2020/日本 上映時間117分
声の出演:花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、日野聡、平川大輔、石田彰、小山力也、豊口めぐみ、榎木淳弥
(あらすじ)
大正時代の日本。鬼に家族を皆殺しにされ、生き残った妹の禰豆子も鬼に変貌してしまった炭治郎は、妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、鬼狩りの道を進む決意をする。蝶屋敷での修業を終えた炭治郎たちは、短期間のうちに40人以上もの人が行方不明になっているという無限列車に到着する。炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助は、鬼殺隊最強の剣士の1人、煉獄杏寿郎と合流し、無限列車の中で鬼と立ち向かう。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
90点
すみません、あまり映画本編とは関係のない文章をダラッと垂れ流しますね。「鬼滅の刃」については、連載時からTwitterで相互フォローしている人がよく話題にしていたものの、以前は勝手に「おにめつのは」だと思っていた程度には情報弱者でしてね(微笑)。まぁ、評判も良いし「23巻で完結した」というのは読みやすそうだし、「単行本が全部出たら読もうかな (・∀・)」な〜んて思っていたら! 娘のマナ子(仮名/9歳)が「クラスで話題に入れないからアニメを観たい… (´・ω・`し」「でも、鬼の話は怖い… (´・ω・`し」なんてことをお義母さんに発言→奥さん経由で知ったので、娘と一緒にNETFLIXでアニメを観たのが9月のお話。
NETFLIX、入ってて良かったぜ…。海外向けタイトルは「Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba」なのね。
アニメについては、久しぶりにこの手の「ジャンプ漫画っぽいバトルモノ」を観て超満足しつつも、予想以上にハード&残酷だったのでビックリ。「これを小学三年生ほぼ全員が観ているのか… (`Δ´;) ヌゥ」と冷や汗を流しつつも、僕や奥さんと一緒に観ている分には大丈夫そうだし(怖いシーンは目を閉じてる)、よくよく考えれば僕も小学生低学年までには「ウルトラマンレオ」の通り魔ツルク星人による人体真っ二つを観たり、漫画版「デビルマン」とか読んでたりしたし、まぁ…親がケアすればいいのかな… (´∀`;) ハハハ もうね、マナ子ったら10月公開の劇場版も当然ながら観る気マンマンであり、いそいそと前売り券を購入いたしました。
昔の方が茶の間にゴア描写が普通に垂れ流されてましたよね…というツルク星人。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
とは言え、娘には習い事やら友だちとの約束やらがあったため、公開直後は観に行けず、11月3日(火・祝)に家族で観に行こう…な〜んて思っていたら! 愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」で今週の「ムービーウォッチメン」の課題映画になったので、とりあえず10月26日(月)、TOHOシネマズ新宿にて、シネマイレージ会員割引を利用して観てきました(その後、「ある画家の数奇な運命」をハシゴ)。煉獄さんは負けてなかったYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン!
スクリーン1、平日15時からの回だというのに、8割ぐらい埋まってました。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
鑑賞後、単行本をkindleで購入。とりあえず8巻まで読みましたよ。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
まぁ、すでに国民的大ヒット状態になっている本作のストーリーについて、今さら書くことなんてないワケですが(苦笑)、一応、ザッと適当に書いておきますと。人を食う鬼を退治する組織「鬼殺隊」所属の竈門炭治郎と、その妹で鬼の禰豆子、我妻善逸、嘴平伊之助、そして最上級隊士“柱”の一人である煉獄杏寿郎さんが、短期間のうちに40人以上もの人が行方不明になっている列車「無限列車」に乗り込みまして。十二鬼月の「下弦の壱」の鬼・魘夢の術にハマッて眠らされたりしたんですが、あーだこーだあって術を破ると、機関車と一体化した魘夢を征伐! めでたしめでたしと思いきや、今度はなんと「上弦の参」の猗窩座がやって来てしまって、煉獄さんとのタイマンが勃発。最終的には猗窩座が煉獄さんの腹を拳で貫くも、日光を怖れて、這々の体で逃げ出しまして。死んでしまったものの、乗客も隊士も死んでない→全員守り切ったので、煉獄さんは負けてないどころかむしろ勝利をゲットしてたし、「心を燃やせ」という最期の言葉によって、炭治郎たちも観客たちも、みんなの心にハーツ・オン・ファイヤーなのでしたーー (ノω・、) レンゴクサン...
ということで、「ロッキー4」の名曲「ハーツ・オン・ファイヤー」を貼っておきますね↓
正直なところ、良くも悪くも「少年向け週刊漫画誌で連載されていたバトル漫画」という部分が強いので、「なんであんな若い子たちが命をかけてー (゚⊿゚)」とか「鬼、質量やら何やらを無視しすぎでは?」とか言い出したらキリがない話だとは思いますよ、そりゃあ。でも、僕が小学生の頃から現在でも愛読している「北斗の拳」なんておかしなところまみれだし(例えば、そもそもケンシロウが人を殺しすぎですよね…そこがいいのだけれども)、昔よりはバランスがとられている印象。僕的には、主人公たちが努力して技術を体得して戦うタイプの話は好みだし、炭治郎の純粋な性格も可愛いし、他のキャラもまた良い感じだった…ということで。アニメ版はスゲー楽しく観られたし、その続きである本作もまたスゲー面白かったです (o^-')b ヨカッタ!
まだアニメを観る前、映画館で予告編を観た時は「いかにも“ジャンプ漫画のオリジナルストーリー映画”って感じだな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」と思っていたら、なんと単行本7巻と8巻の話の映画化作品だった本作。一応、映画を観た後に8巻まで読んだんですが、原作漫画自体の面白さに感心したのはもちろんのこと、あらためてテレビ版&映画版アニメのスゴさも確認したというか。もうね、アクション演出が素晴らしいのひと言。漫画では結構シンプルに描かれているシーンを何倍も魅力的に増幅して見せていて、主人公たちが繰り出す技の数々が超カッコイイんですよ。その最たるものが、テレビ版ではヒノカミ神楽を初発動させるシーンであり、映画版では煉獄さんが“炎の呼吸”の技によって無限列車内を一瞬で斬りながら疾走するシーン。漫画では実にシンプルだった場面がド迫力の見せ場になっているのです… (´Д`;) ハァハァ ハッキリ言って、昔のアニメの戦闘シーンって、どの作品とは書きませんが、バンク感が半端なかったりしたワケでさぁ…(遠い目)。本作のアクションはとにかくカッコ良くて、それだけでも「良いものを観た ( ´_ゝ`)」という確かな満足がありましたね〜。
原作漫画のこのシーンが…(「鬼滅の刃」第7巻より)。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
こんなド派手な見せ場になるのだから、アニメってスゴいですな(小並感)。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
そして、何よりもグッときたのが煉獄さんですよ (〃∇〃) ウフフ 「北斗の拳」で例えるならレイとかジュウザとか、もともと「使命のために命を捨てる系キャラ」が大好物なワケですけど、煉獄さんったら本当に僕好みの男でしてね…(若干、誤解を招きそうな文章)。なんて言うんですかね、嫌な文章を書くと、所詮はこの劇場版でいきなり活躍するキャラじゃないですか。でも、魘夢に見せられた夢の中で彼のバックボーンが丁寧に紹介されるし(弟想い!)、ところどころの快男児振りも愉快だし(超強いし!)、さらに何よりも僕は「心の火を燃やす」という言葉が大好きなので(僕はライムスターの「サイレント・ナイト」が世界一好きな曲なんですが、それは「胸の奥でまた火種を静かに燃やしている」という歌詞による部分が大きい)、もうストライクとしか言いようがなくて。終盤、煉獄さんのタイマンから死ぬところまでは、ずっと泣いてましたねぇ… ( ;Д;) レンゴクサン...
現時点で「鬼滅の刃」で一番好きなのは煉獄さんでございます。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
エンドクレジットで流れるLiSAさんの「炎」の歌詞がまた煉獄さんを弔うようで、素晴らしかったですねぇ…。
あと、ラストバトルで、あれほど強かった猗窩座が太陽に怯えて逃げる展開は「本当の強さとは“心の強さ”」ということを描いていて、見事だと思いました。それと、炭治郎を刺した車掌も事情があるとは思いますが、マジでムカついていたので、足を切断するハメになったのは超スッキりす (°∀°)b スッキリ! 吾峠呼世晴先生、素晴らしいバランスだなぁと感心しましたよ。一応、不満を書いておくと、若干、説明台詞が多いなぁと。能力バトル系漫画で長くなりがちな説明台詞やモノローグって、漫画という媒体ではパッとすべてが視覚に入ってくるからそれほど違和感を感じないけど、音声にするとちょっとキツい部分がありますよね…(まぁ、それでも本作はアニメ化に際して削っている部分もあるワケですがー)。その他、「鬼が汽車と一体化するのってどうなのかな…」と思ったのと、3000円もする豪華版パンフのドラマCDがあまりピンとこなかったことぐらいですカネー (・ε・) ウーン
ドラマCD、あまり好みではなかったというか、僕はやっぱりビジュアルがないとダメみたいです。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
そんなワケで、スゲー面白かったし、煉獄さんは負けてなかったです!(`・ω・´) マケテナイ! なんかね、僕も「心の火」を燃やしながら頑張ろうと思いました(47歳の文章)。まぁ、話の途中の映画化作品ではありますが、とは言え、意外とシンプルかつ王道なバトルムービーなのでね、漫画を未読&アニメを未見の人でも結構楽しめるんじゃないかしらん。僕的には妻子と劇場へもう一度観に行くのが超楽しみだし、その時は何とか泣かないようにしたいと思います。おしまい (ノω・、) レンゴクサン...