※今回の記事は、映画とはあまり関係のない文章や爛れた下ネタが書かれている上にダラダラと長いので、読まない方が良いです。
※今回の記事は、「後妻業の女」のネタバレに触れているので、気をつけて!
※この映画に関しては、町山智浩さんの「たまむすび」での紹介&「映画その他ムダ話」での批評(200円)とか、小室敬幸さんによるレビュー、じろう丸さんの感想などを聞いたり読んだりした方が良いザンス。
<虚実入り交じる前置き>
6月下旬の深夜のこと。「タマフルオフ会&トップ5&生活は踊るオフ会」に参加してから、ホロ酔い気分で0時過ぎに帰宅しましてね。すっかり妻子は寝ていますから、玄関のドアをそーっと開けて入りまして。台所で水を一杯飲んでから、居間にある座卓の方に視線を向けたら、短冊が置いてあったんですよ。そうかもうすぐ七夕だもんなと手にとって、娘のマナ子(仮名/5歳)が書いた願いごとを読んでみたら、涙が噴出したのです。
「パパとたくさん遊べますように」…だと!?(名前は消してあります)
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その瞬間の僕はクライベイビー・サクラのようだったというね(「餓狼伝」Image may be NSFW.
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より)。
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哭いた。ただただ、哭いた。「七夕の願い」を今の僕が書くとすれば「後腐れのないセックスができる美人の愛人(しかもお金もくれる)が出来ますように (´∀`)」とか「いきなりお金持ちになって、永遠に遊んで暮らせますように (´∀`)」なんて、100パーセント爛れた内容になるじゃないですか(多くの読者が当ブログから立ち去った気がする文章)。いや、子どものころだって「オモチャがもらえますように」的な文章になることは間違いないワケですが、しかし! マナ子は、たった1つの大事な願いを、こんな、自分の快楽を優先しがちな、クズのような、父と遊ぶことに使ってくれたなんてーー (ノДT) なんかね、仕事と偽って映画を観たり、ブログを書いたりして、娘との時間をないがしろにしている己を猛省ですよ。とは言え、僕にとって映画鑑賞は大事な息抜きタイムということで、その翌日、本作を観るために渋谷のユーロスペースに足を運んでしまうダメなアタシなのでした… (´・ω・`) ゴメンネ
「野火 Fires on the Plain」以来のユーロスペース。客席はほぼ満席でしたよ。
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記事の切り抜きがあったので、貼っておきますね。
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FAKE フェイク
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2016/日本 上映時間109分
監督・撮影:森達也
プロデューサー:橋本佳子
撮影:山崎裕
編集:鈴尾啓太
出演:佐村河内守
パンフレット:★★★☆(600円/重松清先生のコラムを載せたのは偉い! 緑川南京はズルい)
(解説)
聴覚に障害を抱えながら「交響曲第1番 HIROSHIMA」などの作品を手がけたとし、「現代のベートーベン」と称された佐村河内。しかし音楽家の新垣隆が18年間にわたってゴーストライターを務めていたことや、佐村河内の耳が聞こえていることを暴露。佐村河内は作品が自身だけの作曲でないことを認め騒動について謝罪したが、新垣に対しては名誉毀損で訴える可能性があると話し、その後は沈黙を守り続けてきた。本作では佐村河内の自宅で撮影を行ない、その素顔に迫るとともに、取材を申し込みに来るメディア関係者や外国人ジャーナリストらの姿も映し出す。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
50点
1回目を観た約3ヵ月後の10月1日(映画の日)に角川シネマ新宿でもう一度鑑賞したんですが、非常に頭に来ました。
角川シネマ新宿、前日に予約しようとした時、すでにほぼ満席でしたよ。ネット予約が侮れない時代!
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Clik here to view.![角川シネマ新宿]()
最初に、恐ろしく雑に映画の内容を書いておくと、森達也監督がゴーストライター騒動で世間からバッシングされた佐村河内守さん&奥さんの香さん&飼い猫に密着して撮影をすることになりまして。バラエティ番組で活躍する元共犯者・新垣隆さんの映像を横目に、「感音性難聴だから、耳はあまり聞こえないんです! (▼Д▼;し」「新垣さんは“腕の良い技術屋さん”で曲の構成は僕が手掛けたんです! (▼Д▼;し」「被曝2世なのも本当なんです! (▼Д▼;し」という佐村河内さんの主張を聞いてあげるのです。
で、香さんがやたらとケーキを出してくれる中、テレビ局の人たちが出演依頼に来たり、批判の先鋒に立った神山典士さんに取材を断られたり、新垣さんのサイン会に行ったものの取材を断られたり、外国人記者に取材されてしどろもどろになったりして、最終的には森監督に「アンタ、曲を作ってみなYO!m9`Д´) ビシッ」と背中を押された佐村河内さんがシンセサイザーで作曲にチャレンジ→演奏!(ここが「ラスト12分間」) なんか良いムードになったと思いきや、森監督が「今、僕にウソをついたり隠したりしていることはありませんか?(・∀・) ニヤニヤ」みたいな質問をして、それに佐村河内さんが答えるかどうか…といった感じで映画は終わってましたよ。
終わった瞬間の僕の気持ちを代弁する加藤清澄を貼っておきますね。
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Clik here to view.![これで終いかよ!!!]()
まず、僕の立ち位置を書いておくと、ゴーストライター騒動に関しては、よく知らなくて… (´∀`;) エヘヘ 佐村河内さんに関しては「耳が聞こえないとか作曲してるとかウソついてたのがバレた人ですよね?」ぐらいの認識であり、敵意や嫌悪感とかも特になかった…というか、心の中の「どうでも良いフォルダ」に入れて、あと半年で自動的に記憶から消去されるようなレベルだったというか(ちなみに新垣さんに関しては、吉田豪さんのラジオでの紹介で知った程度)。
ただ、「“あの森監督”が佐村河内さんに密着して『FAKE』というタイトルの映画を作った」というのは、下世話な人間としては興味を持たざるを得ない。森監督の著作は何冊か読んで非常にタメになったし、「A」Image may be NSFW.
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と「A2」Image may be NSFW.
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は全然好きな作品じゃないけどスゴイとは思っているし…。でも、どうせ観たら観たで「『FAKE』はアナタの中にあるんじゃないんですか?(・∀・) ニヤニヤ」みたいな内容なんだろうなぁと思ったら、まぁ、そんな感じだったという印象。一応、僕が1回目を観た直後の感想を個条書きで書くと、こんな感じでした↓
本当に耳が悪いのに、酷い報道をされたもんだ (`Δ´) ヒドイ!
佐村河内さんったら、音楽が大好きなんだね (´∀`) アラアラ
なんだ、ちょっと作曲っぽいことができるんじゃん ∑(゚Д゚) ソウナノ!?
ネコ、可愛いよぅ… (´Д`;) ハァハァ
フジテレビのバラエティ番組制作チームはクズだな!( ゚д゚)、ペッ
新垣さんは調子に乗りすぎなんじゃないの? (・ε・) ウーン
実際に被曝2世なのに、これもウソだと叩かれたなんて可哀相… (´・ω・`) カワイソス
外国人記者、容赦ないな… (`Δ´;) ヌゥ
奥さん、頑張って支えたんだな… ( ;∀;) イイオクサンダナー
最後の問い掛けに関しては、スプリクトドクターとして知られる三宅隆太監督が言うところの「お土産」というかさ。森監督的には「オレの作品のことだって鵜呑みにしちゃダメなんだぜ?( ̄ー ̄) ニヤッ」ってことなんでしょうな。鑑賞後、劇場にあった「記事の切り抜き」のレビューをいろいろ読んでいたら、前に宇多丸師匠とお会いした時、「『淋しいのはアンタだけじゃない』Image may be NSFW.
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って漫画を読んでおくと良いらしいですよ (▼∀▼) ウフフ」って言われていたのを思い出して、いそいそとkindle版Image may be NSFW.
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を購入→読破。あとは少し他の人の感想でも読んでからブログを書こうかなとネットを検索してみたら、2つの記事を読んで別の好奇心が湧いたのです。
1つ目は、騒動の発端を「週刊文春」誌上でスクープした神山典士さんの「残酷なるかな、森達也」。プロフィールを見てみたら、「ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝」Image may be NSFW.
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を書いた人だったので驚いたんですが、スゲー怒ってるなぁと。で、2つ目は飯田一史さんによる「佐村河内守のウソの付き方が“まだら”なのがおもしろい 森達也監督『FAKE』をもっと楽しむ方法」で、こっちも「おもしろい」なんてタイトルの割には怒ってる感がビンビン伝わってくる。なんかね、神山典士さんに関しては、映画の中で「佐村河内さんの記者会見で手話通訳云々とからかったくだり」が非常に不快だったんですが、この人にはこの人の言い分があるのだろうとも思いまして。もっと情報をインプットしてから感想を書くことにしたというね。
で、とりあえず飯田一史さんが記事の中で挙げていた5冊の本(「ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌」Image may be NSFW.
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、「みっくん、光のヴァイオリン」Image may be NSFW.
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、「交響曲第一番 闇の中の小さな光」Image may be NSFW.
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、「魂の旋律 佐村河内守」Image may be NSFW.
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、「音楽という<真実>」Image may be NSFW.
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)に、事件が発覚するキッカケとなった野口剛夫さんの「「全聾の天才作曲家」佐村河内守は本物か」Image may be NSFW.
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と「佐村河内問題とは何だったのか」Image may be NSFW.
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、「新垣隆所属事務所の見解」などを読みつつ、「新垣さんの記者会見」と「佐村河内さんの記者会見」のダイジェスト、「NHKスペシャル 魂の旋律~音を失った作曲家~」と映画にも出て来た「FNN報道特別番組」の動画、尊敬する映画評論家の町山智浩さんが何かで引き合いに出されていた「オーソン・ウェルズのフェイク」Image may be NSFW.
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をチェック(でも、CDImage may be NSFW.
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は面倒くさくて聴いてません)。いろいろと忙しくて3ヵ月近い時間がかかっちゃいましたが(汗)、それらを踏まえて、先日、2回目を観た結果! 僕の佐村河内さんに対する印象はすっかりネガティブな方へ変わってました (ノ∀`) テヘ
2回目鑑賞後の「佐村河内さんに対する僕の気持ち」を代弁する加藤清澄を貼っておきますね。
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Clik here to view.![反省がねぇな]()
ごめんなさい、佐村河内さんはクズですよね。もう典型的なサオ師詐欺師という印象。本を読んで最悪だと思ったのが、「障害を持つ少女」と「東日本大震災で母親を亡くした少女」を騙したことで、可哀相で涙が出て来たし、特に「母親を亡くした少女」に関してはこの番組を観ちゃうとさ、あまりに酷いというか。佐村河内さんについては「てめえ、死ねよ」としか思えませんがな。記者会見でも自己弁護に終始してるしさぁ…。2回目を観た直後の感想を個条書きで書くと、こんな感じでした↓
テメェ、そもそも全聾だって吹いてたんじゃねぇかよ! (`Δ´) ヒドイ!
シンセが弾ける…って、もともとその程度はできるって話だったんじゃん (゚⊿゚) アホカ
ネコ、可愛いよぅ… (´Д`;) ハァハァ
フジテレビのバラエティ番組制作チームはクズだな!( ゚д゚)、ペッ
新垣さんは調子に乗りすぎなんじゃないの? (・ε・) ウーン
被曝二世がウソだって叩かれたんじゃなくて、それを利用したことが指摘されたんだろうが! (`Д´) クソガ!
外国人記者、もっと追求しろ!m9`Д´) ビシッ
奥さん、大丈夫なのかな… (`Δ´;) ヌゥ
2回目でも、やっぱり「神山さんが手話通訳云々とからかうくだり」は不快であって(佐村河内さんの記者会見を見ると、神山さんだけでなくマスコミに裁く気マンマンの人が多くて辟易する)。ただ、この映画に怒る気持ちはスゲーわかる。なんて言うんですかね、僕が自分で興味を持って調べなかったら、たぶん「佐村河内さんもそんなに悪い人じゃないよな (・∀・)」的な認識のままだったと思うもの。しかも、劇中で「被曝二世もウソだって声がある」みたいなことを森監督が言うのはさ、そういう意見もあったにせよ、一番問題視されたのは「被曝二世を利用したんじゃないか?」って部分なんだから、かなりイラッとしちゃう。つーか、本作の森監督は、問題になったところを微妙にズラして佐村河内さんに自己弁護させてるから、この騒動について情報を入れている人はかなりフラストレーションが溜まる作りなんですよね。
映画撮影中に出演した「FNN報道特別番組」ではこんな発言をしてるけど、これがウソなんだよなぁ。
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Clik here to view.![絶対にウソつかない]()
だが、しかし! 「神山さんのFacebookの記事を受けての森監督&橋本佳子プロデューサーの反論」を読んでから考えると、「ちゃんとこの問題を調べて、障害児や被災地の子供も取材して、いま流布されている話とは少し異なる感触も得ている」上でああいう作りにしたのなら、結局は「すべてを鵜呑みにするな!m9`Д´) ビシッ」というメッセージに特化した映画…ということなんですかね(1回目の鑑賞後と変わらぬ着地)。まぁ、確かに、僕らは何かと信じがちだけど、世の中にはウソが溢れているワケでして。例えば、このブログも「FAKE」まみれだということはわかっていますか? 冒頭に書いた七夕の短冊エピソード、よく考えれば5歳のマナ子はまだ文字が書けない→あのメッセージ自体がFAKEでは? 1回目を観た時期だって当時の備忘録と食い違っているし、7月中旬に「ノック・ノック」を観に名古屋まで行っているのだから「猛省した」なんて言葉もFAKE。そもそも僕が「元警官」というのも自己申告でしかないし、先日、「タマフル24時間ラジオ」に出演した「三角絞め」が僕だということも定かではないのではーーって、この面倒くさい文章はどうやって着地すればいいのカナ… (ノω・、) ドウシヨウ
ここまでブログを読んだ人が僕に対して思ったことを代弁する加藤清澄の画像を貼っておきますね。
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Clik here to view.![なに言ってやがんだ、アイツ]()
唐突ですが、マルコシアス・バンプの「FAKE」を貼っておきますね↓
ということで、ここまで読んだみなさんはお分かりだと思いますが、僕はこの映画をスゲー堪能しました (´∀`) ウフフ 本やら動画やらを散々チェックした挙げ句、劇場に2回足を運んだぐらいですからね(苦笑)、相当楽しんだ方なのではないでしょうか。だから、高得点にしたかったのは山々なんですけど…。いくら森監督が「ジャーナリストではなく映像作家」だから「佐村河内さんにも言い分はある」という作りに特化したのだとしても、こういう記事を読むとどうしても怒りが湧いてくる。もちろんあの夫婦だってそれなりに生きてほしいけどさ、佐村河内さんの言い分に関しては「ねぇよ」と厳しく思っちゃうので、ボンヤリと50点なのでした。
「魂の旋律~音を失った作曲家~」のラストシーン。この少女のことを思うと、あんまりだよ。
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Clik here to view.![少女と佐村河内さん]()
おしまい。
森達也監督作。好きじゃないけど、「転び公妨」のシーンが素晴らしい。
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著作。一応、読んではいるのです。
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問題のCD。「全聾の作曲家が作ったから… (ノДT)」ってことで感動したって、全然良いと思う。
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神山典士さんの著書。映画を観た後に読んだら、スゲー面白かったです。
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非常に作り話感溢れる自伝。オススメはしません。
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※今回の記事は、「後妻業の女」のネタバレに触れているので、気をつけて!
※この映画に関しては、町山智浩さんの「たまむすび」での紹介&「映画その他ムダ話」での批評(200円)とか、小室敬幸さんによるレビュー、じろう丸さんの感想などを聞いたり読んだりした方が良いザンス。
<虚実入り交じる前置き>
6月下旬の深夜のこと。「タマフルオフ会&トップ5&生活は踊るオフ会」に参加してから、ホロ酔い気分で0時過ぎに帰宅しましてね。すっかり妻子は寝ていますから、玄関のドアをそーっと開けて入りまして。台所で水を一杯飲んでから、居間にある座卓の方に視線を向けたら、短冊が置いてあったんですよ。そうかもうすぐ七夕だもんなと手にとって、娘のマナ子(仮名/5歳)が書いた願いごとを読んでみたら、涙が噴出したのです。
「パパとたくさん遊べますように」…だと!?(名前は消してあります)
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その瞬間の僕はクライベイビー・サクラのようだったというね(「餓狼伝」Image may be NSFW.
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哭いた。ただただ、哭いた。「七夕の願い」を今の僕が書くとすれば「後腐れのないセックスができる美人の愛人(しかもお金もくれる)が出来ますように (´∀`)」とか「いきなりお金持ちになって、永遠に遊んで暮らせますように (´∀`)」なんて、100パーセント爛れた内容になるじゃないですか(多くの読者が当ブログから立ち去った気がする文章)。いや、子どものころだって「オモチャがもらえますように」的な文章になることは間違いないワケですが、しかし! マナ子は、たった1つの大事な願いを、こんな、自分の快楽を優先しがちな、クズのような、父と遊ぶことに使ってくれたなんてーー (ノДT) なんかね、仕事と偽って映画を観たり、ブログを書いたりして、娘との時間をないがしろにしている己を猛省ですよ。とは言え、僕にとって映画鑑賞は大事な息抜きタイムということで、その翌日、本作を観るために渋谷のユーロスペースに足を運んでしまうダメなアタシなのでした… (´・ω・`) ゴメンネ
「野火 Fires on the Plain」以来のユーロスペース。客席はほぼ満席でしたよ。
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記事の切り抜きがあったので、貼っておきますね。
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FAKE フェイク
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2016/日本 上映時間109分
監督・撮影:森達也
プロデューサー:橋本佳子
撮影:山崎裕
編集:鈴尾啓太
出演:佐村河内守
パンフレット:★★★☆(600円/重松清先生のコラムを載せたのは偉い! 緑川南京はズルい)
(解説)
聴覚に障害を抱えながら「交響曲第1番 HIROSHIMA」などの作品を手がけたとし、「現代のベートーベン」と称された佐村河内。しかし音楽家の新垣隆が18年間にわたってゴーストライターを務めていたことや、佐村河内の耳が聞こえていることを暴露。佐村河内は作品が自身だけの作曲でないことを認め騒動について謝罪したが、新垣に対しては名誉毀損で訴える可能性があると話し、その後は沈黙を守り続けてきた。本作では佐村河内の自宅で撮影を行ない、その素顔に迫るとともに、取材を申し込みに来るメディア関係者や外国人ジャーナリストらの姿も映し出す。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
50点
1回目を観た約3ヵ月後の10月1日(映画の日)に角川シネマ新宿でもう一度鑑賞したんですが、非常に頭に来ました。
角川シネマ新宿、前日に予約しようとした時、すでにほぼ満席でしたよ。ネット予約が侮れない時代!
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最初に、恐ろしく雑に映画の内容を書いておくと、森達也監督がゴーストライター騒動で世間からバッシングされた佐村河内守さん&奥さんの香さん&飼い猫に密着して撮影をすることになりまして。バラエティ番組で活躍する元共犯者・新垣隆さんの映像を横目に、「感音性難聴だから、耳はあまり聞こえないんです! (▼Д▼;し」「新垣さんは“腕の良い技術屋さん”で曲の構成は僕が手掛けたんです! (▼Д▼;し」「被曝2世なのも本当なんです! (▼Д▼;し」という佐村河内さんの主張を聞いてあげるのです。
で、香さんがやたらとケーキを出してくれる中、テレビ局の人たちが出演依頼に来たり、批判の先鋒に立った神山典士さんに取材を断られたり、新垣さんのサイン会に行ったものの取材を断られたり、外国人記者に取材されてしどろもどろになったりして、最終的には森監督に「アンタ、曲を作ってみなYO!m9`Д´) ビシッ」と背中を押された佐村河内さんがシンセサイザーで作曲にチャレンジ→演奏!(ここが「ラスト12分間」) なんか良いムードになったと思いきや、森監督が「今、僕にウソをついたり隠したりしていることはありませんか?(・∀・) ニヤニヤ」みたいな質問をして、それに佐村河内さんが答えるかどうか…といった感じで映画は終わってましたよ。
終わった瞬間の僕の気持ちを代弁する加藤清澄を貼っておきますね。
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まず、僕の立ち位置を書いておくと、ゴーストライター騒動に関しては、よく知らなくて… (´∀`;) エヘヘ 佐村河内さんに関しては「耳が聞こえないとか作曲してるとかウソついてたのがバレた人ですよね?」ぐらいの認識であり、敵意や嫌悪感とかも特になかった…というか、心の中の「どうでも良いフォルダ」に入れて、あと半年で自動的に記憶から消去されるようなレベルだったというか(ちなみに新垣さんに関しては、吉田豪さんのラジオでの紹介で知った程度)。
ただ、「“あの森監督”が佐村河内さんに密着して『FAKE』というタイトルの映画を作った」というのは、下世話な人間としては興味を持たざるを得ない。森監督の著作は何冊か読んで非常にタメになったし、「A」Image may be NSFW.
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本当に耳が悪いのに、酷い報道をされたもんだ (`Δ´) ヒドイ!
佐村河内さんったら、音楽が大好きなんだね (´∀`) アラアラ
なんだ、ちょっと作曲っぽいことができるんじゃん ∑(゚Д゚) ソウナノ!?
ネコ、可愛いよぅ… (´Д`;) ハァハァ
フジテレビのバラエティ番組制作チームはクズだな!( ゚д゚)、ペッ
新垣さんは調子に乗りすぎなんじゃないの? (・ε・) ウーン
実際に被曝2世なのに、これもウソだと叩かれたなんて可哀相… (´・ω・`) カワイソス
外国人記者、容赦ないな… (`Δ´;) ヌゥ
奥さん、頑張って支えたんだな… ( ;∀;) イイオクサンダナー
最後の問い掛けに関しては、スプリクトドクターとして知られる三宅隆太監督が言うところの「お土産」というかさ。森監督的には「オレの作品のことだって鵜呑みにしちゃダメなんだぜ?( ̄ー ̄) ニヤッ」ってことなんでしょうな。鑑賞後、劇場にあった「記事の切り抜き」のレビューをいろいろ読んでいたら、前に宇多丸師匠とお会いした時、「『淋しいのはアンタだけじゃない』Image may be NSFW.
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1つ目は、騒動の発端を「週刊文春」誌上でスクープした神山典士さんの「残酷なるかな、森達也」。プロフィールを見てみたら、「ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝」Image may be NSFW.
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で、とりあえず飯田一史さんが記事の中で挙げていた5冊の本(「ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌」Image may be NSFW.
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ごめんなさい、佐村河内さんはクズですよね。もう典型的な
テメェ、そもそも全聾だって吹いてたんじゃねぇかよ! (`Δ´) ヒドイ!
シンセが弾ける…って、もともとその程度はできるって話だったんじゃん (゚⊿゚) アホカ
ネコ、可愛いよぅ… (´Д`;) ハァハァ
フジテレビのバラエティ番組制作チームはクズだな!( ゚д゚)、ペッ
新垣さんは調子に乗りすぎなんじゃないの? (・ε・) ウーン
被曝二世がウソだって叩かれたんじゃなくて、それを利用したことが指摘されたんだろうが! (`Д´) クソガ!
外国人記者、もっと追求しろ!m9`Д´) ビシッ
奥さん、大丈夫なのかな… (`Δ´;) ヌゥ
2回目でも、やっぱり「神山さんが手話通訳云々とからかうくだり」は不快であって(佐村河内さんの記者会見を見ると、神山さんだけでなくマスコミに裁く気マンマンの人が多くて辟易する)。ただ、この映画に怒る気持ちはスゲーわかる。なんて言うんですかね、僕が自分で興味を持って調べなかったら、たぶん「佐村河内さんもそんなに悪い人じゃないよな (・∀・)」的な認識のままだったと思うもの。しかも、劇中で「被曝二世もウソだって声がある」みたいなことを森監督が言うのはさ、そういう意見もあったにせよ、一番問題視されたのは「被曝二世を利用したんじゃないか?」って部分なんだから、かなりイラッとしちゃう。つーか、本作の森監督は、問題になったところを微妙にズラして佐村河内さんに自己弁護させてるから、この騒動について情報を入れている人はかなりフラストレーションが溜まる作りなんですよね。
映画撮影中に出演した「FNN報道特別番組」ではこんな発言をしてるけど、これがウソなんだよなぁ。
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だが、しかし! 「神山さんのFacebookの記事を受けての森監督&橋本佳子プロデューサーの反論」を読んでから考えると、「ちゃんとこの問題を調べて、障害児や被災地の子供も取材して、いま流布されている話とは少し異なる感触も得ている」上でああいう作りにしたのなら、結局は「すべてを鵜呑みにするな!m9`Д´) ビシッ」というメッセージに特化した映画…ということなんですかね(1回目の鑑賞後と変わらぬ着地)。まぁ、確かに、僕らは何かと信じがちだけど、世の中にはウソが溢れているワケでして。例えば、このブログも「FAKE」まみれだということはわかっていますか? 冒頭に書いた七夕の短冊エピソード、よく考えれば5歳のマナ子はまだ文字が書けない→あのメッセージ自体がFAKEでは? 1回目を観た時期だって当時の備忘録と食い違っているし、7月中旬に「ノック・ノック」を観に名古屋まで行っているのだから「猛省した」なんて言葉もFAKE。そもそも僕が「元警官」というのも自己申告でしかないし、先日、「タマフル24時間ラジオ」に出演した「三角絞め」が僕だということも定かではないのではーーって、この面倒くさい文章はどうやって着地すればいいのカナ… (ノω・、) ドウシヨウ
ここまでブログを読んだ人が僕に対して思ったことを代弁する加藤清澄の画像を貼っておきますね。
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唐突ですが、マルコシアス・バンプの「FAKE」を貼っておきますね↓
ということで、ここまで読んだみなさんはお分かりだと思いますが、僕はこの映画をスゲー堪能しました (´∀`) ウフフ 本やら動画やらを散々チェックした挙げ句、劇場に2回足を運んだぐらいですからね(苦笑)、相当楽しんだ方なのではないでしょうか。だから、高得点にしたかったのは山々なんですけど…。いくら森監督が「ジャーナリストではなく映像作家」だから「佐村河内さんにも言い分はある」という作りに特化したのだとしても、こういう記事を読むとどうしても怒りが湧いてくる。もちろんあの夫婦だってそれなりに生きてほしいけどさ、佐村河内さんの言い分に関しては「ねぇよ」と厳しく思っちゃうので、ボンヤリと50点なのでした。
「魂の旋律~音を失った作曲家~」のラストシーン。この少女のことを思うと、あんまりだよ。
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おしまい。
森達也監督作。好きじゃないけど、「転び公妨」のシーンが素晴らしい。
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著作。一応、読んではいるのです。
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問題のCD。「全聾の作曲家が作ったから… (ノДT)」ってことで感動したって、全然良いと思う。
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神山典士さんの著書。映画を観た後に読んだら、スゲー面白かったです。
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非常に作り話感溢れる自伝。オススメはしません。
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