※今回の感想は、映画とはあまり関係のない文章がダラダラと書かれているので、乗れた人はカゲヒナタさんのブログを、乗れなかった人は小覇王さんのブログを読むと良いと思いますよ。
※今回の記事は、「らせん」と「エイリアンVS.プレデター」
のネタバレに触れているので、気をつけて!
<「公開直前、密かにおこなわれた苛烈なる賭け!」という前置き>
正直、「Jホラーなら何でも観る」という男ではないものの(ホラーは洋物の方が好き)、今をときめく白石晃士監督作ということで、「2016年に絶対観たい新作映画10本」の5本目に選ぶほど、本作には期待してまして。白石監督を応援する気持ちを込めて、前売り券を購入したら、なんと特典として「呪いのフチの貞子」が付いてきたのです。
これが「呪いのフチの貞子」でございます。
すみません、ウソを書きました。応援する気持ち云々は本当ですが、この特典が付いてくるのは承知していたこと。というか、映画館のサービスを積極的に利用すれば1000〜1200円で観られることが可能なこの時代、特典が付かなければ前売り券なんて買うものですか!(`∀´) オホホホホホ でね、この「呪いのフチの貞子」をゲットして思ったのです。「伽椰子の方もほしい!(´Д`;)」と。
まぁ、映画自体はたぶん2回は観に行くだろうし、メジャーデビューを果たした白石監督への御布施と考えるなら、前売り券をもう1枚買うなど造作もないこと(苦笑)。ただ、問題は、東映ライダー映画の前売り特典とは違って、これは購入者が選べないタイプでしてね…。もう1枚買ったとしても、伽椰子の方が付いてくる保証はないのです。1400円払ってまた貞子が来ちゃったら激しく後悔すると思いつつも(それはそれで「らせん」のオチっぽいけど)、スゲーほしい。どうしようかな…どうしようかな…。迷った挙げ句、意を決して、TOHOシネマズ新宿にて、2枚目の前売り券を購入したんですけど…。その結果はこちら↓
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おおっ、これは!?
ゲットした瞬間の僕の気持ちを代弁する愚地克巳の画像を貼っておきますね。
「呪いのフチの伽椰子with俊雄」、ゲットいたしましたァ!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! ふぅ〜、初めて…特典目当てに前売り券を2枚を買っちまったァ…でも想像してたより、なんてことはないな。僕の人生において、この丁半バクチに勝ったのは非常に大きいというか。プロシュート兄貴からはいつも「マンモーニ(ママっ子)」と呼ばれていたけど、やっと一人前の男になれたのではないかーー。って、11月で44歳になるというのに、こんなアホな文章をダラダラ書いている時点で一人前もクソもない気がするのでした (´・ω・`) ダイジョウブカナ...
こうやってコップのフチに飾って遊べるのです(43歳の社会人の行動)。
一応、成長したペッシの画像も貼っておきますね(「ジョジョ第5部」より)。
貞子vs伽椰子(2D版)
2016/日本 上映時間99分
監督・脚本:白石晃士
エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎、高木ジム
製作:堀内大示、桜井秀行、横澤良雄、丸田順悟、江守徹
製作幹事代表:菊池剛
プロデューサー:今安玲子、山口敏功、平田樹彦
共同プロデューサー:小林剛
協力プロデューサー:福島聡司
ラインプロデューサー:田口雄介
撮影:四宮秀俊
照明:蒔苗友一郎
美術:安宅紀史
録音:湯脇房雄
編集:和田剛
音楽:遠藤浩ニ
主題歌:聖飢魔II
スタイリスト:小里幸子
ヘアメイク:村木アケミ
装飾:山田智也
特殊造形デザイン:百武朋
VFXスーパーバイザー:村上優悦
音響効果:大河原将
スタントコーディネーター:谷本峰
スクリプター:大西暁子
キャスティング:おおずさわこ
助監督:大峯靖弘
製作担当:村松大輔
出演:山本美月、玉城ティナ、佐津川愛美、甲本雅裕、安藤政信、菊地麻衣、田中美里、三浦透子、堂免一るこ、七海エリー、遠藤留奈、芝本麟太郎
パンフレット:★★★(800円/貞子、伽椰子、俊雄の“中の人”たちの鼎談が面白かったけど、法柳先生の紹介がないのは大きなマイナス)
(あらすじ)
その映像を見ると貞子(七海エリー)から電話がかかってきて2日後に必ず死んでしまうという「呪いの動画」を見てしまった女子大生の有里(山本美月)。そして、入ったら行方不明になるという「呪いの家」に足を踏み入れてしまった女子高生の鈴香(玉城ティナ)。共に呪いをかけられた2人を救うために立ち上がった霊媒師の経蔵(安藤政信)は、貞子と伽椰子(遠藤留奈)を戦わせるという秘策に打って出る。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
ということで前売り券が2枚になったので、まず6月下旬にTOHOシネマズ新宿で1回観て、2回目は昨日、角川シネマ新宿で観て来ました。「頑張ったね (´∀`) ホッコリ」と思ったり。
公開2周目だったんですが、TOHOシネマズ新宿の3番スクリーンはほぼ満席でしたよ。
2回目は角川シネマ新宿で。小さい2番スクリーンでしたけど、こちらも8割の入りでした。
ちなみに角川映画祭が開催されていたんですが、この展示が素敵すぎ!
記録として貼っておくと、公開直後の新宿バルト9には井戸が飾られてまして。
中はこんな感じでした。だからどうしたと言われたら、返す言葉もありません。
オリジナルフレーバーポップコーンなんてのも売られてました。食べれば良かったな〜。
まず、あらすじを乱暴に書いておくと、女子大生の有里(山本美月)のせいで友人の夏美(佐津川愛美)が「呪いのビデオ」を観てしまう→貞子に呪われてしまって。このままだと「2日後に死ぬ」ということで、都市伝説を研究する大学教授・森繁(甲本雅裕)に相談したところ、徳の高い女性霊媒師・法柳(堂免一るこ)にお祓いしてもらうことになるんですが、貞子の呪いが強力すぎて、有里と夏美以外は全員死ぬんですね。で、万が一を考えて法柳が呼んでいたスゴ腕の霊能者・常盤経蔵(安藤政信)と盲目の霊能少女・珠緒(菊地麻衣)のタッグがやってきて、法柳からの大金をゲット&偉そうな態度ながらも助けようとしてくれるんですけれども。絶望した夏美は「呪いのビデオ」をネットにアップしてから自殺を図る→呪い以外の死を許さない貞子に襲われて死んでしまうのでした… ('A`)
リサイクルショップで買ったビデオデッキに入っていたビデオを有里がノリノリで再生して、夏美だけが観ちゃうというね。
いろいろあって、この2人が登場。監督曰く、ブラックジャックとピノコをイメージしたそうな。
そのころ、引っ越したばかりの女子高生・鈴花(玉城ティナ)ったら、近所の「呪いの家」に興味津々。その家の前にいた小学生4人が行方不明になったことから中に入ってみたら、伽椰子と俊雄が襲ってきて、両親が身代わりに殺されてしまうんですが、しかし。彼女は、「バケモノにはバケモノをぶつけんだよ!(`Δ´)」という乱暴な作戦を実行しようとしていた経蔵たちに助けられましてね。「他人に見せれば呪いが解ける」というデマを信じて夏美のためにビデオを観てしまった有里と一緒に「呪いの家で呪いのビデオを観ることで貞子と伽椰子を対決させる作戦」を実行!川;´A`)人('A`;しイヤーン いろいろあった結果、有里が自己犠牲で身を投げて井戸に封印しようとしたところ、経蔵が真っ二つになった挙げ句、貞子と伽椰子が融合して新たな「呪いの混合体」が誕生しまして(パンフでは「サダカヤがいいかな」なんて書かれてました)。エンドクレジットに突入して、聖飢魔Ⅱの「呪いのシャ・ナ・ナ・ナ」が流れた後、サダカヤバージョンになった「呪いの動画」が流れて終わってましたよ。
「呪いの家」に引き寄せられてしまう鈴花。ちなみに占ってくれる女子高生は「ドロメ」に出てた三浦透子さんでしたな。
井戸に封印しようとするも失敗して、新たなモンスターが誕生してしまうというオチなのです。
「呪いのシャ・ナ・ナ・ナ」、非常に素晴らしい曲だと思います。
映画が終わってエンドクレジットが流れた瞬間、僕の前に座っていた人が「なにこれ!ヾ(。`Д´。)ノ プンプン!」と怒って席を立ったように、ノリが独特すぎて合わない人がいる作品だとは思うのです。貞子が出る「リング」シリーズと伽椰子が登場する「呪怨」シリーズを真面目に好きな人ほどイラッとしそうというか。コメディ感すら漂う霊能者たちの乱暴なアプローチはモロに白石監督作って感じだし、「呪いのビデオ」の7日間のルールが2日間に短縮されていたり、貞子が邪魔者&自殺を許さなかったり、伽椰子と俊雄の殺害振りがなかなかアグレッシ部だったりと(家に入ったら即死亡レベル)、本作を成立させるために設定を変えているところも好きになれないんじゃないかなぁと。
ただ、劇中でも説明されますが、本作の貞子と伽椰子はミームとして伝わってきた“都市伝説上の存在”であって。今までのシリーズの2人とは別モノとして考えられるのでね、そこら辺は目をつむっていただけないだろうか(唐突な問い掛け)。いや、その他にも変なところがある映画ですけど(「呪いの家でわざわざビデオを観る必要ないじゃん」とか言い出したらキリがない)、僕は「貞子と伽椰子という強力なキャラクターを対決させる」という無茶振りに対して、「ベストではないかもしれないけどベターなストーリーを作った」と思って、非常に感心いたしました。霊能者たちが無惨に死んだり(「自分で首を折る」シーンが大好物!)、小学生も容赦なく殺したり、その直前のイジメもイヤな感じで描いたりと、描写が意外と温くないのも好感が持てましたよ。
監督的には「テレビから出てくる貞子」をクライマックスで観客に見せたかったっぽい。その心が好き。
本作の伽椰子、実に力強そうでした… ('A`) カナワナイ
今回の俊雄は、尖兵的な役割で積極的に攻撃してきた印象。
もうね、僕的に爆笑したのが、法柳先生によるお祓いシーン。あの胡散臭いながらも堂々としていて偉そうなビジュアルだけでお腹いっぱいなのに、やや半信半疑の夏美に「飲め!川`Δ´)ノ旦」とお清めの水みたいなのをグイグイ飲ませるわ、容赦なくビンタするわ、それに抗議する有里もビンタするわと、ムチャクチャすぎて超面白い (´∀`) サイコー 「戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 最終章」の「事態を収拾するためには無茶振りに対応しなくちゃいけない」という展開を少し連想いたしました。あと、経蔵と珠緒のタッグも良かったというか。まぁ、あの乱暴な性格はモロに「カルト」
のネオを連想するワケですけど(ちょっと「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」シリーズの工藤も入ってそう)、最後にやられちゃったのは残念だったなぁ。いや、白石監督のことだから胴体が真っ二つになりながらも生きている可能性もあるワケですが…。さすがに続編は作らないですかね(あのオチは「らせん」
の人類絶滅エンドに近いとも言えるし)。
このお祓いシーン、最高でした。
経蔵にグッときた人は、「カルト」のネオも好きになると思います。
その他、「呪いのビデオを観客になかなか見せないのが良かった」とか「森繁先生がビデオを観た後、携帯が鳴ると思いきや、部屋の電話が鳴るシーンが好き」とか「鈴花の母親の『逃げて!川;´Д`)ノ』に涙…」とか「貞子と伽椰子のバトルがもっと観たかった…」とか「ラストは『エイリアンVS.プレデター』っぽい」とか「貞子を演じた七海エリーさんがパンフで『ビデオテープを伽椰子にぐちゃぐちゃにやられた時は、私自身、心の底から悔しい気持ちになりました』と語ってて笑った」とか、そんな感じそんな感じ。そりゃあ、あまりに登場人物がバカっぽいとか思ったりもしたけど、基本的には「よく作ったなぁ (´∀`) ホッコリ」と。これがキッカケとなって、白石監督作に興味を持った人は、いろいろと観ると良いザンス。つーか、僕も「戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!FILE-01恐怖降臨!コックリさん」
を早く観なくちゃ… (・ω・;) ワスレテタ
聖飢魔IIによる主題歌。買おうかしらん。
映画とは結構内容が違うっぽい小説版。ちょっと面白そうです。
こっちは映画のノベライズみたい。2種類あるって珍しいですな。
白石晃士監督作で一番好きなのはこれですかね。僕の感想はこんな感じ。
貞子が出てくる人気シリーズの映画化第一作。小説だと最後はSFになっちゃうんですよね。
伽椰子が呪いまくる人気シリーズのビデオ第一弾。なかなか怖いのです… (´Д`;)
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貞子vs伽椰子(2D版)(ネタバレ)
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