パピヨン
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原題:Papillon
2017/アメリカ、セルビア、モンテネグロ、マルタ 上映時間133分
監督:マイケル・ノアー
製作:ジョーイ・マクファーランド、デビッド・コプラン、ラム・バーグマン、ロジャー・コルビ
製作総指揮:ヤン・フィッシャー=ロマノフスキー、ジョシュア・D・マウラー、ケビン・バン・トンプソン、テレンス・チャン、サミュエル・ハディダ、ダニー・ディムボート
原作:アンリ・シャリエール
脚本:アーロン・グジコウスキ
撮影:ハーゲン・ボグダンスキー
美術:トム・マイヤー
衣装:ボヤナ・ニキトビッチ
編集:ジョン・アクセルラッド
音楽:デビッド・バックリー
音楽監修:リンダ・コーエン
出演:チャーリー・ハナム、ラミ・マレック、イブ・ヒューソン、ローラン・モラー、トミー・フラナガン、ヨリック・バン・バーヘニンゲン
パンフレット:★★★(700円/「アンリ・シャリエールと小説『パピヨン』の世界」という企画ページが素敵)
(あらすじ)
胸元に蝶の刺青をしていることから「パピヨン」と呼ばれる金庫破りの男は、身に覚えのない殺人の罪で終身刑を言い渡され、南米ギアナの絶海の孤島にある刑務所に投獄される。過酷な強制労働と、横暴な看守たちからゴミのように扱われる日々が続き、脱獄を決意したパピヨンは、紙幣を偽造した罪で逮捕された男ドガに目をつけ、ドガを守ることと引き換えに逃亡費用を稼ごうとする。やがて2人は奇妙な絆で結ばれていくが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は、映画の内容とは関係のない駄文が書かれていたりするので、気をつけて!
本当は、今週の水曜日に「ライオン・キング」の記事をアップした→翌木曜日は“ディズニーアニメの実写化”繋がりで「アラジン」の感想を上げるつもりだったんですけれども。月曜日は「トラさん 僕が猫になったワケ」と「ねことじいちゃん」、火曜日は「チワワちゃん」と、月曜日からの3日間、動物絡みのタイトルの映画の記事を更新してきたことに気付きましてね。「これは続けなければ!Σ(°д° ) クワッ!」と思い立ったので、昨日(木曜日)は「バンブルビー(マルハナバチ)」をアップしたし、今日も「パピヨン(蝶)」の感想を更新しておきますよ。
「パピヨン」と聞くと、近ごろは犬の方を連想しちゃうカナーって、どうでもいいですね。
恥ずかしながら、名作とされる1973年のスティーブ・マックイーン主演作については「テレビで観たような、観てないような… (・ω・;) ウーン」といった程度なんですが、しかし。最近は「暁に祈れ」や「ブラッド・スローン」といったベスト級の刑務所モノを観ていたので、本作にも興味が湧いて前売り券を購入。6月21日に公開されたものの、なかなか観に行けなくて、7月24日、日比谷で「今日も嫌がらせ弁当」を鑑賞→仕事→夕方にシネマート新宿で観てきました(その後、「ハウス・ジャック・ビルト」をハシゴ)。「これ…実話だったの…? (゚д゚;) ソウナノ?」とビックリしましたよ。
前売り特典は「特製A5クリアファイル」でした。
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シネマート新宿、意外と力を入れていて、こんな撮影スポットがあったりしてね。
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Tシャツやポスターなども売られていたのです。
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狭めのスクリーン2、そこそこ埋まってたような気がします(うろ覚え)。
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最初に、誰も得をしないウソを適当に交えながら、あらすじを雑に書いておくと、舞台は1931年のフランス・パリ。胸に蝶の入れ墨を入れたばかりに「そんな男に大切な娘と孫娘の未来を任せてしまえばどんなことが起きるのか!( ゚д゚) カエレ!」と恋人の親に面会を拒否されているアンリ・シャリエール(a.k.a.パピヨン)は、順風満帆な金庫破りライフを送っていた…と思いきや! ボスを裏切っていることがバレたため、殺人の濡れ衣を着せられて終身刑になり、フランス領ギアナの流刑地に送られちゃいましてね。脱獄する気マンマンだったものの、実行するには金がいるということで、通貨偽造の罪で投獄された&アナルに大金を収納しているインテリ野郎ルイ・ドガとタッグを結成!ヽ(`Д´)人(`Д´)ノ ヤッテヤンゼ! 脱獄に失敗しては独房に入れられてハードなダイエットを強制されながらも、決して仲間を売らなかったパピヨンは、最終的にはルイと一緒に悪魔島に送られるんですが、「潮流は本土に向かっている!Σ(°д° ) クワッ!」と看破すると、ココナツで簡易いかだを作成。島で余生を過ごすことを決めたルイと別れると崖から海にダイブ→見事に脱出して、晩年は自伝を出したのでした (°∀°)b カッテネ!
最後はこんな感じでダイブしてましたよ。
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2017年の作品を今さら日本で劇場公開したのは「ボヘミアン・ラプソディ」効果を狙ったのではないか…なんて適当な分析は置いとくとして。ほぼ事前情報を入れてなかったので、「オレの名はパピヨン…脱獄のプロさ ( ̄ー ̄) ニヤッ」といった軽妙な脱獄ムービーかと思っていたら、予想外にしっかりとヘビーな刑務所映画であり、さらには相棒ルイとの友情物語でして。もうね、2人が少しずつ仲良くなっていく展開はなかなか熱かったというか。10週間で約18キロも減量したというパピヨン役のチャーリー・ハナムの熱演と、ルイを演じたラミ・マレックの繊細な演技が実に良い相乗効果を生み出していて、彼らのやり取りを観ているだけでもグッとくるのです。ハッキリ言って、男同士の友情モノが好きな人なら高確率で(心が)勃起するんじゃないかしらん。
ダイブ前の超感動的なハグシーン。腐女子の足音が聞こえるーー(「軍靴の音」風に)。
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あと、刑務所描写も良かったですねぇ…。映画で「監獄でのトレーニングシーン」とか観ちゃうと、ついつい「こんな刑務所だったら入っても良いカモ!(・∀・) カモ!」なんて安易に思いがちな僕ですけど(バカの文章)、本作の刑務所はノーサンキュー。舞台が1931年→「犯罪者に人権なんてないヨ (´∀`=) バカネ」という時代なので、看守を殺したら即ギロチン処刑なのはまだ良いとしても(良くない)、独房がマジで虐待レベルの劣悪な環境なんですよ。しかも、パピヨンは反抗的かつ仲間を売らないので、食事は制限されるわ、運動もできないわ(「プリズナートレーニング」の実行は無理)、入れ墨を理由にお義父さんが娘さんとの結婚を許してくれないわ(これはウソ)、さらには陽の光まで与えられないわと、地獄としか言いようがないのです。刑務所、入っちゃダメ、ですな(バカの文章)。で、何よりも本作が実話ベースということを知らなかったので、ラストに本を出版する展開になった時は「そ…そ…なの? (゚д゚;)」とスムースに驚いたし、「スゴい男がいたもんだ」と感心したというね。
チャーリー・ハナムが懸垂を始めた時は「きたか ( ´_ゝ`)」と思ったものの、それどころじゃなかったです。
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実話だと知った僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「刃牙道」より)。
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その他、思ったことを書いておくと、「最初にパピヨンに倒される受刑者がクズっぽくて良かった!」とか「ルイはアナルにどんだけ金を入れてたんだよ」とか「屋外シャワー室での乱闘シーンが良かった」とか「アンリ・シャリエール、自分を美化しているところもあるのでは…(原作は未読だけど)」とかとかとか。って、これだけベタ褒めなのに70点なのは、ギャングのボスとか刑務所所長といったムカつく奴らが何の制裁も受けないまま終わるから…という信用できない評価基準 ( ゚д゚) ナンダソリャ 最近の当ブログにしては珍しくまだ上映している劇場が結構あるのでね、男同士の熱い(熱い)友情ムービーが好きな人はチェックしてみてくださいな。おしまい。
アンリ・シャリエールによる原作本。まさか実話だったとはなぁ… (`Δ´;) ヌゥ
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デジタル盤のサントラを貼っておきますね。
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1973年版はスティーブ・マックイーンとダスティ・ホフマンのタッグなのね。ちょっと観たいです。
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僕的に昨年の1位だった、地獄のような刑務所ムービー。僕の感想はこんな感じ。
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ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演×リンゴ・ラム監督による刑務所ムービー。結構好き (〃∇〃) ウフフ
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原題:Papillon
2017/アメリカ、セルビア、モンテネグロ、マルタ 上映時間133分
監督:マイケル・ノアー
製作:ジョーイ・マクファーランド、デビッド・コプラン、ラム・バーグマン、ロジャー・コルビ
製作総指揮:ヤン・フィッシャー=ロマノフスキー、ジョシュア・D・マウラー、ケビン・バン・トンプソン、テレンス・チャン、サミュエル・ハディダ、ダニー・ディムボート
原作:アンリ・シャリエール
脚本:アーロン・グジコウスキ
撮影:ハーゲン・ボグダンスキー
美術:トム・マイヤー
衣装:ボヤナ・ニキトビッチ
編集:ジョン・アクセルラッド
音楽:デビッド・バックリー
音楽監修:リンダ・コーエン
出演:チャーリー・ハナム、ラミ・マレック、イブ・ヒューソン、ローラン・モラー、トミー・フラナガン、ヨリック・バン・バーヘニンゲン
パンフレット:★★★(700円/「アンリ・シャリエールと小説『パピヨン』の世界」という企画ページが素敵)
(あらすじ)
胸元に蝶の刺青をしていることから「パピヨン」と呼ばれる金庫破りの男は、身に覚えのない殺人の罪で終身刑を言い渡され、南米ギアナの絶海の孤島にある刑務所に投獄される。過酷な強制労働と、横暴な看守たちからゴミのように扱われる日々が続き、脱獄を決意したパピヨンは、紙幣を偽造した罪で逮捕された男ドガに目をつけ、ドガを守ることと引き換えに逃亡費用を稼ごうとする。やがて2人は奇妙な絆で結ばれていくが……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※今回の記事は、映画の内容とは関係のない駄文が書かれていたりするので、気をつけて!
本当は、今週の水曜日に「ライオン・キング」の記事をアップした→翌木曜日は“ディズニーアニメの実写化”繋がりで「アラジン」の感想を上げるつもりだったんですけれども。月曜日は「トラさん 僕が猫になったワケ」と「ねことじいちゃん」、火曜日は「チワワちゃん」と、月曜日からの3日間、動物絡みのタイトルの映画の記事を更新してきたことに気付きましてね。「これは続けなければ!Σ(°д° ) クワッ!」と思い立ったので、昨日(木曜日)は「バンブルビー(マルハナバチ)」をアップしたし、今日も「パピヨン(蝶)」の感想を更新しておきますよ。
「パピヨン」と聞くと、近ごろは犬の方を連想しちゃうカナーって、どうでもいいですね。
恥ずかしながら、名作とされる1973年のスティーブ・マックイーン主演作については「テレビで観たような、観てないような… (・ω・;) ウーン」といった程度なんですが、しかし。最近は「暁に祈れ」や「ブラッド・スローン」といったベスト級の刑務所モノを観ていたので、本作にも興味が湧いて前売り券を購入。6月21日に公開されたものの、なかなか観に行けなくて、7月24日、日比谷で「今日も嫌がらせ弁当」を鑑賞→仕事→夕方にシネマート新宿で観てきました(その後、「ハウス・ジャック・ビルト」をハシゴ)。「これ…実話だったの…? (゚д゚;) ソウナノ?」とビックリしましたよ。
前売り特典は「特製A5クリアファイル」でした。

シネマート新宿、意外と力を入れていて、こんな撮影スポットがあったりしてね。

Tシャツやポスターなども売られていたのです。

狭めのスクリーン2、そこそこ埋まってたような気がします(うろ覚え)。

最初に、誰も得をしないウソを適当に交えながら、あらすじを雑に書いておくと、舞台は1931年のフランス・パリ。胸に蝶の入れ墨を入れたばかりに「そんな男に大切な娘と孫娘の未来を任せてしまえばどんなことが起きるのか!( ゚д゚) カエレ!」と恋人の親に面会を拒否されているアンリ・シャリエール(a.k.a.パピヨン)は、順風満帆な金庫破りライフを送っていた…と思いきや! ボスを裏切っていることがバレたため、殺人の濡れ衣を着せられて終身刑になり、フランス領ギアナの流刑地に送られちゃいましてね。脱獄する気マンマンだったものの、実行するには金がいるということで、通貨偽造の罪で投獄された&アナルに大金を収納しているインテリ野郎ルイ・ドガとタッグを結成!ヽ(`Д´)人(`Д´)ノ ヤッテヤンゼ! 脱獄に失敗しては独房に入れられてハードなダイエットを強制されながらも、決して仲間を売らなかったパピヨンは、最終的にはルイと一緒に悪魔島に送られるんですが、「潮流は本土に向かっている!Σ(°д° ) クワッ!」と看破すると、ココナツで簡易いかだを作成。島で余生を過ごすことを決めたルイと別れると崖から海にダイブ→見事に脱出して、晩年は自伝を出したのでした (°∀°)b カッテネ!
最後はこんな感じでダイブしてましたよ。

2017年の作品を今さら日本で劇場公開したのは「ボヘミアン・ラプソディ」効果を狙ったのではないか…なんて適当な分析は置いとくとして。ほぼ事前情報を入れてなかったので、「オレの名はパピヨン…脱獄のプロさ ( ̄ー ̄) ニヤッ」といった軽妙な脱獄ムービーかと思っていたら、予想外にしっかりとヘビーな刑務所映画であり、さらには相棒ルイとの友情物語でして。もうね、2人が少しずつ仲良くなっていく展開はなかなか熱かったというか。10週間で約18キロも減量したというパピヨン役のチャーリー・ハナムの熱演と、ルイを演じたラミ・マレックの繊細な演技が実に良い相乗効果を生み出していて、彼らのやり取りを観ているだけでもグッとくるのです。ハッキリ言って、男同士の友情モノが好きな人なら高確率で(心が)勃起するんじゃないかしらん。
ダイブ前の超感動的なハグシーン。腐女子の足音が聞こえるーー(「軍靴の音」風に)。

あと、刑務所描写も良かったですねぇ…。映画で「監獄でのトレーニングシーン」とか観ちゃうと、ついつい「こんな刑務所だったら入っても良いカモ!(・∀・) カモ!」なんて安易に思いがちな僕ですけど(バカの文章)、本作の刑務所はノーサンキュー。舞台が1931年→「犯罪者に人権なんてないヨ (´∀`=) バカネ」という時代なので、看守を殺したら即ギロチン処刑なのはまだ良いとしても(良くない)、独房がマジで虐待レベルの劣悪な環境なんですよ。しかも、パピヨンは反抗的かつ仲間を売らないので、食事は制限されるわ、運動もできないわ(「プリズナートレーニング」の実行は無理)、入れ墨を理由にお義父さんが娘さんとの結婚を許してくれないわ(これはウソ)、さらには陽の光まで与えられないわと、地獄としか言いようがないのです。刑務所、入っちゃダメ、ですな(バカの文章)。で、何よりも本作が実話ベースということを知らなかったので、ラストに本を出版する展開になった時は「そ…そ…なの? (゚д゚;)」とスムースに驚いたし、「スゴい男がいたもんだ」と感心したというね。
チャーリー・ハナムが懸垂を始めた時は「きたか ( ´_ゝ`)」と思ったものの、それどころじゃなかったです。

実話だと知った僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね(「刃牙道」より)。

その他、思ったことを書いておくと、「最初にパピヨンに倒される受刑者がクズっぽくて良かった!」とか「ルイはアナルにどんだけ金を入れてたんだよ」とか「屋外シャワー室での乱闘シーンが良かった」とか「アンリ・シャリエール、自分を美化しているところもあるのでは…(原作は未読だけど)」とかとかとか。って、これだけベタ褒めなのに70点なのは、ギャングのボスとか刑務所所長といったムカつく奴らが何の制裁も受けないまま終わるから…という信用できない評価基準 ( ゚д゚) ナンダソリャ 最近の当ブログにしては珍しくまだ上映している劇場が結構あるのでね、男同士の熱い(熱い)友情ムービーが好きな人はチェックしてみてくださいな。おしまい。
アンリ・シャリエールによる原作本。まさか実話だったとはなぁ… (`Δ´;) ヌゥ
デジタル盤のサントラを貼っておきますね。
1973年版はスティーブ・マックイーンとダスティ・ホフマンのタッグなのね。ちょっと観たいです。
僕的に昨年の1位だった、地獄のような刑務所ムービー。僕の感想はこんな感じ。
ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演×リンゴ・ラム監督による刑務所ムービー。結構好き (〃∇〃) ウフフ