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LEGO® ムービー(3D・字幕版)(ネタバレ)

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LEGO® ムービー(3D・字幕版)

レゴ(R)ムービー

原題:The LEGO Movie
2014/アメリカ 上映時間100分
監督・原案・脚本:フィル・ロード、クリストファー・ミラー
製作:ダン・リン、ロイ・リー
製作総指揮:ジル・ビルフェルト、マシュー・アシュトン、キャスリーン・フレミング、アリソン・アベイト、ベンジャミン・メルニカー、マイケル・E・ウスラン、ブルース・バーマン
原案:ダン・ハーゲマン、ケビン・ハーゲマン
撮影:バリー・ピーターソン
美術:グラント・フレックルトン
編集:デビッド・バロウズ、クリス・マッケイ
音楽:マーク・マザースボウ
声の出演:クリス・プラット、ウィル・フェレル、エリザベス・バンクス、ウィル・アーネット、ニック・オファーマン、アリソン・ブリー、チャーリー・デイ、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン
声の出演(吹き替え版):森川智之、山寺宏一、羽佐間道夫、玄田哲章、岩崎ひろし、間宮康弘、沢城みゆき、矢島晶子
パンフレット:★★★(720円/プロビルダーのインタビューがあったりして、良かった!)
(あらすじ)
特徴もなく、ただマニュアル通りの日常を繰り返すことになんの疑問も抱いていない平凡なLEGOフィギュアの作業員エメットは、ひょんなことから世界を救う「選ばれし者」と間違われてしまい、LEGOワールドを思うがままに支配しようと企むおしごと大王の野望を阻止する冒険に出るはめに。ヒーローになる覚悟も自覚もないエメットだったが、世界を救うため個性的な仲間や人気ヒーローたちと悪に立ち向かっていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この映画は「衝撃の展開が!Σ(゚д゚;)」って感じではないものの、ネタバレを知らない方が楽しめるとは思うので、観てない人は読んじゃダメ絶対!
※今回の記事は、「トイ・ストーリー3」のネタバレに触れているので気を付けて!
※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になる怖れがあるので、読まない方が良いというか、カゲヒナタさんや小覇王さんナイトウミノワさんはちごろうさん堀越ヨッシーさんなどの感想の方がかなりタメになるので、ぜひ読んで!
※今回の記事は、ところどころイラッとする文章がドヤ顔で挟み込まれていて、かなり不快になる怖れがあるので、気を付けて!


あの名作「くもりときどきミートボール」「21ジャンプストリート」のフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督の新作であり、レゴブロック自体も大好きということで、今年頭にアップした「2014年に絶対観たい新作映画10本」の1本に選ぶほど期待してまして。新宿ピカデリーで3D・字幕版を観てきました。もうね、日々の生活が忙しくてブログを更新するヒマがないんですけれども、「今週のムービーウォッチメンの監視対象になった→いつやるか?→今でしょ!(`∀´ )」ってことで、僕なりの感想を書くと、スゲー良く出来てましたな。


徹夜明けで観に行きました。ワイルドだろぉ?(`∀´ )
新宿ピカデリー

劇場から少しのところにあるビックロでは、「LEGO® ムービー」のコーナーが展開中。
レゴムービーフェア!

主人公たちの巨大な展示があったりするのでした。
巨大な展示が!


何に感動したって、レゴの世界の表現ですよ。全部CGなのにあえてリアルに、しかもストップモーション風に見せていて、さらにシャワーやら爆発やら煙やらすべてをブロックで作ったように表すって、素晴らしいとしか言いようがないクオリティなのです。もうね、リアルな質感でちょこまかと動き回るミニフィグたちを観てるだけで、思わず「かわうぃーねー (`∀´ )」って頬が緩む感じ。

ブロックでいろいろな物を作りながら逃げたりするアクション描写も、僕的には“目まぐるしいけどギリギリついていける速度”で楽しかったし(ちょっと「トランスフォーマー」っぽい)、とにかく細部まで非常にこだわって作られていてね…(しみじみ)。これらの“レゴ世界描写”を観るだけでも映画代分の価値はあるんじゃないかしらん。もうね、Blu-rayが発売される時は前日に渋谷のタワレコあたりに行って、「フライングゲット! (`∀´ )」しようかと思うほどでしたよ。


爆発もブロックなんだからスゴい! 画面を止めて細部を確認したい場面が目白押しなのです。
爆発シーン


さすがフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督作なだけあって、いちいち挟み込まれてくるギャグの数々もスゲー笑った! 人気テレビ番組「僕ズボ」の悪意のある雰囲気からグッときたんですけど(「26世紀青年」のキンタマを蹴るだけの番組を思い出した)、何よりも良かったのがバットマン。端役だと思ってたら、ガッツリ活躍するワケですが、あの自分のことを歌った曲とか(「ノーペアレンツ!」に爆笑)、太陽を突き破った跡がバットマークになるとか、ブルース・ウェインの話題を出されて素知らぬフリをするとか、とにかくツボに入りまくりでした。その他、宇宙船LOVEのベニーは可愛かったし、長老役がモーガン・フリーマンってベタな起用にも笑っちゃったし、ガンダルフとダンブルドアのギャグも楽しかったし…。後から気付いたんですけど、スーパーマンがチャニング・テイタム&しつこくつきまとうグリーン・ランタンがジョナ・ヒルってのも「21ジャンプストリート」からの流れって考えると気が利いてて、本当にね、製作者サイドのサービス精神には感心するというか、「お・も・て・な・し♪ (`∀´ )」の心、見習いたいものです。


とにかく愉快だったバットマン。最後、身を引くのもカッコ良かったなぁ。
バットマン、最高!

この2連続爆破シーンも笑いました。爆破されたのはワンダーウーマンの透明飛行機でございます。
なにが爆発したでしょう?

長老ウィトルウィウスを演じたのはモーガン・フリーマン。目が見えないのを生かしたギャグが愉快だったり。
長老ウィトルウィウス


そして、ストーリーも良く出来てた。最初は「平凡なハッピーじゃ物足りない!ヘ(゚∀゚*し」と“市井に暮らす普通の人々をバカにする話”かと鼻白むところもあったのですが、「マニュアルだって大事」「みんな大事」的な着地でビックリ。そりゃあ、「みんなのアイディアだって大切なんだ!」なんて理想論であってさ。例えば、僕みたいな素人クソ野郎が「じゃあ、この映画に獅子座の兄弟を登場させて、実際にウルトラシリーズが連動したレゴを販売して~ (*゚∀゚)=3ムッハー!」的な提案をしたら、「お前はそれでいいや (´∀`)(´∀`)」って感じでフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督がサッと距離を置くのは間違いないのですけれども(苦笑)、ああいう展開は決して嫌いじゃないのです。

さらに、終盤、「実はレゴマニアの父親とその息子の話だった!」というメタ的な展開になるのは「じぇじぇ!(`∀´ )」っと驚いて。作中でいろいろと現実世界のアイテムを散りばめていたり(コインで長老の首をはねる描写がスゲー良かった)、そもそも“わざわざストップモーションアニメ風に作っている”こと自体でそれを匂わせていたりと、伏線の張り方が理想的だと思ったり。


「おしごと大王(Lord Business)」という名前も、父親は仕事ばかりで構ってくれない…ってことなんでしょうな…。
おしごと大王


ネットにあったストップモーションアニメを貼っておきますね↓ 超良く出来てる!Σ(゚д゚;)




で、何よりも僕は「オモチャは子どもだけの物なんだから、大きなお友だちはサッサと卒業しな!(`∀´) チンカスヤロウ!」的な話はあまり好きじゃないというか、あの名作「トイ・ストーリー3」ですら、“「別にウッディだけでも手元に置いとけばいいじゃん (・ε・) チェッ」派”であり、この映画がどうするのかと思いきや! 「これからは家族みんなで一緒に遊ぼうか ( ´∀`)(´∀`)(´∀`しウフフ」と、妹までデュプロで参戦するという素敵すぎるハッピーエンド。エンドクレジット、映画序盤では気味悪く聞こえた「Everything Is AWESOME!!!」が再度流れると、これがまた意味が違って聞こえて、非常に感動的だったりしてね…(ちょっと「アナと雪の女王」のラストに流れた曲を連想しました)。恥ずかしながら、涙が止まらなかったです… ( ;∀;) イイエイガダナー 


「Everything Is AWESOME!!!」のPVがあったので、貼っておきますね↓ 




な~んて、ベタ褒め状態の割に70点なのは、期待しすぎちゃったから… (´・ω・`) 僕がツイッターでチェックしている方々が「レリゴーよりレゴだぜ!」(上手いこと書いたつもりの文章)って感じで凄まじく高評価だったため、本当にね、期待を高め過ぎてしまったのです。いや、確かに予想以上にスゴいところが多くて、「激おこぷんぷん丸!(`∀´ )」なんて頭に来た場面はなかったけど、よくよく考えれば、“エメットたちの行動のすべて”は息子(Jadon Sand)の脳内妄想ってことだから、あのキャラや世界観に愛着が湧けば湧くほど、「でも、この世界って存在しないんだよな…」って寂しくなる。エメットが現実世界でも単身で動いた場面を考慮すると、「妄想が具現化→彼らにも意志がある」ってことかもしれませんが、そうなると逆に「自分たちの意志があるのに“上にいるお方”によって人生を好き勝手にされてる」って思っちゃうし…って、面倒くさくてスミマセンネー (´∀`;) エヘヘ まぁ、確かにメタ要素を入れることで、“想像の世界”と“現実の周辺事情”の両方の意味を含めた“真の「LEGO®」の映画”になったんだから、大正解なんだと思いつつも、ごめんなさい、ちょっと好みじゃなかったです。

あと、これはまったく映画のせいではないんですけど、ツイッターをチラッと眺めた時、たまたま“メタ展開に触れたネタバレツイート”を目にしてしまって…。さっき「メタ的な展開に驚いた」的な文章を書きましたが、あれはウソだ(突然、偉そうに)。もしかすると勘の悪い僕でもラクラク気付いたかもしれませんけど、やっぱり自分なりに新鮮な驚きを体感したかったなぁと。ちょっと「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」の時と同じような心境に陥ってしまった次第。ネタバレを目にせず、そこそこの期待値で観ていればなぁ… (ノω・、) クヤシイ


この映画をいきなり「バキ」の登場人物に例えるなら龍書文。通常の状態で腹部に貫手攻撃をされると…。
龍書文の抜き手攻撃

腹部が抉られて、出血! スゲー痛い!
腹部から出血!

“ミスター・アンチェイン”ビスケット・オリバもビックリ仰天のダメージを食らうわけです。
オリバもビックリ!

ところが! 僕は“心の筋肉”を十分固めていたので、龍がいくらコロ助みたいな口調で貫手を仕掛けても…。
コロ助っぽい発言をしながら攻撃!

無惨にも指がポッキリ! 思ってたよりハートには刺さらなかったのです…って、わかりにくい例えでしたな (´∀`) シノウカナ
指が折れちゃった


ううむ、何が何やらな文章を書いてしまいましたが、そんなワケで、間違いなく“高いクオリティの素晴らしい作品”だとは思うし、Blu-rayが出たらほしい程度には好きでしたよ。誰が観てもある程度は楽しめるんじゃないかしら。ちなみに今回の感想文には、あえて流行語をいろいろと使ってみたんですけど、それはこの流行語を無理に散りばめた予告編の影響。唯一わからなかったのが、「姉さんのためなら (`∀´ )」という台詞だったんですが、堀越ヨッシーさんのブログによると、「予告編では主人公の声を富永み~なさんが演じてる→カツオオマージュ」みたい…って、なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ


なんとなく失笑するステイサムを貼っておきますよ(「ブリッツ」より)。
三角絞めでつかまえて-なんだそりゃ


ハッキリ言って、この記事をここまで読んだ人ならわかるように、流行語を無理に詰め込んでも痛々しいだけじゃないですか。それをわかってもらいたくて(誰に?)、最悪、アクセス数が減るのを覚悟でやってみたんですが、僕を含めて誰も得をしていないような気がした、41歳の春なのでしたーー。




サントラ。ちょっとほしいな~。ダウンロード版もあります。



フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督作。スゲー面白いです。



フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督による実写作品。実に愉快なのです。



こういうアニメもあったんですね~。ちょっと気になります。



こんな本があるとは! これさえあれば、僕もマスタービルダーに… (`Δ´;) ヌゥ



最後に映画のレゴブロックを貼っておきますね。実は、憧れているだけで、買ったことはないのです… ('A`)










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