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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(字幕版)(ネタバレ)

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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(字幕版)

 
 
原題:Indiana Jones and the Dial of Destiny
2023/アメリカ 上映時間154分

監督・脚本:ジェームズ・マンゴールド

製作:キャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャル、サイモン・エマニュエル

製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス

脚本:ジェズ・バターワース、ジョン=ヘンリー・バターワース、デビッド・コープ

撮影:フェドン・パパマイケル

美術:アダム・ストックハウゼン

衣装:ジョアンナ・ジョンストン

編集:マイケル・マカスカー、アンドリュー・バックランド、ダーク・ウェスターベルト

音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演:ハリソン・フォード、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、アントニオ・バンデラス、ジョン・リス=デイビス、トビー・ジョーンズ、ボイド・ホルブルック、イーサン・イシドール、マッツ・ミケルセン、シャウネット・レネー・ウィルソン、オリビエ・リヒタース

パンフレット:★★☆(880円/いろいろと制約があったのかな…と思わせる作り。とはいえ、記念にどうぞ)

(あらすじ)
考古学者で冒険家のインディ・ジョーンズの前にヘレナという女性が現れ、インディが若き日に発見した伝説の秘宝「運命のダイヤル」の話を持ち掛ける。それは人類の歴史を変える力を持つとされる究極の秘宝であり、その「運命のダイヤル」を巡ってインディは、因縁の宿敵である元ナチスの科学者フォラーを相手に、全世界を股にかけた争奪戦を繰り広げることとなる。(以上、映画.comより)


予告編はこんな感じ↓

 

 

 

65点

 

 

※今回の記事は、本作が好きな方は不快になる恐れがあるので、気をつけて!

※今回の記事は、本作の内容とは関係のない駄文がダラダラと垂れ流されているので、そういうのが苦手な人は気をつけて!

 

ううむ、最近はめっきり更新頻度が低くなっている当ブログですが(汗)、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題映画になったということで。とりあえずササっと感想を書き残しておきますね。

 

 

超タメになるので、当ブログを読むような方は要チェックだッ!

 

 

いわゆる「インディ・ジョーンズ」シリーズについては、そこそこの思い入れというか。たぶん私と同世代(1972年生まれ前後)だと、「テレビの洋画劇場でよく観ますた (・∀・)」という方が多いんじゃないかと。そりゃあ私も3作目まではDVDを買うぐらいに好きなシリーズではありますが、子どもの頃は「筋量が多め」かつ「素手の戦闘力が高い人」を愛していたため、決して「一番好き」という感じではなかった…ということは書いておきましょう(偉そうに)。なんて言うんでしょうか、『ロマンシング・ストーン』よりは全然面白いな」ぐらいのテンションというか。いや、普通に好きではあるんですけど、要は「インディにLOVEずっきゅん!m9`Д´) ズキュウウウン」というほどではない…って、伝わりますかね。

 

 

映画にはまったく関係ありませんが、相対性理論の「LOVEずっきゅん」を貼っておきますね↓

 

 

 

ザックリ書くと、一番好きなのは2作目「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」で、次に好きなのが1作目「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」。ただ、恥ずかしながら両方ともテレビでしか観てなくて、劇場に足を運んだのは3作目「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」が初めてでして。確か高校生の頃、友だちと相鉄ムービルで観たような記憶。で、2008年になってから公開された4作目「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」については、3作目までほどの面白さは感じなくて。その後、なんとなく「インディ・ジョーンズ」を思い出す時は、基本的に「2作目のシーンばかり」であり、ジョン・ウィリアムズの有名なテーマに「私はぁ~インディ・ジョーンズ~♪ (`∀´ )」なんて雑な歌詞を付けて歌う…という、恥の多い生涯を送って来ました。

 

 

ジョン・ウィリアムズの超有名なテーマを貼っておきますね↓

 

 

 

そして今回の5作目ですよ。最初はあまり期待してなかったんですが、今年のアカデミー賞作品賞を「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」がゲットした時に「ハリソン・フォードとキー・ホイ・クァンが再会のハグをした」なんてニュースを観ると、ちょっと気持ちが盛り上がっちゃうのが人情じゃないですか。監督はスピルバーグじゃなくてジェームズ・マンゴールドになっちゃったけど、満を持して作るんだから勝算はあるんだろうし、悪役がマッツ・ミケルセンなのも良い感じ。そんなわけで、公開翌日の7月1日(土)の夜、そっと家を出る姿を娘(11歳)に見つかってしまい、「パパは映画と家族、どっちが大事なの!? 川 ゚д゚)」と問い詰められながらも、T・ジョイ SEIBU 大泉にて、ファーストデー割引を利用して1300円で鑑賞してきました。物足りないけど、観て良かったですヨ (o^-')b モノタリナイケド

 

 

1番スクリーン、客席は半分くらい埋まってました。飲食物は混んでて買えなかったというね。

 

 

まず、お話を雑に書いておきますと、映画は1944年からスタート。中年インディ(ハリソン・フォード)と相棒の考古学者バジル(トビー・ジョーンズ)が「ロンギヌスの槍」(偽物)を巡って、ナチスとあーだこーだと揉めていたところ、ナチスの科学者フォラー(マッツ・ミケルセン)が見つけた秘宝「アンティキティラのダイヤル」を偶然ゲットしましてね。場面変わって、アポロ計画の月面着陸が成功した1969年、大学教授としてさえない日々を送っている老人インディのところに、バジルの娘ヘレナ(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)がやってきまして。失われた「アンティキティラのダイヤル」の調査を依頼するんですが、そこに生きていたフォラー with ナチス残党 feat. CIAが絡んで大騒ぎ…ってな調子。

 

 

なんとなく貼っておきますね。

 

 

で、身も蓋もなくオチを書いておくと、「『アンティキティラのダイヤル』は、実はアルキメデスが未来から援軍を呼ぶために作った機械だったんだよ!Σ(°д°) クワッ!」「なんだってー!? 川;゚д゚)゚д゚)」なんてことになって、「シュラクサイ包囲戦」の真っただ中にタイムトラベルしてしまい、フォラー with ナチス残党は全員死亡! インディ一行はなんとか生き延びて、アルキメデスに会ったりしたものの、重傷を負ったインディはすっかり「アルキメデスの時代に残りたい… (´・ω・`) ションボリ」と駄々をこねるから、ヘレナのアメリカンパンチで気絶→現代に戻りまして。息子がベトナム戦争で戦死してすっかり不仲になっていたマリオンとヨリを戻して、映画は終わってたさ(突然、ハン・ソロ風の口調で)

 

 

岩明均先生の「ヘウレーカ」の舞台だそうな。

 

 

率直な感想を書きますと、ジェームズ・マンゴールド監督は過去の「インディ・ジョーンズ」シリーズをちゃんと踏襲しようとした感じがあって、真面目だなぁと。インディっぽいストーリー、インディっぽい元気ヒロイン、インディっぽい生意気小僧、インディっぽいチェイス&アクション、インディっぽい謎解き、インディっぽい大量のウツボやら節足動物やらに囲まれる展開などなど、とりあえず「あら、インディっぽいわね (´∀`=) ウフフ」という気分は堪能できるんじゃないかなと思ったり、思わなかったり。

 

ただ、そんなに「インディっぽさ」を踏襲してくれるなら、もっとハリソン・フォードの見せ場がほしかった。もう81歳ですから、無理ができないのはわかる。でも、新キャラのヘレナとテディにドヤ顔で八面六臂の大活躍をされてもさぁ。「魅力的じゃないとは思わないけど、あなたたちのこと、よく知らないし… (´Д`;)」と終始戸惑いを隠せませんでしたよ。特にテディが飛行機を飛ばす展開は「なにそのスキル」と一気に萎えました(たまたまパイロットのオッサンが同乗してたのも萎えた)。しかもクライマックスのインディは結構な置物状態であり、やはり頑張るのはヘレナだから、何とも言えない気持ちになった次第。体力がない分、もっと「経験を活かして裏をかく」とかそういう描き方もあるじゃない。私は「インディ・ジョーンズ」の活躍が観たくて映画館に行ったんだけどなぁ…。

 

 

私の気持ちを代弁する愚地独歩を貼っておきますね「グラップラー刃牙」第35巻より)。

 

 

それと、ごめんなさい、話が辛気臭い。4作目のファミリー感もあまり好きじゃなかったけど、「シャイア・ラブーフが演じた息子がベトナム戦争で死んだことになった」のは、かなりイラっとしました。監督がインタビューで答えているように現実のシャイアが問題児と化していることは関係ないのかもしれませんが、それにしても4作目であんなにフィーチャーしたキャラなのに、「死にました」で済ませるって、扱いが酷くないですかね。いや、「息子の死でインディとマリオンが落ち込んで不仲に→重要な出来事扱いになっている」にしても、そういう重いドラマが観たいわけじゃないというか。私的に同シリーズに求めるのは「非道な悪党をぶちのめしつつ、古代の財宝にまつわるSF(すこしふしぎ)な出来事を目撃して、美女とチュー (´ε`*) チュー」みたいなテイストなので(たぶんコブラに求めるものに近い)「過去に戻って戦争に行く息子を止めたい… (´・ω・`) トメタイ」なんてションボリするインディはまったく観たくなかったです。

 

 

シャイア・ラブーフのキャラ自体はそんなに好きじゃなかったけど…。

 

 

だがしかし。文句ばかり書いちゃいましたが(汗)、本作のクライマックス、「シュラクサイ包囲戦」にタイムトラベルする展開自体は爆笑しました。私的に4作目にそこまで乗れなかった理由の一つに「SF(すこしふしぎ)だったのがSF(すっごくふしぎ)になったから」というのがあったんですけど(わかりにくい文章)、本作は完全におかしな方向に振り切った感があって、とても面白かったです。この展開だけでも観た価値がありましたよ。「シネマトゥデイ」の記事によると「プロローグで描かれた1944年に戻る」というアイデアもあったそうなんですが、こっちにして大正解だったのではないでしょうか。それと、マッツ・ミケルセン演じるフォラーは、死に方も含めて超キュートでしたね~。

 

 

一応、貼っておきますね。

 

 

その他、「序盤で無残に殺された大学職員が可哀想…(そのせいでヘレナの印象も悪い)」とか「序盤のアクション、それっぽいだけで新鮮味はなく、あまりテンションは上がらなかった…」とか「アントニオ・バンデラスの安い扱いはなんだ!」とか思うところはあるんですけど、長くなるので割愛! 私的に本作はそれほど納得できる内容ではありませんでしたが、とはいえ、マリオンと復縁したインディの姿を観ていると、ハリソン・フォードへの「お疲れ様でした」という気持ちが強くなりましてねぇ…(しみじみ)。映画代は今までお世話になったご祝儀というか、物足りないけど、観て良かったですヨ (o^-')b モノタリナイケド 長い間、お疲れ様でした。おしまいッ!

 

 

 

 

記念すべき1作目。クライマックスのゴアシーンが最高!

 

 

名前がタイトルになった2作目。一番バランスがいい気がするんですよね、なんとなく。

 

 

完結編かと思ってた3作目。リヴァー・フェニックス、なぜ死んだ…。

 

 

2009年に公開された4作目。久しぶりに観ようかな。

 

 

大好きなジェームズ・マンゴールド監督作。私の感想はこんな感じ。

 

 

 

 


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