ビフォア・ミッドナイト
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原題:Before Midnight
2013/アメリカ 上映時間108分
監督・製作・キャラクター原案・脚本:リチャード・リンクレイター
製作:クリストス・V・コンスタンタコプーロス、サラ・ウッドハッチ
製作総指揮:ジェイコブ・ペチェニックキャラクター
原案:キム・クリザン
脚本:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー
撮影:クリストス・ブードリス
編集:サンドラ・エイデアー
音楽:グレアム・レイノルズ
出演:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー、シーマス・デイビー=フィッツパトリック、ジェニファー・プライアー、シャーロット・プライアー、ゼニア・カロゲロプーロ、ウォルター・ラサリー、アリアンヌ・ラベッド、ヤニス・パパドプーロス、アティーナ・レイチェル・トサンガリ、パノス・コロニス
パンフレット:★★★(700円/コラムが充実。ロケーション・マップもいいね!)
(あらすじ)
双子の娘に恵まれ、パリで一緒に暮らすジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルピー)。2人は友人に招かれてバカンスのためギリシャの海辺の町へやってくるが、ジェシーは元妻とシカゴで暮らす10代の息子が気がかりで、セリーヌは環境運動家としての仕事に不安を感じており、それぞれ頭を悩ませていた。そんな時、ジェシーがアメリカへの引っ越しを提案したことから、2人の会話は夫婦喧嘩になってしまい……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
88点
※今回の記事は、イヤらしいNOROKE要素などが書かれているので、そういう文章が苦手な人は読まない方が良いです。
タマフルのムービーウォッチメンの監視対象に選ばれたので、前々作と前作を鑑賞。シネマチネ割引を利用して、新宿バルト9で観てきました(ほぼ満席)。素晴らしい夫婦映画でしたよ… ( ;∀;) イイフウフダナー
唐突ですが、広瀬香美さんの「愛があれば大丈夫」を貼っておきますね↓
簡単にあらすじを書くと「付き合って9年経つ事実婚カップルが、ギリシャのホテルでケンカになりつつも、お互いが譲ることで仲直りして終わる」ってだけの話なんですが、しかし! それを美しい風景の中、見事な演出と脚本、そして役者たちの演技で、リアルかつ愉快に見せるから観ていて全然飽きなくて。何気ない雑な会話のやり取りからも「一緒に生活を紡いできた」ムードが伝わってきたし、あのセリーヌの“オッパイを出したままケンカする”場面とか「スゲーわかる!」って感じだったし…。前の2作が“ときめき”を描いていたとするならば、今作では“愛”を描いているんですけど、非常に良く出来ているというか。僕は「ビフォア」3作の中で一番グッときましたね。
この車中の会話シーンから、自然すぎて凄まじかったですな。
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会食シーンで、セリーヌが夫の不満を冗談っぽく言って、一瞬気まずくなるくだりとか、「あるある!」って思ったり。
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“嫌な夫婦の口論映画”といえば、「レボリューショナリー・ロード」Image may be NSFW.
Clik here to view.や「ブルーバレンタイン」Image may be NSFW.
Clik here to view.などがありますが、あそこまで凄惨ではなくて。ユーモアの中に“本気”と“甘噛み”が混ざる感じは「おとなのけんか」Image may be NSFW.
Clik here to view.を連想したというか。面白さと怖さとのギリギリのラインを保つ会話のバランスには、非常に感心いたしました。まぁ、僕と奧さんも今年で結婚10年目であり、さらに先週の日曜日にケンカをしたこともあって、モロに重ね合わせて観ちゃって。あそこまでの会話の応酬はないけど(特に僕は全然言い返せないタイプなので)、あの状況はまったく他人事とは思えなかったです。
ラストは、ジェシーが譲りつつも本音をぶつけて、悩んだセリーヌがジョークで返して、仲直りして終わってましたが(あの“頭の弱い女性”の伏線が超素晴らしい!ヽ(`Д´)ノ)、根本的な問題は解決していないものの、「とりあえず今夜は心が繋がった」って感じが素敵でね。本当に素晴らしい終わり方としか言いようがなくて、笑いながらもスゲー泣けましたよ… (ノω・、) ヨカッタネー
どんな夫婦もいろいろな火種を抱えてて、その関係は安泰じゃないけど、基本的には「愛があれば大丈夫」だと思うのですよ、たぶん。
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非常に気持ち悪い文章を書くと、僕は奧さんが一番の親友だと思ってて。趣味はまったく合わないけど、笑いのツボは近いし、彼女の話は聞いてて飽きないし、話す彼女自身も愛しいと思うし。たまに口調がキツかったりするけど、あの真っ直ぐな性格は心から尊敬しているし、「こんなに素敵な奧さんがいる僕はきっと特別な存在なのだ (´∀`)」と、“お爺さんにヴェルタースオリジナルImage may be NSFW.
Clik here to view.をもらった孫”ライクに感じたりすることだって、あったりしてね。
すみません、一応、CMを貼っておきますね…。
ところが、長年ずっと一緒に暮らしていると、“甘え”が出て来るのが世の常でして。甘噛みをしたら、思った以上にダメージを与えたりして、予期せぬケンカに突入したりした時、どうにも譲れなくなったりするから、人間ってのは本当に面倒くさい。ただ、それでも本当に相手の存在が大切なら、いつだって譲れるし、どんな技だって真正面から受け止められるハズなんですよね。そして、本当に愛してくれているのなら、相手も譲ってくれるんだよなぁと。ライダーは助け合いであり、夫婦は譲り合い。あのラストを観て、あらためて痛感いたしました…って、どうでも良いですな (´∀`;) エヘヘ
なんとなく「アンドレアス・リーガンの攻撃を真正面から受け止める刃牙」の画像を貼っておきますね。
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そんなワケで、ダラダラと駄文を書いてきましたが、非常に良い夫婦の映画でしたよ… ( ;∀;) イイフウフダナー この感想がアップされた2014年1月31日の2日後、2月2日(日)は10年目の結婚記念日なので、この作品で得た教訓を胸に、奧さん&娘と楽しく過ごそうと思います…というNOROKE! m9・∀・) ビシッ 僕は前々作&前作をチェックしてから足を運びましたけど、なんとなくこの映画単体でも楽しめる気がしたので、気になってる人はそのまま観に行っちゃっても良いかもね! (o^-')b カーモネ
サントラです。結構良さげですな。
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リチャード・リンクレイター監督とイーサン・ホーク&ジュリー・デルピーによる記念すべき1作目。
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9年後に撮られた2作目。
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そして今回の3作目から9年後に撮られたゾンビ映画…って、すみません、つまらないウソです。
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リチャード・リンクレイター監督作で、イーサン・ホークとジュリー・デルピーも共演。「テイキング・ライブス」Image may be NSFW.
Clik here to view.と間違えないで!ヽ(`Д´)ノ キケン!
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ビフォア・ミッドナイト(ネタバレ)
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