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あなたを抱きしめる日まで(ネタバレ)

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原題:Philomena
2013/イギリス、アメリカ、フランス 上映時間98分
監督:スティーブン・フリアーズ
製作:ガブリエル・ターナ、スティーブ・クーガン、トレイシー・シーウォード
製作総指揮:ヘンリー・ノーマル、クリスティーン・ランガン、フランソワ・イベルネル、キャメロン・マクラッケン、キャロリン・マークス・ブラックウッド
原作:マーティン・シックススミス
脚本:スティーブ・クーガン、ジェフ・ポープ
撮影:ロビー・ライアン
美術:アラン・マクドナルド
衣装:コンソラータ・ボイル
編集:バレリオ・ボネッリ
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:ジュディ・デンチ、スティーブ・クーガン、ソフィ・ケネディ・クラーク、アンナ・マックスウェル・マーティン、ミシェル・フェアリー、バーバラ・ジェフォード、ルース・マッケイブ、ケイト・フリートウッド、ピーター・ハーマン、メア・ウィニンガム
(あらすじ)
イギリス。善良で信仰心が篤い田舎の主婦フィロミナ(ジュディ・デンチ)は、娘のジェーン(アンナ・マックスウェル・マーティン)とともに穏やかな生活を送っていたが、ある日、50年間隠し続けてきた秘密をジェーンに打ち明ける……。1952年、アイルランド。10代で未婚のまま妊娠したフィロミナは家を追い出され、強制的に修道院に入れられる。そこでは同じ境遇の少女たちが、奉公人のように働かされていた。フィロミナは男の子を出産、アンソニーと名付けるが、面会は1日1時間しか許されず、やがて修道院は、3歳になったアンソニーを金銭と引き換えにアメリカに養子に出し、フィロミナは「息子の行方を捜さない。誰にも息子のことを話さない」という誓約書に署名させられた……。それから50年。フィロミナは、アンソニーのことをいつも気がかりに思い、密かに彼の行方を捜していた。そしてアンソニーの50歳の誕生日に、初めてジェーンに父親違いの兄の存在を明かしたのだった。事実を知ったジェーンは、母のために、あるパーティで知り合ったなんとも頼りなさそうな元ジャーナリストのマーティン(スティーヴ・クーガン)に話を持ちかける。愛する息子にひと目会いたいと願うフィロミナと、ジャーナリストとしての再起をかけたマーティンは、アンソニーがいるアメリカへと向かった。一歩一歩、少しずつではあるがアンソニーに近づいていく二人。だがそこで二人は思いもよらぬ事実を知ることになる……。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




85点


※この映画は、ネタバレを知ってしまうと興が削がれるタイプの作品なので、未見の人は読んじゃダメ絶対!
※今回の記事は、残酷な文章が書かれていたりするので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。


先ほどアップしたお知らせの通り、どうしても短く書けなかったので、単独で感想を更新しておきますね。昨年、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介を聞いて興味は持っていたものの、タイミングが合わずに見逃してしまって。「そういえば観たかったんだよなぁ」と思って借りて来ました。「なぎ払え!m9`Д´) Burn!」と激怒しましたよ。


修道女たちがムカつきすぎて、「風の谷のナウシカ」Image may be NSFW.
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のクシャナ気分になったのです。
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なぎ払え!



まず、町山さんが話した内容自体はすっかり忘れていたので(苦笑)、「未婚の母が修道院で奴隷働きさせられた上に、子どもが強制的に売り飛ばされる」という展開に超ビックリ。現在、娘LOVEな自分に置きかえるとあまりに破壊力が凄まじくて、序盤から中盤にかけては涙が止まらない状態に陥りましたよ。人間、若い時に“未婚の母”になることぐらいあるだろうに…。「カトリックに限らず、ああいう“行きすぎた道徳観念”って本当にクソだな!(`Δ´) シネ!」と怒りで脳をコトコトと煮込みながら観ていたというね。


若いときのフィロミナを演じたソフィ・ケネディ・クラークの母親振りがまた涙を誘うのです…(ノДT) イイハハダナー
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可哀相な母子



もうね、とにかく修道院のババァどもにムカムカムカムカしてしまって…。雑に話を書いておくと、「主婦フィロミナとマーティンが調査を開始したら、修道院はノー協力→いろいろ調べてみたら、息子はアメリカで政府の高官になってた→でも、エイズで8年前に亡くなっていた→息子の知人や恋人(男性)に聞き込んでみたら、息子もフィロミナを探してアイルランドに来ていた→しかも死後、息子は修道院の墓地に埋葬されていた!→なんと修道女たちはフィロミナ&息子にウソをついて会わせないようにしていた」って、なにこのイヤな「青い鳥」オチというか、鬼畜すぎじゃないかYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!


「実は息子も母を探してアイルランドに来ていた」という事実自体は良かったんですが…。
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実は息子も探してた!



ラスト、フィロミナったら善良なお祖母ちゃんだからさ、「赦すわ 川´・ω・`)」なんて言ったりしてさ…。そんな彼女の“気高い信仰心”こそがこの映画の肝なんでしょうけれども! だがしかし! 僕の感想はマーティンと同じく「許すか、バカ!( ゚д゚) シネヨ」のひと言。国家として謝罪“フィロミナ・プロジェクト”なんてのが設立されたりしたみたいですけど、「そんな時代もあったね~ 川`∀´) ワラッテハナセルワ!」なんて全然思えないというか、「時代のせい」にして流すのは超ズルい。ハッキリ言って、関わった奴らは全員、両手両脚の指を1日1本切断→毎日、ナマのままポリポリと食わされるぐらいの拷問に掛けるべきだと思った次第。


このババァ、超偉そうに「もう過ぎたこと」「我々に何を望むのです?」なんて言い放つんですよ! 言い放つんですよ!
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もう過ぎたこと


まずは「水をかける拷問」から始めて…なんて展開にならないのが超悔しい!(「ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション」Image may be NSFW.
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より)
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水をかける拷問


僕の気持ちを代弁する加藤清澄の画像を貼っておきますね。奴らの目を抉れ!ヽ(`Д´)ノ キィィィィ!
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三角絞めでつかまえて-許すかバカ!



とは言え、決して陰惨な映画ではなく、全体にユーモアが散りばめられているのが、ちょっとした救い。フィロミナを演じたジュディ・デンチと相棒のジャーナリスト・マーティン役のスティーヴ・クーガンの掛け合いは非常に微笑ましく観られました。特に僕は頑張る健気なおばちゃん描写に弱いというのもあって、今作のジュディ・デンチはまさにストライク。「ハーレクインロマンス的な小説が好きで、ちょっと俗っぽくて、学もないけど、心は真っ直ぐ」という設定は自分の母親を観ているようでしたよ…(しみじみ)。


スティーヴ・クーガンが“観客の怒り”を代弁してくれるのは良かったですな。
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ジュディ・デンチとスティーヴ・クーガン



そんなワケで、楽しいところもあったものの、凄まじく頭に来た作品でした… ('A`) なんとなく「トガニ 幼き瞳の告発」Image may be NSFW.
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を思い出したというか(あっちもまた最悪な実話ですが)、素晴らしい映画なのは確かですけど、激怒しすぎて脳がダメになる怖れがあるので、あまりオススメはできないかなぁ。




原作本。興味がある人はこちらのブログを読むと良いザンス (o^-')b タメニナルヨ
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サントラを貼っておきますね。
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マグダレン洗濯所を告発したノンフィクションImage may be NSFW.
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がベースになっている映画。重そうですな…。
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スティーヴン・フリアーズ監督の前作。「グリフターズ/詐欺師たち」Image may be NSFW.
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とか昔の作品しか観てなかったり。
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この映画も激怒しまくりというか、別角度でハードなので気を付けて! 僕の感想はこんな感じ
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