キャッツ(吹替版)
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原題:Cats
2019/イギリス、アメリカ 上映時間109分
監督・製作・脚本:トム・フーパー
製作:ティム・ビーバン、エリック・フェルナー、デブラ・ヘイワード
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、アンドリュー・ロイド=ウェバー、アンジェラ・モリソン、ジョー・バーン
原作・原案:T・S・エリオット、アンドリュー・ロイド=ウェバー
脚本:リー・ホール
撮影:クリストファー・ロス
美術:イブ・スチュワート
衣装:パコ・デルガド
出演:フランチェスカ・ヘイワード、ロビー・フェアチャイルド、ジェニファー・ハドソン、ジュディ・デンチ、ジェームズ・コーデン、ローリー・デビッドソン、スティーブン・マックレー、ジェイソン・デルーロ、レベル・ウィルソン、イアン・マッケラン、イドリス・エルバ、テイラー・スウィフト、ダニー・コリンズ、ニーブ・モーガン
声の出演(吹替版):葵わかな、山崎育三郎、高橋あず美、秋山竜次、森崎ウィン、大貫勇輔、大竹しのぶ、山寺宏一、宝田明、浦嶋りんこ、RIRI、宮野真守、沢城みゆき、山路和弘、朴路美
パンフレット:★★☆(880円/蔦谷好位置さんの楽曲解説が良かった)
(あらすじ)
人間に飼いならされることを拒み、逆境の中でもしたたかに生きる個性豊かな「ジェリクルキャッツ」と呼ばれる猫たち。満月が輝くある夜、年に一度開かれる「ジェリクル舞踏会」に参加するため、街の片隅のゴミ捨て場にジェリクルキャッツたちが集まってくる。その日は、新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜であり、猫たちは夜を徹して歌い踊るが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
ΦΦ点
※今回の記事は、映画とは直接関係のない文章がダラッと書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。
本作を観たのは、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったから…というワケではなく(不要な書き出し)。予告編を観た時、“最新技術から生まれた猫人間たち”には違和感を覚えながらも、劇団四季の「キャッツ」が大好きだったので、前売り券を購入済みだったんですけれども。奥さんと娘のマナ子(仮名/8歳)も観たいと言ってきたから、「だったら2月2日の結婚記念日に家族で観に行こう!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」ということになりまして。お義母さんも加えた4人で、2月2日(日)、池袋のグランドシネマサンシャインに足を運んできました。
2番スクリーン、7割ぐらいの入りだったような。
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メープルワッフル的なものを摂取しながら鑑賞。冷たくて甘い!(ストレートな感想)
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「T・S・エリオットによる詩集『キャッツ - ポッサムおじさんの猫とつき合う法』をベースにしたミュージカル」とか「舞台版は国や時期によって登場する猫の数・種類や振付が異なる場合が多い」といった基本情報は各自で調査していただくとして(手抜き)。まず、僕が初めて劇団四季の「キャッツ」を観た時のことを書いておきますよ。奥さんと結婚して3年目になる2008年、それまでの結婚記念日では高めの食事をするだけだったんですけど、もうちょっと何らかのイベントがほしくなりまして。で、なんとなく「観劇するって素敵やん (´∀`=)」と思って、劇団四季の「キャッツ」を奥さんに提案→観ることになりましてね。
劇団四季のミュージカルは母親と一緒に「ガンバの大冒険」と「エルリック・コスモスの239時間」を観た小学生以来だったんですが、完成されたナマ歌&ナマ演奏&踊りに圧倒されまくり。特にラスト、奥田久美子さん演じるグリザベラが歌い上げる名曲「メモリー」の素晴らしさと言ったら!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! 僕はそれまで、お芝居の中の歌を聞いて、その迫力&メッセージ性に感動することなんてなかったから、マジでカルチャーショックだったし、それ以降はほぼ毎年、奥さんと劇団四季のミュージカルを観るようになった…ってな調子でございます(2009年は「ウィキッド」に行って、2011年だけ劇団四季ではなく「KOOZA(クーザ)」を観た)。
2人で初めて観た劇団四季のチケット。ちなみに鑑賞中の奥さんは結構寝てました (´∀`) ンモウ!
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もちろんパンフも買ってあります。
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で、今回観た映画版ですが、それなりに好きでしたヨ (Φ∀Φ) ニャー まぁ、乗れない人がいるのもわかるというか。そもそも舞台版の「キャッツ」は「舞踏会で選ばれた猫が新たな命をもらえるので、いろいろな猫がダンスを踊ってアピールする」ぐらいのストーリーしかなくて。一応、本作は物語を補強するための“映画版のオリジナル展開”が盛り込まれてはいるものの(ヴィクトリアを主人公にしたり、マキャヴィティを悪役として暗躍させたり)、基本的には次から次へと繰り広げられる個性的な猫たちの歌と踊りを楽しむことに重点が置かれているだけに、例えば「レ・ミゼラブル」のようなドラマチックな展開を期待していたら相当厳しいんじゃないかなぁと。あと、オープニングから「ジェリクル、ジェリクル!」なんてT・S・エリオットが作った造語を当たり前のように連呼されても「はぁ?(゚Д゚)」と戸惑う人も少なくないだろうし…。世界観に入れなかったら苦痛度が高い映画な気はします(実際、奥さん&お義母さんは寝落ちしてた (´∀`) ンモウ!)。
「ジェリクルキャッツ」とは「自分の意思で自由気ままに強く生きる猫」的な意味っぽいです、たぶん。
つーか、多くの方が指摘されていることですけど、正直、僕も最初は“猫人間たち”がちょっとキモかった。ほら、ミュージカル版は「人間が演じているけど“猫”ですよ」という“見立て”を共有する感じだからスムースに受け入れられるワケですけど、本作の猫人間たちはCG技術によって生まれた新たなクリーチャーに見える上に、別に性器が見たいワケではありませんが、股間がツルンとしているから、僕が昨年のリアル版「ライオン・キング」を観た時と同じ「リアルなのに生物ではない違和感」が気持ち悪かった…って、伝わるでしょうか(特にイドリス・エルバ演じるマキャヴィティのダンスシーンがキツかった)。
ただ、それ以上にダメージがデカかったのが、ゴキブリ人間! 序盤に始まる「ケーキの上を行進する“人間の顔をした大量のゴキブリたち”をジェニエニドッツ(レベル・ウィルソン)が食べるダンスシーン」は、実写版「進撃の巨人」のように「巨人が人間を食べている」と考えるようにして何とか耐えたものの(「巨人が人間を食べるシーン」は大好きなので)、もちろんゴキブリは大嫌いなのでね、あまりに悪趣味すぎてゲッソリいたしました ('A`) ゲッソリ 大量のゴキブリが飛んで去っていくのも気持ち悪いしさぁ…ゴキブリ出さなくていいじゃんよ…人間に演じさせなくてもいいじゃんよ…。ハッキリ言って、この要素だけで「アウト!(o^-')b」になった人もかなり多いんじゃないかしらん。だからね、酷評する人がいるのも痛いほど実感るのです。
観る前は酷評する人たちに対して、こんなジャック範馬気分だったんですが…(「グラップラー刃牙」より)。
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鑑賞後は痛いほど気持ちが実感ったというね(「範馬刃牙」
より)。
![痛いほど実感る...]()
とはいえ、好きな部分の方が多くてね(微笑)。一応、たまに保護猫カフェに足を運んだり、「キャットファイト特集」をやらせてもらったりする程度の猫好きではあるので、最初はキモかった猫人間たちも、観ているうちに「猫に貴賤ナシ、ですな ( ´_ゝ`) エラソウ」なんて思えるようになってきたという不思議。それに、そりゃあ歌と踊りは素晴らしかったし、猫の大きさに合わせた美術もユニークだったし、吹替もスゲー良かったし…(というか、劇団四季の刷り込みのせいで、本作に関しては字幕版よりも吹替版が観たかった)。
なんとなく「ザ・ラム・タム・タガー」の動画を貼っておきますね↓
そして、何よりも僕はクライマックス、グリザベラが歌う「メモリー」に超感動したというか。要は「ずっと蔑まれていた女性が心情を吐露することで自分の存在価値を認めさせる名場面」であって、なんでしょうね、ミュージカル版を観た時のように、条件反射的に泣いてしまいました。吹替を担当したのは高橋あず美さんなんですが、このラストの歌唱でハートを持っていかれたというか、本当に見事でしたよ… (iДi) イイウタダナー 一応、オチを書いておくと、最後はジュディ・デンチ演じるオールドデュトロノミー(映画版はメスになった)がカメラ目線になって「猫は犬と違う!(ΦДΦし チガウ!」という「にゃんぱく宣言」みたいな歌を歌って、終わってました。
高橋あず美さんが「メモリー」を歌う動画を貼っておきますね↓
ただ、やっぱり本作が珍品であることも間違いないと思うので、無闇にはオススメできないカナー (ΦωΦ`) ニャー で、鑑賞後、家族に話を聞いたら、寝落ちしていた奥さん&お義母さんは「まぁまぁ」ぐらいの評価だったんですけど、娘のマナ子ったら「すごく面白かった!ヘ(゚∀゚*し」と大絶賛! 彼女的にはマジシャンのミストフェリーズがストライクであり(マナ子は魔法使いが好きなので)、もう一度観たいとリクエストしてきたほどだからビックリですよ。ただ、僕的には舞台の方が面白かったし(やっぱり編集やら特殊効果やらが入ると、大きな魅力であるダンスのスゴさが半減する印象)、ごめんなさい、何よりも二度とゴキブリ人間を観たくないので、今年の夏あたりにまた家族で劇団四季の「キャッツ」を観に行く予定です…って、こういう人、結構多そうですな。
娘にこの絵本
を読ませてたのが良かったのかな。映画版はキャラが違うんですけどね。
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しかし、映画版についてはこの愚地独歩気分なのでした(「グラップラー刃牙」より)。
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おしまい (ΦωΦ) ニャー
デジタル盤のサントラ。国内CD盤
や輸入CD盤もあります。
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トム・フーパー監督によるミュージカル映画。僕の感想はこんな感じ。
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トム・フーパー監督の前作。僕の感想はこんな感じ。
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海外のミュージカル版。観てみようかな。
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T・S・エリオットによる詩集。買おうかな。
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原題:Cats
2019/イギリス、アメリカ 上映時間109分
監督・製作・脚本:トム・フーパー
製作:ティム・ビーバン、エリック・フェルナー、デブラ・ヘイワード
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、アンドリュー・ロイド=ウェバー、アンジェラ・モリソン、ジョー・バーン
原作・原案:T・S・エリオット、アンドリュー・ロイド=ウェバー
脚本:リー・ホール
撮影:クリストファー・ロス
美術:イブ・スチュワート
衣装:パコ・デルガド
出演:フランチェスカ・ヘイワード、ロビー・フェアチャイルド、ジェニファー・ハドソン、ジュディ・デンチ、ジェームズ・コーデン、ローリー・デビッドソン、スティーブン・マックレー、ジェイソン・デルーロ、レベル・ウィルソン、イアン・マッケラン、イドリス・エルバ、テイラー・スウィフト、ダニー・コリンズ、ニーブ・モーガン
声の出演(吹替版):葵わかな、山崎育三郎、高橋あず美、秋山竜次、森崎ウィン、大貫勇輔、大竹しのぶ、山寺宏一、宝田明、浦嶋りんこ、RIRI、宮野真守、沢城みゆき、山路和弘、朴路美
パンフレット:★★☆(880円/蔦谷好位置さんの楽曲解説が良かった)
(あらすじ)
人間に飼いならされることを拒み、逆境の中でもしたたかに生きる個性豊かな「ジェリクルキャッツ」と呼ばれる猫たち。満月が輝くある夜、年に一度開かれる「ジェリクル舞踏会」に参加するため、街の片隅のゴミ捨て場にジェリクルキャッツたちが集まってくる。その日は、新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜であり、猫たちは夜を徹して歌い踊るが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
ΦΦ点
※今回の記事は、映画とは直接関係のない文章がダラッと書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。
本作を観たのは、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったから…というワケではなく(不要な書き出し)。予告編を観た時、“最新技術から生まれた猫人間たち”には違和感を覚えながらも、劇団四季の「キャッツ」が大好きだったので、前売り券を購入済みだったんですけれども。奥さんと娘のマナ子(仮名/8歳)も観たいと言ってきたから、「だったら2月2日の結婚記念日に家族で観に行こう!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」ということになりまして。お義母さんも加えた4人で、2月2日(日)、池袋のグランドシネマサンシャインに足を運んできました。
2番スクリーン、7割ぐらいの入りだったような。

メープルワッフル的なものを摂取しながら鑑賞。冷たくて甘い!(ストレートな感想)

「T・S・エリオットによる詩集『キャッツ - ポッサムおじさんの猫とつき合う法』をベースにしたミュージカル」とか「舞台版は国や時期によって登場する猫の数・種類や振付が異なる場合が多い」といった基本情報は各自で調査していただくとして(手抜き)。まず、僕が初めて劇団四季の「キャッツ」を観た時のことを書いておきますよ。奥さんと結婚して3年目になる2008年、それまでの結婚記念日では高めの食事をするだけだったんですけど、もうちょっと何らかのイベントがほしくなりまして。で、なんとなく「観劇するって素敵やん (´∀`=)」と思って、劇団四季の「キャッツ」を奥さんに提案→観ることになりましてね。
劇団四季のミュージカルは母親と一緒に「ガンバの大冒険」と「エルリック・コスモスの239時間」を観た小学生以来だったんですが、完成されたナマ歌&ナマ演奏&踊りに圧倒されまくり。特にラスト、奥田久美子さん演じるグリザベラが歌い上げる名曲「メモリー」の素晴らしさと言ったら!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! 僕はそれまで、お芝居の中の歌を聞いて、その迫力&メッセージ性に感動することなんてなかったから、マジでカルチャーショックだったし、それ以降はほぼ毎年、奥さんと劇団四季のミュージカルを観るようになった…ってな調子でございます(2009年は「ウィキッド」に行って、2011年だけ劇団四季ではなく「KOOZA(クーザ)」を観た)。
2人で初めて観た劇団四季のチケット。ちなみに鑑賞中の奥さんは結構寝てました (´∀`) ンモウ!

もちろんパンフも買ってあります。

で、今回観た映画版ですが、それなりに好きでしたヨ (Φ∀Φ) ニャー まぁ、乗れない人がいるのもわかるというか。そもそも舞台版の「キャッツ」は「舞踏会で選ばれた猫が新たな命をもらえるので、いろいろな猫がダンスを踊ってアピールする」ぐらいのストーリーしかなくて。一応、本作は物語を補強するための“映画版のオリジナル展開”が盛り込まれてはいるものの(ヴィクトリアを主人公にしたり、マキャヴィティを悪役として暗躍させたり)、基本的には次から次へと繰り広げられる個性的な猫たちの歌と踊りを楽しむことに重点が置かれているだけに、例えば「レ・ミゼラブル」のようなドラマチックな展開を期待していたら相当厳しいんじゃないかなぁと。あと、オープニングから「ジェリクル、ジェリクル!」なんてT・S・エリオットが作った造語を当たり前のように連呼されても「はぁ?(゚Д゚)」と戸惑う人も少なくないだろうし…。世界観に入れなかったら苦痛度が高い映画な気はします(実際、奥さん&お義母さんは寝落ちしてた (´∀`) ンモウ!)。
「ジェリクルキャッツ」とは「自分の意思で自由気ままに強く生きる猫」的な意味っぽいです、たぶん。
つーか、多くの方が指摘されていることですけど、正直、僕も最初は“猫人間たち”がちょっとキモかった。ほら、ミュージカル版は「人間が演じているけど“猫”ですよ」という“見立て”を共有する感じだからスムースに受け入れられるワケですけど、本作の猫人間たちはCG技術によって生まれた新たなクリーチャーに見える上に、別に性器が見たいワケではありませんが、股間がツルンとしているから、僕が昨年のリアル版「ライオン・キング」を観た時と同じ「リアルなのに生物ではない違和感」が気持ち悪かった…って、伝わるでしょうか(特にイドリス・エルバ演じるマキャヴィティのダンスシーンがキツかった)。
ただ、それ以上にダメージがデカかったのが、ゴキブリ人間! 序盤に始まる「ケーキの上を行進する“人間の顔をした大量のゴキブリたち”をジェニエニドッツ(レベル・ウィルソン)が食べるダンスシーン」は、実写版「進撃の巨人」のように「巨人が人間を食べている」と考えるようにして何とか耐えたものの(「巨人が人間を食べるシーン」は大好きなので)、もちろんゴキブリは大嫌いなのでね、あまりに悪趣味すぎてゲッソリいたしました ('A`) ゲッソリ 大量のゴキブリが飛んで去っていくのも気持ち悪いしさぁ…ゴキブリ出さなくていいじゃんよ…人間に演じさせなくてもいいじゃんよ…。ハッキリ言って、この要素だけで「アウト!(o^-')b」になった人もかなり多いんじゃないかしらん。だからね、酷評する人がいるのも痛いほど実感るのです。
観る前は酷評する人たちに対して、こんなジャック範馬気分だったんですが…(「グラップラー刃牙」より)。

鑑賞後は痛いほど気持ちが実感ったというね(「範馬刃牙」

とはいえ、好きな部分の方が多くてね(微笑)。一応、たまに保護猫カフェに足を運んだり、「キャットファイト特集」をやらせてもらったりする程度の猫好きではあるので、最初はキモかった猫人間たちも、観ているうちに「猫に貴賤ナシ、ですな ( ´_ゝ`) エラソウ」なんて思えるようになってきたという不思議。それに、そりゃあ歌と踊りは素晴らしかったし、猫の大きさに合わせた美術もユニークだったし、吹替もスゲー良かったし…(というか、劇団四季の刷り込みのせいで、本作に関しては字幕版よりも吹替版が観たかった)。
なんとなく「ザ・ラム・タム・タガー」の動画を貼っておきますね↓
そして、何よりも僕はクライマックス、グリザベラが歌う「メモリー」に超感動したというか。要は「ずっと蔑まれていた女性が心情を吐露することで自分の存在価値を認めさせる名場面」であって、なんでしょうね、ミュージカル版を観た時のように、条件反射的に泣いてしまいました。吹替を担当したのは高橋あず美さんなんですが、このラストの歌唱でハートを持っていかれたというか、本当に見事でしたよ… (iДi) イイウタダナー 一応、オチを書いておくと、最後はジュディ・デンチ演じるオールドデュトロノミー(映画版はメスになった)がカメラ目線になって「猫は犬と違う!(ΦДΦし チガウ!」という「にゃんぱく宣言」みたいな歌を歌って、終わってました。
高橋あず美さんが「メモリー」を歌う動画を貼っておきますね↓
ただ、やっぱり本作が珍品であることも間違いないと思うので、無闇にはオススメできないカナー (ΦωΦ`) ニャー で、鑑賞後、家族に話を聞いたら、寝落ちしていた奥さん&お義母さんは「まぁまぁ」ぐらいの評価だったんですけど、娘のマナ子ったら「すごく面白かった!ヘ(゚∀゚*し」と大絶賛! 彼女的にはマジシャンのミストフェリーズがストライクであり(マナ子は魔法使いが好きなので)、もう一度観たいとリクエストしてきたほどだからビックリですよ。ただ、僕的には舞台の方が面白かったし(やっぱり編集やら特殊効果やらが入ると、大きな魅力であるダンスのスゴさが半減する印象)、ごめんなさい、何よりも二度とゴキブリ人間を観たくないので、今年の夏あたりにまた家族で劇団四季の「キャッツ」を観に行く予定です…って、こういう人、結構多そうですな。
娘にこの絵本

しかし、映画版についてはこの愚地独歩気分なのでした(「グラップラー刃牙」より)。

おしまい (ΦωΦ) ニャー
デジタル盤のサントラ。国内CD盤
トム・フーパー監督によるミュージカル映画。僕の感想はこんな感じ。
トム・フーパー監督の前作。僕の感想はこんな感じ。
海外のミュージカル版。観てみようかな。
T・S・エリオットによる詩集。買おうかな。