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Channel: 三角絞めでつかまえて2
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ザ・アウトロー(ネタバレ)

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ザ・アウトロー



原題:Den of Thieves
2018/アメリカ 上映時間140分
監督・原案・脚本:クリスチャン・グーデガスト
製作:マーク・キャントン、タッカー・トゥーリー、ジェラルド・バトラー、アラン・シーゲル
製作総指揮:メドウ・ウィリアムズ、クリスチャン・グーデガスト、スコット・ランプキン、ジェイミー・マーシャル、グレン・D・フェイグ、ロバート・シモンズ、アダム・フォーゲルソン、オーレン・アビブ
原案:ポール・シュアリング
撮影:テリー・ステイシー
美術:カーラ・リンドストロム
衣装:テリー・アンダーソン
編集:ジョエル・コックス
音楽:クリフ・マルティネス
出演:ジェラルド・バトラー、パブロ・シュレイバー、オシェア・ジャクソン・Jr.、カーティス・“50セント”・ジャクソン、メドウ・ウィリアムズ、エバン・ジョーンズ、カイウィ・ライマン、モー・マクレー、ブライアン・バン・ホルト、モーリス・コンプト
パンフレット:★★★☆(780円/現金を入れるアルミケースを模したデザイン。2本のコラムが愉快)
(あらすじ)
48分に1回、銀行強盗が発生するといわれるロサンゼルス。型破りな捜査で知られるロサンゼルス郡保安局の重犯罪特捜班を率いるニック・オブライエンは、多発する銀行強盗に日々、立ち向かっていた。そんなある時、伝説の強盗と呼ばれるレイ・メリーメンの一味が3000万ドルの巨額銀行強盗を企てているとの情報が舞い込む。氷のように冷静で、綿密な計画を練るメリーメンに対し、ニックたちも徐々に一味を追い詰めていき、両者が対決する日が刻一刻と近づいていたが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※本作はネタバレを読まないで観た方が間違いなく面白いので、「ヒート」のような銃撃戦映画が好きな人は観てから読んで!

顔が濃い上に押し出しが強いイメージのあるジェラルド・バトラーですが、彼が主演のアクション映画はやりすぎの傾向があって、そこそこ僕好みということで、本作も気になっていましてね。さらに、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の10月26日の放送で「リスナーカプセル」に選ばれた→今年はリスナーカプセルに選ばれた作品も観に行っているので、観ることに決定。11月13日にT・ジョイSEIBU大泉にて、2回目の「ヴェノム」とハシゴ鑑賞してきました。「燃えつきるほどヒート!Σ(°д° ) コォォォッ」と思ったり。


8番スクリーン、僕を含めて3人ぐらいだった記憶



「警察と犯罪者、2つのプロフェッショナルがぶつかり合う」なんて聞けば、僕と同世代の人はマイケル・マン監督による銃撃アクション映画の傑作「ヒート」を連想するワケですが、本作はモロにそんな感じでして。しかも、警察(ロサンゼルス郡保安局重犯罪特捜班)は「容疑者をいきなりスタンガン&パンチで気絶させて拉致→拷問」するほどアグレッシ部すぎる荒くれ者集団であり、強盗団側も全員が元海兵隊特殊部隊所属で戦闘力が著しく高めだったりと、「ヒート」を愛する人が自分好みに盛りまくった感が全開でしてね(微笑)。そんな両者が街中で銃撃戦を繰り広げたらもはや戦争のようで、本作はこのリアル風味かつド迫力の銃撃戦を観るだけでも十分価値がある映画だと思ったり。


ジェラルド・バトラーは「ヒート」のアル・パチーノにステロイドを打ちまくって狂暴にしたようなキャラクター。


それと「ヒート」のロバート・デ・ニーロの戦闘力を飛躍的に向上させた風味のパブロ・シュレイバーが戦うのです。



まぁ、ジェラルド・バトラー演じる“ビッグ・ニック”のプライベート話は心底どうでも良かったし(家庭問題を描きたかったんでしょうけど、奥さんへの態度が酷すぎて引いた)、パブロ・シュレイバー演じるメリーメンの奥さんとニックが寝るくだりなど不要に感じる部分も少なくなかったし、終盤にニックたちがメリーメンたちを捕捉する展開はあまりに偶然がすぎると思いましたが、しかし。ロス名物の「渋滞」を舞台にした“一般人も巻き込んだ銃撃戦”の末に、ニックがメリーメンを射殺するシーンの情緒も呆れるほど「ヒート」であり、僕は思わず「燃えつきるほどヒート!Σ(°д° ) コォォォッ」と感心したというね。


ごめんなさい、このジョナサン・ジョースターが貼りたかっただけです(「ジョジョ第一部」より)。



公式の銃撃戦動画↓ 「ボラッチョ」と呼ばれているのはショーンKさんじゃないから安心して(何を?)。




で、実は本作にはどんでん返しがありまして。「第三の主人公」であるオシェア・ジャクソン・Jr.演じるドニーは「“警察の協力者”になってしまう強盗団メンバー(ドライバー担当)」として劇中で板挟みになって右往左往するんですけれども。「クライマックスの銃撃戦が終わると大金が消えている→実はドニーが黒幕だった!Σ(゚д゚;) ナンデスト!」なんて展開になるからビックリですよ。「頭の良いドニーはバーテンという立場を利用して、さまざまな立場の客から情報収集→連邦準備銀行の金を強奪する計画を練っていた」というオチであり、確かに普通の銀行強盗モノにしては現金強奪のくだりにケイパームービーがあったなぁと。ハッキリ言って、このオチはスゲー強引かつ現実的には無理だと思いましたが、ある意味、本作で全開だった「ヒート」っぽさもミスディレクションに利用した感があったから、ちょっと蛇足には感じつつも、意外と嫌いじゃなかったです (´∀`) ンモウ! 一応、オチを書くと、ロンドンのパブでドニーが新しい計画を立てるムードで映画は終わってましたよ(実際に本作の続編が予定されているそうな)。


オシェア・ジャクソン・Jr.、ひと癖あるキャラを好演してました。



な〜んて褒めまくっていますけど、本作の原題は「Den of Thieves(泥棒の巣窟)」ということで、客を呼ぶために他のタイトルに変えるとしても、本当は「・アウトロー」なのに「ザ・アウトロー」なんて邦題にしたら、僕のような「この場合って『ザ』でいいんだっけ? (´Д`;) アアン」と悩みがちな人を混乱させるという罪を犯したので、70点という評価。とにかく銃撃戦描写が最高なので、ガンアクションが好きな方は観ておくと良いですぞ。




クリスチャン・グーデガスト監督が脚本を担当したジェラルド・バトラー主演作。僕の感想はこんな感じ



間違いなく本作に多大な影響を与えた作品。僕も好きよ (〃∇〃) ウフフ



2019年2月20日にソフトがリリースされる予定。Amazon.co.jp限定版もあります。






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