ドルフ・ラングレン ダブル・トリガー
ドルフ・ラングレン ダブル・トリガー [DVD]
原題:STASH HOUSE
2012/アメリカ 上映時間100分
監督・編集:エドゥアルド・ロドリゲス
製作:モシュ・ディアマント
製作総指揮:ドルフ・ラングレン、グレゴリー・ウォーカー、ボビー・ランゲロフ、コートニー・ソロモン
脚本:ゲイリー・スピネッリ
撮影:マシュー・アーヴィング
プロダクションデザイン:ミシェル・ジョーンズ
衣装デザイン:ジェニファー・カムラス
編集:ドン・アダムス
音楽:ルイス・アスカーニオ
出演:ドルフ・ラングレン、ブリアナ・エヴィガン、ジョン・ウエルタス、ショーン・ファリス
(あらすじ)
金持ちのデービッド(ショーン・ファリス)と結婚をした獣医のエマ(ブリアナ・エヴィガン)。彼らが購入したのは、まるで[小さな要塞]とも言えるような完璧な警備システムが完備された夢のような家だった。2人で初めての夜、ふとしたきっかけで、壁に隠された大量のコカインを発見してしまう。訳が分からぬまま警察へ通報しようと家から出た瞬間、警官に声をかけられる2人。あまりにもタイミングが良すぎる警官の登場を疑ったデービッドの考え通り、彼は偽警官で、仲間のスぺクター(ドルフ・ラングレン)と共にデービッドたちを殺しに来たのだった! 家の中に逃げ込み、完璧な警備システムで強盗に応戦する夫婦は、その家に隠された新たな秘密に気が付く! ! (以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
20点
今年からDVDの感想はまとめてアップするようにしているんですが、ドルフ・ラングレン主演作ということで、今回は独立した形で更新させていただきますね。ラングレンの映画がリリースされるということで、先日、予告編をチェックしてみたら、スゴく微妙なムードというか、“ラングレンが主役じゃない臭”がプンプン漂ってまして…。だから、まったく期待値を上げずに借りてきたんですけど、やっぱりつまらなかったです… ('A`) ガッカリ
まず、お話は「ラブラブ新婚夫婦が買った屋敷に悪党たちの重要なモノが隠されていたらしく、夫婦たちは最新の防犯対策が施された屋敷に籠城し、悪党たちはどうにかして侵入しようと試みる」という、雑な「パニック・ルーム」というか、楽しくない「ホーム・アローン」
というか。ラングレンは侵入しようとする悪党側で、決して主役ではないし、ジャケットに書いてあったように「どんな標的も、完璧に撃ち抜く」みたいな劇中設定もないし(ついでに書くと「ロシアの核弾頭」でもない)、そもそもタイトルの「ダブル・トリガー」の意味もよく分からない感じ(原題は「STASH HOUSE(兵器や物資が隠されている家)」)。ジャケットだけ見て借りちゃうと高確率で失望するような気がします。
アメリカのポスターの方が、映画の内容を上手く表してますな。
じゃあ、そういうストーリーを踏まえて観れば面白いのかと言えば…これまた超微妙 (´・ω・`) ウーン 冒頭、男が教会で自殺する場面は緊迫感があって悪くなかったけど、仕事中のエマを旦那のデービッドがサスペンス演出で驚かすくだりがマジで不要すぎて、ちょっと不安になりまして。話が進めば進むほど、その不安は正しかったことが証明されていくというね…。
つーか、設定がデタラメな上に、登場人物たちの行動がバカバカしすぎるから、全然真剣に見られなくて。例えば、ラングレン演じるスペクターとニセ警官のレイ(ジョン・ウエルタス)が「なぜ屋敷に入ろうとしていたか?」って、この映画の超重要なポイントじゃないですか。その理由は映画の後半で明かされるんですが、「実はもともと犯罪組織が使っていた屋敷で、中に政府の麻薬取締りの責任者が監禁されていた→そいつを人質にして、服役中の仲間を釈放させるためだった」と。
まぁ、百歩譲ってそこには突っ込まないとしても、じゃあ、「なんで彼らが屋敷に入れなくなったのか?」を整理してみると、「その屋敷の管理を任せていた男が“罪の意識”を感じて自殺→なぜか屋敷が銀行に流れてしまい、組織の人間は入れなくなった」ってことでして…。「政府の役人を誘拐して監禁した場所を銀行に担保として取られてしまい、人質を出せなくなった」なんて、そんなバカな犯罪組織があります? あらゆる角度から不自然というか、これにゴーサインを出す人間がいること自体がフィクションに感じちゃうレベルのダメ設定じゃないですか…。
で、登場人物たちも全然魅力的じゃないというか、バカっぽくて…。特にラングレン目当てで観ている僕的には、中盤、彼が屋敷に潜入したにもかかわらず、奧さんにスキを突かれて屋外に叩き出される場面とか、切なくて仕方がなかったです。劇中で繰り広げられるアクションも大したことないしさぁ。どんなにグダグダな映画でも、光るところが少しでもあれば救われるんですけど、全然良いところがないので結構キツかったです。
オチを書いておくと、結局、屋敷に警察が押しかけたので、ラングレンが奧さんを人質にとって旦那を犯人に仕立て上げようとしたりして、あーだこーだ揉めた挙げ句、ラングレンは射殺されまして。奧さんが搬送される瀕死の旦那(腹部を撃たれてる)に駆け寄ってイチャついて終わるんですけど…。このラストも、どう考えても夫はかなり重傷なのに「待って、私の夫よ!ヽ川`Д´)ノ」ってわざわざ引き留めてグダグダするから、「さっさと病院に運ばないと死ぬだろ、バカ ( ゚д゚)、ペッ」って超イライラしましたよ。
ということで、乱暴な文章になっちゃいましたけど、非常に残念な映画でした。強いて1つ褒めるとするなら、最近の定番だった“電波巨人”ではなく、ストレートな悪党を演じたラングレンは新鮮だったので、「ラングレンが出てれば何でも良し! (o^-')b」という人は楽しめるカモ (・ε・) オシマイ
この映画でもラングレンは主役じゃないけど、なかなか頑張ってました。僕の感想はこんな感じ。
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トリガー繋がりで。ちょっと興味あります (///∇//) ウフフ
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どうしても貼りたかったんです、すみません…。
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