アンクル・ドリュー
![]()
原題:Uncle Drew
2018/アメリカ 上映時間103分
監督:チャールズ・ストーン3世
製作:マーティ・ボーウェン、ウィク・ゴッドフリー
製作総指揮:ルイス・アーベッター、アジエル・リバース、マーク・ギルバー、ジョン・フィッシャー、マイケル・フリン、マイク・アプトン、コリン・スミートン、ペリー・ロジャース、ジェフ・ウェクスラー
脚本:ジェイ・ロンジーノ
撮影:クラッシュ
美術:ダグラス・J・ミーアディンク
衣装:ジョネッタ・ブーン
編集:ジェフ・フリーマン、ショーン・バラ
音楽:クリストファー・レナーツ
音楽監修:ステファニー・ディアス=マトス
出演:カイリー・アービング、リル・レル・ハウリー、ティファニー・ハディッシュ、シャキール・オニール、レジー・ミラー、クリス・ウェバー、ネイト・ロビンソン、リサ・レスリー、エリカ・アッシュ、J・B・スムーブ、マイク・エップス、ニック・クロール
パンフレット:★★★★☆(720円/コラムやデザインがいいし、中央に違う紙でルール解説を入れたりする作りも素敵)
(あらすじ)
あるトラウマが原因で選手になる夢を断念し、ストリートバスケチームのコーチをしているダックス(リルレル・ハウリー)は、ライバルチームに主力選手を引き抜かれ途方に暮れていた。ある日ダックスは、かつて伝説の選手だったアンクル・ドリュー(カイリー・アービング)と出会う。二人は老人ばかりのドリームチームを結成し、ストリートバスケの聖地ラッカー・パークで開催される大会に参加しようとする。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※今回の記事は、「俺たちヒップホップ・ゴルファー」
のネタバレに触れているので、気をつけて!
「2018年内に感想がアップできなかった映画シリーズ」の2本目。特に観る予定ではなかったものの、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」での伊藤雄介さんの紹介を聞いたら気になっちゃって。さらには周囲の評判も良かったので、急遽観ることに決定。やっと忙しい案件が終わった12月上旬、新宿シネマカリテで鑑賞してきました(その後、「来る」をハシゴ)。全体的には嫌いじゃないです。
映画館に入ると、素敵なイラストがお出迎え。
![]()
ロビーにはスタンディや記事の切り抜きが展示されてましたよ。
![]()
2番スクリーン、この週で公開終了だったのもあって、結構混んでいた記憶。
![]()
入場者プレゼントとしてシールをもらいました。
![]()
なんて言うんですかね、僕的に“好みの部分”と“合わない部分”がクッキリ分かれた作品でしたよ。まず、“好みの部分”を書くと、劇中のプレー描写が面白かった!ヘ(゚∀゚*)ノ ハッキリ言って、バスケットボールに関しては「スラムダンク」以外はサッパリというか。むしろ「僕は身長が190センチ→バスケットゴールがある場所だと『おい、ダンクしてみろよ! (`∀´)』『お前、デカいくせにできねーのかよ! (`∀´)』と高確率でからかわれがちだった」ということで、あまり好きではなくて(人間の器の狭さを感じる文章)。NBAとか1ミリも興味がないんですが、老人に扮した現役スター選手&元一流プレイヤーたちが華麗にシュートを決めるシーンはそりゃあカッコ良かったし、「老人が舐められる→スーパープレイで度肝を抜く」という展開もなかなか気分が良かった。コメディ要素も結構良くて、オープニングの「アンクル・ドリューの伝説」映像には爆笑したし(サンドイッチを食べながらシュートしたりする!)、普通に面白いスポーツコメディ映画だと思うんですよ、マジで。
本作はこのペプシのCMが好評だったので、映画化したそうな。
ただ、“合わない部分”も結構あった。本作の主人公ダックスは「プロのバスケットボール選手を目指していたものの、ライバルの妨害でミスをして、それがトラウマになっている」というキャラで、クライマックスは「メンバーが負傷→ダックスが試合に出ることに→ライバルをかわしてシュートを決める→トラウマ払拭!ヽ(`Д´)ノ」という展開になるんですが…。ごめんなさい、僕はスポーツモノで「練習してなかった奴がいきなり奇跡を起こす」みたいなオチが嫌いでして。「コートで1人になった時、今でもずっとシュート練習をしていた」といった練習の蓄積描写があるならともかく、なんで何十年も練習していない負け犬キャラが、突然、見事なプレイを披露できるのか? 昔観た「俺たちヒップホップ・ゴルファー」
の「大して練習してない主人公がフェアウェイからの2打目をドライバーで打って230ヤードをカップインさせる」という“ゴルフを舐めきったラスト”よりは全然マシだし、「シュートしなかったら100パーセント失敗だろ」といった名言はグッときたけど、あのオチにはかなりイラッとした…って、伝わりますかね。
それと、作品が予想外に「老人がバスケをすること」に向き合ってなかったから、ビックリしました(一応、倒れる展開はあったけどさぁ)。アンクル・ドリュー1人だけなら「この老人はバスケの仙人なんだな… (`Δ´;)」と飲み込めなくもなかったけど、元チームメイトの4人の老人たちまで当たり前のようにスーパープレイを繰り広げるんだから(1人はずっと車イスだったのに!)、さすがに「この老人たちはなぜそんなプレイができるの?」って思うじゃないですか。CMが元ネタのコメディ作品ということで、僕が考えすぎ&求めすぎなのかもしれませんが(「この老人たちはバスケの仙人なんだな… (`Δ´;)」ってことなんだろうし)、適当かつ雑でいいから「その理屈」を作品内で提示してほしかったなぁと。あと、これは映画の内容とは関係ないんですけど、本作の宣伝のために実施された「ガチでアンクル・ドリューやってみた!」を観てみたら、落合知也選手がスゲー可哀相でしたよ… (ノω・、) カワイソウ
日本とアメリカの技術力の差を痛感いたしました。よくこれをアップしたなぁと思う。
って、文句が多めに見えるかもしれませんが(汗)、とは言え、バスケのシーンがスゲー面白かったので、全体的には嫌いじゃないという着地。僕は本作のフィクション・ラインが合わなかったんですけど、そこが気にならない人ならスムースに楽しめると思うし、パンフによるとバスケに詳しい人ならより楽しめる小ネタが満載みたいなので、観る機会がありましたらどうぞ〜。
デジタル盤のサントラ。国内CD盤
もあります。
![]()
![]()
チャールズ・ストーン3世監督による青春音楽映画。なかなか面白そう。
![]()
![]()
ドン・マイケル・ポール監督による大嫌いなゴルフ映画。僕の感想はこんな感じ。
![]()
![]()

原題:Uncle Drew
2018/アメリカ 上映時間103分
監督:チャールズ・ストーン3世
製作:マーティ・ボーウェン、ウィク・ゴッドフリー
製作総指揮:ルイス・アーベッター、アジエル・リバース、マーク・ギルバー、ジョン・フィッシャー、マイケル・フリン、マイク・アプトン、コリン・スミートン、ペリー・ロジャース、ジェフ・ウェクスラー
脚本:ジェイ・ロンジーノ
撮影:クラッシュ
美術:ダグラス・J・ミーアディンク
衣装:ジョネッタ・ブーン
編集:ジェフ・フリーマン、ショーン・バラ
音楽:クリストファー・レナーツ
音楽監修:ステファニー・ディアス=マトス
出演:カイリー・アービング、リル・レル・ハウリー、ティファニー・ハディッシュ、シャキール・オニール、レジー・ミラー、クリス・ウェバー、ネイト・ロビンソン、リサ・レスリー、エリカ・アッシュ、J・B・スムーブ、マイク・エップス、ニック・クロール
パンフレット:★★★★☆(720円/コラムやデザインがいいし、中央に違う紙でルール解説を入れたりする作りも素敵)
(あらすじ)
あるトラウマが原因で選手になる夢を断念し、ストリートバスケチームのコーチをしているダックス(リルレル・ハウリー)は、ライバルチームに主力選手を引き抜かれ途方に暮れていた。ある日ダックスは、かつて伝説の選手だったアンクル・ドリュー(カイリー・アービング)と出会う。二人は老人ばかりのドリームチームを結成し、ストリートバスケの聖地ラッカー・パークで開催される大会に参加しようとする。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
60点
※今回の記事は、「俺たちヒップホップ・ゴルファー」
「2018年内に感想がアップできなかった映画シリーズ」の2本目。特に観る予定ではなかったものの、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」での伊藤雄介さんの紹介を聞いたら気になっちゃって。さらには周囲の評判も良かったので、急遽観ることに決定。やっと忙しい案件が終わった12月上旬、新宿シネマカリテで鑑賞してきました(その後、「来る」をハシゴ)。全体的には嫌いじゃないです。
映画館に入ると、素敵なイラストがお出迎え。

ロビーにはスタンディや記事の切り抜きが展示されてましたよ。

2番スクリーン、この週で公開終了だったのもあって、結構混んでいた記憶。

入場者プレゼントとしてシールをもらいました。

なんて言うんですかね、僕的に“好みの部分”と“合わない部分”がクッキリ分かれた作品でしたよ。まず、“好みの部分”を書くと、劇中のプレー描写が面白かった!ヘ(゚∀゚*)ノ ハッキリ言って、バスケットボールに関しては「スラムダンク」以外はサッパリというか。むしろ「僕は身長が190センチ→バスケットゴールがある場所だと『おい、ダンクしてみろよ! (`∀´)』『お前、デカいくせにできねーのかよ! (`∀´)』と高確率でからかわれがちだった」ということで、あまり好きではなくて(人間の器の狭さを感じる文章)。NBAとか1ミリも興味がないんですが、老人に扮した現役スター選手&元一流プレイヤーたちが華麗にシュートを決めるシーンはそりゃあカッコ良かったし、「老人が舐められる→スーパープレイで度肝を抜く」という展開もなかなか気分が良かった。コメディ要素も結構良くて、オープニングの「アンクル・ドリューの伝説」映像には爆笑したし(サンドイッチを食べながらシュートしたりする!)、普通に面白いスポーツコメディ映画だと思うんですよ、マジで。
本作はこのペプシのCMが好評だったので、映画化したそうな。
ただ、“合わない部分”も結構あった。本作の主人公ダックスは「プロのバスケットボール選手を目指していたものの、ライバルの妨害でミスをして、それがトラウマになっている」というキャラで、クライマックスは「メンバーが負傷→ダックスが試合に出ることに→ライバルをかわしてシュートを決める→トラウマ払拭!ヽ(`Д´)ノ」という展開になるんですが…。ごめんなさい、僕はスポーツモノで「練習してなかった奴がいきなり奇跡を起こす」みたいなオチが嫌いでして。「コートで1人になった時、今でもずっとシュート練習をしていた」といった練習の蓄積描写があるならともかく、なんで何十年も練習していない負け犬キャラが、突然、見事なプレイを披露できるのか? 昔観た「俺たちヒップホップ・ゴルファー」
それと、作品が予想外に「老人がバスケをすること」に向き合ってなかったから、ビックリしました(一応、倒れる展開はあったけどさぁ)。アンクル・ドリュー1人だけなら「この老人はバスケの仙人なんだな… (`Δ´;)」と飲み込めなくもなかったけど、元チームメイトの4人の老人たちまで当たり前のようにスーパープレイを繰り広げるんだから(1人はずっと車イスだったのに!)、さすがに「この老人たちはなぜそんなプレイができるの?」って思うじゃないですか。CMが元ネタのコメディ作品ということで、僕が考えすぎ&求めすぎなのかもしれませんが(「この老人たちはバスケの仙人なんだな… (`Δ´;)」ってことなんだろうし)、適当かつ雑でいいから「その理屈」を作品内で提示してほしかったなぁと。あと、これは映画の内容とは関係ないんですけど、本作の宣伝のために実施された「ガチでアンクル・ドリューやってみた!」を観てみたら、落合知也選手がスゲー可哀相でしたよ… (ノω・、) カワイソウ
日本とアメリカの技術力の差を痛感いたしました。よくこれをアップしたなぁと思う。
って、文句が多めに見えるかもしれませんが(汗)、とは言え、バスケのシーンがスゲー面白かったので、全体的には嫌いじゃないという着地。僕は本作のフィクション・ラインが合わなかったんですけど、そこが気にならない人ならスムースに楽しめると思うし、パンフによるとバスケに詳しい人ならより楽しめる小ネタが満載みたいなので、観る機会がありましたらどうぞ〜。
デジタル盤のサントラ。国内CD盤
チャールズ・ストーン3世監督による青春音楽映画。なかなか面白そう。
ドン・マイケル・ポール監督による大嫌いなゴルフ映画。僕の感想はこんな感じ。