ポリス・ストーリー REBORN
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原題:机器之血 Bleeding Steel
2017/中国、香港 上映時間109分
監督・脚本:レオ・チャン
製作総指揮:ジャッキー・チェン
撮影:トニー・チャン、ジャック・ジアン
美術:メイチン・ファン
編集:コン・チーリョン、レオ・チャン
音楽:ポン・フェイ
衣裳:シュー・リーウェン
カースタント&特殊効果:ブルース・ロウ
出演:ジャッキー・チェン、ショウ・ルオ、オーヤン・ナナ、エリカ・シアホウ、カラン・マルベイ、テス・ハウブリック
パンフレット:★★★(800円/内容の割には少し高めだけど、最後のページのジャッキーの言葉がグッとくるので許す)
(あらすじ)
2007年の香港。危篤状態にあった幼い娘を病院に残し、自分の任務ではなかった証人警護作戦の現場へと駆り出された国際捜査官リンは、人工遺伝子に絡む陰謀に巻き込まれ、瀕死の重傷を負う。13年の時が流れた2020年のシドニー。事件を題材にした小説を出版したリンの周囲に、黒ずくめの犯罪組織や謎のハッカーなど、当時の事件に因縁のある人間たちが次々と姿を現し……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
75点
ううむ、最近は「レゴ ® ニンジャゴー ザ・ムービー」
や「ナミヤ雑貨店の奇蹟 再生」といった“出演作”は見逃しているものの(汗)、基本的にジャッキー・チェン主演作は劇場で観る主義であり、タイトルに「ポリス・ストーリー」の冠が付くならなおさら…ということで、前売り券を購入。本作公開前に放送された「アフター6ジャンクション」のジャッキー特集が非常に面白かった→そこそこの期待値を抱いたものの、仕事が忙しくてなかなか足を運べなくて…。やっと落ち着いた12月中旬某日、早起きしてTOHOシネマズ日比谷で観てきました(その後、柏に移動して「華氏119」を鑑賞)。変な映画だけど楽しかったYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ!
12番スクリーン、20人ぐらいはいたような。
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一応、「えっ、そんな話だったっけ?Σ(゚д゚;)」と思われそうなほど乱暴にあらすじを書いておくと、主人公は国際捜査官のリン(ジャッキー)。遺伝学者ジェームズ博士を警護していたら、改造人間アンドレ(カラン・マルベイ)with テロリストたちが近未来感溢れる装備で襲撃してきましてね。テロリストたちを何とか退けるも、博士は重傷を負ってしまい、死に際に危篤状態だったリンの娘シーシーにハイパー人工心臓&人工血液を移植するのです(ウルヴァリン並に負傷が再生・回復するスグレモノ)。で、13年後、移植の後遺症で記憶を失って「ナンシー」として暮らしていたシーシー(オーヤン・ナナ)のもとに、テロリストたちが襲撃してきて、リンと謎のハッカー・リスン(ショウ・ルオ)が彼女を守る…といった感じ。あーだこーだあった挙げ句、最終的にはリンと同僚スー(エリカ・シアホウ)、リスンの尽力によって、アンドレたちは倒されまして。リンとシーシーが遊園地に行ったりする中、「実はリスンはシーシーと同じ施設で育った少年であり、武器商人の父親の仇を討った」的な説明があって、人工心臓の秘密を知りたがるテロリストを鼻であしらうリスンが映って、エンドクレジットに突入してましたよね、確か。
さまざまな職に就きながら娘を見守るジャッキー。「絶対気付かれるだろ」なんてツッコミは野暮だゾ。
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そんな彼女の血液を改造人間アンドレが狙う! カラン・マルベイ、頑張ってましたな。
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お調子者のハッカー役はショウ・ルオ。チャウ・シンチー映画で空虚王子やタコ兄をやってた人なのです (´∀`) スキヨ
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エンドクレジットでは、NGシーンとともに新録した「英雄故事」が流れてましたよ↓
なんと本作は「ポリス・ストーリー」の正統な続編ではないというか、ジャッキーが警察官という設定とNG集付きエンドクレジットで「英雄故事」が流れること以外は一切共通点がない作りでして(原題は「机器之血」)。しかも、話はハイパー人工心臓やら改造人間率いる超テクノロジーのテロリスト軍団(四次元キューブを利用した兵器を持つヒドラ兵っぽかったり、ヘリキャリア風の飛行戦艦?が出てきたりとMCUの影響大)やらが出てくる割には、そこら辺の説明は投げやり気味の勢い重視のSFアクションが繰り広げられるのです(つーか、あいつらのテクノロジーは何なの?)。正直、本作の内容については前出のジャッキー特集でネタバレを聞いて知っていたんですが、ジャッキー×SFという組み合わせの新しさは予想以上に珍味ながらも美味という印象。お話自体は驚くほど雑でしたけど、アクションに関しては「冒頭のド派手かつド迫力な銃撃戦」「オペラハウスの屋根上でのタイマン」「『プロジェクトA』
を思わせるクライマックスの3vs1バトル」「切断された腕を再生したジャッキーによる貫手→心臓掴み!」などなど、見どころがいっぱいでしたヨ (´∀`) タノシー
冒頭の銃撃戦、エンドクレジットに流れるメイキングを観ると、なかなか凄まじい現場だったり。
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テス・ハウブリック演じる女殺し屋もなかなか良かったけど、アッサリ気味にフェードアウトしたのは驚いた。
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なんて言うんですかね、基本的に大味な作品なのは間違いないんですけど(例えば、クライマックス、シーシーが閉じ込められている場所に殴り込んだ際の無計画振りには頭がクラクラした)、今もまだイキイキしているジャッキーの姿を観ているだけで目頭が熱くなったし、エンドクレジットのNGシーンがまたスゲー良くて。ジャッキーは単に「自分でアクションをこなしてきたから偉い」のではなく、その映画作りへの情熱を多くの人に伝えてきたから偉大なんだなぁと感慨深くなって泣いてしまってね… (ノω・、) グスン あらためてその存在のスゴさを噛み締めた次第。まぁ、現時点での上映館はかなり少なくなっていますけど、「地球の資源とジャッキー映画は限られている」のでね、一度でもお世話になった方は足を運んでみてくださいな。最後に、「アフター6ジャンクション」のジャッキー特集でも紹介された、パンフに載っていたジャッキーの素晴らしいメッセージを転載して、この駄文を終えたいと思います。
( ´_ゝ`)
53年 続けてきて
100回は やめたくなった
理由は無数にあった
疲労 負傷 誤解…
でも続けた理由は1つ
自分に負けないためだ
君も僕と同じだと思う
頑張れ 友よ
君の世界で
己のヒーローになれ
ジャッキー・チェン
伝説のジャッキー・チェン監督&主演作。今観てもスゲー面白いです。
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本作の前の「ポリス・ストーリー」。僕の感想はこんな感じ。
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原題:机器之血 Bleeding Steel
2017/中国、香港 上映時間109分
監督・脚本:レオ・チャン
製作総指揮:ジャッキー・チェン
撮影:トニー・チャン、ジャック・ジアン
美術:メイチン・ファン
編集:コン・チーリョン、レオ・チャン
音楽:ポン・フェイ
衣裳:シュー・リーウェン
カースタント&特殊効果:ブルース・ロウ
出演:ジャッキー・チェン、ショウ・ルオ、オーヤン・ナナ、エリカ・シアホウ、カラン・マルベイ、テス・ハウブリック
パンフレット:★★★(800円/内容の割には少し高めだけど、最後のページのジャッキーの言葉がグッとくるので許す)
(あらすじ)
2007年の香港。危篤状態にあった幼い娘を病院に残し、自分の任務ではなかった証人警護作戦の現場へと駆り出された国際捜査官リンは、人工遺伝子に絡む陰謀に巻き込まれ、瀕死の重傷を負う。13年の時が流れた2020年のシドニー。事件を題材にした小説を出版したリンの周囲に、黒ずくめの犯罪組織や謎のハッカーなど、当時の事件に因縁のある人間たちが次々と姿を現し……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
75点
ううむ、最近は「レゴ ® ニンジャゴー ザ・ムービー」
12番スクリーン、20人ぐらいはいたような。

一応、「えっ、そんな話だったっけ?Σ(゚д゚;)」と思われそうなほど乱暴にあらすじを書いておくと、主人公は国際捜査官のリン(ジャッキー)。遺伝学者ジェームズ博士を警護していたら、改造人間アンドレ(カラン・マルベイ)with テロリストたちが近未来感溢れる装備で襲撃してきましてね。テロリストたちを何とか退けるも、博士は重傷を負ってしまい、死に際に危篤状態だったリンの娘シーシーにハイパー人工心臓&人工血液を移植するのです(ウルヴァリン並に負傷が再生・回復するスグレモノ)。で、13年後、移植の後遺症で記憶を失って「ナンシー」として暮らしていたシーシー(オーヤン・ナナ)のもとに、テロリストたちが襲撃してきて、リンと謎のハッカー・リスン(ショウ・ルオ)が彼女を守る…といった感じ。あーだこーだあった挙げ句、最終的にはリンと同僚スー(エリカ・シアホウ)、リスンの尽力によって、アンドレたちは倒されまして。リンとシーシーが遊園地に行ったりする中、「実はリスンはシーシーと同じ施設で育った少年であり、武器商人の父親の仇を討った」的な説明があって、人工心臓の秘密を知りたがるテロリストを鼻であしらうリスンが映って、エンドクレジットに突入してましたよね、確か。
さまざまな職に就きながら娘を見守るジャッキー。「絶対気付かれるだろ」なんてツッコミは野暮だゾ。

そんな彼女の血液を改造人間アンドレが狙う! カラン・マルベイ、頑張ってましたな。

お調子者のハッカー役はショウ・ルオ。チャウ・シンチー映画で空虚王子やタコ兄をやってた人なのです (´∀`) スキヨ

エンドクレジットでは、NGシーンとともに新録した「英雄故事」が流れてましたよ↓
なんと本作は「ポリス・ストーリー」の正統な続編ではないというか、ジャッキーが警察官という設定とNG集付きエンドクレジットで「英雄故事」が流れること以外は一切共通点がない作りでして(原題は「机器之血」)。しかも、話はハイパー人工心臓やら改造人間率いる超テクノロジーのテロリスト軍団(四次元キューブを利用した兵器を持つヒドラ兵っぽかったり、ヘリキャリア風の飛行戦艦?が出てきたりとMCUの影響大)やらが出てくる割には、そこら辺の説明は投げやり気味の勢い重視のSFアクションが繰り広げられるのです(つーか、あいつらのテクノロジーは何なの?)。正直、本作の内容については前出のジャッキー特集でネタバレを聞いて知っていたんですが、ジャッキー×SFという組み合わせの新しさは予想以上に珍味ながらも美味という印象。お話自体は驚くほど雑でしたけど、アクションに関しては「冒頭のド派手かつド迫力な銃撃戦」「オペラハウスの屋根上でのタイマン」「『プロジェクトA』
冒頭の銃撃戦、エンドクレジットに流れるメイキングを観ると、なかなか凄まじい現場だったり。

テス・ハウブリック演じる女殺し屋もなかなか良かったけど、アッサリ気味にフェードアウトしたのは驚いた。

なんて言うんですかね、基本的に大味な作品なのは間違いないんですけど(例えば、クライマックス、シーシーが閉じ込められている場所に殴り込んだ際の無計画振りには頭がクラクラした)、今もまだイキイキしているジャッキーの姿を観ているだけで目頭が熱くなったし、エンドクレジットのNGシーンがまたスゲー良くて。ジャッキーは単に「自分でアクションをこなしてきたから偉い」のではなく、その映画作りへの情熱を多くの人に伝えてきたから偉大なんだなぁと感慨深くなって泣いてしまってね… (ノω・、) グスン あらためてその存在のスゴさを噛み締めた次第。まぁ、現時点での上映館はかなり少なくなっていますけど、「地球の資源とジャッキー映画は限られている」のでね、一度でもお世話になった方は足を運んでみてくださいな。最後に、「アフター6ジャンクション」のジャッキー特集でも紹介された、パンフに載っていたジャッキーの素晴らしいメッセージを転載して、この駄文を終えたいと思います。
( ´_ゝ`)
53年 続けてきて
100回は やめたくなった
理由は無数にあった
疲労 負傷 誤解…
でも続けた理由は1つ
自分に負けないためだ
君も僕と同じだと思う
頑張れ 友よ
君の世界で
己のヒーローになれ
ジャッキー・チェン
伝説のジャッキー・チェン監督&主演作。今観てもスゲー面白いです。
本作の前の「ポリス・ストーリー」。僕の感想はこんな感じ。