高慢と偏見とゾンビ
原題:Pride and Prejudice and Zombies
2016/アメリカ 上映時間108分
監督・脚本:バー・スティアーズ
製作:マーク・バタン、ブライアン・オリバー、タイラー・トンプソン、ショーン・マッキトリック、アリソン・シェアマー、ナタリー・ポートマン、アネット・サビッチ
製作総指揮:スー・ベイドン=パウエル、エドワード・H・ハム・Jr.、エイリーン・ケシシアン、ニック・メイヤー、キンバリー・フォックス
キャラクター創造:ジェーン・オースティン
原作:セス・グラハム=スミス
撮影:レミ・アデファラシン
美術:デイブ・ウォーレン
衣装:ジュリアン・デイ
編集:パドレイク・マッキンリー
音楽:フェルナンド・ベラスケス
出演:リリー・ジェームズ、サム・ライリー、ジャック・ヒューストン、ベラ・ヒースコート、ダグラス・ブース、マット・スミス、チャールズ・ダンス、レナ・ヘディ、スキ・ウォーターハウス
パンフレット:★★★(720円/コラムが3本入った読みやすいパンフ)
(あらすじ)
感染するとゾンビとなる謎のウィルスが蔓延する18世紀のイギリス。片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、裕福な男性との結婚を夢見ながら得意のカンフーでゾンビと戦う毎日を送っていた。ある日、屋敷の隣に資産家のビングリー(ダグラス・ブース)が引っ越してきて、ビングリーの友人で大富豪の騎士ダーシー(サム・ライリー)も出入りするようになる。舞踏会でダーシーと知り合い、色めきだつ姉妹だったが、次女のエリザベス(リリー・ジェームズ)だけは、ダーシーの高慢な態度に嫌悪感を抱いていた。そんな中、人類とゾンビによる最終戦争が勃発。ともに戦うことになったエリザベスとダーシーは、互いに自らの中で抱いていた偏見に気づきはじめる。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
僕が「『高慢と偏見とゾンビ』という小説がベストセラーになった」のを知ったのは、かなり前に尊敬する映画評論家の町山智浩さんが紹介したかなんだかだと思うんですが、その時に元ネタである超有名な小説「高慢と偏見」
のことも知ったのだから、本当にね、自分の教養のなさにはガッカリしますわ(苦笑)。で、今回の映画化にあたって、「これを機会に元の小説を読んでみよう!」と意気込んだものの、どうにも読む気になれなくて、結局、323分もあるドラマ版を観てお茶を濁したというのも、また僕らしい話。自分らしさ、大切にしたい、ですな(ダメ人間の文章)。何はともあれ、そんな感じでやっと「僕なりの鑑賞の準備」ができた時は、新宿近辺での上映はすっかり終わっていたんですけど、検索したらニュー八王子シネマで公開がスタートしていたので、驚異的に忙しかった11月下旬のメンズデー、仕事を切り上げて19時35分の回にダッシュで向かったところ、三鷹で人身事故が発生。運転再開した中央線は豊田駅止まりだったので、19時24分に急いでタクシーに乗りこみ、劇場に到着したのは19時40分。予告編が10分間流れていたということで、無事19時45分から映画を鑑賞いたしました。「確かにゾンビを加えただけ!Σ(゚д゚;)」と思ったり。ちなみにニュー八王子シネマ、せっかく良い映画館を見つけたと思ったら、来年1月で閉館しちゃうというね…。
即座にタクシーに乗った自分を褒めつつも、この映画のための交通費が3000円オーバーというのはどうなのか。
観客は僕を含めて2人でしたよ。
確か前の10月開催の駄話会で、サイモンさんが「『高慢と偏見』にゾンビを足しただけでしたよ」とおっしゃってたんですが、確かに違うのは「世界にゾンビが蔓延っていて、登場人物たちは武術をマスターしている」という点だけで、あとは僕が観たドラマ版とほぼ同じでしたよ。で、役者さんたちは決してふざけたりせず、そんなアホな世界観が真面目に描かれていくので、良い意味でバカバカしくて面白かったなぁと。僕は5人姉妹がペンタグラムフォーメーションで戦う冒頭と、プロポーズを断ったエリザベスが罵りながらダーシーと戦う場面が好きでしたね。一応、オチを書いておくと、豚の脳を食べることで人間の意志を保っていたウィカムと戦うダーシーをエリザベスが助けると、お互いに本音を語って結婚することになりまして。結婚式当日、ウィカム率いるゾンビ軍団が襲来して、「オレたちの戦いはこれからだ!( `Д´)人(`Д´し」って感じで終わってた気がしないでもないです。
エリザベスvsダーシー! シチュエーション的にもアクション的にも面白かったです。
ベネット家の姉妹たちが繰り広げる戦闘シーンを貼っておきますね↓
323分もあるドラマ版は、なんとなくその“長さ”も含めて良かったので、本作は展開が駆け足に感じられた部分もありましたが、基本的には愉快な映画でしたヨ (o^-')b ヨカッタ! 僕は予習してから観ちゃったけど、元ネタを知らなくても世界観のアホっぽさはそれなりに楽しめると思うので、興味がある人はどうぞ〜。
デジタル盤のサントラでございます。
コリン・ファースの出世作となったドラマ版。323分もあります。僕の感想はここの1本目。
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高慢と偏見とゾンビ(ネタバレ)
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