※今回の記事は、「探偵はBARにいる」、「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」
、「覇王~凶血の連鎖~Ⅲ」
、「覇王~凶血の連鎖~Ⅳ」
、「覇王~群狼の血脈~Ⅴ」
、「妹の体温」
、「闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ」
のネタバレに触れているので、気をつけて!
すっかり月末になっちゃいましたが(汗)、毎月の恒例として「1月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓
<1本目>
探偵はBARにいる
(あらすじ)
札幌・ススキノ。この街の裏も表も知り尽くした探偵(大泉洋)は、いつものように行きつけのBARで相棒兼運転手の高田(松田龍平)と酒を飲み、オセロに興じていた。そこへ“コンドウキョウコ”と名乗る女から電話が……。職業柄、危険の匂いには敏感なはずが、簡単な依頼だと思い引き受け、翌日実行。だがその直後に拉致され、雪に埋められ、半殺しの目に遭ってしまう。怒りが収まらぬ探偵の元に、再び“コンドウキョウコ”から電話が入る。その依頼を渋々こなし、自力での報復に動き出した探偵と高田は、知らず知らずのうちに事態の核心に触れていく。その過程で浮かび上がる沙織(小雪)という謎の美女と大物実業家・霧島(西田敏行)の存在。そして、探偵は4つの殺人事件にぶつかる……。果たして“コンドウキョウコ”は何を目論んでいるのか。事件と事件のつながりは何なのか……。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
70点
詳細については「探偵はBARにいる3」の感想を読んでいただくとして(手抜き)、惰性でずっと金を払い続けているNetflixで鑑賞いたしました。「なかなかいいじゃん!(・∀・)」と思ったり。大泉洋さん演じる“探偵”と松田龍平さん演じる高田のバディ感に、「セントラル・アーツ」っぽいリアリティラインの低い世界観、大雑把な乱闘アクションは嫌いじゃないなぁと。あと、小雪さん演じる沙織がコンドウキョウコということに気付かない探偵に若干イラッとしたものの、結婚式場での銃撃シーンは良かったし、「依頼者を救えない」というラストは、ハードボイルド感があって、グッときました。
<2本目>
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
(あらすじ)
札幌ススキノ。探偵(大泉洋)行きつけのショーパブの従業員で友達のオカマのマサコちゃん(ゴリ)が殺害された。マサコちゃんは手品が得意で、マジックコンテストの全国大会に出場。二日前にその祝賀会を探偵の相棒・高田(松田龍平)や仲間の皆で祝ったばかりだった。捜査が一向に進まない状況の中、「マサコちゃんは政界の闇に触れたから殺された」という噂が探偵の耳に入る。時を同じくして、探偵を尾行してきたという女から事件究明の依頼が舞い込む。友達の死の真相を探るため、再び探偵と高田は疾走する……。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
70点
詳細については「探偵はBARにいる3」の感想を読んでいただくとして(2回目)。ボンヤリと金を払い続けているNetflixで連続鑑賞いたしました。「結構面白いじゃん!(・∀・)」と思ったり。大泉洋さん演じる“探偵”と松田龍平さん演じる高田のバディ感に、「セントラル・アーツ」っぽいリアリティラインの低い世界観、大雑把な乱闘アクションは嫌いじゃないなぁと(コピペ…っていうか、基本的な感想は3作品ともほぼ同じ)。「結局、マサコちゃんを殺したのは、仲間だと思っていた客引きだった(動機は妬み)」というイヤな真相や、黒幕だとカン違いして議員を刺殺しようとするヒロインを探偵が止めるクライマックスはかなり好みであり、シリーズの中では本作が一番好きでしたよ。
<3本目>
覇王~凶血の連鎖~Ⅲ
(あらすじ)
鷲尾の血統のみ一家長を継承できる世襲制組織、内藤新宿一家。舎弟頭である金丸友紀は12代目総長・鷲尾軍司(小沢仁志)を計略の下に排除し、これまで闇に葬られてきた義兄弟、鷲尾清春(小沢和義)を真の12代目として立たせるその宿命と大義の為に、なんと内藤新宿一家を炎で覆い尽くし自らも焼身自殺の末路を遂げた。舎弟頭補佐・零時(山口祥行)は、鷲尾大河(落合晴音)を13代目として推挙し立て直しを図るが、ムショから出所した内藤新宿一家元舎弟・大神秀義(冨家規政)により、事態の悪化は加速度を増していく…!!(以上、メーカー公式サイトより)
予告編はこんな感じ↓
75点
昨年の夏から秋にかけて「HiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY」や「アウトレイジ 最終章」などを観て、“今どきのヤクザ”が暴れる映画が観たくなった…ということで。12月に続いて、シリーズ3作目を借りてきたんですが、「なにこの話!Σ(゚д゚;)」と心底驚きましたよ。始まった早々、本シリーズのキーマンだと思っていた加藤雅也さんがケジメの焼身自殺を図る展開が予想の斜め上だし、超絶な戦闘力を誇る小沢和義さんがフィリピンで出会った“話せない売春婦”役の岩佐真悠子さんをヒットマンに鍛え上げる過去シーンとか、冨家規政さん演じる新キャラ・大神のアグレッシ部すぎるロシアンルーレットとか(6発装填のリボルバーで引き金を5回連続引く!)、盛りだくさんすぎて何が何やらというか。最後は小沢和義さんが襲撃者たちを返り討ちにして終わってましたが、続きが超気になってしまって、深夜にもかかわらずレンタル屋に「Ⅳ」と「Ⅴ」を借りに行ってしまったのでした (´Д`;) キニナルー
タフな狂犬感全開の新キャラ・大神。日本を掌握するのは西都かもしれませんな…(混同した文章)。
<4本目>
覇王~凶血の連鎖~Ⅳ
(あらすじ)
鷲尾の血統のみ一家長を継承できる世襲制組織、内藤新宿一家。舎弟頭である金丸友紀は、12代目総長・鷲尾軍司(小沢仁志)を計略の下に排除し、これまで闇に葬られてきた義兄弟、鷲尾清春(小沢和義)を真の12代目として立たせるその宿命と大義の為に、なんと内藤新宿一家を炎で覆い尽くし自らも焼身自殺の末路を遂げるのだった。金丸と鷲尾清春――。青春期に血の約束を交わし、清春を海外へと逃亡させた金丸。清春はそこで数々の死闘を潜り抜け、超人的な戦闘能力を有する侠へと成長していた。他方、舎弟頭補佐・零時(山口祥行)は、鷲尾大河(落合晴音)を13代目として推挙し立て直しを図るが、長期服役を終えムショから出所した内藤新宿一家元舎弟・大神秀義(冨家規政)により、事態の悪化は加速度を増していく!! また同僚への暴行で失職したかに思われた秋葉真一(本宮泰風)も、警視庁内部局警視正である相川(中野英雄)らの指示の下、大河派に加わり本流への回帰を支援するのだった。これにより内藤新宿一家は鷲尾大河(落合晴音)を13代目として推挙する土岐零時(山口祥行)一派、清春を立たせて歴史を塗り替えようとする司馬(井田國彦)一派、そして大神一派、また関東の混乱の機を見て、謀略を巡らせる関西勢力の難波会と、修復不能な乱戦に突入していくのだった!(以上、メーカー公式サイトより)
予告編はこんな感じ↓
75点
そんなワケで、続けて観たシリーズ4作目。気の良いチンピラ役の小柳心さんがアッサリ気味に退場したりとか、刑事を辞めたように見えた本宮泰風さんが実は警視庁のお偉いさんである中野英雄さんの指示で動いていたりとか、関西勢力の難波会が登場したりとか(会長は宇梶剛士さん)、岩佐真悠子さんが殺されて小沢和義さんの人外振りに拍車がかかったりとか、敵対していた北代高士さん演じるヤクザが子どもの優しさに触れて味方になったりとか、例によってドラマが盛りだくさんな上に着地が見えなくて、とにかく目が離せなかったです (´Д`;) ハラハラ ラストは三つ巴の対決から、山口祥行さんvs小沢和義さんという人間兵器バトルの超イイところで終わるのだから、「5作目も借りて来て良かった…」と心から思った次第。
腕に火をつけた小沢和義さんと山口祥行さんが殴り合うところで続き…って、超気になるYO!
<5本目>
覇王~群狼の血脈~Ⅴ
(あらすじ)
内藤新宿一家分裂抗争がますます混迷を深めていく中、鷲尾清春(小沢和義)との人智を超えた決闘の末、敗れた土岐零時(山口祥行)。そんな零時が生死を彷徨う状況で、鷲尾大河(落合晴音)を推挙する一派内にも不穏な空気が立ち込める。豊武雄(黒石高大)は、元マル暴刑事・秋葉眞一(本宮泰風)が単独で行動してるのを不審に思い、監禁状態にしてしまう。しかしそれは、清春を立たせて歴史を塗り替えようとする司馬晶(井田國彦)一派による策謀だった。その渦中、大神秀義(冨家規政)は着々と大阪難波会会長・雪村正臣(宇梶剛士)との縁を取り付けていき、混沌と化した三つ巴の抗争は激化していくのだった…!(以上、メーカー公式サイトより)
予告編はこんな感じ↓
75点
さらに続けたシリーズ5作目は、右腕に火を点けた小沢和義さんと山口祥行さんのタイマンでスタートするという景気の良さ。本作ではFPS的なアクションも入ってて、1作目から振り返ってみれば、ヤクザ映画というよりは“登場人物がヤクザだらけのアクション映画”という感じだよなぁと(そして、そこが好き)。結局、話は解決しないまま終わったのに、6作目が作られていないのは結構ショックだったんですが、それもまた味わい深い気がしないでもない。本シリーズに関わった人たちは、これからも頑張ってほしいものです。
とにかく情熱が伝わってくるタイマンでしたよ。
FPSっぽいアクションシーン。こういう試み、嫌いじゃないです。
<6本目>
妹の体温
(あらすじ)
ノルウェー・オスロに住むシャーロットは親友の弟と交際し、子供たちにダンスを教えながら何不自由ない暮らしをしていた。しかし、自分に無関心な母親とアルコール依存症の父親の間の冷め切った夫婦関係に心を痛めていた。そんなシャーロットだったが、会ったことのなかった義理の兄がオスロに引っ越してきたことを偶然知る。家族の愛情に飢えていたシャーロットは、彼に会ってみるのだが、普通の家族を知らない2人は徐々に引かれ合い、体を重ねていってしまう……。(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
70点
昨年から「これ、なんで劇場公開しなかったんですか?:スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方」で三宅隆太監督が解説されている作品を毎月1本チョイスして鑑賞しているんですが、もう本で紹介されている映画の中で“僕好みの作品”は全部観てしまった感があって(ここまでほぼコピペ)。もう止めようと思いながらも、「映画を観た方が、三宅監督の解説がより楽しめる」のは確かなので、「ノルウェー産の文芸エロス」という1ミリも興味がないジャンルの本作をNetflixで観てみました。とても…エロかったです… (´Д`;) ハァハァ 一応、書いておくと、監督はアンネ・セウィツキーという人でございます。
ハッキリ言って、僕の目論見は見事当たったというか、本作を観てから三宅監督の解説を読むと、「この演出はどういう意図なのか?」という“構造”がわかってスゲー面白くて。それだけでも観た甲斐がありましたよ。「『異父兄妹による近親相姦』が題材と言うこともあり、いわゆる『男性視点での性的興奮』を期待する向きもあるようですが、そういった観点で鑑賞すると、ほぼ間違いなくガッカリするので注意してください(笑)」なんて三宅監督は書かれていて、確かに「見せてやるぜ、血湧き肉躍る近親相姦!川`Д´)人(`Д´) ヤッチャオーゼ!」的な作品ではなく。本作で描かれるのは「ずっと感じていた心のすき間を埋めるための行為」であって、普段は“姉がいる立場”として「近親相姦なんてバカバカしい ( ゚д゚) ネーヨ」と2秒で否定しがちな僕でも「こういう状況なら… (´・ω・`) アルカモ」とスムースに納得できた次第。
ただ、三宅監督の視点と違って、セックスレスが8年目に突入している敏感肌の僕的には、本作はガッカリどころか十分エロかったという印象。主演女優インネ・ウィルマンのヌードには、なんていうか…その…下品なんですが…フフ…勃起…しちゃいましてね…(ストレートな表現)。「オカズとしての使用にも耐えうる」なんて、あまりにも下品な文章がお好みではない方は、シネマンドレイクさんの感想を読むと良いザンス。一応、オチを書いておくと、兄とイチャつくようになったせいで、親友や恋人との関係が壊れたりしつつも、学校に通い始めたりして、「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです (´∀`し」ってな調子だった気がします、たぶん。
関係ありませんが、主人公が机に頭を打ちつける場面、謝罪会見で机に頭を叩きつけた天龍源一郎選手を思い出しました。
<7本目>
闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ
(あらすじ)
高校の生物教師である42歳独身のスコット・ヴォス(ケヴィン・ジェームズ)は、2002年には「最優秀教師」として表彰されたこともあったが、それから10年が経ち、今やすっかりやる気をなくし、授業は適当、遅刻常習のダメ教師となっている。そんなある日、ベッチャー校長(グレッグ・ジャーマン)は財政難の学校経営を立て直すために芸術系科目の予算を削ることを教師たちに告げる。これは即ち初老の音楽教師マーティ(ヘンリー・ウィンクラー)がリストラされることを意味していた。この事態に、かねてより校長に不満を抱いていたスコットはとっさに金を工面すると宣言してしまう。スコットは移民向け夜間学校(市民権取得試験のための講習)の講師のアルバイトなどをするが、目標の金額を稼ぐには程遠い。夜間学校の生徒でオランダ移民のニコ(バス・ルッテン)に家庭教師を頼まれたスコットは、総合格闘技のUFCに出場すれば、負けても高額な賞金をもらえることを知り、元格闘技選手だったニコにコーチをしてもらってUFCを目指すことにする。学生時代にレスリングの経験はあったものの、メタボ中年のスコットは小規模の試合に出場しても負け続けるだけだったが、ある日の試合でたまたま勝ってしまったことをきっかけに、スコットも周りの人々も変わって行く。かつてのように生徒と楽しみながら積極的に授業を行うようになったスコットは、徐々に試合に勝つことも増えて行き、遂にUFCの試合に出場することが決まる。これまでの試合で稼いだ金と合わせれば、次の試合で負けても、もらえる賞金で充分に目標金額を達成できるはずだったが、スコットに味方して金を預かっていたはずの教頭(ムーキー・バーカー)が横領で逮捕され、スコットが稼いだ金も全て奪われていたことが判明する。それでもスコットは、試合に駆けつけた生徒たちの応援に、試合に勝って高額の賞金を獲得することを決意する。しかし、当然ながら対戦相手のケン・ディートリック(クシシュトフ・ソシンスキー)は強敵で、スコットはめった打ちにされ、ボロボロとなる。誰もがギブアップすべきと思う中、それでも決して諦めないスコットの姿に生徒も同僚たちも、そして格闘技に反対していた校長までもが心を動かされる。朦朧とした意識の中、応援してくれる生徒たちの姿に力を得たスコットは、最後の力を振り絞り、遂に勝利する。歓喜に湧く場内で、スコットはかねてより想いを寄せていた同僚の校医ベラ(サルマ・ハエック)と熱いキスを交わす。スコットの寄付で学校は経営難を脱する。マーティが指揮する生徒たちのオーケストラ演奏を聴きながら、校長はスコットに感謝の言葉を述べるが、取り上げた有給休暇を戻してはくれない。一方、ニコたちは無事に試験に合格し、アメリカ市民権を手に入れる。(以上、Wikipediaより)
予告編はこんな感じ↓
95点
今から結構前、“信用できる漫画家”の花くまゆうさく先生が絶賛していた上に、相互フォローしているそちゃさんもオススメしていたので、ずっと気にはなっていたものの、放置してましてね…。ふと思い立って検索してみれば、Netflixのラインナップにあったので、やっと観てみたところ、超良い映画でしたYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! もうね、本当は1本の記事を書いておきたいほどなんですけど、時間がないので、アッサリ気味の感想を残しておきますよ。
お話に関しては、Wikipediaにオチまで書いてあるので、省略するとして(手抜き)。コメディとして面白い上に、教師モノとしての熱さがあって、話の展開も王道ながら上手いし、さらにアクション演出も超良く出来ていてと、非の打ちどころがない感じ。特に、今まで“映画の中の総合格闘技描写”は「ウォーリアー」がベストだと思っていましたが、本作も負けず劣らずなレベルに達していて、ビックリいたしました。フランク・コラチ監督、今まで「80デイズ」
と「もしも昨日が選べたら」を観てた程度だったので、舐めてましたが、大したもんだなぁと(偉そうに)。
主演のケヴィン・ジェームズも良くて、やる気を取り戻してからの教師振りには、「学生時代、こんな先生がいたのなら… (iДi)」と涙が止まらなかったほど。大好きなバス・ルッテンがスゲー良い役で出ているのもうれしかったし(その他、本物の格闘家が出てるのもイイ!)、他の役者さんたちも軒並み良かったし(シャリース演じるアジア系のメガネッ子に涙…)、観終わった直後は泣きながら「100点!m9TДT) ビシッ」と思ったものの、バス・ルッテンが主人公のUFC参戦に非協力的だったくだりがノイズになったので、5点マイナスって着地でございます。
僕は本作をこんな気持ちで観てましたよ…(「伝染るんです。」より)。
そんなワケで、「オリエント急行殺人事件」の感想を書くために観た「三谷幸喜のドラマ版」2本や「名探偵ポアロ」シリーズの第65話
、「オリエント急行殺人事件 死の片道切符」
なども合わせると、1月に鑑賞した作品は合計11本。まぁ、「オリエント急行殺人事件 死の片道切符」以外ならどれもオススメなんですが、イチオシは「闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ」でございます。あと、低予算感溢れるアクションを温かい目で愛せる人は「覇王」シリーズを観るのも良いかもしれませぬ。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。
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2018年1月に観たDVD等の覚え書き
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