ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷
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原題:Winchester
2018/オーストラリア、アメリカ 上映時間99分
監督・脚本:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
製作:ティム・マクガハン、ブレット・トンバーリン
製作総指揮:ベネディクト・カーバー、ダニエル・ダイアモンド、トビン・アームブラスト、マイケル・バートン
脚本:トム・ボーン
撮影:ベン・ノット
美術:マシュー・プットランド
衣装:ウェンディ・コーク
編集:マット・ビラ
音楽:ピーター・スピエリッグ
出演:ヘレン・ミレン、ジェイソン・クラーク、サラ・スヌーク、フィン・シクルーナ=オープレイ、エイモン・ファーレン、アンガス・サンプソン
パンフレット:★★★(720円/山口直樹先生の「ミステリーハウスツアー」記事と平山夢明先生のコラムは一読の価値アリ)
(あらすじ)
娘と夫を突然の病気で相次いで亡くしたサラ・ウィンチェスターは、一族の財を築いたウィンチェスター銃によって命を落とした人々の亡霊から逃れるため、莫大な財産を注ぎ込んで妄信的に屋敷の増改築を繰り返していた。彼女の精神鑑定のために屋敷を訪れた精神科医エリックは、屋敷内に厳重に閉じられた禍々しい部屋の存在を発見する。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
タイトルから「特警ウインスペクター」が住む家の話かと思った…というのはあからさまなウソだとして。「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」と言えば、いわゆる「世界まる見え」っぽい番組や「本当にあった怖い話」的な本などで、昔から定番的に扱われてきた超有名なネタであって(僕的には「変人偏屈列伝」
に収録されている「未亡人が増築しつづけた謎の館 ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」が好き)。それをあのスピエリッグ兄弟が映画化したと聞いて、ちょっと興味が湧いたので、前売り券を購入。7月22日、娘の誕生日のための買い物のついでにTOHOシネマズシャンテで観てきました。まぁまぁ楽しかったです (・∀・) マァマァ
前売り特典は「ウィンチェスターハウス3Dカード」だったり。
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スクリーン3、日曜日の昼間のせいか、公開から結構経つのに7割ぐらい埋まってました。
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実在の幽霊屋敷「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」については、とても便利なwikipediaの記事を読んでいただくとして(手抜き)。「ウィンチェスター夫人が38年間も屋敷の増改築を繰り返した理由」は諸説あるようですが、本作は「ウィンチェスター銃の犠牲になった霊を鎮めるため、1人の霊に1部屋用意した」という設定を採用。で、屋敷を舞台に「夫人の精神鑑定を依頼された精神科医プライスが事の真偽を探っていたら、夫人の姪マリオンの息子に悪霊が取り憑いて…」といったストーリーが展開するのです。「プライス医師が妻に銃撃されて臨死体験をしていた→霊が見えるようになった→その時の銃弾で悪霊を倒す」という“ちゃんとロジックがある展開”は嫌いじゃないし、クライマックスに実際に起きたサンフランシスコ地震を持って来る構成も面白かったなぁと。ただ、実際の屋敷は“常人に理解しがたい存在”というところが魅力的なだけに、いろいろと理屈を付けちゃうことで神秘性が薄まった気もしちゃった…という面倒くさいアタシ (´・ω・`) ウーン 人間は“ないものねだり”をしてしまう生き物なのかもしれませんな…(勝手に他の人も巻き込んだ文章)。
なんとなく荒木飛呂彦先生が描いた“モロにJOJOっぽいウィンチェスター夫人”を貼っておきますね(「変人偏屈列伝」
より)。
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一応、オチを書いておくと、プライス医師が“逆恨みで大量射殺事件を起こして死んだ悪霊ベン”を退治して、屋敷に平和が訪れた…と思いきや、“封印されたドア”の釘が抜ける描写があってから、実際の夫人の写真が映って終わってたような、そうじゃなかったような(うろ覚え)。いや、普通に楽しかったんですけど、いかにもな「エンタメ風味のホラー」ではなく、例えば「永遠のこどもたち」
のような苦い後味の“しっとりホラー”っぽい方が好みだったなぁと。とは言え、それは僕の勝手な願望であり(立派な観光地になっている現在、あまり陰惨な話にはできなさそうだし)、基本的に本作は良質のホラーだと思うのでね、興味がある方はどうぞ (o^-')b ミテミテ!
スピエリッグ兄弟の前作となる「ソウ」シリーズ最新作。僕の感想はこんな感じ。
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デジタル盤のサントラを貼っておきますね。
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原題:Winchester
2018/オーストラリア、アメリカ 上映時間99分
監督・脚本:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
製作:ティム・マクガハン、ブレット・トンバーリン
製作総指揮:ベネディクト・カーバー、ダニエル・ダイアモンド、トビン・アームブラスト、マイケル・バートン
脚本:トム・ボーン
撮影:ベン・ノット
美術:マシュー・プットランド
衣装:ウェンディ・コーク
編集:マット・ビラ
音楽:ピーター・スピエリッグ
出演:ヘレン・ミレン、ジェイソン・クラーク、サラ・スヌーク、フィン・シクルーナ=オープレイ、エイモン・ファーレン、アンガス・サンプソン
パンフレット:★★★(720円/山口直樹先生の「ミステリーハウスツアー」記事と平山夢明先生のコラムは一読の価値アリ)
(あらすじ)
娘と夫を突然の病気で相次いで亡くしたサラ・ウィンチェスターは、一族の財を築いたウィンチェスター銃によって命を落とした人々の亡霊から逃れるため、莫大な財産を注ぎ込んで妄信的に屋敷の増改築を繰り返していた。彼女の精神鑑定のために屋敷を訪れた精神科医エリックは、屋敷内に厳重に閉じられた禍々しい部屋の存在を発見する。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
タイトルから「特警ウインスペクター」が住む家の話かと思った…というのはあからさまなウソだとして。「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」と言えば、いわゆる「世界まる見え」っぽい番組や「本当にあった怖い話」的な本などで、昔から定番的に扱われてきた超有名なネタであって(僕的には「変人偏屈列伝」
前売り特典は「ウィンチェスターハウス3Dカード」だったり。

スクリーン3、日曜日の昼間のせいか、公開から結構経つのに7割ぐらい埋まってました。

実在の幽霊屋敷「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」については、とても便利なwikipediaの記事を読んでいただくとして(手抜き)。「ウィンチェスター夫人が38年間も屋敷の増改築を繰り返した理由」は諸説あるようですが、本作は「ウィンチェスター銃の犠牲になった霊を鎮めるため、1人の霊に1部屋用意した」という設定を採用。で、屋敷を舞台に「夫人の精神鑑定を依頼された精神科医プライスが事の真偽を探っていたら、夫人の姪マリオンの息子に悪霊が取り憑いて…」といったストーリーが展開するのです。「プライス医師が妻に銃撃されて臨死体験をしていた→霊が見えるようになった→その時の銃弾で悪霊を倒す」という“ちゃんとロジックがある展開”は嫌いじゃないし、クライマックスに実際に起きたサンフランシスコ地震を持って来る構成も面白かったなぁと。ただ、実際の屋敷は“常人に理解しがたい存在”というところが魅力的なだけに、いろいろと理屈を付けちゃうことで神秘性が薄まった気もしちゃった…という面倒くさいアタシ (´・ω・`) ウーン 人間は“ないものねだり”をしてしまう生き物なのかもしれませんな…(勝手に他の人も巻き込んだ文章)。
なんとなく荒木飛呂彦先生が描いた“モロにJOJOっぽいウィンチェスター夫人”を貼っておきますね(「変人偏屈列伝」

一応、オチを書いておくと、プライス医師が“逆恨みで大量射殺事件を起こして死んだ悪霊ベン”を退治して、屋敷に平和が訪れた…と思いきや、“封印されたドア”の釘が抜ける描写があってから、実際の夫人の写真が映って終わってたような、そうじゃなかったような(うろ覚え)。いや、普通に楽しかったんですけど、いかにもな「エンタメ風味のホラー」ではなく、例えば「永遠のこどもたち」
スピエリッグ兄弟の前作となる「ソウ」シリーズ最新作。僕の感想はこんな感じ。
デジタル盤のサントラを貼っておきますね。