スリー・ビルボード
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原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
2017/イギリス 上映時間116分
監督・製作・脚本:マーティン・マクドナー
製作:グレアム・ブロードベント、ピーター・チャーニン
製作総指揮:バーゲン・スワンソン、ダーモット・マキヨン、ローズ・ガーネット、デビッド・コッシ、ダニエル・バトセック
撮影:ベン・デイビス
美術:インバル・ワインバーグ
衣装:メリッサ・トス
編集:ジョン・グレゴリー
音楽:カーター・バーウェル
出演:フランシス・マクドーマンド、ウッディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、アビー・コーニッシュ、ジョン・ホークス、ピーター・ディンクレイジ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ケリー・コンドン、ルーカス・ヘッジズ、ジェリコ・イバネク、クラーク・ピータース、キャスリン・ニュートン、アマンダ・ウォーレン、ダレル・ブリット=ギブソン、サンディ・マーティン、サマラ・ウィービング
パンフレット:★★★★☆(820円/コラムが充実している、素敵なパンフシリーズ)
(あらすじ)
米ミズーリ州の片田舎の町で、何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドが、犯人を逮捕できない警察に業を煮やし、解決しない事件への抗議のために町はずれに巨大な広告看板を設置する。それを快く思わない警察や住民とミルドレッドの間には埋まらない溝が生まれ、いさかいが絶えなくなる。そして事態は思わぬ方向へと転がっていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
90点
※本作については、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの映画紹介や、菊地成孔さんの批評などを読むと良いです。
※今回の感想は、「フィフス・エレメント」
や「インターステラー」
のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけて!
ごめんなさい、スゲー関係ない文章を書きますね。「スリー・ビルボード」って、なんか「ジョジョ」のスタンド名っぽくないですかね?
億泰「おい、あんなところに看板なんかあったっけ? (゚Д゚) オイオイ」
仗助「バカ、あんな“迷った奴かボンクラしか通らない道路”に看板を出す奴がいるかよ…って、確かに看板があるなぁ ( ゚д゚) ホントダ」
億泰「あれ、なんかオレたちの体がねじれているような…?(`Δ´;) ゴゴゴゴゴ」
仗助「うぉぉぉ、これはスタンド攻撃!?Σ(゚д゚;) ドドドドド」
康一「仗助くん、億泰くん、看板を見ちゃダメだぁーッ!(´Д`;) バァーン!」
敵「ククク…すでにお前らは看板を2枚見た。3枚目を見ればオレの勝ちだッ!m9`∀´) ビシッ」
ってな感じ、こんな感じ? まぁ、「だからなんだよ ( ゚д゚)、ペッ」と言われたらグウの音も出ないワケですが(苦笑)、とりあえず思いついたので安直に書いてみた次第 (・ε・) グゥ 何はともあれ、本作については、映画館で予告編を観た時、悪態をつくフランシス・マクドーマンドが面白かったので、気になりまして(キャラは違うけど「ファーゴ」
のマージを連想したのは僕だけじゃないハズ)。公開された2月1日=映画の日、TOHOシネマズ新宿にて鑑賞いたしました(その後、「ジオストーム」をハシゴしてから、横浜に移動して「セントラル・インテリジェンス」を観た)。「愛なんだ ( ;∀;) イイハナシダナー」と思ったり。
9番スクリーン、話題作&映画の日ということで、満席に近かった記憶。
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鑑賞後、パンフで町山智浩さんが触れていたフラナリー・オコナーの短編集
を買ったけど、2冊で2800円+税というね… (`Δ´;) ゴゴゴゴゴ
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例によって、若干のウソを交えながら雑にストーリーを書いておくと、舞台はアメリカ・ミズーリ州のエビング(架空の田舎町)。7ヵ月前、何者かに愛する娘アンジェラをレイプ→焼き殺された“怒れる母親”ミルドレッドが、“迷った奴かボンクラしか通らない道路”にある“3枚の看板”に広告を出稿するんですけれども。それが、1枚目「レイプされて死亡」→2枚目「犯人逮捕はまだ?」→3枚目「なぜ? ウィロビー署長」という内容でしてね。「アンジェラの事件は証拠が乏しくて捜査のしようがない」だけでなく、ウィロビー署長は人格者として町のみんなに好かれていた上に、末期ガンで余命わずかだったため、ミルドレッドの元には「あの看板をやめろ!(`Д´) コロスゾ!」といった脅しが殺到。中でも、署長を慕う差別主義者のクズ警官ディクソンは、看板の権利を持つ広告代理店のレッドを脅したり、ミルドレッドの雑貨店で働くデニスを逮捕したりと、アグレッシ部な嫌がらせをしてくるのです。
ミルドレッドは、3枚の看板に警察署長へのメッセージを載せまして。
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署長の抗議にも聞く耳を持たないのです。
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署長に「LOVEずっきゅん」の差別警官ディクソンは積極的に嫌がらせをしてきましてね。
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さらに、署長のファンである歯医者も嫌がらせをしてきたので返り討ちにしたり…。
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息子と同じ学校に通う若者たちも返り討ちにしたりしてました。強いね〜。
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で、「あーだ!ヘ(゚∀゚*)ノ」「こーだ!ヽ(`Д´)ノ」「そーだ!m9`Д´) ビシッ」と揉めているうちに、ウィロビー署長が家族と“幸せで美しい1日”を過ごした後、妻の介護疲れを心配して前向きに自殺しちゃうから、さぁ大変。「あの看板のせいだ!」と激昂したディクソンは代理店に乗り込んでレッドを見事なワンカット長回しで血祭りにあげると、警察をクビになるというね (´∀`) ソリャソーダ そんな中、看板が何者かに燃やされたので、「ディクソンのせいだ!川`Д´) ファック!」と激怒したミルドレッドは、報復として警察署を火炎瓶で襲撃するんですが、しかし。なんと無人だと思っていた署内ではディクソンが“ウィロビー署長からの手紙”を読んでいて、「君はイイ人間だよ (´∀`) イインダヨ」「警察官に必要なのは愛だよ (´∀`) イインダヨ」なんて文章で改心していたので、大火傷を負いながらも“アンジェラの事件ファイル”を必死に守るのでした(それをミルドレッドも目撃する)。
看板を燃やされて怒ったミルドレッドは火炎瓶で警察署を燃やしちゃうからドン引きですよ (・ω・;) ウーン
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そして、ディクソンが火だるまになりつつも「アンジェラの資料」を守ったのを目撃するというね。
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さらに、ディクソンは入院先で“自分が半殺しにしたレッド”から“赦しのオレンジジュース”をもらうことで(全米が号泣!)、“愛を知った正義のビジランテ”バーニング・ディクソンが誕生!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ! バーでレイプ自慢するクズがいたので、体を張ってDNAを摂取したりしてみたら、残念ながら犯人じゃなかったりしたものの、そんな彼の行動にミルドレッドもほだされて。というか、よくよく考えてみれば、そのクズ野郎が誰かをレイプ後に焼き殺したのは間違いないため(イラクで蛮行を働いたっぽい
)、ディクソンったら「今からそいつを、これからそいつを殺しに行こうか?」とミルドレッドに持ちかけて、2人でアイダホを目指してYAH YAH YAHだったよ、確か(唐突に投げやりな着地)。
看板を燃やしたのは、元夫(DV野郎)の仕業でした。
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最終的には、対立していたこの2人がわかり合ってましたよ。
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ハッキリ言って、監督が“「セブン・サイコパス」
を撮ったマーティン・マクドナー”と聞いた時は、ごめんなさい、そんなに期待できないと思ったんですが、実際に観てみれば、スゲー良い映画でビックリしました(パンフの長塚圭史さんのコラムで知ったんですけど、もともとは劇作家として知られていた人だそうな)。容赦のない暴力とユーモアが上手く混在するあたりは、コーエン兄弟監督作っぽいと思ったんですが、彼らの映画よりも“人間的な温かみ”が伝わってきた印象。もうね、登場人物たちの台詞はウィットに富んでいるし、役者さんたちの演技も素晴らしいし、話の展開は読めないしと、本当に面白かったです。
主演の3人の演技はもちろんのこと、レッド役のケイレブ・ランドリー・ジョーンズも最高でしたな。
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僕的に本作が伝えたかったことは「怒りを溶かすのは愛」ということだと思ってましてね。本作では、ミルドレッドとディクソンが怒りまくっているワケですが、結局のところ、ミルドレッドは「事件当日に娘をなじってしまった自分」(犯罪を憎む気持ちも当然ありますがー)、ディクソンは「ゲイという自分」に一番イラ立っていて、そのことを認められないから、他に当たり散らしている…ってのは、例えばネットで差別発言とかしている人にも当てはまることであって。そういう「どうしようもない怒り」を溶かせるのって、決して「攻撃」ではないんですよね、たぶん。
ちょっと善人すぎるとは思いましたが(汗)、ウッディ・ハレルソン演じる警察署長のミルドレッドやディクソンに対する態度は、夜回り先生のように優しくてね…。「スクール☆ウォーズ」
の藤山洋一先生の言葉「信じ、待ち、許すこと」も連想しちゃって、思わず土手を歩くウッディ・ハレルソンのもとに「先生!ヽ(TДT)ノ」と駆け寄りたくなったほど(なんだこれ)。そりゃあ、世の中にはどうしようもないクズもいるんですけど、だがしかし、それでも世界を良くするのは、5番目のエレメント
であり、5次元を構成する要素
でもある、「愛」なんじゃないか。辛い時でも愛なんだ。できる何かが愛なんだ。電波気味な僕は本作のメッセージをそんな風に脳で受信してね、とても好きな映画になりましたよ。
ということで、玉置浩二さんバージョンを貼っておきますね↓
あと、あらためて気をつけたいと思ったのが、ケンカ別れ。僕は幼少時に「漂流教室」
を読んで以来、「もしもこの後、ケンカした相手と一生会えなくなったらーー?」と考えることによって、大抵の怒りが鎮火できるというメソッドを確立していましてね ( ̄ー ̄) ニヤッ そのおかげで奥さんとの結婚生活も無事14年目に突入しているワケですけど(苦笑)、本作の「娘と激しいケンカ別れをしてしまったミルドレッド」を観ることで、あらためて気が引き締まったというか。つーか、ややもすると、ミルドレッドが「漂流教室」
を読んでいれば、あの悲劇は防げたのかもしれませんな…(フィクションが混同した文章)。
ちょっとしたボタンの掛け違いから、母を罵る翔!(「漂流教室」より)
![母を罵る翔]()
売り言葉に買い言葉で、つい「帰ってくるな!」なんて言ってしまう母・恵美子!
![もう2度と帰ってくるな!]()
ところがその直後、永遠に会えないことになり、恵美子ったら海より深く猛省するのでした… (ノω・、) カワイソウ
![わたしがいけなかった!]()
その他、「ダメっぽく見えたレッドや元夫の再婚相手、小人のジェームズらが気高さや賢さを見せるのが良かった」など、まだ書きたいことはあるんですが、すみません、自分でも何を書いているのかよくわからなくなってきたので、割愛! 最近の傾向として、反差別的なメッセージを込めた映画が増えている気がするんですけど、僕は本作が一番好きでしたヨ (´∀`) ウフフ ところどころ笑える上に、いろいろと考えさせられるので、気になった人はぜひ劇場で観てみてくださいな。おしまい。
マーティン・マクドナー監督作。僕の感想はこんな感じ。
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デジタル盤のサントラ。国内盤
もあります。
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劇中でレッドが読んでいた「善人はなかなかいない」が収録された短編集。サッパリでした (´∀`;) エヘヘ
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原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
2017/イギリス 上映時間116分
監督・製作・脚本:マーティン・マクドナー
製作:グレアム・ブロードベント、ピーター・チャーニン
製作総指揮:バーゲン・スワンソン、ダーモット・マキヨン、ローズ・ガーネット、デビッド・コッシ、ダニエル・バトセック
撮影:ベン・デイビス
美術:インバル・ワインバーグ
衣装:メリッサ・トス
編集:ジョン・グレゴリー
音楽:カーター・バーウェル
出演:フランシス・マクドーマンド、ウッディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、アビー・コーニッシュ、ジョン・ホークス、ピーター・ディンクレイジ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ケリー・コンドン、ルーカス・ヘッジズ、ジェリコ・イバネク、クラーク・ピータース、キャスリン・ニュートン、アマンダ・ウォーレン、ダレル・ブリット=ギブソン、サンディ・マーティン、サマラ・ウィービング
パンフレット:★★★★☆(820円/コラムが充実している、素敵なパンフシリーズ)
(あらすじ)
米ミズーリ州の片田舎の町で、何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドが、犯人を逮捕できない警察に業を煮やし、解決しない事件への抗議のために町はずれに巨大な広告看板を設置する。それを快く思わない警察や住民とミルドレッドの間には埋まらない溝が生まれ、いさかいが絶えなくなる。そして事態は思わぬ方向へと転がっていく。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
90点
※本作については、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの映画紹介や、菊地成孔さんの批評などを読むと良いです。
※今回の感想は、「フィフス・エレメント」
ごめんなさい、スゲー関係ない文章を書きますね。「スリー・ビルボード」って、なんか「ジョジョ」のスタンド名っぽくないですかね?
億泰「おい、あんなところに看板なんかあったっけ? (゚Д゚) オイオイ」
仗助「バカ、あんな“迷った奴かボンクラしか通らない道路”に看板を出す奴がいるかよ…って、確かに看板があるなぁ ( ゚д゚) ホントダ」
億泰「あれ、なんかオレたちの体がねじれているような…?(`Δ´;) ゴゴゴゴゴ」
仗助「うぉぉぉ、これはスタンド攻撃!?Σ(゚д゚;) ドドドドド」
康一「仗助くん、億泰くん、看板を見ちゃダメだぁーッ!(´Д`;) バァーン!」
敵「ククク…すでにお前らは看板を2枚見た。3枚目を見ればオレの勝ちだッ!m9`∀´) ビシッ」
ってな感じ、こんな感じ? まぁ、「だからなんだよ ( ゚д゚)、ペッ」と言われたらグウの音も出ないワケですが(苦笑)、とりあえず思いついたので安直に書いてみた次第 (・ε・) グゥ 何はともあれ、本作については、映画館で予告編を観た時、悪態をつくフランシス・マクドーマンドが面白かったので、気になりまして(キャラは違うけど「ファーゴ」
9番スクリーン、話題作&映画の日ということで、満席に近かった記憶。

鑑賞後、パンフで町山智浩さんが触れていたフラナリー・オコナーの短編集

例によって、若干のウソを交えながら雑にストーリーを書いておくと、舞台はアメリカ・ミズーリ州のエビング(架空の田舎町)。7ヵ月前、何者かに愛する娘アンジェラをレイプ→焼き殺された“怒れる母親”ミルドレッドが、“迷った奴かボンクラしか通らない道路”にある“3枚の看板”に広告を出稿するんですけれども。それが、1枚目「レイプされて死亡」→2枚目「犯人逮捕はまだ?」→3枚目「なぜ? ウィロビー署長」という内容でしてね。「アンジェラの事件は証拠が乏しくて捜査のしようがない」だけでなく、ウィロビー署長は人格者として町のみんなに好かれていた上に、末期ガンで余命わずかだったため、ミルドレッドの元には「あの看板をやめろ!(`Д´) コロスゾ!」といった脅しが殺到。中でも、署長を慕う差別主義者のクズ警官ディクソンは、看板の権利を持つ広告代理店のレッドを脅したり、ミルドレッドの雑貨店で働くデニスを逮捕したりと、アグレッシ部な嫌がらせをしてくるのです。
ミルドレッドは、3枚の看板に警察署長へのメッセージを載せまして。

署長の抗議にも聞く耳を持たないのです。

署長に「LOVEずっきゅん」の差別警官ディクソンは積極的に嫌がらせをしてきましてね。

さらに、署長のファンである歯医者も嫌がらせをしてきたので返り討ちにしたり…。

息子と同じ学校に通う若者たちも返り討ちにしたりしてました。強いね〜。

で、「あーだ!ヘ(゚∀゚*)ノ」「こーだ!ヽ(`Д´)ノ」「そーだ!m9`Д´) ビシッ」と揉めているうちに、ウィロビー署長が家族と“幸せで美しい1日”を過ごした後、妻の介護疲れを心配して前向きに自殺しちゃうから、さぁ大変。「あの看板のせいだ!」と激昂したディクソンは代理店に乗り込んでレッドを見事なワンカット長回しで血祭りにあげると、警察をクビになるというね (´∀`) ソリャソーダ そんな中、看板が何者かに燃やされたので、「ディクソンのせいだ!川`Д´) ファック!」と激怒したミルドレッドは、報復として警察署を火炎瓶で襲撃するんですが、しかし。なんと無人だと思っていた署内ではディクソンが“ウィロビー署長からの手紙”を読んでいて、「君はイイ人間だよ (´∀`) イインダヨ」「警察官に必要なのは愛だよ (´∀`) イインダヨ」なんて文章で改心していたので、大火傷を負いながらも“アンジェラの事件ファイル”を必死に守るのでした(それをミルドレッドも目撃する)。
看板を燃やされて怒ったミルドレッドは火炎瓶で警察署を燃やしちゃうからドン引きですよ (・ω・;) ウーン

そして、ディクソンが火だるまになりつつも「アンジェラの資料」を守ったのを目撃するというね。

さらに、ディクソンは入院先で“自分が半殺しにしたレッド”から“赦しのオレンジジュース”をもらうことで(全米が号泣!)、“愛を知った正義のビジランテ”バーニング・ディクソンが誕生!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ! バーでレイプ自慢するクズがいたので、体を張ってDNAを摂取したりしてみたら、残念ながら犯人じゃなかったりしたものの、そんな彼の行動にミルドレッドもほだされて。というか、よくよく考えてみれば、そのクズ野郎が誰かをレイプ後に焼き殺したのは間違いないため(イラクで蛮行を働いたっぽい
看板を燃やしたのは、元夫(DV野郎)の仕業でした。

最終的には、対立していたこの2人がわかり合ってましたよ。

ハッキリ言って、監督が“「セブン・サイコパス」
主演の3人の演技はもちろんのこと、レッド役のケイレブ・ランドリー・ジョーンズも最高でしたな。

僕的に本作が伝えたかったことは「怒りを溶かすのは愛」ということだと思ってましてね。本作では、ミルドレッドとディクソンが怒りまくっているワケですが、結局のところ、ミルドレッドは「事件当日に娘をなじってしまった自分」(犯罪を憎む気持ちも当然ありますがー)、ディクソンは「ゲイという自分」に一番イラ立っていて、そのことを認められないから、他に当たり散らしている…ってのは、例えばネットで差別発言とかしている人にも当てはまることであって。そういう「どうしようもない怒り」を溶かせるのって、決して「攻撃」ではないんですよね、たぶん。
ちょっと善人すぎるとは思いましたが(汗)、ウッディ・ハレルソン演じる警察署長のミルドレッドやディクソンに対する態度は、夜回り先生のように優しくてね…。「スクール☆ウォーズ」
ということで、玉置浩二さんバージョンを貼っておきますね↓
あと、あらためて気をつけたいと思ったのが、ケンカ別れ。僕は幼少時に「漂流教室」
ちょっとしたボタンの掛け違いから、母を罵る翔!(「漂流教室」より)

売り言葉に買い言葉で、つい「帰ってくるな!」なんて言ってしまう母・恵美子!

ところがその直後、永遠に会えないことになり、恵美子ったら海より深く猛省するのでした… (ノω・、) カワイソウ

その他、「ダメっぽく見えたレッドや元夫の再婚相手、小人のジェームズらが気高さや賢さを見せるのが良かった」など、まだ書きたいことはあるんですが、すみません、自分でも何を書いているのかよくわからなくなってきたので、割愛! 最近の傾向として、反差別的なメッセージを込めた映画が増えている気がするんですけど、僕は本作が一番好きでしたヨ (´∀`) ウフフ ところどころ笑える上に、いろいろと考えさせられるので、気になった人はぜひ劇場で観てみてくださいな。おしまい。
マーティン・マクドナー監督作。僕の感想はこんな感じ。
デジタル盤のサントラ。国内盤
劇中でレッドが読んでいた「善人はなかなかいない」が収録された短編集。サッパリでした (´∀`;) エヘヘ