ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー(2D・字幕版)
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原題:Solo: A Star Wars Story
2018/アメリカ 上映時間135分
監督:ロン・ハワード
製作:キャスリーン・ケネディ、アリソン・シェアマー、サイモン・エマニュエル
製作総指揮:ローレンス・カスダン、ジェイソン・マクガトリン、フィル・ロード、クリストファー・ミラー
キャラクター原案:ジョージ・ルーカス
脚本:ジョナサン・カスダン、ローレンス・カスダン
撮影:ブラッドフォード・ヤング
美術:ニール・ラモント
衣装:グリン・ディロン、デビッド・クロスマン
編集:ピエトロ・スカリア
音楽:ジョン・パウエル
テーマ曲:ジョン・ウィリアムズ
オリジナル音楽:ジョン・ウィリアムズ
視覚効果監修:ロブ・ブレドウ
出演:オールデン・エアエンライク、ウッディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、ドナルド・グローバー、タンディ・ニュートン、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、ヨーナス・スオタモ、ポール・ベタニー、ジョン・ファブロー、エリン・ケリーマン、リンダ・ハント、ワーウィック・デイビス
パンフレット:★★★★(1200円/限定版を購入。コンセプトアートが素敵で良いパンフだけど、ネタバレ前提にはできないものか)
(あらすじ)
愛機ミレニアム・ファルコン号でその名を馳せる伝説の運び屋から、反乱同盟軍のヒーローとなった“愛すべき悪党”ハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)は、いかにして銀河最速のパイロットになったのか。生涯の相棒チューバッカとの運命的な出会いとは。友情、冒険、そして、謎に満ちた美女キーラ(エミリア・クラーク)との秘められた恋……。ルークとレイアに出会う前の、若き日のハン・ソロの知られざる物語が明かされる。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
50点
※本作については、映画評論家の町山智浩さんの映画ムダ話(210円)が超同意なのでぜひ聴いてみて!
なんて言うんでしょうね、「スター・ウォーズ」シリーズに登場するハン・ソロは、そりゃあ好きなキャラクターではあるんですけれども。正直なところ、彼の前日譚にはそれほど興味がなかったので、前売り券は購入しつつも、あまり盛り上がらなくてね…。ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題作品になったので、新宿ピカデリーで「ニンジャバットマン」を観てから、TOHOシネマズ新宿にて鑑賞いたしました。「納得できーん!!ヽ(`Д´)ノ」と思ったり。
結局、買っちゃった前売り券。特典は「特製ポスター(B4サイズ)」でした。
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なんとなくオトクな9番スクリーン、半分ぐらいは入ってましたよ。
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僕の心境を代弁する相原コージ先生を貼っておきますね(「サルまん」
より)。
![納得できーん!]()
あらすじを超雑に書いておくと、時系列的には「シスの復讐」
と「新たなる希望」
の間のころ、若きハンは恋人のキーラと惑星コレリアから脱出しようとするも失敗→ハンだけ逃げることに成功したので、「パイロットになってキーラを迎えに行くぜ!ヽ(`Д´)ノ」と帝国アカデミーに入学(この時、名字がなくて、担当官に「家族がいないので『ソロ』だな ( ´_ゝ`)」と名付けられる)。場面変わって3年後、泥の惑星ミンバンにて歩兵として戦争に参加していたら、戦場荒しのトバイアス・ベケットと出会ったことで、チューバッカと一緒に脱獄して仲間になったり、精製コアクシウム強奪計画に失敗したり、犯罪シンジケート「クリムゾン・ドーン」の幹部になっていたキーラと再会したり、ランド・カルリジアンとサバックをしてイカサマで負けたりと、すったもんだがありました (´∀`) アラアラ で、ミレニアム・ファルコン号にL3-37を内蔵したり、ケッセル・ランを12パーセクで飛んでみたり、エンフィス・ネストの事情を聞いて彼女たちの味方をすることになったり、騙し合いの末にドライデン・ヴォスが死んだり、ハン・ソロがベケットを射殺したりしましてね。キーラがダース・モールの部下だったことが発覚する中、ハン・ソロがサバックで勝利してランドからミレニアム・ファルコン号を奪って、チューバッカと2人でジャバ・ザ・ハットのいるタトゥイーンを目指して、終わってた気がします、たぶん。
で、「新たなる希望」
に繋がるんでしょうな。
尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「映画ムダ話」(210円)の中で「1人の不良が銀河を股に掛けた密輸屋になるまでの痛快な悪漢物語=ピカレスクを観たかったんだなぁ」とおっしゃっていて、「まさにその通り!m9`Д´) ビシッ」と首がもげそうになるほど同意したというか。いくら撮影が素晴らしいにしても、画面やテンポ、そしてストーリーが重い印象で、もっと軽快な娯楽作が観たかったなぁと。とは言え、かなりバタバタした状況で急いで作った割には、「父代わりの師匠を乗り越えて“男”になる物語」は予想以上に面白かったし、ハン・ソロ役のオールデン・エアエンライクはなかなか頑張ってたし(笑顔とかハリソン・フォードっぽかった)、ウッディ・ハレルソンの師匠振りはグッときたし、ベケットを射殺するシーンはカッコ良かったし、「ケッセル・ランを12パーセク」などのネタを次々と消化する姿勢は嫌いじゃなかったし…。基本的には楽しかったんですよ、ダース・モールが出てくるまでは。
大好きなこの人が出てきたんですが…(「ファントム・メナス」
より)。
![三角絞めでつかまえて-ダース・モールは最高]()
ハッキリ言って、本作のダース・モールは超蛇足(もう「ダース」じゃないのかしら)。いや、僕だって「スター・ウォーズ」の中で最も好きなキャラだからさ、それはそれは再登場を願う気持ちは強かったんですが、しかし。犯罪シンジケートの親玉という立場が「武術の求道者」っぽい印象と違うというのは、僕の勝手なイメージだからガマンするとしても、「胴体真っ二つ」なんて状態から、いきなり再登場して「黒幕でした」ヅラをされても、「お前、どうやって生き延びたの?(゚д゚;)」というのがノイズになるじゃないですか。真っ二つになった藤堂兵衛が復活する時は親切に説明してくれた「魁!!男塾」よりも不親切だし、そもそもさすがに“あの世界観でのリアル”的にもおかしいんじゃないか。「オビ・ワンのスピンオフ」に向けた伏線なのかもしれませんが、本作だけで完結しない要素を入れてきたこと自体も好みじゃなかったです… (´・ω・`) ウーン
剣桃太郎によって一刀両断にされ、死んだと思われた藤堂兵衛でしたが…(「魁!!男塾」
より)。
![三角絞めでつかまえて-真っ二つになったハズが]()
なんと鮮やかに復活したので超ビックリ! さすがに無理だろ!Σ(゚д゚;) マジカ!
![三角絞めでつかまえて-見事に復活!]()
ただ、説明されるとスムースに飲み込める不思議。本作にもこんなシーンを入れてほしかったなぁ。
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ということでね、ラスト間際まではそれなりに楽しめたものの、最後の「ダース・モールの説明なしの復活」に「納得できーん!!ヽ(`Д´)ノ」と頭に来た次第。ただ、まぁ、そこまで思い入れのない人は気にならないかもしれないし、その部分以外はバタバタしながら作った割には結構悪くないし、「スター・ウォーズ」というお祭りに参加しておくのは良いと思うのでね、気になる人は足を運ぶと良いザンス。
デジタル盤のサントラ。国内盤
や輸入盤
もあります。
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本作のオフィシャルガイドブック。アートブック
も出ております。
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本作の続きのお話。まぁ、面白いよね。
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ダース・モールが活躍する映画。僕の感想はこんな感じ。
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トリビア満載の「ハン・ソロ」特集号。杉作J太郎先生による「銀河アウトロー大図鑑」が最高!
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原題:Solo: A Star Wars Story
2018/アメリカ 上映時間135分
監督:ロン・ハワード
製作:キャスリーン・ケネディ、アリソン・シェアマー、サイモン・エマニュエル
製作総指揮:ローレンス・カスダン、ジェイソン・マクガトリン、フィル・ロード、クリストファー・ミラー
キャラクター原案:ジョージ・ルーカス
脚本:ジョナサン・カスダン、ローレンス・カスダン
撮影:ブラッドフォード・ヤング
美術:ニール・ラモント
衣装:グリン・ディロン、デビッド・クロスマン
編集:ピエトロ・スカリア
音楽:ジョン・パウエル
テーマ曲:ジョン・ウィリアムズ
オリジナル音楽:ジョン・ウィリアムズ
視覚効果監修:ロブ・ブレドウ
出演:オールデン・エアエンライク、ウッディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、ドナルド・グローバー、タンディ・ニュートン、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、ヨーナス・スオタモ、ポール・ベタニー、ジョン・ファブロー、エリン・ケリーマン、リンダ・ハント、ワーウィック・デイビス
パンフレット:★★★★(1200円/限定版を購入。コンセプトアートが素敵で良いパンフだけど、ネタバレ前提にはできないものか)
(あらすじ)
愛機ミレニアム・ファルコン号でその名を馳せる伝説の運び屋から、反乱同盟軍のヒーローとなった“愛すべき悪党”ハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)は、いかにして銀河最速のパイロットになったのか。生涯の相棒チューバッカとの運命的な出会いとは。友情、冒険、そして、謎に満ちた美女キーラ(エミリア・クラーク)との秘められた恋……。ルークとレイアに出会う前の、若き日のハン・ソロの知られざる物語が明かされる。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
50点
※本作については、映画評論家の町山智浩さんの映画ムダ話(210円)が超同意なのでぜひ聴いてみて!
なんて言うんでしょうね、「スター・ウォーズ」シリーズに登場するハン・ソロは、そりゃあ好きなキャラクターではあるんですけれども。正直なところ、彼の前日譚にはそれほど興味がなかったので、前売り券は購入しつつも、あまり盛り上がらなくてね…。ちょうど愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題作品になったので、新宿ピカデリーで「ニンジャバットマン」を観てから、TOHOシネマズ新宿にて鑑賞いたしました。「納得できーん!!ヽ(`Д´)ノ」と思ったり。
結局、買っちゃった前売り券。特典は「特製ポスター(B4サイズ)」でした。

なんとなくオトクな9番スクリーン、半分ぐらいは入ってましたよ。

僕の心境を代弁する相原コージ先生を貼っておきますね(「サルまん」

あらすじを超雑に書いておくと、時系列的には「シスの復讐」
で、「新たなる希望」
尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「映画ムダ話」(210円)の中で「1人の不良が銀河を股に掛けた密輸屋になるまでの痛快な悪漢物語=ピカレスクを観たかったんだなぁ」とおっしゃっていて、「まさにその通り!m9`Д´) ビシッ」と首がもげそうになるほど同意したというか。いくら撮影が素晴らしいにしても、画面やテンポ、そしてストーリーが重い印象で、もっと軽快な娯楽作が観たかったなぁと。とは言え、かなりバタバタした状況で急いで作った割には、「父代わりの師匠を乗り越えて“男”になる物語」は予想以上に面白かったし、ハン・ソロ役のオールデン・エアエンライクはなかなか頑張ってたし(笑顔とかハリソン・フォードっぽかった)、ウッディ・ハレルソンの師匠振りはグッときたし、ベケットを射殺するシーンはカッコ良かったし、「ケッセル・ランを12パーセク」などのネタを次々と消化する姿勢は嫌いじゃなかったし…。基本的には楽しかったんですよ、ダース・モールが出てくるまでは。
大好きなこの人が出てきたんですが…(「ファントム・メナス」

ハッキリ言って、本作のダース・モールは超蛇足(もう「ダース」じゃないのかしら)。いや、僕だって「スター・ウォーズ」の中で最も好きなキャラだからさ、それはそれは再登場を願う気持ちは強かったんですが、しかし。犯罪シンジケートの親玉という立場が「武術の求道者」っぽい印象と違うというのは、僕の勝手なイメージだからガマンするとしても、「胴体真っ二つ」なんて状態から、いきなり再登場して「黒幕でした」ヅラをされても、「お前、どうやって生き延びたの?(゚д゚;)」というのがノイズになるじゃないですか。真っ二つになった藤堂兵衛が復活する時は親切に説明してくれた「魁!!男塾」よりも不親切だし、そもそもさすがに“あの世界観でのリアル”的にもおかしいんじゃないか。「オビ・ワンのスピンオフ」に向けた伏線なのかもしれませんが、本作だけで完結しない要素を入れてきたこと自体も好みじゃなかったです… (´・ω・`) ウーン
剣桃太郎によって一刀両断にされ、死んだと思われた藤堂兵衛でしたが…(「魁!!男塾」

なんと鮮やかに復活したので超ビックリ! さすがに無理だろ!Σ(゚д゚;) マジカ!

ただ、説明されるとスムースに飲み込める不思議。本作にもこんなシーンを入れてほしかったなぁ。

ということでね、ラスト間際まではそれなりに楽しめたものの、最後の「ダース・モールの説明なしの復活」に「納得できーん!!ヽ(`Д´)ノ」と頭に来た次第。ただ、まぁ、そこまで思い入れのない人は気にならないかもしれないし、その部分以外はバタバタしながら作った割には結構悪くないし、「スター・ウォーズ」というお祭りに参加しておくのは良いと思うのでね、気になる人は足を運ぶと良いザンス。
デジタル盤のサントラ。国内盤
本作のオフィシャルガイドブック。アートブック
本作の続きのお話。まぁ、面白いよね。
ダース・モールが活躍する映画。僕の感想はこんな感じ。
トリビア満載の「ハン・ソロ」特集号。杉作J太郎先生による「銀河アウトロー大図鑑」が最高!