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ジュラシック・ワールド(2D・字幕版)(ネタバレ)

ジュラシック・ワールド(2D・字幕版)

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ジュラシック・ワールド


原題:Jurassic World
2015/アメリカ 上映時間125分
監督・脚本:コリン・トレボロウ
製作:フランク・マーシャル、パトリック・クローリー
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、トーマス・タル
キャラクター創造:マイケル・クライトン
原案:リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー
脚本:リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー、デレク・コノリー
撮影:ジョン・シュワルツマン
美術:エドワード・バリュー
衣装:ダニエル・オーランディ
編集:ケビン・スティット
音楽:マイケル・ジアッキノ
テーマ曲:ジョン・ウィリアムズ
出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ビンセント・ドノフリオ、タイ・シンプキンス、ニック・ロビンソン、ジェイク・ジョンソン、オマール・シー、B・D・ウォン、ジュディ・グリア、イルファン・カーン、ローレン・ラプカス、ブライアン・ティー、ケイティ・マクグラス、アンディ・バックリー、ジミー・ファロン
パンフレット:★★★★(720円/シリーズとの繋がりや恐竜図鑑が載ってて、偉い!)
(あらすじ)
事故の起こった「ジュラシック・パーク」にかわり、新たにオープンした「ジュラシック・ワールド」では、ジャイロスフィアという球体の乗り物でめぐる恐竜見学や、モササウルスの水中ショーなどで人気を博していた。さらなる人気を獲得したい責任者のクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は、飼育係オーウェン(クリス・プラット)の警告も聞かず、遺伝子操作により、凶暴で高い知性をもった新種の恐竜インドミナス・レックスを作り出すが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




78点


※今回の記事は、「嘆きのピエタ」Image may be NSFW.
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のネタバレに触れているので、できればそっちを観てから読んで!


劇場で観たのは1作目Image may be NSFW.
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だけなんですが、一応、2作目Image may be NSFW.
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3作目Image may be NSFW.
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も観ているので、前売り券を購入。復習としてアガサさんの「19分ぐらいでわかる『ジュラシック・パーク』のおはなし。」を読んだら非常に面白くて盛り上がってしまい、自分でもシリーズ3本を見直したりしてね。で、今週のムービーウォッチメンの課題映画になったこともあって、仕事帰りにTOHOシネマズ新宿で観てきました。「良い続編!ヘ(゚∀゚*)ノ ナイス!」と思いましたよ。


本当はMX4Dで観たかったんですが、満席だったので2D鑑賞。7番スクリーン、大きくて迫力ありましたぞ。
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7番スクリーン



まず、お話を雑に書いておくと、イスラ・ヌブラル島の惨劇Image may be NSFW.
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から22年後、クローン技術で甦らせた恐竜のテーマパーク「ジュラシック・パーク」は「ジュラシック・ワールド」と名前を変えて、堂々オープン! 毎日2万人超の観光客が訪れる人気施設となっていたんですが…。さらなる売上げアップのために新種の恐竜インドミナス・レックスを生み出してみたら、非常に頭が良い上に体温が自分で調整できたり擬態できたりするということで、管理する人間側が凄まじくバカなのも功を奏して、隔離施設から脱出してしまうんですね。


白い凶悪恐竜インドミナス。ヴェロキラプトルのDNAも入っていて、凶暴かつ知能が高いのです。
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インドミナス・レックス



で、インドミナスを制圧しようとした部隊が驚くほどアッサリ全滅したので、パーク内の人々を避難させようとするも、施設の管理マネージャー・クレアの甥っ子どもが施設内で行方不明になったり、プテラノドンの施設が破壊されて人々を襲ったりと大忙しでして。元軍人で飼育係のオーウェンは、凶悪だけど知能が高い肉食恐竜ヴェロキラプトル4姉妹と強いK-I-Z-U-N-A、<絆>を育んでいたので、彼女たちで構成された“チーム・ラプトル"(チーム「若草物語」でも可)を率いてインドミナス狩りに挑んでみれば、ラプトルったら人間を襲っちゃったからまいっちんぐ (ノ∀`) ンモウ!


バイクでチーム・ラプトルと疾走するオーウェン。この場面、涙が出るほどカッコイイです… ( ;∀;) イイラプトルダナー
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ラプトルとバイクで!



なんだかんだあって、ほとんどの人たちがパークから無事に逃げおおせたものの、オーウェンとクレアと甥っ子たちはインドミナスに襲われてしまって、絶体絶命…かと思いきや! ここに来てオーウェンとの<絆>を取り戻したラプトルたちが一斉にインドミナスに立ち向かってくれた上に、クレアが“最後の切り札”として1作目Image may be NSFW.
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に出てきたティラノサウルス・レックスティラノ番長を解放→レックス同士のタイマンが勃発! この瞬間、観客のテンションは一気に上昇するのです!m9`Д´) ビシッ


復活したティラノ番長。観た時は気付かなかったけど、首には1作目でラプトルに付けられた傷があるんだって (゚⊿゚) ヘー
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ティラノ番長



とは言え、やっぱりティラノ番長の方が分が悪かったので、1頭だけ生き残ったラプトルのブルーが加勢しながらインドミナスを水際に追い詰めたところ! ひょっこり現れたモササウルスさんがパクリと平らげてくれましてね。ラストは、愚かな人間どもが交流を深める中、島を見渡せるヘリポートの上に乗ったティラノ番長が「オレがこのシマのてっぺんだーッ!(※モササウルスさんは除く)というムードで咆吼して、映画は終わってましたよ、確か。


観客の前でパフォーマンスを披露するモササウルスさん。「うるさいよ、お前ら」というムードでインドミナスを水中に引きずり込んでました。
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モササウルスさん



今年はやたらと有名映画の続編的な作品が多いワケですが、1作目との繋がりが強い(2作目と3作目の要素は「ラプトルの知能が高い設定」くらい?)ところは「ターミネーター:新起動 ジェニシス」を連想しながらも、一番思い出したのは「ロッキー・ザ・ファイナル」Image may be NSFW.
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モロにオマージュした場面(インドミナスが昔の施設内で咆吼するシーンとか)や登場人物の活かし方など感心するところばかりで、見直してから鑑賞して正解でしたね (o^-')b ヤッタネ!

特にB・D・ウォンが演じたヘンリー・ウー博士が素晴らしくて。パークの所有者であるマスラニCFO(イルファーン・カーン)がインドミナスをキメラだなんだと非難した時に「最初からここには“自然の恐竜”なんていないだろ (`∀´) ナニイッテンノ?」的な内容のことをサラリと回答した時はゾクッとしたというか。確かにインドミナスは恐ろしく見えるけど、よくよく考えれば他の恐竜たちだってDNAの足りない部分を他の生物で補っていたワケで。「結局、最初から悪魔の島だった」的な展開は、それこそ1作目に通じるテーマじゃないでしょうか。B・D・ウォンの“静かに狂ってそうなムード”も最高で、良い起用だなぁと思いましたよ。


1作目は普通の研究男子って雰囲気だったのに…。
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1作目のヘンリー・ウー博士


今作ではすっかり目が笑ってないマッドサイエンティスト風の中年に! この22年、何があったのよ… (´Д`;)
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今作のヘンリー・ウー博士



だから、僕的には、最後の「インドミナスvsティラノ番長withラプトルのブルーfeat.モササウルスさん」の戦いは、「新種vs昔ながらの恐竜たち」というよりは、他者との社会性を身に付けていない人の悲劇に見えちゃって(って、人じゃないけど)。同じように隔離されて育てられながらも、オーウェンや姉妹たちと仲良く暮らしていたラプトルのブルーはティラノ番長とも上手くコミュニケーションがとれましたが、ずっと独りぼっちで愛情を注がれることもなく閉じ込められていたインドミナスは、どうすれば良いのかわからなかったんでしょうね(オーウェンもそんな発言をしてた気がする)。そう考えるとスゲー可哀相で、モササウルスさんに殺されるのは仕方ないにせよ、その最期には涙が止まらなかったのです… (ノω・、) インドミナス...


すっかり「嘆きのピエタ」Image may be NSFW.
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のニセ母気分でしたよ。
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あいつもかわいそう



それと、恐竜たちがとにかくイカしてた!ヽ(`Д´)ノ 僕はそれほど恐竜フェチではないんですが(むしろ「キョウリュウジャー」とかの方が好き)、ティラノ番長やモササウルスさん、ラプトル4姉妹が素敵だったのはもちろんのこと、インドミナスに尾を振り回して立ち向かうアンキロサウルスの勇姿とか超グッときました。「映画秘宝 2015年 09 月号」Image may be NSFW.
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の中で“信用できるサタニスト”高橋ヨシキさんが今作を「恐竜歌舞伎」と表現されていて、「天才め!!! (`Δ´;) ヌゥ」と唸らされたんですが、まさにその通り。タイトルが「ジュラシック・パーク」から「ジュラシック・ワールド」になったのも象徴的で、シリーズの中でも恐竜が完全に主役となった作品になったのではないでしょうか。

そして、何よりも感動したのが、オーウェンとラプトル4姉妹の<絆>。映画序盤の素手で制するシーンがクリス・プラットの肉体の説得力も相まって100点のカッコ良さだったし、チーム・ラプトルとバイクで疾走する場面の素晴らしさと言ったら! ラストに<絆>を取り戻したラプトルたちがインドミナスに立ち向かっていくくだりだって、「ああいう生き物って、そもそもボス(オーウェン)が死なない限りは別のボス(インドミナス)に従うことはないんじゃないの?」(パンフでも指摘されてた)的な疑問は置いとくとして、ちくしょう、監督の計算通りにまんまと胸を掴まれちゃいましたよ… (ノω・、) クヤシイ


これ、名場面ですよね。いち早くタイのゲイポルノがパクったのも頷ける。
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ラプトルを制御!


バイクの疾走シーンも最高すぎ。愉快なGIFがあったので貼っておきますね。
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ラプトルがバイクに!



その反面、ごめんなさい、人間ドラマにはピクリともしませんでした。いや、クリス・プラットは良かったし(特に体つきが素敵!)、“高慢だけどどこか愛嬌がある女性”を演じさせたらピカイチのブライス・ダラス・ハワードも可愛かったんですけど(ヒールを履いた状態で森林を疾走するのは笑った)、1作目を見直していたこともあって、非常に薄く感じちゃったんですよね…(というか、1作目はスゲー良く出来てる)。インドミナスが逃げ出すくだりとか「バカじゃないの? (゚Д゚) ナンダソリャ」としか思えなかったし、ガキどものドラマも中途半端だし、ジャイロスフィアをガキが勝手に運転できるのもどうかと思ったし、「ジュラシック・パーク」のシャツを着た職員が残ること自体は良かったけど「そういう時にどう対応するのか決まってないのかよ?」とも思ったし、気になるところは微妙に多かったです。ただ、2作目と3作目も見直していて、この2作よりはムカつく登場人物が出てこなかったので、基本的には楽しく観られた次第。

その他、適当に不満を書いておくと、もっとインドミナスが人間を食らうのかと思ってたので、「プテラノドンが襲撃しました」程度だったのはガッカリでした。甥っ子たちの子守をしていた女性が死んだこと自体は全然良いんですけど(ラストのモササウルスさんの登場の伏線でもあるし)、わざわざあの人を選ぶことはないんじゃないかなとも思ったり。人類の対恐竜装備がそれほど進化していなかったのも残念で、まぁ、「素手で倒す」のは無理だとしても、制圧用アーマーとか出て来たら良かったのに…ってのは、どうでも良いですかね。


人間が素手で恐竜を倒す映画が観たいなぁ…(「範馬刃牙」第22巻Image may be NSFW.
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より)。ちなみに「ダイナソー・ファイター」Image may be NSFW.
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は全然そういう内容じゃないので注意!
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ピクルvs恐竜



そんなワケで、1作目を観ていない人がどう思うのかはわかりませんが、スゲー面白い続編だと思いましたね。シリーズの好みを書くと、1>>4>>>>>>>>>3>2という感じ。細かいことを気にしなければ誰でも楽しめる娯楽作だと思うし、レックス同士のバトルは劇場の大画面で観ないと勿体ないので、気になる人は劇場に足を運んでみてくださいな。




コリン・トレボロウ監督の出世作。評判が良いので観ようかしらん。
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スティーブン・スピルバーグ監督による記念すべき1作目。サミュエル・L・ジャクソンが出ててビックリ。
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同監督による2作目。人間がバカすぎてイライラしました。
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ジョー・ジョンストン監督にバトンタッチした3作目。サム・ニールの登板はうれしかったけど、あの夫婦は死ね。
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映画のノベライズでございます。
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サントラを貼っておきますね。
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なかなか面白そうな3D図鑑。娘に買っても怯えるだろうな… (`Δ´;) ウーム
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「ジュラシック・パーク」公開当時、日本映画界からの回答がこれだッ!m9`Д´) ビシッ
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観たことを呪いたくなる駄作。タイトルとジャケットはカッコイイのになぁ。
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