華麗なるリベンジ
原題:A Violent Prosecutor
2015/韓国 上映時間126分
監督・脚本:イ・イルヒョン
撮影:チェ・チャンミン
音楽:ファン・サンジュン
出演:ファン・ジョンミン、カン・ドンウォン、イ・ソンミン、パク・ソンウン、シン・ソユル、ハン・ジェヨン、キム・ウォネ
パンフレット:★★★(700円/小規模公開作のパンフは出してくれるだけありがたいし、ポストカード付きなのが良かった!)
(あらすじ)
ある日、乱闘によって逮捕された若い男が、尋問中に謎の死を遂げた。担当検事のピョン・ジェウク(ファン・ジョンミン)はまったく身に覚えのない殺人容疑で逮捕され、刑務所に収監されてしまう。再審請求を試みるも、何者かに圧力をかけられて失敗するピョンだったが、刑務所内で出会ったイケメン詐欺師のハン・チウォン(カン・ドンウォン)から形勢逆転のアイデアを得て、ハンに出所の約束と引き換えに協力を持ちかける。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は、「ア・フュー・グッドメン」のネタバレに触れているので、未見の方は気をつけて!
“今までは「年内に観た新作映画の感想は年内にアップする」という感じでやってきたものの、昨年はとうとう更新しきれなかったシリーズ”の第三弾として、今さらながら2016年11月公開作の感想を垂れ流しておきますよ。「新しき世界」を観てから一気に好きになったファン・ジョンミンは、2015年の年末に観た「ベテラン」が超ストライクでしてね…(しみじみ)。予告編を観ると、カン・ドンウォンとのバディ感も良いし、非常に観たくなったので前売り券を購入したものの、なかなか観に行けなくて上映最終週を迎えた…というのは、当ブログのよくあるパターン。奥さん&娘が遊びに行って時間が空いた12月下旬の祝日、シネマート新宿にて、「フィッシュマンの涙」の後にお菓子などを摂取しながら鑑賞いたしました。「ちょうどいい♪ (o^-')b イイネ!」と思ったり。ちなみにそこから渋谷に移動して「疾風ロンド」を観たんですが、それはまた別のお話。
7Fロビーにはパネルや記事の切り抜きがあって、テーブルの上には手描きPOPまで。偉い!m9`Д´) ビシッ
なんとなくRHYMESTERの名曲を貼っておきますね↓
なんて言うんですかね、とにかくエンタメに徹した作品だなぁと。濡れ衣を着せられて刑務所に収監された検事ピョンが法律の専門知識を生かしてのし上がっていく様は痛快だったし、何よりも予想以上にカン・ドンウォン演じる詐欺師のハンがキュートでして(騙す方も騙される方もベタで好き)。政治家を目指す悪の検事ウ・ジョンギル役のイ・ソンミンや、同期の検事ヤン役のパク・ソンウンなどの役者さんたちも良い味を出していて、基本的にはずっと微笑みながら観てました。一応、オチだけ書いておくと、「法廷にウ・ジョンギルを呼び出して迂闊な発言をさせて勝利!(ちょっと「ア・フュー・グッドメン」を思い出した)→とは言え、暴力検事だったことは海より深く反省して服役→出所したらハンが迎えに来てくれてイチャイチャ ( ´∀`)(´∀`) ウフフ」ってな調子でしたな、確か。何か鑑賞直後は観た時期が同じだったので「ベテラン」
を連想しましたけど、よくよく考えるとラストの甘〜い雰囲気は「義兄弟」
っぽい気がしないでもない。
この2人の掛け合いを観てるだけでも結構楽しいのです。特にカン・ドンウォンが最高!
部長検事ヤンを演じたパク・ソンウン、「新しき世界」の凶悪なヤクザと同じ人とは思えなかったですよ。大したものですな〜。
ただ、ごめんなさい、「検事ピョンが濡れ衣を着せられるくだり」には結構乗れなくて。「ピョンが暴力を振るいながら取り調べ→当時の上司だったウ・ジョンギルが“喘息の吸入器”を奪ったせいで被疑者が死亡→吸入器を処分→ピョンが『アイツは喘息で死んだんだ!』と訴えても誰も信用しない」という流れなんですが、警察に逮捕された被疑者が検察まで行く間、どれだけの人間が「喘息の吸入器」の存在を確認するかを考えると(書類も何度か書くはず)、刑事を1人買収する程度じゃ証拠隠滅できないはず…って、面倒くさい指摘ですよね (´∀`;) エヘヘ 人は何歳になっても面倒くさい生き物なのかもしれません(他の人も勝手に巻き込んだ文章)。まぁ、何はともあれ、肩の力を抜いて楽しめる痛快娯楽作なので、気になる人はぜひぜひ〜。
イ・イルヒョン監督が助監督として参加して、カン・ドンウォンとイ・ソンミンも出てる映画。僕の感想はこんな感じ。
サントラがあったので、貼っておきますね。
↧
華麗なるリベンジ(ネタバレ)
↧