スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号
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2015/日本 上映時間95分
監督:柴崎貴行
原作:石ノ森章太郎、八手三郎
脚本:米村正二
音楽:鳴瀬シュウヘイ、中川幸太郎
アクション監督:宮崎剛
特撮監督:佛田洋
主題歌:及川光博
出演:及川光博、竹内涼真、稲葉友、中村優一、倉田てつを、半田健人、天野浩成、高田延彦、内田理央、吉井怜、浜野謙太、井俣太良、片岡鶴太郎、井手らっきょ、西川俊介、松本岳、中村嘉惟人、矢野優花、山谷花純、笹野高史
声の出演:上遠野太洸、椿隆之、森本亮治、北条隆博、クリス・ペプラー、関智一、大塚芳忠
パンフレット:★★★☆(1550円/DVD付、買っちゃった。いつもの感じだけど、メイキングがイイ!)
(あらすじ)
1973年、ショッカーの開発した仮面ライダー3号によって仮面ライダー1号&2号が抹殺され、2015年、世界はショッカーの統治下にあった。泊進ノ介はショッカーの一員となっていたが、身を挺して子どもたちを救う仮面ライダーBLACKの姿を見て、何かがおかしいと気付き始める。そんな進ノ介の前に、仮面ライダー3号こと黒井響一郎が現れるが、進ノ介は3号こそが1号と2号を倒した闇の戦士であるということを知らなかった。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
50点
※今回の記事は、この映画が好きな人は不快になる怖れがあるので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、若干、「仮面ライダー4号」のネタバレに触れているので、気を付けて!
※今回の記事は、微妙な下ネタが書かれているので、気を付けて!
※この映画に関しては、小覇王さんの記事がオススメでございます。
もうね、すっかり5月になってゴールデン・ウィークも終わったというのに、超今さらながら、3月下旬に観た映画の感想をアップしておきますよ。特撮好きの取引先の人への接待を兼ねて、「劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士」と勝手な二本立てにして新宿バルト9で観てきました。「惜しかったナー (・ε・) ウーン」という感想でしたよ。ハッキリ言って、小覇王さんの感想にほぼ同意なので、そっちを読んでいただければ十分なんですが、一応、書き残しておきますね。
バルト9のカフェ・オアゼには黄金騎士が! 4月下旬には牙狼の劇場版も観ました。
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入場者特典として、4号DVDをもらいました。ここでも見られますぞ。
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なんて言うんですかね、もう“春の東映ヒーロー大戦系映画”は雑な作りがデフォルトじゃないですか。以前は楽しみにしていた分、激怒したこともありましたが(苦笑)、製作側の事情(低予算&限られたスケジュール)や本来の対象年齢を考えると、「このぐらいで仕方ないのかな」って。だから、今作も「幻のライダー3号」を持ってきたアイディアには感心していたものの、そんなに期待はしていなかったんですが、しかし! 意外と面白かったから、うれしい誤算だったのです。
ということで、ここからは「Who's That Guy」を聴きながらお読みください↓
良かったところを書くと、及川光博さん演じる仮面ライダー3号が好きでした (´∀`) ウフフ 意外とハマッてたというか、雰囲気があって良かったですね~。変身後の攻撃が「殴る&蹴るだけ」というのも僕好み。「車に乗る」という設定がユニークだし(1号&2号と移動する時、「サンバルカン」っぽい絵面になりそう…という妄想)、トライサイクロンのデザインもなかなか素敵じゃないですか。3号自体のデザインは「仮面ライダー THE FIRST」Image may be NSFW.
Clik here to view.&「THE NEXT」Image may be NSFW.
Clik here to view.風味にするよりは“昭和”っぽくしてほしかったけど、その場合、カッコ良くするのが難しいかなぁ。最後は消えてしまいましたけど、単独スピンオフを作ってほしいと思うほどだったり。
予想以上に良かったミッチー演じる黒井響一郎。変身ポーズが昭和っぽいのもいいね。
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メットオフのシーンって好き。カラーリングが旧1号Image may be NSFW.
Clik here to view.+ショッカーライダーImage may be NSFW.
Clik here to view.っぽいのは、善と悪の間で揺れることを表しているんでしょうか。
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スゲーうれしかったのが、仮面ライダーブラック&ゼロノスの活躍。ブラックは、ショッカーが支配する世界でレジスタンス活動をしている→子どもをかばってやられる→その姿を見て進ノ介が正義に目覚めるという展開はベタだけど良かったし、ゼロノスに関しては、何よりも引退した中村優一さんが桜井侑斗役で現れるのを知らなかったので、登場した時は超ビックリ&ホッコリしたというね (´∀`) オカエリナサイ その他、仮面ライダーギャレンである橘さんの「裏切る→改心する」というくだりも楽しかったです。
南光太郎役の倉田てつをさん。贅沢を言えば、もっと活躍してほしかった。
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中村優一さんが復帰したのは本当にうれしいなぁ…。これからも頑張ってほしいです。
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天野浩成さん演じる橘さん。このキャラクターって、つい「さん」付けして呼んじゃいますよね。
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実際のところ、基本的にはおかしなところまみれなんですよ。一応、「洗脳されている」ってことだから“お馴染みのライダーバトル”はスルーするとしても(改変された世界でV3がちゃっかり生まれているのは、「東京から大阪に行く時、交通手段を変えても大阪という目的地は変わらない→結婚相手が変わっても子孫は同じ」というセワシの大阪理論みたいなもの?)。「ライダータウン」とか言い出した時点で「なにその町 ( ゚д゚)」って感じだし、「実は罠だった」ってくだりの見せ方もモタモタしてるし、そもそもドライブなんて罠にかけないでも倒せた気がするし…。大体、ショッカーが支配する世界がそこそこ幸せそうに見えるから、ライダーたちが必死に反逆する必要性があまり伝わってこないんですよね…。
そこそこハードな管理社会っぽいけど、貧富の差はそんなに激しくなさそう。自殺率とか今の日本より低いのでは。
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ただ、今作は勢いでバカ負けした印象。例えば、CMで使われていた、進之介が「オレとスピード勝負しろ!(`Δ´)」とレースを要求する展開ですよ。僕はもう少し無理のない流れから始まるのかと思っていたら、ショッカー側は受ける理由が1ミリもない状況だったから(「3号がドライブに負けている→雪辱を果たしたい状況」とかならわかるけど、そういう伏線的展開もない)、「えっ、なんで!? Σ(゚д゚;)」と心底驚いて。なんか「俺のケツの中にションベンしろ」を思い出してクラッとしていたら、さすがに3号が反対する中、ショッカーの首領ったら「面白いではないか (`∀´)」(←超便利な台詞)とスムースに受諾するから、なんか考えるのがバカらしくなった…って、失礼な文章ですかね。
不自然な流れで始まるレース対決。
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で、レース自体も、ドライブと3号以外が雑魚すぎるわ、楽しみにしていたRXの参戦が一瞬だわと、もうちょっと練って欲しい感がありましたけど、それなりには派手で楽しくて。その後に出てきた最終兵器のライダーロボもまた凄まじくバカっぽいので、「お前はそれでいいや (・∀・)」と開き直って観られた次第。いや、文句も結構書いてますが、正直、自分でも不思議なんですけど、80点ぐらいの満足感があったんですよ、ここら辺までは。
RXが参戦する流れは唐突だったので、RXの第1話のように、ブラックがRX化する描写を入れてほしかったな…。
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ライダーロボであって、悲しみの王子じゃないので注意! それにしても関智一さんの納谷悟朗さん振りは神の領域。
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ところが、大きな不満が2つありまして。1つ目はニンニンジャーの登場。“春の東映ヒーロー大戦系映画”はもともと「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」Image may be NSFW.
Clik here to view.から始まっているだけに、集客上の理由も含めて戦隊が入ってくるのは仕方ないんでしょうが、やっぱり唐突すぎるし、いくらドライブと協力しているとはいえ、ラスボスを倒してしまうのはイラッとしちゃう。その直前、ライダーロボに立ち向かう仮面ライダーJにテンションが上がっていたこともあって、ごめんなさい、バカ負けを通り越して、白けちゃいました。
いつも「大男総身に知恵が回りかね」扱いのJ…。3号のポーズはJのパクリなのに!(言いがかり)
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この時点での僕の心境を代弁する天内悠の画像を貼っておきますね。
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2つ目は、仮面ライダーマッハを殺して「仮面ライダー4号」への引きにしたこと。すみません、非常に読みにくい文章を書きますが、もうさ、モブ怪人とモブライダー同士の乱戦って自体が鬼のようにクソなご都合状態なのにいきなりマッハだけピンチになった挙げ句に死ぬって時点でバカにしてんのかって思うしそれが別のメディアに続いているってのは(いくら“現時点ではすべて無料で観られる”としても)、「ふざけんな ( ゚д゚)、ペッ」と思わざるを得ない。
一応、「仮面ライダー4号」の第1話を貼っておきますね↓ 続きはdTVで観られます。
いや、まだエンドクレジット後に匂わせる映像が流れて、「仮面ライダー4号」に続きますぐらいの流れだったら全然飲み込めますよ。なんでマッハを殺すのよ? 後味悪いにもほどがあるじゃないですか。しかも、「粘液攻撃で動けなくなる→攻撃を受けて死亡」って、死に方もマヌケすぎるしさぁ…。“春の東映ヒーロー大戦系映画”って、なんでこんなに無神経なのかと、あらためて思ったり。一応、オチを書いておくと、ライダーロボを倒して歴史改変装置が破壊されたので3号は消滅したものの(V3の「君こそ本当の仮面ライダー3号だ」という台詞の安さには失笑)、元の世界で黒井響一郎は刑事として活動していることが判明(少しウソ)。マッハは死んだけど、めでたしめでたし…って感じだったんじゃないかな、確か(うろ覚え)。
チーターカタツムリの粘液攻撃で動けなくなって、やられるマッハ。モブライダーの誰か、助けてやれよ。
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映画を見終わった後の僕の心境を代弁する天内悠の画像を貼っておきますね。
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まぁ、最後に憎悪を乗せた駄文を垂れ流しちゃいましたが(汗)、途中までは愉快に観ていただけに、スゲー惜しい心境。いや、本当に嫌いではないんですよ…。ちなみに「仮面ライダー4号」の雑な感想を書いておくと、乾巧と海堂直也の友情には涙しましたが、パラレル全開の世界観なだけに、よく出来た二次創作というか、仮面ライダーディケイドの1エピソードっぽいと思いました。おしまい。
昨年の春の大戦映画。これも柴崎貴行監督作だったりして。僕の感想はこんな感じ。
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サントラが出てました。
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ミッチーが歌う主題歌も貼っておきますよ。
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公式写真集も出てたのね。
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スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号(ネタバレ)
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