輝ける人生
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原題:Finding Your Feet
2017/イギリス 上映時間114分
監督:リチャード・ロンクレイン
製作:アンドリュー・バーグ、ジョン・サックス、メグ・レオナルド、ニック・モアクロフト、ジェームズ・スプリング、シャーロット・ウォールズ
製作総指揮:ギデオン・ライオンズ、グレアム・ベッグ、レスリー・ワライアン・バーグ、リン・バーグ、アンドリュー・ボスウェル、サニー・ボラ、ポール・デウィンター、ボブ・ベントン、ジェイ・ファイアストーン、チャールズ・ロー、ジョン・スティーブンス、アダム・トラッセル、リチャード・ウィーラン
脚本:メグ・レオナルド、ニック・モアクロフト
撮影:ジョン・パルデュー
美術:ジョン・バンカー
衣装:ジル・テイラー
編集:ジョニー・ドークス
音楽:マイケル・J・マケボイ
音楽監修:マーティン・バーグ
出演:イメルダ・スタウントン、ティモシー・スポール、セリア・イムリー、デビッド・ヘイマン、ジョン・セッションズ、ジョアンナ・ラムレー
パンフレット:★★★☆(720円/石川三千花先生のイラストコラムほか、音楽解説など、読み物は全体的に良い感じ)
(あらすじ)
35年間寄り添った夫がナイトの称号を授与され、自身もレディとなったサンドラ。順風満帆に見えた人生だったが、夫と親友の浮気現場を目撃してしまい、傷心で姉ビフの家に転がり込む。金や名誉とは無縁のビフは、親友やダンス教室の仲間に囲まれ、人生を謳歌していた。妹を心配するビフは、サンドラをダンス教室へ連れていき、かつてダンサーを目指したこともあったサンドラは、音楽とダンスに心を癒され、忘れかけていた情熱を思い出していく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
僕は愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題となった作品は基本的に足を運んでいるんですが、今年から「リスナーカプセル」に選ばれた映画も観るようにしてましてね(ここまでほぼコピペ)。本作は8月31日の放送で「リスナーカプセル」に入ったということで、10月上旬、川崎市アートセンター アルテリオ映像館にて、メンズデーを利用して鑑賞してきました(その後、「大人のためのグリム童話 手をなくした少女」をハシゴ)。オーソドックスに良い映画でしたヨ (´∀`) ウフフ
劇場は8割ぐらい埋まってたような。
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物語は、予告編で「たぶんこういう映画だろうな ( ´_ゝ`)」と思った通りに進んでくれる安心設計。長年、夫に尽くしてきた妻が裏切られたので、変わり者の姉の家に転がり込んでみれば、ダンスやいろいろな体験をするうちに“本当の自分”を思い出して…ってな内容ですよ。イメルダ・スタウントンを始めとする名優たちが織りなす演技合戦が素晴らしいし、コメディとしても笑いどころをしっかり押さえていて、スムースに楽しめた印象。特に主人公のサンドラを演じたイメルダ・スタウントンには、60歳からダンスを始めて、77歳の今でも日々上達している自分の母親を重ねちゃって、驚くほどベタなストーリーにもかかわらず(姉が病気で死ぬことも含めて!)、一喜一憂しながら観ちゃいましたよ。80歳オーバーの人が増えつつある今、「何歳だって人生をやり直せる」というテーマの映画が作られるのっていいよな…なんて思ったり。
姉役のセリア・イムリーとイメルダ・スタウントンの掛け合いは実に良い感じでしたな。
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「否定と肯定」
で超イヤな奴だったティモシー・スポール、本作では「アウェイ・フロム・ハー」
的な立場の男チャーリーを好演してました。
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映画序盤、パーティ中の自宅で浮気をするほどバカな夫はさすがにいないと思ったけど、「サンドラとヨリを戻した後に高圧的な態度をとる展開」を含めて「結局、妻を舐めてた」と考えれば、あるかもなぁと。あと、正直、中盤に見せる「街中でのダンス」が話題になるレベルには見えなかったし、クライマックスに繰り広げられるダンスもそれほどテンションが上がらなかったものの(設定上、素人レベルじゃなくちゃいけないだけに、見せ方が難しいんだとは思いますがー)、「サンドラがチャーリーの船に向かってジャンプして終わるラストカット」はとてもキュートでね…(しみじみ)。鑑賞後はホッコリした気持ちになった次第 (´∀`) ウフフ まぁ、僕は「街のダニどもを殺してくれるアメリカ版『夜回り先生』」みたいな映画を好むので70点という身もフタもない評価ではありますが、幅広い層が楽しめるコメディだと思うので、気になる人はチェックしてみてくださいな。
リチャード・ロンクレイン監督の前作。この人の映画、1本も観たことなかったんだなぁ。
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デジタル盤のサントラ。輸入盤
もあります。
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原題:Finding Your Feet
2017/イギリス 上映時間114分
監督:リチャード・ロンクレイン
製作:アンドリュー・バーグ、ジョン・サックス、メグ・レオナルド、ニック・モアクロフト、ジェームズ・スプリング、シャーロット・ウォールズ
製作総指揮:ギデオン・ライオンズ、グレアム・ベッグ、レスリー・ワライアン・バーグ、リン・バーグ、アンドリュー・ボスウェル、サニー・ボラ、ポール・デウィンター、ボブ・ベントン、ジェイ・ファイアストーン、チャールズ・ロー、ジョン・スティーブンス、アダム・トラッセル、リチャード・ウィーラン
脚本:メグ・レオナルド、ニック・モアクロフト
撮影:ジョン・パルデュー
美術:ジョン・バンカー
衣装:ジル・テイラー
編集:ジョニー・ドークス
音楽:マイケル・J・マケボイ
音楽監修:マーティン・バーグ
出演:イメルダ・スタウントン、ティモシー・スポール、セリア・イムリー、デビッド・ヘイマン、ジョン・セッションズ、ジョアンナ・ラムレー
パンフレット:★★★☆(720円/石川三千花先生のイラストコラムほか、音楽解説など、読み物は全体的に良い感じ)
(あらすじ)
35年間寄り添った夫がナイトの称号を授与され、自身もレディとなったサンドラ。順風満帆に見えた人生だったが、夫と親友の浮気現場を目撃してしまい、傷心で姉ビフの家に転がり込む。金や名誉とは無縁のビフは、親友やダンス教室の仲間に囲まれ、人生を謳歌していた。妹を心配するビフは、サンドラをダンス教室へ連れていき、かつてダンサーを目指したこともあったサンドラは、音楽とダンスに心を癒され、忘れかけていた情熱を思い出していく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
僕は愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題となった作品は基本的に足を運んでいるんですが、今年から「リスナーカプセル」に選ばれた映画も観るようにしてましてね(ここまでほぼコピペ)。本作は8月31日の放送で「リスナーカプセル」に入ったということで、10月上旬、川崎市アートセンター アルテリオ映像館にて、メンズデーを利用して鑑賞してきました(その後、「大人のためのグリム童話 手をなくした少女」をハシゴ)。オーソドックスに良い映画でしたヨ (´∀`) ウフフ
劇場は8割ぐらい埋まってたような。

物語は、予告編で「たぶんこういう映画だろうな ( ´_ゝ`)」と思った通りに進んでくれる安心設計。長年、夫に尽くしてきた妻が裏切られたので、変わり者の姉の家に転がり込んでみれば、ダンスやいろいろな体験をするうちに“本当の自分”を思い出して…ってな内容ですよ。イメルダ・スタウントンを始めとする名優たちが織りなす演技合戦が素晴らしいし、コメディとしても笑いどころをしっかり押さえていて、スムースに楽しめた印象。特に主人公のサンドラを演じたイメルダ・スタウントンには、60歳からダンスを始めて、77歳の今でも日々上達している自分の母親を重ねちゃって、驚くほどベタなストーリーにもかかわらず(姉が病気で死ぬことも含めて!)、一喜一憂しながら観ちゃいましたよ。80歳オーバーの人が増えつつある今、「何歳だって人生をやり直せる」というテーマの映画が作られるのっていいよな…なんて思ったり。
姉役のセリア・イムリーとイメルダ・スタウントンの掛け合いは実に良い感じでしたな。

「否定と肯定」

映画序盤、パーティ中の自宅で浮気をするほどバカな夫はさすがにいないと思ったけど、「サンドラとヨリを戻した後に高圧的な態度をとる展開」を含めて「結局、妻を舐めてた」と考えれば、あるかもなぁと。あと、正直、中盤に見せる「街中でのダンス」が話題になるレベルには見えなかったし、クライマックスに繰り広げられるダンスもそれほどテンションが上がらなかったものの(設定上、素人レベルじゃなくちゃいけないだけに、見せ方が難しいんだとは思いますがー)、「サンドラがチャーリーの船に向かってジャンプして終わるラストカット」はとてもキュートでね…(しみじみ)。鑑賞後はホッコリした気持ちになった次第 (´∀`) ウフフ まぁ、僕は「街のダニどもを殺してくれるアメリカ版『夜回り先生』」みたいな映画を好むので70点という身もフタもない評価ではありますが、幅広い層が楽しめるコメディだと思うので、気になる人はチェックしてみてくださいな。
リチャード・ロンクレイン監督の前作。この人の映画、1本も観たことなかったんだなぁ。
デジタル盤のサントラ。輸入盤