響 HIBIKI
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2018/日本 上映時間104分
監督:月川翔
原作:柳本光晴
脚本:西田征史
製作:市川南、竹中幸平
スーパーバイザー:秋元康
エグゼクティブプロデューサー:山内章弘
プロデュース:佐藤善宏
プロデューサー:神戸明
企画:小野田壮吉
プロダクション統括:佐藤毅
ラインプロデューサー:阿久根裕行
撮影:鍋島淳裕
照明:かげつよし
録音:柳屋文彦
美術:五辻圭
装飾:田中博
衣装:新崎みのり
ヘアメイク:百瀬広美
編集:稲垣順之助
音楽:伊藤ゴロー
劇中曲:小島裕規
音楽プロデューサー:北原京子
VFXスーパーバイザー:山口聡
スクリプター:菅谷雪乃
キャスティング:杉野剛
アクションコーディネーター:吉田浩之
助監督:後藤孝太郎
製作担当:清水貴紀
出演:平手友梨奈、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、柳楽優弥、北村有起哉、野間口徹、小松和重、黒田大輔、板垣瑞生、吉田栄作、小栗旬、笠松将
パンフレット:★★★☆(720円/コンパクトで良い感じ。漫画に実画像を当てはめたページが好き)
(あらすじ)
出版不況が叫ばれる文芸界。文芸雑誌「木蓮」編集部に一編の新人賞応募作が届く。応募要項を一切無視した作品のため、破棄されるはずだったその作品に編集者の花井ふみが目を留めたことから、状況は大きくは変わり始める。「お伽の庭」と題されたその小説は、15歳の女子高生・鮎喰響によって書かれたものだった。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※本作に関しては、宇多丸師匠の感想を読むと良いザンス。
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
僕は愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題となった作品は基本的に足を運んでいるんですが、今年から「リスナーカプセル」に選ばれた映画も観るようにしてましてね(ここまでほぼコピペ)。本作は9月14日と9月18日の放送で、「監督自薦枠」として「リスナーカプセル」に入ったということで! 10月上旬、TOHOシネマズ日比谷にて、「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」と「コーヒーが冷めないうちに」を観てから、TOHOシネマズシャンテで「判決、ふたつの希望」を鑑賞。その後、またTOHOシネマズ日比谷に戻って観て来ました。「面白い ( ̄ー ̄) ニヤッ」と思ったり。
劇場はほぼ埋まっていたと思います。
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鑑賞後の僕の気持ちを代弁する北辰館の水野治を貼っておきますね(「餓狼伝」
より)。
![おもしろい]()
なんて言うんですかね、舐めていたつもりはなかったんですけど、予想外に面白かったというか。お話をザッと書いておくと、絶対的な才能を感じさせる小説を書く15歳の天才女子高生・鮎喰響は、カチンときたら暴力も辞さない性格でしてね。文芸部の先輩の指を折ったり、友人に暴言を吐きまくった作家を蹴り飛ばしたり、読まずに作品をけなした奴をパイプイスで殴打したり、自分の担当編集者をバカにした記者に前蹴りを炸裂させたりと、さまざまなトラブルを起こしながらも、その真っ直ぐな心と圧倒的な才能によって、暴力を振るわれた相手すらも「スゴい奴だぜ (`Δ´;) ヌゥ」と認めてしまう…ってな調子。最後は、ずっと狙っていた芥川賞に落選して海より深く落ち込んだ作家・山本春平(小栗旬さんが熱演!)が電車に飛び込もうとするのを踏切の中に入って説教しましてね。芥川賞&直木賞をW受賞したデビュー作「お伽の庭」の印税がすべて「電車を止めた賠償金」で消えるっぽいものの、響は意に介さないムードで終わってましたよね、たぶん。
響ったら電車をつい止めちゃうワケですけど、真似しちゃダメ、ですぞ(偉そうに)。
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なんか僕の周囲には平手友梨奈さんのファンが多くて、その方々からいろいろとお話をうかがったんですが、“現実の彼女”と“劇中の響”がかなり重なるそうでしてね。恥ずかしながら、主演の平手友梨奈さんのことは知らなかったし、スゲー評判の良い原作コミック
も未読なので、ごめんなさい、そこら辺の部分はサッパリなんですが、平手友梨奈さんは実に存在感があってスーパーヒロイン映画としてしっかり面白かったというか。登場人物それぞれの人間ドラマを描きながらも(アヤカ・ウィルソンさんの演技が良かった!)、ちゃんとエンタメとしてスカッと楽しい作品になっているのが良いバランスだなぁと非常に感心しましたよ。正直、“響の両親”や“一緒に文芸部に入った幼馴染みの男の子”とかの描写がいろいろと省略されたっぽいあたりは、一部を駆け足で処理せざるを得ないという「漫画実写化作品あるある」って感じがしましたけど、とは言え、ムカつくクズに暴力を振るう人は大好物なのでね(苦笑)、続編が作られたら足を運びたいと思っております。おしまい。
柳本光晴先生による原作コミック。映画のノベライズ
もあります。
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映画のサントラでございます。
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唯一観ていた月川翔監督作。僕の感想はこんな感じ。
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2018/日本 上映時間104分
監督:月川翔
原作:柳本光晴
脚本:西田征史
製作:市川南、竹中幸平
スーパーバイザー:秋元康
エグゼクティブプロデューサー:山内章弘
プロデュース:佐藤善宏
プロデューサー:神戸明
企画:小野田壮吉
プロダクション統括:佐藤毅
ラインプロデューサー:阿久根裕行
撮影:鍋島淳裕
照明:かげつよし
録音:柳屋文彦
美術:五辻圭
装飾:田中博
衣装:新崎みのり
ヘアメイク:百瀬広美
編集:稲垣順之助
音楽:伊藤ゴロー
劇中曲:小島裕規
音楽プロデューサー:北原京子
VFXスーパーバイザー:山口聡
スクリプター:菅谷雪乃
キャスティング:杉野剛
アクションコーディネーター:吉田浩之
助監督:後藤孝太郎
製作担当:清水貴紀
出演:平手友梨奈、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、柳楽優弥、北村有起哉、野間口徹、小松和重、黒田大輔、板垣瑞生、吉田栄作、小栗旬、笠松将
パンフレット:★★★☆(720円/コンパクトで良い感じ。漫画に実画像を当てはめたページが好き)
(あらすじ)
出版不況が叫ばれる文芸界。文芸雑誌「木蓮」編集部に一編の新人賞応募作が届く。応募要項を一切無視した作品のため、破棄されるはずだったその作品に編集者の花井ふみが目を留めたことから、状況は大きくは変わり始める。「お伽の庭」と題されたその小説は、15歳の女子高生・鮎喰響によって書かれたものだった。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
80点
※本作に関しては、宇多丸師匠の感想を読むと良いザンス。
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
僕は愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題となった作品は基本的に足を運んでいるんですが、今年から「リスナーカプセル」に選ばれた映画も観るようにしてましてね(ここまでほぼコピペ)。本作は9月14日と9月18日の放送で、「監督自薦枠」として「リスナーカプセル」に入ったということで! 10月上旬、TOHOシネマズ日比谷にて、「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」と「コーヒーが冷めないうちに」を観てから、TOHOシネマズシャンテで「判決、ふたつの希望」を鑑賞。その後、またTOHOシネマズ日比谷に戻って観て来ました。「面白い ( ̄ー ̄) ニヤッ」と思ったり。
劇場はほぼ埋まっていたと思います。

鑑賞後の僕の気持ちを代弁する北辰館の水野治を貼っておきますね(「餓狼伝」

なんて言うんですかね、舐めていたつもりはなかったんですけど、予想外に面白かったというか。お話をザッと書いておくと、絶対的な才能を感じさせる小説を書く15歳の天才女子高生・鮎喰響は、カチンときたら暴力も辞さない性格でしてね。文芸部の先輩の指を折ったり、友人に暴言を吐きまくった作家を蹴り飛ばしたり、読まずに作品をけなした奴をパイプイスで殴打したり、自分の担当編集者をバカにした記者に前蹴りを炸裂させたりと、さまざまなトラブルを起こしながらも、その真っ直ぐな心と圧倒的な才能によって、暴力を振るわれた相手すらも「スゴい奴だぜ (`Δ´;) ヌゥ」と認めてしまう…ってな調子。最後は、ずっと狙っていた芥川賞に落選して海より深く落ち込んだ作家・山本春平(小栗旬さんが熱演!)が電車に飛び込もうとするのを踏切の中に入って説教しましてね。芥川賞&直木賞をW受賞したデビュー作「お伽の庭」の印税がすべて「電車を止めた賠償金」で消えるっぽいものの、響は意に介さないムードで終わってましたよね、たぶん。
響ったら電車をつい止めちゃうワケですけど、真似しちゃダメ、ですぞ(偉そうに)。

なんか僕の周囲には平手友梨奈さんのファンが多くて、その方々からいろいろとお話をうかがったんですが、“現実の彼女”と“劇中の響”がかなり重なるそうでしてね。恥ずかしながら、主演の平手友梨奈さんのことは知らなかったし、スゲー評判の良い原作コミック
柳本光晴先生による原作コミック。映画のノベライズ
映画のサントラでございます。
唯一観ていた月川翔監督作。僕の感想はこんな感じ。