天国でまた会おう
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原題:Au revoir la-haut
2017/フランス 上映時間117分
監督・脚本:アルベール・デュポンテル
製作:カトリーヌ・ボゾルガン
原作・脚本:ピエール・ルメートル
撮影:バンサン・マチアス
美術:ピエール・クフェレアン
衣装:ミミ・レンピツカ
編集:クリストフ・ピネル
音楽:クリストフ・ジュリアン
出演:ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート、アルベール・デュポンテル、ローラン・ラフィット、ニエル・アレストリュプ、エミリー・ドゥケンヌ、メラニー・ティエリー、エロイーズ・バルステール、フィリップ・ウシャン、アンドレ・マルコン、ミシェル・ビュイエルモーズ、カイヤン・コジャンディ、ジル・ガストン=ドレフュス
パンフレット:★★★(800円/監督と原作翻訳者の平岡敦さんの対談がイイ! 仮面図鑑があったら良かったけど、無理なんでしょうな)
(あらすじ)
第1次世界大戦の終結目前。仏軍のプラデル中尉(ローラン・ラフィット)からの不条理な攻撃命令に従ったエドゥアール(ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート)は、小心者の簿記係・アルベール(アルベール・デュポンテル)の命を助け、顔に重傷を負ってしまう。良家の御曹司で才能あるアーティストであるエドゥアールは家族にも会いたくないと戦死を偽装。そんな彼をアルベールは手伝うことに。戦後、パリに戻った2人は貧しい共同生活をスタートさせる。そんな折、かつて彼らの上官だったプラデルが財を築いていたことを知った2人はある壮大な詐欺計画を企てる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
もうすっかり配信がスタート
している上にソフトも販売中
だったりする作品の感想を今さらながらアッサリ気味に投下しておきますよ。何かの折に予告編を観たらなかなか面白そうだったし、僕もたまに覆面を被ったりするだけに仮面をかぶるキャラには親近感を覚えがちだし、特典も気になったので、前売り券を購入しまして。3月21日(木)、「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」を観てから、TOHOシネマズシャンテで鑑賞いたしました。「まぁ、良い映画じゃないかな (・∀・)」と思ったり。
前売り特典は「オリジナルチケットホルダー」でしたよ。
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スクリーン3、20人ぐらいは入ってた記憶。
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まず、ストーリーを驚くほど雑に書いておくと、映画は1920年のモロッコからスタート。憲兵隊に捕まったアルベールが語り出すと、場面は過去に移りましてね。第一次世界大戦の終結目前、クズ野郎プラデル中尉のせいで生き埋めになったアルベールを助けたことで、画家志望の戦友エドゥアールは顔に重傷を負いまして。良家の御曹司ながらも父マルセルとの折り合いが悪かったエドゥアールは戦争が終わっても帰ることを拒否したので、恩義を感じているアルベールは彼を戦死したことにすると、モルヒネを与えて面倒をみるエブリデイですよ。
で、そんなある日、オリジナルの仮面を装着することでアーティストとしての才能を開花させたエドゥアールが「追悼記念碑を利用した詐欺計画」を思いついて…ってな調子。あーだこーだあって、最終的には、プラデルは悪行がバレた挙げ句に生き埋めになって死亡し、エドゥアールは父親と和解するも飛び降り自殺をしましてね。アルベールは“エドゥアールと心を通わせた少女”ルイーズと恋人ポリーヌの3人で逃走を図って憲兵隊に捕まるも、実は「ずっと話を聞いていた隊長の息子はプラデルに殺されていた!」ということで、無事解放!(o^-')b ヤッタネ! 3人は仲良く国境を目指すのでしたーー。
なんとなく詐欺計画を発表する公式動画を貼っておきますね↓
僕的に好きだったところを書くと、序盤の戦場シーンは迫力がありました(アルベールが土中の馬から空気をもらって生きようとするシーンも斬新)。あと、「BPM ビート・パー・ミニット」
で鮮烈な印象を残したナウエル・ペレーズ・ビスカヤートが演じるエドゥアールは魅力的でしたねぇ…(しみじみ)。彼が被る様々な仮面はセシル・クレッチマーという方が作ったそうですが、ナウエル・ペレーズ・ビスカヤートの優雅な体の動きと仮面の奇妙さが見事にマッチしてましてね。その幻想的な雰囲気は「プラデルの死に様が序盤のアルベールと対になっている(馬も含めて)」とか「ラストに捕まった憲兵隊隊長がプラデルに恨みを持っていた」といった寓話感が漂う物語をより魅力的にしていたような、特にそうでもなかったような… (・ε・) ドッチダヨ その他、彼の相棒となるアルベール役のアルベール・デュポンテル監督はそもそも名優だそうで(パンフを読んでみれば、出演作を何本か観てた)、2人のタッグはとても良かったし、全体的に悪くはない映画だとは思うのです(奥歯に物が挟まったような文章)。
僕の気持ちを代弁する姫川勉を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。
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ただ、正直なところ、「因縁の相手プラデルがエドゥアールの姉と結婚してた」といった“世界の狭さ”はあまり好みではないし、良心の呵責とか親に迷惑を掛けたくないとかあるんでしょうけど「エドゥアールも自殺することはないじゃん (゚⊿゚) ダメナノ?」と思ったし、何よりも僕的に「仮面を被ったキャラは戦闘力 or 陰謀力が高い方が好み」なので(もし肉体的に強くなくても「フッ、罠にかかったな ( ̄ー ̄) ニヤッ」といった風に戦ってほしかった)、なんとなく70点という乱暴な採点基準。何はともあれ、この手のセラヴィ感溢れるフランス映画(雑な偏見)が好きな人はチェックしてみてくださいな。
近々、僕もこの覆面を被ってラジオに出演するのです…という唐突なKO-KU-CHI!m9・∀・) ビシッ
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おしまい。
すでに配信がスタートしていて、ソフトも販売中
なのでした (´∀`) アラアラ
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デジタル盤のサントラ。輸入CD盤もあります。
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日本でもファンが多い作家ピエール・ルメートルによる原作小説。映画とはオチが違うそうな。
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そう言えば観ていたアルベール・デュポンテル監督の主演作。僕の感想はこんな感じ。
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ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート主演作。僕の感想はこんな感じ。
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アルベール・デュポンテル監督のデビュー作。ビデオしか出てないみたいですな。
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原題:Au revoir la-haut
2017/フランス 上映時間117分
監督・脚本:アルベール・デュポンテル
製作:カトリーヌ・ボゾルガン
原作・脚本:ピエール・ルメートル
撮影:バンサン・マチアス
美術:ピエール・クフェレアン
衣装:ミミ・レンピツカ
編集:クリストフ・ピネル
音楽:クリストフ・ジュリアン
出演:ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート、アルベール・デュポンテル、ローラン・ラフィット、ニエル・アレストリュプ、エミリー・ドゥケンヌ、メラニー・ティエリー、エロイーズ・バルステール、フィリップ・ウシャン、アンドレ・マルコン、ミシェル・ビュイエルモーズ、カイヤン・コジャンディ、ジル・ガストン=ドレフュス
パンフレット:★★★(800円/監督と原作翻訳者の平岡敦さんの対談がイイ! 仮面図鑑があったら良かったけど、無理なんでしょうな)
(あらすじ)
第1次世界大戦の終結目前。仏軍のプラデル中尉(ローラン・ラフィット)からの不条理な攻撃命令に従ったエドゥアール(ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート)は、小心者の簿記係・アルベール(アルベール・デュポンテル)の命を助け、顔に重傷を負ってしまう。良家の御曹司で才能あるアーティストであるエドゥアールは家族にも会いたくないと戦死を偽装。そんな彼をアルベールは手伝うことに。戦後、パリに戻った2人は貧しい共同生活をスタートさせる。そんな折、かつて彼らの上官だったプラデルが財を築いていたことを知った2人はある壮大な詐欺計画を企てる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
もうすっかり配信がスタート
前売り特典は「オリジナルチケットホルダー」でしたよ。

スクリーン3、20人ぐらいは入ってた記憶。

まず、ストーリーを驚くほど雑に書いておくと、映画は1920年のモロッコからスタート。憲兵隊に捕まったアルベールが語り出すと、場面は過去に移りましてね。第一次世界大戦の終結目前、クズ野郎プラデル中尉のせいで生き埋めになったアルベールを助けたことで、画家志望の戦友エドゥアールは顔に重傷を負いまして。良家の御曹司ながらも父マルセルとの折り合いが悪かったエドゥアールは戦争が終わっても帰ることを拒否したので、恩義を感じているアルベールは彼を戦死したことにすると、モルヒネを与えて面倒をみるエブリデイですよ。
で、そんなある日、オリジナルの仮面を装着することでアーティストとしての才能を開花させたエドゥアールが「追悼記念碑を利用した詐欺計画」を思いついて…ってな調子。あーだこーだあって、最終的には、プラデルは悪行がバレた挙げ句に生き埋めになって死亡し、エドゥアールは父親と和解するも飛び降り自殺をしましてね。アルベールは“エドゥアールと心を通わせた少女”ルイーズと恋人ポリーヌの3人で逃走を図って憲兵隊に捕まるも、実は「ずっと話を聞いていた隊長の息子はプラデルに殺されていた!」ということで、無事解放!(o^-')b ヤッタネ! 3人は仲良く国境を目指すのでしたーー。
なんとなく詐欺計画を発表する公式動画を貼っておきますね↓
僕的に好きだったところを書くと、序盤の戦場シーンは迫力がありました(アルベールが土中の馬から空気をもらって生きようとするシーンも斬新)。あと、「BPM ビート・パー・ミニット」
僕の気持ちを代弁する姫川勉を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。

ただ、正直なところ、「因縁の相手プラデルがエドゥアールの姉と結婚してた」といった“世界の狭さ”はあまり好みではないし、良心の呵責とか親に迷惑を掛けたくないとかあるんでしょうけど「エドゥアールも自殺することはないじゃん (゚⊿゚) ダメナノ?」と思ったし、何よりも僕的に「仮面を被ったキャラは戦闘力 or 陰謀力が高い方が好み」なので(もし肉体的に強くなくても「フッ、罠にかかったな ( ̄ー ̄) ニヤッ」といった風に戦ってほしかった)、なんとなく70点という乱暴な採点基準。何はともあれ、この手のセラヴィ感溢れるフランス映画(雑な偏見)が好きな人はチェックしてみてくださいな。
近々、僕もこの覆面を被ってラジオに出演するのです…という唐突なKO-KU-CHI!m9・∀・) ビシッ

おしまい。
すでに配信がスタートしていて、ソフトも販売中
デジタル盤のサントラ。輸入CD盤もあります。
日本でもファンが多い作家ピエール・ルメートルによる原作小説。映画とはオチが違うそうな。
そう言えば観ていたアルベール・デュポンテル監督の主演作。僕の感想はこんな感じ。
ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート主演作。僕の感想はこんな感じ。
アルベール・デュポンテル監督のデビュー作。ビデオしか出てないみたいですな。