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2019年11月に観たDVD等の覚え書き

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※今回の記事は、「エルカミーノ ブレイキング・バッド THE MOVIE」「ブレンダンとケルズの秘密(吹替版)」のネタバレに触れているので、気をつけて!

毎月の恒例として「11月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓



<1本目>
エルカミーノ ブレイキング・バッド THE MOVIE




(あらすじ)
フラッシュバックで、ジェシー・ピンクマンはマイク・エルマントラウトと麻薬ビジネスを辞めた後に何をするかを語り合う。マイクはアラスカに引っ越しすることをすすめる。ジェシーは過ちを正したいと言うが、マイクは無理だと答える。現在、シリーズの最終回の直後、ジェシーはトッドのシボレー・エルカミーノを盗んで逃げる。スキニー・ピートとバッジャーのところに行き、車を隠す。髪の毛と髭を剃ったジェシーは、オールド・ジョーに頼んで車を始末しようとするが、発信器が起動されてジョーは逃げる。スキニー・ピートはバッジャーにピートのフォード・サンダーバードを町の外まで運転させて囮とし、ジェシーにはポンティアック・フィアロを与え、自分はエルカミーノとともに家にとどまって警察を引き留めると言う。フラッシュバックで、ジェシーが監禁されていた頃が回想される。トッドはジェシーを自分のアパートに連れて行き、大金を見つけられて殺した掃除婦の死体の始末を手伝わせる。トッドは車のグローブボックスからタバコを取ってくれとジェシーに頼み、ジェシーは銃を見つけて取り出すが、トッドの説得で引き渡す。現在、ジェシーはラジオのニュースでリディアが毒を盛られたこととウォルターの死を知る。テレビのニュースでは両親が自首を訴える。トッドのアパートに行って金を探し、冷蔵庫の扉の内側から金を見つける。そこに二人の警察官-ニールとケイシー-が現れる。見つかったジェシーは銃で二人を脅すが、階下に大勢の警察官がいると聞かされてあきらめ逮捕される。ジェシーは二人が警察官ではなく、トッドの金を狙う悪党であることに気づき、金の在りかを教えて山分けすることにする。のちにジェシーは、二人が自分の監禁に関わった溶接会社の従業員であることに気づく。ジェシーはソウルが使った"人消し屋"のエドを探し出し、自分の失踪を依頼する。だがエドは以前にジェシーがキャンセルした分の支払いも望み、1800ドル不足する。ジェシーは両親をおびき出して家に侵入し、金はないものの銃を見つける。ジェシーは溶接会社に行き、ニールとケイシーに1800ドルを要求するが二人は拒否する。ジェシーは決闘でニールを殺し、ケイシーをも殺す。居合わせた男たちの運転免許証を取り上げて脅す。ニールの分け前を奪ったのちに会社を爆破して手がかりを消す。フラッシュバックで、ウォルターとジェシーはホテルで朝食をとり、ウォルターはジェシーの若さを羨む。現在、ジェシーはエドに金を払ってアラスカに逃げる。ジェシーはブロックへの手紙をエドに託す。新たな人生に向けて車を走らせながら、ジェシーはジェーン・マーゴリスと過ごした日々のフラッシュバックを見る。(以上、MovieWalkerより)

予告編はこんな感じ↓




70点


確か10月ごろの話。ボンヤリとNetflixを開いてみたら、僕へのオススメに本作が出てきましてね。「ブレイキング・バッド」は「余命わずかな高校教師が家族のために元教え子と協力して覚醒剤を作って販売する」というドラマなんですけど、「メキシコ麻薬戦争モノ」に凝った時に観たらスゲー面白かったということで、その後日譚となる本作は当然ながら観る気マンマン。11月に入って、やっと鑑賞いたしました。ホッコリいたしました (´∀`=) ホッコリ まぁ、正直なところ、書くことはあまりないというか。ドラマの場面場面を思い出しながら観られるだけでも楽しいし、“早撃ち勝負”で勝つシーンはカッコ良かったし、何よりも「ジェシーがやり直せるラスト」には涙がこみあげたものの、「ファンじゃないとよくわからないんじゃないかな (・ε・)」感は拭えない印象(仕方ないけど)。なんかね、あくまで後日譚といった感じなので、「好きではあるけど、絶賛はできないかな…好きだけど」なんて文章を書いておきましょう(偉そうに)。ううむ、前日譚となるスピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」も観ようかなぁ。



<2本目>
ブレンダンとケルズの秘密(吹替版)




(あらすじ)
9世紀のアイルランド。バイキングの襲来に備えて塀に囲まれたケルズ修道院に、高名な僧侶エイダンが「ケルズの書」を携えて逃げ込んで来る。エイダンは修道院の少年僧ブレンダンに、書を完成させるために必要なインクの材料となる、植物の実をとってきてほしいと依頼する。危険を冒して実を持ちかえったブレンダンに、エイダンは本の続きを書くよう頼むが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


11月半ばに観たレミ・シャイエ監督作「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」が素晴らしくて、なんか“それっぽいアニメ”を観たくなったので、レミ監督が助監督&ストーリーボードを担当した本作をAmazonプライムビデオで観てみました(監督は「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」(未見)のトム・ムーアで、本作がデビュー作だとか)。まぁ、良かったです (・∀・) ヨカッタ! 本作については「ザ・シネマ」の飯森盛良さんによる解説がスゲーわかりやすくてオススメなんで、そっちを読んでもらえば良いんじゃないかな(手抜き)。

そりゃあ絵本のような絵がスルスル動く気持ち良さはあるし、独特な絵柄で表現する神秘的なムードも素敵だし(最後に完成した「ケルズの書」の模様が動くシーンは「Gorogoa」を連想した)、白猫パンガー・バーンも可愛かったし、古代の邪神クロム・クルアッハと対決するシーンはカッコ良かったし、なんとなく選んだ吹替も良い感じだったし、エンドクレジットで「白猫の詩」が流れた時は「あ、これ知ってる!(*゚∀゚)=3」とうれしくなったけれども(「猫の神話」で知った)。なんかね、「壁が役に立たない→バイキングに蹂躙される→なんとなく生き残ったので『ケルズの書』を作りました」的なラストは「結局、弱者は物語を語り継いでいくしかない」ってことなのかもしれませんが、対バイキングの根本的な解決には結びついていない感じがしたというか。奴らがキッチリ駆逐されないことに若干モヤッとしたので、60点という雑な着地でございます。



11月は、仕事が忙しかっただけでなく、「アトロク」出演のためにジャン=クロード・ヴァン・ダム関連作を何本も観直した上に、ああん、「ゲーム・オブ・スローンズ」を一気に完走したのもあって、観られた作品は合計2本。僕的には「エルカミーノ ブレイキング・バッド THE MOVIE」が面白かったものの、ドラマを未見の人にはオススメできないので、むしろ「ブレイキング・バッド」を観ると良いんじゃないかしらん。あと、「ゲーム・オブ・スローンズ」はスゲー面白いので、マジで観た方がいいです…って、ドラマばかりですな (ノ∀`) エヘヘ 以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。







レゴ® ムービー2(字幕版)(ネタバレ)

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レゴ® ムービー2(字幕版)



原題:The Lego Movie 2: The Second Part
2019/アメリカ 上映時間107分
監督:マイク・ミッチェル
製作:ダン・リン、フィル・ロード、クリストファー・ミラー、ロイ・リー、ジンコ・ゴトー
製作総指揮:ジル・ウィルファート、キース・マローン、マシュー・アシュトン、クリス・マッケイ、ザレー・ナルバンディアン、ライアン・ハルプリン、ウィル・アレグラ、クリス・レイヒー
原案:マシュー・フォーゲル
脚本:フィル・ロード、クリストファー・ミラー
美術:パトリック・マーク・ハネンバージャー
編集:クレア・ナイト
音楽:マーク・マザースボウ
音楽監修:キアー・レーマン
アニメーション監督:トリシャ・ガム
声の出演:クリス・プラット、エリザベス・バンクス、ウィル・アーネット、ティファニー・ハディッシュ、ステファニー・ベアトリス、アリソン・ブリー、ニック・オファーマン、チャーリー・デイ、マーヤ・ルドルフ、ウィル・フェレル、ジェイドン・サンド、ブルックリン・プリンス、チャニング・テイタム、ジョナ・ヒル、ジェイソン・モモア、コビー・スマルダース、アイク・バリンホルツ、レイフ・ファインズ、ウィル・フォーテ、ジミー・O・ヤン、ヨーマ・タコンヌ、ブルース・ウィリス、マイク・ミッチェル、クリストファー・ミラー
声の出演(吹替版):森川智之、沢城みゆき、山寺宏一
パンフレット:★★★(720円/豆知識のコーナーが好き。馴れ馴れしい文体が好き)
(あらすじ)
ブロックシティが襲われた恐ろしい事件から数年後、平和な日常が続いていた街に謎の宇宙人が現れたことをきっかけに、ブロックシティはすっかり荒廃し、誰もがすさんでしまう。そんな中で、エメットだけは相変わらず明るく、ごくフツーの日常を過ごしていた。しかし、ルーシーやバットマンといった仲間たちが宇宙人にさらわれてしまい、エメットは仲間たちとの日常を取り戻すため宇宙へと飛び出し、ミュージカル好きなクイーンが支配する惑星へとやってくる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※今回は、当然ながら前作「LEGO(R) ムービー」のネタバレも全開なんですが、1作目はマジでネタバレを知らない方が100パーセント楽しめるので、未見の方は観てから読んで!
※本作については「モンキー的映画のススメ」さんの記事が良かったので、読んでみて!


ああん、スゲー今さらですけど(汗)、3月に公開されて5月に観た映画の感想を12月中旬にアップしておきますね。「2019年3月公開で観たい映画の覚え書き」では「絶対観る」の印を付けたものの、いろいろと忙しいし、そもそも前作で完結してる話じゃね? (゚⊿゚)」的に思うところもあって、非常に観る気が失せていたんですが、しかし。4月5日放送の「ムービーウォッチメン」のリスナーカプセルに選ばれた→今年もリスナーカプセルに入った作品を鑑賞しているので、やっぱり観ることに決定。5月2日、吉祥寺で「ウトヤ島、7月22日」を観てから、新宿ピカデリーでハシゴ鑑賞いたしました。1作目より好きだったカモ (・∀・) カモ!


7番スクリーン、お客さんがそこそこ入っていたような、入っていなかったような…(うろ覚え)。



劇中の時系列を無視しながらあらすじを適当かつ雑に書いておくと、前作の直後(=実写パートの息子が父親と仲良くなったら、妹がLEGOの世界にデュプロで参戦してくるエンド)からスタートしましてね。ブロックシティに“わがまま女王軍団”が襲来→戦争が勃発して、舞台が5年後に移ると、街はすっかり荒廃して「マッドマックス 怒りのデスロード」のような世界になってまして。さらに女王の部下・メイヘム将軍がやってきて、ルーシーやバットマンらが拉致されちゃうから大変ですよ。で、「アルママゲドン」によって世界が破滅するという予知夢を見たエメットは、ルーシーたちを救うために女王がいる惑星に向かうも即ピンチに陥るんですが、“宇宙一のタフガイ”レックス・デンジャーベストが救出! 彼に感化されたエメットは、奥義“怒りの一撃”(勝手な命名)をマスターすると、洗脳されたルーシーたちを救う&「アルママゲドン」の発動を防ぐために、わがまま女王とバットマンの結婚式の最中に惑星を破壊してしまうのです。


衝撃的だった1作目のラスト。今回はここから始まってましたよ。



ところが! 実は映画冒頭から「兄妹、仲良く遊ぶのYO!川`Д´)ノ」と母親に叱責されるも妹に優しくできない兄の実写パートが入っていましてね。「アルママゲドン」とは「ママが兄に怒って、LEGOで遊べなくなる事態」のことだったのです。そしてレックスの正体は“やさぐれたエメット”であり、エメットの運命を変えるために未来から来ていた…ってな調子。で、あーだこーだあって、実写パートで兄妹が仲良く遊ぶと同時に、エメットはルーシーたちに救われたことでやさぐれない→レックスも消失しまして。LEGOとデュプロが楽しく共存する世界が映ると、エンドクレジットが流れて終わったんじゃないかな、たぶん(うろ覚え)。


エンドクレジットを賛美するEDソングには爆笑しました↓ 訳が流れないのが残念… (´・ω・`) ウーン




そりゃあ、前作の方が作品として良く出来ているとは思っていまして。「LEGOで遊んでいる現実の少年と父親の物語だった」というサプライズ部分だけでなく、テーマとLEGOが上手く融合していた…ってのは誰もが頷くところではないでしょうか ( ・ω・) ウンウン 本作も「他者との交流」をLEGOとデュプロという「同じではあるけど違う部分もあるオモチャ」で例えていたのはさすがだけど、さらに「エメットのマッチョ化問題」を盛り込んでしまった分、「現実とLEGO世界の相互作用」という部分では、なかなか無理がある話じゃないかなぁと(前作のエメットは、まだ現実の少年とリンクしてたと思う)。それと、ごめんなさい、仕方ないことではありますが、「アルママゲドン」というド直球なネーミングによって、「これから起こる事態」が容易に想像できちゃったのも少し興が削がれましたよ。


鑑賞中、この末堂厚気分になった人も少なくないのでは(「グラップラー刃牙」より)。



ただ、僕的には「エメットのマッチョ化問題」がツボに入ったというか。なんて言うんですかね、僕も小さいころから「男らしくない自分」と「男らしくあれという周囲の目」とのギャップに悩まされることが多くて。何度も心を折られて、辟易しているものの、ずっとそういう世界で生きてきた分、全否定できない気持ちもあり、「男らしさ」について考えると知恵熱が出てくるレベルなんですけれども。こういう「子どもが観る作品」で、ちゃんと「別に男らしくある必要はないんだよ (´∀`) イインダヨ」夜回り先生ライクに優しくわかりやすく伝えるのは素晴らしいことだなって。そういう点でかなり好きな作品でしたねぇ…(しみじみ)。その他、「本物のLEGOが動いている!Σ(゚д゚)」と思わせるCGアニメのクオリティがハンパではないのはもちろんのこと、ギャグや小ネタの数々も愉快だったし(ブルース・ウィリスが出てくるシーンが好き)、劇中歌も良く出来ているし、映画代分は十分楽しめた次第。


この「頭から離れない音楽」とか、最高でしたよ。




ということで、映画としては1作目の方が上だとは思いつつも、なかなか悪くない続編だと思ったり (・∀・) タリ! もうすっかり配信&レンタルが始まっているのでね、興味がある方はぜひ観てみてくださいな。おしまい。




すでに配信中でソフトも販売中なのです (´∀`) アラアラ



デジタル盤のサントラでございます。輸入CD盤スコア盤もあります。



フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督による前作。僕の感想はこんな感じ



僕が「レゴ要素自体が合わない」ことに気づいたバットマン映画。僕の感想はこんな感じ



本作のゲームが出てましたよ。まぁ、やることはなさそうですな。



大好きなマイク・ミッチェル監督作。僕の感想はこんな感じ…





先週の備忘録(2019/12/10~12/16)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、映画鑑賞→仕事→家族と某所のお祭りへ
水曜日、映画を2本鑑賞→仕事
木曜日、映画鑑賞→仕事
金曜日、仕事→義兄&甥っ子と飲み→朝まで…
土曜日、仕事→誕生日ステーキ!ヽ(`Д´)ノ
日曜日、娘と映画鑑賞→カラオケ→映画鑑賞
月曜日、映画を3本鑑賞→練馬の「か和もっち」で飲み
※先週は映画を9本観ました。
※先週の「アトロク」「2019年の西寺郷太」「忠臣蔵入門2019」が好きでした!



大きな案件がやっと終わりました!ヽ(TДT)ノ ヤッター! ということで、「この週で都内&関東近郊での上映が終わってしまう作品」を中心に、映画鑑賞をスタートしたんですが、しかし。“大きな案件を進めるために後回しにしていた仕事”が溜まっていたため、結局、寝ずに働いて、ブログが書けないエブリデイですよ…。さらに、金曜日は宇多丸師匠が参戦する「映画『蜃気楼の舟』上映&トーク」に行く予定でチケットを押さえていたのに、仕事が長引いてムダにしたという体たらく。で、落ち込みながら働いていたら、甥っ子から「父と一緒に飲んでるんですが、一緒に飲みませんか?」的なLINEがきたからビックリしまして。甥っ子からの誘いは超うれしいし、義兄さんと飲めるのもありがたいということで、22時ぐらいから池袋で合流して居酒屋で飲み→甥っ子の家に移動して、朝まで飲んだというね… ('A`) ノミスギタ


火曜日、某所のお祭りで僕が買った物でございます。


金曜日、まさか朝まで飲むことになるとはな… (`Δ´;) ヌゥ



土曜日は誕生日記念にステーキを食べに行って、日曜日は娘のマナ子(仮名/8歳)とデート。一緒に「アナと雪の女王2」を観る→カラオケ→「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」を観ましてね 川´∀`)(´∀`) アイシテル 月曜日は、仕事をサボッてのスケジュールを調整して、小山シネマロブレで映画を3本鑑賞した後、スゲー久しぶりに練馬の「か和もっち」で飲んで、たまたまきた女性客の1人に「『グラップラー刃牙』はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ」勝手にプレゼント。カネジュン先生の信者と「刃牙」読者を地道に増やす活動に精を出している(not 下ネタ)のでした… (`∀´) ククク


土曜日は、このお店でステーキを食べたのです。


日曜日は娘とデート。マナ子ったら、ずっとこの紅葉を持ってましたよ (´∀`=) カワイー


月曜日は前売り券を使いたかったので、小山まで行って映画を3本鑑賞。


その後、「か和もっち」に行ってからはこんな感じ。


ということで、みんな、この本を読もうぜ! 5冊買おうぜ! もちろん「刃牙」も読もうぜ!



で、先週更新できた映画の感想は1本なのに、観てしまった新作映画は9本。そのうち1本は2回目の「ジョン・ウィック:パラベラム」なので換算しないとしても、現在の「溜まっている映画の記事」は75本ということになっちゃいましてね…(溜め息)。もう年内に全部アップするのは何があっても無理なので、今度こそ「ムービーウォッチメン」の関連作を中心に、最低でもブログを1日1本はアップする予定でございます(「一人一殺」を提案した郭春成のようにーー)。


<アップしていない映画の感想一覧>
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
オーヴァーロード
レプリカズ
えいがのおそ松さん
魂のゆくえ
町田くんの世界
プロメア
ビューティフル・ボーイ
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
神と共に 第一章 罪と罰
神と共に 第二章:因と縁
一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い
帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団(短編)
メン・イン・ブラック インターナショナル
スノー・ロワイヤル
きみと、波にのれたら
ハッピー・デス・デイ
今日も嫌がらせ弁当
ハウス・ジャック・ビルト
ハッピー・デス・デイ 2U
ゴールデン・リバー
主戦場
愛がなんだ
無双の鉄拳
ワイルド・スピード スーパーコンボ
アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲
北の果ての小さな村で
あなたの名前を呼べたなら
チャイルド・プレイ
守護教師
工作 黒金星と呼ばれた男
さらば愛しきアウトロー
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
風をつかまえた少年
トリプル・スレット
サマー・オブ・84
ロケットマン
HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ
ディリリとパリの時間旅行
SHADOW 影武者
ジョン・ウィック:パラベラム
感染家族
COLD WAR あの歌、2つの心
クロール 凶暴領域
ベン・イズ・バック
アド・アストラ
ライリー・ノース 復讐の女神
カーマイン・ストリート・ギター
ザ・バウンサー
見えない目撃者
エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ
フッド・ザ・ビギニング
惡の華
いなくなれ、群青
ターミネーター ニュー・フェイト
スペシャルアクターズ
アップグレード
牙狼〈GARO〉月虹ノ旅人
Thunderbolt Fantasy 西幽玹歌
ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん
ブライトバーン 恐怖の拡散者
HiGH&LOW THE WORST
ホテル・ムンバイ
空の青さを知る人よ
T-34 レジェンド・オブ・ウォー
最高の人生の見つけ方
アナと雪の女王2
映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
アイネクライネナハトムジーク
ひとよ


最後に今週の予定を書いておくと、もうすぐ都内での上映が終わりそうな作品を観まくりつつ、火曜は忘年会、木曜日はマナ子の面倒をみて、金曜日は「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」を鑑賞。土曜日は「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」を観てから忘年会に行って、月曜日はボランティア…ってな調子。一応、年内にあと1〜2回は練馬の「か和もっち」に行きたいんですが、ブログを書かなくちゃいけないし、行けるかなぁ… (´・ω・`) ウーン


最後に今月の推薦曲、岡村靖幸さらにライムスター「マクガフィン」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。






ターミネーター ニュー・フェイト(2D・字幕版)(ネタバレ)

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ターミネーター ニュー・フェイト(2D・字幕版)



原題:Terminator: Dark Fate
2019/アメリカ 上映時間129分
監督・製作総指揮:ティム・ミラー
製作:ジェームズ・キャメロン、デビッド・エリソン
製作総指揮:ダナ・ゴールドバーグ、ドン・グレンジャー、エドワード・チェン、ジョン・J・ケリー、ボニー・カーティス、ジュリー・リン
原案:ジェームズ・キャメロン、チャールズ・イグリー、ジョシュ・フリードマン、デビッド・ゴイヤー、ジャスティン・ローズ
脚本:デビッド・ゴイヤー、ジャスティン・ローズ、ビリー・レイ
撮影:ケン・セング
美術:ソーニャ・クラウス
衣装:ナイラ・ディクソン
編集:ジュリアン・クラーク
音楽:トム・ホルケンボルフ
視覚効果監修:エリック・バーバ
特殊効果監修:ニール・コーボールド
出演:リンダ・ハミルトン、アーノルド・シュワルツェネッガー、マッケンジー・デイビス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、ディエゴ・ボニータ、エドワード・ファーロング
パンフレット:★★★(820円/3本のコラムに関係者インタビューは読み応えアリ)
(あらすじ)
人類滅亡の日である「審判の日」は回避されたが、まだ危機は去っていなかった。メキシコシティで父と弟とごく普通の生活を送っていた21歳の女性ダニーのもとに、未来から最新型ターミネーター「REV-9」が現れ、彼女の命を狙う。一方、同じく未来からやってきたという女性戦士グレースが、ダニーを守るためにREV-9と壮絶な戦いを繰り広げる。何度倒しても立ち上がってくるREV-9にダニーとグレースは追いつめられるが、そこへ、かつて人類を滅亡の未来から救ったサラ・コナーが現れる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※本作に関しては、すでに宇多丸師匠の見事な時評がアップされているし、てらさわホークさんのブログも素晴らしいので、それらを読むと良いです。
「ターミネーター」シリーズはネタバレを知らないで観た方が面白いと思うので、未見の人は観てから読んで!
※今回の記事は、「タリーと私の秘密の時間」のネタバレにも触れているので、未見の人は観てから読んで!


僕と「ターミネーター」シリーズについては、以前アップした「ターミネーター:新起動 ジェニシス」の感想を読んでもらうとして(手抜き)。もうさ、「3〜5はなかったことにして、新三部作をスタートさせる!(゚⊿゚)」なんて話を聞いただけでゲップが出そうになったし、劇場で流れまくっていた予告編でリンダ・ハミルトンが言う「I'll be back」にわざわざ「アイルビーバック」なんてテロップを付ける姿勢には「I'll be backぐらいわかるよ、馬鹿野郎!( ゚д゚)」という「BROTHER」気分にさせられるし…。もちろん観に行くつもりではあったけど、それほどテンションが上がってなかった…というのは、僕だけじゃないですよね、たぶん。


予告編のこのシーン、お好きな方には申し訳ありませんが…。


僕はこの愚地親子気分だったのです(「グラップラー刃牙」より)。



だがしかし! “信用できる映画ライター”のてらさわホークさんによる「ターミネーターひとり総選挙」を聴いたり、「映画秘宝 2019年 12 月号」の「ターミネーター特集」を読んだりしていたら、なんとなく楽しみになってきたのだから、人間とは調子の良い生き物、ですな(勝手に自分以外の人たちも巻き込んだ文章)。で、ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったということで。11月8日(金)の公開初日、小山で「惡の華」「いなくなれ、群青」を観た帰り道、ユナイテッド・シネマとしまえんにて、「2D・字幕版」を鑑賞いたしました。そりゃあ言いたいことはあるけど、スゲー好きでした…言いたいことはあるけど (´∀`;) エヘヘ


当日のgif。21時50分の回の5番スクリーン、ほぼ満席でしたよ。



最初に、劇中の時系列をかなり無視したムードのあらすじをザッと書いておきますよ。映画は、「ターミネーター2」の出来事から3年後、“スカイネットがなくなる前に送られてきたT-800”によってサラ・コナーの目の前で息子ジョンが殺されるシーンから始まりましてね。2020年に場面が変わると、スカイネットの代わりに「リージョン」というAIが支配する未来から、新型ターミネーターのRev-9がやってきて、自動車工場で働く聡明な女性ダニー(今度の救世主)を殺そうとするものの、同じく未来から来た“強化手術を受けた女戦士”グレースがバトル保護!川 ゚д゚) アタシガマモル! さらにジョンの死後、未来から現在へターミネーターが送り込まれるたびに破壊してきたサラと、そんな彼女を影ながら応援してきた“ジョンを殺した後、母子家庭を助けて改心したT-800”も仲間に加わって、Rev-9からの逃避行が始まる…というお馴染みのパターン。最終的にはグレースとT-800のダブル自己犠牲によって敵を破壊すると、ダニーとサラが“公園で遊ぶ幼いグレース”を見ながら、「アタシたちの戦いはこれからだッ!川`Д´)人ヽ(`Д´し ウォォォォッ!」ってな調子で終わってたんじゃないかしらん。


最終的に生き残るのは、サラとダニー。


最後の公園のシーンは、この場面を意識したんでしょうか(「ターミネーター2」より)。



正直、まったく期待していなかった…というのも影響しているのかもしれませんが’(汗)、予想外にスゲー楽しめました (°∀°)b ヨカッタ! その理由は4つあって、まず マッケンジー・デイヴィスが演じるグレースが最高だった! 「ベビーシッター妄想映画」でのタリー役も素敵でしたけど、本作の女戦士グレースはマジで凜々しすぎる&カッコ良すぎて、Twitter経由で頼まれた「絶世ワールドクラス!!!vol.3」の「絶世女優賞2020」という企画では「最優秀助演女優賞」に推したほど(なんだそれ)。素手でもRev-9とタメを張る戦闘力の高さに驚いたし、アクションシーンは軒並み見事だし(特にチェーンを使った戦闘が好きさ!)、「長時間戦えない」という能力制限も超僕好みのお母さん味ごのみ。「小さいころ、サラに救われて育てられた→だから命懸けで守る!川`Д´)」という動機も100点であり、もうずっと「サイボーグ戦士、ダニーのために戦う… (ノω・、)」と泣きながら見守っていたし、続編が作られるなら復活してほしいし、彼女が主演のスピンオフを作ってほしいほど好きでしたねぇ…(しみじみ)。


吹きすさぶ風がよく似合うグレース。抱かれてもいいです(ちょっと偉そうに)。



2つ目の理由は、リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナー。前述したように、予告編の「アイルビーバック」には辟易していたものの、実際にスクリーンで観てみれば、見事に容赦ない銃撃ぶりを見せ付けてからの台詞だったから、「やだ、素敵 (´Д`;)」とフル勃起(心が)ですよ。最近はあまり女優活動をされていなかったみたいですが、もうターミネーターたち以上に貫禄十分であり、60歳オーバーなのに出演前にちゃんとトレーニングを積んだ姿勢も素晴らしいとしか言いようがなくて、Twitter経由で頼まれた「絶世ワールドクラス!!!vol.3」の「絶世女優賞2020」という企画では「感涙熟女賞」に推したほど(なんだそれ)。年を重ねても魅力的な人は魅力的なのね…なんてことをあらためて思ったり。


実際に劇場のスクリーンでこのシーンを観てみれば…。


僕はすっかりこの愚地独歩のようだったというね(「グラップラー刃牙」より)。



3つ目は、新型ターミネーターのRev-9。演じたガブリエル・ルナの名前を見ると「痛みに負けルナ (´∀`し」と心の中のベッキーが応援してくるので、「お前こそ、負けルナ ( ・∀・)ノ(´∀`し」と励ましたくなる…という文章はまったくどうでも良いとして。ハッキリ言って、1作目のT-800と2作目のT-1000のインパクトが強すぎて、その後のターミネーターってあまりドキドキしなかったんですが、本作のRev-9は久しぶりにグッときたというか。企画会議にて、「今度のターミネーターはどうすれば… (`Δ´;) キャメロン」「好評だったT-800とT-1000を混ぜちゃえば?( ・∀・) ミラー」「ソレダ!m9`Д´) ビシッ」といった感じで決まったかのような安易さが愉快だし、「両者の特性を持ちつつ2体にもなれる」というチート振りも微笑ましくて。スズキ・メソッドで役作りをしたというガブリエル・ルナの姿勢も好感が持てるし、意外と大量殺戮を繰り広げてくれるし、僕的に「3」以降では一番好きなターミネーターでしたね〜。


美味しいとこ取りのRev-9。「液体金属だから鎖とかで残酷なことをしても大丈夫」なのもうれしい仕様。


ちなみにRev-7もヤバかったですな。勝てないよ、これは。



最後の理由は、アーノルド・シュワルツェネッガー演じるT-800の“贖罪の物語”が好みでした。そりゃあ「目標を失ってさまよっていたT-800が母子家庭を助けることで人間性を獲得する」なんて設定、あらゆる角度から疑問が浮かばないワケではないけどさ、「罪を犯した人が他者と触れあうことで人間性を取り戻して、それ故に贖罪する話」が好物であり、「反省させると犯罪者になります」派である僕としては、やはり嫌いにはなれないところ。シュワルツェネッガーの愛らしさも堪能できたし、何よりも最後の最後に「『カール』という人間名を呼ばれて活動を再開→“人間”としてRev-9を倒して死ぬ」という展開は泣かざるを得ない!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! つーか、T-800が妻子と知り合って、父親として生活する様子を描いたカルチャーギャップコメディ的なスピンオフをぜひ作ってほしいと思っているけど、まぁ、無理だよね (´∀`) スミマセン


T-800が保育園の臨時園長になって…という「キンダガートン・コップ」的な話はどうか。



って、ベタ褒めですが、残念ながら微妙に感じるところもドッサリではあって。本作は「ジョンのために生きてきたサラの新たなスタート」と考えるとイイ話かもしれませんけど、映画冒頭でジョンが殺されるのを観ちゃうと、逆に「この子の人生はなんだったんだろうな」と思っちゃったというか(「エドワード・ファーロングが戻ってくる」的なニュースを見て、普通に今の姿で出てきて共闘するのかと期待してた…)。「生きてきた話(作品)」を「なかったこと」にされて、新作でアッサリ殺されちゃうって、なんか不憫だよなぁ…なんてね。このモヤッとした気持ちは今も晴れないです。あと、「スカイネットの代わりにリージョンが支配していて〜」なんてことになると「もうターミネーターじゃなくても良くね?(゚⊿゚)」と思っちゃったし、率直に書くと、「未来から敵が来て逃げる」というフォーマットにも少し飽きてきた。それとクライマックス、「キル・ボックスに誘い込む予定が失敗→偶然たどり着いたダムのタービン&グレースのパワーパックを使って倒す」という力技エンドにもガッカリしましたね(もうちょっとロジックがほしかった)。


上手く書けないんですが、このキャラが死んだのはキツかったです(「ターミネーター2」より)。


なんとなく貼っておきたいひとコマ(「樹海少年ZOO1」より)。「なかったこと」にしていいのは、画太郎先生ピエール瀧さんだけ!



その他、輸送機内のアクションは見づらかったし、サラが懇意にしている軍関係者がいるならもっとちゃんとした連携が観たかったし、手放しでは絶賛できないんですけれども。トータルすると「好き」がかなり上回るので80点という評価。劇場にもう一度足を運びたいというか、今度は吹替版を観たいんですが、時間が作れないかなぁ… (´・ω・`) ウーン




デジタル盤のサントラ。輸入CD盤もあります。



そりゃあ1作目が一番面白いザンス。



「なかったこと」にされたシリーズ前作。僕の感想はこんな感じ



ティム・ミラー監督作。僕の感想はこんな感じ



「映画秘宝」の特集記事が最高なのです (°∀°)b オススメ! 「サラ・コナー・クロニクルズ」、観ようかな…。




魂のゆくえ(ネタバレ)

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魂のゆくえ



原題:First Reformed
2018/アメリカ、イギリス、オーストラリア 上映時間113分
監督・脚本:ポール・シュレイダー
製作:クリスティーン・ベイコン、ダビド・イノホサ、フランク・マーレイ、ジャック・バインダー、グレッグ・クラーク、ビクトリア・ヒル、ゲイリー・ハミルトン、ディーパック・シッカ
製作総指揮:ブライアン・ベックマン、フィリップ・バーギン、ブルック・リンドン=スタンフォード、マーティン・マッケイブ、ルカ・スカリージ、ミック・サウスワース、イン・イェ
撮影:アレクサンダー・ダイナン
美術:グレイス・ユン
衣装:オルガ・ミル
編集:ベンジャミン・ロドリゲス・Jr.
音楽:ラストモード
出演:イーサン・ホーク、アマンダ・セイフライド、セドリック・カーン、ビクトリア・ヒル、フィリップ・エッティンガー
パンフレット:★★★★(800円/コラム2本と監督インタビュー、「影響を与えた映画」の記事が超タメになる一冊。あらすじが最後まで書かれているのも良し)
(あらすじ)
ニューヨーク州北部の小さな教会「ファースト・リフォームド」の牧師トラーは、ミサにやってきた女性メアリーから、環境活動家である夫のマイケルの悩みを聞いてほしいと頼まれ、彼女の家を訪れる。そこでマイケルが地球の未来を憂うあまり、メアリーのお腹の中にいる子を産むことに反対しているという話を聞かされる。また、トラーは自身が所属する教会が環境汚染の原因を作っている企業から巨額の支援を受けていることを知り……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※本作に関しては、尊敬する映画評論家の町山智浩さんがパンフに書いたコラムを読む&「映画その他ムダ話」(210円)の解説を聴けば十分じゃないかな。
※今回の記事は、「女は二度決断する」のネタバレに触れているんですが、僕は大好きな映画なので、ぜひ観てから読んで!


本当に今さらですけど、4月に公開されて6月に観た映画の感想を12月中旬にアップしておきますね。ポール・シュレイダー監督といえば「タクシードライバー」の脚本家というイメージがあって、監督作で観ているのは「キャットピープル」程度(地上波でよく流れてた)。しかも、なんか宗教映画っぽいムードということで、本作を観る気はあまりなかったんですが、しかし。4月19日放送の時に回した「ムービーウォッチメン」のリスナーカプセルに選ばれた→今年もリスナーカプセルに入った作品を鑑賞しているので、仕方なく観ることに決定。6月13日、横浜のシネマ・ジャック&ベティに足を運んできました(その後、「ザ・バニシング 消失」をハシゴ)。「そっちが観たかった!(´Д`;) アァン」と思ったり。


スクリーンはシネマ・ジャックの方。そこそこ混んでいたような記憶。



観た人が「そんな話だったっけ…? (・ω・;) ウーン」と疑問を抱くほどに雑なあらすじを残しておくと、主人公は、250周年式典を控えたニューヨーク州北部の小さな教会「ファースト・リフォームド」(原題であり、監督インタビューによると「街に初めて出来た教会」に付けられていた名前だそうな)のトラー牧師。息子を従軍牧師としてイラク戦争に行かせたら半年で戦死→妻と離婚するハメになったので、すっかり酒に溺れるエヴリデイでしてね (*゚∀゚) サケモッテコーイ! そんなある日、妊娠している信徒のメアリーから「夫が出産に反対しているから説得してほしい」と頼まれたので、「はい、喜んで!ヘ(゚∀゚*)ノ」とやるき茶屋気分で行ってみれば、地球の環境問題に悩みまくっている夫のマイケルはまったく耳を貸してくれないのです。


トラー神父はマイケルを説得しようとするも、なかなか大変なのです。



しかも、トラーを助けてくれているメガ・チャーチ「アバンダント・ライフ」ったら、川を汚染している大企業バルク社から献金を受けていて。なんと250周年式典にもその企業から金が出ることになっているから、超複雑な気持ちですよ (´・ω・`) ザンネン で、またメアリーに呼ばれて家に行ってみれば、マイケルお手製の自爆ベストが見つかったので、トラーが没収したところ、マイケルはライフルで自殺しちゃうし、具合が悪いので病院で検査をすればガンと診断されるしと、踏んだり蹴ったり。結局、神にも絶望してヤケになったトラーは、自分に好意を抱いていた女性エスターをハードに罵った後、250周年式典で自爆テロを試みるも、式典にメアリーが来ちゃったので渋々断念しましてね。ちくしょう、次は有刺鉄線を体に撒いてから洗剤を一気飲みして自殺しようとするも、メアリーに見つかったので、情熱的なキス!(`3´)(`ε´し チュー! そんな2人をカメラはグルグル回りながら映して、映画は終わってたような気がします、確か。


いろいろあって、腐った大企業&メガ・チャーチに対する自爆テロを敢行しようとするも…。


式典にメアリーが来たせいで、すべてが水の泡になるのでした (`3´)(`ε´し チュー!



邦題の通り、「鬱屈した“魂のゆくえ”」を描いていて、地味ながらもとても面白かったです。ポール・シュレイダー監督は50年間温めてきた本作を、自身が提唱する「聖なる映画」として撮ったそうで。「田舎司祭の日記」とか「奇跡」とか「冬の光」といった作品に影響を受けた…なんてことは、尊敬する映画評論家の町山智浩さんがパンフに書いたコラムやらパンフの監督インタビューやら「映画その他ムダ話」(210円)の解説やらをチェックしていただくとして(手抜き)。つーか、ベタですけど(汗)、本作を観て一番思ったのは「タクシードライバー」の聖職者バージョンって感じだなぁと。「現代人の拝金主義」や「結局は何もしない神」に苛立ち、絶望した牧師が(文字通り)爆発しようとしたところ、最後の最後に「愛に救われる」というラストを観たら、“妊婦に救われるトラー”と“少女の娼婦を救ったことで救われるトラヴィス”が重なって、グッときましたよ。


マイケルの葬儀で歌われる、ニール・ヤングの「Who's Gonna Stand Up」を貼っておきますね↓




まぁ、一応、適当に文句も書いておくと、スタンダードサイズ&カメラを固定して撮った地味めの映像が多い作品なので、だからこそラストのカメラグルグルキスが超盛り上がるのはわかるんですけど、退屈に感じる場面が少なくなかったという“映画通”には永遠になれなさそうな文章。あと映画後半でトラーとメアリーがマリファナを吸引→体を重ねて実施する秘奥義「マジカル・ミステリー・ツアー」は、ああいう神秘体験を信じてないワケではありませんが、首が絶対疲れるし、100パーセント勃起するだろうなと思ったり思わなかったり (・ε・) ドッチダヨ 


これが「マジカル・ミステリー・ツアー」だッ! アマンダ・セイフライドにこんな密着されたら…。


高確率でこの愚地独歩みたいなことになるのでは(「グラップラー刃牙」より)。



何はともあれ、最近はスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリの国連演説がいろいろな波紋を広げていますが、本作で描かれているように「目先の金のために環境問題から目を逸らす」なんてことは、あちらこちらで行われているんだよなぁとか、あらためて考えさせられたし(とは言え、僕は肉を食らう毎日ですが…)、とても良い映画だと思うんですけれども。本当は「砂丘」に影響を受けた爆発シーンで終わる予定だったものの(トラーの体が吹き飛ぶのをスローで見せるつもりだったとか)、予算の都合で断念した…なんてことがパンフに書いてありましてね。ううむ、そりゃあ「愛で救われる話」も好きですが、とは言え、やっぱり僕は「女は二度決断する」のような爆発エンドの方が大好物であり、ごめんなさい、凄まじく「そっちが観たかった!(´Д`;) アァン」と思わされたので75点という乱暴な評価なのでした。おしまい。




すでに配信が始まっていて、ソフトも発売中なのです。気になる人は観てみて!



デジタル盤のサントラ。輸入CD盤アナログ盤もあります。



ポール・シュレイダー監督が影響を受けたという作品。ちょっと観たい。



スゲー気になっていたニコラス・ケイジ主演×ポール・シュレイダー監督作。早く観なくては…。



ポール・シュレイダーが脚本家として名を挙げたマーティン・スコセッシ監督作。これは観ておくと良いです。



なんとなく貼っておきますね。僕の感想はこんな感じ。







COLD WAR コールド・ウォー あの歌、2つの心(ネタバレ)

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COLD WAR コールド・ウォー あの歌、2つの心



原題:Zimna wojna
2018/ポーランド、イギリス、フランス 上映時間88分
監督・脚本:パベウ・パブリコフスキ
製作:ターニャ・セガッチアン、エバ・プシュチンスカ
製作総指揮:ナタナエル・カルミッツ、リジー・フランク、ロヒット・カタール、ジョン・ウッドワード、ジェレミー・ガワデ、ダニエル・バトセック
脚本:ヤヌシュ・グロワツキ、ピヨトル・バルコフスキ
撮影:ウカシュ・ジャル
美術:カタジーナ・ソバンスカ、マルセル・スラビンスキ
編集:ヤロスワフ・カミンスキ
出演:ヨアンナ・クーリグ、トマシュ・コット、ボリス・シィツ、アガタ・クレシャ、セドリック・カーン、ジャンヌ・バリバール、アダム・フェレンツィ、アダム・ボロノビチ
パンフレット:★★★(800円/本作の補完にピッタリの一冊。「音楽と舞踊でたどる冷戦史」が良かった!)
(あらすじ)
ポーランドの音楽舞踏学校で出会ったピアニストのヴィクトルと歌手志望のズーラは愛し合うようになるが、ヴィクトルは政府に監視されるようになり、パリへと亡命する。夢をかなえて歌手になったズーラは、公演活動で訪れたパリやユーゴスラビアでヴィクトルと再会。パリで一緒に暮らすが、やがてポーランドに戻ることに。ヴィクトルは彼女の後を追ってポーランドも戻るのだが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




65点


※本作に関しては、尊敬する映画評論家の町山智浩さんによる「たまむすび」での紹介および「映画その他ムダ話」(210円)の解説をチェックすれば十分じゃないかな。

今さらですけど、6月に公開されて10月に観た映画の感想を12月下旬にアップしておきますね。いくら“ある程度の本数の映画”を観ていても、所詮、「シネフィル」には程遠い偏差値の僕ですよ(苦笑)、パヴェウ・パヴリコフスキ監督とか全然知らなかったし、本作についてもまったく興味がなかったんですけれども。7月12日放送の「ムービーウォッチメン」のリスナーカプセルに選ばれた→今年もリスナーカプセルに入った作品を鑑賞しているので、なんとなく観ることしましてね。10月16日(水)、新宿で2回目の「ジョーカー」を観てから、下高井戸シネマにて鑑賞いたしました。「良い映画じゃないかな… (´∀`;) オヨヨ...」と思ったり。


客席は、1/3ぐらい埋まってたような。地元の人に愛されてそうな映画館。


つい、コーヒー牛乳もなかを食べちゃったのでした。



最初に「この人、何か嫌なことでもあったのかな… (´・ω・`)」と心配されそうなほどにあらすじを乱暴に書いておくと、舞台は1949年、冷戦下のポーランド。マズレク舞踊団のピアニストのヴィクトルが仲間とともに「歌と踊りの才能がある少年少女」を探していたところ、性的虐待をしてきた父親をブッ殺して執行猶予中のズーラが目に留まる→恋に落ちる→すっかり男女の仲に 川´∀`)(´∀`) オヨヨ その後は、社会主義政権に抑圧されることを嫌ったヴィクトルがズーラを誘って亡命しようとするも彼女は来てくれなかったり、パリで再会したり、一緒に暮らすことになってレコーディングしてみたり、ズーラがポーランドに帰っちゃったり、ヴィクトルもポーランドに帰ってみたら収容所に入れられたりと、すったもんだがありました 川´∀`)(´∀`) オヨヨ 最終的には、ズーラは政府高官のカチマレクと結婚していたので、夫の力でヴィクトルをシャバに出してあげまして。旅立った2人は廃墟の教会で結婚式を挙げて、十字路にたたずむのでしたーー。


この2人が15年の間にくっついたり別れたりする感じでしたよ。



もうね、本作のクオリティと完成度の高さについては、多くの人が絶賛されていて。尊敬する映画評論家の町山智浩さんは「圧倒的なエンターテイメント」なんて仰有っているし、是枝裕和監督は「極限まで省略された物語と抑制されたカメラワークにもかかわらず、全篇に湛えられるこの豊かさと艶やかさは、最早、マジックとしか⾔いようがない」なんて高評価だし、菊地成孔さんも「ホン・サンス等と並ぶ、<21世紀ヌーヴェルバーグ>の、異様なまでの傑作」とべた褒め状態。確かに「監督の両親のエピソードをベースに、実在するマゾフシェ舞踊団の要素を加えた」というストーリーはそこそこ面白かったし、「1950年代にポーランドで上映されていてもおかしくないルックを目指した」ということで採用されたモノクロ&スタンダードの画面は美しいし(前作「イーダ」もそんな感じだったとか)、楽曲も素晴らしいし、映画のテンポも良いし(なんと88分という短さ!)、そりゃあ評判が良いのも頷けるのです。


本作を観た人たちの気持ちを代弁する徳川光成を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。



ただ、ごめんなさい、僕はそこまでじゃないカナー (´∀`;) ハハハ いや、本作で何度も流れるポーランド民謡「2つの心」についてはとても良い歌だと思ったし、なんとなく「オヨネコぶーにゃん」を思い出したりもしたし、「収容所送りになっても構わないからズーラに会うためにポーランドへ戻る&収容所に入れられて音楽の道を断念せざるを得なくなっても笑顔」というヴィクトルの男気にはグッときたりしたんですが、しかし。とは言え、基本的にはアクション映画を好む僕的には、本作の主人公たちのような“芸術家肌の面倒くさい男女”がくっついたり別れたりするのって、結構どうでもよく感じちゃって。正直なところ、パリで痴話ゲンカをしていたあたりは「早く終わらないかな…」な〜んて思っちゃった♪ (*ノ▽ノ) キャッ


収容されて丸坊主ながらも、ズーラの前ではさわやかな笑みを浮かべるヴィクトル。男らしいぜ!


ちょっと「歯の状態を申告するジャック・ハンマー」を連想しました(「グラップラー刃牙」より)。



一応、「2つの心」の動画を貼っておきますね↓




なんとなく「オヨネコぶーにゃん」のOPを貼っておきますね↓




そんなワケで、それなりには楽しみつつも、本作の「真の良さ」はわかってない自分にガッカリした次第 (´∀`;) オヨヨ もうちょっと大人になったらいろいろと理解できるのかな…なんて文章を書いてみたものの、僕ったらもうすっかり47歳。伸びしろ、なさそうですな。おしまい。




すでに配信がスタート&ソフトも販売中だったり。



さまざまな賞を受賞したパベウ・パブリコフスキ監督の前作。観ない…かなぁ… (・ω・;) ウーン








工作 黒金星と呼ばれた男(ネタバレ)

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工作 黒金星と呼ばれた男



原題:The Spy Gone North
2018/韓国 上映時間137分
監督・脚本:ユン・ジョンビン
製作:ハン・ジェドク、ソン・サンボム
プロデューサー:グク・スラン
脚本:クォン・ソンフィ
撮影:チェ・チャンミン
照明:ユ・ソクムン
編集:キム・サンボム、キム・ジェボム
美術:パク・イルヒョン
音楽:チョ・ヨンウク
アクション:ホ・ミョンヘン、チェ・ボンロク
衣裳:チェ・ギョンファ
ヘアメイク:キム・ヒョンジョン
出演:ファン・ジョンミン、イ・ソンミン、チョ・ジヌン、チュ・ジフン、パク・ソンウン、キ・ジュボン
パンフレット:★★★(700円/薄く見えますが、記事は結構充実。松江哲明監督の文章は相変わらず上手いけど、複雑な気持ち)
(あらすじ)
92年、北朝鮮の核開発により緊張状態が高まるなか、軍人だったパク・ソギョンは核開発の実態を探るため、「黒金星(ブラック・ヴィーナス)」というコードネームの工作員として、北朝鮮に潜入する。事業家に扮したパクは、慎重な工作活動によって北朝鮮の対外交渉を一手に握るリ所長の信頼を得ることに成功し、最高権力者である金正日と会うチャンスもつかむ。しかし97年、韓国の大統領選挙をめぐる祖国と北朝鮮の裏取引によって、自分が命を懸けた工作活動が無になることを知ったパクは、激しく苦悩する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


本作は、8月2日放送で回した「ムービーウォッチメン」のリスナーカプセルに選ばれた→今年もリスナーカプセルに入った作品を鑑賞しているので観ることにした…ということではなく(不要な書き出し)。ユン・ジョンビン監督作は「群盗」「悪いやつら」が最高だったし、主演のファン・ジョンミンも大好きだし、そんな2人がタッグを組んだスパイ映画となれば、そりゃあ観るのは義務レベルじゃないですか(微笑)。そんなワケで8月25日(水)、シネマート新宿にてシネマートデイの割引サービスを利用して鑑賞いたしました。「本当…なのかなぁ… (´Д`;) ドキドキ」と思ったり。


劇場はスクリーン2で、結構埋まっていた記憶。



最初に、あらすじを適当かつ大胆に省略して書いておくと、時代は1992年。韓国国軍情報司令部・少佐のパク・ソギョン(ファン・ジョンミン)は北朝鮮の核開発の実態を探るための工作員「黒金星(ブラック・ヴィーナス)」になりまして。アグレッシ部に自己破産してから、元軍人の事業家になりすまして派手に振る舞っていたら、対外経済委員会のリ・ミョンウン所長(イ・ソンミン)が接近→腹を探り合いつつのビジネス関係がスタートするのです。で、あーだこーだあってミュンウンと仲良くなったソギョンは、スパイ活動をしつつも南北の未来のために「共同事業」を軌道に乗せたい…と思っていたところ! なんと再選を狙う韓国大統領が自国民の不安を煽るために、北朝鮮に大金を支払ってミサイル発射を依頼してくるのです!Σ(゚д゚;) マッチポンプ!


ビジネスマンに扮したソギュンはミョンウン所長とともに共同事業を始めまして。


軍人のチョン・ムテクに疑われながらも、何とか金正日まで辿り着くというね。



「そんなことをやらせたら、せっかくの友好関係が… (´Д`;)(´Д`;) イヤン」と思ったソギョンとミュンウンは、北朝鮮で一番偉いおばさんパーマに命がけの直談判を実施すると(もし失敗したら「ロープを持つ手を弛めると肛門に棒がドンドン入ってしまう拷問」を実施されそうな行動)、最初は渋りながらも「じゃあ、やめる (・ε・)」ということになって、2人は大喜びだったんですが、しかし。計画と面目を潰された情報司令部のチェ・ハクソン室長(チョ・ジヌン)が「ソギョンがスパイ活動をしていたこと」をマスコミにリークしたため、一気にピンチに陥るものの、ミョンウン所長が助けてくれて、ソギョンは無事に北朝鮮を脱出。2006年、南北のモデルによるCM撮影がおこなわれる時、その現場にはソギョンとミョンウンがいて。お互いを見つけると、前に贈りあった時計とネクタイピンを見せ合うのでしたーー。


金正日への直訴を成功させるも、スパイだとバレて逃走→CM撮影が形になるのは10年後だったというね。



アクション要素はほぼゼロなんですが、スゲー面白いスパイ映画でした。つーか、リアル方向に描けばこんな感じになるよなぁと。とにかく出演者たちの演技が素晴らしくて、「“別人の演技をしているスパイ”を演じる」という難題を見事にこなすファン・ジョンミンはさすがすぎるし、イ・ソンミンも渋いし、この2人の静かな友情描写にはハートを掴まれまくりでした。軍人のチョン・ムテクを演じたチュ・ジフンもヒリヒリした感じがスゲー良かったですね〜。ところどころ知ってる顔が出てくるのもうれしくて、CMディレクター役のパク・ソンウンがラストの2006年にも出てきた時は「そんなに南北交流のCMが作りたかったんだな (´∀`) アラアラ」と微笑ましかったです。


スパイ映画であると同時に、この2人の友情物語でもあるのです。



あと、ラストのCM撮影シーンで韓国代表としてイ・ヒョリという歌手の人が出てくるんですが、2005年に本当にあった出来事だそうで。鑑賞中はまったく知りませんでしたが、韓国の人が観たら「おっ、面白い起用だな ( ̄ー ̄) ニヤッ」と感心するところなんでしょうな。その他、脚本も良く出来ていて、腹を探り合う会話バトルには手に汗握らされるし、北朝鮮の街並みを再現した美術もスゴいし(「おっ、北朝鮮ロケですか」と勝手に誤解して感心するレベル)、もう褒めるところだらけでしたよ。


ちなみに、イ・ヒョリが出演した2005年のCMはこんな感じ↓




そして、何よりも驚かされたのは「韓国政府が政権維持のために北朝鮮へ軍事行動を依頼していた」という展開。本作は実話ベースで、パク・チェソという人が実際に「黒金星」として工作活動→手記を出版→映画化された…という流れみたいなんですが(「尿道に小型レコーダーを隠していた」というエピソードがスゲェ。尿道だよ!?)、「本当にこんなことがあるの!? Σ(゚д゚;) マジ!?」と。パンフに載っていた秋月望教授による「時代背景解説」によると「韓国では、選挙の時期や政権危機が起きると、何かしら北朝鮮にかかわる事件が起きて国民世論の風向きが大きく変わることがあり、これを『北風』が吹くといってきた」そうですが、確かに「ない話」じゃないよなぁ…なんてね。日本でも「政権にスキャンダルが起きると、芸能人が逮捕されたりする」という「スピン報道」が話題になったりもして、それは単なる「認知バイアス」ってことなのかもしれませんけれども。ただ、こういうのってどんな国でも起こり得るというか、あながちウソとも言い切れないと思わなくもないような気がしないでもなかった次第。


まぁ、この文を読んだ多くの人が松尾象山気分かもしれませんな…(「餓狼伝」より)。



それ以外で気になったことを書いておくと、「『浩然の気』という言葉を始めて知りました」とか「キ・ジュボンが特殊メイクで演じた金正日がソックリすぎてビビッた」とか「北朝鮮の役人が韓国の協力者だとバレちゃうシーンが怖かった…」とか「死体の山がサラリと映るシーンがハード」とか「『最後に冒険しませんか?』の台詞がカッコイイ!」とか「ラストの贈り物を見せ合うシーンは、(どちらも違う内容だけど)なんとなく『賢者の贈り物』『ハナ 奇跡の46日間』を思い出してスゲー泣いた… (iДi) イイハナシダナー」とかとかとか。何はともあれ、スゲー面白いスパイ映画だったので、来年の1月7日にはソフトが発売されるみたいだし、未見の方はぜひ観てみてくださいな (°∀°)b オススメ!




ソフトは1月7日に発売されるのでした。



サントラでございます。輸入CD盤もあります。



超燃えるユン・ジョンビン監督作。僕の感想はこんな感じ



ユン・ジョンビン監督作はこれも好き。僕の感想はこんな感じ



ファン・ジョンミン主演作で一番好きなのはこれです。僕の感想はこんな感じ



なんとなく思い出したスポ根ムービー。僕の感想はこんな感じ






仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション(ネタバレ)

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仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション



2019/日本 上映時間98分
監督:杉原輝昭
原作:石ノ森章太郎
脚本:高橋悠也
音楽:佐橋俊彦、坂部剛
主題歌:J×Takanori Nishikawa
アクション監督:渡辺淳
特撮監督:佛田洋
出演:高橋文哉、奥野壮、岡田龍太郎、鶴嶋乃愛、井桁弘恵、押田岳、大幡しえり、渡邊圭祐、中川大輔、砂川脩弥、桜木那智、成田愛純、佐伯新、山本耕史、和田聰宏、生駒里奈、児嶋一哉、西岡徳馬、笠原竜司、竹中隼人、潮見勇輝、トム・コンスタンティン、ガイモン、橋本ゆりか、鈴木ふみ奈、佐野祐介、佐藤隆幸、ハッピー遠藤
パンフレット:★★★(1650円/インタビュー中心のいつもの仕様。DVD収録のミニメイキングが良かった。ズッ友だょ…)
(あらすじ)
タイムジャッカーの歴史介入によって、世界はヒューマギアに人間が支配される構図へと変わってしまう。飛電或人は荒廃した世界に戸惑いを隠せないが、そこに追い討ちをかけるように、ヒューマギアのウィル/アナザーゼロワンの存在によってゼロワンの力が失われてしまう。元の世界を取り戻すべく、仮面ライダーとしての記憶がよみがえった常磐ソウゴとともに、或人は全ての始まりの日である12年前へと向かう。しかし、そんな或人の前に、12年前の大事故「デイブレイク」に巻き込まれて命を落としたはずの父・飛電其雄が現れる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


ここ最近は「5月に観た映画」の記事とかばかり更新していますけど、そりゃあ僕だってアクセスを稼ぎたいのでね(苦笑)、たまには「観たばかりの新作映画」の感想をアップしておきますよ。そりゃあ「冬のライダー映画」は観に行く主義なんですが、アップしていない映画の感想が山盛りなので、年明けに観に行こうと思っていたんですけれども。取引先の特撮オタクの方に誘われたので、その方との忘年会も兼ねて、公開初日の21日(土)、ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞いたしました。「まぁ、いいや (´∀`) タノシカッタ」って思ったり。


9番スクリーン、7割ぐらい埋まってました。


入場者特典はこんな感じでしたよ。



劇中の時系列を無視して、身もフタもなくあらすじを雑に書いておくと、12年前の2007年、通信衛星「アーク」の影響でシンギュラリティ(技術特異点)に到達した社長秘書ヒューマギアウィルを“新手のタイムジャッカーボクっ娘フィーニス「アナザーゼロワン」に→彼が目論んでいた「ヒューマギアによる武装蜂起」が実行されたことで、歴史が改変されまして。2020年、「ヒューマギアが支配&人類を絶滅させようとする世界」を元に戻すべく、ライダーとしての記憶を取り戻した常磐ソウゴ/仮面ライダージオウは仲間とともに飛電或人/仮面ライダーゼロワンを助けに行く…ってな調子。

最後は、ゼロワンが“父親代わりのヒューマギア”飛電其雄/仮面ライダー1型とのタイマンを制してから(或人に自分を越えさせるため、あえて壁になった感じ)、アナザー新1号(フィーニスがアナザー1号になった後、明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツタイムマジーンと一体化した形態)を2人で倒すと、「今回の事件についての記憶を消す/消さない」を巡ってジオウとゼロワンがバトル→結果は映さずにエンドクレジットへ。キャストやスタッフの名前とともに「元に戻った2つの世界の日常」が流れた後、仮面ライダーサウザーが登場してから、「スーパー戦隊MOVIEパーティー」の特報が流れて終わってましたよ、たぶん。


最後は対決の途中で終わるんですが…(「パンフDVD」の「ミニメイキング」より)。


「ロッキー3」を思い出してホッコリした大きなお友だちは多いのでは (´∀`) イイワァ



なんとなくカルロス・トシキ&オメガトライブ「君は1000%」を貼っておきますね↓




最初に文句を書きますね。正直、ライダー映画って、「そりゃあ子ども向けだから…」とか「アガるシーン&演出を優先」とか「企画から製作までの短さ」とか「予算の少なさ」とか「キャストのスケジュール」とかさまざまな要因があるためなのか、全体的に「映画として雑」と思わされることが多い印象があって、本作にもそういった不満が結構多め。例えば、本作はかなりアクションに力が入ってて、序盤の「レジスタンスの避難所での戦闘」はカッコイイ演出が非常に多いんですけど(特に不破諫/仮面ライダーバルカン刃唯阿/仮面ライダーバルキリーの変身シーンはグッときた!)、それを主人公の或人がずーっと棒立ちで観戦&襲われなかったりするから、著しく興を削がれたりする。そもそも襲われる避難所がスゲー小規模で即殲滅できそうなのに、場所が特定された後も攻防が繰り広げられているのが謎すぎるしさぁ…(「HiGH&LOW THE WORST」に出てきた「絶望団地」の方が攻略しづらそう)。


ちなみに「絶望団地」はこんなビジュアルでございます(「HiGH&LOW THE WORST」より)。



あと、動機や行動が飲み込みづらい登場人物が多くて。例えば「シンギュラリティに到達したほどのヒューマギアが『お父さんに笑ってほしい』という意味の子どもの発言を生真面目に曲解して武装蜂起に至る」という展開自体は100歩譲って受け入れるとしても、それを或人が「オレのせいだー!(´Д`;)」って悩むのは相当バカバカしくないですかね。例えば、飛電其雄/仮面ライダー1型とのタイマンだって「息子を成長させるために戦う」的なアツい展開ではありますけど、あんな一刻を争う状況でやることじゃないだろって思っちゃうし…。本作が作られる以上、仕方ないことなんですが、製作者の都合で記憶を取り戻させられたり、また日常生活に戻されたりするソウゴたちも不憫に感じました(スーパーマンの気分で記憶を操作される「スーパーマンⅣ 最強の敵」のロイス・レインを思い出した)。それと、これは多くの人が連想したみたいですが、ジェンダーレスなアナザー1号はなんか仮面ライダーコアっぽくて全然乗れなかったです(同じ1号ベースだものね…)。僕はライダー映画のCG製巨大ラスボス自体が苦手なのかなぁ… (´・ω・`) ウーン


アナザー1号のビジュアル自体は好きなんですが…(「シネマトゥデイ」より)。



その他、「子どものヒューマギアとか黒板で授業といった部分は目をつむるけど、シンギュラリティに到達したほどのヒューマギアたちがあんな株主総会をやるの?」とか「社長が殺されるシーンが長く、副社長たちがウザい」とか「フィーニスに“(自分以外の)すべてのライダーの力”を奪われたから、ジオウトリニティ云々で戦っているのかと脳内補完していたら、サラッとグランドジオウになって驚いた」とか「結局、其雄はなんで『仮面ライダー』を開発したの?(あの時点で何から「守る」つもりだったのか。ヒューマギアが暴走した時に備えて…ってこと?)」とかとか思うところはあるんですが、しかし。なぜ70点にしたのかと言われれば、ううむ、好きなところが大きいから (´∀`;) スミマセン まず、今回の飛電其雄/仮面ライダー1型には文句多めながらも、ちくしょう、仮面ライダー1型のデザインとアクションがストライクすぎて、実はトータル的には好みのタイプだったり。最後、或人に笑顔を見せて死ぬくだりは、或人役の高橋文哉さんの「泣き笑い顔」がまた良くて、隣りに座る取引先の人にバレないように涙を拭くのが大変だった…という情緒不安定なアタシ (ノω・、) トウサン...


1号タイプに弱いのかなぁ。フィギュアーツが出たら即購入するレベルで好き。



もうちょっと「変身までのタメ」がほしかったけど(「仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」での“切り札のライダー”仮面ライダージョーカーのように)、変身能力を失った或人が“2020年の其雄”から渡されたベルトで変身する仮面ライダー001も結構好きでしたね〜。ジオウのキャストたちと久しぶりに劇場で会えたのもうれしくて、特に仮面ライダーツクヨミのシレッとした強さには笑ったし(というか、時を止める能力をフル活用すれば最強なのでは)、何よりも“記憶を取り戻した後の常磐ソウゴ”がカッコ良くて。「ライダーは悪であるべきなんだぁー!川`Δ´)」とサッパリわからない主張をするフィーニスに「オレは魔王なんだけどね ( ´_ゝ`)」(うろ覚え)とサラッと返答してジオウⅡに変身するシーンには…なんていうか…その…下品なんですが…フフ…勃起…しちゃいましたね…(心が)。そして、よくわからないキャラ筆頭のフィーニスですけど、ボクっ娘という設定&3メートル半の長さの白マントビジュアルは結構好きでした (〃∇〃) ウフフ


仮面ライダー001は、ゼロワンのデザインより好みだったり。


本作のソウゴは“魔王み”が増しててヤバかったですな… (`Δ´;) ヌゥ


僕はすっかり猪狩完至の愛人気分でしたよ(「グラップラー刃牙」より)。



なんて言うんですかね、「細部を見るとそれほど上手くないんだけど、2メートルぐらい離れた位置から眺めると素敵に思える絵」というか(それほど上手くない例え)。全体的にアクションは良かったし、製作者のやりたいことはちゃんと伝わってきた感があるし、『仮面ライダージオウ』のゼロワン回」と考えると、それほど悪い映画じゃないような気がしてきて、最終的には「まぁ、いいや (´∀`) タノシカッタ」と思った次第(散々文句を書いた後の男の文章)。ハッキリ言って、僕は「ゼロワン」のテレビシリーズにはあまり乗れていないんですけど(子ども向け番組だとしても、ヒューマギア関連の設定が杜撰に感じる)、映画で描かれた「デイブレイクの真相」(本作を観る限り、「奴隷制度への反逆」的なムードですよね)をテレビのストーリーにどう反映するのか、ちょっと楽しみにしております。




デジタル盤のサントラ。主題歌がちゃんと入ってるのがいいね。



2018年の「冬のライダー映画」。僕の感想はこんな感じ



今夏に公開された仮面ライダージオウの映画。僕の感想はこんな感じ









アナと雪の女王2(吹替版)(ネタバレ)

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アナと雪の女王2



原題:Frozen II
2019/アメリカ 上映時間103分
監督:クリス・バック、ジェニファー・リー
製作:ピーター・デル・ベッチョ
製作総指揮:バイロン・ハワード
原案:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
脚本:ジェニファー・リー
編集:ジェフ・ドラヘイム
音楽:クリストフ・ベック
歌曲:クリステン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス
日本版エンドソング:中元みずき
声の出演:イディナ・メンゼル、クリステン・ベル、ジョシュ・ギャッド、ジョナサン・グロフ、エバン・レイチェル・ウッド、スターリング・K・ブラウン、アルフレッド・モリーナ、マーサ・プリンプトン、ジェイソン・リッター、レイチェル・マシューズ、ジェレミー・シスト、キアラン・ハインズ、アラン・テュディック
声の出演(吹替版):松たか子、神田沙也加、武内駿輔、原慎一郎、吉田羊
パンフレット:なし
(あらすじ)
雪と氷に覆われたアレンデール王国に陽光を取り戻し、深い絆で結ばれた姉エルサと妹アナ。氷や雪を操る魔法の力を持つ“ありのままの自分”を受け入れたエルサと、明るいキャラクターが持ち前のアナは、仲間たちに囲まれて幸せな毎日を過ごしていた。そんなある日、エルサにしか聞こえない不思議な歌声により、姉妹は未知の世界へと導かれる。それは、エルサの魔法の力の秘密を解き明かす冒険の始まりだった。姉妹は仲間のオラフやクリストフとともに、数々の試練に立ち向かっていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※今回の記事は、自分の娘に関するどうでも良い文章が中心であり、ちゃんとした感想を期待すると腹が立つ可能性があるので、そういう方は読まない方が良いです。
※本作については、宇多丸師匠による的確な時評を読んだり、町山智浩さんの「映画その他ムダ話」の解説(220円)をチェックすれば十分じゃないかな。


そりゃあ前作の「アナと雪の女王」は好きな映画でしてね。当時はまだ3歳だった娘のマナ子(仮名)が通う保育園では主題歌の「レット・イット・ゴー~ありのままで~」が大流行していて、娘もよく歌ってました(微笑)。Blu-rayが発売されたら即購入→見せてみれば、すっかり夢中になってましてね…。「雪だるまつくろう」シーンの真似をした彼女が寝ている僕のまぶたを開けようとして親指を目に入れてきてスゲー痛かったのも、良き思い出なのでした (ノ∀・、) ウフフ


「雪だるま作ろうよ~」とアナがエルサを起こすシーンを真似したマナ子が…(「アナと雪の女王」より)。
雪だるま作ろうよ

僕にこんな目潰しをしてきたのも、今はとても懐かしいのです(「餓狼伝」より)。



ということで、娘が歌う「レット・イット・ゴー~ありのままで~」を貼っておきますね↓




で、続編となる本作については、現在、8歳に成長したマナ子と一緒に観ようと思っていたんですけれども。「興味なーい (・A・し」驚くほどの塩反応だったから、ガッカリですよ (´・ω・`) ガッカリ じゃあ、僕も観なくていいかな…と思っていたところ、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の12月6日放送の課題作品になったので、1人で観ることに決定。とは言え、仕事が忙しくて劇場へ足を運べずにバタバタしていたら、12月15日(日)は奥さんに予定がある→僕がマナ子と2人で過ごすことになって。マナ子ったら同級生から影響でも受けたのか、『アナと雪の女王』『すみっこぐらし』が観たい!川`Δ´) ツレテケ!」なんて主張してきたから、チャンス到来!Σ(°д° ) クワッ! 15日、新宿ピカデリーで朝イチの吹替版を観てきました(その後、カラオケを挟んで「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」を鑑賞)。前作よりも好きでしたネ (´∀`=) ウフフ


この日は朝からマナ子が紅葉を拾って持ち歩いてまして。映画に出てきて、喜んでましたよ。


劇場にはこんな豪華な展示があって、もちろん娘と一緒に撮影しました ( ̄ー ̄) ニヤッ


朝イチの回だからなのか、1番スクリーン、7割ぐらいの入りだったような。



もうね、「えっ、そこまで省略するの!? Σ(゚д゚;)」と驚かれるほどにストーリーを雑に書いておくと、エルサだけに不思議な歌声が聞こえるようになる→つい反応して「未知の旅へー!ヘ(゚∀゚*し」と力を解放してみればアレンデール王国に四大元素の精霊が襲来して大パニック→アナたちと一緒に魔法の森へ行ってみれば、自分たちの母親は精霊とともに暮らすノーサルドラの民だったことが発覚→“北の果ての川”アートハランに行くとエルサが“5番目の精霊(フィフス・エレメント)”だったことも発覚→精霊たちが暴れていたのはエルサとアナのクソ祖父(死亡済み)が作ったダムのせいだった→脱ダム宣言!川`Д´)人(`Д´し ウォォォォッ! で、アナはクリストフと結婚してアレンデール王国の女王となり、エルサはノーサルドラで暮らすことになって終わってたんじゃないかしらん。


英語版の「イントゥ・ジ・アンノウン」を貼っておきますね↓




つい「脱ダム宣言」なんてフレーズを使ってみたけど、ムシャクシャしてやっただけで、別に「ダムの是非」などの問題提起をしたいワケじゃなかったんだーーなんてことはどうでも良いとして。本作については、宇多丸師匠の時評には「『続き』というよりは、二作セットでより物語的な完成度が上がる」とか「(アートハランは)リチャード・ドナー版『スーパーマン』における『孤独の砦』」といったところに合点がいったし、町山智浩さんの「映画その他ムダ話」の解説(220円)では「サーミ人の文化を盗用した問題」とかアルタ・ダム闘争を描いている」といったところが勉強になったし、もうこの2つをチェックすれば十分な気がするというか。僕ごときが感想を書かなくてもいいんじゃないかな…と思いつつも、まぁ、一応、適当に書き残しておきますと(無駄な前置き)。


なんとなく宇多丸師匠と町山智浩さんが触れていた「サーミの血」の予告編を貼っておきますね↓




そりゃあ映像やらCG技術やらに文句をつける部分は1ミリもないものの、ストーリー面では、飲み込みづらい部分がありました。例えば、宣伝コピーにあった「なぜ、エルサに力は与えられたのか」については、要は「母親がノーサルドラの民だったから」ということみたいですが…。そうなると「じゃあ、なんでアナに力は与えられなかったの?(゚Д゚)」的な疑問が浮かぶのが面倒くさい人間人情じゃないですか。「エルサは2つの民族の“最初の架け橋”だから特別に与えられた」ということだとしても、なんだかなぁと。そもそも「ダムが悪い」ってことなら、「ダムが壊れたら洪水が発生することを予見→王国の人たちを避難させるために石畳を操ったりできる」レベルの思考力&能力があるんだからさ、精霊たちの力でさっさとダムを壊せよと思っちゃうのは、神話+おとぎ話的な世界観の本作に対して意地悪ですかね (´∀`;) スミマセン


石の巨人にダムを破壊させれば良かったのでは…って、僕が何か見落としている可能性も…? (`Δ´;)



まぁ、百歩譲って、「エルサの力で2つの民族を仲良くさせるため」にしても相当まどろっこしい長期計画だと思うし…。それと、オラフの「消滅しちゃうしちゃう詐欺」にはちょっと飽きたし、「国王がノーサルドラの長を裏切った場面を氷の彫像にしたものをアナが見る→『ダムを壊せばいいんだわ!Σ(°д°し クワッ』」って連想できるのはあまりに察しが良すぎるし(あの彫像でわかるのは「祖父が悪い奴だった」ぐらいでは)、クリストフが大して役に立たないこと自体は気にならなかったものの、「恋の迷い子」を歌うシーンはメインの物語に直接関係してこない分、結構どうでも良かったです。


クリストフがアナにプロポーズするラストは好きなんですけどね。



ただ、いろいろな要素が絡んで、前作以上に好みのタイプでしてね (〃∇〃) ウフフ まず、松たか子さんが歌う「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」「ありのままで」よりもストライクで、帰り道は娘と2人で「未知の旅へ〜 (´∀`(´∀`し」なんて歌いながら歩いたほど(注・サビだけをエンドレス)。他の楽曲も「恋の迷い子」以外は気にならなくて、ミュージカル映画として普通に楽しかったなぁと。それに、風・火・水vsエルサの能力バトルはどれも良かったし、エルサが氷パワーを全開するシーンの見せ方もカッコ良かったし…。ストーリー面では「姉妹が各々の道を行く“自立の話”」として良いと思うし、まったく役立たずのクリストフがアナから「ダムを壊す」と唐突に言われても1ミリも疑問を挟まずに協力する姿勢にはグッときたし、「5番目の精霊がエルサ」というオチ自体は大好きでして。やはりあれは「フィフス・エレメント」と同じというか、「エルサ=愛」ってことなんじゃないかと思って、「愛なんだ (´∀`=)」と勝手にホッコリした次第。


氷の力を使って、精霊たちと戦うエルサは最高でしたな。


いつか戦場に降りたって、気化冷凍法で敵兵士を次々と砕くエルサも見てみたい(「JOJO第一部」より)。



なんとなく「雅-MIYAVI-×玉置浩二」バージョンの「愛なんだ」を貼っておきますね↓




で、何よりも! 鑑賞後のマナ子ったら「全部面白かった!ヘ(゚∀゚*し」と気分上々↑↑であり、「ママと一緒にもう1回観たい!川*゚∀゚)=3」なんて言い出すから、僕のハートも燃えつきるほどヒートですよ(微笑)。ちなみにそれから一緒にカラオケへ行って、散々「夢をかなえてドラえもん」を聴かされてから、今度は「映画 すみっコぐらし」を観ましてね。「どっちが面白かった?」と聞いてみたら、「ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー!ヘ(゚∀゚*し」と即答したから、なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ ううむ、何はともあれ、不満はあれど好きな部分が多いし、娘をここまで上機嫌にしてくれたのもありがたいということでね、トータルすると75点という着地でございます。何気に評価が賛否両論らしいし、一連のステマ騒動で若干のマイナスイメージが付いちゃいましたけど(汗)、作品のクオリティ自体はスゲー高いし、話題作なのでね、観ておくと良いんじゃないかしらん。僕も妻子ともう一度観に行く予定です。おしまい。




デジタル盤のサントラ。吹替版の曲も入っているのがうれしい。CD盤スーパーデラックス盤もあります。



1作目。僕の感想はこんな感じ



その後に作られた短編。僕の感想はこんな感じ



宇多丸師匠&町山さんが引き合いに出された映画。書いたことを悔いている僕の感想はこんな感じ



ダムは不要派のドキュメンタリー。ちょっと興味あります。



リュック・ベッソンが高校生の時に考えた映画。嫌いじゃないぜ (´∀`) アイナンダ





先週の備忘録(2019/12/17~12/23)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、映画を2本鑑賞→仕事
水曜日、仕事→映画鑑賞
木曜日、仕事→映画鑑賞→娘と過ごす
金曜日、映画鑑賞→仕事→映画鑑賞
土曜日、仕事→取引先の人と映画鑑賞&飲み
日曜日、仕事
月曜日、仕事→映画を2本鑑賞→次姉と試写会へ→飲み→徹夜!
※先週は映画を10本観ました。
※先週の「アトロク」「黒沢薫さんのベストカレー」「三宅隆太監督のベスト映画」が良かったです。



ちくしょう、かなり誤算だったのは、大変な仕事が終わっても、細かい仕事を片付けたり、見逃した映画を観に行ったり、ブログを書いたりと、忙しい状況がまったく変わらないということ。以前はどうやって時間を捻出していたのかわからないレベルであり、マジでキツい。一応、先週は頑張って感想を6本更新したんですが、つい観てしまった新作映画は10本(だって先週中に都内での上映が終わりそうだったりしたのだもの…)。そのうち1本は2回目の「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」なので換算しないとしても、現在の「溜まっている映画の記事」は78本ということになったのでした。とりあえず年内一杯は「ムービーウォッチメン」の関連作を中心に、最低でも1日1本はアップする姿勢を保とうと思っております(「一人一殺」を提案した郭春成のようにーーって、このネタしつこいですかね (´Д`;) スミマセン)。


<アップしていない映画の感想一覧>
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
オーヴァーロード
レプリカズ
えいがのおそ松さん
町田くんの世界
プロメア
ビューティフル・ボーイ
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
神と共に 第一章 罪と罰
神と共に 第二章:因と縁
一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い
帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団(短編)
メン・イン・ブラック インターナショナル
スノー・ロワイヤル
きみと、波にのれたら
ハッピー・デス・デイ
今日も嫌がらせ弁当
ハウス・ジャック・ビルト
ハッピー・デス・デイ 2U
ゴールデン・リバー
主戦場
愛がなんだ
無双の鉄拳
ワイルド・スピード スーパーコンボ
アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲
北の果ての小さな村で
あなたの名前を呼べたなら
チャイルド・プレイ
守護教師
さらば愛しきアウトロー
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
風をつかまえた少年
トリプル・スレット
サマー・オブ・84
ロケットマン
HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ
ディリリとパリの時間旅行
SHADOW 影武者
ジョン・ウィック:パラベラム
感染家族
クロール 凶暴領域
ベン・イズ・バック
アド・アストラ
ライリー・ノース 復讐の女神
カーマイン・ストリート・ギター
ザ・バウンサー
見えない目撃者
エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ
フッド・ザ・ビギニング
惡の華
いなくなれ、群青
スペシャルアクターズ
アップグレード
牙狼〈GARO〉月虹ノ旅人
Thunderbolt Fantasy 西幽玹歌
ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん
ブライトバーン 恐怖の拡散者
HiGH&LOW THE WORST
ホテル・ムンバイ
空の青さを知る人よ
T-34 レジェンド・オブ・ウォー
最高の人生の見つけ方
映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
アイネクライネナハトムジーク
ひとよ
台風家族
グレタ
宮本から君へ
ボーダー 二つの世界
スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け
存在のない子供たち
IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋


先週で特筆しておきたい日は、まず木曜日。奥さんが飲み会だったので、夕方から娘のマナ子(仮名/8歳)と一緒に外食をして、アイスを食べ、お風呂でお人形遊びをして、適当な時間に寝かしつける…ってな調子で、とても楽しかったです (´∀`=) ウフフ 土曜日は、取引先の特撮オタクの方に誘われまして。豊島園で「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」を鑑賞してから、忘年会。ライダーやらウルトラやらの話ができて楽しかったものの、ちょっと飲み過ぎて具合が悪くなったのでした… ('A`) ウヘェ つーか、最近はこの方とまったく仕事をしていないので、ううむ、なんて言うんですかね、現在の「友人っぽい付き合い」を続けようかどうか、ちょっと迷っていたりします。


まぁ、一緒に映画を観てから飲むのは楽しいんですけどね…。



そして月曜日は、仕事から映画を2本観てから、次姉と合流。「ジェーン・スー生活は踊る」特別試写会『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』に行きまして。もうね、スーさんと高橋芳朗師匠のトークは楽しいし、映画もベスト10に選びたい級にグッときたし、偶然会ったラジオリスナー仲間のきら星さん&そのお友達とウチの姉を交えて映画の話をしたのも愉快だったし、姉と軽く酒を飲みながら感想を話し合うのも面白かったし、かなり充実した日でしたヨ (°∀°)b ヨカッタ! で、実は現在、某ファミレスにて、徹夜でカタカタとブログを書いたり、仕事をしたりしているというね。


この映画、マジで良かった! ただ、あの下ネタには驚きましたよ…。


映画の後、次姉とこの世に生きる喜び、そして悲しみのことなどを話したのでした(サラリとしたウソ)。


さらに、この本を姉にプレゼント。みんなも読もうぜ! 「刃牙」も読もうぜ!



一応、今週の予定を書いておきますと。例によって、もうすぐ都内での上映が終わりそうな作品を観まくりつつ、火曜日は家族とのクリスマスパーティー♪ ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! 木曜日は仕事の後に忘年会、金曜日はゲフンゲフン、土曜日は中学時代の友人たちと飲み、日曜日は奥さんとデート…といった感じですかね。ううむ、練馬の「か和もっち」で飲むチャンスは水曜日か木曜日しかないんですが、行けるかどうか微妙なんだよなぁ… (`Δ´;) ヌゥ


最後に今月の推薦曲、岡村靖幸さらにライムスター「マクガフィン」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。






2020年1月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

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毎月の恒例として、僕が2020年1月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

1/2〜4
ネバー・ダイ 決意の弾丸 ①
ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋 ②
さよならテレビ ③
カンフーリーグ ○
マニカルニカ ジャーンシーの女王 △
ジェイコブス・ラダー △
エクストリーム・ジョブ △
ウィッチクラフト 黒魔術の追跡者 △
虐待の証明 △


1/10〜11
パラサイト 半地下の家族 ④
音楽 ⑤
フォードvsフェラーリ ⑥
ティーンスピリット ⑦
ロバマン ⑧
シライサン ○
カット/オフ △
カイジ ファイナルゲーム △
ハード・ナイト △
フューリーズ 復讐の女神 △


1/17〜18
ナイト・オブ・シャドー 魔法拳 ⑨
リチャード・ジュエル ⑩
ジョジョ・ラビット ⑪
ビッグ・ショット ⑫
ラスト・パニッシャー ○
mellow ○
ペット・セメタリー △
帰郷 △
サスペクト 薄氷の狂気 △
金の亡者たち △
オリ・マキの人生で最も幸せな日 △
イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり △
太陽の家 △
ディープロジック △
盗まれたカラヴァッジョ △


1/24〜25
キャッツ ⑬
バニシング ○
9人の翻訳家 囚われたベストセラー ○
his ○
プリズン・サークル ○
テリー・ギリアムのドン・キホーテ ○
無垢なる証人 △
ブラックシープ △
祟り蛇ナーク △
雪暴 白頭山の死 △
エスケープ ナチスからの逃亡 △



「来年の話をすると鬼が笑う」なんて言葉がありますが、「笑えるもんなら笑ってもらおうじゃねぇか!( ゚д゚) ブッコロス!」と無闇にキレながら「2020年1月に観たい新作映画」を書いておきますと。そりゃあ1本目はジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作「ネバー・ダイ 決意の弾丸」ですよ(微笑)。一応、輸入Blu-rayで観た限り、主演にしては出番が少ないような気がしないでもない作品なんですが(スラムで生きる少年たちがメイン)、とは言え、ヴァン・ダムがなかなか頑張っている良作なので、上映回にはなるべく足を運ぼうと思っております。当ブログを読んでいる方なら、僕が「ヴァン・ダム特集」で勧めた映画5作品を鑑賞済み→ヴァン・ダムのことが気になっていると思うのでね(厭なプレッシャー)、ぜひ劇場でお会いしましょう!ヘ(゚∀゚*)ノ マッテマス!


「ネバー・ダイ 決意の弾丸」の予告編↓ みんな、優しい気持ちで観ようね!




それ以外の洋画では、すでに試写会で観た「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」前売り券を購入済みだから…という理由だけでなく、マジで面白かったので、もう1回観に行く予定。かなり下品な下ネタを剛速球で投げてくる場面があるんですけど(汗)、そういうのが大丈夫でロマンチックコメディが好きな方は絶対チェックした方が良い逸品でございます。あと、カンヌ映画祭で韓国映画初のパルムドールを受賞したポン・ジュノ監督作「パラサイト 半地下の家族」※12/27〜先行上映アリ)も前売り券を用意してあるし、基本的に車のレースには興味がないものの、あまりにも予告編がカッコイイので「フォードvsフェラーリ」は劇場に足を運ぶし、当然ながらクリント・イーストウッド監督の最新作「リチャード・ジュエル」も観に行きますよ (´∀`) タノシミー


12月24日の時点で買っている1月公開作の前売り券でございます。



「リチャード・ジュエル」の予告編↓ 怖い映画ですな…。




その他、ジャッキー・チェンが“文豪妖怪ハンター”を演じる「ナイト・オブ・シャドー 魔法拳」もちゃんと前売り券を買って楽しみにしてましてね ( ̄ー ̄) ニヤッ それと、邦画の注目作を挙げておくと、「バラいろダンディ」で水道橋博士さんが絶賛されていた東海テレビ制作のドキュメンタリー「さよならテレビ」は絶対観る予定。鬼才・河崎実監督のどうかしてる最新作「ロバマン」も劇場で観るつもりですが、河崎監督の作品を未見の方にはオススメできない気がするよ(突然、タメ口に)。そして、すでにスゲー評判が良いアニメ「音楽」は前売り券を購入済みながらも、性行為強要問題を解決していない松江哲明監督がプロデューサーとして関わっているので、かなりモヤモヤしているのでした… (´・ω・`) ウーン


「音楽」の予告編↓ スゲー面白そうなんですけどね…。




で、恒例として、名画座系の観たい映画を挙げておくと、キネカ大森で1/24(金)~1/30(木)の「ブラインドスポッティング」「グリーンブック」下高井戸シネマで1/25(土)~1/31(金)の「毒戦 BELIEVER」早稲田松竹で1/25(土)〜1/31(金)の「アス」「ハウス・ジャック・ビルト」ぐらいですかね… (´Д`;) スクナメ 以上、2020年1月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。







「誕生日にはステーキを食べる!」という駄話2019

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※今回の記事は本当にただの備忘録というか、別に面白いワケではないので気をつけて!
※今回の本文中に出てくる()内のカロリー数値は、ブログ主が勝手かつ多めに算出したものです。


もし「一番好きな食べ物は?」と聞かれたら、食い気味に「ステーキ!m9`Д´) ビシッ」と即答するほどに、僕はステーキが大好きでしてね(その次がハンバーグ)。毎年、自分の誕生日(11月17日)の記念として、11月下旬〜12月中旬ごろに、目黒にある「ステーキハウスB&M」に行って、ステーキとハンバーグを腹一杯食べるのが大切な儀式になっているのです。ただ、今年は仕事が忙しかったのと、娘の習い事がバッティングしたのもあって、なかなか時間が作れなくて… (´・ω・`) ウーン 結局、諸々が一段落した12月14日(土)、奥さん&娘のマナ子(仮名/8歳)&お義母さん&お義姉さんと食べに行ってきましたよ。


大切な日は“赤の「スーパー!」Tシャツ”を着用するのが我が家の風習。


土曜日は18時オープン。17時半ごろに行くと、すでに4組待っていたのでした。



だがしかし! この日は大きな誤算があったのです。実は前日、突然、甥っ子から飲みの誘いがきましてね。ハッキリ言って、初めてのことだったので「何かに勧誘されるのでは… (`Δ´;) ヌゥ」ヒヤヒヤドキッチョだったんですけど(47歳になったばかりの男の文章)、そんなことはなく。もうね、スゲーうれしくて、日本酒を飲みまくっていたら、酔っ払ったまま朝を迎えてしまい、すっかりハードな二日酔いになってしまって。お店がオープンして席に座ってメニューを眺めても、トイレに入って体をストレッチしても(摂取した肉が体中に行き渡るための準備)、食欲が全然湧かなくて…。「せっかくの誕生日のステーキなのに… (ノω・、) アタシッテホントバカ」と半ベソ状態でしたよ(47歳になったばかりの男の振る舞い)。


一時は「もう…(この行事も)終わりかな…」と絶望的な気持ちに(「グラップラー刃牙」より)。



しかも、いつもは「朝まで飲むからでしょ!川`Д´) アホウガ!」と罵りそうな奥さんが「あまり食べられなかったら、また違う日に食べに来ようよ (´∀`し ダイジョウブ?」なんて優しく気遣ってくれるから、オレは、哭いたッ!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン! 仕方ない、とりあえず頼んだガーリックバターをトッピングしたジャンボステーキ(400g/2000kcal)だけ食べて帰ろう。ううむ、いつものくせでガーリックバターを載せちゃったけど、今の僕の胃はそんなコッテリしたものを受け入れられるのだろうか…。そんな不安に苛まれながらも到着したステーキを一切れだけ口に運んでみれば、美味い!Σ(°д° ) クワッ!


ガーリックバターを搭載したジャンボステーキが到着。コッテリしたビジュアルだぜ…。


とりあえず何もつけずに口に運べば、やべぇ、雷に打たれたかのように美味!



僕は思わず「ねるねるねるね」の魔女級のテンションで「美味い!」と叫んだのでした(心の中で)。




い、いや、これは何かの間違いかもしれない。次はガーリックバターをふんだんにつけてから食べると…旨い!Σ(°д° ) クワッ! 調子に乗った僕は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のリック・ダルトン気分で「オレはイケる、まだイケるんだ…」と47年の人生を振り返りながらステーキを噛み締めつつ、特製ポン酢を添えたジャンボステーキ(400g/1800kcal)をスムースにオーダー。食べれば食べるほどに不思議と二日酔いの気持ち悪さが胡散霧消していくので、まるで「サンドバッグを叩くことで重傷から回復したマホメド・アライJr.」気分だったというね。


何かの間違いかと疑いつつ、今度はバターまみれの肉塊をパクリ。…やだ、どんどん入っちゃう!


気が付けばステーキが消失。え? なに、アタシ何をしたの?(イヤボーン後の超能力少女風に)


完食後、即座に2枚目が到着。食うぜ!


今度はポン酢にダンクイン! サッパリした後味のおかげで食欲がバイキルト状態に突入だッ!

近所のコンビニに出掛けるような気軽さで二枚目も完食。今、オレは完全に復活した!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォッ!


僕はすっかりマホメド・アライJr.気分であり、隣りに座る奥さんは「気持ち悪い 川 ゚д゚)」って顔でした(「バキ」より)。



さて。腕立て伏せなどで筋肉を温めてからベンチプレスに挑むように、ステーキを勢いよく2枚ほど食べてからじっくりと食べる3枚目はとても大事。今回はサーロインステーキ(250g/820kcal)を頼んでみました。到着したステーキは、それはそれは食欲をそそるビジュアルであり、ふと「お前、美味そうだな」なんてつぶやいてみたら、名付けられたと勘違いされて懐かれたほど(どうでも良い文章)。ちょっと量が少なめなのは不満だけど、あまり脂っぽくなくて、柔らかくて、でもそれなり弾力のある歯ごたえが好みのタイプであり、ひと口ひと口を大切に食べたのでした(そして奥さんが「面倒くせぇ… (`Δ´;し」顔)。


サーロインステーキが到着! この肉に出会うために生まれてきたよ。


ミディアムレアの素敵な断面。ここにきてお腹が空いてきた!


ポン酢に浸けてサッパリといただいたりもする貪欲なアタシ。


さらに奥さん&お義姉さんが残したハンバーグ&ステーキも摂取。肉に貴賤なし、ですな(知った風な口で)。


ああん、食べちゃった。MATSURIの終わりが近づいているーー。



僕以外の全員が食べ終わってデザートに手を出している状況下、頼めるのはあと1品。となれば、やはり最後はハンバーグで〆るのが古来よりの習わしということで、ジャンボハンバーグ(300g/1000kcal)を注文しましてね。出来たてのハンバーグの内部の熱さにハフハフと苦戦しながらも、サラリと平らげた次第。


最後はいつだってハンバーグが待っててくれるのさ。


アツアツなひと口。ソースと肉汁が口に広がっていくのです。


ああ、気が付けば完食してしまった…。終わっちゃったよ…。



そんなワケで、奥さん&お義姉さんからもらった肉(40g/200kcal)などを足すと、この日、摂取した肉は1380g/5620kcalといったところ。正直、もう1皿ぐらい入る余裕はあるものの、これ以上、家族を待たせるわけにもいかないので、追加注文はあきらめましたが、今年も食べられて良かったです (´∀`=) ウフフ その後は“いつものパターン”として、アトレ目黒のケーキ屋に立ち寄って、ケーキをいろいろと買って帰宅。ケーキを食べてから、翌日に向けて早めに寝たんですけど、とても幸せな記念日になりました。来年もまたこんな風にステーキが食べられるのかな…。食べられるように頑張りたいな…。


お店で娘がもらったチョコ。種類が変わりましたな。


娘が選んでくれたリンゴのケーキ。隣のヴェノムが食べました。



おしまい。






明日(12月27日)、「シネマランキング2019」に参戦します、というお知らせ

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なんとなく明日に試合を控えた堤城平を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。



明日12月27日(金)、18時から放送されるTBSラジオの「アフター6ジャンクション」では、毎年恒例の「ライムスター宇多丸のシネマランキング2019」がおこなわれる予定であり、僕は放送終了後に収録→即配信される「放課後ラジオクラウド」に出演することになっていましてね。昨年とは違って、今回は蓑和田Dから約1ヵ月前にオファーをいただいたということで、着実に準備を重ねてきたんですが、しかし。急遽、山本匠晃アナが体調不良で欠場することとなったため、なんとリザーバーとして20時台から登場することになりました。


なんとなくマウント斗羽の画像を貼っておきますね(「グラップラー刃牙」より)。



正直なところ、非常に胃が痛いです… ('A`) 宇多丸師匠に関しては、さすがにそれほど緊張しなくなりましたけど(微笑)、あの伊賀大介さん北村紗衣さんと同席して語るというのは、あらゆる角度からハードルが凄まじく高い。なんて言うんですかね、そりゃあ憧れている人たちだけに緊張するし、僕だけトークの偏差値の低さが際立ちそうというかさ。とは言え、僕は僕のやれることをするだけなのでね、当ブログを読んでいる方は、radiko(※裏送り放送なので注意!)やらTBSラジオクラウドやらでチェックしていただけると幸いです。


この栗木拓次のように逃げ出さないよう、頑張りますよ(「グラップラー刃牙」より)。



おしまい (°∀°)b キイテネ!







「シネマランキング2019」の参戦結果について

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12月26日(木)に告知した通り、12月27日(金)、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の裏送り放送&「放課後クラウド」に参戦してきました。

 

 

収録後、28日(土)の1時30分ごろのTBSを貼っておきますね。

 

 

毎年のこの時期、宇多丸師匠の「シネマランキング企画」後に収録&配信される「放課後クラウド」に関しては、2016年から3年連続で参加させていただいてましてね(微笑)。今年もまた呼んでいただけたのはとてもうれしいことであり、さらに今回は高橋洋二さんだけでなく、伊賀大介さん北村紗衣先生(a.k.a,さえぼう先生)と同席できるなんて、緊張のあまり吐きそうになるほど。僕なんぞは例によってド素人くさい感想を披露する程度だったワケですが(汗)、さえぼう先生の「ロケットマン」評の「王子様は1人でも幸せなんです」という視点にグッときたこと、伊賀大介さんの“悶絶”「エイス・グレード」評&プロレス話をした&シャンパンを注いでもらったこと(超気さくでカッコイイ!)、高橋洋二さんが「ファイナル・スコア」の話をした時にジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作の「サドン・デス」を引き合いに出してくれたことなどは、一生忘れないと思います… (ノω・、) アリガタイ

 

 

伊賀大介さんとさえぼう先生には、こんな徳川光成気分で接していました(「グラップラー刃牙」より)。

 

 

「ファイナル・スコア」の予告編↓ 「サドン・デス」との関係については、僕の感想を読んでみてくださいな。

 

 

 

そして、当たり前の話ですが、宇多丸師匠と篠原梨菜アナには本当に助けられました…。僕の拙いトークが放送に乗せられるのは、「話を受ける人」のスキルが卓越しているからでして。僕のダラダラしたアホな話に対して、非常に良い受け身をとっていただいたなぁと。まぁ、何はともあれ、「放課後クラウド」で僕が挙げたランキングと、「ムービーウォッチメンの課題作品トップ5」を貼っておきますね↓

 

 

<課題作品にならなかったリスナー枠の映画トップ10>

 

10位 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

9位 永遠に僕のもの

8位 がっこうぐらし!

7位 工作 黒金星と呼ばれた男

6位 愛がなんだ

5位 WALKING MAN ウォーキングマン
4位 T-34 レジェンド・オブ・ウォー
3位 幸福路のチー
2位 宮本から君へ
1位 見えない目撃者


<通常のムービーウォッチメン課題作品トップ5>
 

5位 殺さない彼と死なない彼女
4位 アイリッシュマン
3位 アベンジャーズ エンドゲーム
2位 ジョーカー
1位 クリード 炎の宿敵
 

 

詳細に関しては、ぜひ「放課後クラウド」をチェックしていただければありがたいです(ユーザー登録すれば、過去のも聴けます)。番組スタッフや関係者のランキングもスゲー面白いので、全部聴くと良いんじゃないかしらん。ううむ、僕的には「マリッジ・ストーリー」とか「テルアビブ・オン・ファイア」とか「愚行録」とか「銀座化粧」とか「映画監督 神代辰巳」1万円オーバーの書籍!)とか「ひかりごけ」とか「羅小黒戦記」とか「"隠れビッチ"やってました。」とか「最初の晩餐」とか「居眠り磐音」とか「さよなら、くちびる」とかとかとか、チェックしたい作品が増えて大変ですけれども。また呼ばれるよう、来年も頑張って生きようと思います。

 

 

帰りは久しぶりに「天一」を食べたり新宿で豚骨ラーメンを食べたりしましたよ。

 

このマスク、見づらい&目が痛いのが難点なんだよなぁ。

 

 

おしまい (°∀°)b キイテネ!

 

 

 

 

 

 

 

 

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(IMAX3D・字幕版、2D・吹替版)(ネタバレ)

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スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け(IMAX3D・字幕版、2D・吹替版)



原題:Star Wars: The Rise of Skywalker
2019/アメリカ 上映時間142分
監督・製作・脚本:J・J・エイブラムス
製作:キャスリーン・ケネディ、ミシェル・レイワン
製作総指揮:カラム・グリーン、トミー・ゴームリー、ジェイソン・マクガトリン
脚本:クリス・テリオ
撮影:ダン・ミンデル
美術:リック・カーター、ケビン・ジェンキンス
衣装:マイケル・カプラン
編集:メリアン・ブランドン、ステファン・グルーブ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
特殊効果:ニール・スキャンラン
視覚効果監修:ロジャー・ガイエット
出演:デイジー・リドリー、アダム・ドライバー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、ビリー・ディー・ウィリアムズ、ルピタ・ニョンゴ、ドーナル・グリーソン、ケリー・マリー・トラン、ヨーナス・スオタモ、アンソニー・ダニエルズ、ビリー・ロード、ケリー・ラッセル、ナオミ・アッキー、リチャード・E・グラント、イアン・マクダーミド
吹替版:永宝千晶、津田健次郎、杉村憲司、小松史法、島田敏、高島雅羅、若本規夫
パンフレット:★★★★(1320円/限定版パンフレットを購入。豪華で情報量多め)
(解説)
「スター・ウォーズ」の新たな3部作としてスタートした「スター・ウォーズ フォースの覚醒」(2015)、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」(17)に続く3部作の3作目。「スター・ウォーズ」サーガのエピソード9にあたり、1977年のシリーズ1作目から計9作品を通して語られてきたスカイウォーカー家の物語が完結する。「フォースの覚醒」を手がけたJ・J・エイブラムスが再びメガホンをとり、主人公のレイを演じるデイジー・リドリーほか、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバー、オスカー・アイザックら3部作の主要キャラクターを演じてきたキャストが集結。初期3部作の「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」(80)、「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」(83)に登場した、ビリー・ディー・ウィリアムズ演じるランド・カルリジアンが再登場するほか、シリーズを通して重要な役割を担ってきた、16年12月に急逝したキャリー・フィッシャー演じるレイア・オーガナも、「フォースの覚醒」製作時に撮影されていたものの未使用だった映像を用いて登場する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※本作に関しては、宇多丸師匠による思い入れたっぷりの時評や“尊敬する映画評論家”町山智浩さんの「映画その他ムダ話」(210円)をチェックしたり、「WIRED」の記事北村紗衣先生のブログ、そして結騎了さんのレビューなどを読むと良いと思います。
※今回の記事は、「ターミネーター ニューフェイト」「パシフィック・リム」のネタバレに触れているので、気をつけて!
※今回の記事は、本作が好きな人は不快になる恐れがあるので、読まない方が良いです。


「『スター・ウォーズ』に人生を賭けて生きてきた!(`・ω・´) キリッ」という程の情熱はありませんが(不要な書き出し)、一応、ずっと観てきた程度のファンではありまして。「続三部作」として始まったエピソード7「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、そしてエピソード8「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」も楽しく観られたので、今回のエピソード9も期待に胸を膨らませていた…なんてことはなく。正直、あまり乗り気ではなかったものの、一応、「長年の付き合い」ということで、TOHOシネマズ新宿にて、12月20日の公開初日にIMAX・3D字幕版を鑑賞。さらに12月23日、新宿ピカデリー「IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」を観てから、またTOHOシネマズ新宿で2D・吹替版を観てきました(その後、次姉と合流して、試写会で「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」を鑑賞)。「こんなものじゃないーー (´・ω・`)」と思ったり


高橋ヨシキさんの本を鑑賞直前にやっと読破しましてね。


朝イチの回ながら、8割ぐらい埋まってましたよ。


入場者特典としてクリアファイルをいただきました。


吹替版の時は9割ぐらい入ってた記憶。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁するイゴーリー・ボブを貼っておきますね(「餓狼伝」より)。



最初にかなり雑なあらすじを適当に書いておくと、死者の口が開いた!(゚Д゚) ポカーン パルパティーンったらクローン技術を応用して復活していて、人知れず“シスの惑星”エクセゴルに大量のスター・デストロイヤー艦隊(a.k.a.ファイナル・オーダー)を用意してたから、みんな大慌てですよ(微笑)。で、あーだこーだあって、カイロ・レンはレイとのタイマンに敗北するも、フォースによる手当をされたのでベン・ソロにベビーターンしましてね。エクセゴルを舞台にレジスタンスvsファイナル・オーダーの戦闘が繰り広げられる中、実はパルパティーンの孫だったレイったら、電気ビリビリ攻撃をWライトセーバーによって跳ね返してパルパティーンを倒すも死ぬんですけれども。ベンがフォースの力で自らの命と引き換えに蘇らせてくれたので、レイったらベンに熱いキス!川`3´)(`ε´し チュー! レジスタンスのみんなと大団円を迎えると、レイはルークとレイアのライトセーバーをタトゥイーンに埋めた後、通りすがりの人に名前を聞かれたので、「レイ・スカイウォーカー ( ̄ー ̄し」なんて名乗ったりして、2つの夕陽を眺めて終了ーーって感じでしたよね、たぶん。


なんとなく公式の特別動画を貼っておきますね↓




ううむ、なるべく早く感想をアップしたかったものの、「アトロク」の出演とかもあってバタバタしているうちに、すっかりいろいろなレビューが出揃ってしまってね…(遠い目)。今さら僕が何を書こうと目新しさゼロなんですが(汗)、とりあえず思ったことを書き散らしておきますよ。正直、僕は賛否両論を巻き起こした前作「最後のジェダイ」は“肯定派”でして。大雑把にいうと、「フォースの拡大解釈」とか「レイは有名人の血族じゃない」とか「ワープを利用した体当たり攻撃」とか「ルークのラストバトル」といった要素が好きだったからであり、それらを踏まえつつ、レジスタンスがほぼ壊滅状態な上にラスボス格のキャラが不在のドラマをどうやって大団円に持っていくのだろうか? 鑑賞直後の僕は、結構期待していたんですよ。


「最後のジェダイ」終了直後は、この姫川勉のように楽しみにしてたのです(「餓狼伝」より)。



ただ、2018年のスピンオフ作品「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」の「今後のスピンオフシリーズの展開を匂わせるエンディング」を見せられた時、なんて言うんですかね、それ単体で作品を終わらせようとしない姿勢に辟易したというか。もう10〜12作の製作が決まっていることを踏まえると、「9作目で大団円を迎えても、どうせ平和は続かないんでしょ?(゚⊿゚)」と少し冷めちゃったんですよね…(これは「マーベル・シネマティック・ユニバース」でも少し感じるところ)。さらに「ターミネーター ニューフェイト」を観た時、それなりに好きな映画ではあるものの、冒頭でジョン・コナーが殺されるシーンとか見せられると、やはり「終わっていた物語」を製作者の都合で無理に再スタートする…ってことにも抵抗を感じてきて(RAM RIDERさんが書かれていた「終わらない物語について。」に激しく同意)。そんなテンションが上がらない状態で迎えたエピソード9は、ごめんなさい、予想以上に残念な映画だったなぁと (`Δ´;) ウーン


鑑賞中、幾度となくこの愚地克巳風に頭を振りたくなる場面が多めでしたよ(「グラップラー刃牙」より)。



まず、「パルパティーンが生きていて、レイはその孫だった」という唐突かつ前作を「なかったこと」にする設定(せめて前作で匂わせるとかさぁ)、前半のシス・ウェイファインダー探しのグダグダ感(そもそもあんなに大量の戦艦を作っているんだから、エクセゴルにはかなり多くの業者が出入りしてるのでは)、「チューバッカの死(実は生きてた)」と「C-3POの記憶(全然大丈夫だった)」の心底どうでもいいくだり(レイが宇宙船をうっかり破壊しちゃって叫ぶシーンは逆に笑った)、宇宙船を破壊できたり人間を癒やしたり生き返らせたりできるようになったフォースの新解釈あたりは(すでに8作目でフォースは拡大解釈されていたけど、あそこまでの万能パワーになっちゃうと、ちょっと…)まったく乗れなかったです。そもそも「パルパティーンが生きていた」のだって6作目の感動を台無しにした感があるし…。あと、これもかなり多くの方が書かれていますが、僕もカイロ・レンとレイのキスは蛇足だと思いました。「なんだよ、恋愛感情がないと駄目なのかよ」というか、「パシフィック・リム」のラストをマジで見習ってほしかったです…な〜んてことは、もう本作が好きな人も嫌いな人も「ワカリきったことをクドクドと… (`Δ´)」とイラッとするレベルの指摘ですよネ (ノ∀`) スミマセン


ここまで読んだ方の気持ちを代弁する花山薫を貼っておきますね(「バキ」より)。



って、文句をいろいろ書きましたが、僕的にJ・J・エイブラムス監督はかなり頑張ったとは思ってて。結局は、ディズニーの責任者が大筋を決めておかなかったのが駄目だったんじゃないかと(今回の「続三部作」の大まかなストーリーって「カイロ・レンがベビーターンする」ぐらいしか決まってなかったっぽい?)。例えば、本作から出てきた「パルパティーンの孫ネタ」や「ファミリーネームネタ」、「ジェダイの声を聞けネタ」や「フォースでの治療ネタ」だって、せめて8作目から出しておけば、“良い伏線”としてスムースに受け入れられたと思うんですよ。ところが、今回みたいに「本作で急に出てきた→重要な要素」ってなっちゃうと、安直に感じちゃうのが人情じゃないですか。

でも、そういうことができない状況下だったワケだから(って、7作目を撮ったのはJJ本人ですが…)「とりあえず詰め込んでまとめた!(°∀°)b」という雑な作りになるのも仕方ないのかなぁ…なんてね。 ハッキリ言って、「アナキンはパドメを救えなかった→ベンはレイを救った」とか「2つの夕陽を見つめるルーク→ラストのレイ」といった対比だってそんなに上手くないと思うけど(前者は死に至る原因が違うし、後者は取って付けた感が強い。2つの太陽っぽく見えるBB-8もどうでもいい)、とは言え、「それなりの大団円」を作り上げたJJの手腕は大したものだと思ったり、思わなかったり (・ε・) ドッチダヨ


JJ的には、この寂海王気分だったと思うのです(「バキ」より)。



その他、思ったところを書いておくと、「フィンの中途半端な扱い(北村紗衣先生曰く『オタサーの姫』)」とか「ハックス将軍の雑な裏切り」とか「キャプテンメダルの雑な譲渡展開」とか「ローズの『炎上が怖いのでメインにはしないけど、一応、出してますよ』感」とか「霊体のルークがXウイングを持ち上げるレベルのフォースを使えちゃダメだろ」とか「吹替版は良かったけど、ランドの声は内海賢二さんが良かったな… (ノω・、) ナゼシンダ」とか「イウォーク、ラストに出てきましたね」とか「命をかけて守ってくれた両親を思うなら『パルパティーン』を名乗った方がスジが通る気はするけど、あの世界で『パルパティーン姓』にするのはリスキーかな…」とかとかとか。

そりゃあ同じ年に公開されて見事な畳み方を見せてくれた「アベンジャーズ エンドゲーム」と比較しちゃう気持ちもあって、ついつい文句が多めになっちゃいましたが、しかし。アダム・ドライバー演じるカイロ・レン自体にはグッときたし、クライマックスのWライトセーバーの電撃返しは大好きなので、60点ぐらいカナー (´∀`;) エヘヘ ただ、現在配信中のスピンオフテレビシリーズ「マンダロリアン」は超好評だったりするし、「スター・ウォーズ」の作品世界が持つポテンシャルはまだまだこんなもんじゃないと思うのでね、「Disney+」に加入するかどうかは別として、これからも新作が公開されたら観に行きますよ。おしまい。




限定版のサントラ。通常のデジタル盤アナログ盤もあります。



2015年に公開された7作目。僕の感想はこんな感じ



2017年に公開された8作目。僕の感想はこんな感じ



3月27日発売予定のアートブック。仕方ないけど、た…高い… (`Δ´;) ヌゥ



こちらは1月25日発売予定のビジュアル辞典。それ相応のお値段でございます。



本作を観る前に読んだ高橋ヨシキさんの著書。とても勉強になりました。








先週の備忘録(2019/12/24~12/30)

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さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、徹夜明けで映画を2本鑑賞→家族とクリスマスパーティ!ヘ(゚∀゚*)ノ
水曜日、仕事→映画を2本鑑賞
木曜日、仕事→映画を2本鑑賞→練馬の「か和もっち」
金曜日、仕事→映画鑑賞→「アトロク」出演
土曜日、中学時代の友人たちと飲み会→練馬の「か和もっち」
日曜日、奥さんとデート♪ (´∀`=)
月曜日、映画を2本鑑賞
※先週は映画を10本観ました。
※先週の「アトロク」「シネマランキング2019」をチェックしてくれるとうれしいな…。



もうどうにでもなーれ!ヘ(゚∀゚*)ノ そんな気持ちで駆け抜けていく師走の候、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。先週は溜まっていた仕事を片付けなくてはならなくて、さらに「シネマランキング2019」に参戦する準備もあったため、結局、睡眠を削って生きるエブリデイでしたよ(苦笑)。本当は、番組出演前にブログを最低10本はアップすることを目論んでいたんですけど、振り返ってみれば、なぜそんなことが可能だと思ったのか、バカなのか(ジェーン・スーさんがオススメしていた「世界一やさしい問題解決の授業」を読んでいるのに…)。更新できたのは「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」だけで、つい観てしまった新作映画は10本(だって先週中に都内での上映が終わりそうだったりしたのだもの…)。そのうち1本は2回目の「幸福路のチー」だったので換算しないとしても、「溜まっている映画の記事」は86本になったというね。


<アップしていない映画の感想一覧>
ある少年の告白
ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
アレッポ 最後の男たち
ナイトクルージング
オーヴァーロード
レプリカズ
えいがのおそ松さん
町田くんの世界
プロメア
ビューティフル・ボーイ
劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
神と共に 第一章 罪と罰
神と共に 第二章:因と縁
一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い
帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団(短編)
メン・イン・ブラック インターナショナル
スノー・ロワイヤル
きみと、波にのれたら
ハッピー・デス・デイ
今日も嫌がらせ弁当
ハウス・ジャック・ビルト
ハッピー・デス・デイ 2U
ゴールデン・リバー
主戦場
愛がなんだ
無双の鉄拳
ワイルド・スピード スーパーコンボ
アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲
北の果ての小さな村で
あなたの名前を呼べたなら
チャイルド・プレイ
守護教師
さらば愛しきアウトロー
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
風をつかまえた少年
トリプル・スレット
サマー・オブ・84
ロケットマン
HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ
ディリリとパリの時間旅行
ヘルボーイ
SHADOW 影武者
ジョン・ウィック:パラベラム
感染家族
クロール 凶暴領域
ベン・イズ・バック
アド・アストラ
ライリー・ノース 復讐の女神
カーマイン・ストリート・ギター
ザ・バウンサー
見えない目撃者
エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ
フッド・ザ・ビギニング
惡の華
いなくなれ、群青
スペシャルアクターズ
アップグレード
牙狼〈GARO〉月虹ノ旅人
Thunderbolt Fantasy 西幽玹歌
ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん
ブライトバーン 恐怖の拡散者
HiGH&LOW THE WORST
ホテル・ムンバイ
空の青さを知る人よ
T-34 レジェンド・オブ・ウォー
最高の人生の見つけ方
映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
アイネクライネナハトムジーク
ひとよ
台風家族
グレタ
宮本から君へ
ボーダー 二つの世界
存在のない子供たち
IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋
真実
幸福路のチー
アイリッシュマン
殺さない彼と死なない彼女
エンド・オブ・ステイツ
スーパーティーチャー 熱血格闘
ファイティング・ファミリー
ラスト・クリスマス
エッシャー 視覚の魔術師
ドルフィン・マン ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ


その他、土曜日は中学の友人たちとの飲み会だったんですが、1人がネット右翼になっていましてね…(遠い目)。口論をして気まずくなった…という以上に、ああいう人と過ごすのは時間のムダだと思っているので、彼とは縁を切るかもしれません(その後、口直しに練馬の「か和もっち」で飲んだ)。日曜日は、奥さんと2人でデート。日比谷で1700円ぐらいのワッフルなどを一緒に摂取してから「ラスト・クリスマス」を観たんですが、奥さんったら「今年ベスト!ヘ(゚∀゚*し」なんて大喜びだったから、僕もホッコリですよ (´∀`=) アイシテル マジで良い映画だったので、ぜひ多くの人に観てもらいたいところでございます。


土曜日のgifを貼っておきますね。雪見だいふく、うまくいかなかったな…。


奥さんとのランチ。お値段が高めなだけあって、美味でした。


今年の映画納めは「ドルフィン・マン」だったり。



一応、今週の予定を書いておくと、大晦日から5日まではずーっと家族と過ごして、6日からお仕事スタート(でも、この日に初映画を観ようと思っていたりするアタシ)。残念ながら、その間に処理しなくちゃいけない仕事が4つもあるので(キリギリスライクに夏の仕事をサボったツケが今も…)、ブログを書く時間はあまり作れないんですけど(汗)、それでも頑張って毎日更新するので、お暇な時に読んでいただけるとうれしいです。あと、1月3日からジャン=クロード・ヴァン・ダム出演作「ネバー・ダイ 決意の弾丸」シネマート新宿で公開されるのでね、当ブログの読者はぜひ観に行ってくださいな (°∀°)b オススメ!


最後に今月の推薦曲、岡村靖幸さらにライムスター「マクガフィン」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。






ザ・バウンサー(ネタバレ)

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ザ・バウンサー



原題:Lukas/The Bouncer
2018/フランス、ベルギー、イギリス領バージン諸島 上映時間87分
監督・製作・脚本:ジュリアン・ルクレール
製作:ジュリアン・マドン、ジェレミー・グエズ
脚本:ジェレミー・グエズ
撮影:ロブレヒト・ハイファールト
出演:ジャン=クロード・バン・ダム、スベバ・アルビティ、サミ・ブアジラ、サム・ルーウィック、ケビン・ヤンセンス、カーリス、アリス・ヴァーセット
パンフレット:なし
(あらすじ)
南アフリカで要人警護をしていたルカス(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)は事故によって妻を失い、娘(アリス・ヴァーセット )と故郷のベルギーへ帰ってくるが、今度は職務中の暴力事件により職を失う。ストリップクラブの用心棒として働くことになったルカスだが、暴力事件の相手が政府高官の息子だったため、警察に弱みを握られてしまう。そんなルカスに、警察は紙幣偽造に手を染めるストリップクラブのオーナー、ヤン(サム・ルーウィック)の動向を探るよう秘密裏に指示を与える。一方、用心棒以外の汚い仕事もこなすルカスは、次第にヤンからの信用を得ていった。そんなある日、娘のサラが犯罪組織によって人質に取られてしまう。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




90点


僕はジャン=クロード・ヴァン・ダムという俳優のファンでして。基本的に彼の出演作が劇場公開された時は必ず観に行く主義ではあるんですけれども。「WECワールド・エクストリーム・シネマ2019」の1本として上映される本作は、海外のポスターのビジュアルがカッコ良いわ、キャラ設定が良い感じだわ、予告編も悪くないわと、好きな要素が多めだったので、先走って海外版ブルーレイ(日本語字幕なし)を購入するほどに期待してましてね(微笑)。ヒューマントラストシネマ渋谷にて、公開初日の10月25日(金)に1回観てから、10月31日(木)に2回目を鑑賞。さらに12月4日に出たDVDを吹替版で1回、字幕版で1回観てみました。とても…渋かったです… (´Д`;) ハァハァ


1回目は、職場からタクシーを飛ばしてB'z気分で劇場へ。


10分遅れぐらいで着きました。端の席をとっていて良かった…。


2回目はハロウィン当日。ヴァン・ダムファンがケチだと思われたらシャクなので、飲食物を1800円分購入いたしました。


購入したソフト。右の輸入盤Blu-rayのビジュアルの方がカッコイイと思うんだよな〜 (・ε・) プー



まず、劇中の時系列を無視したあらすじを雑に書いておくと、ジャン=クロード・ヴァン・ダムが演じるのは、娘のサラ(アリス・ヴァーセット)と2人で暮らすシングルファーザーのルカス。「昔は南アフリカで要人警護をしていた→妻が車泥棒に殺される→自己流で報復してしまう」という“殺る時は殺るタイプ”の男でしてね。故郷のベルギーに戻ってきて、クラブの用心棒(バウンサー)として働いていたところ、面倒くさい酔っ払い(お偉いさんの息子)を適当にあしらったら暴行事件として訴えてきて、職を失ってしまって。仕方なく「素手で多人数と戦って勝ち残った奴を雇う」という蠱毒っぽい雇用システムのストリップクラブに雇われてみれば、そこのオーナーのヤン(サム・ルーウィック)に気に入られて娘を人質にとられる→紙幣偽造の仕事を手伝うことになるわ、マキシム刑事(サミ・ブアジラ)に「暴行事件の揉み消し&南アフリカの事件」といった弱みを握られてヤンの情報を流すことになるわと、なかなか世知辛いことになっていくのです。


用心棒として生計を立てながら娘と暮らすルカスですが、職を失いまして。


斬新な雇用システムのストリップクラブに雇われたものの、情報を警察に流すことになるからゲンナリですよ ('A`) イヤーン


逆らえないので、サンドバッグを殴ってストレスを解消するルカスなのでした〜(「きょうのわんこ」風に)。



ルカスは、紙幣偽造職人リサ(サミ・ブアジラ)の面倒をみたりと、ヤンからの仕事を着実にこなして信用を積み上げていくものの、警察にバンバン情報を流しているため、組織の壊滅は秒読み状態。で、とうとう絶賛偽造中の工場に警察が乗り込んできて、ルカスは裏切りを知ったヤンに撃たれてしまった…だけでなく。なんとマキシム刑事 with 刑事軍団は無抵抗のヤンとリサをアッサリ射殺。警察は「取り締まるため」ではなく、ニセ札を自分たちのものにするためにルカスを利用していたのです。実はまだギリギリ生きていたルカスは、当然ながら怒って、刑事全員を地味に殺害。半死半生ながら車に乗り込んで、娘のもとに帰るためにエンジンをかけるのでしたーー。


撃たれてダウンしたルカスでしたが、ここから皆殺ししてましたよ (°∀°)b ヤッタネ!



同じ上映回を観ていた映画仲間のヴァン・ダムさん(26歳・男性)によると、隣りで観ていた男性客が帰り際に「思ってたのと違う… (´・ω・`)」と寂しそうにつぶやいていたそうですが、その気持ちはわからないでもない。なんて言うんですかね、よく言えば「あるいは裏切りという名の犬」とか「やがて復讐という名の雨」といった近年のフレンチ・ノワール的な味わいの作品であり、悪く言うとスゲー地味でして。いわゆる「スーパーヴァンダミングアクション!ヘ(゚∀゚*)ノ」的なヴァン・ダムを期待していると肩透かしを食うし、そこで失望してしまう人を僕は責める気にはなれないな(唐突なタメ口)。


やっぱりヴァン・ダムといえば木曜洋画劇場風味を連想しますわな ( ´_ゝ`) シカタナシ




ただ、単に地味なワケではないのです。リアルな犯罪描写に、ワンカット撮影を多用した臨場感溢れるアクション演出、そして脇を固める役者さんたちもちゃんと存在感があって、近年のヴァン・ダム映画のような「安さっぽさがない」印象。そりゃあ僕もド派手なアクションを連発してもらった方が好みではありますが(汗)、本作にはそれを補って余りある良質なノワール映画を観たような満足感があったのです。ジュリアン・ルクレール監督は「フランス特殊部隊GIGN エールフランス8969便ハイジャック事件」などで知られた人ですが、大したもんだなぁと思ったり(偉そうに)。


例えば、ヤン役のサム・ルーウィックとか、普通にスゲー良い役者さんでしたな。



そして、ヴァン・ダムの演技は素晴らしかった。加齢とともに顔に刻まれた“しわ”も渋みとしてプラスになっていて、過去に罪を犯して逃げてきたルカスというキャラに深みを与えていて、「ヴァン・ダムって良い役者さんなんだな (゚⊿゚)」とあらためて感心いたしました。ほぼノースタント(たぶん)でこなすアクションもカッコ良かったし、マキシム刑事を倒す時の蹴りのヴァン・ダムっぽさもグッときたし、前述したように「スーパーヴァンダミングアクション」的な内容ではないものの、「それでいい」というか。僕はとても楽しかったです (´∀`=) ヨカッタワー


僕の気持ちを代弁する範馬勇次郎を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。



2回目鑑賞の時、劇場でいろいろな人に話しかけていただいて、「80点ぐらいですかね〜 (´∀`)」なんて言っていたんですけど、何度か観ているうちに、もっとずっと好きになったので90点という着地。正直、もっとアクションが観たかったという気持ちはなくもないんですが(汗)、とにかく渋くてカッコ良いヴァン・ダムが観られるのでね、みなさん、ぜひレンタルとか配信とかでチェックしていただけるとありがたいです。おしまい!ヽ(`Д´)ノ




すでにDVDがリリース中&配信も始まっているので、みんな観てね!(o^-')b オネガイ!



ジュリアン・ルクレール監督作。なかなか面白かったです。








今年もお世話になりました&来年の更新について

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すっかり大晦日、ですな(知った風な口で)。この記事がアップされるころ、僕は妻子&お義母さん&お義姉さんと一緒に「ゆく年くる年」を観ているワケですが、そんなことは置いとくとして。今年は本当にいろいろとありました。僕の人生を助けてくれた映画雑誌「映画秘宝」のランキングに参加できたり、マガジンハウスの雑誌POPEYE」「BRUTUS」に載ったり、「絶世ワールドクラス!!! Vol.3 」にコメントしたり(なにこの雑誌)、カネジュン先生&福田里香先生のイベントに参戦したり、そして愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」に6回出演しつつリザーバーとしても待機してみたりと、「ブロガー・カミヤマΔ」&「三角絞め」としてかなり活動したなぁと。

正直、放送で話がうまくできなかったり、「BRUTUS」に寄稿した己の文章が他の方々と比べるとあまりにレベルが低かったりして、つい死にたくなるエブリデイですけれども。とは言え、ドルフ・ラングレンの主演作を見続けてきたことTRPGの経験が「アトロク」出演に結びついたりとか、己の経歴(かこ)が日の目を見ることが増えてきて、それってとてもとてもありがたいことで。そしてそれは、このブログがあればこそであり、このブログを読んでくれているそこのアナタ!m9`Д´) ビシッ すべてはアナタのおかげなのです、間違いなく、いつだって、それとなくなんとなく。今年、ボンヤリと10周年を迎えたワケですが、ここまで来られたのはみなさんのおかげです。本当にありがとうございました!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァァァァン!


今年の僕はすっかり本部以蔵気分でしたよ(「刃牙道」より)。


だから、みなさんへの感謝も本部の画像にしたいと思います(「刃牙道」より)。



で、2020年の予定ですが、三が日はランキング系の記事をアップしていく…という、いつものパターン。あと、すみません、先日の「シネマランキング2019」の時は「230本」と言いましたが、“劇場鑑賞した新作映画”をちゃんと数えたら226本でしてね (´∀`;) ゴメンナサイ あまりブログを書けなかった結果、昨年の“年内に鑑賞したのに感想をアップできなかった映画”は11本だったのに、今年はなんと82本にもなってしまったということで、ちくしょう、細々と更新していこうかと。もうね、「観る映画を120本にする」とか書かない(どうせ無理なんだし)。来年は心のままに、働いて、映画を観て、ブログを書いて、食べて、祈って、恋をして(なんとなく入れたくなるフレーズ)、家族と仲良く生きていこうと思います。そんなワケで、来年も適当によろしくお願いいたします m(_ _ )m







2019年に観た新作映画ベスト10

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あけましておめでとうございます!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ! まずは、2014年の正月にYOU伊東くんがブログに貼っていたのを目撃して、「くッそ……どうして思いつかなかったかな、これを (`Δ´;) ヌゥ」と妬んで以来、毎年貼っている「ジャン=クロード・ヴァン・ダムの超めでたい動画」を観てみてくださいな。


いや〜、何度観ても素晴らしい動画ですな↓




さて。先日の「シネマランキング2019」の出演時は230本なんて言っちゃいましたが(汗)、よくよく計算してみれば、「当ブログ的に昨年観た新作映画」は226本でしてね (ノ∀`) エヘヘ 本日は、その中から選びに選び抜いた10本を書き残しておきますよ。ただ、まだ感想をアップしていない作品も混ざっているので、そこら辺は御容赦いただけるとありがたいです(今月、優先的に書いて更新します…)。



第10位 アベンジャーズ エンドゲーム



※僕の感想はこんな感じ

間違いなく映画史に残る作品であり、僕も劇場で4回観て100点を付けているし、実質1位なんですけれども。それって「本作単体の評価」とは言い切れないあたりに別枠感がしちゃうし、まぁ、ホラ、みんながどうせ1位にするから、当ブログ的には10位以内に入れておけばいいカナーってな調子?(怒られそうな文章) 本作を鑑賞したファンの多くが思ったように、3000回愛しております (´ω`) スキヨ



第9位 主戦場



※僕の感想はこんな感じ

「社会派映画枠」として「アレッポ 最後の男たち」とどっちにするか迷ったものの、最終的にはこちらを入れました。いまだにネットでは騒がれることが多い『慰安婦問題』論争」を分析・検証した作品。一部出演者が上映差し止めを求めたことや、KAWASAKIしんゆり映画祭で上映中止になったことが話題になりましたが、僕は非常に良い作品だと思ったし、多くの人に観てほしいです (°∀°)b オススメ!



第8位 ラスト・クリスマス



※僕の感想はこんな感じ

「僕にポジティブな影響を与えた映画枠」として「町田くんの世界」と迷ったものの、こちらにしました。年末、奥さんと高めのワッフルやら何やらを食べてから気軽なデートムービー気分で観てみたら、スゲー感動したので急遽ランクイン。鑑賞前から「一筋縄ではいかなそうなムード」を感じてはいたものの、予想を大きく裏切られました。奥さんが「今年のベスト!ヘ(゚∀゚*し」と大喜びだったのも、とても素敵な思い出でございます 川´∀`)(´∀`) アイシテル



第7位 一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い



※僕の感想はこんな感じ

中元雄監督によるインディーズ系青春カンフー活劇。ハッキリ言って、映像からはかなり“安さ”を感じる映画ではありますが(汗)、情熱と勢いで乗り切る姿勢に胸を打たれました (o^-')b ナイス! 体を張ったアクションの数々はぜひ観てほしいところです。同時上映の短編も面白かったなぁ。



第6位 スパイダーマン スパイダーバース



※僕の感想はこんな感じ

オーケイ、じゃあもう一度だけ説明するね(いやらしい書き出し)。アニメとして普通にスゲー面白いだけでなく、技術的にも凄まじいし(僕はすべて理解できているワケではありませんが…)、これまた映画史に残る1本じゃないでしょうか。劇場で4回観た&Blu-rayも買っちゃったし、確実に東映版スパイダーマンが登場する続編にも超期待しております!(*゚∀゚)=3 ムッハー



第5位 ジョーカー



※僕の感想はこんな感じ

2回観ました。主演のホアキン・フェニックスの演技が素晴らしいのはもちろんのこと、映画としての完成度も高いし、僕があえて文句をつけるなら「隙がなくて可愛げがない!(`Δ´)」程度(なんだそれ)。「現代社会の世相や問題」を取り入れているアメコミ映画は少なくないものの、ここまで上手くいった作品は初めてなんじゃないかと。こんな内容で大ヒットしたのも興味深いし、いろいろな面で今の時代を象徴する作品なのでは…な〜んて、ちょっと意識が高いムードの文章を書いてみたけど、君はどう思う?(唐突な問い掛け)



第4位 ファイティン!



※僕の感想はこんな感じ

前売り券を買ったものの、都内上映中に観られなかったので、宇都宮まで行って鑑賞したら、思いのほかストライクだった腕相撲ムービー。「オーバー・ザ・トップ」を現代風&韓国テイストにアップデートしただけでなく、マ・ドンソクの魅力が爆発している見事な主演作だなぁと感心することしきりでしたよ。劇場には僕1人だったので、「ライオンハート」以来、勝手に声を出して応援上映できたのも良い映画体験でした (〃∇〃) エヘヘ



第3位 クリード 炎の宿敵



※僕の感想はこんな感じ

「ロッキー」シリーズで例えると「2」と「3」と「4」を足して3で割ったような“よくある話”ではあるものの、そこにアドニスとロッキー、そしてドラゴという3つの家族の話を加えつつ、上手に過去作の要素を作劇に活かしてふっくらと炊きあげた…という印象。33年振りにイワン・ドラゴを演じたドルフ・ラングレンの株が上がりまくったのもスゲーうれしかったし、本作をキッカケに「アトロク」に出演できたのもありがたかったです… (ノω・、) アリガタイ



第2位 イコライザー2



※僕の感想はこんな感じ

2回観て、Blu-rayも買いました。2018年の公開作&観たのも2018年なんですけど(汗)、一昨年内に感想をアップできなかったので2019年のランキングに入った…なんて事情はどうでも良いですな (´Д`;) スミマセン “信用できる映画ライター”ギンティ小林さんが提唱するところの「ナメてた相手が実は殺人マシンでした映画」では一番好きかもしれません。というか好き。大好き。愛してる。ハッキリ言って、こういう映画をもっと作ってほしいです。



第1位 ザ・バウンサー



※僕の感想はこんな感じ

劇場で2回観て、輸入Blu-ray日本版DVDを購入しました。アクションは地味め&少なめながらも、近年のヴァン・ダム主演作では白眉の出来と言っても過言ではないような気がしないでもないノワール映画。点数は90点なんですが(汗)、今までヴァン・ダム主演作を当ブログで年間ベストにする機会はなかなかなかったし、本作を機に「アトロク」で「最後のヴァン・ダム特集」ができたこと「運命なのね (´∀`=)」と感じられたので、10周年を迎えた今回、初めて彼の主演作を1位にしました。良い作品をありがとう、ヴァン・ダム。これからも頑張ってね。



そんなワケで、昨年のベスト10はこんな感じこんな感じ。もうね、今回もスゲー悩んだというか。試写で観た「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」は2020年公開なので外したし、「アイリッシュマン」はNetflixの配信ムービーなので入れないことにしましたが、どちらもベスト級に好きだったし、「見えない目撃者」「宮本から君へ」も本当はベスト10に選びたかったものの、「課題作品にならなかったリスナー枠の映画トップ10」に入れたから諦めよう…という判断。その他、ランクから漏れた実質ベスト10作品は下記の通り↓


「町田くんの世界」(ギリギリまで迷った!)
「アレッポ 最後の男たち」(頭が下がる…)
「幸福路のチー」(素敵なアニメ)
「アメリカン・アニマルズ」(胃が痛い)
「えいがのおそ松さん」(考えさせられた)
「殺さない彼と死なない彼女」(死ぬほど泣いた)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2回観た)
「HiGH&LOW THE WORST」(関親子推し/希望ヶ丘団地派)
「無双の鉄拳」(マ・ドンソクのベストアクション)
「X-MEN ダーク・フェニックス」(ビームLOVE)
「ライリー・ノース 復讐の女神」(掘り出し物!)
「アイネクライネナハトムジーク」(小さな夜…)
「リズと青い鳥」(2018年のアニメベスト)
「ザ・ビッグハウス」(面白い!)
「バーニング 劇場版」(何が何やら)
「ブラック・クランズマン」(お見事!)
「凪待ち」(白石監督がレベルアップ)
「バーチャル男」(なにこの映画)
「バイス」(社会派)
「メランコリック」(頑張った!)
「ゴーストランドの惨劇」(お姉ちゃん…)
「スペシャルアクターズ」(たいしたものです)
「プロメア」(勢いが素敵)
「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」(戦車燃え)


以上、「2019年に観た新作映画ベスト10」でした。何はともあれ、本年もよろしくお願いいたします!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォッ!







2019年に観た新作映画ワースト10

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あけましておめでとうございます!(`・ω・´) キリッ! 昨日は「2019年の新作映画ベスト10」の記事をアップしましたが、今日は昨年観た新作映画226本の中での「ワースト10」を適当かつ雑に書いておきますね。で、例によってネタバレ前提なので、気をつけて読んでいただけると幸いです。



第10位 新聞記者



※僕の感想はこんな感じ

ううむ、前評判が良かったし、僕は政権批判モノが結構好きなので期待していたんですが、劇中のフィクションラインが合わなくて、かなり肩透かしを食った作品。あと、商業活動をするなとはまったく思いませんが、「伊藤詩織さんが性的暴行を受けた事件」を扱っている映画のコメントに「性的強要をした」と告発されている松江哲明監督を起用するのは、デリカシーがないと思いました ( ゚д゚) ダメジャネ?



第9位 貞子



※僕の感想はこんな感じ

大好きな漫画「邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん」の影響で、関連作合計11本を一気におさらいしてから臨んでみたら、単に「貞子」というキャラに頼るだけの映画だった印象。ううむ、ユーチューバー要素を入れたりとか、そういうところは面白かったんだけどな… (´・ω・`) ザンネン



第8位 シュガー・ラッシュ オンライン



※僕の感想はこんな感じ

そりゃあディズニー映画だから、映像のクオリティは高いし、攻めている演出や展開など、良いところもたくさんあるんですが…。「ヴァネロペが他のゲームに行って、“自分のゲーム”である『シュガー・ラッシュ』の世界を放棄する」という着地は、前作の「他のゲームに入り込み、ゲームの進行を邪魔をすることは許されない」といったルールを踏まえると、アウトなんじゃないかと。設定の矛盾や杜撰に感じる部分が気になっちゃって、あまり楽しめなかったです (・ω・;) ウーン



第7位 バックトレース



※僕の感想はこんな感じ

すでに悪い評判を聞いていたので、「マッタク評判ノ悪イコトダゼ (`∀´)」と期待値低めで観に行ったのに、その期待値をさらに下回ったからマジで驚いたB級アクションムービー。劇場のスクリーンでシルベスター・スタローンを観られるのはうれしいけど、もうちょっと作品を選んでほしいと心から思ったのでした。



第6位 GODZILLA 星を喰う者



※僕の感想はこんな感じ

本シリーズは「怪獣プロレスより人間ドラマを描くこと」を重視したそうですが、その肝心の人間たちの描写が薄っぺらいので、鑑賞中はかなりイライラしました。「『ゴジラ』というお題を使ったセカイ系SF」といった感じで、「こういうのが観たかったワケじゃないんだよなぁ (´Д`;)」となかなかガッカリした次第。



第5位 レッド・ブレイド RED BLADE



※僕の感想はこんな感じ

本作は「異世界系ニンジャアクション」といった感じで、アクション演出や世界観自体は悪くなかったと思うんですが、描きたい世界観に予算が追いついていなかった印象。物語がシリアスかつ壮大な割にはビジュアルや演出があまりにチープだったので、僕が好きな人たちが出ている分、居たたまれなかったです… (ノω・、) イタタマレナイ



第4位 バースデー・ワンダーランド



※僕の感想はこんな感じ

ハッキリ言って、ストーリーと世界観が合わなかったというか。そりゃあ原恵一監督作ですから、ビジュアルは素晴らしいし、声優さんたちも良かったし、miletさんが歌う「THE SHOW」も素敵だったしと、好きなところは多かったものの、「なにこの話 (゚Д゚) ハァ?」感が強すぎて、ごめんなさい、全然乗れなかったです。



第3位 いつか家族に



※僕の感想はこんな感じ

後半のカタルシスのためなんでしょうけど、前半の主人公の大人げなさがマジで許せなさすぎて、鑑賞中は不快で仕方なかった作品。ハ・ジョンウが大好きなだけに、残念だなぁと。ただ、「神楽坂五十番」とのタイアップによって、タダでもらえた肉まんは、それはそれは美味しかったのでした (°∀°)b ウマイ!



第2位 デッドトリガー



※僕の感想はこんな感じ

「世界的人気のスマホゲームを実写映画化したゾンビアクション」だそうですが、アクションの見せ方や編集が致命的に下手で、驚くほどつまらなかったです。ドルフ・ラングレンが主演だから観たんですけど、せっかく「クリード 炎の宿敵」「アクアマン」上がった株が暴落したというか。僕の心境的には「そういえばラングレンの主演作って大体がこんな感じだよな (ノ∀`) ワスレテタ」と、またもドル安に突入したというね(なんだこれ)。



第1位 ライオン・キング



※僕の感想はこんな感じ

そりゃあディズニー映画だから、映像やら楽曲やらのクオリティは凄まじいワケですが…。「超実写版」というリアル寄りの映像で「捕食される側の動物までライオンを王として崇める」なんて絵空事を見せられるのは予想以上に違和感全開で、「今の時代にこれはないなー (`Δ´;) ウーン」と思いました。ごめんなさい、まったく合わなかったです。



てなワケで、「2019年の新作映画ワースト10」は以上でございます。今年のワーストは「激怒するレベル」の作品はあまりなくて、数年前のワースト10よりは全然マシな印象。つーか、10位の「新聞記者」は高評価の人も結構いるし、1位の「ライオン・キング」だって違和感を感じない人もいるみたいだし、要は「僕と趣味が合わない」というだけの話なのでね、あまり気にしないでいただけるとありがたいです (・∀・) キニスンナ! ではでは〜。







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