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人魚姫(ネタバレ)

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人魚姫

人魚姫

原題:美人魚 Mermaid
2016/中国、香港 上映時間94分
監督・制作・脚本:チャウ・シンチー
出演:ダン・チャオ、リン・ユン、キティ・チャン、ショウ・ルオ
パンフレット:なし
(あらすじ)
若き実業家リウ(ダン・チャオ)は香港郊外の美しい自然保護区域を買収し、リゾート開発計画のため海を埋め立てるプロジェクトを進めていた。この計画をなんとか阻止するべく、この海で暮らす人魚族はリウの暗殺作戦を決行。人間に変装させた人魚のシャンシャン(リン・ユン)をリウのもとへと送り込むが、シャンシャンとリウは互いに惹かれあい、恋に落ちてしまう。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※今回の記事は、人魚というクリーチャーやアンデルセンの「人魚姫」が好きな人が不快になる恐れがあるので、気をつけて!
※今回の記事は、下ネタが苦手な人は不快になる恐れがあるので、気をつけて!
※この映画に関しては、「東京倶樂部★CLUB TOKYO」さんの記事が非常にタメになって面白かったので(松岡李那さんとか)、読んでみて!


僕にとって生涯ベスト級の映画「少林サッカー」を撮った男なワケですから、基本的にチャウ・シンチー映画は観に行く主義だし、本作も観る予定ではあったんですけれども。正直、「人魚」というクリーチャーが苦手でしてね…。アンデルセンの童話の辛気くささにイラッとするのは置いといても、あの下半身魚のビジュアルがキモいというか、ちょっと生臭そうだし、絶対ヌルヌルしてそうじゃないですか。人間部分だって近くで良く見たら細かい鱗がビッシリだったりするかもしれないし… (´Д`;) イヤーン 人間に似てるだけで全然別の生き物感があるというか。ハッキリ言って、僕はジュゴンの方が全然好きだったりします。


でも、イエモンこの歌は好き (´∀`=) ウフフ




とは言え、昨年、「フィッシュマンの涙」を観てから魚類への好感度が上がっているし、やっぱりチャウ・シンチー監督作なので見ざるを得ないということで! 先々週、シネマート新宿「2017 冬の香港・中国エンターテイメント映画まつり」の1本として公開されている本作を鑑賞してみたらスゲー良かったので、思わず昨日も観て来ちゃいました。「笑って、泣けて、良い映画!m9`Д´) ビシッ」と思ったり。


先々週、忙しかったのに、つい観ちゃいましてね。
火曜日、シネマート新宿へ

劇場には「2017 冬の香港・中国エンターテイメント映画まつり」の記事の切り抜きがあったんですが、「ロスト・レジェンド」はなし…。
記事の切り抜き

昨日行ったら、チャウ・シンチー監督の関連商品が置かれてました。
チャウ・シンチー関連商品

翌日から「3週目プレゼント」がスタート予定だったりして。もう少し後に観れば良かったな… (`Δ´;) シッパイ
3週目プレゼント

でも、3作品観たので、プレスシートをゲットできたのは良かったです ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!
プレスをゲット


非常に面白かったですヨ (・∀・) イイネ! なんて言うんですかね、相変わらず喜怒哀楽が過剰というか。コテコテでしつこいギャグで楽しませながら、人間側の非道な行為(陰惨すぎてドン引きするレベル)で観客を恐ろしく哀しませたり怒らせたりしつつも、最終的には「良いもん観たなぁ (´∀`=) ホクホク」と喜びに包んで帰宅させる見事なエンタメ仕様。とにかくギャグ描写がツボに入って笑いまくったんですが(タコ兄が最高すぎ!)、「ドラゴン 怒りの鉄拳」のテーマをBGMに環境破壊映像を流すというオープニングから始まって、映画に込められた「自然を大事にしようね!(o^-')b ヤクソクダヨ!」要素にもグッときましてね…(しみじみ)。僕は映画で「良いメッセージ」を説教臭く伝えられるのが何よりも嫌いなんですけど、本作はそこら辺のバランスが素晴らしいと思ったり。


タコ兄を演じたのは「西遊記 はじまりのはじまり」で空虚王子役だったショウ・ルオ。全然違う人に見えました。
タコ兄(ショウ・ルオ)

この警察署のシーンは、しつこすぎて笑い死ぬかと思いましたよ… (ノω・、) アブナカッタ...
警察署の場面

ただ、ソナーで重傷を負った人魚などの描写はかなりグロかったりと、過剰なバランスなのです。
グロ描写もあります


役者さんたちも良かったですね〜。前出のタコ兄が素晴らしかったのはもちろんのこと、人魚のシャンシャンを演じたリン・ユンは本作がデビューの新人なんですが、まだ演技に若干のぎこちなさがあるところが逆に人魚っぽかった気がします。貧乏から這い上がった実業家リウ役のダン・チャオもカッコ良かったし、悪の投資家ルオラン役のキティ・チャンも憎々しくも哀れだったなぁと。その他、チャウ・シンチー映画の常連の人たちがチョイ役で出てくるのも愉快でした。一応、話を雑に書いておくと、「実業家リウが自然保護区域の青羅湾を埋め立てるためにイルカを追い払うソナーを仕掛けたせいで人魚族は半死半生になった→リウを暗殺するためにハニートラップとしてシャンシャンを差し向ける→恋に落ちる2人→嫉妬に狂ったルオランが人魚族を襲撃するもリウが身を挺して守る→リウは自然保護活動に力を入れるようになり、シャンシャンとずっと仲良く暮らしました 川´∀`)(´∀`) ウフフ」ってな調子でございます。


主演女優がブサイクメイクで登場するのは、他のチャウ・シンチー映画でも観た光景。
人魚のシャンシャン(リン・ユン)

「愛によってクズが改心する」という100回ぐらいは観たお話。この場面のチキン、旨そうだったなぁ。
実業家リウ(ダン・チャオ)

劇中で何度も歌われる「無敵」のMVを貼っておきますね↓




まぁ、文句なんてないんですが、あえて書くならば!(結局、書く文句) あんな破壊兵器みたいなソナーが許されるわけないだろうし、後半明らかになる「ルオランはずっと人魚を捜してた!」みたいな展開はあまりに急かつ乱暴だし(ゾッとして面白かったけど)、現実的に考えてあんな武力行使はあり得ないじゃないですか。って、そこら辺は「ある種の寓話だもの (´∀`) ユルシテネ」とか「香港映画だから (´∀`) シカタナイワ」といった具合にスルーするとしても、ずっと人魚を追っていたなら、もっと「対人魚装備」を用意してほしかった。クライマックス、どうやって人魚たちを捕獲するのかドキドキしていたら、「水中に向けて銃を撃っても威力はすぐなくなる」ということが明らかになっている昨今、まさか何の工夫もなく銃を水中に向かって撃つだけだった上に、そこそこ深く潜っている人魚たちがそれでやられちゃうからさ、ごめんなさい、非常にガッカリしました。


この銃乱射場面、「潜っていれば大丈夫だよ!」って人魚たちを心の中で励ましただけに、残念でした (´・ω・`) ガッカリ
水中に向かって乱射


あと、身も蓋もないんですが、やっぱり「人魚」が苦手でしてね…(遠い目)。ラスト、ルオランに撃たれて半死半生のリウがシャンシャンを海に返そうと運ぶ場面、感動の涙を流しながらも「魚部分はヌルヌルしそうだな… (´Д`;)」とか考えちゃったし、2人で幸せに暮らしているというオチも「セックスはどうしてるんだろう… (´Д`;)」なんて想像して微妙な気持ちになった…って、どうでも良い文章を書きました、すみません。


でも、NOKKOさんのこの歌は好き (´∀`=) ダイテ!


NOKKO "人魚 Mermaid" 投稿者 GO-GO-STALIN


ううむ、例によって駄文を書き散らかしちゃいましたけど(汗)、基本的には2回観に行くほど好きというか、死ぬほど笑いながらも感動させられましたYO ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! 人魚族がソナーの被害に遭ったり、襲撃されたりする場面は「イルカ追い込み漁」を意識しているのか、結構残酷に描いているんですが、基本的にはとても愉快なエンタメ作品なので、気になる人はぜひ観てくださいな。




チャウ・シンチー監督の前作。僕の感想はこんな感じ



人魚映画といえば思い出すロン・ハワード監督作。日曜洋画劇場とかで3回ぐらいは観た記憶。



若い人はこっちのイメージが強そう。いつの間にかトリロジーになっててビックリ。



「タコが活躍する」繋がりで。僕の感想はこんな感じ



本作の公開記念でリリースされるチャウ・シンチーのDVDコレクション。ちょっとほしいな…。









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