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琉球バトルロワイアル(ネタバレ)

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琉球バトルロワイアル

三角絞めでつかまえて-琉球バトルロワイアル

2013/日本 上映時間78分
監督:岸本司
製作:間宮登良松、興田尚志
企画:日達長夫、倉内均
エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫、西冬彦
プロデューサー:嶋津毅彦、小川勝広、池原健
脚本:榎本憲男
撮影主任;小橋川和弘
撮影:大城学、瀬長信治
照明:兼城明盛
録音:横溝匡広
美術:濱田智有希
編集:又吉安則
音楽:安川午朗
アクション監督:西冬彦
出演:丞威、小池唯、八木明人、比嘉恭平、島袋寛之、村山靖、内田周作、知念臣悟、打越陽二朗、山城智二、大田享、子安慎悟、當間清子、新垣正弘
パンフレット:なし
(あらすじ)
究極のダンスを求め世界中を放浪する拳(丞威)は、沖縄で琉球舞踊の達人である老人に出会い、手ほどきを受けることになるが、その舞踊には琉球空手の技が隠されていた。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




55点


すみません、シネマート六本木での上映はすっかり終わっちゃったみたいなんですが、一応、感想をアップしておきますよ。なんだかんだと雑食気味に映画を観てますけど、一番好きなジャンルはやっぱり格闘アクション。近年はドニー・イェン兄貴の「SPL 狼よ静かに死ね」「導火線 FLASH POINT」をエンドレスで観ていれば十分な気がしつつも、やっぱり国産アクションも応援したいということでね。低予算の作品でも、なるべくは足を運びたいと思っているのです。


ちなみに「導火線」は100点の映画なのです (´∀`) アイシテル




で、日本でアクションを頑張っている人たちはたくさんいて、その中でも異彩を放っているのが、西冬彦さん。昨年の「TOURNAMENT」ワーストに入れちゃったし、「サルベージ・マイス」はタイミングが合わなくてスルーしちゃいましたけど、彼の活動とその関連作には今も期待してまして。あと、主演の丞威さんも、「TOURNAMENT」自体はアレな作品でしたが、その身体能力の高さは目を見張るものがあっただけに、「意外とイケるのでは?」と思いつつ、劇場に行ってきました。超惜しかったです… (´Д`;) ガッカリ


シネマート六本木月曜メンズデイ割引を利用して観たのです (`∀´) フハハハハハ
三角絞めでつかまえて-シネマート六本木

パンフが作られてないのは仕方ありませんなー。
三角絞めでつかまえて-パンフレットはありません


極真空手の創始者・大山倍達先生が「ダンサーは強い!」と力説されていたのは有名な話ということで、「流浪のダンサーが沖縄の踊り(実は“手”の技が隠されている)を学んだら強くなった!」的な話自体はユニークだと思いました。主演の丞威さんも半端ではなくて、そのダンススキル&身体能力は素晴らしいのひと言でしたね。コメディベースな作風も、丞威さんのキャラクターに合っていたのではないでしょうか。


主役はこの人でございます。プロフィールはwikipedia参照のこと。
三角絞めでつかまえて-沢村拳(丞威)

「沖縄の踊りを学んだら、武術が身に付いた!∑(゚Д゚)」という展開はロマンがあって、好きなのです。
三角絞めでつかまえて-踊りをマスターして強くなる!


その他の登場人物も予想外に良くて、「黒帯 KURO-OBI」に主演した“空手の達人”八木明人さんが、“ライバルの館長”役で出て来たのがスゲーうれしくてね…(しみじみ)。空手の動きがカッコ良かったのはもちろんのこと、コメディ演技も非常に微笑ましかったです。暴走する美少女館長役の小池唯さんも超可愛くて、僕も馬乗りになられたかったほどでしたよ (〃∇〃) ウフフ


八木明人さんのコメディ演技は、少し恥ずかしいけど、愉快でしたな~。
三角絞めでつかまえて-与那嶺館長(八木明人)

小池唯さんが演じた館長は、よくよく考えると単なる狂人なんだけど、可愛いから許す!
三角絞めでつかまえて-新城美沙子(小池唯)

この場面、超ドキドキしたというか、己の小宇宙を高めれば“何か”に使用可能かもしれませんな…(遠回しにゲスな文章)。
三角絞めでつかまえて-ドキドキした場面


そして、今回の掘り出し物が元K-1ファイターの子安慎吾さん。好青年という印象だったんですけど、この映画ではかなりコワモテで迫力があってビックリ。しかも、アクションも非常に良い感じで、ついベニー・ユキーデを連想した…というのは褒めすぎでしょうか。僕的には今後も頑張ってほしいと強く思ったり。


子安慎吾さん、非常に良かったです~。
三角絞めでつかまえて-吹石(子安慎悟)


ということで、上記の要素が揃えば、普通に満足しそうなんですけれども、意外とそうでもないから映画って難しい。「せっかく沖縄が舞台なのに、画面がなんか寒そう」とか「戦うのが3人しかいないんだから、バトルロワイアルというよりは3WAYマッチじゃねーか(つーか、そもそもバトルロイヤルだよね)」とか、そこら辺は低予算映画だから目をつむりますよ。ギャグがベタすぎて恥ずかしくて、座席で悶絶させられたことも責めませんよ。最終決戦地のロケーションの微妙さも気にしませんよ。ただ、終盤の展開には全然乗れない (´・ω・`) ウーン

いくら「ダンスと格闘技には共通項がある=ダンサーは強い!」という話だとしてもさ、“コツコツと空手道を歩んできた人”に“格闘技を覚えたての奴”が勝つのって、ちょっと気分が悪いじゃないですか。なんで「ベスト・キッド」は腹が立たないかって、「主人公がイジメられていた&敵が超イヤな奴ら」という要素があるからでさ、もしコブラ会が善人揃いだったら、逆に「ダニエルさんって、なんかズルいよね (´・ω・)(・ω・`) ネー」的な印象すら抱いたと思うのです。


イジメられるダニエルさんの動画を貼っておきますね↓ コブラ会、許すまじ!ヽ(`Д´)ノ




地元ヤクザの吹石(子安慎悟)は別としても、与那嶺館長(八木明人)は基本的に善人なんですよ。そんな人が、沖縄舞踊を数日間学んだだけの奴に負けるなんて、全然納得がいかなくて。せめて、敵をもっと嫌な奴に描けば良かったのにさぁ…。それか「ヒロインが負けた方になびく」といったフォローがあればまだ許せるのに、ヒロインったら主人公に積極的なキス連打ですよ… ('A`) それがまた少し生々しくて、それまで「ああん、唯ちゃんったら可愛い!ヘ(゚∀゚*)ノ スキスキ!」と上がっていたテンションが一気にクールダウンしちゃった次第。一応、オチを書いておくと、2人のキスを見たヒロインの祖父(新垣正弘)が「くだらん ( ゚д゚)」と言い放って、終わってました。

まぁ、そんなワケで、最後が非常に引っ掛かったんですけどね、総合的には嫌いじゃないというか。アクションはなかなか頑張ってたし、基本的には観に行って良かったです、たぶん、きっと。格闘アクション映画が好きでヒマを持て余している人は、DVDが出たらレンタルしてみてくださいな。それと、小池唯さんのファンにもオススメしたいんですが、最後のキスシーンはマジで微妙な気持ちになると思うので気をつけて!ヽ(`Д´)ノ




岸本司監督作。ホラー映画みたいですが、評判は良さげ。



昨年観た西冬彦監督作。丞威さんが出てますが、まったくオススメしません。



西冬彦監督が絡んだ映画では、これが一番好きです。







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