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トラベラーズ 次元警察(ネタバレ)

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トラベラーズ 次元警察

三角絞めでつかまえて-トラベラーズ 次元警察

2013/日本 上映時間80分
監督:坂本浩一
プロデューサー:丸田順悟
脚本:林壮太郎
メカデザイン:小池健
主題歌:Raychell
出演:長澤奈央、木下あゆ美、高山侑子、海老澤健次、山本康平、中村浩二、人見早苗、杉口秀樹、島津健太郎
パンフレット:なし
(あらすじ)
次元警察官のアイ(長澤奈央)は、犯罪者を捕らえるため次元を超えてレトロワールドにやってくる。しかし、犯人を追いつめた時、アイの元相棒で、次元テロリスト組織「ダウト」の一員となったユイ(木下あゆ美)が出現。アイはユイを捕らえようとするが逃げられてしまう。アイは次に、ダウトに狙われている少女ハルカを保護するためフェアリーワールドへと次元を超えるが、そこで再びユイが立ちはだかる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




65点


この「トラベラーズ 次元警察」は、観に行くのをスゲー迷ったんです。というのは、ごめんなさい、本当に失礼な文章になりますが、予告編を観る限り、画面が結構安っぽいじゃないですか…。しかも、4/13(土)から4/19(金)までの1週間限定&レイトショー公開ということで、できれば上映館である角川シネマ新宿水曜サービスデーを生かしたいんですけど、4/17(水)は半年振りに高校の親友と飲むことになってるし…。一応、坂本浩一監督作が好きですから、観に行ってあげたいとは思いつつも、「1800円を払うのはなぁ… (´・ω・`) ウーム」と躊躇してたんですよ。

ただ、考えれば考えるほど、たかが1800円程度のことで迷う自分が許せなくなってきたので、昨日、急に思い立って観てきました。「坂本監督らしいや (´∀`) マケタヨ」と思ったり。


上映は角川シネマ新宿の1週間限定レイトショーというね、
三角絞めでつかまえて-角川シネマ新宿でレイトショーのみ

4/19(金)には舞台挨拶があるそうな。
三角絞めでつかまえて-今週末には舞台挨拶が!

劇場にはパネル展示などがありました。
三角絞めでつかまえて-パネル展示など


正直なところ、“普通の人”にはまったくオススメできないです。低予算だから仕方ないにしても、VFXはあまりにも安っぽいし、諸々の設定だって今さら感が強いし、ストーリーが壮大な割に出てくる人間がスゲー少ないし、話の展開も急すぎるし…。ちょっとイヤなことを書いちゃうと、全体的に“特撮でやってる風のアクション”を展開するんですけど、敵と味方の位置関係が変とか、銃を持った相手に必然性のない接近戦を挑むとか、敵が逃げた時の異常な諦めの早さとか、違和感を感じるところが多くて。そういうのって、ヒーローの圧倒的な存在感が助けてたり、視聴者が特撮番組の“お約束”として呑み込んでいるから成り立つワケでさ。そこそこのSFアクション映画を期待して観たら、激怒する人も出てくるレベルなんじゃないでしょうか。

映画が始まるとオープニングがダイジェストになってて、先の展開がわかっちゃうのも微妙だったし。そういえば、アイの部屋がモロにラブホだったのも「うーん」と思いましたね(これは“狙い”かもしれませんが)。一応、終盤の展開を書いておくと、「悪いのは長官(島津健太郎)だった!」とか「人型アンドロイドは、アイが助けた捜査官(山本康平)の脳が移植されてた!」とか、いろいろ発覚した挙げ句、アンドロイドの自己犠牲のおかげもあって、悪の長官が倒されまして。アイとユイの捜査官コンビが復活して、「アタシたちの戦いはこれからよ!川´∀`)人(゚∀゚し タイホシチャウゾ!」って感じて終わってましたよ。

って、文句ばかり書いちゃいましたが、坂本監督の作品が好きな人なら、「仕方ないカナー (・∀・)」と許せなくもないという不思議。例によって、全編アクションまみれなのはその通りとしても、スキあらばナマ脚や胸のアップといったサービスショットをバシバシ入れてくるわ、シャワーシーンや拷問シーンもあるわ、麺を食べる時の口のアップすら意味深にエロいわ、そもそもアクション自体がサービス感満点だったりするので(開脚率高し!)、「なんだよ、この映画!(´∀`) フザケンナ!」と怒りつつも微笑んでました(なにこの文章)。ストーリー上、長澤奈央さんはいろいろなキャラを演じてるんですが、どれも“アクションをする時はナマ脚が見える衣裳”だったのも、坂本監督、さすがだなぁと。これ、長澤奈央さんのファンだったら100点の映画なんじゃないかな。

というか、一応、公式ポッドキャストを聴かせていただいたんですけれども、今回の「さまざまな次元を行き来する→同じ役者が複数の役を演じる」という設定は、「台湾に連れて行くキャストが限られている」という制約から生まれた…だけでなく、坂本監督の「1回の映画でいろんな奈央ちゃんが観られるぅ!ヘ(゚∀゚*)ノ」という純粋な欲望も混ざってるそうで…。確かに映画からはその正直な想いがビンビン伝わってきて、チープで変な作品ではありますが、どうしても嫌いにはなれませんでした (ノ∀`) ワタシマケマシタワ


なんとなく公式ポッドキャストで引き合いに出されていた「REBELLIONS リベリオンズ」を貼っておきますね↓




その他、特撮関係の役者さんたちが活躍するのはうれしいし(特にこれほど中村浩二さんが出まくる映画はないと思う)、意外と流血が多いのも好みだし(やたら口や鼻から血を出す)、そんなには悪くない印象だった次第。とは言え、かなり観る人を選ぶ映画なのは確実なので、坂本監督or出演者のファン以外の人が観に行く時は気をつけて!ヽ(`Д´)ノキケン!




最近の坂本浩一監督作で一番好きなのはこれですかね。「ディレクターズカット版」もあります。僕の感想はこんな感じ
三角絞めでつかまえて-オーズ&フォーゼ MOVIE大戦
仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ& OOO(オーズ) MOVIE大戦 MEGA MAX コレクターズパック【Blu-ray】


ノベライズ本。よくよく考えると、お話自体は悪くない気がしないでもない。
三角絞めでつかまえて-ノベライズ本
トラベラーズ 次元警察


坂本監督の著作も貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-ハリウッドアクション!
ハリウッド・アクション!―ジャッキー・チェンへの挑戦




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