※今回の記事は、「ポーラー 狙われた暗殺者」、「7月22日」、「フランス特殊部隊GIGN エールフランス8969便ハイジャック事件」のネタバレに触れているので、気をつけて!
すっかり11月最後の日になっちゃいましたが、毎月の恒例として「10月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓
<1本目>
ポーラー 狙われた暗殺者
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(あらすじ)
チリ。引退したばかりの暗殺者(ジョニー・ノックスヴィル)がかつての雇い主ブルート(マット・ルーカス)の手下に殺害されるという事件が発生した。ブルートは暗殺者を雇う際に「50歳で定年退職する際には、退職金及び年金として数百万ドルを支払う」という契約を結んでいた。しかし、ブルートはその数百万ドルを支払うのが惜しくなり、退職後の暗殺者を始末することにしたのである。「暗黒の皇帝(ブラック・カイザー)」というあだ名で知られた凄腕暗殺者、ダンカン(マッツ・ミケルセン)は2週間後に定年を迎えることになっていた。ダンカンは小さな町で穏やかな老後を過ごす心算であったが、かつて自分が手にかけた人間の夢を毎日のように見る有り様で、穏やかな心境で暮らせる状態になかった。ほどなくして、ダンカンは近所に住む内気な女性、カミーユ(ヴァネッサ・ハジェンズ)と親しくなった。ダンカンは万一に備えてカミーユに銃の使い方を教えることにした。そんな折、ダンカンはブルートの命令を受けてベラルーシに向かうことになった。しかし、これはブルートがダンカンを殺すために仕組んだ罠であった。ダンカンは自分の居場所が知られないように最大限の配慮をしていたが、贖罪のつもりで多額の寄付をしたばかりに居場所が割れてしまったのである。その日の夜、ブルートの手下がダンカンを自宅に奇襲したが、ダンカンは何とか皆殺しにすることができた。一息ついたのも束の間、ダンカンはカミーユが組織に誘拐されたことを知った。ダンカンは師と仰ぐポーター(リチャード・ドレイファス)の下に向かったが、ポーターはダンカンを裏切り、彼の身柄をブラットに引き渡した。3日間の拷問の末、ダンカンは左目を失明するに至ったが、何とか脱走することに成功した。ダンカンはかつての恋人、ジャスミン(アイーシャ・イッサ)の下で傷の治療と武器の調達を行った。復讐の鬼と化したダンカンはブルートを殺害し、カミーユを救出することに成功したが、そこで思わぬ真実が明かされることになった。(以上、MovieWalkerより)
予告編はこんな感じ↓
83点
Netflixにアクセスするたびにやたらとオススメされる上に(いわゆるオリジナル作品)、当ブログの読者からも推薦のDMをもらったりしていたので、ずーっと気になってましてね。なかなか観るタイミングが合わなかったものの、10月4日(金)から「ジョン・ウィック パラベラム」が公開されるということで! なんとなく同じような「暗殺者バトルムービー」っぽい本作をそそくさとチェックしてみたんですけど、スゲー面白かったYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ! 主人公の異名が「ブラック・カイザー(暗黒の皇帝)」というだけでハートがギュッとワシ掴みにされちゃうし、何よりも戦闘シーンが超僕好みのお母さん味ごのみ。「ジョン・ウィック」シリーズと比較すると、フィジカルなアクション要素は少なめながらも(とは言え、「ジョン・ウィック」がバカみたいに多すぎなワケですがー)、ケレン味とゴア描写がマシマシであり、これもこれで美味…といった感じなのです (〃∇〃) ウフフ ちなみに撮ったのは「スモール・アパートメント ワケアリ物件の隣人たち」(ドルフ・ラングレンが出てる)のジョナス・アカーランドなんですけど、今まで観た彼の監督作の中でもズバ抜けて面白かったですね〜。
観た人ならわかると思いますが、このシーンはカッコ良すぎて(心が)射精するかと思いました (`Δ´;) アブナカッタ...
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ただ、あえて不満を書くと「年金を払う予定だった組織の元締めがイヤになって、引退した殺し屋たちを殺していく」というストーリーの根本的な部分が「そりゃそうだろうよ (゚⊿゚)」としか思えなくてちょっとバカバカしかったなぁと。それと「カミーユの家族を殺したのはダンカンだった」ということが発覚するシリアスなムードのオチもまたアホっぽい世界観と合っていない感じがして、あまり乗れなかったです(「殺し屋の贖罪」系では「泣く男」の世界観&オチの方が全然好き)。でも、それ以外の部分は最高だったので、一刻も早く続編を作っていただきたい次第 ( ゚д゚) ツクレ!
この2人の心の交流自体は好きだったんですけどね…。
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<2本目>
7月22日
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(あらすじ)
11年7月22日、極右思想を持ったノルウェー人のブレイビク(アンデルシュ・ダニエルセン・リー)が首都オスロの政府庁舎前で爆弾を爆破させて8人を殺害。さらに労働党青年部のサマーキャンプが行われていたウトヤ島で無差別に銃を乱射し、69人の命を奪った。ウトヤ島でブレイビクの凶弾に倒れた少年ビリヤル(ヨナス・ストラン・グラブリ)は、九死に一生を得るが、脳に銃弾の破片が残ったままで、以前のように自由も利かない体になってしまい、苦悶の日々を送る。やがて世間ではブレイビクの裁判が始まり……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
65点
10月中旬頃、「ウトヤ島、7月22日」の感想を書くためにパンフレットを読み返していたら、映画ライターの斉藤博昭さんが、同じ「ノルウェー連続テロ事件」を題材にした本作のことを紹介されていて。Netflixで配信されていたので(というか、オリジナル作品)、ササッと観てみました。「悪い映画じゃないんだけれども… (´・ω・`) ウーン」と思ったり。ちなみに監督は臨場感溢れるリアルな映像表現に定評のあるポール・グリーングラスでございます。一応、乱暴にオチを書いておくと、生き残った被害者の青年はトラウマから立ち直り、加害者は独房生活を送ってます…って感じでしたよ。
ウトヤ島の銃乱射事件そのものをワンカットで描いた「ウトヤ島、7月22日」
と比較するとテロの全体像がよくわかったし(そりゃそーだ)、「事件の後はどうなったのか?」も知れたのは良かったんですけれども。テロが開始30分で終わってしまうと、今ひとつ盛り上がる場面がなくて、退屈に感じる部分が少なくなかった…というのは不謹慎でしょうか (´Д`;) スミマセン 例えば、「ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた」
みたいに「立ち直る被害者の視点」を中心にして、もう少し尺を短くした方が良かったんじゃないかなぁと(本作は144分もある)。いや、スゲー興味深い内容で勉強になったし、観て良かったのは間違いないんですが、なんて言うんですかね、なんとなく「世界まる見え!テレビ特捜部」の再現ドラマを観させられた気分にもなった次第。
あと、弁護士のこの台詞とか、さすがにフィクションが感が強すぎると思ったり (・ε・) ウーン
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<3本目>
フランス特殊部隊GIGN エールフランス8969便ハイジャック事件
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(あらすじ)
1994年12月24日。アルジェリアのアルジェから乗員乗客227名を乗せて、パリのオルリー空港へと向かおうとしていたエールフランス8969便に、大統領警護警察を装った武装イスラム集団(GIA)の4人の男が乗り込んで来た。ヤヒア・アブダラ(エメン・サイディ)を中心にした犯人たちは大量の銃火器とダイナマイトを機内に持ち込み、機長を通じてイスラム救国戦線(FIS)の指導者の釈放を要求。勃発から2時間後、旅客機を取り囲むアルジェリア軍特殊部隊を撤収させ8969便を離陸させるよう要求したが、受け入れられなかったために、機体を爆破させると警告、さらに乗客3名を次々に射殺し、滑走路へ投げ捨てた。フランスとアルジェリア政府による主導権争いの末、マルセイユに移動した8969便へファヴィエ将軍(グレゴリー・デランジェール)率いるフランス特殊部隊GIGN(フランス国家憲兵隊治安介入部隊)が突入する……。(以上、MovieWalkerより)
予告編はこんな感じ↓
70点
10月25日からヒューマントラストシネマ渋谷にてジャン=クロード・ヴァン・ダムの最新主演作「ザ・バウンサー」
が公開されたワケですが、鑑賞後、それを撮ったジュリアン・ルクレルク(ジュリアン・ルクレール表記も)監督の作品を観ておこうと思いまして。ちょうど“「UTAMARU-NEXT」の付き合いで加入したU-NEXT”に本作があったので、観てみました。普通に良かったです (°∀°)b ヨカッタ! なぜか最初はスコット・アドキンスが名を挙げたアクション映画「人質奪還 アラブテロVSアメリカ特殊部隊」と勘違いしていて、すっかり観ていた気分だったんですが(汗)、実際に鑑賞してみれば「エールフランス8969便ハイジャック事件」という実際にあったテロ事件を映像化した作品でしたよ。
いわゆる「アクション映画」ではなく「テロ事件再現映画」といったストレートに真面目な作りでして。ハードな銃撃戦もあるものの、かなりリアルかつ地味で(爽快感はゼロ)、「ザ・バウンサー」
が硬派な造りだったのも納得いたしました。クライマックスに「テロリストを制圧するシーン」がくるので、前出の「7月22日」よりも最後までハラハラしながら観られた…なんて書くのは意地悪でしょうか (ノ∀`) ゴメンネ まぁ、肝心の突入シーンでいちいち「隊員の家族の心配顔」が映るのはイラッとしましたが、恥ずかしながら国家憲兵隊治安介入部隊(GIGN)のことを知らなかったので、彼らの存在を知ることができただけでも観た甲斐がありましたね。一応、オチを書いておくと、民間人が殺されたりもしたけれど、テロリストは全員死亡したし、部隊には死者が出なくて(超ハードな銃撃に遭って重傷は負う)、事件は無事解決したももの、なんとなく不穏なムード(翌年にパリの地下鉄で爆弾テロが起こるし、その後も続くので)を漂わせて終わってましたよ、たぶん。
その他、「ゲーム・オブ・スローンズ」を観まくっちゃったりもしたので、10月中にDVDやら配信やらで観た作品は合計3本。アクション映画が好き&「ニッパーみたいな器具で肉を少しずつそぎ落とされる」といった残酷な拷問描写が大丈夫な人は「ポーラー 狙われた暗殺者」を観ると良いんじゃないかしらん。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。
すっかり11月最後の日になっちゃいましたが、毎月の恒例として「10月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓
<1本目>
ポーラー 狙われた暗殺者

(あらすじ)
チリ。引退したばかりの暗殺者(ジョニー・ノックスヴィル)がかつての雇い主ブルート(マット・ルーカス)の手下に殺害されるという事件が発生した。ブルートは暗殺者を雇う際に「50歳で定年退職する際には、退職金及び年金として数百万ドルを支払う」という契約を結んでいた。しかし、ブルートはその数百万ドルを支払うのが惜しくなり、退職後の暗殺者を始末することにしたのである。「暗黒の皇帝(ブラック・カイザー)」というあだ名で知られた凄腕暗殺者、ダンカン(マッツ・ミケルセン)は2週間後に定年を迎えることになっていた。ダンカンは小さな町で穏やかな老後を過ごす心算であったが、かつて自分が手にかけた人間の夢を毎日のように見る有り様で、穏やかな心境で暮らせる状態になかった。ほどなくして、ダンカンは近所に住む内気な女性、カミーユ(ヴァネッサ・ハジェンズ)と親しくなった。ダンカンは万一に備えてカミーユに銃の使い方を教えることにした。そんな折、ダンカンはブルートの命令を受けてベラルーシに向かうことになった。しかし、これはブルートがダンカンを殺すために仕組んだ罠であった。ダンカンは自分の居場所が知られないように最大限の配慮をしていたが、贖罪のつもりで多額の寄付をしたばかりに居場所が割れてしまったのである。その日の夜、ブルートの手下がダンカンを自宅に奇襲したが、ダンカンは何とか皆殺しにすることができた。一息ついたのも束の間、ダンカンはカミーユが組織に誘拐されたことを知った。ダンカンは師と仰ぐポーター(リチャード・ドレイファス)の下に向かったが、ポーターはダンカンを裏切り、彼の身柄をブラットに引き渡した。3日間の拷問の末、ダンカンは左目を失明するに至ったが、何とか脱走することに成功した。ダンカンはかつての恋人、ジャスミン(アイーシャ・イッサ)の下で傷の治療と武器の調達を行った。復讐の鬼と化したダンカンはブルートを殺害し、カミーユを救出することに成功したが、そこで思わぬ真実が明かされることになった。(以上、MovieWalkerより)
予告編はこんな感じ↓
83点
Netflixにアクセスするたびにやたらとオススメされる上に(いわゆるオリジナル作品)、当ブログの読者からも推薦のDMをもらったりしていたので、ずーっと気になってましてね。なかなか観るタイミングが合わなかったものの、10月4日(金)から「ジョン・ウィック パラベラム」が公開されるということで! なんとなく同じような「暗殺者バトルムービー」っぽい本作をそそくさとチェックしてみたんですけど、スゲー面白かったYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ! 主人公の異名が「ブラック・カイザー(暗黒の皇帝)」というだけでハートがギュッとワシ掴みにされちゃうし、何よりも戦闘シーンが超僕好みのお母さん味ごのみ。「ジョン・ウィック」シリーズと比較すると、フィジカルなアクション要素は少なめながらも(とは言え、「ジョン・ウィック」がバカみたいに多すぎなワケですがー)、ケレン味とゴア描写がマシマシであり、これもこれで美味…といった感じなのです (〃∇〃) ウフフ ちなみに撮ったのは「スモール・アパートメント ワケアリ物件の隣人たち」(ドルフ・ラングレンが出てる)のジョナス・アカーランドなんですけど、今まで観た彼の監督作の中でもズバ抜けて面白かったですね〜。
観た人ならわかると思いますが、このシーンはカッコ良すぎて(心が)射精するかと思いました (`Δ´;) アブナカッタ...

ただ、あえて不満を書くと「年金を払う予定だった組織の元締めがイヤになって、引退した殺し屋たちを殺していく」というストーリーの根本的な部分が「そりゃそうだろうよ (゚⊿゚)」としか思えなくてちょっとバカバカしかったなぁと。それと「カミーユの家族を殺したのはダンカンだった」ということが発覚するシリアスなムードのオチもまたアホっぽい世界観と合っていない感じがして、あまり乗れなかったです(「殺し屋の贖罪」系では「泣く男」の世界観&オチの方が全然好き)。でも、それ以外の部分は最高だったので、一刻も早く続編を作っていただきたい次第 ( ゚д゚) ツクレ!
この2人の心の交流自体は好きだったんですけどね…。

<2本目>
7月22日

(あらすじ)
11年7月22日、極右思想を持ったノルウェー人のブレイビク(アンデルシュ・ダニエルセン・リー)が首都オスロの政府庁舎前で爆弾を爆破させて8人を殺害。さらに労働党青年部のサマーキャンプが行われていたウトヤ島で無差別に銃を乱射し、69人の命を奪った。ウトヤ島でブレイビクの凶弾に倒れた少年ビリヤル(ヨナス・ストラン・グラブリ)は、九死に一生を得るが、脳に銃弾の破片が残ったままで、以前のように自由も利かない体になってしまい、苦悶の日々を送る。やがて世間ではブレイビクの裁判が始まり……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
65点
10月中旬頃、「ウトヤ島、7月22日」の感想を書くためにパンフレットを読み返していたら、映画ライターの斉藤博昭さんが、同じ「ノルウェー連続テロ事件」を題材にした本作のことを紹介されていて。Netflixで配信されていたので(というか、オリジナル作品)、ササッと観てみました。「悪い映画じゃないんだけれども… (´・ω・`) ウーン」と思ったり。ちなみに監督は臨場感溢れるリアルな映像表現に定評のあるポール・グリーングラスでございます。一応、乱暴にオチを書いておくと、生き残った被害者の青年はトラウマから立ち直り、加害者は独房生活を送ってます…って感じでしたよ。
ウトヤ島の銃乱射事件そのものをワンカットで描いた「ウトヤ島、7月22日」
あと、弁護士のこの台詞とか、さすがにフィクションが感が強すぎると思ったり (・ε・) ウーン

<3本目>
フランス特殊部隊GIGN エールフランス8969便ハイジャック事件
(あらすじ)
1994年12月24日。アルジェリアのアルジェから乗員乗客227名を乗せて、パリのオルリー空港へと向かおうとしていたエールフランス8969便に、大統領警護警察を装った武装イスラム集団(GIA)の4人の男が乗り込んで来た。ヤヒア・アブダラ(エメン・サイディ)を中心にした犯人たちは大量の銃火器とダイナマイトを機内に持ち込み、機長を通じてイスラム救国戦線(FIS)の指導者の釈放を要求。勃発から2時間後、旅客機を取り囲むアルジェリア軍特殊部隊を撤収させ8969便を離陸させるよう要求したが、受け入れられなかったために、機体を爆破させると警告、さらに乗客3名を次々に射殺し、滑走路へ投げ捨てた。フランスとアルジェリア政府による主導権争いの末、マルセイユに移動した8969便へファヴィエ将軍(グレゴリー・デランジェール)率いるフランス特殊部隊GIGN(フランス国家憲兵隊治安介入部隊)が突入する……。(以上、MovieWalkerより)
予告編はこんな感じ↓
70点
10月25日からヒューマントラストシネマ渋谷にてジャン=クロード・ヴァン・ダムの最新主演作「ザ・バウンサー」
いわゆる「アクション映画」ではなく「テロ事件再現映画」といったストレートに真面目な作りでして。ハードな銃撃戦もあるものの、かなりリアルかつ地味で(爽快感はゼロ)、「ザ・バウンサー」
その他、「ゲーム・オブ・スローンズ」を観まくっちゃったりもしたので、10月中にDVDやら配信やらで観た作品は合計3本。アクション映画が好き&「ニッパーみたいな器具で肉を少しずつそぎ落とされる」といった残酷な拷問描写が大丈夫な人は「ポーラー 狙われた暗殺者」を観ると良いんじゃないかしらん。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。