UFO 侵略
原題:UFO
2011/イギリス 上映時間95分
監督・製作・脚本:ドミニク・バーンズ
製作総指揮:ラファエル・クィンティアン、ジョー・ピア
製作:アンディ・トンプソン、ティム・メイジャー
ポストプロダクション:クレイグ・トゥーイ
スタント・コーディネーター:ジョーイ・アンサー
編集:リチャード・コールトン
音楽:サイモン・ベッグス
撮影監督:ルーク・ブライアント
視覚効果:メランコリー・スター
出演:ビアンカ・ブリー、ショーン・ブロスナン、サイモン・フィリップス、ジャズ・リントット、マヤ・グラント、アンドリュー・シム、ピーター・バレット、ジュリアン・グローヴァー、ショーン・パートウィー、ジャン=クロード・ヴァン・ダム
パンフレット:なし
(あらすじ)
出会ってすぐに惹(ひ)かれ合ったキャリー(ビアンカ・ブリー)と、友人カップルの家に泊まったマイケル(ショーン・ブロスナン)。朝になって目を覚ました彼は、家が停電に陥っていることに気付く。状況を確認しようとラジオをつけるがノイズばかりが目立ち、携帯電話も不通状態に。不安に駆られて外に飛び出した彼らが目にしたのは、空に浮かぶ超巨大UFOだった。ぼうぜんとする中、マイケルは以前から宇宙人侵略が始まると宣言していた元軍人の叔父ジョージ(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)のもとを訪ねる。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
15点
激怒しました。
見終わった直後は怒りのあまり、トップ画像を思わず「エクスペンダブルズ2」のこの場面に変更してしまったというね…。
今日はすでに「トラベラーズ 次元警察」の感想をアップしているんですが、この映画も今週金曜日に公開が終了してしまうので、一応、更新しておきますね。先月はスゲー忙しくて、3/30(土)も休日出勤で働いてたんですが、夜はジャン=クロード・ヴァン・ダムの最新出演作「UFO 侵略」を観に行こうと。前売り券が発売されなかったくらいだから、どうせそんなに良い映画じゃないんだろうけどさ、僕的には彼の出演作が日本で劇場公開されるのは超ありがたいのでね。応援すべく、いそいそとシネマート新宿に行ったんですよ。
なんとなく入場券を貼っておきますね。1800円かぁ…。
ポイントカードが結構溜まってたので、タダで観る気マンマンだったのに、受付の人に「ねぇねぇ、公開初日にポイントは使えないんだけど、どんな気持ち?(・∀・) ニヤニヤ」と言われたのは少しショックだったけど…(誇張アリ)。「ヴァン・ダム映画なんだから、そういえば1800円は安かった!ヽ(`Д´)ノ マチガエテタ!」と思い直して。というか、なんと入場者特典として「日清 焼そばUFO」をもらったので、超上機嫌に早変わり。その味はソースが濃いめで、こんな素晴らしい入場者特典をもらえる私は、きっと特別な存在なのだと感じました。今では、私が劇場係員。観客にあげるのはもちろん「日清 焼そばUFO」
。なぜなら、彼もまた、特別な存在だからですーー。
って、今どき「ヴェルタースオリジナル」ネタは古いですよね、すみません…。
入場者特典として「日清焼そばU.F.O.」をもらえた時は超テンションが上がったんですが…。
ところが、映画が始まったら、本当に酷くてビックリ。これほどダメな作品は久しぶりに観ました。もともと期待値は低めだったんですけど、それをさらに下回るなんてなぁ…。僕的に“ヴァン・ダムの主演じゃない出演作”の中で良かったのは、「エクスペンダブルズ2」は“みんなが主演”だとして(良いことを言った風な顔で)、やっぱり「シンデレラ・ボーイ」
で、近作だと「ナルコ!」
あたりなワケですけど、「UFO 侵略」は歴代で一番ダメな出演作でしたよ。
「シンデレラ・ボーイ」はこんな映画でございます↓
映画冒頭で、先の展開を細かいカットで入れて来たりしてさ、その時点で僕ですらわかるレベルで上手くないの。その後も、無駄なカットは多いし、カメラは無駄にブレるし、無駄な展開になるしと、すべてにおいて無駄だらけというか。低予算は仕方ないにせよ、シンプルに下手なので、観ててかなり苦痛でした ('A`)
例を挙げると、“8分間の長回し”シーン。中盤、「主人公たちがスーパーに侵入して暴徒たちから逃げる」という展開を長回しで撮ってるんですけど、長回しにすることで、逆に登場人物たちのスーパーでの行動が不自然に見えて、「普通に撮れば良かったんじゃないかなぁ」とゲンナリさせられて…。全然上手くない割に、監督の「スゴいでしょ?(o^-')b」的なドヤ顔だけが見えてくるようで、結構イライラする感じ。
当然ながら、脚本も酷い出来でして。なんて言うんですかね、例えば、終盤に差し掛かった辺りで、主人公っぽかったショーン・ブロスナン(ピアス・ブロスナンの息子)が突然射殺されるくだり自体は別に良いけどさ、単に“脈絡のない展開”を“意外性”として提示してくるムードがして、なかなかムカつくというか。
「軍の上層部が異星人とすり替わってて、軍隊によって登場人物たちが皆殺しにされる」というバッドエンドでも良いけどさ、じゃあ、それまでの展開でそのオチをちゃんと納得させてほしい。全編、スゲー行き当たりバッタリで、汚い言葉を使って申し訳ありませんが、クソみたいなストーリーでしたよ。ヴァン・ダムがUFOに無線機を差し出して死ぬくだりとか、若干の“気が利いたブラックコメディ”チックに演出してましたけど、なんでヴァン・ダムがああいう行動に出たのか、なんで異星人が殺したのか、まったくわからないので、もうね、不快で不快で不快で不快で仕方がなかったです。
一応、好きなところもあって、ヴァン・ダム自体はカッコ良かった!ヽ(`Д´)ノ(死ぬところ以外) ビアンカ・ブリーが「実は異星人だった!Σ(゚д゚;)」って展開は良かったし、その後、ヴァン・ダムとのタイマンになる流れはね、ちくしょう、少しグッと来た。「ボーン・アルティメイタム」のジョーイ・アンサーが振り付けたバトルは、そんなに良い出来じゃないと思いつつも、「その男 ヴァン・ダム」
では「主演映画のことで娘に嫌われた… (ノДT)」なんて状況だっただけに、こうやって親娘が共演して、さらにタイマンまで張ってるなんて、感慨深くて… (ノω・、) グスン この一点だけはスゲー良い映画だと思いましたね…(しみじみ)。
ビアンカ・ブリーの動画を貼っておきますね↓ 「ハード・ソルジャー 炎の奪還」の時は全然気付かなかった (ノ∀`) テヘ
ただ、観ている間は恐ろしく苦痛だったし、ヴァン・ダムの殺し方にムカついたので、大嫌いな映画です。低予算の割に“可愛げ”がないんだよなぁ…。本当は5点ぐらいの評価なんですけど、「ヴァン・ダムの親娘共演が良かった +5点」「入場者特典の『日清 焼そばUFO』が美味しかった +5点」で合計15点って感じ。ヴァン・ダムのコアなファン以外には1ミリもオススメしません。
ドミニク・バーンズ監督作。あまり観る気はしません。
パニック・ゾーン 制御不能 [DVD]
ヴァン・ダムとビアンカ・ブリーはこの映画でも共演してたというね。僕の感想はこんな感じ。
ハード・ソルジャー 炎の奪還 [Blu-ray]
ヴァン・ダムの悪役振りが素敵な作品。早くDVD出せ!ヽ(`Д´)ノ
シンデレラ・ボーイ [VHS]
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UFO 侵略(ネタバレ)
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