※今回の記事は、「奪還:ブレイドファイター」、「レイジング・ファイター」、「狼牙 ライジング・フィスト」
、「12ラウンド/リローデッド」
、「ゲットバック」
の“ネタバレ全開の感想”を書いているので、気をつけて!
本当なら木曜日は更新しない予定なんですが、毎月第1木曜日は「先月に観たDVDの覚え書き」をアップすることになっているので、とりあえず感想をアッサリめに残しておきますね↓
<1本目>
奪還:ブレイドファイター
奪還:ブレイドファイター [DVD]
(あらすじ)
15年前に生き別れになった弟と再会、共同生活を送ることになった男。彼が働く美術館で、そこに展示されていた秘宝を狙う武装強盗一味が現れ、壮絶な攻防戦の果てに、秘宝と弟、女職員が連れ去られてしまう。男は強盗団を追って追跡を開始する。(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
25点
レンタル屋でタイトルとジャケットだけ見て、「本格的ナイフ戦闘映画か!ヘ(゚∀゚*)ノ」と勝手に勢いづいて借りたんですけど、つまらなかったです… ('A`) ちょっと検索してみたら、主演のエリック・ジェイコブスは「ダイ・ハード/ラスト・デイ」のスタントにも参加した実力派であり、そんな彼が監督・製作・脚本・編集をこなした映画ということでね、あまり悪いことは書きたくないんですけど、結構キツいというか…。
戦闘力の高い兄貴と知恵遅れの弟という「ファースト・ミッション」ライクな設定は全然良いんですけど、それ以外の要素がスゲー面倒くさい。例えば、この映画の主人公は戦闘前に“スムースに敵を倒す妄想”をして、その後、「実際はダメでした (ノ∀`) テヘ」なんて展開を何度も繰り返すんですけど…(ガイ・リッチー版「シャーロック・ホームズ」
の“シャドウゲーム”=脳内シミュレーションとも違う感じ)。現実の主人公も普通にタフで強いし、妄想と現実の対比描写が面白いワケでもないので、そんな演出を何度もやる意味がわからないんですよね。
大体、カルト教団が絡んでくるストーリーが適当すぎてイライラするし、画面は全体的にチープだし…。まぁ、主演のエリック・ジェイコブスの身体能力は高いし、“トイレの赤外線を反応させないバトル”は少し面白かったし、後半のナイフバトルとか意外と良かったし、最後のタイマンは攻防が考えられてて予想以上に悪くなかったのだけれども、作品の構成上、アクションに“燃え”が不足しているので、基本的にはDVDを観ながら時計を気にしまくってましたよ。
一応、最後の展開を書いておくと、主人公がタイマンに負けて殺されそうになると、弟がラスボスを背後から刺殺→秘宝のコインを美術館の人に返して終了。エンドクレジットでは、兄弟が仲良く野球をするシーンが流れてました。将来、エリック・ジェイコブスやこの映画の関係者の誰かが、一気に大スターになったりして、「過去作をチェックしなきゃ!ヘ(゚∀゚*)ノ」みたいな状況にならない限りは全然観なくて大丈夫な作品だと思います。
<2本目>
レイジング・ファイター
レイジング・ファイター
(あらすじ)
元マフィアのボス・ケイン(ヴィング・レイムス)は宿敵であるレッドフットに陥れられ服役することに。ところがある日、レッドフットが同じ刑務所に送られてくる。ケインの怒りは爆発し、獄中でレッドフットとの決着を決意するが…。(以上、Yahoo! レンタルDVDより)
予告編はこんな感じ↓
40点
ジャケットを観た瞬間、「『デッドロック』シリーズのような、刑務所ステゴロ映画か!(*゚∀゚)=3 ムッハー!」と興奮してレンタルしたら、全然そういう感じではなくて… ('A`) まぁ、ヴィング・レイムス主演って時点で気付けって話なんですがー。
お話を簡単に書くと、超悪い伝説の男ケインが、グレた息子リッキーまで刑務所に入ってきたことで、「オレの生き方って、良くなかったカモ… (ノω・、) シッパイ」と海より深く反省して、「息子の命だけは守らなくちゃ!ヽ(´Д`;)ノ」と決心。クライマックスは、リッキーの抗争相手JDも実は自分の息子だったことを知って、命を掛けて殺し合いを阻止しましてね。そんなケインの必死の説得によって、リッキーとJDは仲直り→更生して、映画は終わってました。“暴力の連鎖”を描いた真面目な作品であり、格闘シーンもそれなりにはあったけど、僕的には「この刑務所の最強はオレだぁっ!ヽ(`Д´)ノ」的な映画が観たかったので、非常にションボリいたしました (´・ω・`)
<3本目>
狼牙 ライジング・フィスト
狼 牙~ライジング・フィスト~ [DVD]
(あらすじ)
香港郊外の小さな島に辿り着いた殺し屋・ブルース(ウー・ジン)。島を拠点に暗躍する巨大マフィア組織のボス・馬爺を暗殺した彼は、馬爺の頭部を鞄に詰め島を出ようとする途中でひょんなことから女性警官・ホリー(セリーナ・ジェイド)と出逢う。彼女とともに訪れた食堂で強盗団と遭遇したブルースは彼らを一網打尽にする。台風に見舞われ島を出れなくなったブルースだったが、ホリーと警官たちからの熱烈な歓迎を受けそのまま警察署に留まることになる。大きな事件もないこの島の警官たちは皆ブルースを受け入れ、彼らはつかのまの楽しい時間を過ごす。ボスの死を知り、マフィア組織はブルースを追っていた。深夜の見回りで偶然に首なし死体を発見したホリーたちは手下たちに襲われるも、暗闇から突如現れたブルースらしき人影に救われる。一方、ブルースが警察と一緒に居ることを知った一味は警察署を襲撃するのだった。この一大事件に、本島から大勢の警察隊が島に上陸。ホリーたちを横目にブルースに殺人容疑をかける。マフィア組織と警察から追われる身となったブルースの、真の目的とは。三つ巴の戦いが今、始まる。(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
75点
あのウー・ジンの監督&主演作ということで、ジャケットを観た瞬間、迷わずレンタル。なかなか頑張ってたんじゃないカナー (´∀`) スキヨ、アナタガ “草原の守り神として狼の牙を身に付けている殺し屋”(殺し方は“素手”)なんて、中学生が考えたような設定だとは思いますが(苦笑)、ちくしょう、そういうの大好物だし、ウー・ジンったら超カッコ良かったのでした (〃∇〃) ウフフ
粗暴なオッサンの両膝を砕いてから脚で首を折る描写がユニークだったりして、序盤からイイ感じ。身長2m8cmの巨漢とのバトルも工夫があって面白かったし…。もうね、ウー・ジンの戦いっぷりは本当に素敵で、「彼を観ているだけで、カラダの奥が…うぅん、ジンジンしてきちゃう… (´Д`;し ハァハァ」なんて欲情する人妻もいるのではないでしょうか(低脳な下ネタ)。
特に良かったのがクライマックスの100vs1のバトル(画面を止めて数えた)。かなりボコボコにされつつも、積極的な足技で全員倒しちゃうんですよ。冒頭のアクションなどで「主人公の攻撃は一撃で相手の骨を折って戦闘不能にできる破壊力がある」というのをしっかり見せていたので、結構説得力があると思ったり(贅沢を書くと、X-RAYバイオレンスを導入すべきとは思いましたがー)。ビルから無惨な落ち方をする人が数名いたりするのもドキドキしたし、組長の奧さん役の青山倫子さんも頑張ってたし、実に楽しいラストバトルでしたね~(しみじみ)。
このクライマックスの戦闘は観る価値アリ、ですぞ。
ただ、ウェットなムードは好みじゃないというか、ラスト、主人公がヒロインを庇って殺されたり、「実は首を斬られて殺されたボランティアの看護士の復讐だった!」的な真相が明かされたり、オープニングの食事シーンと繋がる映像が流れたりして終わるのは、結構どうでも良かったザンス ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ みんなが大好きなラム・シューや、「暗戦 デッドエンド」のホイ・シウホン、「少林サッカー」
のティン・カイマンなど、コクのあるオッサン出演者が多めであり、あのケネス・ローも出てたりするので(腹を蹴られて麺を吐いてた)、香港の格闘アクション映画が好きな人なら観ても損はしないんじゃないかな (o^-')b オススメ!
<4本目>
12ラウンド/リローデッド
12 ラウンド/リローデッド [DVD]
(あらすじ)
美しい妻サラ(シンディ・バズビー)と幸せな生活を送っていた救命士のニック(ランディ・オートン)。ある日、急患の通報を受けて現場に向かった彼は、体内に爆弾が埋め込まれた男を発見する。その時、突然謎の男(ブライアン・マーキンソン)から電話が入り「今から言う12のゲームを制限時間内にクリアしろ」とニックに要求。クリアできなければ、その男だけではなく、サラを含めた多くの人々が犠牲になるという。一体犯人の目的は何なのか? 彼は理由もわからぬまま、生死を賭けたゲームに挑んでいく! (以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
50点
“WWEが製作したプロレスラー主演映画は必ず観る主義”ということで借りたんですけど、それなりには楽しめたかなぁ…。ハッキリ言って、レニー・ハーリン監督による1作目の方が派手で良かったとは思うけど、今作のロエル・レイネ監督もそこそこ頑張ったのではないでしょうか。主演のランディ・オートンもカッコ良かったですよ。
簡単に説明すると、「飲酒運転で愛妻を殺された被害者が、知事の父親の力で重い刑から免れたクソガキ&その関係者を『ゲーム』として殺していく」という、よくある話でして。主人公は善良な救命士なんですけど、たまたま事故現場に出くわして加害者を救助してしまったので、逆恨みされた次第。映画の途中、若干、クソガキに改心ムードが漂ったので、『加害者を赦す』『赦さない』云々の流れに突入するのかと思いきや、そんな面倒くさい話にせず、クソガキをちゃんと無惨に殺害してたのは好感が持てました。
ただ、僕が好きな格闘アクションがほとんどないし(プロレスラーが主演なのに!)、そういう場面があってもそんなに上手くなかったりして。特に警官2人に素手で立ち向かうシーンとかグダグダで、結構ガッカリいたしました。さらに、話の展開的にもどうかと思うところが多かったので(あれだけ優秀なんだから、犯人が自分で全員さらえば良かったのでは?)、そんなにオススメする作品ではないというかね… (´・ω・`) ウーン 一応、ラストを書いておくと、「主人公と奧さんがなんとか犯人の車から脱出→犯人だけ爆死→めでたしめでたし」って感じでした。
<5本目>
ゲットバック
ゲットバック [Blu-ray]
(あらすじ)
全米屈指の銀行強盗ウィル・モンゴメリー(ニコラス・ケイジ)は、長年チームを組む信頼のおける仲間たち、ヴィンセント(ジョシュ・ルーカス)、ライリー(マリン・アッカーマン)、ホイト(M.C.ゲイニー)らとともに夜の銀行に侵入、鮮やかな手口で金庫を破り、1000万ドルの強奪に成功する。だが逃走中に仲間割れが起き、ウィルがヴィンセントに発砲、その様子を見て焦ったホイトの裏切りによって、ウィルは1000万ドルとともに一人路上に取り残される。現場に駆け付けたパトカーを奪取し逃走を図るウィルだったが、警察の執拗な追跡によって最後は逃げ場のない倉庫に追い詰められ、FBI捜査官のハーランド(ダニー・ヒューストン)、フレッチャー(マーク・バレー)らの手によって逮捕される。しかし、盗まれたはずの1000万ドルは跡形もなく消えていた……。8年後。出所したウィルはその足で娘アリソン(サミ・ゲイル)のもとへ向かう。8年ぶりに会う娘に許しを請うウィルだったが、アリソンはひとりタクシーに乗り込み立ち去ってしまう。そんな娘の後ろ姿を茫然と見送るウィル。その直後、突然かかってきた電話の相手はヴィンセントだった。昔の仲間の声に喜ぶウィルであったが、8年前の仲間割れに恨みを持つヴィンセントは「俺の分け前を寄越せ」と怒りをあらわにする。「あの金は燃やした」とウィルは告白するが、それを信じないヴィンセントはアリソンを誘拐したことを告げ、12時間以内に1000万ドルを引き渡すことを要求する。窮地に立たされたウィルは、かつて自分を逮捕したハーランドに助けを求めるが、消えた1000万ドルの件で逆に拘束されそうになったため、護衛の捜査官を打ち倒し逃走。ウィルは警察からも追われる身となる。孤立無援の状況で、警察の捜査網をかい潜り、ヴィンセントと娘の行方を必死に追いながら、同時に身代金のための無謀な銀行強盗を計画するウィル。仲間の裏切り、警察からの追跡、誘拐犯との息詰まる心理戦の中、死に物狂いの父親は最後の賭けに出るのだった……。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
60点
レンタル屋の棚を眺めていたら、この作品が目に留まりまして。「そういえば『エクスペンダブルズ2』が公開された時、同じサイモン・ウェスト監督作だからって、『ニコラス・ケイジの参戦決定!』なんてニュースを流して、同じようなトレカまで作って便乗してたっけ… (´・ω・`)」なんて当時を思い出しながら借りてみたんですが、まぁ、良かったです (・∀・)
「強盗から足を洗った男が、昔の仲間に逆恨みされて娘をさらわれたので、仕方なく再度強盗をする」というお話で、それなりには面白いというか。車がド派手に吹っ飛んで爆発するシーンとかは非常に良かったです。テレビ東京で放送されたら、そこそこ実況が盛り上がるんじゃないかしらん。正直、敵が小物なのは好みじゃありませんでしたがー。最後は、娘を無事助けて、FBIの目をごまかしつつ金塊を1つだけゲットして、終わってましたよ (・ε・) ヨカッタネー
ということで、先月観たDVDは計5本。僕的に一番良かったのは「狼牙 ライジング・フィスト」ですかね。本来なら木下恵介監督作やウディ・アレン監督作、ヒッチコック監督作を1本ずつ観ているハズだったんですが、先月はどうしてもマッチョな作品に手が伸びちゃったというね…。何はともあれ、今月こそニコラス・ウィンディング・レフン監督の「プッシャー・トリロジー」
も観ようかと思っております。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。
↧
2013年8月に観たDVDの覚え書き
↧