We Love Television?
![We Love Television?]()
2017/日本 上映時間110分
監督・企画・構成:土屋敏男
製作:今村司
エグゼクティブプロデューサー:伊藤響
プロデューサー:齋藤政憲
技術コーディネーター:鴇田晴海
編集:木村恵子
主題歌:岡村靖幸
監督助手:山崎恵美子
アートディレクター:布村順一
フォトグラファー:ワタナベアニ
アシスタントプロデューサー:片山暁穂
出演:萩本欽一、田中美佐子、河本準一、タカガキ、稲葉友、和田彩花、瀬川凛、高須光聖、猪子寿之、ガダルカナル・タカ、肥後克広、寺門ジモン、上島竜兵、東野幸治、田村淳、黒沢かずこ、大島美幸、西山浩司
パンフレット:なし
(あらすじ)
ある日、萩本の自宅を訪れた土屋が「視聴率30%超えの番組を作りましょう」と萩本に提案する。そこから、かつて出演する番組の一週間の合計視聴率の高さから「視聴率100%男」の異名をとった萩本と、萩本を敬愛する土屋による新たな番組作りがスタートする。演者との顔合わせ、番組構成スタッフとの打ち合わせなどを精力的にこなしていく76歳の萩本欽一。笑いを追求し続け、新しい要素を取り入れ、関わる人々の熱量を最大限に引き出していく萩本欽一独自のテレビ作りの奥義、萩本欽一の真の姿が土屋のカメラによって記録されていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※本作については、宇多丸師匠のオープニングトークと「映画のあとにも人生はつづく」さんの記事を読めば十分じゃないかな。
萩本欽一さん=欽ちゃんと言えば、現在45歳の僕が子どもだったころは絶大な人気だったものの、徐々にゴールデンタイムから姿を消していった…って印象(こちらの記事を読んでみてくださいな)。正直、「爆笑問題が語る欽ちゃん」みたいな話は好きだけど、基本的にはすっかり興味がないから、スルー予定だったんですが…。11月下旬、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」のオープニングトークにて、宇多丸師匠が本作のことを絶賛していたので、急遽観ることに決定。放送の翌週、ヒューマントラストシネマ渋谷で観て来ました。「欽ちゃん、スゲェな… (`Δ´;) ヌゥ」と思ったり。
劇場はシアター2。タマフルの番組構成作家・古川耕さんとお会いしてビックリしました。
![シアター2]()
劇場の人の手描き映画紹介はこんな感じ。
![劇場の人のレビュー]()
上映後、欽ちゃんと土屋敏男監督のサインが飾ってありましたよ。
![欽ちゃんと土屋さんのサイン]()
2011年の某日の夜、土屋敏男監督が70歳の欽ちゃんにアポなしで突撃して、「視聴率30%超えの番組を作りましょう」と提案。2011年7月22日放送の「欽ちゃん!30%番組をもう一度作りましょう(仮)」までの歩みと、放送後が少しだけ描かれる…といった内容なんですが、とにかく面白かった!ヽ(`Д´)ノ 「モノを作る欽ちゃん」はテレビに出ている時とは違う魅力があって、その佇まいや言葉にグイグイ惹きつけられるんですよ。しかも、盟友・坂上二郎さんが亡くなったり、東日本大震災があったりしただけでなく。番組収録の2日前に田中美佐子さんが降板するという深刻なトラブルに見舞われる中、何とか収録したメイン企画「新欽グshow」がまた最高でね…(しみじみ)。スゲー笑いながら観たし、次長課長の河本さんの才能と頑張りには感動したし、僕はあまりテレビを観ない&情報にも疎いので、「これは30パーセント、獲ったカナー (´∀`=) ウフフ」なんて呑気に思ったりしたほどだったのです。
土屋敏男監督が「進め!電波少年」的なムードで“アポなし突撃”をして映画はスタート。
![アポなし突撃]()
田中美佐子さんの突然の降板で大変な状況になったりするのです。
![田中美佐子さん]()
本作で株が超上がった河本準一さん。褒められて泣くシーンもグッときましたよ (ノω・、) ガンバッタネー
![河本準一さん]()
まぁ、現実では8.3パーセントだったワケですが…。エンドクレジット、街を歩いて行く欽ちゃんの映像とともに岡村靖幸さんが歌う主題歌「忘らんないよ」
が流れていて、最後に駒澤大学に入学したことがわかって感動的に終わる…と思いきや! 2017年、「欽ちゃんのアドリブで笑(ショー)」なんて番組を収録している様子が映りまして。脱水症状になって救急車で緊急搬送されたにもかかわらず、翌日も収録に出るんだから、「スゲェ77歳だな… (`Δ´;) ヌゥ」と。一時代を築いた(そして今もまだ諦めていない)人の凄まじさを見せつけられた気分でしたよ。
欽ちゃんが大学に通うシーンで終わるのかと思ったら…。
![街を歩く欽ちゃん]()
今年、こんな状況に陥ってたことが明らかになるから、ビックリなのです。
![緊急搬送]()
一応、岡村靖幸さんによる主題歌「忘らんないよ」
を貼っておきますね↓ PVもいいね!
ハッキリ言って、テレビ番組の制作なんてやったこともなければ興味もないんですが、欽ちゃんほどの人が今もそのレースから降りずに現役を続けているってのは、それだけ魅力がある世界なんだろうなと。いや、「モノを作る」というのは、ジャンルは違っても、何歳になっても“より高見”を目指し続けるものなのかもしれませんな(ジョージ・ミラーも70歳で「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
を撮ったワケですし)。そりゃあ欽ちゃん級の人間力を身につけるのは無理だとしても、僕も僕なりにその姿勢を見習いたいと強く思いましたよ。手始めに、今度のタマフル出演では脱水症状を目指そうかな…(間違った受け取り方)。
って、褒めまくってますが、1点だけ大嫌いな場面がありまして。「欽ちゃんが熱湯風呂に入れられそうになってキレる→ドッキリでした」というシーンなんですけど、こういう「パワーバランスが上の人間がキレた振りをするギャグ」って面白いですかね? 前にも他のバラエティ番組で大物芸人がADにやったりしたのを観たことがあるんですが、そもそも学生時代、不良が自分より立場の弱い奴によくやるのを見たし、僕もされたことがあるし、本当に苦手なんですよ。ただ、こんな風に欽ちゃんの映画でスムースに実施されたりするってのは、このギャグが好きな人って結構多いのかなぁ…なんて思ったりもした次第 (・ω・;) ウーン
このドッキリ、1ミリも面白くなかったのは、僕に問題があるのかしらん。
![ドッキリでした]()
何はともあれ、トータルすると観に行って良かったです (・∀・) ヨカッタ! もう都内では劇場公開が終わっちゃったみたいですが、地域によってはまだ上映する映画館もあるので、気になる人はマジ観ておくと良いザンス。
映画の公開に合わせて発売された書籍。ちょっと読んでみたいかも。
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岡村靖幸さんが歌う主題歌。このCDのカップリングに入ってますが、デジタル盤
もあります。
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2017/日本 上映時間110分
監督・企画・構成:土屋敏男
製作:今村司
エグゼクティブプロデューサー:伊藤響
プロデューサー:齋藤政憲
技術コーディネーター:鴇田晴海
編集:木村恵子
主題歌:岡村靖幸
監督助手:山崎恵美子
アートディレクター:布村順一
フォトグラファー:ワタナベアニ
アシスタントプロデューサー:片山暁穂
出演:萩本欽一、田中美佐子、河本準一、タカガキ、稲葉友、和田彩花、瀬川凛、高須光聖、猪子寿之、ガダルカナル・タカ、肥後克広、寺門ジモン、上島竜兵、東野幸治、田村淳、黒沢かずこ、大島美幸、西山浩司
パンフレット:なし
(あらすじ)
ある日、萩本の自宅を訪れた土屋が「視聴率30%超えの番組を作りましょう」と萩本に提案する。そこから、かつて出演する番組の一週間の合計視聴率の高さから「視聴率100%男」の異名をとった萩本と、萩本を敬愛する土屋による新たな番組作りがスタートする。演者との顔合わせ、番組構成スタッフとの打ち合わせなどを精力的にこなしていく76歳の萩本欽一。笑いを追求し続け、新しい要素を取り入れ、関わる人々の熱量を最大限に引き出していく萩本欽一独自のテレビ作りの奥義、萩本欽一の真の姿が土屋のカメラによって記録されていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※本作については、宇多丸師匠のオープニングトークと「映画のあとにも人生はつづく」さんの記事を読めば十分じゃないかな。
萩本欽一さん=欽ちゃんと言えば、現在45歳の僕が子どもだったころは絶大な人気だったものの、徐々にゴールデンタイムから姿を消していった…って印象(こちらの記事を読んでみてくださいな)。正直、「爆笑問題が語る欽ちゃん」みたいな話は好きだけど、基本的にはすっかり興味がないから、スルー予定だったんですが…。11月下旬、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」のオープニングトークにて、宇多丸師匠が本作のことを絶賛していたので、急遽観ることに決定。放送の翌週、ヒューマントラストシネマ渋谷で観て来ました。「欽ちゃん、スゲェな… (`Δ´;) ヌゥ」と思ったり。
劇場はシアター2。タマフルの番組構成作家・古川耕さんとお会いしてビックリしました。

劇場の人の手描き映画紹介はこんな感じ。

上映後、欽ちゃんと土屋敏男監督のサインが飾ってありましたよ。

2011年の某日の夜、土屋敏男監督が70歳の欽ちゃんにアポなしで突撃して、「視聴率30%超えの番組を作りましょう」と提案。2011年7月22日放送の「欽ちゃん!30%番組をもう一度作りましょう(仮)」までの歩みと、放送後が少しだけ描かれる…といった内容なんですが、とにかく面白かった!ヽ(`Д´)ノ 「モノを作る欽ちゃん」はテレビに出ている時とは違う魅力があって、その佇まいや言葉にグイグイ惹きつけられるんですよ。しかも、盟友・坂上二郎さんが亡くなったり、東日本大震災があったりしただけでなく。番組収録の2日前に田中美佐子さんが降板するという深刻なトラブルに見舞われる中、何とか収録したメイン企画「新欽グshow」がまた最高でね…(しみじみ)。スゲー笑いながら観たし、次長課長の河本さんの才能と頑張りには感動したし、僕はあまりテレビを観ない&情報にも疎いので、「これは30パーセント、獲ったカナー (´∀`=) ウフフ」なんて呑気に思ったりしたほどだったのです。
土屋敏男監督が「進め!電波少年」的なムードで“アポなし突撃”をして映画はスタート。

田中美佐子さんの突然の降板で大変な状況になったりするのです。

本作で株が超上がった河本準一さん。褒められて泣くシーンもグッときましたよ (ノω・、) ガンバッタネー

まぁ、現実では8.3パーセントだったワケですが…。エンドクレジット、街を歩いて行く欽ちゃんの映像とともに岡村靖幸さんが歌う主題歌「忘らんないよ」
欽ちゃんが大学に通うシーンで終わるのかと思ったら…。

今年、こんな状況に陥ってたことが明らかになるから、ビックリなのです。

一応、岡村靖幸さんによる主題歌「忘らんないよ」
ハッキリ言って、テレビ番組の制作なんてやったこともなければ興味もないんですが、欽ちゃんほどの人が今もそのレースから降りずに現役を続けているってのは、それだけ魅力がある世界なんだろうなと。いや、「モノを作る」というのは、ジャンルは違っても、何歳になっても“より高見”を目指し続けるものなのかもしれませんな(ジョージ・ミラーも70歳で「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
って、褒めまくってますが、1点だけ大嫌いな場面がありまして。「欽ちゃんが熱湯風呂に入れられそうになってキレる→ドッキリでした」というシーンなんですけど、こういう「パワーバランスが上の人間がキレた振りをするギャグ」って面白いですかね? 前にも他のバラエティ番組で大物芸人がADにやったりしたのを観たことがあるんですが、そもそも学生時代、不良が自分より立場の弱い奴によくやるのを見たし、僕もされたことがあるし、本当に苦手なんですよ。ただ、こんな風に欽ちゃんの映画でスムースに実施されたりするってのは、このギャグが好きな人って結構多いのかなぁ…なんて思ったりもした次第 (・ω・;) ウーン
このドッキリ、1ミリも面白くなかったのは、僕に問題があるのかしらん。

何はともあれ、トータルすると観に行って良かったです (・∀・) ヨカッタ! もう都内では劇場公開が終わっちゃったみたいですが、地域によってはまだ上映する映画館もあるので、気になる人はマジ観ておくと良いザンス。
映画の公開に合わせて発売された書籍。ちょっと読んでみたいかも。
岡村靖幸さんが歌う主題歌。このCDのカップリングに入ってますが、デジタル盤