※今回の記事は、「フルートベール駅で」、「ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ」
、「ネバー・サレンダー 肉弾烈戦」
、「キング・オブ・ヴァジュラ 金剛王」
のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけて!
ううむ、すっかり遅くなってしまいましたが(汗)、毎月の恒例として「1月に観たDVDの感想」を雑にアップしておきますね↓
<1本目>
フルートベール駅で
(あらすじ)
2009年、新年を迎えたサンフランシスコのフルートベール駅。多くの人が入り乱れるホームで、22歳の黒人青年オスカー・グラント(マイケル・B・ジョーダン)が銃で撃たれてこの世を去る。命を失ったオスカーにとって、母の誕生日を祝い、娘と遊び、家族や友人と過ごしたいつもの日常が、悲しいことに最後の日となってしまった。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
80点
尊敬する映画評論家の町山智浩さんの「たまむすび」での紹介を聴いて興味は湧いたものの、劇場公開時はスルーしてしまったんですが、しかし。今年最初に観た映画「クリード チャンプを継ぐ男」が超素晴らしかったので、2回目を観る前に同じ監督&主演の本作を観ておこうと思い、レンタルいたしました。「ヒデー話だなぁ… (ノω・、) グスン」とションボリしましたよ。
映画は「実際の射殺事件が起きる前から起きた後の1日間」を描いてまして。最後はオスカーがクソ警官に射殺されて、みんなが悲しんで終了。本人の写真や事件のその後の顛末(過失致死が認められて射殺した白人警官はわずか11ヵ月で刑務所を出た)などが流れてましたよ。実際の動画を見ても、とにかく酷すぎる事件で言葉もないワケですが、人種差別問題だけでなく銃規制もキッチリやらないとアメリカは平和にはならないんじゃないかなと思いました(無理でしょうけど)。それにしてもライアン・クルーガー監督、デビュー作がこれだなんてスゴい才能ですな… (`Δ´;) ヌゥ
もうね、この娘との「ロッキー3」を彷彿させる競争シーンとか、死ぬのがわかっているだけに切なすぎて切なすぎて… (ノДT) アンマリダー
<2本目>
ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ
(あらすじ)
有名なホラー映画女優だった母・アマンダ(マリン・アッカーマン)を交通事故で亡くしたマックス(タイッサ・ファーミガ)。3年後、失意の底から立ち直った彼女は、友人たちに誘われ、母が出演していた80'sホラー映画を鑑賞することに。ところが突然、映画館で火災が発生。パニックになって逃げ惑う中、気が付くと、物語の中に入り込んでしまう。冒頭シーンが目の前で起こったり、映画の登場人物のはずのカートたちに会ったりとありえない出来事に戸惑いながらも、ナンシー役を演じている母にも会え、マックスは喜びの涙が止まらなかった。だが、当然、殺人鬼ビリーも出現し、次々とシナリオ通りに殺されていく・・。
母の命が危ない! ! マックスたちが加わったことで、ストーリーは変わるのか?! それともシナリオ通りに終わってしまうのか・・?! (以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
90点
タマフルのシネマランキング2015の放課後ポッドキャストにて、三宅隆太監督が絶賛されてましてね。凄まじく興味が湧いたのでレンタルして鑑賞したんですが、母さーんッ!ヽ(TДT)ノナニコレ もうね、「まだこの映画を観ていなくて、軽めのホラーなら大丈夫な人」(ただ、首チョンパシーンなどはある)だったら、この先は読まないで即レンタルしてほしいほどなのです。
「不良少女とよばれて」のワンシーンを貼っておきますね↓
ちょっと「キャビン」を思わせるメタホラーとして凄まじく面白いのは置いといて(回想シーンを利用して逃げたりする)。何よりも僕のハートを掴んだのは、「現実の世界で母親を亡くした娘が映画の中で母親が死なないように頑張る」という健気すぎる展開と、「母親が娘を守るために殺人鬼を呼び出して殺される」という切なすぎる場面。もうね、殺人鬼を召喚するために“ホラーのお約束”として母親のアマンダがセクシーダンスをする姿は、バカバカしいながらも天岩戸のアメノウズメのような神話性すら感じられて、感動の涙が止まらなかったというね… (iДi) ウェェェェェ
ここ、バカバカしいけれども凄まじく泣けるシーンでして。
その精神性は、「グラップラー刃牙」の中でも一番愛しているこの場面に近い感じ。
勝手な要素を入れながら雑にオチを書いておくと、アマンダの死を経て「殺人鬼殺しの女(ファイナルガール)」になったマックスが見事に殺人鬼を退治すると、映画の世界に迷い込んだ友人たちと一緒に病院のベッドで目覚めまして。現実に戻れたかと思いきや、今度は「血まみれのキャンプ場2」に迷い込んでしまって、終了。エンドクレジットとともにNG集が流れてましたよ、確か。いや~、観て良かったです (o^-')b オススメ!
<3本目>
ネバー・サレンダー 肉弾烈戦
(あらすじ)
海兵隊を引退し、ボディガードとして働き始めたジェイクは(マイク“ザ・ミズ”ミザニン)、大手軍需企業の秘密を握る女性、オリビアの警護を任される。仲間の護衛と共に車で目的地に向かっていたが突然、軍需企業が雇った武装集団から激しい攻撃を浴び、一行は壊滅状態に陥ってしまう。なんとか一命を取り留めたジェイクとオリビアは、決死の逃走を開始するが……。果たして、ジェイクは彼女を守りきることができるのか!?(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
70点
WWE製作の「ネバー・サレンダー 肉弾凶器」から始まった「ネバー・サレンダー」シリーズ第4弾。今までは主演が1作ごとに変わっていたのに、今作はミズが3作目(「肉弾無双」)
から続投しているのは、好評だったからなのかしらん。何はともあれ、基本的にレスラー主演作は観る主義ということで借りたんですが、意外と面白かったです (・∀・) ヨカッタ!
正直、シリーズの過去作に関してはウロ覚えなんですけど(汗)、アクションは一番見応えがあった印象。銃撃シーンにしても、格闘描写にしてもひと工夫ある感じで、さらに森に潜んだ時のブービートラップ描写が良い感じであり(なかなか残酷に死ぬ)、何度も洗濯物を畳む手が止まりましたよ(最近、DVDやネット配信系は洗濯物を干したり畳んだりしながら観てるので)。あとから監督が「ルール 無法都市」のウィリアム・カウフマンだと知って、合点がいきましたね。念のため、話を雑に書いておくと、ジェイクは敵を皆殺し&オリビアをちゃんと守り切って終わってました (´∀`) ソリャソーダ
<4本目>
キング・オブ・ヴァジュラ 金剛王
(あらすじ)
第二次世界大戦間近の1930年代、日本軍は中国を精神的に支配下に置くべく、カルト教団・ハーデスの力を借りていた。教団は武器を使わずに敵を屈服させるという理念の元、敵対国から幼児を誘拐し、究極の兵士に育て上げていたのだ。K-29(シン・ユー)はそんな教団の中でも最も才能に恵まれた子どもだったが、兄と戦うことを強いられ、殺してしまったことをきっかけに、教団に復讐を誓う。数年後、最強の兵士となったK-29は、教団を抜けて中国で少林寺の門徒となり、日本軍と戦う人々を助けていた。やがてK-29はその強さから「金剛王」とよばれるようになり、ハーデス教団との生死を賭けた最後の戦いに赴く…。(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
70点
香港の格闘アクションで実に良い仕事をしてきたシン・ユー主演作ということで、ずっと気になっていたんですが、なかなか借りるタイミングが合わなくて…。1月、仕事が暇になった時、やっとレンタルいたしました。感想は「良かったね、シン・ユー (´∀`) ウフフ」って感じですかね。基本的にはデスバトルモノなので別物なんですけど、敵が日本軍(に協力するカルト教団)だったり、詰め襟を着たりと、ところどころ「ドラゴン怒りの鉄拳」を意識していて、やはり香港の武打星ってブルース・リーが大好きなんだなぁと(ドニー・イェン兄貴の「ブルース・リーは音楽で例えるとベートーベン」発言を思い出しました)。ちなみに監督はロー・ウィンチョンで武術指導はサモ・ハン・キンポー。
雰囲気が恐ろしくシリアスな割には、敵が「日本のカルト教団ハーデス」であり(ナニコレ感は強い)、間違った日本描写も盛り込まれているので、その微妙な世界観に乗れない人もいるかもしれませんが、香港のカンフーアクションにしてはなかなか重めで肉厚な格闘が繰り広げられるので(人もバンバン死ぬ)、僕的には大好物。特にクライマックスに炸裂する「17秒の必殺技」はよくわからないけど勢いがあって愉快でしたね~。兵役逃れで大変なユ・スンジュンやマット・マリンズも頑張ってて良かったです。文句を書くと、倉田保昭さんが意外と活躍しなかったのは残念だったし、ヒロインは結構邪魔に感じましたよ。オチを書いておくと、主人公がライバルを倒す→ヒロインは死んだものの、教団は崩壊してハッピーエンドでした(雑な要約)。
僕は好きでしたが、「300<スリー ハンドレッド>」のクレイジーホース・ショット的なアクション描写は好みが分かれるカモね (o^-')b カーモネ!
そんなワケで、単独で記事をアップした「アルティメット・エージェント」と「暴動/バトル・プリズン」を合わせると、先月観たDVD作品は合計6本。全体的にアタリが多かった印象ですが、1番はやっぱり「ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ」ですね。あと、普通に良い映画なので「フルートベール駅で」
もオススメだし、格闘アクションが好きなら「キング・オブ・ヴァジュラ 金剛王」
も良いような気がしないでもないです。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。
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2016年1月に観たDVDの覚え書き
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