ロスト・レジェンド 失われた棺の謎
原題:鬼吹灯之尋龍訣 Mojin: The Lost Legend
2015/中国 上映時間125分
監督:ウー・アールシャン
アクション監督:シム・ジェウォン、ヤン・ギルヨン
撮影:ジェイク・ポロック
VFXスーパーバイザー:ダグラス・ハン・スミス
音楽:遠藤浩二
出演:チェン・クン、スー・チー、ホアン・ボー、アンジェラベイビー
パンフレット:なし
(あらすじ)
凄腕の盗掘師フー・バーイー(チェン・クン)と相棒のワン・カイシェン(ホァン・ボー)は、愛した女性ディン(アンジェラベイビー)を20年前に亡くして以来、胸に悲しみを抱き生きてきた。盗掘のパートナーであるタフな女性シャーリー・ヤン(スー・チー)は、そんな二人の良き理解者だった。ある日、カイシェンは高い報酬につられ、鉱業会社の古墓発掘プロジェクトを引き受ける。発見した地下宮殿に侵入すると、発掘隊員が次々とトラップにかかって魔物と化し、カイシェンに襲いかかる。友の危機に駆けつけたフー・バーイーとシャーリーは、風水の技術を用いて脱出ルートを探すが、魔物の襲来のみならず地下宮殿崩落の危機も刻一刻と迫っていた。図らずも彼らは、“生者の世界”と“死者の世界”の境界で謎めく戦いへと身を投じていく─!(以上、メーカー公式サイトより)
予告編はこんな感じ↓
30点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
本当は「フィッシュマンの涙」の感想をアップしようと思っていたんですが、あまりに書きたいことが多くてパンクしてしまったので、あまり書くことがない作品の記事を先に更新してみますね。現在、シネマート新宿では「2017 冬の香港・中国エンターテイメント映画まつり」として、3本の香港映画が上映されていて、そのうちの2本である「人魚姫」と「ドラゴン×マッハ!」を観たらとにかく面白くてね…(しみじみ)。つーか、新宿武蔵野館で絶賛上映中の「疾風スプリンター」も「ホワイト・バレット」も良かったし、「香港映画、最高だな!」と。で、テンションが上がったついでに本作も観てみたんですが、「香港映画なら何でも面白いってワケじゃなかった!Σ(゚д゚;) ワスレテタ!」と気付かされた次第。ちなみにその日は、続けて「エルストリー1976」を観たんですが、それはまた別の話でございます。
「3本観たら『人魚姫』のプレスシートがもらえる」という下心もあったというね。
スー・チーと言えば「SEX&禅」…というのはどうでも良いとして。タイトル&スー・チーのララ・クロフト感
の通り、いわゆるトレジャーハンターモノでしてね。乱暴にオチを書いておくと、「主人公のフー・バーイーは“20年前に最愛の女性を亡くした古墓”で“死者を蘇らせる「彼岸花」(隕石でできてるから不思議な力がある設定)”を破壊→脱出!→相棒兼恋人のシャーリー・ヤンにプロポーズ!川`Д´)人(`Д´) ケッコン!→カメラが遠ざかると湖と山がドクロの形になっていることが判明」ってな調子で終わってました、たぶん。ううむ、なんとなくジェイク・ギレン・ホールっぽいチェン・クンはカッコ良かったし、それなりに派手で見せ場もあるし、人によっては全然OKだったりする作品だろうなとは思うのですよ。ただ、僕的には全体的にスゲー雑だった印象。例えば、「彼岸花」を狙う宗教集団が考えなしにトラップを発動させる割に何の対抗策も持ってなかったりする上に、なんとなくその状況から助かってたりするのは、かなりイラッとしちゃいました。主人公サイドだって「何が出来て何が出来ないのか」がハッキリしない超人揃いだから、ピンチに陥っても全然ハラハラしなかった…って、伝わりますかね。率直に書くと、結構退屈だったのです。
鑑賞中の僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「刃牙道」より)。
そんなワケで、「これは観なくても良かったなぁ… (´・ω・`) ウーン」と。ただ、それまでに観た他の香港映画が楽しすぎて期待値高めだったことも確実に影響しているので、派手めな香港映画やトレジャーハンターモノが好きな方なら観ても良いかもしれませんな。
ウー・アールシャン監督作。僕の感想はこんな感じ。
本作に出てたスー・チーとホアン・ボーが共演したチャウ・シンチー監督作。僕の感想はこんな感じ。
↧
ロスト・レジェンド 失われた棺の謎(ネタバレ)
↧