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ザ・バニシンング 消失(ネタバレ)

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※本作はネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、未見の人は観てから読んで!




ザ・バニシンング 消失



原題:Spoorloos
1988/オランダ、フランス 上映時間106分
監督・製作・脚本:ジョルジュ・シュルイツァー
製作:アンヌ・ロルドン
原作・脚本:ティム・クラッベ
撮影:トニ・クーン
音楽:ヘンニ・ブリエンテン
出演:ベルナール=ピエール・ドナデュー、ジーン・ベルボーツ、ヨハンナ・テア・ステーゲ、グウェン・エックハウス
パンフレット:★★★(500円/薄いけど、安いし、高橋諭治さんのコラムが良かった)
(あらすじ)
オランダからフランスへ車で小旅行に出がけたレックスとサスキアだったが、立ち寄ったドライブインで、サスキアがこつ然と姿を消してしまう。レックスは必死に彼女を捜すが手がかりは得られず、3年の月日が流れる。それでもなお捜索を続けていたレックスのもとへ、犯人らしき人物からの手紙が何通も届き始める。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※今回の記事は「イングロリアス・バスターズ」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」「キル・ビル Vol.2」「失踪」のネタバレに触れているので、気をつけて!

僕には「観た気になっている映画」というのがよくあって、本作はその1本でして。たぶんこれとかこれとかこれとかこれあたりが勝手に一緒になっていて、本作をすっかり観た気分だったんですが…。1988年の作品ながらも「日本公開されるのは今回が初」ということで公式サイトをチェックしてみれば「観たことなかった!Σ(゚д゚ )」と今さら気付きましてね(微笑)。昨年公開された「恐怖の報酬」もそんな感じで観に行ってみたら「映画秘宝」の年間ベストに挙げる級だったのもあって、急遽観ることに決定。6月13日、横浜のシネマ・ジャック&ベティにて、「魂のゆくえ」とハシゴ鑑賞いたしました。「これは胸糞悪い!(°∀°)b オミゴト!」と感心しましたよ。


SCREENジャック、半分ぐらいは埋まってたような気がします。



驚くほどあらすじを雑に書いておくと、旅行中、サービスエリアで、レックス(ジーン・ベルボーツ)の恋人サスキア(ヨハンナ・テア・ステーゲ)が失踪しましてね。そのまま3年間が経過しつつも、レックスが諦めずにサスキアの行方を捜していたら、サスキアを拉致したという男、レイモン(ベルナール=ピエール・ドナデュー)が登場。「私についてくれば、彼女がどうなったかわかりますよ ( ´_ゝ`)」というから、レックスは渋々ついて行くと、サスキアの失踪現場に到着しまして。さらに「この睡眠薬入りのコーヒーを飲めば、彼女がどうなったかわかりますよ ( ´_ゝ`)」なんて言うから、悩んだ挙げ句にコーヒーを飲み干してみれば、棺桶に入れられて生き埋めにされたのでした ┐(´ー`)┌ ザンネーン


旅をしていたら、レックス(右)の恋人サスキアが失踪しましてね。


3年後、彼女を誘拐したというレイモン(右)が登場。言う通りにしたら生き埋めにされたというね… ('A`) イヤーン



いや〜、単なる「失踪モノ」かと思いきや、スゲーよくできた“底意地が悪い映画”でしたな。本作は、僕が書いた雑なあらすじだけでなく、それと同時に犯人レイモンの「どうやって拉致をするか?」を準備するトライ&エラーが描かれてまして。それらの描写がなかなか不気味ながらもユニークだったりするし、ちゃんと伏線になっていたりもするから、見事だなぁと。あと、宇多丸師匠が「誰にでも大なり小なり覚えがあるだろう『何気ない選択が招いた取り返しのつかない喪失と悔恨』を描いているからこそ、この映画はここまで忘れ難いのだと思う」なんてコメントをされていたんですが、「まさにその通り!m9`Д´) ビシッ」というか(尻馬に乗った文章)。レイモンも予期していなかった偶然に偶然が重なってサスキアが選ばれてしまう展開とか、好奇心に勝てずにレックスがコーヒーを飲んでしまうくだりとか、「人生が厭な方に転がっていくさま」を具体的に映像化した感があって。そしてもちろん、あの「生き埋めエンド」に関しては驚くほど厭な気分になったんですが、しかし。


面白かったものの、あまりに酷いラストなので、こんなグレート巽気分にもなりましたよ(「餓狼伝」より)。



それと同時に『キル・ビル Vol.2』の元ネタはこれか!Σ(゚д゚;)」と。クエンティン・タランティーノ監督作の中でも、「キル・ビル Vol.2」はかなり好きな方で、特に生き埋めにされた主人公がワンインチパンチ(寸勁)で脱出するシーンをこよなく愛していたんですが、どう考えても本作からの引用じゃないですか(たぶん当時、そこを指摘するレビューもあったんじゃないかしらん)。ただ、タランティーノ監督はシーンを再現するだけでなく「主人公が自力で脱出する」という改変を加えているワケで、「イングロリアス・バスターズ」の「ヒトラーを殺すラスト」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の「マンソン・ファミリーを殺すラスト」などの「歴史改変エンド」「キル・ビル Vol.2」から始まっていたのでは…なんて思ったり。ちなみにジョルジュ・シュルイツァー監督自身によるハリウッドリメイク「失踪」も鑑賞したんですけど、これがまた取って付けたようなハッピーエンドを迎えてましてね(主人公は生き埋めになるも、新しい恋人が助けてくれて、彼女と結ばれる)。ちょっとバカバカしいながらも、それなりには楽しかった次第。


「キル・ビル Vol.2」の脱出シーン↓ 大好きです (´∀`) アイシテル




なんて言うんですかね、いわゆる「失踪モノ」って、失踪した真相がわかってからエンタメ展開に入ると、ちょっと失速しちゃう感があるじゃないですか(例えば、僕はカート・ラッセル主演の「ブレーキ・ダウン」が大好きだけど、後半はやっぱりテンションが少し下がる)。でも、本作は「真相発覚とともに終了」なので、そこもまた衝撃を受ける理由なんだろうなぁと。何はともあれ、「絶賛されるだけのことはある」と感心しましたが、とは言え、レイモンの名前と住所を押さえた時点で警察に通報すれば良い気がしたし、そもそも本作のレイモンのような達観ヅラをした犯罪者は大嫌いなので、なんとなく80点という乱暴な着地。劇場公開が終わってしまった現在、なかなか観るのも大変かもしれませんが(汗)、気になる人はチェックしておくと良いザマス。




ジョルジュ・シュルイツァー監督によるハリウッドリメイク。それなりには楽しかったけど… (・ε・) ウーン



この手の「失踪モノ」で好きなカート・ラッセル主演作。



ジョルジュ・シュルイツァー監督の最後の作品であり、リヴァー・フェニックスの遺作だとか (゚⊿゚) ヘー



このライアン・レイノルズ主演の“ワン・シチュエーション・スリラー”も本作が元ネタだったのね。



低予算ながらも非常に頑張ってる三宅隆太監督作。観てみて!m9`Д´) ビシッ









アス(ネタバレ)

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アス



原題:Us
2019/アメリカ 上映時間116分
監督・製作・脚本:ジョーダン・ピール
製作:ショーン・マッキトリック、ジェイソン・ブラム、イアン・クーパー
製作総指揮:ダニエル・ルピ、ベア・セケイラ
撮影:マイケル・ジオラキス
美術:ルース・デ・ヨンク
衣装:キム・バレット
編集:ニコラス・モンスール
音楽:マイケル・エイブルズ
視覚効果監修:グレイディ・コファー
出演:ルピタ・ニョンゴ、ウィンストン・デューク、エリザベス・モス、ティム・ハイデッカー、シャハディ・ライト・ジョセフ、エバン・アレックス、カリ・シェルドン、ノエル・シェルドン、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、アナ・ディオプ、マディソン・カリー
パンフレット:★★★☆(800円/ネタバレ前提のパンフは好き。コラム3本も良い感じ)
(あらすじ)
夫のゲイブ、娘のゾーラ、息子のジェイソンとともに夏休みを過ごすため、幼少期に住んでいたカリフォルニア州サンタクルーズの家を訪れたアデレードは、不気味な偶然に見舞われたことで過去のトラウマがフラッシュバックするようになってしまう。そして、家族の身に何か恐ろしいことが起こるという妄想を次第に強めていく彼女の前に、自分たちとそっくりな“わたしたち”が現れ……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




50点


※この映画の解釈云々については、映画評論家の町山智浩さんによるこちらの解説とか読めば十分じゃないかしらん。

本作を観たのは、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったから…ではなく(不要な書き出し)。ジョーダン・ピール監督の「ゲット・アウト」が面白かったし(2回目が特に!)、予告編を観たら「この話、どうなるの!? Σ(゚д゚;)」とスゲー気になったし、悪意全開のドッペルゲンガーたちも不気味で好みだし…ということで、観ることに決定。ネタバレが怖かったので、公開してすぐの9月9日(月)、auマンデイを利用して、TOHOシネマズ日比谷で鑑賞いたしました。「あ…そういう話でしたか… (´Д`;) ハァ...」と思ったり。まぁ、アッサリ気味に感想を投下しておきますね。


7番スクリーン、1/3ぐらい埋まってました。



最初にあらすじをザッと雑に書いておくと、主人公のアデレードは、小さいころ、カリフォルニア州サンタクルーズのビーチにある遊園地のミラーハウスで、自分とそっくりな少女に出会うという体験をしてましてね。ショックで少し話せなくなったりしたものの、今ではすっかり成長して結婚し、2人の子どもに恵まれて、それなりに幸せな日々を送っていたんですが、しかし。思い出のサンタクルーズの別荘に遊びに行ってみれば、自分たち家族とそっくりな“わたしたち=テザード”が襲来しましてね。実は、テザードは過去に政府が作ったクローンであり、他の人たちの分も大量に存在しまして。実験の失敗によって地下に封印されていたんですが、リーダー格のレッド(主人公にそっくり)の指導によって地上に進出してきたのです。そんなテザード軍団ったら、自分たちと対になる人間を殺しては「ハンズ・アクロス・アメリカ」ライクに手を繋ぎ始めるから、何が何やらですよ ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ で、あーだこーだあって、アデレードはレッドをタイマンで殺して息子を取り戻すも、よくよく思い出してみれば「小さいころ、ミラーハウスでそっくりな少女と入れ替わっていた→アタシがテザードだったぁーッ!Σ(゚д゚;し ゲェー!」ってな調子で終わってたんじゃないかな、たぶん(うろ覚え)。


なんとなく最後に流れるミニー・リパートン「Les Fleurs」を貼っておきますね↓




ううむ、「アス」なんて言うからお尻についての映画かと思いきや「ホーム・インベージョン系」+「ドッペルゲンガー系」って感じのホラーかと思いきや、「恵まれている自分に罪悪感はないの?(゚⊿゚)」的なメッセージが込められた映画だった…ってのは、尊敬する映画評論家の町山智浩さんがパンフやらサイトやらで散々解説しているし、ジョーダン・ピール監督だってインタビューで語っているワケですが、なるほどなぁと。例えば「移民を閉め出そうとするアメリカ(US)」を描いたとも言えるそうで、それって僕ら“豊かな日本人”にも当てはまるワケで(貧困層を無視して生きている…どころか、そもそも“先進国に生まれたことの既得権益”があるんですよね)。非常に考えさせられた…と書きたいところですが、ごめんなさい、正直、僕はあまり乗れなかったです。

ビーチでの「息子がいなくなっちゃったシーン」の不穏さは素晴らしかったし、テザードたちの見せ方は不気味で愉快だったし、「自分だったらどうしよう!(´Д`;)」と父親目線でハラハラしたし(最初にヒザをやられるのは「ファニーゲーム」を思い出した)、「テザードたちはウサギを生きたままボリボリ食べて暮らしてた」といった設定も面白かったし、好きなところも多いんですよ。ただ、「ホラーが社会問題のメタファーになっている」的なのって別に嫌いじゃないけどさ、本作の場合、「政府がクローンを作って地下施設に閉じ込めてた」みたいな設定があまりに突飛すぎて、そのテーマの描き方に感心する以前に「なにこの話 ( ゚д゚)」って冷めちゃったんですよ…。

なんて言うんですかね、「ドッペルゲンガー」モノなんて、超自然的な存在云々で投げっぱなしてもらえれば良かったのに、中途半端に理屈をこねられたせいで、逆に「じゃあ、こういうところが変じゃね?」といった風に細かいところが気になって仕方なかったという心の狭いアタシ。町山さんが「本作はこれだけ長い説明が必要な作品。だけど今言った通りのメッセージでそのまま映画作ったら誰も見に来ないですよね。『我々は貧困層を切り捨てているのではないか!』とかね(笑)。だれも見に来ないですよ!このように描くのはジョーダン・ピールの戦略なんです」なんて言われてて。そりゃあ、そうかもしれませんが、とは言え、僕は「これだけ長い説明が必要」な割にはあまり上手くいってないように思えたというか、その説明を知っても「だから何」感が拭えなかった…って、伝わりますかね (´・ω・`) ウーン


ということで、鑑賞後はこの烈海王気分になった次第(「バキ」より)。



まぁ、何はともあれ、そんなワケで予想外に乗れなかったです (´Д`;) ウーン でも、面白いところも結構あったし、なんと「ロッテントマト」では大絶賛されているし、日本でも評価する人が多いということでね、ホラーが好きな人は観ておくと良い気がいたします。おしまい。




デジタル盤のサントラ。輸入CD盤もあります。



ジョーダン・ピール監督の前作。僕の感想はこんな感じ









夢の音(ネタバレ)

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夢の音



2018/日本 上映時間119分
監督・脚本・編集:松浦健志
撮影・照明:迫あすみ
録音:川上悠
音楽プロデューサー:hoto-D
主題歌:眉村ちあき
出演:眉村ちあき、小田夢乃、佐久間みなみ、桜まゆみ、山崎恒輔、竹田雄祐、藤村英志、三田結菜、林浩太郎、後藤紗亜弥、戸井田奈都子、泉水美和子、木村夏子、環菜美、沢村英樹、小池首領、巴山祐樹、松川遥菜、下町ノ夏、由利華、梶礼美菜、室上茂、岬まき、碧木もも、中西優華、小野よしみ
パンフレット:なし
(あらすじ)
人付き合いが苦手な20歳の会社員・葵は人間関係のわずらわしさを避けるため、昼食の時間を会社のトイレで過ごしているが、同僚と話すきっかけ作りのためギターの練習を始める。心を許せる唯一である千夏のサポートのおかげもあり、葵のギターの腕は少しずつ上達し、会社の同僚たちとも徐々に打ち解けていった。一方、人気沸騰中のバンド「東京カタルシス」はボーカリストの夢乃が突然バンドを脱退することとなり、活動休止の危機に直面していた。バンドの人気を支える夢乃が不在という状況で「東京カタルシス」のメンバーたちは衝突を繰り返し、バンドの存続が危ぶまれる事態となるが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


あれは今年の4月10日のこと。なんとTwitterで松浦健志監督にフォローされたのでフォロー返しをしてみたら、「本作が劇場公開されるので観てほしい」といった旨のDMをいただきましてね。自主制作の音楽映画(=興味のないジャンル)ということでノーチェックだったものの、ちょうど吉祥寺のココマルシアターに見逃していた「洗骨」を観に行くつもりだったし、眉村ちあきさんにも興味があったので観ることに決定。ありがたいことに「招待してくれる」とのことでしたが、それは恥ずかしいので断りつつ、4月16日(火)、ココマルシアターデーを利用して1100円「洗骨」とハシゴ鑑賞してきました。「いい…ッッ (゚∀゚;)」と思ったり。


ココマルシアター、今月で閉館しちゃったみたいですな…。この日は満員でした。


連日舞台挨拶&トークショーをやっていたのです。


鑑賞中の僕の気持ちを代弁する烈海王を貼っておきますね(「刃牙道」より)。



お話自体は、実によくある「青春音楽モノ」でしてね。あらすじを驚くほど雑に書いておくと、人付き合いが苦手な三上葵(眉村ちあき)が、憧れの同僚の千夏(佐久間みなみ)にギターを習って、あーだこーだしていたら、ボーカリストの夢乃(小田夢乃)が脱退しちゃった人気バンド「東京カタルシス」のボーカルに選ばれまして。いろいろあって、「東京カタルシス」のライブ(ネット配信)で、ずっと支えてくれていた姉の歩美(桜まゆみ)への気持ちを込めた「姉に捧げる子守唄」を歌ってみたら、意地っ張りだった姉が素直になって旦那(林浩太郎)の元に行ったりして、映画は終わってた気がします、たぶん、きっと(うろ覚え)。


公開記念ライブでの「姉に捧げる子守唄」の動画を貼っておきますね↓




いや〜、予想外に面白かったです!(°∀°)b ヨカッタ! 正直、低予算自主映画ならではの画面の安っぽさみたいなのはあったし、実際に音楽ができる出演者を選んでいる分、「演技に難あり」みたいな人もいたし、人によっては乗れなかったりするだろうけど、僕的にはこの手の音楽映画の中ではかなり好きな作品になりました。で、その一番の要因は、主演の眉村ちあきさん。僕は愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」に出演された時に即興で歌を作ったのを聴いて「スゲェ!(°д°;)」と感心したことがあった程度で、よく存じ上げなかったんですが、彼女が魅力的に撮られているだけでなく、その「即興で歌を作れる」という能力も作劇に取り入れていたから、上手いなぁと。「まだ眉村ちあきさん自身がメジャーな存在じゃない」ということも僕的にはプラスに作用して、「大スターのレディー・ガガが主演」ということで若干乗れなかった「アリー スター誕生」よりも「パティ・ケイク$」気分で楽しめた…って、伝わりにくいですかね (´∀`;) スミマセン なんにせよ、本作は眉村ちあきさんを観るだけでも1800円の価値があると思ったり(って、1100円しか払ってませんがー)。


なんとなく眉村ちあきさんの「奇跡・神の子・天才犬!」を貼っておきますね↓ 最後まで観たけど、頭良くなったかな…。




あと、松浦健志監督がこだわったというだけあって、本作の音楽は非常に良かったですよ。眉村ちあきさんの歌が素晴らしかったのはもちろんのこと、僕が一番好きだったのは「葵のギターを巡ってギターバトルが始まるシーン」でして。演奏を重ねていくと、敵対していた2人が次第に「お前、やるじゃねぇか ( ̄ー ̄) ニヤッ」みたいな空気になるのが、撮り方も含めてスゲー良かったです(音楽の力を信じている人が作った感があって好き)。その他、本作のように「配信」が物語の中心になる「青春音楽モノ」というのは今どきだと思ったし(「お姉さんがずっと配信を観ていて、影ながら応援してた」という展開が泣けた)、ソロデビューのためにバンドを脱退した夢乃にもちゃんと挫折&立ち直るストーリーを与えたのは好感が持てましたね〜。


夢乃を演じた小田夢乃さんの「GAME」のMVを貼っておきますね↓




本作を観た日はお腹が下痢気味で、鑑賞後のトークショーを観られなかった…なんてことはどうでも良いとして。何はともあれ、普通に面白い青春音楽映画でしたヨ (o^-')b イイネ!  そりゃあ自主製作の低予算映画っぽさはところどころあるものの(汗)、この時期の眉村ちあきさんを記録したアイドル映画というだけでもスゲー価値があるのでね、もし観る機会があったら、ぜひぜひ〜。




松浦健志監督が音楽担当の助監督として関わったそうな。



こちらも松浦健志監督が助監督として携わった青春音楽映画。僕の感想はこんな感じ



今年観た「スター誕生」映画。僕の感想はこんな感じ



昨年観た青春音楽映画。僕の感想はこんな感じ








WE ARE LITTLE ZOMBIES ウィーアーリトルゾンビーズ(ネタバレ)

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WE ARE LITTLE ZOMBIES ウィーアーリトルゾンビーズ



2019/日本 上映時間120分
監督・脚本:長久允
製作:吉崎圭一、新井重人、水野道訓、井上肇、加太孝明
プロデューサー:山西太平、高橋信一、横山治己、長谷川晴彦
ラインプロデューサー:鈴木康生、小柳智則
アソシエイトプロデューサー:國枝礼子、橘佑香里、熊澤瑠里
撮影:武田浩明
照明:前島祐樹
サウンドデザイン:沖田純之介
美術:栗林由紀子
装飾:渡辺誉慶
衣装:下山さつき
ヘアメイク:光野ひとみ
編集:稲本真帆
カラリスト:根本恒
VFXスーパーバイザー:二瀬具洋
音楽プロデューサー:山田勝也
助監督:平井淳史
キャスティング:田端利江
スクリプター:大西暁子
演出補:長田亮
制作担当:宮森隆介
リトルゾンビーズ音楽:LOVE SPREAD
リトルゾンビーズ衣装:writtenafterwards
リトルゾンビーズメイク:加茂克也
アートワーク:magma
出演:二宮慶多、水野哲志、奥村門土、中島セナ、佐々木蔵之介、工藤夕貴、池松壮亮、初音映莉子、村上淳、西田尚美、佐野史郎、菊地凛子、永瀬正敏、康本雅子、夏木ゆたか、利重剛、シシヤマザキ、五月女ケイ子、山中崇、並木愛枝、佐藤緋美、水澤紳吾、黒田大輔、忍成修吾、クリトリック・リス、長塚圭史、池谷のぶえ、戌井昭人、虹の黄昏、赤堀雅秋、奥村天晴、奥村今、清塚信也、山田真歩、湯川ひな、松浦祐也、澄海、渋川清彦、プラズマ、おやすみホログラム、かっぴー、るうこ、Seiho、いとうせいこう、CHAI、菊地成孔、今田哲史、森田哲矢、柳憂怜、ぼく脳、關PS2000、葵、愛どんわなだい、三浦誠己、前原瑞樹
声の出演:吉木りさ
パンフレット:★★★★☆(880円/作品の世界観をコンパクトにまとめた感のある良いパンフ。観た人は必読!)
(あらすじ)
火葬場で出会ったヒカリ、イシ、タケムラ、イクコは、両親を亡くしても泣けなかった。ゾンビのように感情を失った彼らは自分たちの心を取り戻すため、もう誰もいなくなってしまったそれぞれの家を巡りはじめる。やがて彼らは、冒険の途中でたどり着いたゴミ捨て場で「LITTLE ZOMBIES」というバンドを結成。そこで撮影した映像が話題を呼び社会現象まで巻き起こす大ヒットとなるが、4人は思いがけない運命に翻弄されていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


本作を水道橋博士さんが絶賛されていたのは知っていたんですけど、基本的には「坂口拓さんが肩甲骨をグリグリ動かしながら人を殺していくような映画」を好むブログ主ですよ、最近はいろいろとやらなくちゃいけないことが多いのもあって、こんなポップでキッチュな作品は観なくて良かろうと、心の「観ない映画フォルダ」に入れていたんですが、しかし。6月21日&6月27日放送の「ムービーウォッチメン」のリスナーカプセルに選ばれた→今年もリスナーカプセルに入った作品を鑑賞しているので、急遽観ることに決定。7月9日、TOHOシネマズシャンテに足を運んできました(その後、「スノー・ロワイヤル」をハシゴ)。僕には合わなかったかなぁ… (´Д`;) ウーン もうね、驚くほどアッサリ気味な感想を投下しておきますよ。


スクリーン3、1/3ぐらい埋まってたような。



あらすじを雑に書いておくと、両親を亡くしたものの泣けなかったヒカリは、火葬場で同じように感情を失ったイシ、タケムラ、イクコと出会って、4人だけで旅を始めまして。その途中で辿り着いたゴミ捨て場で「LITTLE ZOMBIES」というバンドを結成すると社会現象になるも、いろいろあってバンドは解散。ヒカリが親戚に引き取られそうになったところ、3人が助けてくれて、彼が行きたかったライブツアーの最終地(a.k.a.両親がイチゴ狩りバスツアーで行く予定だった場所?)に向かいまして。草原の中を4人が歩いて行ってめでたしめでたし…と思いきや、エンドクレジット後に葬儀場にいるヒカリが映って、今までのことは白昼夢だった的なムードが漂って、終わってたような気がします、たぶん。


エンディング曲の「ZOMBIES BUT ALIVE」を貼っておきますね↓




最初に良かったところを挙げると、主演の4人の子どもたちは最高だったし(あえて棒読みっぽい演技をさせたのも作品に合っていて良かった!)、劇中で使われる音楽の数々も素晴らしかったですね〜。あと、本作はいろいろと無茶苦茶な世界観を提示しておきながら最終的には夢オチだったワケですけど、僕的にはそれこそが「絶望には想像力で立ち向かえるんじゃないか」的なメッセージに思えて、結構好きな終わり方でしたよ。それと本作は長久允監督が「青い鯨」から着想したそうですが、学校に行くのがつらい子どもたちのために夏休み最後の日に無料配信するという試みは、非常に尊敬できると思ったり。


要はこんな映画でしたよ…という唐突かつ乱暴な純・ゲバル画像(「範馬刃牙」より)。



劇中曲「WE ARE LITTLE ZOMBIES」のMVを貼っておきますね↓ キャッチーですな。




ただ、ごめんなさい、全体的には苦手だったというか。鑑賞後にパンフを読んだら、長久允監督がCMディレクターということでスゲー納得したんですけど、全体的に“乗れない時の中島哲也監督作”っぽくて。突飛な演出やらカメラワークやらがドンドン繰り広げられていくから、中盤ぐらいから疲れちゃったんですよね…。それと8bitドット絵RPG風の演出は懐かしくて面白いけど、それって“今の子どもたちの世界観”ではないワケで(昔の携帯ゲーム機を愛用するヒカリの脳内だから…というエクスキューズはあるけど)。なんかね、本作の子どもたちの超然&達観した台詞と合わせて、モロに「大人が考えた“子どもたちの冒険”」って感じに見えちゃって、「なんだかなー (゚⊿゚)」と思いながら観てた…ってな調子。ちなみに現在、配信されている短編「そうして私たちはプールに金魚を、」もあまり乗れなかったので(こういう短編を無料配信する姿勢は素晴らしいと思いますが)、僕的に長久允監督の作品はちょっと苦手なのかもしれません…。


「そうして私たちはプールに金魚を、」↓ これが好きな人は本作も合うんじゃないかしらん。




なんて言うんですかね、非常にユニークな作品だと思うし、作品のメッセージも好きなんですけど、本作に没入するには僕の精神が若くなかったというか、残念ながら合わなかったです (´Д`;) ウーン ただ、ハマる人には“心の1本になる作品”っぽいし、何と言ってもあのサンダンス映画祭で日本映画初の審査員特別賞・オリジナリティ賞を受賞しているのでね、観る機会があったらぜひチェックしてみてくださいな。




デジタル盤のサントラ。DVD付きのCD盤もあります。



長久允監督自身によるノベライズでございます。






2019年10月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

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毎月の恒例として、僕が2019年10月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

10/4〜5
ジョン・ウィック:パラベラム ①
ジョーカー ②
下忍 赤い影 ③
牙狼〈GARO〉月虹ノ旅人 ④
いけにえマン ⑤
HiGH&LOW THE WORST ⑥
毒戦 BELIEVER ⑦
典座 -TENZO- ○
ホームステイ ボクと僕の100日間 △
Mr.&Ms.スティーラー △
蜜蜂と遠雷 △
ダウト 嘘つきオトコは誰? △


10/11〜12
アップグレード ⑧
クロール 凶暴領域 ⑨
ボーダー 二つの世界 ⑩
15ミニッツ・ウォー ○
最高の人生の見つけ方 ○
魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たち △
真実 △
WALKING MAN △
英雄は嘘がお好き △
ブルーアワーにぶっ飛ばす △
第三夫人と髪飾り △
天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント △
トスカーナの幸せレシピ △
東京アディオス △
イエスタデイ △


10/18〜19
フッド:ザ・ビギニング ⑪
ガリーボーイ ⑫
スペシャルアクターズ ○
楽園 △
A.I.ライジング △
AI探偵 △
駅までの道をおしえて △
アダムズ・アップル △
解放区 △


10/25〜26
ザ・バウンサー ⑬
Thunderbolt Fantasy 西幽玹歌 ⑭
ロボット2.0 ⑮
ジェミニマン ⑯
超・少年探偵団NEO Beginning ⑰
T-34 レジェンド・オブ・ウォー ⑱
風水師 王の運命を決めた男 △
ロイヤルコーギー レックスの大冒険 △
この星は、私の星じゃない △
108 海馬五郎の復讐と冒険 △



10月はもう注目作だらけで大変なワケですが(汗)、もちろんこのブログを読むような方が一番気になっているのは、10月25日からヒューマントラストシネマ渋谷などで開催される「WECワールド・エクストリーム・シネマ2019」の1本として公開予定のジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作「ザ・バウンサー」ですよね? ね? 監督が「フランス特殊部隊GIGN エールフランス8969便ハイジャック事件」を撮ったジュリアン・ルクレールというのは期待できるし(って、未見なんですけど評判が良いので)、「娘を人質にとられた用心棒が犯罪組織へ潜入する」というストーリーだけで燃えるし、たぶん今年ベスト級に面白い気がしなくもないように感じなくもないんですよ、きっと (´∀`;) エヘヘ もうね、公開されたら土日以外はなるべく劇場に足を運ぶことになると思います(仕事次第ではありますがー)。


「ザ・バウンサー」の予告編↓ 絶対面白いよ、恐らく!




で、そりゃあ当然ながら、「ジョン・ウィック」シリーズ待望の三作目「ジョン・ウィック:パラベラム」も超楽しみですよ(微笑)。前売り特典の「アサシンカウンター」を装着して、とりあえずは公開日に鑑賞しつつキルカウントを数える予定でございます。同じ日に上映が始まる「ジョーカー」については、もう予告編が素晴らしいし、前評判も高いし、できれば2本立て鑑賞しようと思っております。その前に予習として「キング・オブ・コメディ」も観ておかなくちゃなぁ。それと、まったくノーマークだったのに、何かの際に予告編を観たら最高すぎた「アップグレード」もなるべく早く観るつもりです (・∀・) タノシミー


「アサシンカウンター」、今月から使いまくりそうな予感。



「アップグレード」の予告編↓ スゲー面白そうですよね… (´Д`;) ハァハァ




邦画で見逃せないのは、そりゃあ「HiGH&LOW THE WORST」ですよね。ちくしょう、7月から放送されていたドラマ版をすっかり見逃していたので、またHuluに入ろうかと悩んでいるのでした。あと、坂口拓さん絡みの「下忍 赤い影」はチェックしておきたいし、特撮好きとしては「牙狼〈GARO〉月虹ノ旅人」も観に行く予定で前売り券を購入済みだし、今年観た「一文字拳 序章 -最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い」が超僕好みだった中元雄監督作「いけにえマン」も劇場に足を運べればなぁと。


「下忍 赤い影」の予告編↓ 早く観ないとすぐに上映が終わりそうな予感…!(°д°;)




最後に、名画座系の観たい映画を挙げておくと、新文芸坐で10/03(木)~10/07(月)の「太陽を盗んだ男」「青春の殺人者」、10/08(火)と10/11(金)と10/14(月)の「マーウェン」「ドント・ウォーリー」、10/10(木)と10/13(日)と10/16(水)の「ビリーブ 未来への大逆転」「RBG 最強の85才」下高井戸シネマで10/05(土)~10/18(金)の「COLD WAR あの歌、2つの心」、10/19(土)~10/25(金)の「ベン・イズ・バック」キネカ大森で10/25(金)~10/31(木)の「ハロウィン」「遊星からの物体X デジタル・リマスター版」って感じですかね。以上、2019年10月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。







2019年8月に観たDVD等の覚え書き

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※今回の記事は、「7号室」のネタバレに触れているので、気をつけて!

もうすっかり9月末日ですが、毎月の恒例として「8月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓



<1本目>
7号室




(あらすじ)
ドゥシク(シン・ハギュン)が経営する個室DVD店は倒産寸前で、店員への給料も未払い状態が続いていた。そんな折、アルバイト店員のテジュン(D.O.)は、多額の報酬を支払うという麻薬密売人の話に乗り、預かったブツを店内の7号室に隠す。店を売却したいドゥシクは、アルバイトを増やして大繁盛を装うが、新人バイト(キム・ドンヨン)が店内で不慮の事故で死亡する事態が発生。慌てたドゥシクは死体を7号室に隠し、ドアを施錠してしまう。隠した麻薬を取りに戻ったテジュンは、ドアが開かずに困惑。7号室のドアを開けたいテジュンと、開けられては困るドゥシクの間で攻防が繰り広げられる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


すみません、映画の内容とは関係のない文章を書きますね。僕は基本的に「観た映画のパンフを買う主義」なんですけど、たまに売り切れていたりするじゃないですか。そういう時は後からネットで買ったりするんですが、もともとは720円のものが2000円ぐらいで売られていたりすると、もう血の涙を流すぐらいに悔しいワケですよ。だから、最近は「観ると決めた映画のパンフ」は、その日は観ないとしてもとりあえず買っておくことにしているんですけど、そのせいで「山〈モンテ〉」「洗骨」2冊買っちゃったし、逆に本作はパンフを買ったにもかかわらず劇場へ足を運べなかったというね… (ノω・、) アタシッテホントバカ

800円。表紙と裏表紙のデザインが良い感じでしたな。


で、それなりに気になっていたんですけど、いつの間にか“「UTAMARU-NEXT」の付き合いで加入したU-NEXT”で本作が配信されていたので、ササッと観てみました。何とも言えない後味でしたな… (´・ω・`) ウーン いや〜、僕はタイトルとポスターのムードから「ホテルなどを舞台にしたサスペンス・ミステリー」みたいなのを想像してたんですよ。ところが、実際に観てみたら、“貧乏な個室ビデオ屋の親父”と“ミュージシャンを夢見るアルバイト青年”の世知辛い攻防戦が描かれるからビックリいたしました。あらすじをザッと書いておくと「① 個室ビデオ屋の親父ドゥシクが低迷した店の権利を売ろうと四苦八苦していたら新人バイト(朝鮮族)が事故死→② その死体を7号室に隠して扉に鍵をかけたら、その部屋に“売人から預かったブツ”を隠していたバイト青年テジョンが開けようとする→③ 結局、バレたので隠蔽を手伝ってもらうと店の権利が売れたので、テジョンは売人と手を切り、ドゥシクはバイトの死を噛み締めつつも新たな道を行く」ってな三幕構成でしたよ。

なんて言うんですかね、本作は「シチュエーション・サスペンス・ブラックコメディ」といった感じなんですが、思いのほか韓国の下層階級の人々の厳しい経済事情が描かれてまして。主人公のドゥシクが、ビルの管理人の部屋にガソリンを撒いて火を点けようとした時はアウトだと思いましたけど(未遂に終わる)、あの“お金がなくて追い詰められる姿”は少し同情&共感しちゃうところもあったというか。事故死したバイトが「朝鮮族だから捜査されない」というのも「韓国のリアル」なんだろうなぁと思って、かなり切なくなりましたよ(良い子だっただけに…)。預かったブツを川に投げたテジョンはその後が心配すぎるし、新たな人生を進もうとするドゥシクも重荷を背負っているしと(バックミラーにチラッと死んだバイトが映るのがイイ!)、2人は決してハッピーエンドを迎えたワケではなくて。ううむ、なんとなく「キレイごとだけでは生きられない現実」などを考えさせられた次第 (´・ω・`) ウーン その他、ドゥシク役のシン・ハギュンとテジュン役のD.O.、そして朝鮮族のバイト役のキム・ドンヨンは素晴らしかったし、中盤と終盤に繰り広げられる「ケンカ馴れしていない同士のバトル」は微笑ましくて好きでしたね〜。

神頼みするドゥシクには哀れだけど共感。オナソーム、グランデ、ラソナートス、オナソーム、グランデ、ラソナートス…。




その他、ついAmazonプライム・ビデオ「ザ・ボーイズ」を一気に観ちゃったりもしたので、今月にDVDやら配信やらで観た作品は合計1本だけ。「7号室」は好きだけど、変な映画なので、積極的にはオススメできないかなぁ…。まぁ、ドラマになりますが、超面白かったのでね、僕的にはグロ耐性のある方なら「ザ・ボーイズ」を観ると良いと思いますヨ (°∀°)b オススメ! 以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。





先週の備忘録(2019/9/24~9/30)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、リハビリ→仕事→職場の人と飲み
水曜日、仕事→映画を2本鑑賞
木曜日、仕事
金曜日、仕事→映画鑑賞→練馬の「か和もっち」で朝まで飲む
土曜日、仕事→864グラムのハンバーグを食べました (´∀`=)
日曜日、仕事
月曜日、リハビリ→仕事
※先週観た映画は3本でした。
※先週の「アトロク」「くれい響さんの韓国映画紹介」「車の免許がない人特集」が良かったです。



少し前、あのコンバットRECさんが「趣味をやめた」発言をした時は驚かされたものですが、今にして思えばまさに慧眼というか。そりゃあ、妻子がいる社会人が趣味だなんだと時間を使う暇なんてないんですよ、本当は。今は仕事と家庭に専念すべき…というのはわかっている。僕だってわかってはいるのです。ちょっとブログの記事を書くのを休んでみれば、その分、仕事がはかどったりするワケでさ…(そりゃそーだ)。だから、せめて映画鑑賞の本数を減らしてみたんですが、ちくしょう、「ゲーム・オブ・スローンズ」を観ちゃったりするというダメなアタシ。その上、つい練馬の「か和もっち」に寄って、オーナーのかわもっちさんを朝まで付き合わせちゃったりして、自己嫌悪のエブリデイなんですけど、ああん、「ゲーム・オブ・スローンズ」がまたスゲー面白いのでした… ('A`) イヤーン 


「か和もっち」に行った日のgif。ついつい飲みに行っちゃうんだよなぁ。



何はともあれ、先週観た新作映画は3本であり、アップした感想は4本だったので、「溜まっている映画の記事」は1本減って52本になったものの、まだまだ道程は遠いのです。しかも、今週は「見逃していた映画」を3本、「観たい新作映画」を4本観るつもりだったりするので(そのうち2本は「ジョン・ウィック:パラベラム」「ジョーカー」だッ!)、最低でも記事を7本アップしなくちゃ…って思っても、その時間を仕事やら何やらにあてれば、日々が相当ラクになるんですよね…って、堂々巡り!(°д°;) ヒィッ!


<アップしていない映画の感想一覧>
家族のレシピ
ウトヤ島、7月22日
レゴ® ムービー2
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
オーヴァーロード
武蔵 むさし
レプリカズ
えいがのおそ松さん
魂のゆくえ
町田くんの世界
プロメア
ビューティフル・ボーイ
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
神と共に 第一章 罪と罰
神と共に 第二章:因と縁
小さな恋のうた
一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い
帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団(短編)
メン・イン・ブラック インターナショナル
スノー・ロワイヤル
きみと、波にのれたら
ハッピー・デス・デイ
今日も嫌がらせ弁当
ハウス・ジャック・ビルト
ハッピー・デス・デイ 2U
ゴールデン・リバー
主戦場
愛がなんだ
僕たちは希望という名の列車に乗った
無双の鉄拳
ワイルド・スピード スーパーコンボ
アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲
北の果ての小さな村で
あなたの名前を呼べたなら
よこがお
チャイルド・プレイ
守護教師
工作 黒金星と呼ばれた男
さらば愛しきアウトロー
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
風をつかまえた少年
トリプル・スレット
サマー・オブ・84
ロケットマン
HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ
ディリリとパリの時間旅行
ヘルボーイ


つーか、正直なところ、「嫌な仕事」から逃げてるんですよ。いや、2年前からは基本的に「好きな人」としか働かないようにしてきたんですが、どうしても「頼まれて断れない案件」があって。それを処理する気がどうしても起きなくて、ダラダラッと趣味に逃げてしまっているところがあるんですよね…。でも、まぁ、今週は親しい人と会う機会が多いので、少しずつモチベーションを上げて行ければと思っております。


せめて今から本気を出さねば…ということで貼っておきたいRHYMESTER




そんなワケで、最後に今週の予定をザッと書いておくと、火曜日は「日本酒の日」なので練馬の「か和もっち」で飲んで(仕事が終われば…ですが)、水曜日は高校時代の親友と飲む予定。土曜日は横浜の親友夫婦と映画を観ることになっていて、本当はその後にオカジニアさんのイベント「狂い咲く FOREVER #1」にも行きたいところですが、土日の夜は妻子とご飯を食べることになっているので、無理かなぁ…。そして、今月から本格的にTRPGの世界に復帰するつもりなので「クトゥルフ神話 TRPG」を頑張って読破するッス!ヽ(`Д´)ノ


最後に今月の推薦曲、mirage²「ドキ☆ドキ」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。






大脱出3(ネタバレ)

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大脱出3



原題:Escape Plan: The Extractors
2019/アメリカ 上映時間97分
監督・脚本:ジョン・ハーツフェルド
製作:ランドール・エメット、ジョージ・ファーラ、シン・スー、チウ・ジエ、マーク・キャントン、ザック・シラー、ロビー・ブレナー
製作総指揮:テッド・ファーンズワース、ミッチ・ロウ、ウェイン・マーク・ゴッドフリー、ロバート・ジョーンズ、チャールズ・オーティ、マーティン・リチャード・ブレンコウ、バリー・ブルッカー、スタン・ワートリーブ、アリアンヌ・フレイザー、デルフィーヌ・ペリエ、ヘンリー・ウィンタースターン、ジョナサン・マイスナー、アレクサンダー・ボーイズ、テッド・フォックス、ウィリアム・B・スティークリー、ショーン・アルバートソン、バンス・オーウェン、マーク・スチュワート、メドウ・ウィリアムズ、スウェン・テメル、ブランドン・ホーガン
脚本:マイルズ・チャップマン
撮影:ジャック・ジョフレ
美術:ジェリー・フレミング
衣装:ロジャー・J・フォーカー
編集:ショーン・アルバートソン
音楽:ビクトル・レイェス
音楽監修:アシュリー・ウォルドロン
出演:シルベスター・スタローン、デイブ・バウティスタ、マックス・チャン、デボン・サワ、ジェイミー・キング、マリース・ジョー、ハリー・シャム・Jr.、ラッセル・ウォン、リディア・ハル、カーティス・“50セント”・ジャクソン、ロブ・デ・グルート
パンフレット:なし
(あらすじ)
世界的ハイテク企業ジャン社の社長令嬢ダヤが何者かに誘拐された。かつてダヤの身辺警護を務めていたローは、世界で唯一の脱獄のプロフェッショナルであるブレスリンを訪ね、ダヤが「悪魔砦」に囚われているとの情報を入手する。悪魔砦は、すべてが謎に包まれ、これまで出たものは誰もいないという秘密監獄だった。ブレスリンは、ローたちとともにダヤ救出に動くが、ブレスリンのパートナーであるアビゲイルが何者かによって悪魔砦に拉致されてしまう。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


前作の「大脱出2」はアレな感はあったものの、そりゃあシルベスター・スタローン主演でデイブ・バウティスタが共演な上にあのマックス・チャンも参戦するとなれば、僕に観る以外の選択肢はないワケでね(微笑)。ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったということで、火曜日に新宿バルト9で観てきました(その後、日比谷で「SHADOW 影武者」をハシゴ)。「終わり良ければすべて良し!m9`Д´) ビシッ」と思ったり。


7番スクリーン、9割ぐらい埋まってたような。



最初に劇中の時系列を無視してあらすじを雑に書いておくと、1作目のラスト、レイ・ブレスリン(シルベスター・スタローン)を裏切ったせいで、セキュリティ会社を経営していたレスター(ヴィンセント・ドノフリオ)はタンカーのコンテナに閉じ込められる→そのまま死亡したということで、レスターの息子レスター・クラーク・ジュニア(デボン・サワ)が復讐をスタート。仲間と「刑務所のシステムを作って儲けたジャン社長の娘ダヤを誘拐して身代金をゲットする&セキュリティシステムを乗っ取る」という計画を実行しつつ、「レイのパートナーであるアビーを誘拐する」のです。で、ダヤの警備担当(ハリー・シャム・Jr.)と、ダヤの元恋人で前の警備担当だったシェン(マックス・チャン)は彼女を助けたいということで、レイの相棒デローサ(デイブ・バウティスタ)を加えた4人で、刑務所「悪魔砦」に乗り込みまして。アビーは首を切られて死ぬものの、ダヤを無事救出&敵を皆殺しにしましてね。シェンとダヤがイチャイチャムードの中、レイは「監獄はもう懲り懲りだ ┐(´ー`)┌ コリゴリ」ってな調子であり、最後は刑務所に取り残された警備担当が右往左往して終わってたんじゃないかしらん。


スタローンったら、こんな台詞を言ってましたよ。



正直なところ、終盤まではつまらなかったです。前作「大脱出2」は「ハイテク刑務所」というケレン味があったから、なかなか雑な話でもそれなりに観られたワケですが…。本作に出てくる「悪魔の砦」は意外と地味で普通な上に(ロケ地は「ショーシャンクの空に」でも使われたアメリカ・オハイオ州のマンスフィールド教護院だとか)、映画としておかしなところだらけだから、いくらこの手の作品が好きな僕でも、さすがにイラッとしたというか。例えば、映画開始早々、大企業の令嬢の拉致事件が発生して警備担当が戦うシーン、警備担当が異変に気付くあたりは良いんですが(「ズボンの丈が足りてない」とか、それはそれでくだらないけど)、位置関係やら登場人物の行動やらがグチャグチャでスゲー飲み込みづらいんですよね…。

しかも、敵が気絶した警備担当の胸ポケットに「レイ・ブレスリン」と書かれた小物(後にUSBと判明)を入れたから、警察に渡すのかと思ったら、警備担当が名前だけを頼りにレイのところに行くから、「えっ、なんでそうなるの?(゚⊿゚)」と(そもそも警備担当は重要参考人なんだから、あんな気軽に抜け出せないのでは?)。まぁ、百歩譲ってそこには目をつむるとしても、敵がそんなご都合展開を「オレの思惑通りだ (`∀´)」といった感じで勝ち誇ってくるから、なんか「バカが考えた物語」をドヤ顔で見せつけられている気分になった…って、伝わりますかね。

本作のラスボスが1作目で殺されたレスターの息子というのは良いと思うんです(「親父は熱死させられた!」と息子に言われると「確かに酷いな (`Δ´;)」と感じたし)。ただ、敵の「レイへの復讐」と「ジャン社長の娘を誘拐する云々」という2つの計画が驚くほどずさんな上に、作劇的にも上手く処理されていないから(「この計画、別々にやれば良かったんじゃない?」と思った)、これまたストレスが溜まったんですよね…。その他、冒頭でオハイオの貧困事情を描く割にはあまり関係なかったし、序盤にシェンが企業に潜入してレイと出くわすシーンも雑だし(あいつら、どうやって脱出したの?)、警備担当が最後まで単なる役立たずとして描かれていたのはビックリしたし(いちいちイヤミを言われたりするのもキツい)、前2作の「主人公が難攻不落の刑務所に囚われる→脱出する」という展開を捨てたのもどうかと思ったし…。ジョン・ハーツフェルド監督、「ボビーZ」とかを観る限り、それなりの映画を撮れる人だと思うのでね、ここまでメチャクチャだと「制作時に何かあったのカナー (´・ω・`) ウーン」と逆に心配になった次第。


1作目のラストでレスターはタンカーのコンテナに閉じ込められましてね(「大脱出」より)。


本作でその息子が復讐しに来るという展開は嫌いじゃなかったです。



てな調子で、アクションシーンも少なめだし、相当つまらなかったんですけれども。終盤に繰り広げられた3つの戦闘シーンがなかなか良かったから、最終的には上機嫌になったという単純なアタシ (ノ∀`) エヘヘ まず、デイブ・バウティスタ演じるデローサが「ドラゴンブレス弾」を雑魚に撃ちまくるシーンがバカっぽくて愉快でしたな〜(刑務所に着いたら一番に「暴れてくる」みたいなことを言って行動を起こした割にはその肝心の“暴れるシーン”が遅かったのは微妙でしたけど)。そして、その直後のタイマンシーン、敵がマッチョの割にはずいぶん動きが機敏だし、どことなくイチャイチャ感が漂っていたので調べてみたら、なんとバウティスタのスタントダブルのロブ・デ・グルートだそうで。最近、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観ていたのもあって、“相棒”との関係性にも萌えたというね。


バウティスタと戦う動きの速いマッチョ(左)は誰なのかと思ったら…。


バティスタのスタントダブルだったのね。やだ、仲良さげ〜 (´∀`=) ホッコリ



マックス・チャンのタイマンも素晴らしかった。どんなアレな映画に出ていてもマックス・チャン自体はいつだってカッコイイ男なワケですが、その相手が「ブラッド・スポーツ2〜4」の主演であり、近年は「ジョン・ウィック」「アトミック・ブロンド」でも良い仕事をしていたダニエル・バーンハードというだけでテンションがガン上がり。しかも、そのタイマンは「今どきの打撃格闘+カンフー」をベースに、僕の大好物である「剛の攻撃に対して柔の拳で立ち向かう」という味付けがされていたので、とても…美味しかったです… (´Д`;) ハァハァ マックス・チャンが良かったのはもちろんなんですけど、ダニエル・バーンハードもスゲー良い“アクション野郎”だなぁとあらためて感心いたしました。


マックス・チャンは構えるだけで色気がムンムンであり、観客の8割が失神したのでした(唐突なウソ)。



ダニエル・バーンハード、「ファイナル・ブラッド」ではジャン=クロード・ヴァン・ダムと戦っているのです。




だがしかし。本作の白眉は最後のスタローン。アビーを殺されて怒り心頭のレイは、レスターの息子(以下、レスター)とどうでも良い銃撃戦を展開するんですが、これがなかなかどうでも良いレベルでしてね。被弾して監房に逃げ込むレイをレスターが無防備に追う→レイが不意を突くくだりもこれまたどうでも良くて(あんな狭くて隠れられない場所で不意打ちできるの?)。その直前のマックス・チャンvsダニエル・バーンハードが良かった分、脳内では名曲「どうでもいい!」が流れまくっていたんですけど、なんとそこからが最高だったからアクションとはわからないもの、ですな(知った風な口で)。

敵の不意を突いたレイがレスターと素手でタイマンを繰り広げる…というよりは「レイが散々ボコッた挙げ句に首を切って突き落とす」という一方的な制裁が描かれるのです。今までスタローン主演&出演作をいろいろと観てきましたが、ここまで一方的かつ容赦なく(そしてテンポ良く)敵をぶちのめす姿は初めてで(ランボーの場合、すぐ殺しちゃうし、こんなにスピーディかつブルータルに殴るスタローンはなかったと思う)、なんて言うんでしょうか、在りし日のスティーブン・セガール主演作を観ているかのような爽快感があってね…(しみじみ)。本作はそんな「セガール化したスタローン」を観るだけでも十分価値がある作品だと感じたんだけど、君はどう思う?(唐突な問い掛け)


70歳にして「セガール化」という新たな扉を開けたスタローン。恐ろしい男よ… (`Δ´;) ヌゥ


そんなスタローンを目撃した直後の僕は内海旬三警視総監気分だったのでした(「刃牙道」より)。



その他、思ったところを書いておくと、「マックス・チャンが1人になった瞬間に流れるアジアン風ミュージックの安さ(でも、ヒョイとジャンプして後ろ手だった両手を前にするマックス・チャンは素敵)」とか「ダヤと一緒に拘束された恋人っぽい奴がTBSの熊崎風斗アナっぽい(レイが目の前を通り過ぎる時の頷き方とか)」とか「最近、『喉を切って殺すシーン』をよく観る気がするけど、CG技術が発達したから?」とかとかとか。もうね、終盤までは本当に退屈だったし(途中で帰りたいと思った)、警備担当をなんであんな役立たずに描いたのかも謎すぎてモヤッとするし、ラストの「監獄は懲り懲り」のメタ的な台詞(たぶんもう続編は作らないっぽい)には心底同意しながらも「2作目に出てきた“黒幕”は放置したまま? (・ε・)」と思わなくもないし…。ハッキリ言って、見逃せない映画が大量に公開されている現在、そこまで観る価値はないような気がしないでもないんですが(汗)、とは言え、最後の“容赦のないスタローン”がとにかく最高だったので、好事家にはぜひ劇場の大きいスクリーンでチェックしてほしいと思ったり。


結局、2作目のラストで宣戦布告をした奴はなんだったんでしょうな(「大脱出2」より)。



おしまい。




スタローンとシュワルツェネッガーのW主演による1作目。僕の感想はこんな感じ



今年の4月に公開されたシリーズ2作目。僕の感想はこんな感じ



そう言えば観てたジョン・ハーツフェルド監督×ポール・ウォーカー主演作。僕の感想はここの2番目



ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演×リンゴ・ラム監督による刑務所映画。期待値低めでチェック!m9`Д´) ビシッ














よこがお(ネタバレ)

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よこがお



2019/日本、フランス 上映時間111分
監督・脚本:深田晃司
原案・企画・プロデューサー:Kaz
エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎
製作:堀内大示、三宅容介
プロデューサー:二宮直彦、二木大介、椋樹弘尚
フレンチプロデューサー:澤田正道
撮影:根岸憲一
照明:尾下栄治
録音:木原広滋
美術:原田恭明
装飾:寺尾淳
衣装:馬場恭子
ヘアメイク:豊川京子
音楽:小野川浩幸
助監督:久保朝洋
製作担当:斉藤大和
出演:筒井真理子、市川実日子、池松壮亮、須藤蓮、小川未祐、吹越満、大方斐紗子、川隅奈保子
パンフレット:★★★★★(880円/映画の補完に役立つ一冊。シナリオが載っているのがうれしい!)
(あらすじ)
周囲からの信頼も厚い訪問看護師の市子(筒井真理子)は、1年ほど前から看護に通っている大石家の長女・基子(市川実日子)に、介護福祉士になるための勉強を見てやっていた。ニートだった基子は気の許せる唯一無二の存在として市子を密かに慕っていたが、基子から市子への思いは憧れ以上の感情へと変化していった。ある日、基子の妹・サキ(小川未祐)が失踪する。1週間後にサキは無事に保護されるが、誘拐犯として逮捕されたのは意外な人物だった。この誘拐事件への関与を疑われたことを契機に市子の日常は一変。これまで築きあげてきた生活が崩壊した市子は、理不尽な状況へと追い込まれていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※本作については、すでに宇多丸師匠の見事な時評がアップされているので、そっちを読めば十分でございます。
※今回の記事は、映画と小説版のネタバレに触れているんですが、どちらも知らないで観たり読んだりした方が絶対面白いので、未見&未読の人は読まない方が良いザンス。
※今回の記事は、少し「ゲーム・オブ・スローンズ」のネタバレに触れているんですが、ネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、観てから読んで! というか、「ゲーム・オブ・スローンズ」はマジで観て!


最初に、心底どうでも良い前書きを書きますね。本当は「ムービーウォッチメン」が放送される8月16日までにはアップしたかったものの、僕もいろいろと忙しくてね…(遠い目)。鑑賞後、つい小説版を購入→読破したものあって、全然間に合わなくて。結局、そのまま宇多丸師匠の見事な時評を聴いちゃうと、あまりに素晴らしすぎるから、「もう僕が感想を書かなくてもいいな (・∀・) アッサリ」気分になって、なかなか書く気になれなかった…って、おわかりいただけただろうか(突然、「ほん呪」口調で)。


劇場で買った小説版。一気に読んだものの、放送前に感想を書く時間は失われたのだった(偉そうに)。



で、どうせ書くなら、深田晃司監督がパンフで挙げてきた&放送で宇多丸師匠も触れていた、本作の元ネタと言われる小説「冗談」も読んでから書こうと思って購入してみたものの、忙しくてまったく読む暇がないため、それ故にまた感想を書くのが遅れていた…という悪循環。ただ、ハッキリ言って、仕事の忙しさは加速する一方だし(限りなく広大な宇宙が光の速度でさらに膨張を続けるようにだ!)、さらに10月からはTRPGに復帰しようと思っていたりするので、「もう読む時間はないな (・∀・) アッサリ」と断念。本日、やっと感想を更新することにした次第でございます。


断念した「冗談 」。宇多丸師匠、忙しいのにマジでスゴいと思いますよ。


なんとなくゲリー・ストライダムの画像を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。



さて、深田晃司監督作については、「歓待」「淵に立つ」の2本だけしか観てませんが、そりゃあスゴい作品を撮る人だと認識してますよ。で、本作については何かのタイミングで予告編を観た時、これは相当な「厭な映画」だと思いましてね。スゲー気になるから絶対観ようとは思いつつも、とは言え、かなりヘビーそうなので二の足を踏んでいたところ、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったということで! 8月14日(水)、出勤前にいそいそと角川シネマ有楽町で鑑賞いたしました。地獄だった… ('A`)


朝イチの回ながら、劇場には20人ぐらいはいた記憶。


ポップコーンを2つ買うと非売品B2ポスターがもらえるそうな。


ロビーには記事の切り抜きがあったり、小説版が売られてたりしましたよ。


なんとなく、Sirとゲリー・ストライダムを貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。



最初にあらすじを身もフタもなく雑に、そして少量のウソをスパイスとして混ぜながら書いておきますよ(なんだこれ)。映画は、“何らかの思惑”を持った白川市子(筒井真理子)が「リサ」と名乗ってイケメン美容師・米田(池松壮亮)に近づいていく“現在のパート”と、訪問看護師としてささやかながらも幸せに生きていた白川市子がなぜそんなことをする羽目になったかを描く“過去のパート”交錯する構成になってましてね。実は、過去に「市子の甥っ子の達男(須藤蓮)が訪問先の次女・サキ(小川未祐)を誘拐してしまった→でも市子と長女の基子(市川実日子)以外は誰もそのことに気付いていない→市子にLOVEずっきゅんな基子は『バレないさ、バレないさ 川`∀´)』と黙っていることを推奨するも、婚約者がいることを知った瞬間、『加害者のくせに幸せになるなんて許せない!川`Д´)ノ キィィィッ!』とマスコミにすべてリーク→市子は職場にいられなくなった上に婚約破棄することになった」という超ヘビーな経緯があり、市子は現在、基子への報復として彼女の恋人・米田を寝取ろうとしていたのです。


米田に近づいてきた謎の女「リサ」ですが…。


本名は白川市子。以前は訪問看護師として働いていたのです。


ところがある日、自分の甥っ子が訪問先の次女を誘拐しちゃったから、さぁ大変!Σ(゚д゚;しタイヘーン!


事情を知る長女の基子は「黙っていた方がいい!」と説得してくるから、つい黙っていたものの…。


市子の結婚に嫉妬した基子がマスコミにリーク→加害者家族としてハードにバッシングされまして。


市子はすっかりドン・フライっぽいレスラー気分だったというね(「餓狼伝」より)。



そして、市子がビーストモードを発動して犬化したりと、あーだこーだあって、米田と念願のベッドイン→その証拠写真を基子にメールで送りつけて「我復讐セリ!ヘ(゚∀゚*し セリ!」気分だったんですけど、基子はとっくに米田と別れていた上に、さらに米田は市子と知りつつ付き合っていたことが発覚するから(本当に好きになったっぽい)、わたしまけましたわ (ノω・、し グスン 4年後、蕎麦屋で働きながら細々と暮らしていたら、出所した達男が「サキに謝りたい」と言い出すので、車で家に行ってみれば、すっかり引き払って売り家状態でして。ヤレヤレムードで帰ろうとしたら、目の前の横断歩道には“介護士になったムードの基子”が現れたから、市子は轢き殺そうかと悩みつつも断念。人生は続くのでしたーー (´・ω・`し


米田と寝てみても、復讐にも何にもならなくて。


結局、甥っ子と暮らすことになり、市子の人生は続くのでした。



ううむ、いろいろな意味で面白かったです。僕的に本作の好きなところは3つあって、1つ目は「誰もが“加害者の立場”になり得る世界」を描いていたこと。市子は基子の“告発”によって、窮地に追い込まれるんですが、そのどれもが「確かに市子が言った&やったことではある」ので、すべてが裏目になっていくあたりが(例えば「『甥に性的虐待をしていた』疑惑→連れ子を抱えた婚約者は市子を見捨てざるを得なくなる」とか)、スゲー意地悪かつ厭な展開ながらもスゲーよくできていて、ちくしょう、スゲー面白かった。最近、すっかり「ゲーム・オブ・スローンズ」にハマッているんですけど(汗)、シーズン4のエピソード6「裁判」でのティリオン・ラニスターの追い込まれ方に近い…って、伝わりにくいですかね (´∀`;) スミマセン しかも、こういうのって「追い込まれる方」に自分を重ね合わせがちだけど、無自覚のままに「追い込む方」になっている可能性もあるワケで…。「深田晃司監督、相変わらず恐ろしい話を考えるなぁ (・ω・;) ウーム」と感心しましたよ。


動物園でサイの勃起を観た時に話した“打ち明け話”が首を絞めることになるとか、最悪でしたな(誉め言葉)。



2つ目は、さまざまな演出が面白かったです。所詮、それほど“映画を観る目”を持ち合わせていない僕ですけど(苦笑)、灰皿がアップになって煙が漂うところにタイトルが出る「オープニングの不穏感」とか、吹越満さん演じる婚約者の「君のせいだよ」の台詞のような「違う意味が感じられて居心地が悪くなる会話」とか、そういう地味にヒリヒリする雰囲気作りが超上手い。その逆で、筒井真理子さん演じる市子が夢の中でいきなり犬化したりとか(「哭声/コクソン」での國村隼さんのビーストモードを思い出した!)、筒井真理子さんのビンタをかわした市川実日子さんのカウンタービンタとか、そういったケレン味あふれる演出もあったりするから、観ていて本当に飽きないのです。あと、「黙っていることを勧める時の基子の顔が見えない→真意がわからない演出」とか「洗車とともに決意をあらたにする演出」とか「市子が新生活を始めている蕎麦屋にキジバトの鳴き声が聞こえる→都会ではないことを示す演出」といったあたりも好きでしたね。


一応、「哭声/コクソン」のビースト隼を貼っておきますね。


「淵に立つ」のスナッピーなビンタといい、深田監督はビンタ演出が上手い印象(「淵に立つ」より)。
ナイスすぎるビンタ

基子が黙っていることを勧めるシーン。「悪魔の誘い」的な意味合いもあるんでしょうな。



そして3つ目は、ラストの受け取り方は人によって違ってくると思いますが、意外と希望が持てる終わり方に感じられたこと。なんか、ラストの筒井真理子さんが見せる貌には、そこはかとないながらもたくましさが感じられて。確かに市子の人生は地獄のような状況に陥ったけれども、とは言え、彼女は生きていくし、生きていけるのではないかと。なんて言うんでしょうね、上手く書けないんですけど(汗)、人間には「理不尽な目に遭っても生きていく強さ」があって、その「生きていくこと」こそが理不尽な状況に対する何よりの抵抗なのではないかと。だから、本作は全編ほぼ「スゲー厭な話」にもかかわらず、後味だけは意外とさわやかに感じたという不思議。まぁ、とは言っても、やっぱり全編ほぼ「スゲー厭な話」であり、鑑賞中は地獄のようだったので、二度と観る気はしないんですけどね (ノ∀`) ダイナシ


ラストの市子を観た僕はオリバ気分であり、ふと「いいおかお」を読みたくなった次第(「範馬刃牙」より)。



その他、役者さんたちは全員素晴らしかったし、母親役の川隅奈保子さんの「自分の腿を叩く演技」が最高だったし、市子の職場が最初は擁護するっぽいバランスなのもリアルだったし、「ストーカー心理を可視化した話」としても面白かったし、「基子の復讐の稚拙さ」も逆に善良な彼女の限界に思えて良かったし、小説版は復讐パートがなくて「市子と基子の関係性」に絞った話だったのも考えさせられたしと、もう褒めるところまみれですよ(微笑)。ただ、最後に出てきた基子が介護士になっているっぽい&憔悴した顔なのは「許されない過ちを犯しつつも、彼女も彼女なりに生きていくしかない」ということなんだろうし(あのまま生きていくのは「罰」でもあるし)、本作の着地としてはまったく正しいものの、ああいう奴は苦しんで死んでほしいので80点という心の狭い評価基準。つーか、もし好きな人に想いが伝わらなかったとしても、本当に愛しているのなら、嫌がらせみたいなことはしないでクールに去りましょうね(ロバート・E・O・スピードワゴンのようにーー)。


ジョナサンをエリナに譲るスピードワゴンを貼っておきますね(「JOJO第一部」より)。



おしまい (゚⊿゚) ナニコノオチ




深田晃司監督自身による小説版。映画を観た人は読むと良いです。



筒井真理子さんが出演している深田晃司監督作。僕の感想はこんな感じ



深田晃司監督が影響を受けたというフランス文学小説。買ったけど、読むことはなさそうだ(他人事のように)。



なんとなく思い出した、國村隼さんがビーストモードを発動する映画。僕の感想はこんな感じ






家族のレシピ(ネタバレ)

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家族のレシピ



原題:Ramen Teh
2017/シンガポール、日本、フランス 上映時間89分
監督:エリック・クー
製作:橘豊、フォンチェン・タン、ジュシアン・ハン、山口晋、エリック・ル・ボット
脚本:ウォン・キム・ホー
撮影:ブライアン・ゴートン・タン
音楽:ケビン・マシュー
主題歌:シシド・カフカ
料理監修:竹田敬介、レスリー・テイ
スチール:レスリー・キー
出演:斎藤工、マーク・リー、ジネット・アウ、伊原剛志、別所哲也、ビートリス・チャン、松田聖子
パンフレット:★★★★(800円/ロケ地マップにレシピと手が込んだ一冊!)
(あらすじ)
群馬県高崎市でラーメン店を営む真人(斎藤工)は、突然亡くなってしまった父(伊原剛志)の遺品から1冊の古いノートを見つける。そのノートには真人が10歳の時に亡くなったシンガポール人の母が書いた料理のレシピや写真などとともに、さまざまな思い出が込められていた。真人は忘れかけていた過去を埋めるためシンガポールへと旅立つ。シンガポール在住のフードブロガー・美樹のサポートにより、肉骨茶の店を営む叔父と再会を果たした真人は、これまで知ることのなかった家族の歴史と向き合うこととなる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※今回の記事は、映画とは関係のない文章がダラッと書かれているので、そういうのが苦手は人は気をつけて!

今さらながら3月6日の公開作の感想を垂れ流しておきますよ。普段は「日中はタクシー運転手として働いている男が、夜は“女性を暴行したクソ野郎ども”をぶちのめすような映画」を好む僕ですが(微笑)、たまに「料理を扱う作品」が観たくなる時があったりする…ということで、前売り券を購入。とは言え、なかなか観に行けなかったんですけど、4月28日、アップリンク吉祥寺にて、名物の伊良コーラ(美味!)を飲みながら鑑賞しました。僕は無念の涙を流しました… (iДi) クヤシイ


前売り特典は「海外版ポスターアートのポストカードセット」でした。


マキヒロチ先生の紹介漫画が展示されてまして。スクリーン5は1/3ぐらい埋まってた記憶。


僕の気持ちを代弁する岩本虎眼先生を貼っておきますね(「シグルイ」より)。



「そんな単純な話じゃないのに… (´・ω・`)」とエリック・クー監督がションボリするレベルであらすじを簡単に書いておくと、主人公は群馬県高崎市でラーメン屋を営む真人(斎藤工)。父親(伊原剛志)の死をキッカケに亡き母(ジネット・アウ)の祖国シンガポールに行って、祖母マダム・リー(ビートリス・チャン)の家を訪ねてみれば「第二次世界大戦中に日本軍に父親を殺されて日本人嫌いだった父と母の結婚には大反対だった」ことが発覚しましてね。そこで、母の弟で料理人のウィー(マーク・リー)やフードブロガーの美樹(松田聖子)と交流しつつ、シンガポールでラーメン屋を成功させた男・竹田(竹田敬介)の力を借りて、シンガポールのソウルフード「肉骨茶(バクテー)」とラーメンを融合させた新作料理「ラーメン・テー」を生み出すと、祖母と和解して、すっかり仲良しなのでしたーー (´∀`)(´∀`し ナカヨシ


要はこんな感じでしたよ…という雑なコラ(「範馬刃牙」より)。



ハッキリ言って、非常に好きな映画でしたヨ (´∀`=) ヨカッタワー 本作は柔らかい雰囲気の撮影が良くて、出てくる料理がとにかく美味しそうでしてね…(しみじみ)。オーディションで主演を勝ち取った斎藤工さんの演技がまた素晴らしくて、すべての主演作を観ているワケではありませんが(汗)、僕的には今まででベストぐらいにグッときました。それと、松田聖子さんのマダム感も意外と良かったし(ああいう“上品な意識高い系のインフルエンサー”っていそう)、祖母と和解するくだりも普通に泣けたし、出てくる料理もとにかく美味しそうだし(2回目)、作品的には1ミリも不満がなかった…と言っても過言ではないのではないかな(突然、他人事風に)。


祖母と和解するくだりは泣きながら観ましたよ… ( ;∀;) イイハナシダナー



ただ、それほど褒めているのに70点という評価なのは「ラーメン・テー」が食べられなかったからーー (ノДT) 基本的には事前情報を入れずに映画を観るタイプなだけに「斎藤工さんが主演で、何らかの料理が絡んでくる作品」程度の情報しかなくて。まさか「都内6店舗の『ラーメン けいすけ』で期間限定販売」「群馬県高崎市の『CAFE高崎じまん』でも期間限定販売」といった飲食店とのコラボがおこなわれていたなんて、アタシ知らなかった…。知らなかった!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン! いや、公開から1ヵ月以上経った4月28日に観て、そこで初めて情報を知った僕が悪いのだ。そんなことわかってる。だから、なるべく気にしないように生きてきたけどさぁ…。6月17日、錦糸町にて「キングダム」など映画を3本ほどハシゴ鑑賞した時に「ラーメン けいすけ」に立ち寄って肉そばを食べてみれば、それは美味しかったものの、ふと脳裏にチラついてしまう「ラーメン・テー」の影。


肉そば、確かに美味ながらも、これは「ラーメン・テー」ではないのです…。



まぁ、それでも僕はもう46歳のオッサンですよ(苦笑)、「男らしく、いさぎよく」と諦めて、他の誰よりも一番センチメンタルな気分で本作の感想を書こう…と思った9月下旬某日。よくよく考えればバクテーを食べたことがないことに気付きまして。ちょっと検索してみれば、職場近くの「シンガポール コピティアム」で食べられるみたいだったので、10月1日に足を運んで食べてみれば、スゲー美味い!Σ(゚д゚;) マジカ! アホっぽく書くと「スパイシーな汁かけご飯」といった感じで、「労働者の料理」の割には同店の値段が少し高め(1200円)なのは残念なものの、あまりに美味しいから「シンガポール風(胡椒が利いててスパイシー)」と「マレーシア風(薬膳風)」の2種類と、バクテーヌードル(麺はビーフン)の3品を食べてしまったほどだったというか。そうなると、ちくしょう、やっぱり「これとラーメンを融合させた『ラーメン・テー』はどんな味だったんだろうな」なんて思ってしまうけど、覆水は盆に返らないし、こぼれたミルクは嘆いても戻らない。人類を「『ラーメン・テー』を食べた人間」と「食べたことがない人間」で分けるのなら、僕は「食べたことがない人間」ということでね、静かに無念の涙を流した次第 (iДi) クヤシイ


「シンガポール コピティアム」でのgif↓ 美味しかったなぁ。



そんなワケで、バクテーという料理を教えてくれただけでもありがたいし、出てくる料理はとにかく美味しそうだし(3回目)、とても好きな映画でしたヨ (´∀`=) ウフフ つーか、冷静に考えれば「コラボした店の定番メニューになっていない→それほど美味しくないのでは?」ということで、基本的には「あの『ラーメン・テー』は酸っぱいに違いない」派としてこれからの余生を過ごそうと思います。おしまい。




公式グルメブック。製作陣が味わったディープなローカルごはんの数々を紹介しているそうな。



エリック・クー監督作。辰巳ヨシヒロ先生を取り上げたドキュメンタリーだとか。



去年観た金城武主演の料理ロマンチック・コメディ。僕の感想はこんな感じ








麻雀放浪記2020(ネタバレ)

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麻雀放浪記2020



2019/日本 上映時間118分
監督・脚本:白石和彌
原案:阿佐田哲也
脚本:佐藤佐吉、渡部亮平
プロット協力:片山まさゆき
製作:村松秀信、瀬井哲也、佐野真也、市原高明、丸橋哲彦、和田倉和利、後藤明信、中部嘉人
エグゼクティブプロデューサー:紀伊宗之、岡本東郎、遊佐和彦
プロデューサー:谷島正之、甘木モリオ
共同プロデューサー:神保友香、行実良、田中亮祐
撮影:馬場元
照明:鳥羽宏文
録音:浦田和治
美術:今村力
編集:加藤ひとみ
音楽:牛尾憲輔
主題歌:CHAI
テクニカルプロデューサー:大屋哲男
ラインプロデューサー:梶川信幸
助監督:是安祐
VFXスーパーバイザー:田中貴志
プロダクションマネージャー:雲井成和
出演:斎藤工、もも、ベッキー、的場浩司、岡崎体育、ピエール瀧、音尾琢真、村杉蝉之介、伊武雅刀、矢島健一、吉澤健、堀内正美、小松政夫、竹中直人、ヴァニラ
パンフレット:★★☆(850円/デザインとか麻雀解説ページとかは良いけど、もう少しコラムがほしいし、「オリンピック」は伏せ字にしないで良いと思う)
(あらすじ)
新たな世界大戦の勃発により、東京オリンピックが中止となった2020年の東京。人口は大幅に減少し、AIに労働が取って代わられた結果、失業者と老人が街にあふれていた。そんな荒廃した東京に、坊や哲が1945年の戦後復興期の時代からタイムスリップしてやってくる。坊や哲が目にしたのは75年の時を経た、驚がくの世界だった。坊や哲は思わぬ状況で立ちはだかるゲーム「麻雀」で死闘を繰り広げていくが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


本日はすでに「家族のレシピ」の記事をアップしたものの、「斎藤工主演作2本立て」として、なんとなく本作の感想も更新しておきますよ。真田広之さん主演の「麻雀放浪記」が結構好きだったし、白石和彌監督作ということでも気になったので、観る気マンマンでしてね。5月7日、アップリンク吉祥寺で鑑賞しました。「嫌いじゃないけど… (´Д`;) ウーン」と思ったり。まぁ、超アッサリ気味に感想を残しておきますよ。


スクリーン1、10人ぐらいの入りだった記憶。



あらすじを適当に書いておくと、ギャンブラーの「坊や哲」が麻雀で九蓮宝燈を上がったことで、1945年から2020年にタイムスリップしましてね。地下アイドルのドテ子と知り合うと、「昭和哲」と名乗って麻雀番組で活躍したり、ネット麻雀に挑戦したりしつつ、あーだこーだあって、麻雀五輪に参加することに。AI搭載アンドロイド・ユキに苦戦しつつも、九蓮宝燈を上がると、元の時代に再度タイムスリップ→途中だった勝負の場に戻って、エンドクレジットに突入。最後に破壊されたユキ(「エイリアン2」の終盤のビショップ的な感じ)も1945年にタイムスリップしてきて、映画は終わってましたよ。

なんて言うんですかね、「マカオ国際映画祭出品中止報道」やら「『国会議員が圧力』報道でプチ炎上&ピエール瀧さんの逮捕」やら、4月5日の公開前に変な話題ばかり流れた感のある本作ですが、映画もなかなか変だったというか。印象的には「三池崇史監督がサクッと撮ったバカ映画」っぽくて、それなりには面白かったものの、とは言え、飲み込めない部分もそれなりにあった…ってな調子。まず、僕的にはバカっぽい演技をする斎藤工さんは大好物だったし、ドテ子役のももさんも可愛かったし(チャラン・ポ・ランタンの方だったのね!)、小松政夫さんの起用もお見事だと感心しましたよ。それと、坊や哲が現代の麻雀界でのし上がっていくくだりはとても楽しかったですね〜。


チャラン・ポ・ランタンのPVを貼っておきますね↓




ただ、さすがに物語が乱暴すぎだなぁと。過去と現在で戦う相手を同じキャスティングにしたのはまだ良いとしても、相手が「二の二の天和」符牒をたまたま知ってるとか、あまりに工夫がないじゃないですか。最後、場に4枚出ているにもかかわらず自分が持っていた五筒(ウーピン)で上がる展開だって相当無理があるし…。大体、主人公に五筒を持たせていたのは五輪に絡めてたんだろうけど、上映前にアピールしていた割には東京オリンピックへの批判要素が中途半端だったから(「とりあえず時事ネタを入れてみました」レベル)、結構拍子抜けいたしました (・ε・) ナァンダ


「東京五輪が中止になった」設定、だからなんだよ感が半端なかったです。




その他、吉澤健さんが演じる「目や腕や内臓まで賭けてきた老人」のシーンとか「ギャンブルの恐ろしさ」がビンビン伝わってきて最高だったのに、結局、その問題が投げっぱなしで終わるのも残念でしたね…。「全編iPhoneで撮影した」というチャレンジングな姿勢も好感が持てるし、もう少し内容を練ってくれればもっと良くなった気がしてならないんですけど、白石和彌監督は多作なだけに仕方ないのかしらん (´Д`;) ウーン まぁ、何はともあれ、もうとっくに配信は始まってるし、ソフトも販売中なのでね、興味がある方は観てみてくださいな。




すべてはこの阿佐田哲也先生の小説から始まっているのです。



すでに配信が始まっていて、ソフトも販売中だったり。



デジタル盤のサントラでございます。



本作のコミカライズ。結構面白そうですな。



斎藤工さんが阿佐田哲也先生を演じた内藤誠監督作。ちょっと興味あります。



和田誠監督作。真田広之さんと鹿賀丈史さんが若くてカッコイイ!







蜜蜂と遠雷(ネタバレ)

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蜜蜂と遠雷



2019/日本 上映時間119分
監督・脚本:石川慶
原作:恩田陸
製作:市川南
エグゼクティブプロデューサー:山内章弘
プロデューサー:佐藤善宏、石黒裕亮、加倉井誠人
ラインプロデューサー:大西洋志
プロダクション統括:佐藤毅
撮影監督:ピオトル・ニエミイスキ
照明:宗賢次郎
録音:久連石由文
美術:我妻弘之
装飾:篠田公史
スタイリスト:高橋さやか
ヘアメイク:酒井夢月
スクリプター:藤島理恵
VFXスーパーバイザー:廣田隼也
編集:太田義則
音響効果:柴崎憲治
劇中音楽:篠田大介
音楽プロデューサー:杉田寿宏
「春と修羅」作曲:藤倉大
ピアノ演奏:河村尚子、福間洸太朗、金子三勇士、藤田真央
オーケストラ演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
助監督:川口浩史
製作担当:相良晶
出演:松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、臼田あさ美、ブルゾンちえみ、福島リラ、眞島秀和、片桐はいり、光石研、平田満、アンジェイ・ヒラ、斉藤由貴、鹿賀丈史
パンフレット:★★★☆(820円/関係者インタビューが充実! 用語&楽曲解説も良いですな)
(あらすじ)
ピアノの天才たちが集う芳ヶ江国際ピアノコンクールの予選会に参加する若き4人のピアニストたち。母の死をきっかけにピアノが弾けなくなったかつての天才少女・栄伝亜夜(松岡茉優)は、7年の時を経て再びコンクールへの出場を決意する。音大出身だが現在は楽器店で働くコンクール年齢制限ギリギリの高島明石(松坂桃李)は、家族の応援を背に最後の挑戦に臨む。名門ジュリアード音楽院在籍中で完璧な演奏技術と感性を併せ持つマサル・C・レビ=アナトール(森崎ウィン)は、優勝候補として注目されている。そして、パリで行われたオーディションに突如現れた謎の少年・風間塵(鈴鹿央士)は、先ごろ亡くなった世界最高峰のピアニストからの「推薦状」を持っており、そのすさまじい演奏で見る者すべてを圧倒していく。熱い戦いの中で互いに刺激しあい、それぞれ葛藤しながらも成長していく4人だったが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


ベストセラーになった恩田陸先生の原作小説は未読だし、基本的には「ジャン=クロード・ヴァン・ダムが娘を助けるために景気よく暴力を振るう映画」などを好む僕ですから(苦笑)、こんな「ピアノコンクールであーあこーだ」的な作品なんて1ミリも観る気が起きなかったんですけれども。愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったということで、10月10日(木)、「付き合いだしな (゚⊿゚) チッ」と新宿ピカデリーに足を運んできました。「この内容を、格闘技で!m9`Д´) ビシッ」と思ったり。


6番スクリーン、ほぼ年配の方で7割は埋まってた&寅さんの予告でスゲー湧いてました。



「グラップラー刃牙」をベースになんとなく「ウソ・大げさ・まぎらわしさ」を散りばめながらストーリーを雑に書いておくと、ピアノの天才が集う芳ヶ江国際ピアノコンクールの予選会が開催されることになりまして。「生活者の音楽を知らしめたい! 参加年齢ギリギリの楽器店勤務、高島明石だァ!!! (▽ー▽) ニヤッ」「ピアノはこの男が完成させた! ジュリアード音楽院の切り札、マサル・C・レビ=アナトールだ!!! ( ´_ゝ`) フフッ」「弾きたいからここまできた! キャリア一切不明!! 神様の推薦状を持つ男、風間塵だ!!! (゚∀゚) アヒャヒャ」「天才少女が帰ってきた! 俺たちは君を待っていた!! 栄伝亜夜の登場だーッ!!! (´・ω・`し ションボリ」といった剛の者どもが揃う中、二次予選で高島は「わたしまけましたわ」と敗退しつつも、みんなにポジティブな影響を与えたりしましてね。本戦では、マサルは落ち込んだりもしたものの完璧な演奏を達成し、風間は楽しくピアノを弾いて、その演奏のおかげで会場から逃げようとしていた栄伝がトラウマを払拭して見事な演奏を披露!Σ(°д°し クワッ テロップでマサルが1位、栄伝が2位、風間が3位になったことが示されると、風間が帽子を取って立ち去るっぽい映像が流れて終わってたような気がするね…(突然、他人事のように)。


この4人の天才が競い合う…というよりは高め合いまして。


最後、演奏するのが嫌だったハズの栄伝はこんな感じになっていたというね(「グラップラー刃牙」より)。



いや〜、予想外に面白かったです!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! ちょっと連想したのが実写版「ちはやふる」で、ピアノコンクールやらクラシック音楽やらに1ミリも興味がない僕ごとき音楽初心者でも十分楽しめるようにしっかり考えて作られていることにスゲー感心いたしました。なんと本作に出てくる楽曲「春と修羅」は映画オリジナルの曲だそうで、そのクオリティの高さにもビックリしたし(「リズと青い鳥」を思い出した)、役者たちにもちょっと頑張って弾かせているのも驚いたし…(本格的な部分は有名なピアニストたちが弾いてましたが)。まぁ、僕はあまり観ないジャンルではありますけど、本作は音楽映画として結構スゴいんじゃないかしらん。

つーか、主演の4人がまた素晴らしくて。この映画って、鑑賞前に少し予想していた「お姉さん、弾くの下手だね (゚∀゚) アヒャヒャ」とか「生活者の音楽って、その程度ですか ( ´_ゝ`) ププッ」といった足の引っ張り合いみたいなことがなく、「各々がポジティブな影響を与え合い高め合う」というのがスゲー良いんですが、それを演じる4人がまた「本当に育ちが良さそう」というか、人間的な説得力があって。あれを演技でやっているとしたら、マジでスゲェなと思ったり (`Δ´;) ヌゥ あと、邦画によくある外国人俳優の安さがないのも良かったし、見届け人の平田満さんとクローク係の片桐はいりさんが密かにコミュニケーションを取っているのもホッコリして好きでしたね〜。その他、高島の子が「とてちてけんじゃー」と言いだした時は「そうか、カデンツァは松坂桃李さんの代表作『侍戦隊シンケンジャー』のOP曲から引用するつもりだな!(*゚∀゚)=3 ムッハー!」と興奮したりしたけど、全然そんなことなかったぜ (゚⊿゚) ソリャソーダ


なんとなく劇中の連弾シーンを貼っておきますね↓ 風間は“音楽の精”みたいで良かったです。




ということで、最後の演奏は「亜夜ちゃん良かったねぇ… (iДi) ウェェェェ」と泣きながら観たし、鹿賀丈史さん演じる指揮者の優しい微笑みには思わず勃起したし(心が)、非の打ちどころのないスゲー良く出来た音楽青春群像劇って感じだったんですけれども。正直、やっぱりピアノに興味がないので80点という信用できない評価基準。つーか、好きな方には申し訳ないんですけど(汗)、僕的にはぜひ題材を格闘技に変えて撮ってほしいというか。「7年前、タイトルマッチ直前に逃げ出した格闘家(空手ベース)」「現役引退を考えているサラリーマン格闘家(修斗でコツコツやってきたタイプ)」「元金メダリストで完璧な戦い方を自負する格闘家(柔道&柔術ベース)」「彗星のように現れた青年格闘家(打撃中心で“伝説の選手”の推薦状アリ)」といった4人が切磋琢磨する格闘アクションムービーを誰か作ってはくれないものか。以上、多くの人が心底「どうでもいいよ ( ゚д゚)、ペッ」と思いそうな文章を唐突に垂れ流して、この感想を終えたいと思います。おしまい。




恩田陸先生による原作本。スピンオフの短編小説もあります。



サントラCDですが、なんと8枚組!!!!!!!!Σ(゚д゚;) スゲェ! デジタル盤もあります。



石川慶監督の前作。重そうなので、あまり観る気がしないのです…。








いつか「いつかティファニーで朝食を」の朝食を!ヽ(`Д´)ノ<磯丸水産>

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※一応、このシリーズは、「いつかティファニーで朝食を」で紹介されたお店に行って、「① 朝食として食べに行く」「② 作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する」という自分ルールに従って行動しております。
※今回の本文中に出てくる()内のカロリー数値は、ブログ主が勝手かつ多めに算出したものです。


今回の不定期連載「いつか『いつかティファニーで朝食を』の朝食を!ヽ(`Д´)ノ」ですが、10月9日に発売された最新刊第14巻掲載の「SCENE70 向き合う気持ち…」で紹介された「磯丸水産 新宿三丁目店」に行ってきましたよ。2013年にこの企画を始めてからこの記事で36回目と考えると、そんなに多く更新していないような気がしますが、それには理由があって。僕は東京に住んでいるので「朝食として食べる」となると、都内のお店じゃないとなかなか足を運ぶのが大変だし(特にニューヨークまで行くのはさすがに厳しい…)、やっと行けた店でも「今日はそのメニュー、終わっちゃいました! (`∀´) カエレ!」ってな調子で、なんとなくタイミングが合わない時が少なくなかったんですよね。


ズレた間のワルさもそれが君のタイミング…ということで、中西圭三さんバージョンを貼っておきますね↓




あと、自分なりに「食べたいシチュエーション」というのもあって。今回のお店は新宿にあるということで、本当は“劇場と一体化する試練”「バルト9」を実行した徹夜明けに立ち寄りたかったんですが…。ただ、現在、アップしていない映画の感想が50本を越えてしまっているので、1日に9本も映画を観る余裕はなくて (´・ω・`) ウーン でもまぁ、僕なりに最新刊の宣伝をしたいこともあって、とりあえず「バルト9で映画を観る→朝帰りに食べる」のは断念。先日の木曜日、いそいそと食べに行って来ました。


お店の外観はこんな感じ。新宿ピカデリーの近くにあるのです。



ハッキリ言って、「磯丸水産」に関しては、職場を変える前は近くにあったので、飲みに行くだけでなくランチで海鮮丼などもよく食べてまして。そりゃあ、「料金が手ごろ&その割に美味い」のは知っているし、もともと好きな店ではあるんですよ。ただ、劇中で佐藤麻里子と伊達公子が頼んでいた蟹チャーハン(599円/648kcal)に蟹味噌甲羅焼き(499円/150kcal)を自分でかけて作る通称「蟹味噌あんかけチャーハン」(きみちゃん曰く、テレビでケンドー・コバヤシさんが推奨していたという)、そして白蛤(ホンビノス貝)の酒蒸し(899円/120kcal)は食べたことがなかったので、これはこれでスゲー楽しみでしてね ( ̄ー ̄) ニヤッ もう11時過ぎだったので、店員さんがランチメニューを勧めてくるも、一切無視してこれら3品をオーダーいたしました。


この言葉を信じて、この日、この場所に来たのです。


蟹味噌甲羅焼きと白蛤の酒蒸しは目の前で温めるタイプでして。


貝の口が全部開いたら食べごろだそうですが、待ち遠しいよう (´Д`;) ハァハァ


そんな中、ノーマルの蟹チャーハンが到着。ちょっとだけ食べてみれば…。


うん、これ単体でも十分美味!(°∀°)b イイネ ああん、蟹味噌焼きとのコラボが待ち遠しい!


さて、ちょっと待ってみれば、蟹味噌焼きの方が「あぶくたった、煮えたった」ということで。


蟹チャーハンにオン→蟹味噌あんかけチャーハンが爆誕だッ!


そして口に運んでみれば、まさに至福のひと口だったというね… (ノω・、) オイシイ


あっという間に完食した次第。



で、ちょうど「蟹味噌あんかけチャーハン」を食べ終わったころに、白蛤がパカパカとだらしなく口を開け始めましてね(苦笑)。チャーハンが最高だっただけに期待値ゼロというか、ヤレヤレ気分で箸をのばしてみれば、これも美味い!Σ(゚д゚;) マジカ! 程良い柔らかさで旨味が詰まった貝だけでなく、スープも最高で、ちくしょう、こういうのって塩分多めだから基本的には「不飲の誓い」を守っているにもかかわらず、この日は思わず飲み干してしまった…という、はしたないアタシ (ノω・、) オイシイ...


パカパカと口を開けた白蛤たちーー。食べる、時はきた!(BGMは「爆勝宣言」


良い感じの旨味と柔らかさで、胃袋にスイスイ入っちゃうのです。


さらにスープも美味しいのだから、非の打ちどころがナッシング (o^-')b グー


実に良い朝食であった(偉そうに)。



正直なところ、通い慣れた店だった分、舐めてました。まさかここまで美味いとは…。本当は劇中できみちゃんが「無限に食べられる〜!! (▽∀▽し」と言っていたので、何杯食べられるかチャレンジしようと思っていたものの、この後、新宿ピカデリーにて「蜜蜂と遠雷」を観る予定がありましてね。結局、断念したワケですが、今回の3品はこれから僕が「磯丸水産」で飲む時は100パーセント頼む定番メニューになるんじゃないかしらん。


きみちゃんのこの台詞を僕が実戦したら、3杯が限界でしょうな(現実的な分析)。



何はともあれ、最後に「SCENE70 向き合う気持ち…」の感想を書いておくと、本当は三間茶屋のタコス屋「ロス・タコス・アスーレス」にも行っておきたかった…というのはどうでも良いとして。僕は「思ったことはすぐに伝える短絡的なタイプ」なので、麻里ちゃんが菅谷にやーーーーーーーーっと想いを伝えられたのが良かったなぁと。なんかね、思ったことはちゃんと言った方が良いですよ、たぶん、きっと。ちなみに、10月14日(月・祝日)は「マキヒロチ先生のトークショー&サイン会イベント」に行く予定なんですけど、台風の影響でなくなったりしないと良いなぁ (・ε・) オシマイ







多十郎殉愛記(ネタバレ)

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多十郎殉愛記



2019/日本 上映時間93分
監督・脚本:中島貞夫
脚本:谷慶子
監督補佐:熊切和嘉、谷慶子
製作:藤原寛
エグゼクティブプロデューサー:片岡秀介
チーフプロデューサー:古賀俊輔
プロデューサー:新野安行、谷垣和歌子
アシスタントプロデューサー:城内政芳
撮影:朝倉義人
美術:松宮敏之
照明:山中秋男
録音:田代博司
殺陣:清家三彦
装飾:大橋豊
装身具:井上充
衣装:古賀博隆
美粧:大村弘二
結髪:広瀬紀代美
編集:米田武朗
音楽:栗山和樹
主題歌:中孝介
記録:永倉美香
キャスティング:杉野剛
助監督:匂坂力祥
制作担当:中森幸介
出演:高良健吾、多部未華子、木村了、三島ゆり子、栗塚旭、山本千尋、永瀬正敏、寺島進
パンフレット:★★★(850円/シンプルなデザイン。3本のコラムが良くて、特に蓮實重彦さんのレビューが良かった!)
(あらすじ)
尊皇攘夷派の長州や薩摩脱藩志士たちと新撰組や見廻り組が抗争を繰り広げていた幕末の京都。長州を脱藩した清川多十郎は、居酒屋・満つやの用心棒をしながら、なんとか糊口をしのぐ生活を送っていた。満つやを切り盛りするおとよは多十郎に好意を寄せるが、おとよの思いを多十郎が気づく気配はなかった。町方からの注進で多十郎の存在を知った見廻組は、新撰組に目にものを見せようと多十郎襲撃を企てるが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




50点


※今回の記事は、本作が好きな人は不快になる怖れがあるので、気をつけて!

正直、中島貞夫監督についてはよく存じ上げないものの(「脱獄広島殺人囚」は大好き!)、「あの高良健吾さんが時代劇に挑む!」という点で興味が湧いたし、「ラスト30分壮絶な死闘に泣け!」というキャッチコピーがスゲー気になってしまったので、前売り券を購入。5月14日(火)、丸の内TOEIに足を運んできました(その後、「ある少年の告白」を鑑賞)。「失望サセテクレル ( ゚д゚)」とカタカナで思ったり。


前売り特典は「多十郎謹製手拭い」でした。


スクリーン1、20人ぐらいはいた記憶。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁するシコルスキーを貼っておきますね(「バキ」より)。



劇中の構成を無視して雑にあらすじを書いておくと、時代設定は幕末。主人公は長州藩でもトップクラスの腕前を持つ侍・清川多十郎(高良健吾)でして。親の借金から逃げるために脱藩浪人になって、京都の貧乏長屋で適当に暮らしていたら、尊皇攘夷派の元同僚が「桂小五郎(永瀬正敏)を守るために力を貸してほしい」と頼んできましてね。まったくやる気がないので断ったものの、そのことを多十郎に恨みを持つ岡っ引きが見廻組に報告。脱藩してきた弟・数馬(木村了)が長屋にやって来て「兄上のいくじなし!ヽ(`Д´)ノ」などと罵っていたところに見廻組の抜刀隊が急襲して、数馬は目を負傷しまして。お互いに恋心を抱いていた小料理屋女将おとよ(多部未華子)に数馬を託すと、2人が京を離れるまで、囮になって見廻組と対決! あーだこーだと頑張るも、最終的には抜刀隊隊長の溝口蔵人(寺島進)にタイマンで負けて捕縛されてました (´Д`;) オトヨー!


中孝介さんによる主題歌「Missing」を貼っておきますね↓




ううむ、率直に書かせてもらうならば、なかなかフラストレーションが溜まる作品でしたよ…。まぁ、主演の高良健吾さんは独特の色気があってカッコ良くて。フンドシ姿やら着物からチラリと覗くふとももやらには「オッス!ヽ(`Д´)ノ」「オッス!ヽ(`Д´)ノ」と興奮する方も少なくなかったのではないかな?(突然、偉そうに) 序盤や中盤で見せる立ち回りも楽しかったし(特に居酒屋で岡っ引きどもを追い払うシーンは痛快!)、その他、劇中の美術なども良かったし、決して良かったところも少なくないと思わないでもないのです(奥歯に物が挟まった文章)。


こういうシーンとかは好きでしたよ。




ただ、一番期待していた「ラスト30分壮絶な死闘」がちょっとなぁ…(´・ω・`) ウーン まず、ドラマ的に盛り上がらないというか。パンフを読んで知ったんですが、本作は1926年に伊藤大輔監督が撮った「長恨」という映画から着想されたとのこと(だから映画の冒頭で「伊藤大輔監督の霊に捧ぐ」という献辞が出る)。で、その作品は「武士の兄弟が女に恋をする→女は看病するうちに失明した弟に恋をする→失恋した兄は2人を逃がすために新撰組と戦う」というクライマックスなんだそうですが…。本作は元ネタにあった“三角関係要素”を省いて同じ展開を描いているせいで、「長州藩のゴタゴタに小料理屋の女将を勝手に巻き込んだ話」にしか見えなくて。終盤の「多十郎が囮になって逃がす行為」は自己犠牲というより自業自得感が強いから、「これを『殉愛』と言われても… (・ε・) ソウカナァ」微妙な気持ちが拭えなかったんですよね。

そして、肝心の主人公vs多人数の戦闘描写もいたって「普通」だった印象。パンフを読むと、高良健吾さんも斬られ役の人たちもスゲー頑張ってるし、スタッフのみなさんも情熱を注ぎ込んだようで、それなりには楽しめたものの、ごめんなさい、「ラスト30分壮絶な死闘」というほどではなかったというか。ラストの見廻組隊長とのタイマンも悪くはなかったけどさ、結局は「どこかで見たような戦い」だったし、ううむ、もっと新しいものを見せてくれるのかと期待してたんだけどなぁ…。「負けて捕縛される」というオチもなかなか居心地が悪くて、ハッキリ言って、かなり失望した次第。あと、唐突に雑な要望を書いておくと、あのムカつく岡っ引きは斬り殺してほしかったです。


「ラスト30分壮絶な死闘」を鑑賞中の気持ちを代弁する機動隊隊員を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。



そんなワケで、「ラスト30分壮絶な死闘に泣け!」というキャッチコピーにワクワクしすぎちゃったのかもしれませんが、結構ガッカリいたしました(ある意味では「泣いた」と言えますがー)。とは言え、それは僕が「期待値コントロール」に失敗しただけで、気負わずに普通に観れば普通に楽しめる時代劇という可能性は高いし(パンフでは蓮實重彦さんが、多部未華子さんがミスキャストではと高を括っていた自分の浅はかさを深く恥じて涙に暮れてたり、監督&キャストたちの勝利認定をしてたりとかなりの高評価 (°∀°)b オススメ!)、何よりも本作の高良健吾さんの色っぽさは最強レベルなのでね、気になる人はぜひ観てみてくださいな。




11月5日にはDVDが発売されます。



中島貞夫監督作で一番好きなのはこれです。スゲー面白かった!



クライマックスの殺陣が大好きな時代劇を貼っておきますね。








武蔵 むさし(ネタバレ)

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武蔵 むさし



2019/日本 上映時間120分
監督・脚本・製作・編集:三上康雄
撮影:江部公美
照明:山口晴弘
録音:尾崎聡
音響効果:伊藤進一
殺陣創案:中村佳夫
監督助手:中川邦史朗
所作:中川邦史朗
津軽三味線指揮:小田島徳旺
制作統括:堂庭章
ナレーター:増田晋
出演:細田善彦、松平健、目黒祐樹、水野真紀、若林豪、中原丈雄、清水紘治、原田龍二、遠藤久美子、武智健二、半田健人、木之元亮、須藤正裕、カズキ、黒木真二、鈴木有史、小林郁大、秋月成美、真木仁、勝亦正、太田聡、横山恒平、瀬戸さおり、篠田薫、中川邦史朗、大岩匡、児玉純一、宗円章浩、今井耕二、三上康雄
パンフレット:★★★(850円/自主製作っぽさアリ。「文章、記事の権利はフリー」に驚いた!)
(あらすじ)
幼い頃、父親から徹底的に鍛えられた21歳の武蔵は剣術の名門・吉岡家に挑むため、京の地にやって来た。武蔵は当主である吉岡清十郎、弟の伝七郎、吉岡の門弟たち数十名と一乗寺下がり松で壮絶な戦いを繰り広げる。一方その頃、佐々木小次郎は京の愛宕山で細川家の重臣・沢村大学と出会い、細川家の剣術指南となる。鎖鎌の宍戸、槍の道栄とも戦った武蔵は、ついに小次郎と刀を交えることとなる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


本日はすでに「多十郎殉愛記」の感想をアップしているんですけど、「時代劇2本立て」としてこの記事も更新しておきますよ。以前、なんとなく気になって三上康雄監督の自主製作時代劇「蠢動 しゅんどう」を観てみたら、これが結構面白くて。今度はあの剣豪・宮本武蔵の映画を撮ったということで、「これは観ておかねば!(`・ω・´) キリッ」と、6月1日(土)、ユナイテッド・シネマとしまえんで観てきました(その後、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」をハシゴ)。「ちょっと物足りないカナー (・ε・) ウーン」と思ったり。


7番スクリーン、20人ぐらいはいたような。



自分が「宮本武蔵の物語」を知っているのは、確か吉川英治先生の小説を読んだ&役所広司さん主演のドラマ版を観たからだと思うんですが(とは言え、すべてがうろ覚え)、近ごろは「バガボンド」あたりで知った人の方が多いんでしょうか。数年前、西久保瑞穂監督の歴史アニメドキュメンタリー「宮本武蔵 双剣に馳せる夢」とか、「一乗寺下がり松の決闘」だけをワンカットで撮った坂口拓さん主演の実験的映画「狂武蔵」とかを観たりしましたが、何にせよ、「宮本武蔵」という題材は「忠臣蔵」のように何度も何度も映像化されてきた→現時点でやり尽くされた感があるとは思うんですよ。


最近では板垣恵介先生が「刃牙道」で描いた武蔵が好きでした (´∀`=) スキヨ



だがしかし! 今年もまた「忠臣蔵」を題材にした映画が公開されるように、やりようはいくらでもあるんですよね、たぶん。本作は「吉岡伝七郎との試合」「吉岡一門との決闘」「鎖鎌の宍戸や十字槍の奥蔵院道栄との戦い」「舟島(巌流島)での佐々木小次郎との対決」といった武蔵の王道ストーリーをベースに「細川家が土豪を押さえ込むため、修験者だった小次郎を剣術指南役にしたものの、面倒くさい主張をし始めたので、謀殺するために武蔵と戦わせた」という要素を加えてましてね。決着がついた後、小次郎にトドメを刺すのは細川家であり、最終的には「これからは武より才知 ( ̄ー ̄) ニヤッ」みたいなオチになるのだから、「武蔵の物語」にしてはなかなか苦い着地だなぁと感心いたしました。

そして、“リアル”寄りの殺陣も面白かったですね。まぁ、あくまで「蠢動 しゅんどう」でも描かれた“三上監督流のリアル”ではありますが(そりゃそーだ)、「実際に多人数で斬り合ったら、こうなるかも… (`Δ´;)」と思わされたというか。ハッキリ言って、もっと手足が斬り飛ばされたりするチャンバラアクションの方が好みですけど(汗)、間合いの取り方とか、斬られた仲間の名前を呼んだりとか、位置取りの攻防とか、細かいディテールにこだわりが感じられて、なかなか好みでしたよ。あと、本作は意外とキャスティングが豪華なんですが、その中で武蔵を演じた細田善彦さんは精悍で良かったし、松平健さんの佐々木小次郎も新しかったし、半田健人さんが出てたのもうれしかったです。


監督のインタビュー動画があったので、貼っておきますね↓




ただ、好きなところがあった分、物足りなく感じた部分もありまして。「会話シーンが長い&説明台詞が多い」とか「昔の言葉使いは良いけど、それはそれで不自然に感じた」とか「ところどころ必要なカットが足りていない気がした(刀が当たる瞬間など)」とか「『そもそも刀は人殺しの道具なのよ?川 ゚д゚)』という姉の説教が超ウザい」といったところは仕方ないとしても。なんて言うんですかね、せっかく「新しい佐々木小次郎像」を描いたのに、武蔵の方はよくある真面目な求道者キャラなのが残念だったんですよ…。そりゃあ「五輪書」なんて書いている人だから、もちろんそういう面はあったと思うんですが、僕的には板垣恵介先生が「刃牙道」で登場させた切り裂き魔(霧吹き魔)的なキャラがストライクだっただけに、また新たな「武蔵像」が観たかった…ってのは伝わるでしょうか。まぁ、「宮本武蔵」の映像化作品をちゃんとチェックしているワケではないので、過去にはそういうのもあったのかもしれませんがー。


こんな武蔵を実写で観たかったのです(「刃牙道」より)。



そんなワケで、「もう少しこうしてほしかったナー (・ε・) ウーン」という部分もありましたけど、トータル的には面白かったです (°∀°)b ヨカッタ! 何はともあれ、変なところもある映画ですが、気になる方は機会がありましたらぜひチェックしてみてくださいな。パンフの山下敦史さんの解説を読むと「武蔵は自分の武器をギリギリまで見せていない」など、気付いていない部分が少なくなかったので(汗)、僕も機会があったらもう一度観たいと思っております。おしまい。




「歴史街道」の増刊号。本作の完成台本が掲載されているそうな。



三上康雄監督作。特別版Blu-rayもあります。僕の感想はこんな感じ



宮本武蔵といえば吉川英治先生ですよね。内容はうろ覚えでございます。



これまた有名な内田吐夢監督作。たぶん五部作のどれかをテレビで観たことがあるような… (´∀`;) エヘヘ



役所広司さん主演のNHKドラマ版。確か母親と一緒に観ていたと思います。



井上雄彦先生による宮本武蔵漫画。僕が生きている間に完結するのかな…。



そしてクローンの宮本武蔵が活躍する板垣恵介先生の漫画も貼っておきますね。









先々週と先週の備忘録(2019/10/1~10/14)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日なんですが、今回は先々週と先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

10月1日、映画鑑賞→仕事→映画鑑賞→練馬の「か和もっち」
2日、仕事→高校時代の友人と飲み
3日、仕事
4日、仕事→娘と過ごす
5日、横浜の親友夫婦と映画を2本鑑賞→オカジニアさんのイベントへ→映画仲間と飲む
6日、仕事
7日、仕事→取引先の人と朝まで飲む
8日、リハビリ→仕事→練馬の「か和もっち」へ→某所へお伺い
9日、「牙を突き立てろ」との指令が!→仕事→映画鑑賞→仕事
10日、新宿で朝食を食べる→映画鑑賞→仕事
11日、仕事
12日、家で妻子と過ごす
13日、妻子と西武園ゆうえんちへ
14日、娘の運動会→仕事
※この2週間で観た映画は6本でした。
「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン7まで観終わりました。
※先々週の「アトロク」「HIGH&LOW THE 総選挙」「チャド・スタエルスキ監督インタビュー」が好きでした。
※先週の「アトロク」「眼帯キャラ特集」「是枝裕和監督インタビュー」が良かったです。



まず、先々週のことをザッと書いておくと、1日は“映画サービスデー”を利用して、仕事の合間に「大脱出3」「SHADOW 影武者」を鑑賞(お昼は「バクテー」を食べた)。仕事が終わってからは、「日本酒の日」ということで、練馬の「か和もっち」で常連さんたちと楽しく飲みました。2日は、仕事が終わってから町田に行って、高校時代の親友と高めの寿司屋で飲み。最近は朝までコースになりがちだったのを何とか帰宅した自分は偉かったものの、帰りについ替え玉を6回してしまったのは失策でした… ('A`) タベスギタ 3日は普通に働いて、4日は午後から娘のマナ子(仮名/8歳)の面倒をみましてね。5日は、横浜の親友夫婦と川崎で「ジョン・ウィック パラベラム」「ジョーカー」を2本立て鑑賞。その後、池袋に移動して、オカジニアさんのイベントを観に行きまして。終了後、そこで会ったモモさんと「か和もっち」に向かったら、この日は23時で終了だったので、店にいたナカさんも交えた3人で別の居酒屋で軽く飲んだというね。で、6日は家で仕事をして、7日は仕事の後、取引先の人と飲んだら、相手が悩み相談モードになってしまって、ああん、朝まで飲んだ次第 ('A`) ノミスギタ


1日の「か和もっち」のgif。カバー曲クイズ大会が開催されて、あみみんさんがズバズバと答えてました。


2日に行った、高めの寿司屋。そりゃあ美味しかったザンス。


5日、お昼は「一蘭」で博多ラーメンを食べてから、おやつとしてパンケーキを食べたりしましたよ。


そして、オカジニアさんのイベント「狂い咲く」へ!


コントに音楽ライブと、とても楽しかったです。たわわちゃんに記念のチェキを撮ってもらいました。


その後、映画仲間と3人で飲んで、あーでもないこーでもないと雑な話をしたというね ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ


7日は予期せぬ朝までコースでしたが、新橋で飲んだ時は「なんどき屋」に行くのが定番なのだった。



で、先週のことを書くと、朝帰りをした8日は、ヒザのリハビリに行ってから仕事に行って、帰りはまた練馬の「か和もっち」に寄っちゃいまして。ツイートをしたら、映画仲間のはちごろうさんやソーイングさんが来てくれたのはうれしかったものの、またオーナーさんと「ゲーム・オブ・スローンズ」の話をしてしまい、終電を逃したのでした… (ノω・、) アタシッテホントバカ 9日は仕事の後に「感染家族」を観て、10日は新宿で朝食を食べてから「蜜蜂と遠雷」を鑑賞して、そのまま仕事。11日は普通に働いて、12日は台風なので家族と家で待機しまして。13日はマナ子の運動会が中止になったので(前日に準備ができなかったため)、妻子と「西武園ゆうえんち」に行って、14日は本当ならマキヒロチ先生のイベントに行く予定だったのに、雨天順延した娘の運動会だったのでキャンセルした次第 (´・ω・`) ザンネン


8日の「か和もっち」のgif。この日は「人生、山あり谷あり」って感じでしたよ(なんだそれ)。


台風の日、妻子が手作りのプリンとクッキーをくれたのでした (´∀`=) オイシー


13日は「西武園ゆうえんち」へ。マナ子がスゲー楽しそうでしたよ。



そんなワケで、先々週から今週にかけて観た映画は6本。そして、この2週間で7本感想をアップできたということで、現在の「溜まっている映画の記事」は51本になりました。ううむ、更新ペースを上げないと年内にすべてアップできそうにないんですが、もういいや。とりあえずできる範囲で、少しずつ書いていきますよ。つーか、そう言えばもうすぐこのブログは10周年を迎えるんですけど、何かやろうかなぁ…でもそんな余裕ないよなぁ… (´・ω・`) ウーン


<アップしていない映画の感想一覧>
ウトヤ島、7月22日
レゴ® ムービー2
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
オーヴァーロード
レプリカズ
えいがのおそ松さん
魂のゆくえ
町田くんの世界
プロメア
ビューティフル・ボーイ
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
神と共に 第一章 罪と罰
神と共に 第二章:因と縁
小さな恋のうた
一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い
帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団(短編)
メン・イン・ブラック インターナショナル
スノー・ロワイヤル
きみと、波にのれたら
ハッピー・デス・デイ
今日も嫌がらせ弁当
ハウス・ジャック・ビルト
ハッピー・デス・デイ 2U
ゴールデン・リバー
主戦場
愛がなんだ
僕たちは希望という名の列車に乗った
無双の鉄拳
ワイルド・スピード スーパーコンボ
アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲
北の果ての小さな村で
あなたの名前を呼べたなら
チャイルド・プレイ
守護教師
工作 黒金星と呼ばれた男
さらば愛しきアウトロー
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
風をつかまえた少年
トリプル・スレット
サマー・オブ・84
ロケットマン
HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ
ディリリとパリの時間旅行
ヘルボーイ
SHADOW 影武者
ジョン・ウィック:パラベラム
ジョーカー
感染家族


何はともあれ、今週の予定を書いておくと、火曜日はマナ子の学校がお休みなので、レンタカーを借りて妻子と某所へお出掛け予定。あとは「今週で公開が終わりそうな未見の新作映画」を何本か観たいものの、ちくしょう、仕事が超忙しいので、もうどうにでもなーれ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! ちなみに21日(月)は「いちごの唄」の前売り券を使うために小山シネマロブレへ行くつもりだけど、ええい、これも予定は未定だし、何度も書いているけど、今月から本格的にTRPGの世界に復帰するつもりなので「クトゥルフ神話 TRPG」を頑張って読破するッス!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォッ!


最後に今月の推薦曲、mirage²「ドキ☆ドキ」を貼っておきますね↓




以上、先々週と先週の備忘録でした。ではでは〜。






ジョーカー(ネタバレ)

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ジョーカー



原題:Joker
2019/アメリカ 上映時間122分
監督・製作・脚本:トッド・フィリップス
製作:ブラッドリー・クーパー、エマ・ティリンガー・コスコフ
製作総指揮:マイケル・E・ウスラン、ウォルター・ハマダ、アーロン・L・ギルバート、ジョセフ・ガーナー、リチャード・バラッタ、ブルース・バーマン
脚本:スコット・シルバー
撮影:ローレンス・シャー
美術:マーク・フリードバーグ
編集:ジェフ・グロス
衣装:マーク・ブリッジス
音楽:ヒドゥル・グドナドッティル
音楽監修:ランドール・ポスター、ジョージ・ドレイコリアス
出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ、フランセス・コンロイ、ビル・キャンプ、シェー・ウィガム、ブレット・カレン、グレン・フレシュラー、リー・ギル、ダグラス・ホッジ、ダンテ・ペレイラ=オルソン、マーク・マロン、ジョシュ・パイス、シャロン・ワシントン、ブライアン・タイリー・ヘンリー
パンフレット:★★★★★(835円/識者のコラムが大量に収録されていて、超素晴らしい!)
(あらすじ)
「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、大都会で大道芸人として生きるアーサー。しかし、コメディアンとして世界に笑顔を届けようとしていたはずのひとりの男は、やがて狂気あふれる悪へと変貌していく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




97点


※今回の記事は、「キング・オブ・コメディ」のネタバレに触れているので、出来れば観てから読んで!

「アメコミのキャラの中でジョーカーが一番好きさ!ヘ(゚∀゚*)ノ ダイテ!」ということはまったくないんですが(むしろ仮面ライダージョーカーの方が好き…という不要な書き出し)、劇場で流れていた特報が超カッコ良かったので、そりゃあ期待してまして(微笑)。確実に影響しているだろうマーティン・スコセッシ監督の名作「タクシードライバー 」「キング・オブ・コメディ」を自宅で観てから、10月5日(土)にTOHOシネマズ川崎「ジョン・ウィック パラベラム」とハシゴ鑑賞しましてね。さらに愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の今週の課題作品になったということで、10月16日(水)に新宿ピカデリーで2回目を観てきました(その後、下高井戸に移動して「COLD WAR あの歌、2つの心」を鑑賞)。「底が丸見えの底なし沼!(`Δ´;)」と思ったり。


TOHOシネマズ川崎の5番スクリーンはほぼ満席であり…。


新宿ピカデリーの1番スクリーンで観た時もまた、ほぼ満席なのだった。スゴイね!



重要な部分をサクッと省略したあらすじを適当に書いておくと、舞台はニューヨークっぽい「1981年のゴッサムシティ」でして。コメディアンを目指すアーサーは認知症気味の母親ペニーの面倒をみながらクラウンの仕事で細々と生計を立てていたんですけれども。ある日、路上で音楽店の閉店セールの宣伝をしていたら、悪ガキどもにぶちのめされた上に雇い主から怒られるという散々な出来事がありまして。同僚ランドルが護身用に拳銃をくれたものの、小児科病棟の慰問中にその銃が懐から落ちて、仕事をクビになるという悪循環ですよ (´・ω・`) ションボリ その帰り道、3人の証券マンに絡まれてボコボコにされた時、つい持っていた銃で射殺してみれば、“低所得者層の英雄”になってなんていい気持ちまるでアルデンテであり、さらには「母親は『アーサーはトーマス・ウェインの息子』と言っていたけど、実は彼女の妄想だった… ('A`) マジカ」とか「憧れのコメディアンのマレーに番組で初舞台をバカにされた… ('A`) ヒデェ」とか「同じアパートのシングルマザーとすっかり恋人気分だったけど、すべて自分の妄想だった… ('A`) ソンナァ」といったことが矢継ぎ早に起こったので、絶望の中、「オレの人生は喜劇だッ!Σ(°д° ) クワッ!」と開眼。母親を窒息させて殺害&ランドルを刺殺後、「ジョーカー」としてマレーの番組に出演すると、不満をぶちまけた後に射殺しましてね。富裕層に不満を抱えた人々の暴動が広がる中、アーサーは自分の血で唇のメイクを完成させると、ダンスを踊るのでしたーー。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      o
というお話 ゜
だったのサ /⌒\
      /ノ\ヾヽ
____ _((`∀´ヽ |
L|_|_|_/ノへ>ノ~ )ヘ
L_|_|_|\'-') / 丿/
L|   \_ ̄ ⊂Lノ/
L| 从从 /\__/ ∥
L|//ヘヾ/    _ノ∥
―――(^(⌒ヽノL/
     ̄  ̄
      = The End =


本作のスゴいところはいろいろあって、まず映画のクオリティが高い。主演のホアキン・フェニックスは、最近の出演作で変な人ばかり演じてきただけあって「マジモンじゃねぇか… (`Δ´;)」とドン引きする迫力であり、間違いなくこれから様々な主演男優賞を受賞しまくるレベルじゃないでしょうか。しかも、撮影がまた素晴らしくて、例えばホアキン・フェニックスは20キロ減量してあの異様に痩せた体を作り上げたそうですが、たぶんあそこまで肉体を不気味に見せるには、撮り方も相当考えたんだろうなぁと。さらに、脚本やら演出やら構成やらもよーく考えられていて。宇野維正さんが指摘されていた「時計の時刻」とかには気付かなかったけど(汗)、アーサーが踊るたびに開放される展開や階段を上り下りするシーンの対比的な使い方(特にジョーカー化してから階段を下りる場面は修羅の道に堕ちていく感がある)などは、僕にすらわかるレベルの上手さでしてね。音楽の使い方もいちいち良くて、特にラストの逮捕直後に流れる「ホワイトルーム」には鳥肌が立ちました。


本作のホアキン・フェニックスは凄まじかったですな。



一応、クリーム「ホワイトルーム」を貼っておきますね↓




それと、尊敬する映画評論家の町山智浩さんによると「トッド・フィリップス監督は70年代のアメリカ映画が好きで、そういう映画を作りたかったんですが、それだとなかなかお金が出ない。だから、お金が出る『ジョーカー』を利用した」そうで(ホラー映画の体で社会問題を扱った「アス」を思い出した)。実際に様々な映画の引用が散りばめられているそうですが、その使い方も見事だった印象。過去にアーサーみたいな役をやっていたロバート・デ・ニーロをベテランの売れっ子コメディアン役に起用したのもさすがだし、ラスト、精神病院を右往左往するシーンをモロに「キング・オブ・コメディ」っぽく描くことで、「結局、すべてジョーカーの作り話」というオチを補強していたのは、スゲー感心しましたね〜(「キング・オブ・コメディ」もその終わり方が現実なのか虚構なのか議論になっている)。


「キング・オブ・コメディ」の1シーンを貼っておきますね。



なんて言うんですかね、僕的に本作の「作り話(もしくは妄想)オチ」というのは本当によく練られていると思ってて。終盤の「恋人なんていなかった!Σ(゚д゚;)」発覚シーンだけでなく、例えば、序盤でアーサーがトゥレット障害を発症してバスの中で爆笑してしまうシーン、黒人の母親の「子どもを自分のヒザに寝せる動作」をわかりにくく映しているので「最初から子どもはいなかったのでは?」とも見えるんですよね。それに、証券マンたちを撃ち殺す際にリボルバーから8発もの弾丸が発射されたシーンとか、確かに8発のリボルバーも存在はするものの、なんか釈然としないし…。そして、そんなシーンを散々散りばめた挙げ句、最後の最後にカウンセラーの前で「暴徒に両親を射殺されたブルース・ウェイン少年の姿」を思い浮かべた後、「いいジョークを思いついた」というのは、要は「バットマン」自体が「アーサーが思いついた虚構」ってことじゃないですか。そりゃあ、アーサーが生きている“現実的な世界”にバットマンなんて存在しようもないワケで、ジョーカーという悪役にリアル寄りにアプローチした本作的には見事な着地としか言いようがないと思ったり。


モヤッとする人もいるでしょうが、僕的にはこのマホメド・アライJr.気分でしたよ(「バキ」より)。



なんとなく思い出した宮崎吐夢さんの「私事」を貼っておきますね(「宮崎吐夢記念館」収録ダヨ!)。




それと、何よりも本作は「現代社会の世相や問題」を上手に取り入れているのがスゲー好き。富裕層云々やら社会福祉やらの要素はもちろんのこと(先日飲んだ方が社会保障費のために消費税増税したのに社会保障費1300億削減するなんて酷いジョークだ」みたいなことを言ってた)。例えば、地下鉄でアーサーが射殺した“社会のエリートたち”は「酔って女性に絡んでポテトを投げる」という時点で殺されて当然のクズなワケですけど、「さすがにその事情を知らない市井の人々が『エリートが射殺されてざまぁ!ヘ(゚∀゚*)ノ』とはならないだろ」と最初は思ったんですが…。でも、よくよく考えれば、僕個人の思惑や思想は別として、上級国民云々で炎上しがちな現在、日本で「電通」や「東電」の社員が同じような被害に遭ったら、ネットには劇中と同じような世論が形成されるのではないかと。そう考えると、ちょっと恐ろしくなったし、この作品はスゲェなと思いましたよ、マジで。まぁ、トッド・フィリップス監督は最終的に「本当かな? 虚構かな?( ̄ー ̄) フフフ」みたいに濁したことで、良く書けば「底が丸見えの底なし沼」(by 井上義啓編集長)的な作品にしたと思うけど、逆にいやらしく予防線を張りまくった感もあって、そう考えると少しズルい気がしなくもないんですがー(ちょっと「哭声 コクソン」を連想した)。


こいつらが射殺されるシーン、そりゃあ過剰防衛ではあるけど、超スッキりすでした (o^-')b スッキリ



あと、適当に思ったことを書くと、なんだかんだ言って、アーサーは「理想の弱者」でしかないんだよなぁと切なくなる部分もあって。そりゃあトゥレット障害を患っているだけで大変だし(しかも虐待によるケガが原因っぽいし)、福祉によるカウンセリング&投薬が打ち切られなければああいう犯罪行為に走ることもなかった…といった同情できる点は少なくないし。「笑う部分が他の人とズレる」から、合わせるために空笑いするあたりは「空気が読めない自分」を重ねちゃったりするし、「シングルマザーに勝手な妄想を抱くくだり」だってさぁ、ちくしょう、コンビニで優しくしてくれただけの店員さんに勝手な恋心を抱いたことがあるのは僕だけじゃないだろう!? 僕だけじゃないだろう!?(唐突にキレながら) 小人症の同僚がバカにされても笑って同調するという「思いやりのなさ」だって「弱者」らしいリアルさを感じたし(だってそんな精神的余裕がないのだもの)、クライマックス、マレーを射殺するシーンでは「そりゃあ、アンタが言うことには正論が含まれているけど、とは言え、人の足を踏んでも悪びれないような奴は死ぬべし!m9`Д´) ビシッ」とすっかり感情移入しちゃったんですが、しかし。

ううむ、本当にアーサーのような人がいたなら、たぶんマレーに媚びへつらうんじゃないかなって。マレーみたいな人が本当にいたら、たぶんもっとフォローして上手く取り込んじゃうだろうし、アーサーも誤魔化されちゃうの、「弱者」は「強者」からの利益に弱いから。まぁ、本作のアーサーは「銃」を手にして後戻りできないこともあって反逆できたけど、でも「弱者が強者に牙を剥く」なんてのは本当に稀であり、理想でしかないんだよなぁって。クライマックスに暴動が起きていたけど、あれだって損害を被るのはほとんどが「弱者」であって。いくら「弱者」がキレたって、誰でも良かったと言いながらも「弱者」を狙うだけでしかなくて、もしアーサーみたいな人がいても「自分より強い者」に立ち向かうことなんてなくて(ちょっと「松江哲明監督に反逆した加賀賢三さん」は連想したけど、本作の「弱者」とは違う気がする)。本当に現実にいる「キレた弱者」は「女性が乗った車のフロントガラスを割りまくった男」といった程度で1ミリも感情移入できないワケだし、なんかね、いろいろと考えれば考えるほど切ない気持ちになった…って、伝わりますかね。


つーか、本作のジョーカーは「悪のカリスマ」にはなりようもないような…。



その他、「ジョーカーというキャラクターの元ネタになった1928年の映画『笑う男』も観てみたいなー」とか「本作に通じるところが多いというホアキン・フェニックス主演の『容疑者、ホアキン・フェニックス』も観ておけば良かったなー」とか「トーマス・ウェインはあんなに『殺す殺すデモ』が実施されているんだから、もっと警戒して生きろよ」とかとかとか。まぁ、何はともあれ、フフフ、いろいろと適当なことを書いてみましたが、このブログもあくまでフィクション。本作が本当に傑作なのかどうかを判断するのはあなただし、ついでにあの鐘を鳴らすのもあなた…といったよくわからない文章を唐突に残して、この感想を終えたいと思います ( ゚д゚) ジョーカー!




デジタル盤のサントラ。輸入CD盤もあります。



本作のベースとなっているアメコミ。味わい深く、面白いです。



パンフで町山智浩さんが共通点を挙げていたトッド・フィリップス監督作。未見なのです。



モロに影響を与えている作品、その1。まぁ、観ておくと良いです。



モロに影響を与えている作品、その2。「特別編集版」は未見なんですよね〜。



トッド・フィリップス監督作。スゲー面白いですぞ。







ウトヤ島、7月22日(ネタバレ)

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ウトヤ島、7月22日



原題:Utoya 22. juli
2018/ノルウェー 上映時間97分
監督・製作総指揮:エリック・ポッペ
製作・製作総指揮:フィン・イェンドルム、スタイン・B・クワエ
脚本:シブ・ラジェンドラム・エリアセン、アンナ・バッヘ=ビーク
撮影:マルティン・オッテルベック
美術:ハロル・エゲーデ=ニッセン
衣装:リッケ・シモンセン
出演:アンドレア・バーンツェン、エリ・リアノン・ミュラー・オズボーン、ジェニ・スベネビク、アレクサンデル・ホルメン、インゲボルグ・エネス、ソロシュ・サダット、ブレーデ・フリスタット、アーダ・アイド、カロリーヌ・シャウ、タマンナ・アグニホートリ、トルケル・ドンマースネス・ソルダル、マグヌス・モエン、マリアンヌ・グジェルスバック、ダニエル・サン・トラン、ソルベイ・コルエン・ビルクラン
パンフレット:★★★★(700円/コンパクトながらも4本のコラムが非常にタメになって映画の補完にピッタリ!)
(あらすじ)
11年7月22日、ノルウェーの首都オスロの政府庁舎前で車に仕掛けられていた爆弾が爆発する。世間が混乱する中、オスロから40キロ離れたウトヤ島で今度は銃乱射事件が起こり、同地でノルウェー労働党青年部のサマーキャンプに参加してた10~20代の若者たちが犠牲になった。犯人は32歳のノルウェー人のアンネシュ・ベーリング・ブレイビクという男で、極右思想の持ち主であるブレイビグは、政府の移民政策に不満を抱きテロを計画。政府庁舎前の爆弾で8人、ウトヤ島の銃乱射で69人と、単独犯としては史上最多となる77人の命を奪った。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


今年の3月9日に公開された本作ですが、あまり観るつもりはなかったんですよ。ただ、「実際にあった事件をワンカットで描く」という要素がどうしても気になってしまって、5月2日、アップリンク吉祥寺で鑑賞してきました(その後、新宿で「レゴ® ムービー2」をハシゴ)。「緊迫感がスゴい!m9`Д´) ビシッ」と思ったり。


スクリーン5、観客は10人ぐらいだったような。



基本的に事前知識少なめで映画を観るタイプなのでね(苦笑)、映画の舞台となる「ウトヤ島」でどんな事件が起きるのかは全然知らなくて。「漂流した若者たちが暴走してとんでもないことになるのかしらん ( ´_ゝ`) キョウミシンシン」と「サバイバル・ソルジャー」「蠅の王」的な内容を想像したりもしたんですけど、そんなことはなく。2011年に起きた「ノルウェー連続テロ事件」が題材だったから、ああん、ごめんなさい、「そんな事件、あったっけ!Σ(゚д゚ )」と。ううむ、この年は東日本大震災があったり、娘が生まれたりといろいろあったから、そんなテロ事件があったことはすっかり忘れていた…というより、元々知らなかった可能性すらあるという情弱振りを発揮したのでした… (´Д`;) ハズカシイ


なんとなく僕の気持ちを代弁する佐藤麻里子を貼っておきますね(「いつかティファニーで朝食を」より)。



さて、映画の感想を書きますと、本作は2011年の7月22日、ウトヤ島でおこなわれたノルウェー労働党青年部のサマーキャンプが舞台でして。島でテロが発生すると、カメラは参加している女性カヤ(アンドレア・バーンツェン)を中心に映しながら、本作の売りである「72分のワンカット」がスタートするワケですが、その現場の混乱振りが実にリアルというか。実際は単独犯だったワケですけど、そんなこと全然わかりようもないし、そりゃあ逃げ惑うしかないよなぁと(そもそも一人だとわかったとしても、武装した奴に素手で対抗するのは現実的に無理ですがー)。いつどこで銃撃されるのか観客もサッパリということもあって、劇中の緊迫感は半端なかったです、マジで。


半身で急所を隠して念能力を使えば…なんてことは無理なのでした(「HUNTER×HUNTER」より)



つーか、本作のカメラワークがユニークなのは、劇中の人物の目線っぽいんですよ。なんて言うんですかね、登場人物たちに直接話しかけられたりはしないけど、観客が第四の壁を越えて常に寄り添っている感じというか。ある意味、ライド感があるから、意外と4DXと相性が良い気がしたんですが、そういう映画じゃないですわな (ノ∀`) バカネ まぁ、ちょっとだけ不満を書くと、いくら緊迫感があって工夫された作りだとしても、正直、72分間逃げ惑うだけなのは少し飽きた…な〜んて台無しな文章を書いてみたけど、そんな僕を君は責めるかい?(唐突な問い掛け)


事件を扱ったドキュメンタリーがアップされていたので、貼っておきますね↓




一応、オチを書いておくと、なんと最後はカヤも射殺されちゃいまして。一緒にいたマグナスが逃げてボートに乗り込んでみれば、そこにはカヤがずっと安否を気遣っていた妹が乗っていた…ってな調子でしたよ、たぶん。何はともあれ、ディテールにこだわりながら3ヵ月リハーサルをして5回撮影したという「72分のワンカット」は非常に良く出来ていたし、緊迫感があって良い映画じゃないかしらん (・∀・) ヨカッタ! すでに配信が始まっているし、ソフトも販売中なのでね、できればパンフで映画ライターの斉藤博昭さんが紹介されていた“同じ題材を扱った映画”「7月22日」と合わせて観ると良いですぞ。




すでに配信が始まっていて、ソフトも販売中なのです。



エリック・ポッペ監督の前作。面白そうですな。



140分ワンカット撮影をした青春犯罪映画。僕の感想はこんな感じ



実際に起きたテロ事件の映画化作品。僕の感想はこんな感じ







僕たちは希望という名の列車に乗った(ネタバレ)

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僕たちは希望という名の列車に乗った



原題:Das schweigende Klassenzimmer
2018/ドイツ 上映時間111分
監督・脚本:ラース・クラウメ
撮影:イェンス・ハラント
衣装:エスター・バルツ
編集:バーバラ・ギス
音楽:クルストフ・カイザー、ユリアン・マース
出演:レオナルド・シャイヒャー、トム・グラメンツ、レナ・クレンク、ヨナス・ダスラー、イザイア・ミカルスキ、ロナルト・ツェアフェルト、ブルクハルト・クラウスナー
パンフレット:★★★☆(720円/3本のコラムがどれもタメになる。特に深緑野分先生が良かった!)
(あらすじ)
1956年、東ドイツの高校に通うテオとクルトは、西ベルリンの映画館でハンガリーの民衆蜂起を伝えるニュース映像を見る。自由を求めるハンガリー市民に共感した2人は純粋な哀悼の心から、クラスメイトに呼びかけて2分間の黙祷をするが、ソ連の影響下に置かれた東ドイツでは社会主義国家への反逆とみなされてしまう。人民教育相から1週間以内に首謀者を明らかにするよう宣告された生徒たちは、仲間を密告してエリートとしての道を歩むのか、信念を貫いて大学進学を諦めるのか、人生を左右する重大な選択を迫られる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※今回の記事は、「いまを生きる」のネタバレに触れているので、気をつけて!

本日はすでに「ウトヤ島、7月22日」の感想を投下済みなんですが、なんとなく「本当にあった若者絡みの事件の映画化作品」つながりで本作の記事もアップしておきますよ。いろいろな賞を獲ったみたいだし、そりゃあ良い映画なんでしょうけど、基本的には「ジャン=クロード・ヴァン・ダムが愛する娘を救うため、危険な犯罪組織へ潜入する映画」を好む僕ですよ、こんな「未知という名の船に乗り」的な邦題の“ハートウォーミングな学園モノっぽい作品”なんてあまり興味が持てなかったんですが、しかし。5月24日5月31日放送の「ムービーウォッチメン」のリスナーカプセルに選ばれた→今年もリスナーカプセルに入った作品を鑑賞しているので、急遽観ることに決定。7月30日、アップリンク吉祥寺にて、「主戦場」「愛がなんだ」と連続鑑賞いたしました。「いい勉強をさせていただきました m(_ _)m」と思ったり。


スクリーン3、観客は10人ぐらいだったような。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁する志門剛俊を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。



最初に、本作のあらすじを適当に書いておくと、1956年、東ドイツの高校に通うテオ(レオナルド・シャイヒャー)とクルト(トム・グラメンツ)が「ハンガリー動乱」のニュースを観て“自由を求めて蜂起した民衆たち”に共感したので、クラスメイトたちを煽って歴史の授業前に「2分間の黙祷」を実行するんですが…。なんとソ連の影響下にある東ドイツではその行為が「社会主義国家への反逆」とみなされてしまって、クラスメイト全員が人生を棒に振るレベルの事態に発展するのだから、「えらいことになりましたな… (`Δ´;)」と。もうね、退学をちらつかせて仲間の密告を推奨したりとか、国家機関の弾圧が容赦ない上にいやらしくて、さすがは社会主義国家だなぁと感心ですよ(悪い意味で)。で、あーだこーだあって、最終的には19名の学生が西ドイツに亡命するんですが、この時点で「この映画、実話なのか!Σ(゚д゚ )」と初めて知って、結構ビックリしたというね。


鑑賞中の僕の気持ちを代弁する寂海王を貼っておきますね(「バキ」より)。



いや〜、とてもタメになりました。鑑賞前は「どうせ型破り教師がやってきて、生徒たちに自由を教えたら、保守的な学校や保護者の反発にあって転任する羽目になるも、生徒たちは机の上に立って先生を見送るといった内容なのだろうよ ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」と、すっかり「いまを生きる」気分で舐めていたんですが(どちらの作品にも失礼な文章)、まったく予想と違っていて。まず、舞台が1956年の東ドイツなんですけど、1990年に消滅しちゃったし、僕は人生で1ミリも気にしたことがない国でして(スパイ&サスペンスモノで舞台になる程度の印象)。でも、本作を観ることで東ドイツにも普通に暮らす人々がいたという、至極当たり前のことに今さらながら気付かされた…って、かなりバカっぽいですな (´∀`;) スミマセン つーか、恥ずかしながら「ベルリンの壁」ができる前とか考えたことがなかったので(汗)、そういう「知らなかったことを知れる」という点だけでも十分面白かったですね〜。


僕のドイツイメージはこの程度だったり(「キン肉マン」より)。



で、僕はもう46歳のオッサンなので、やっぱり親目線で観たところが多くて。感情移入したのはテオの父親ヘルマン(ロナルト・ツェアフェルト)で、彼の製鉄所での過酷な労働振りを見ると、「息子にはエリートになって良い暮らしをしてほしい」という気持ちは痛いほど分かるというか。そりゃあ世の中、理想をバンバン実現できればいいけどさ、相手はあまりにも強大なのだから、将来的なことを考えたら何も考えずに流されてほしいし、長い物にグルグルと巻かれてほしいと思っちゃいますよね…という志の低い親心。あと、同情したのがエリック(ヨナス・ダスラー)で、ちょっと「イヤな奴」的に描かれている「浮いているキャラ」なんですけど、クラスの中心人物であるテオとクルトの黙祷提案に反対していたのに多数決で負けて巻き込まれちゃう上に、彼だけ「誇りに思っていた父親がナチスに寝返っていた」という衝撃的な事実を知って暴走→傷害罪で逮捕というバッドエンドを迎えるから、マジで可哀相。自分の学生時代を省みると、テオとクルトみたいな奴のせいで迷惑を被ったことが少なくないので、かなり同情いたしました (´・ω・`) ションボリ


なんとなく長い物に巻かれたアニキを貼っておきますね(「大熱言」より)。



その他、思ったことを書いておくと、「ナチスを倒して新たな政府を作った人たちが同じような弾圧をしちゃうという地獄… ('A`)」とか「連帯責任はマジでバカバカしいな」とか「子どもたちが亡命した後の家族たちはどうなったのか…」とか「原題の日本語訳である『沈黙の教室』という邦題にしなかったのはスティーブン・セガール主演作と勘違いされたくなかったから!? Σ(゚д゚) マサカ!」とかとかとか。何はともあれ、東ドイツについてボンヤリと勉強になったし、あらためて社会主義国のクソっぷりや「迂闊な行動で取り返しのつかない事態を招くこともある」という大切なことを確認できたので、「いい勉強をさせていただきました m(_ _)m」という強い気持ち、強い愛。とは言え、僕は「ジャン=クロード・ヴァン・ダムが娘を救うべく闇の世界へ足を踏み入れる映画」などを好む男なので評価的には70点ですけど(台無しな文章)、興味がある方はぜひ観てみてくださいな。




デジタル盤のサントラがありました。ジャケットがいいね。



本作のベースとなったノンフィクション。買おうかと思いきや、訳がダメっぽいのね… (´・ω・`)



ラース・クラウメ監督作。これは興味あります。



12月4日にソフトが販売される予定でございます。








先週の備忘録(2019/10/15~10/21)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、レンタカーを借りて家族でお出掛け!
水曜日、仕事→映画を2本鑑賞→練馬の「か和もっち」
木曜日、仕事
金曜日、仕事→練馬の「か和もっち」
土曜日、仕事→娘と過ごす
日曜日、仕事
月曜日、仕事→映画を2本鑑賞
※先週観た映画は4本でした。
※先週の「アトロク」「ハリウッド俳優の通訳特集」「スタンダップコメディ特集」が良かったです。



まず、火曜日は娘の学校が運動会の振替休日ということで、レンタカーを借りて某所で遊んできた…と行き先を濁すのは、プライバシー対策でございます ( ̄ー ̄) ニヤッ ただ、その分、働かなくてはならないということで、1時間だけ仮眠をとって、そのままずっと仕事をして。水曜日の夕方、やっと一段落したので、新宿で2回目の「ジョーカー」を鑑賞→下高井戸で「COLD WAR あの歌、2つの心」を観て帰宅しようと思ったら、当ブログの読者のオカさんが北海道から仕事で東京に来ていて、練馬の「か和もっち」で飲んでいるということで! お店に行って、「あーでもない!ヽ(`Д´)ノ」「こーでもない!ヘ(゚∀゚*)ノ」と映画話を楽しんだというね。木曜日は普通に仕事をして、金曜日もそんな感じだったものの、帰り道についまた練馬の「か和もっち」に寄ってしまったというダメなアタシ (´∀`;) エヘヘ 土曜日は奥さんが大学時代のゼミの飲み会に行ったので、娘のマナ子(仮名/8歳)と遊んだり、ご飯を食べに行ったり、「美女と野獣」を観たりして。日曜日は仕事をして、月曜日は仕事の後に昭島で「WALKING MAN ウォーキング・マン」「クロール 凶暴領域」を鑑賞した次第。


火曜日、サービスエリアでこんなパンを食べましたよ。


水曜日の「か和もっち」のgif。チャーシュー麺大盛&明太子ご飯を食べたのに、つい…。


そして金曜日はこんな感じでした。最近、飲み過ぎ&食べ過ぎな気がします (`Δ´;) ヌゥ



そんなワケで、先週観た映画は4本なんですが、そのうち1本が2回目の「ジョーカー」であり、アップした感想は3本ということで、現在の「溜まっている映画の記事」は51本のまま。ううむ、先週は本当に頑張って記事を書いたのに全然減らない上に、観たかった映画の公開がどんどん終わっちゃって、前売り券もムダにしちゃったりしてさぁ…。今週は、金曜公開の「ザ・バウンサー」は絶対観に行くものの、もう仕事が忙しくて映画を観たりとかブログを書いたりとかする余裕はないので(ああん、「ゲーム・オブ・スローンズ」のことも書きたいのに!)、まぁ、3本ぐらい記事を更新できればなぁと思っております。


<アップしていない映画の感想一覧>
レゴ® ムービー2
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
オーヴァーロード
レプリカズ
えいがのおそ松さん
魂のゆくえ
町田くんの世界
プロメア
ビューティフル・ボーイ
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
神と共に 第一章 罪と罰
神と共に 第二章:因と縁
小さな恋のうた
一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い
帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団(短編)
メン・イン・ブラック インターナショナル
スノー・ロワイヤル
きみと、波にのれたら
ハッピー・デス・デイ
今日も嫌がらせ弁当
ハウス・ジャック・ビルト
ハッピー・デス・デイ 2U
ゴールデン・リバー
主戦場
愛がなんだ
無双の鉄拳
ワイルド・スピード スーパーコンボ
アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲
北の果ての小さな村で
あなたの名前を呼べたなら
チャイルド・プレイ
守護教師
工作 黒金星と呼ばれた男
さらば愛しきアウトロー
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
風をつかまえた少年
トリプル・スレット
サマー・オブ・84
ロケットマン
HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ
ディリリとパリの時間旅行
ヘルボーイ
SHADOW 影武者
ジョン・ウィック:パラベラム
感染家族
COLD WAR あの歌、2つの心
WALKING MAN ウォーキング・マン
クロール 凶暴領域


最後に、今週の予定を書いておくと、元部下のMくんからの仕事を無事終わらせてから、12月に納品する仕事の段取りを完璧に終わらせて、金曜日はボランティアに行って、今度の月曜日こそ「いちごの唄」の前売り券を使うために小山シネマロブレへ行くつもりでございます。そして、できれば木曜日は「タマフル・トップ5・生活は踊る・アフター6ジャンクションリスナーオフ会」に、金曜日は練馬の「か和もっち」で開催される「映画駄話会」に参加したいなぁと。あと、何度も書いていますが(汗)、10月から11月にかけて本格的にTRPGの世界に復帰するつもりなので、「クトゥルフ神話 TRPG」を頑張って読破したいものの、予定は未定で ( ´_ゝ`) フロム、ライムスター


最後に今月の推薦曲、mirage²「ドキ☆ドキ」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。






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