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SCOOP!(ネタバレ)

SCOOP!

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SCOOP!


2016/日本 上映時間120分
監督・脚本:大根仁
原作映画:原田眞人
製作統括:平城隆司、畠中達郎
共同製作:市川南、長坂信人、中川雅也
エグゼクティブプロデューサー:林雄一郎、原田知明
プロデューサー:川北桃子、政岡保宏、市山竜次
撮影:小林元
照明:堀直之
録音:渡辺真司
美術:平井亘
装飾:小林宙央
スタイリスト:伊賀大介
編集:大関泰幸
音楽:川辺ヒロシ
主題歌:TOKYO No.1 SOUL SET feat.福山雅治 on guitar
助監督:二宮孝平
制作担当:田辺正樹
記録:井坂尚子
キャスティング:新江佳子
VFX:菅原悦史
共同プロデューサー:山内章弘、高野渉、滑川親吾
音楽プロデューサー:北原京子
出演:福山雅治、二階堂ふみ、吉田羊、滝藤賢一、リリー・フランキー、斎藤工、塚本晋也、中村育二、山地まり、澤口奨弥、石川恋、阿部亮平、護あさな、鈴之助、宮嶋茂樹、久保田悠来、寿るい
パンフレット:★★★★(850円/表紙の穴のデザインが好き。写真週刊誌っぽい作りにしなかったのは、これImage may be NSFW.
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を出したから? ポスターでやったから?)
(あらすじ)
数々の伝説的スクープをモノにしてきたカメラマンの都城静(福山雅治)は、輝かしい業績も過去のものとなり、今は芸能スキャンダル専門の中年パパラッチとして、借金や酒にまみれた自堕落な生活を送っていた。そんなある時、ひょんなことから写真週刊誌「SCOOP!」の新人記者・行川野火(二階堂ふみ)とコンビを組むことになり、日本中が注目する大事件に巻き込まれていく。(以上、映画.comより)

特報はこんな感じ↓




60点


※この映画はネタバレを読まないで観た方が絶対面白いので、未見の人は読まない方が良いです。
※今回の記事は、雑な下ネタが書かれているので、そういう文章が苦手な方は読まない方が良いです。


劇場で初めて特報を観た時は「日本版『ナイトクローラー』Image may be NSFW.
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みたいな感じかしら」
と思いつつ、その中で滝藤賢一さんが露悪的に舌を出すシーンがちょっと受け付けなくて。大根仁監督と言えば昨年の「バクマン。」が素晴らしかったので若干の興味はあったものの、7月までに映画を観すぎたせいでアップできていない感想が怖ろしく溜まっているし、当ブログ的には「なるべくアクション映画を観ていきたい」ということもあって、本作はスルーしようかと思っていたんですよ。


この場面、相手を挑発してるんだかなんだか知らないけど、イヤだなぁと。
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舌を出す滝藤賢一さん



ところが、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったということで、これは観なくちゃなぁと。今週は仕事が超忙しくてなかなか観に行く時間が作れなかったんですが、昨日の深夜、会社の接待が終わった後、TOHOシネマズ新宿で鑑賞いたしました。「スゲー面白かったのに… (´・ω・`) ウーン」という感想でしたよ。ただ、いわゆる「ベテランとルーキーの相棒映画」が好きな人はストライクだろうし、何よりもネタバレを知らない方が楽しめる作品なのでね、興味が湧いた方は当ブログをそっと閉じて、劇場に足を運んでいただければ幸いです。


久しぶりにポップコーン&コーラ(M)を購入しちゃったりして。
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ポップコーンとコーラのM


11番スクリーン、深夜ながら6分の1ぐらいは埋まってたような。
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11番スクリーン


鑑賞後は「かぶきち」で焼きそばを食べたんですけど、それはまた別のお話。
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かぶきち



主人公は、下ネタと風俗が大好きなベテランパパラッチ・都城静と、現場の仕事を覚えるために彼とともに行動することになった新人記者・行川野火。すでに観た人が「えっ、そういう映画だったっけ!?Σ(゚д゚;)」と驚くほど適当に“野火の心情に寄り添ったあらすじ”を書いておくと、「ファッション誌の編集がやりたくて出版社に入ったのに、エロ親父の相棒になるなんて超面倒くさいし、好きなアイドルのスキャンダルを撮らなくちゃいけないんて、この仕事最悪!川`Δ´) クソガ!」→「でも、仕事に慣れてきたら楽しくなってきてスクープ写真をモノにしちゃったし、輪姦から助けてくれてエロ親父のことが好きになってたから、下着を付けたままセックスしちゃって、この仕事最高♪ 川〃∇〃) ウフフ」→「下着を付けたままセックスして処女じゃないことが発覚した翌朝、シャブ中の情報屋が暴走してエロ親父が射殺されちゃったけど(でも、写真は撮ったわ!)、大事なカメラでアタシの寝顔を撮ってくれたりしてたので、その愛を胸にこれからも頑張るわ!ヽ川`Д´)ノ ウォォォォォッ!」って感じでしたよ、確か。エンドクレジットでは「張り込み中の2人がキャッキャする様子」が流れて、映画は終わってました。


大体は予告編の通りでしたよ。




「映画秘宝 2016年 11 月号」Image may be NSFW.
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の記事によると、大根監督は前から原田眞人監督の「盗写 1/250秒 OUT OF FOCUS」という作品をリメイクしたかったそうで(僕は未見)。で、実際に観てみれば、「ゲスな業界で手段を選ばずにのし上がるクソ野郎」を描いた「ナイトクローラー」Image may be NSFW.
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とは全然違っていて、むしろ普遍的な「師弟モノ」でして。そりゃあ、ベタといえばベタなんですけど、反発しながら現場を重ねていくうちに距離が縮まっていく2人を観ているのは楽しかったし、「写真週刊誌を作るゲスな現場」の内幕とノウハウが観られたのもスゲー面白かったです(「変わった業界の内幕モノ」でもある)。特報で気になっていた「滝藤賢一さんの舌出しシーン」も「元ラガーマンの編集者が警察の気を引きつける作戦を実行する直前、士気を上げるためのハカを実施していたシーン」だったということでね、非常に美味しくいただきました (´∀`) ヨカッタワー


鑑賞前はイヤだったこの場面、実は「ハカをやっていた」ということで!
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舌を出す滝藤賢一さん


今年観たマオリ族バトル映画「ザ・ラスト・ウォーリアー」を思い出したりもしましたよ。
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伝説の戦士(ローレンス・マコアレ)



ただ、クライマックスの展開が乗れなくて… (´・ω・`) 都城静と野火の「下着を着けたままのセックス描写」に関しては、「確かオープニングのカーセックスでも都城静の相手は下着を着けたままだった→そういう趣味」ということで目をつむりますよ(ワンカット長回しのオープニングは、疑似かもしれないけどカッコ良かったしね)。でも、「リリー・フランキーさん演じるチャラ源(シャブ中)が元妻と再婚相手を拳銃で射殺して、都城静&自分の娘と一緒に街を徘徊する」というくだりには、ごめんなさい、スゲー冷めました。「状況的にあり得ない」と感じちゃう要素が多いというかさぁ…。

まず、警察が驚くほど無能。好意的に考えると、「都城静は親友のチャラ源を射殺されたくないから彼の周囲にまとわりついてなだめようとした→娘も近くにいるし警察は何もできなかった」のかもしれませんが、都城静と娘がチャラ源から離れた瞬間も警察ったら棒立ち状態ですよ。もうね、バカじゃないかと。そもそも“1人で半グレっぽい集団を簡単にぶちのめすことができるほどの戦闘力を有する元ボクサー”が、元妻の再婚相手を拳銃で脅そうと思いますかね? そりゃあシャブ中の考えることはわかりませんが、その他、細かいところを指摘し始めるとキリがない展開じゃないですか。

なんて言うんですかね、「都城静がチャラ源に射殺される瞬間」の画自体は禍々しくて良かったけどさ、「弟子が師の死を撮影する」という場面をやりたいためのご都合展開に見えちゃったんですよね…。だから、都城静が死んだ後のウェットな展開とか心底どうでも良くて、「都城静が野火の寝顔を撮っていた」というオチはもっと観客を上手に騙してほしかったし(あれ、意外性ゼロですよね)、「野火が都城静の形見のカメラをお守りとして現場に持って行く」ラストも、「使わないカメラを持って行くなんて絶対邪魔」とか冷めた目で観ちゃったというね。


終盤の展開を観た僕の気持ちを代弁する範馬刃牙の画像を貼っておきますね。
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どうだっていいんだ



って、文句を書いていますが、それでも60点にしたのは、さっきも書いた通り、チャラ源の暴走前までは大好きだったから。都城静と野火の師弟コンビがやっていることはクズだけど、観ているだけで本当に楽しかった。編集部の人たちとの一体感もグッと来た。SPに追われるくだりとか半グレ集団に野火が捕まった時とかはもっと工夫してほしかったものの(データを隠したりとか、上手く言い逃れたりとか、プロのカメラマン&編集者ならではの窮地の逃れ方が観たかった)、カーチェイスは勢いがあって良かったし、リリー・フランキーさんのシャブ中ボクシングアクションも愉快だったので全然OK。僕が感動したのが「都城静が犠牲になって野火に連続殺人犯の顔を撮影させる」というくだりで、「ベテランが才能を持つ若者を押し上げる」繋がりとして「サルート・オブ・ザ・ジャガー」Image may be NSFW.
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を連想して涙が出たほどでしたよ… (ノω・、) グスン なんかね、エンドクレジットの2人を観て、彼らの活躍をもっと観たかったなぁなんて思ったりした次第(連続ドラマとか)。


「サルート・オブ・ザ・ジャガー」Image may be NSFW.
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の予告編を貼っておきますね↓




まぁ、人生を登っていく人と下っていく人を階段で表したりとか、野火がすでに処女じゃないことをハカをやらせることで表したりとか(無用な深読み)、大根監督自体はちゃんとしてる人という印象はあって。僕はあのクライマックスを受け入れられなかったので「惜しいなぁ (´・ω・`)」という気持ちになりましたが、気になる人は観に行くと良いザンス。




サントラ。主題歌「無情の海に」も収録されております。
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「週刊SCOOP!」を模した「SPA!」の増刊号。ちょっと読みたい。
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本作のシナリオノベル。大根監督と原田眞人監督の対談も収録されているとか。
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「SWITCH」の特集号。タメになりそうですな。
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昨年観た大根仁監督作。僕の感想はこんな感じ
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この映画っぽいのかと思ってました。僕の感想はこんな感じ
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デイヴィッド・ピープルズ監督による“男の映画”。ちくしょう、予約しちゃった… (ノω・、) オカネナイノニ
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なんとなく貼っておきますね。僕の感想はこんな感じ
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