石川三千花先生と死後くん先生の漫画が素敵!)
(あらすじ)
ロンドンの高級マンションで暮らす未亡人のエミリーは、夫が亡くなり、さまざまな問題に直面して心が満たされずにいた。そんな折、自然に囲まれた手作りの小さな家で暮らすドナルドと出会う。庭でのディナー、気ままな読書、森でのピクニックなど、高級住宅地で暮らすエミリーとは間逆の環境で幸せに暮らすドナルド。頑固だけど温かいドナルドにエミリーは次第に惹かれていくが、ドナルドに降りかかったある事件から2人を取り巻く状況は一変する。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
「老婆がホームレスと交流することで“自分らしさ”を取り戻す」なんて話には1ミリも興味がなくて、むしろ「親しい老婆が殺されて仇を討とうとするホームレス、実は殺人マシン」的な作品を好む僕的には観るワケがないジャンルの作品だったんですけれども。「ぼくの名前はズッキーニ」を観るために恵比寿ガーデンシネマに足を運んだ際、本作の前売り特典が「家計簿」だということを知って、スゲー気になってしまって、悩んだ挙げ句に前売り券を購入。なかなか観に行けなかったものの、5月下旬の上映最終週、新宿武蔵野館で鑑賞いたしました。「たまにはいいな (´∀`) ウフフ」と思ったり。
武蔵野館の奥にはこんな展示がありましたよ。
![]()
記事の切り抜き。客は年配の方が多くて、8割ぐらい埋まってました。
![]()
特典の家計簿、手に入れてみると、普通というか、不要というか… (`Δ´;) ヌゥ
![]()
「ロンドンの高級住宅地にある国立公園で勝手に暮らしていたホームレスの男が土地の所有者に追い出されそうになったものの、裁判で場所の所有権が認められて、大金持ちになった(でも、土地は売らないでそのままずっと暮らした)」という2007年の実話をベースに、旦那に頼りっぱなしで自分では何一つ成し遂げたことがなかった“自分探し中の未亡人”を主人公に据えて、“ハートウォーミングな大人向けコメディ”に仕上げた…という感じ。「女性が双眼鏡で変人を見つける」という序盤のくだりは、“観た後は確実にジャージャー麺
が食べたくなる韓国映画”「彼と私の漂流日記」
を思い出したりしましたよ。まぁ、とにかくエミリー役のダイアン・キートンが可愛くて、彼女を観ているだけで癒やされましてね…(しみじみ)。己のストライクゾーンが70代まで広がるのを感じたというか、「ルイーサ」
もそうでしたが、よくわからないけど「中年〜初老ぐらいの女性が面白おかしく頑張る映画が好き」ということをあらためて自覚したというね。あと、互いに「クソ野郎」呼ばわりをして対立していた男(フィル・デイヴィス)が、「私もかつてはホームレスだった」とフェアに証言する展開はグッときました。一応、オチを書いておくと、エミリーの助力のおかげでドナルドは裁判で勝つも、あーだこーだと揉めて2人は別れた…と見せかけて、ドナルドは掘っ立て小屋を改造した船に乗って川沿いのコテージで暮らす彼女の元を訪れて、「伝え忘れたことがある、愛してる 川´∀`)(´∀`) ハッピーエンド」ってな調子だったんじゃないかな、たぶん。
唐突ですが、DVDを買うほどに好きな映画「ルイーサ」
の予告編を貼っておきますね↓
「死んだ夫(なかなかのクズ)にキレるエミリー」とか「『見返りは求めてない』と言いながら求める気マンマンの会計士」とか「地獄のサプライズ誕生パーティ」とか愉快な展開が結構あるんですが、同じ列に座っていたおばあさんがまたスゲー楽しそうに笑っててホッコリさせられたりと、映画体験的にも良い感じでしてね。「食わず嫌いは良くない」ということを痛感したというか、「たまにはこういう映画を観るのもいいな (´∀`) ヨカッター」な〜んて思ったり。まだ上映している劇場があったりするので、気になる人はチェックしてみると良いんじゃないかしらん。
デジタル盤のサントラを貼っておきますね。
![]()
![]()
ジョエル・ホプキンス監督による評判の良い作品。たぶん観ない。
![]()
![]()

原題:Hampstead
2017/イギリス 上映時間102分
監督:ジョエル・ホプキンス
製作:ロバート・バーンスタイン、ダグラス・レイ
製作総指揮:レオン・クラランス、マーク・ウーリー、ロール・ベッセ、ジョー・モンク、アリソン・トンプソン、マーク・グーダー、クローディア・ブリュームフーバー、イアン・ハッチソン、ボブ・ワインスタイン、ハーベイ・ワインスタイン、デビッド・グラッサー
脚本:ロバート・フェスティンガー
撮影:フェリックス・ビーデマン
美術:サラ・ケイン
衣装:ライザ・ブレイシー
編集:ロビン・セイルズ
音楽:スティーブン・ウォーベック
音楽監修:マーク・ロー
出演:ダイアン・キートン、ブレンダン・グリーソン、レスリー・マンビル、ジェイソン・ワトキンス、ジェームズ・ノートン、アリスター・ペトリ、フィル・デイビス、サイモン・キャロウ
パンフレット:★★★☆(600円/井形慶子先生のコラムはタメになるし、石川三千花先生と死後くん先生の漫画が素敵!)
(あらすじ)
ロンドンの高級マンションで暮らす未亡人のエミリーは、夫が亡くなり、さまざまな問題に直面して心が満たされずにいた。そんな折、自然に囲まれた手作りの小さな家で暮らすドナルドと出会う。庭でのディナー、気ままな読書、森でのピクニックなど、高級住宅地で暮らすエミリーとは間逆の環境で幸せに暮らすドナルド。頑固だけど温かいドナルドにエミリーは次第に惹かれていくが、ドナルドに降りかかったある事件から2人を取り巻く状況は一変する。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
「老婆がホームレスと交流することで“自分らしさ”を取り戻す」なんて話には1ミリも興味がなくて、むしろ「親しい老婆が殺されて仇を討とうとするホームレス、実は殺人マシン」的な作品を好む僕的には観るワケがないジャンルの作品だったんですけれども。「ぼくの名前はズッキーニ」を観るために恵比寿ガーデンシネマに足を運んだ際、本作の前売り特典が「家計簿」だということを知って、スゲー気になってしまって、悩んだ挙げ句に前売り券を購入。なかなか観に行けなかったものの、5月下旬の上映最終週、新宿武蔵野館で鑑賞いたしました。「たまにはいいな (´∀`) ウフフ」と思ったり。
武蔵野館の奥にはこんな展示がありましたよ。

記事の切り抜き。客は年配の方が多くて、8割ぐらい埋まってました。

特典の家計簿、手に入れてみると、普通というか、不要というか… (`Δ´;) ヌゥ

「ロンドンの高級住宅地にある国立公園で勝手に暮らしていたホームレスの男が土地の所有者に追い出されそうになったものの、裁判で場所の所有権が認められて、大金持ちになった(でも、土地は売らないでそのままずっと暮らした)」という2007年の実話をベースに、旦那に頼りっぱなしで自分では何一つ成し遂げたことがなかった“自分探し中の未亡人”を主人公に据えて、“ハートウォーミングな大人向けコメディ”に仕上げた…という感じ。「女性が双眼鏡で変人を見つける」という序盤のくだりは、“観た後は確実にジャージャー麺
唐突ですが、DVDを買うほどに好きな映画「ルイーサ」
「死んだ夫(なかなかのクズ)にキレるエミリー」とか「『見返りは求めてない』と言いながら求める気マンマンの会計士」とか「地獄のサプライズ誕生パーティ」とか愉快な展開が結構あるんですが、同じ列に座っていたおばあさんがまたスゲー楽しそうに笑っててホッコリさせられたりと、映画体験的にも良い感じでしてね。「食わず嫌いは良くない」ということを痛感したというか、「たまにはこういう映画を観るのもいいな (´∀`) ヨカッター」な〜んて思ったり。まだ上映している劇場があったりするので、気になる人はチェックしてみると良いんじゃないかしらん。
デジタル盤のサントラを貼っておきますね。
ジョエル・ホプキンス監督による評判の良い作品。たぶん観ない。