エンド・オブ・ホワイトハウス
原題:Olympus Has Fallen
2013/アメリカ 上映時間120分
監督・製作:アントワン・フークア
製作:ジェラルド・バトラー、アラン・シーゲル、ダニー・ラーナー、エド・カゼル3世
製作総指揮:アビ・ラーナー、ジョン・トンプソン、トレバー・ショート、ボアズ・デビッドソン
脚本:クレイトン・ローゼンバーガー、ケイトリン・ベネディクト
撮影:コンラッド・W・ホール
美術:デレク・ヒル
衣装:ダグ・ホール
編集:ジョン・ルフーア
音楽:トレバー・モリス
出演:ジェラルド・バトラー、モーガン・フリーマン、アーロン・エッカート、アンジェラ・バセット、メリッサ・レオ、ディラン・マクダーモット、アシュレイ・ジャッド、リック・ユーン、ロバート・フォースター、ラダ・ミッチェル、コール・ハウザー、フィンリー・ジェイコブセン
パンフレット:★★★★(700円/読み物や解説記事が充実してて、非常に良い出来!)
(あらすじ)
アメリカ独立記念日の翌日となる7月5日、綿密に練られたテロ計画によりホワイトハウスが襲撃、占拠される前代未聞の事態が発生。大統領を人質にとったアジア人テロリストは、日本海域からの米軍第7艦隊の撤収と核爆弾作動コードを要求する。誰もが手をこまねくなか、かつて大統領専属のシークレットサービスとして活躍していたマイケル(ジェラルド・バトラー)が、難攻不落の要塞と化したホワイトハウスへの潜入に成功。大統領救出に向けて動き出すが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
「G.I.ジョー バック2リベンジ」ではテロ組織「コブラ」が占拠したり、8月にはチャニング・テイタム主演の似たような作品が公開予定だったりと、最近はホワイトハウスを襲う映画がブームっぽいので、チェックしておこうと思いまして。レイトショー割引を利用して、品川プリンスシネマで観て来ました。そんなに悪くはないんじゃないかな (・∀・) スキヨ ちなみに「北朝鮮がアメリカを襲撃!」的な内容かと思ってたら、実際は「北朝鮮系のテロリストの仕業(国は関与してないっぽい)」って感じでしたよ。
なんとなく劇場入口の画像を貼っておきますよね。
まぁ、観た人の多くが間違いなく連想すると思いますが、“「ダイ・ハード」のホワイトハウス版”ですよね。例えば「バカな上官が無理な作戦を実行する→テロリストにやられてしまいそうになる→主人公が身を挺してそれを防ぐ→危機をダイブして避ける」と、モロに似てるシーンがあったりして。良く言えば“安心して観られるクオリティ”であり、悪く言えば“どこかで観たような場面や展開が多い映画”って印象でした。
監督の思惑通りなんでしょうけど、ロバート・フォスター演じるクレッグ将軍の無能さには、非常にイライラさせられました。
ホワイトハウスの屋上の展開、「ダイ・ハード」のこの場面とスゲー似てましたよ。
ただ、当然ながら、主人公の戦闘力が高くて意外と苦戦しなかったり、テロリストたちの目的が“米国の破壊”と超大規模だったり、主人公に対して敵が人質を有効活用しなかったりと、違うところもそれなりにあって。僕的にスゲー良かったのは、序盤のテロリストたちがホワイトハウスを占拠する13分の襲撃シーン! 攻防の描写が思いのほかハードで、非常に面白かったです。ここだけでも観る価値はあるんじゃないかしらん。
主人公のマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)があまり苦戦しないあたりは、「沈黙の戦艦」っぽいかも。
マイクの奧さん(ラダ・ミッチェル)が人質に取られたりするのかと思ったら、まったくそんなことなかったです。
序盤の輸送機による大量虐殺シーンは、かなり迫力がありました。
一応、動画があったので貼っておきますよ。テロリストったら、自爆までするというね。
でね、僕が何よりもうれしかったのが、敵の国際テロリスト・カンを演じたのが、「ジェット!!」のリック・ユーンだったこと! 「国際指名手配されているくせに韓国の大統領のSPに潜り込んでた」って設定はマジでどうかと思いつつも(この映画の韓国は無能に描かれていて少し可哀相…)、とにかくクールに悪くてカッコ良くて… (´Д`;) ハァハァ 最後はマイクとの一騎討ちの末、飛びつき腕十字から刺殺されてましたけど、そのバトルも結構見応えがあって良かったです。韓国系の俳優の割には半裸にならなかったのが残念でしたが(勝手すぎる偏見)、日本では8月公開の話題作「アイアン・フィスト」にも出演しているみたいだし、今後の活躍に期待したいですな~ (´∀`) ガンバッテ!
テコンドーの達人であるリック・ユーン。「ジェット!!」の監督曰く、“武術に長けたオーソン・ウェルズ”なんだとか (・ε・) ホントカヨ
その他、マイクがアーロン・エッカート演じる大統領とボクシングをするところから始まるオープニングが素敵だっただけに、すっかり「いざという時に大統領がボクシングの技術で戦う」と思い込んでいたので、そういうシーンが一切なかったのは残念だったり…。あと、マイクは「大統領夫人を救えなかった過去」を抱えている設定なんですけど、そんなに上手く機能してなかった気がします。一応、オチを書いておくと、マイクはテロリストを退治して、アメリカの核兵器をすべて爆発させることができるケルベロスを停止させまして。SPに復帰すると、大統領の演説の後、和解の握手をしたりして、映画は終わってました。
超危険な装置をギリギリで止めるというベタなシーンを貼っておきますね。
ということで、雑な感想を書いてみましたが、テレビで放送されたら確実に盛り上がるというか、なかなか愉快な映画でしたよ (・∀・) スキヨ 非常に既視感が強いので、熱心にはオススメしませんけど、序盤のホワイトハウス襲撃シーンはかなりスゴいし、もしかしたらこれから“ホワイトハウスを襲う映画ブーム”が本格化する可能性が高いような気がしないでもないと思わないでもないので、気になっている人は観てみればいいさ!ヘ(゚∀゚*)ノ アバヨ!
アントワーン・フークア監督×デンゼル・ワシントン主演作。スゲー良い映画だと思います。
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ジョン・マクティアナン監督作。もし未見の人がいたら、とりあえずは観ておくべき作品。
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ピーター・ハイアムズ監督による、ジャン=クロード・ヴァン・ダム版「ダイ・ハード」。悪くはないですぞ。
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ジェシー・V・ジョンソン監督×リック・ユーン主演作。決してオススメはできないけど、嫌いじゃないです。
ジェット!! [DVD]
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