焼肉ドラゴン
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2018/日本 上映時間126分
監督・原作・脚本:鄭義信
プロデューサー:森重晃、清水啓太郎
企画:清水啓太郎
撮影:山崎裕
照明:尾下栄治
録音:吉田憲義
美術:磯見俊裕
編集:洲崎千恵子
音楽:久米大作
出演:真木よう子、井上真央、大泉洋、桜庭ななみ、大谷亮平、ハン・ドンギュ、イム・ヒチョル、大江晋平、宇野祥平、根岸季衣、イ・ジョンウン、キム・サンホ
パンフレット:★★☆(850円/値段を考えると、もう少し情報量があっても良いのでは)
(あらすじ)
高度経済成長と大阪万博に沸く1970年代。関西のとある地方都市で小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む夫婦・龍吉と英順は、静花、梨花、美花の3姉妹と長男・時生の6人暮らし。龍吉は戦争で故郷と左腕を奪われながらも常に明るく前向きに生きており、店内は静花の幼なじみの哲男ら常連客たちでいつも賑わっていた。強い絆で結ばれた彼らだったが、やがて時代の波が押し寄せ……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
「気弱な自分を変えようとジークンドーを習い始めたものの、まったく強くなれない哲男だったが、不思議な焼肉を食べた途端、ブルース・リーが憑依してーー?」という内容だと思った…なんて書けば、さすがにそれはウケ狙いだとバレるでしょうし、実際そんなワケではない。つい、こんな無駄な文章から書き出してしまった僕は、今年の11月でもう46歳ですよ(苦笑)。人生に無駄な時間なんてないのにさ、一体何をしているんでしょうね…(遠い目)。まぁ、何はともあれ、特典がそこそこ気になって、思わず前売り券を購入しちゃいまして。公開から1ヵ月以上経った7月下旬某日、TOHOシネマズ日比谷で観てきました。普通に良かったです (・∀・) ヨカッタ!
前売り特典は「涙も汗も拭える!特製手ぬぐい」でしたよ。
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2番スクリーン、かなり混んでいたような。
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お話をザッと書いておくと、次女の梨花(井上真央)と結婚した哲男(大泉洋)がロクに働きもしない上に長女・静花(真木よう子)に未練タラタラだったり、美花(桜庭ななみ)がナイトクラブの社員・長谷川(大谷亮平)と不倫していたり、私立中学に無理矢理通わせられた末っ子の時生(大江晋平)がイジメられた末に自殺したり、知人(日本人)に売ってもらった土地が国有地だった→立ち退きを迫られたりと、あーだこーだあったんですけれども。哲男は静花と再婚して“地上の楽園”北朝鮮へ行くことになり、梨花は日本に来て苦労をしていた呉日白(イム・ヒチョル)と再婚して韓国へ行くことになり、美花は長谷川と夫婦になって妊娠しましてね。「いろいろありましたな (´∀`)」ムードでそれぞれ別れて、英順(イ・ジョンウン)が乗ったリヤカーを龍吉(キム・サンホ)が引っ張っていくと、「焼肉ドラゴン」の建物が潰れて、映画は終わってたんじゃないかしらん。
最後はこんな感じでしたな。
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なんて言うんですかね、もっと「在日朝鮮人ならではの苦労」が次々と描かれると勝手に思っていたので、哲男と梨花と静花の三角関係的な話とか美花の不倫話とか、決してつまらなくはないんですけど、「この話って在日設定じゃなくても良いのでは」なんて感じたりはしたんですよ。ただ、“濃厚な家族の物語”と考えれば悪くなかったし、父・龍吉を演じたキム・サンホは100点だったし(終盤の「腕を返せー!」は泣けた!)、「哲男と静花が帰還事業に参加する」という“未来人の視点”を持つ観客的には「やめてぇぇぇぇっ!ヽ(´Д`;)ノ」とスゲー止めたくなるオチも好きだったのでね、まぁ、観て良かったです。つーか、数々の演劇賞を受賞した伝説の舞台の映画化作品だそうですが、正直なところ、一応は“外の世界”も映してはいたものの、全体的に世界観がミニマムに見えちゃった→オリジナルの舞台の方が面白いような気がしたので、また再演してくれないかなぁなんて思っております。おしまい。
鄭義信監督による戯曲集。「焼肉ドラゴン」を含む「在日三部作」が収録されているそうな。
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ノベライズ版を貼っておきますね。
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井筒和幸監督作。とても良い青春映画だと思います (´∀`) ウフフ
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2018/日本 上映時間126分
監督・原作・脚本:鄭義信
プロデューサー:森重晃、清水啓太郎
企画:清水啓太郎
撮影:山崎裕
照明:尾下栄治
録音:吉田憲義
美術:磯見俊裕
編集:洲崎千恵子
音楽:久米大作
出演:真木よう子、井上真央、大泉洋、桜庭ななみ、大谷亮平、ハン・ドンギュ、イム・ヒチョル、大江晋平、宇野祥平、根岸季衣、イ・ジョンウン、キム・サンホ
パンフレット:★★☆(850円/値段を考えると、もう少し情報量があっても良いのでは)
(あらすじ)
高度経済成長と大阪万博に沸く1970年代。関西のとある地方都市で小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む夫婦・龍吉と英順は、静花、梨花、美花の3姉妹と長男・時生の6人暮らし。龍吉は戦争で故郷と左腕を奪われながらも常に明るく前向きに生きており、店内は静花の幼なじみの哲男ら常連客たちでいつも賑わっていた。強い絆で結ばれた彼らだったが、やがて時代の波が押し寄せ……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
「気弱な自分を変えようとジークンドーを習い始めたものの、まったく強くなれない哲男だったが、不思議な焼肉を食べた途端、ブルース・リーが憑依してーー?」という内容だと思った…なんて書けば、さすがにそれはウケ狙いだとバレるでしょうし、実際そんなワケではない。つい、こんな無駄な文章から書き出してしまった僕は、今年の11月でもう46歳ですよ(苦笑)。人生に無駄な時間なんてないのにさ、一体何をしているんでしょうね…(遠い目)。まぁ、何はともあれ、特典がそこそこ気になって、思わず前売り券を購入しちゃいまして。公開から1ヵ月以上経った7月下旬某日、TOHOシネマズ日比谷で観てきました。普通に良かったです (・∀・) ヨカッタ!
前売り特典は「涙も汗も拭える!特製手ぬぐい」でしたよ。

2番スクリーン、かなり混んでいたような。

お話をザッと書いておくと、次女の梨花(井上真央)と結婚した哲男(大泉洋)がロクに働きもしない上に長女・静花(真木よう子)に未練タラタラだったり、美花(桜庭ななみ)がナイトクラブの社員・長谷川(大谷亮平)と不倫していたり、私立中学に無理矢理通わせられた末っ子の時生(大江晋平)がイジメられた末に自殺したり、知人(日本人)に売ってもらった土地が国有地だった→立ち退きを迫られたりと、あーだこーだあったんですけれども。哲男は静花と再婚して“地上の楽園”北朝鮮へ行くことになり、梨花は日本に来て苦労をしていた呉日白(イム・ヒチョル)と再婚して韓国へ行くことになり、美花は長谷川と夫婦になって妊娠しましてね。「いろいろありましたな (´∀`)」ムードでそれぞれ別れて、英順(イ・ジョンウン)が乗ったリヤカーを龍吉(キム・サンホ)が引っ張っていくと、「焼肉ドラゴン」の建物が潰れて、映画は終わってたんじゃないかしらん。
最後はこんな感じでしたな。

なんて言うんですかね、もっと「在日朝鮮人ならではの苦労」が次々と描かれると勝手に思っていたので、哲男と梨花と静花の三角関係的な話とか美花の不倫話とか、決してつまらなくはないんですけど、「この話って在日設定じゃなくても良いのでは」なんて感じたりはしたんですよ。ただ、“濃厚な家族の物語”と考えれば悪くなかったし、父・龍吉を演じたキム・サンホは100点だったし(終盤の「腕を返せー!」は泣けた!)、「哲男と静花が帰還事業に参加する」という“未来人の視点”を持つ観客的には「やめてぇぇぇぇっ!ヽ(´Д`;)ノ」とスゲー止めたくなるオチも好きだったのでね、まぁ、観て良かったです。つーか、数々の演劇賞を受賞した伝説の舞台の映画化作品だそうですが、正直なところ、一応は“外の世界”も映してはいたものの、全体的に世界観がミニマムに見えちゃった→オリジナルの舞台の方が面白いような気がしたので、また再演してくれないかなぁなんて思っております。おしまい。
鄭義信監督による戯曲集。「焼肉ドラゴン」を含む「在日三部作」が収録されているそうな。
ノベライズ版を貼っておきますね。
井筒和幸監督作。とても良い青春映画だと思います (´∀`) ウフフ