リディック:ギャラクシー・バトル
原題:Riddick
2013/アメリカ 上映時間119分
監督・脚本:デビッド・トゥーヒー
製作:ビン・ディーゼル、テッド・フィールド
製作総指揮:サマンサ・ビンセント、マイク・ドレイク、ジョージ・ザック
キャラクター創造:ジム・ウィート、ケン・ウィート
撮影:デビッド・エグビー
美術:ジョゼフ・ネメック3世
衣装:シモネッテ・マリアーノ
編集:トレイシー・アダムズ
音楽:グレーム・レベル
出演:ビン・ディーゼル、ジョルディ・モリャ、マット・ネーブル、ケイティー・サッコフ、デイブ・バウティスタ、ボキーム・ウッドバイン、ラオール・トゥルヒロ、ノーラン・ジェラード・ファンク、カール・アーバン
パンフレット:★★★★(700円/ちゃんと相関図や用語辞典が載ってて、良い作り)
(あらすじ)
全宇宙の支配をもくろむ戦闘軍団の王となったリディック(ヴィン・ディーゼル)だったが、重臣たちの反乱にあい、銀河の彼方に置き去りにされてしまう。そんなリディックの首を目当てに、2組の賞金稼ぎが灼熱の惑星にやってくる。決戦が始まろうとした時、嵐とともに未知の生命体の大群が出現。リディックは脱出までのタイムリミットが24時間と限られた中で、生き残りをかけて戦う。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
77点
*今回の記事は「ピッチブラック」や「リディック」
のネタバレに触れているので、知りたくない人は読まないでほしいというか、むしろ「ピッチブラック」
を未見の人はすぐにでも観て!ヘ(゚∀゚*)ノ オススメ!
※今回の記事は、残酷でグロい画像が貼ってあるので、そういうのが苦手な人は読んじゃダメ!
※今回の記事は、画像が多くて、文章もダラダラしていて読みにくいので、他のブログに行った方が良いと思います…。
ポカポカと暖かい春の昼下がり、突然、「ヴィン・ディーゼル主演作で何が一番好き?」なんて聞かれたらーー? 「ワイルド・スピード EURO MISSION」は“みんなが主演”なので省くとすると(面倒くさい文章)、僕が蒸着並みの速度で挙げるのは間違いなく「ピッチブラック」
だったりします。内容的には別物ではありますけど、「エイリアン」(1作目)
を思わせるSFサバイバルサスペンスの良作というか。低予算感はあるものの、本当に頑張っていて、スゲー良かったなぁと。僕はDVDで観たんですが、劇場で観れば良かったと心底後悔したものです。
海外版の予告編を貼っておきますね↓ 未見の人はぜひ!ヘ(゚∀゚*)ノ オススメ!
その続編の「リディック」に関しては、ごめんなさい、驚くほど乗れなかったというか。なんかスペースオペラ感が漂う「コナン・ザ・グレート」
的な話になっちゃってて。「ピッチブラック」
のラストの“己の無力さを噛み締めて「オレのために!ヽ(TДT)ノ」と叫ぶリディック”に超グッときてた僕は、結構ガッカリしちゃったんですよね…。敵の名前がネクロモンガーというのも「21エモン」のモンガーを思い出して、つい微笑ましい気持ちになったし…って、これはどうでも良いですな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ
「リディック」の予告編でございます↓ ちなみに「monger=商人」という意味なんだって。
アニソンの中でもトップクラスに大好きな「ベートーベンだねRock'n'Roll」を貼っておきますね↓
で、今回はまさかの3作目。正直、「ギャラクシー・バトル」なんて邦題を付ける時点でどうかなぁと思ったんですが、「COBRA」とのコラボは「おっ、良い着眼点じゃん!」と感心したりして。ヴィン・ディーゼルはなるべく応援したいという気持ちもあって、前売り券を購入。気が付けば公開3週目にしてあちらこちらで上映が終わりかけていたので、急いでユナイテッド・シネマとしまえんで観てきました。結構好きな作品でしたヨ (〃∇〃) ウフフ
最近、通いすぎな感のあるUCとしまえん。だってポイントが溜まるのだもの。
前売り券が無駄にならなかったのは良いけど、レイトショー料金(1200円)の方が安かったというオチ。
ちなみに夕食はツイッターで偉そうにさえずった通り、回転寿司。22皿ほどいただきました(7087円/3600kcal)。
なぜ回転寿司を食べたのかというと、実はめざまし占いの影響…。いい歳して、あたしって、ほんとバカ (ノω・、) シニタイ
夕食に金を使いすぎたので、新作ポップコーンは断念…。食べたかったなぁ。
記録として、「COBRA」とコラボしたチラシを貼っておきますね。
序盤は「リディックが見知らぬ星でネクロモンガーに裏切られて重症を負うものの、サバイバルしながら己の中の野生を取り戻す」って内容でして。片足が開放骨折していたにも関わらず、アッサリと回復すると、異星の魚を釣って食べてみたり、骨でいろいろと作ってみたり、エイリアン・ジャッカル(ジャッカルっぽい生物)の子どもを飼ってみたり、マッド・デーモン(サソリっぽい尻尾を持つ獰猛な生物)の毒を体に打って抗体を作ってみたりして。リディックが繰り広げる無人星0円生活描写の数々は実に面白かったです(上手いこと書いたつもりの文章)。パンフによると、ヴィン・ディーゼルは役作りのために数カ月森の中で暮らしたんだとか (・ω・;) ヘー
映画はこんな状況からスタート。手をついばまれたりしてたんですが…。
あっという間に回復! 相棒のエイリアン・ジャッカルも可愛かったですな。
マッド・デーモンはこんな感じの生物。「ボーン」シリーズの主演俳優と間違えないで!
ちなみにリディックが釣りをする場面があるので、釣具専門店ともコラボしてるというね。スゴイな!
序盤の回想シーンには、前作にも出演してた“2代目ジャッジ・ドレッド”
カール・アーバンも出てましたぞ。
中盤、星から脱出するためにリディックがあえて賞金稼ぎたちを呼んでからは、結構「ピッチブラック」っぽい感じになって、さらに僕好みに。リディックのステルス能力があまりにスゴすぎたりとか、賞金稼ぎ&傭兵たちがバカすぎたりとか(ロッカーを開けっ放しにして、船の動力源“ノード”を盗まれるくだりにはガッカリ)、せっかくの「ヴィン・ディーゼルvsバティスタ」が短かったりとか、若干の不満はあったものの、基本的には最後まで楽しく観られました。
バティスタ、もう少しリディックを苦しめてほしかったナー (・ε・) チェッ
「『ピッチブラック』で死んだ賞金稼ぎジョンズ(コール・ハウザー)の親父(マット・ネーブル)が、息子の死因を知りたくてリディックを捕まえようとする」ということで、お話自体が前々作
とリンクしたのは驚きましたね。それ以外でも、リディックが女性キャラに音もなく忍び寄ったりとか、捕まっている時の座っている姿勢とか、わざと似せてる場面が多い気がしたんですけど…。どうなんでしょうか。
親父ジョンズを演じたマット・ネーブル、チャールズ・ブロンソンに似てて渋いのです。
ちなみに「ピッチブラック」に出て来た息子ジョンズは、土壇場で他の人間たちを犠牲にしようとするクズ男。
最後はこんな風に死んでました (`∀´) ザマァ!
僕が一番グッときたのが、賞金稼ぎのボス・サンタナ(ジョルディ・モリャ)を「5秒で殺す」場面。先日、スターリング・エレファントさんから勧められてテッド・デミ監督の「ブロウ」を借りたんですが、ジョルディ・モリャが演じるディエゴというキャラが主人公を裏切る割には何の制裁も受けないから、ムカついてムカついて仕方がなかったんですよ…。そんな矢先、たまたまこの映画を観たら、リディックが鮮やかに殺害してくれたので、驚くほど留飲が下がった…って、作品を混同しちゃってすみませんネー (ノ∀`) エヘヘ
悪役を演じることが多いジョルディ・モリャですが…。
ここまで無惨かつ爽快に殺されたことはないのでは。いや~、ナイスな死にっぷりですな!
あと、実は最近、取引先の人に勧められて、今さらながら「GALACTICA/ギャラクティカ」を観てまして。これがかなり面白くて、寝不足に拍車をかけているんですが、あのスターバック役のケイティー・サッコフが出ていたのが超うれしい!ヽ(`Д´)ノ 「GALACTICA/ギャラクティカ」の時よりも“女戦士感”が増しているわ、実際にアクションのキレも良くなっているわ、さらにさりげなくオッパイまで出しているわと、彼女に関しては100点でした。
女傭兵ダールを演じたケイティー・サッコフ、今後の“女戦士役”に期待大!
その他、探査装置サイクロップスとか、死体用真空パックとか、ガジェット描写も好きだったり。一応、終盤の展開を書いておくと、大量のマッド・デーモンで溢れかえった星を脱出すべく、ジョンズとリディックは共闘。最後、リディックが負傷してしまい、ジョンズに見捨てられたかと思いきや、ちゃ~んと助けに来てくれまして。リディックとジョンズとダールと信心深い少年が生き残って(信心深い人が生き残るのも「ピッチブラック」っぽい)、「アンタ、息子と違って勇敢ですな!(▼∀▼) エライ!」とリディックがジョンズを褒めて、映画は終わってましたよ(雑な文章)。
リディックとジョンズが背中合わせで共闘する場面は好きですが、マッド・デーモンの弱体感は否めなかった印象。
死体を真空パックとか、良い発想じゃないかしらん。
そんなワケで、決して「ギャラクシー・バトル」といった壮大な内容ではないし(映画を観た後、心底ダメな邦題だと思った)、微妙だと思ったところもあるんですけど、僕は結構好きでした (^ε^) ウッフン 好みの順に並べると、「ピッチブラック」>>>>>「リディック:ギャラクシー・バトル」>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>「リディック」
って感じかな。デビッド・トゥーヒー監督、広瀬香美さんが考案したTwitterの呼び方みたいな名前だと侮っていましたが(失礼な文章)、頑張れば出来る子じゃないでしょうか。また続編を作るのかは知りませんけど、僕的にこのリディックというキャラは、映画で壮大なストーリーを展開するよりも、1時間のテレビドラマとかでサクサクと話を転がした方が面白くなるような気がするんですが…どうですかね (・ε・) オシマイ
デビッド・トゥーヒー監督によるシリーズ1作目。大好きです。
壮大な話になっちゃったシリーズ2作目。もう一度観たら、面白く感じるかなぁ。
アニメ版。未見ですけど、観たい気持ちはあるのです。
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リディック:ギャラクシー・バトル(ネタバレ)
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